JP4284479B2 - 蓋体の2方向開閉機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のセンターコンソールボックスの蓋体を開閉する機構などとして好適に用いられる、蓋体の2方向開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車のセンターコンソールボックスとして、運転席側からだけではなく、助手席側又は後部座席側からも蓋体を開閉し易いように、2方向から蓋体を開閉し得るように構成されたものが知られており、このようなコンソールボックスとしては、実開平2−33755号公報に開示されたコンソールボックスを例示することができる。
【0003】
この実開平2−33755号公報に開示されたコンソールボックスは、図11及び図12に示したように、コンソールボックスaの開口部を閉塞する蓋体bの互いに対向する両端部にそれぞれ操作ボタンc,cを設け、この操作ボタンc,cを操作することにより、蓋体bを両側から開閉し得るように構成されたものである。
【0004】
即ち、図12に示されているように、上記操作ボタンc,cは、蓋体bの内部に移動可能に配設されたカム体d,dに連結されており、操作ボタンc,cを押圧することにより、これらカム体d,dがバネeの付勢力に抗して移動するようになっている。また、蓋体bの互いに対向する両端部内側には、それぞれ端縁部に沿って一対の支軸f,fが設けられており、これら支軸fは基端部に突設されたカム突起iがカム体d,dに設けられたカム溝j,jに摺動可能に挿入されて上記カム体d,dと連結されていると共に、先端部がコンソールボックスに設けられた軸受け孔gに遊嵌されている。
【0005】
そして、上記操作ボタンc,cのいずれか一方を押圧して一方のカム体dをバネeの付勢力に抗して移動させ、カム溝jとカム突起iとのカム作用により一方の支軸f,fを移動させて、その先端部を上記軸受け孔gから退出させ、蓋体bの一端側を持ち上げ、他端側の支軸f,fを軸にして、蓋体bを回動させることにより、蓋体bを開いてコンソールボックスaの開口部を開放する。また、この状態から蓋体bを閉じる場合には、蓋体bを閉じてこれを押圧することにより、上記支軸gの先端部がコンソールボックスaの開口周縁部に設けられたテーパー凹部hに導かれて上記軸受け孔g,gに嵌入し、初期の閉状態でロックされる。この場合、このコンソールボックスでは、上記操作ボタンc,cのいずれを操作しても、上記と同様の動作により、蓋体bを開閉することができ、2方向から蓋体bを開閉し得るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このコンソールボックスaの蓋体bに用いられている2方向開閉機構は、一端側の支軸f,fを動作させる機構と、他端側の支軸f,fを動作させる機構とが完全に独立したものとなっているため、一方の操作ボタンcを押圧して蓋体を回動させているときに、他方の操作ボタンcが押圧されると両側の支軸f,fが同時にコンソールボックスaの軸受け孔g,gから外れて、蓋体bがコンソールボックスaから外れてしまうという欠点がある。
【0007】
また、上記欠点、即ち蓋体の開閉動作中に軸側の係合状態が解除されて蓋体が外れてしまうことを防止するため、蓋体の一端側の係合状態を解除すると他端側の係合状態がロックされる機構を備えた蓋体の開閉機構も特開平7−29149号公報や特開平9−323744号公報などに提案されているが、これらの機構は蓋体に組み込まれる部品点数が多く構造も非常に複雑で、蓋体が大きく(又は厚く)重くなったり、製造コストが嵩むなどの欠点がある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、蓋体の開閉動作時に軸側の係合状態をロックして蓋体の脱落を確実に防止し得、しかも比較的簡単な機構で安価に構成することができる蓋体の2方向開閉機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、各種の開口部を開閉可能に閉塞する扉状の蓋体を2方向から開閉するための開閉機構であって、上記蓋体又は上記開口部のいずれか一方の互いに対向する両端部にそれぞれ端縁部に沿って配設された回動軸と、該回動軸に相対して上記蓋体又は上記開口部の互いに対向する両端部にそれぞれ設けられた上記回動軸と解除可能に係合する軸受部と、上記蓋体に設けられ、該蓋体の開閉方向に応じてそれぞれ操作される2つの操作ボタンと、該操作ボタンと連動して、それぞれ上記回動軸と軸受部との係合状態を解除する2つの係合解除手段と、一端部に上記開口部の周縁部に当接する当接部が設けられていると共に、他端部に上記係合解除手段又はこれと連動する部材に係合して該係合解除手段の動作を係止する係止部が設けられ、上記蓋体に揺動可能に取り付けられた少なくとも2つのロック片とを具備してなり、上記蓋体の閉状態にあっては、全ロック片の当接部が上記開口部の周縁部に当接して、いずれのロック片もその係止部が非係合状態にあり、この状態から、一方の係合解除手段によって蓋体の一方の端部における回動軸と軸受部との係合状態を解除して蓋体を開方向へと回動させた場合に、蓋体の回動運動と共に上記ロック片の当接部と開口部周縁部との当接状態が解除されて上記ロック片が揺動し、いずれかのロック片の係止部が他方の係合解除手段又はこれと連動する部材に係合して該係合解除手段の動作を係止するように構成したことを特徴とする蓋体の2方向開閉機構を提供するものである。
【0010】
即ち、本発明の蓋体の2方向開閉機構は、蓋体及び開口部の互いに対向する両端部にそれぞれ回動軸及びその軸受部を設けると共に、両端部のいずれにおいても両者の係合状態を解除可能なものとし、一方の端部における回動軸と軸受部との係合状態を解除すると共に、他方の端部で軸受部に係合した状態になっている回動軸を軸にして蓋体を回動させることにより、蓋体を両端部のいずれからも開閉することができるようにしたものであり、この蓋体の開閉時に一方の端部における回動軸と軸受部との係合状態を解除して蓋体を開方向へと回動させると、他方の端部における回動軸と軸受部との係合状態を解除するための係合解除手段の動作が上記ロック片により係止され、これにより開閉操作時には軸側の係合状態がロックされるように構成したものである。
【0011】
この場合、上記ロック片は、一端部に開口部の周縁部に当接する当接部が設けられていると共に、他端部に係合解除手段又はこれと連動する部材に係合する係止部が設けられたものであり、本発明では上記2つの係合解除手段の動作をそれぞれ係止する2個以上のロック片を用い、これらを蓋体に揺動可能に取り付けたものである。
【0012】
そして、このロック片によるロック動作は、次のようにして行われる。まず、蓋体が閉状態にある常時は、全てのロック片は、その一端部に設けられた当接部が開口部の周縁部に当接した状態となると共に、この状態において他端部に設けられた係止部はいずれのロック片においても非係合状態にあり、係合解除手段によって蓋体の両端部のいずれにおいても回動軸と軸受部との係合状態を解除して蓋体を開くことができる状態になっている。この状態から、一方の係合解除手段を操作して、一方の端部における回動軸と軸受部との係合状態を解除し蓋体を開方向へと回動させると、蓋体が開口部の周縁部から離間していくことにより上記ロック片の一端部に設けられた当接部と開口部周縁部との当接状態が解除され、該ロック片が揺動して他端部に設けられた係止部が他方の回動軸と軸受部との係合状態を解除する係合解除手段又はこれと連動する部材に係合し、該係合解除手段の動作が係止されて軸側の係合状態がロックされるものである。
【0013】
このように、本発明の蓋体の2方向開閉機構によれば、蓋体開閉時に開閉運動の軸となる側の回動軸と軸受部との係合状態が上記ロック片によりロックされ、開閉動作中の蓋体の脱落を確実に防止することができるものである。しかも、上記ロック片を蓋体に揺動可能に設けると共に、該ロック片の係止部と係合する係合部を上記係合解除手段又はこれと連動する部材に設けただけの極めて簡易な構造により、上記ロック機構を構成することができるものである。
【0014】
【発明実施の形態及び実施例】
以下、実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。
[第1実施例]
図1,2は、本発明の一実施例にかかる蓋体の2方向開閉機構を備えた自動車用のセンターコンソールボックスを示すものであり、このセンターコンソールボックスは、上端面が開放したボックス本体1と、該ボックス本体1の上端開口部を開閉可能に閉塞する扉状の蓋体2とを具備しており、上記蓋体2が2方向から開閉し得るようになっているものである。
【0015】
上記ボックス本体1は、上端面が開放した四角箱型のものであり、その長手方向(図1中の左右方向)両端の互いに対向する両側壁の上端面に、それぞれ上方へと延出する軸受壁11,11が立設されていると共に、これら両軸受壁11,11には、それぞれ両端部内面側に袋穴状の軸受穴(軸受部)12が形成されており、両軸受壁11,11に設けられた軸受穴12同士が互いに対向するようになっている。
【0016】
図2に示されているように、上記軸受壁11,11の下端両側部には、ボックス本体1の上端縁部との間に幅広スリット状の切り込み13,13が設けられており、蓋体2の開閉動作時には回動する蓋体2の側壁22,22がこの切り込み13,13に挿入されるようになっている。
【0017】
上記蓋体2は、長方形の天井壁21と4つの側壁22,22,23,23とで構成された下端面が開放した浅底箱状のものであり、互いに対向する一方の両側壁22,22の内側にそれぞれ側壁22,22に沿って回動軸3,3が配設されており、これら回動軸3,3は、上記側壁22,22に沿ってスライド可能に取り付けられている。
【0018】
上記回動軸3,3は、図1に示されているように、互いの中心線を一致させた状態で縦列に配置された長尺シャフト31と短尺シャフト32とで構成されていおり、短尺シャフト32にはその一端側外周に鍔状の係止リング33が形成されていると共に、この係止リング33と該短尺シャフト32を支持する壁体との間にコイルスプリング34が配設されて、この短尺シャフト32が外方へと付勢されている。
【0019】
一方、蓋体2の上記両側壁22,22には、図1に示されているように、内面にY字状のカム溝41が形成された操作ボタン4が上下方向スライド可能に配設されており、上記両シャフト31,32の互いに対向する一端部に設けられたカム突起35,35が、上記カム溝41に摺動可能に挿入されている。これにより、上記コイルスプリング34の付勢力が上記カム溝41とカム突起35,35とのカム作用によって長尺シャフト31へと伝達され、両シャフト31,32が互いに反発する方向(外方)へと付勢されている。また、上記操作ボタン4を上方へとスライドさせることにより、上記カム溝41とカム突起35,35とのカム作用によって、上記両シャフト31,32が上記コイルスプリング34の付勢力に抗して互いに内側へとスライドするようになっている。なお、上記操作ボタン4の外面側には、蓋体2の上記側壁22外面から突出する摘み部(図示せず)が設けられており、この摘み部に指をかけて操作ボタン4を蓋体2の外側から操作するようになっている。
【0020】
また、上記長尺シャフト31の他端部には、オイルダンパー36が固着されている。このオイルダンパー36は、特に図示していないが、内側に複数の抵抗羽が設けられた内筒と外筒とを重ね合わせ、両者の間にシリコーンオイル等の粘性の高いオイルを充填したものであり、その内筒に上記長尺シャフト31が固着されていると共に、外筒の外周面から突出した共回り防止片37がボックス本体1の側壁上端面に設けられた共回り防止溝13内に挿入されている。
【0021】
上記蓋体2の天井壁21の内面には、図2に示されているように、上記短尺シャフト32,32の配設位置に対応して舌片24,24が垂設されており、この舌片24,24にロック片5a,5aが回動可能に取り付けられている。
【0022】
このロック片5a,5aは、図3に示されているように、L字状に折曲したロック片本体51の角部下面に回動片52を垂設したものであり、この回動片52の先端部を上記舌片24の先端部に軸着して、上記蓋体2に取り付けられている。上記ロック片本体51の一端側は平板状の当接部51aとなっていると共に、他端側は断面略楔形の係止部51bとなっている。そしてこのロック片5a,5aは、上記舌片24に軸着された回動片52の先端部を支点としてシーソーのように揺動するようになっている。
【0023】
次に、本例2方向開閉機構による蓋体の開閉動作について説明する。
まず、蓋体2が閉状態にある常時は、図1に示されているように、上記回動軸3,3を構成する長尺シャフト31及び短尺シャフト32が上記コイルスプリング34の付勢力により外方スライド限にあり、両シャフト31,32の先端部がそれぞれ上記軸受壁11,11の軸受穴(軸受部)12,12に挿入された状態となっている。
【0024】
このとき、上記両ロック片5a,5aは、図4に示したように、その一端部に設けられた当接部51aが軸受壁11の上端縁部(請求項1に記載の「開口部の周縁部」)に当接して押し上げられ、該ロック片5a,5aが傾いた状態となっている。この状態において、ロック片5a,5aの他端部に設けられた係止部51bの下面は短尺シャフト32の係止リング(係合部)33のやや上方に位置して(図4(B),(C)参照)、両者は非係合状態にあり、蓋体2の両端部に設けられたいずれかの操作ボタン4を操作して両シャフト31,32をスライドさせ、上記回動軸3と軸受穴12との係合状態を解除して蓋体2を開くことができる状態になっている。
【0025】
この状態から蓋体2を開く場合は、一方の操作ボタン4を上方へとスライドさせ、上記カム溝41とカム突起35,35とのカム作用によって、一方の回動軸3を構成する両シャフト31,32を共に内側へとスライドさせて、その先端部を上記係合穴12,12から退出させ、一方の回動軸3と軸受穴12,12との係合状態を解除する。このように本例では、上記操作ボタン4に形成されたカム溝41と上記シャフト31,32に設けられたカム突起35,35とで、操作ボタン4と連動して回動軸3と係合穴(軸受部)12,12との係合状態を解除する「係合解除手段」が構成されている。
【0026】
そして、係合解除した蓋体2の一端側を持ち上げるようにして蓋体2を開方向へと回動させて該蓋体2を開くが、このとき、図5に示したように、蓋体2が軸受壁11の上端面から離間していくことにより上記ロック片5aの一端部に設けられた当接部51aと軸受壁11上端縁部(請求項1に記載の「開口部の周縁部」)の当接状態が解除され、該ロック片5aが自重により揺動して他端部に設けられた係止部51bが開閉動作の軸となっている他方の回動軸3を構成する短尺シャフト32の係止リング(係合部)33に係合し、該短尺シャフト32のスライド運動が係止されて、これにより上記操作ボタン4及び長尺シャフト31の動作も係止され、蓋体2の回動動作における軸側の係合状態がロックされるものである。このように、係合解除手段の動作と連動して短尺シャフト32と一体的に動作する上記係止リング(係合部)33に上記ロック片5aの係止部51bが係合して軸側の係合解除手段の動作が係止されるようになっており、本例では上記係止リング(係合部)33が請求項1に記載の「係合解除手段と連動する部材」に相当する。
【0027】
なお、蓋体2の一方の端部を開方向へと回動させる際、蓋体2の回動方向と上記操作ボタン4の操作方向とが同一方向となるため、操作ボタン4を上方へと押し上げると同時に蓋体2の一端部を開方向へと回動させることができ、ワンアクションで操作性よく簡単に蓋体2を開くことができる。また、蓋体2が開状態にある場合、開放端側の回動軸3を構成する両シャフト31,32のカム突起35,35は、上方スライド限にある上記操作ボタン4のカム溝41下端部に嵌合した状態で維持され、これにより両シャフト31,32が共に内側スライド限に位置した状態となる。
【0028】
このようにして開いた蓋体2を再び閉じる場合には、蓋体2を閉方向へと回動させて蓋体2を完全に閉じた後、上記操作ボタン4を下方へとスライドさせて両シャフト31,32のカム突起35,35をカム溝41の下端部から退出させる。これにより、両シャフト31,32がコイルスプリング34の付勢力により再び外方へとスライドして、回動軸3の両端部が再び軸受穴12に係合し、蓋体2が閉状態で保持される。
【0029】
なお、蓋体2を閉方向へと回動させる際には、上記オイルダンパー36の作用によって、自重による蓋体2の急激な回動動作が効果的に防止され、安全かつスムーズに蓋体2を閉じることができるものである。
【0030】
この蓋体2の開閉操作は、図2中の左右どちら側からも行うことができる。この場合、左右どちら側から蓋体2を開閉してもその動作は上述の通りであり、蓋体2の回動中心となる側の回動軸3と軸受穴12,12との係合状態が上記ロック片5aでロックされた状態で、蓋体脱落の虞なく安定的かつ安全に開閉操作を行うことができるものである。
【0031】
[第2実施例]
図6,7は、本発明の他の実施例にかかる蓋体の2方向開閉機構を備えた自動車用のセンターコンソールボックスを示すものであり、この2方向開閉機構は、上記第1実施例とは逆にボックス本体1側に回動軸を設けると共に、蓋体2側に回動軸と係合する軸受部を設けたものである。なお、この第2実施例では、上記第1実施例と同様の構成部分については、第1実施例と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0032】
この第2実施例の蓋体の2方向開閉機構では、図6(A)に示されているように、ボックス本体1の長手方向(図6(A)中の左右方向)両端の互いに対向する両側壁上端面に、それぞれ上方へと延出する軸壁14,14が立設されている。これら軸壁14,14には、それぞれ上端面に軸付け溝15,15が形成されており、各軸付け溝15,15の両端部にそれぞれ回動軸6,6が溝15,15を横切って架設されている。
【0033】
一方、蓋体2には、天井壁21の四隅部内面側に、それぞれ上記各回動軸6に対応して軸受片7,7が垂設されている。この軸受片7,7は、図6(B),(C)に示されているように、その先端部に逆U字状の凹部(軸受部)71が形成されていると共に、互いに対向する一対の軸受片7,7間には、上記凹部71のやや上方に存してシャフト72が回動可能に架設されている。また、このシャフト72,72の両端部には、先端部が鉤状に折曲した掛爪片73,73が固定されており、この掛爪片73,73はそれぞれ上記軸受片7,7に隣接して配置され、上記シャフト72,72と一体的に回動することにより、図6(B),(C)及び図7(B)に示されているように、上記軸受片7に設けられた凹部71の開口部を開閉するようになっている。更に、上記シャフト72,72の一端部やや内側には、図6(A)及び図7(A)に示されているように、シャフト外周面から接線方向に沿って突出した係止片(係合部)74が突設されている。更にまた、このシャフト72,72には、上記蓋体2の側壁22,22の長手方向中間部に設けられた操作片(操作ボタン)75,75が連結されており、この操作片(操作ボタン)75,75を回動させることにより、シャフト72,72が回動するようになっている(図7(B)参照)。なお、図示していないが、上記シャフト72,72はバネ等の付勢手段により、上記掛爪片7,7が上記凹部71の開口部を閉じる方向へと回動するように付勢されている。
【0034】
上記蓋体2の天井壁21の内面には、図7(A)に示されているように、上記シャフト72,72に突設された上記係止片74の配設位置に対応して舌片24,24が垂設されており、この舌片24,24にロック片5b,5bが回動可能に取り付けられている。
【0035】
このロック片5b,5bは、図8に示したように、一端側がL字状に折曲した当接部53aとなっていると共に、他端側が先端部上面側に係合溝54が形成された係止部53bとなっている。また上記当接部53aと係止部53bとの間には円柱状の連結部55が設けられており、この連結部55が上記舌片24に軸着されて該ロック片5bが上記蓋体2に回動可能に取り付けられていると共に、上記当接部53aと係止部53bとはこの連結部55を中心にして略への字状にやや折れ曲がっている。そしてこのロック片5bは、上記舌片24に軸着された連結部55を支点としてシーソーのように揺動するようになっている。
【0036】
次に、この2方向開閉機構による蓋体の開閉動作について説明する。
まず、蓋体2が閉状態にある常時は、図6,7に示されているように、上記各回動軸6が蓋体2に設けられた軸受片7の凹部71内に挿入され、該凹部71の開口部が上記掛爪片73により閉塞された状態となっている(図6(B)参照)。
【0037】
このとき、上記両ロック片5b,5bは、図7(A)及び図8に示されているように、その一端側に設けられた当接部53aが軸壁14の上端縁部(請求項1に記載の「開口部の周縁部」)に当接して押し上げられ、他端側の係止部53bが下方へと傾いた状態となっている。この状態において、ロック片5b,5bの係止部53bに設けられた係止溝54はシャフト72の係止片(係合部)74よりも下方に位置して、両者は非係合状態にあり、蓋体2の両端部に設けられたいずれかの操作片75を操作して上記回動軸6と軸受片7との係合状態を解除して蓋体2を開くことができる状態になっている。
【0038】
この状態から蓋体2を開く場合は、図9(A)に示したように、一方の操作片75を上方へと回動させ、これと一体的にシャフト72を回動させて上記掛爪片73を回動させる。これにより、図6(C)に示されたように、上記軸受片7の凹部71の開口部が開放され、回動軸6と軸受片7の凹部71との係合状態が解除される。このように本例では、上記操作片(操作ボタン)75に連結されたシャフト72と上記掛爪片73とで、操作片(操作ボタン)75と連動して回動軸6と軸受片7の凹部(軸受部)71との係合状態を解除する「係合解除手段」が構成されている。またこのとき、図10(A)に示されているように、シャフト72に設けられた上記係止片74は、外方へと回動して、上記ロック片5bの係止部53bに設けられた係止溝54よりも外側に位置した状態となる。
【0039】
そして、図9(B)に示したように、係合解除した蓋体2の一端側を持ち上げるようにして蓋体2を開方向へと回動させて開くが、このとき、図10(B)に示したように、蓋体2が軸壁14の上端面から離間していくことにより上記ロック片5bの一端部に設けられた当接部53aと軸壁14上端縁部(請求項1に記載の「開口部の周縁部」)との当接状態が解除され、該ロック片5bが自重により揺動して一方のロック片5b(図中右側のロック片5b)の他端部に設けられた係止部53bの係止溝54がシャフト72の係止片74と係合し、開閉動作の軸側(図中、右側)にあるシャフト72の回動が係止され、これにより上記掛爪片6の動作も係止されて、軸受片7の凹部71が掛爪片73により閉塞された図6(B)の状態で、蓋体2の回動動作における軸側の係合状態がロックされるものである。このように、係合解除手段を構成するシャフト72に設けられた上記係止片74に上記ロック片5bの係止部53bに形成された係止溝54が係合して軸側の係合解除手段の動作が係止されるようになっており、本例では、請求項1に記載された「ロック片が係合解除手段に係合して係合解除手段の動作を係止するように構成した」態様となっている。またこの場合、図10(B)に示されているように、回動自由端側(図中、左側)のロック片5bも当接部53aと軸壁14上端縁部(請求項1に記載の「開口部の周縁部」)との当接状態が解除され、同様に揺動動作するが、こちら側では既にシャフト72が回動して係止片74がロック片5bの係止部53bに設けられた係止溝54の上方から外側へと退いた状態となっているので、両者が係合することはない。
【0040】
なお、蓋体2の一方の端部を開方向へと回動させる際、蓋体2の回動方向と上記操作片75を回動させる方向とが同一方向となるため、操作片75を上方へと回動させると同時に蓋体2の一端部を開方向へと回動させることができ、ワンアクションで操作性よく簡単に蓋体2を開くことができる。
【0041】
このようにして開いた蓋体2を再び閉じる場合には、上記操作片75への操作を解除して操作片75及び一方の掛爪片73を初期状態に戻すと共に、蓋体2を閉方向へと回動させ、掛爪片73の先端部が回動軸6に当接したところで該蓋体2を強く押圧して更に蓋体2を閉方向へと回動させ、掛爪片73の先端部に形成されたテーパーの作用により該掛爪片73を回動させ、先端が回動軸6の下側に達すると再び掛爪片73が回動して図6(B)に示された状態となり、蓋体2が閉状態で保持される。
【0042】
この蓋体2の開閉操作は、図7中の左右どちら側からも行うことができる。この場合、左右どちら側から蓋体2を開閉してもその動作は上述の通りであり、蓋体2の回動中心となる側の回動軸6と軸受片7及び係爪片73との係合状態が上記ロック片5bによりロックされた状態で、蓋体脱落の虞なく安定かつ安全に開閉操作を行うことができるものである。
【0043】
このように、上記第1,第2両実施例の2方向開閉機構によれば、蓋体2の開閉時に開閉運動の軸となる側の回動軸3,6と軸受部12,73との係合状態が上記ロック片5a,5bによりロックされ、開閉動作中の蓋体2の脱落を確実に防止することができるものである。しかも、上記ロック片5a,5bを蓋体2に揺動可能に設けると共に、該ロック片5a,5bの係止部51b,53bと係合する係合部33,74を回動軸3を構成するシャフト32(第1実施例)や掛爪片73の回動軸であるシャフト72(第2実施例)に設けただけの極めて簡易な構造により、上記ロック機構を構成することができるものである。
【0044】
なお、本発明の蓋体の2方向開閉機構は、上記実施例に限定されるものではなく、種々変更することができる。例えば、上記両実施例では、ロック片5a,5bが自重により揺動するようになっているが、これらロック片5a,5bをばね等の付勢手段により付勢してもよく、また両実施例では蓋体2を手動により回動させて蓋体2を開くようになっているが、蓋体2を開方向へと付勢する付勢手段を設け、一方の回動軸3,6と軸受部12,71との係合状態を解除することにより、自動的に蓋体2が回動して開くように構成することもでき、更に蓋体2,ボックス本体1の形状や、回動軸3,6の配設態様などは適宜変更して差し支えない。
【0045】
また、上記第1実施例においては、両シャフト31,32の付勢手段や、操作ボタン4の動作と両シャフト31の動作とを連動させる機構などは適宜変更することができる。更に、上記第2実施例において、所定角度ずつ適度なクリック感をもって回動する所謂フリーストップヒンジを回動軸6,6として用い、かつこの回動軸6,6と軸受片7の凹部71とが空回りしない状態に係合するように構成し、蓋体2を適度なクリック感をもって所定角度ずつ複数段階的に回動させ、各段階で蓋体2をその所定角度に回動した状態で保持し得るようにしてもよい。
【0046】
更に、本発明の2方向開閉機構は、上記両実施例のように自動車のセンターコンソールボックスやアームレストに組み込まれた収容ボックスの蓋体を開閉する機構として好適に採用されるものであるが、用途はこれに限定されるものではなく、その他の各種容器や各種収容部などの開口部を開閉する扉状の蓋体を2方向から開閉可能とする用途であれば、いずれの用途にも好適に採用されるものである。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の蓋体の2方向開閉機構によれば、蓋体の開閉動作時に軸側の係合状態をロックして蓋体の脱落を確実に防止し得、しかも比較的簡便な機構で安価に構成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかる2方向開閉機構を備えた自動車用センターコンソールボックスを示す概略断面図である。
【図2】 同コンソールボックスを示す図1(A)のA−A線に沿った概略断面図である。
【図3】 同コンソールボックスを構成するロック片を示す分解斜視図である。
【図4】 同コンソールボックスの蓋体を閉じた状態におけるロック片の態様を示すもので、(A)は概略斜視図、(B)は概略断面図、(C)は(B)のC−C線に沿って一部を断面とした概略断面図である。
【図5】 同コンソールボックスの蓋体を開いた状態における同ロック片の態様を示すもので、(A)は概略斜視図、(B)は概略断面図、(C)は(B)のC−C線に沿って一部を断面とした概略断面図である。
【図6】 本発明の他の実施例にかかる2方向開閉機構を備えた自動車用センターコンソールボックスを示すものであり、(A)は概略断面図、(B)は回動軸と軸受部との係合状態を示す拡大断面図、(C)は回動軸と軸受部との係合状態が解除された状態を示す拡大断面図である。
【図7】 同コンソールボックスを示すもので、(A)は図6(A)のA−A線に沿った概略断面図、(B)は図6(A)のB−B線に沿った概略断面図に操作ボタンを付記した説明図である。
【図8】 同コンソールボックスを構成するロック片によるロック構造を説明する概略斜視図である。
【図9】 同コンソールボックスの蓋体を開く際の掛爪片と回動軸との関係を説明する概略断面図であり、(A)は回動軸と掛爪片との係合状態を解除した開閉操作の初期段階を示し、(B)は蓋体を回動させて開いた状態を示すものである。
【図10】 同コンソールボックスの蓋体を開く際のロック片と係止片(係合部)との関係を説明する概略断面図であり、(A)は回動軸と掛爪片との係合状態を解除した開閉操作の初期段階を示し、(B)は蓋体を回動させて開いた状態を示すものである。
【図11】 従来の2方向開閉機構を備えた自動車用センターコンソールボックスを示す概略斜視図である。
【図12】 従来の2方向開閉機構を備えた自動車用センターコンソールボックスの構造を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ボックス本体
11 軸受壁(その上端縁部が請求項1に記載の「開口部の周縁部」に相当)
12 軸受穴(軸受部)
14 軸壁(その上端縁部が請求項1に記載の「開口部の周縁部」に相当)
2 蓋体
3,6 回動軸
31 長尺シャフト
32 短尺シャフト
33 係止リング(係合部,係合解除手段と連動する部材)
35 カム突起(係合解除手段を構成する部材)
4,75 操作ボタン
41 カム溝(係合解除手段を構成する部材)
5a,5b ロック片
51a,53a 当接部
51b,53b 係止部
54 係止溝
7 軸受片
71 凹部(軸受部)
72 シャフト(掛爪片の回動軸,係合解除手段を構成する部材)
73 掛爪片(軸受部の一部及び係合解除手段を構成する部材)
74 係止片(係合部)
Claims (3)
- 各種の開口部を開閉可能に閉塞する扉状の蓋体(2)を2方向から開閉するための開閉機構であって、
上記蓋体(2)又は上記開口部のいずれか一方の互いに対向する両端部にそれぞれその端縁部に沿って配設された回動軸(3,6)と、
該回動軸(3,6)に相対して上記蓋体(2)又は上記開口部の互いに対向する両端部にそれぞれ設けられた、上記回動軸(3,6)と解除可能に係合する軸受部(12,71)と、
上記蓋体(2)に設けられ、該蓋体(2)の開閉方向に応じてそれぞれ操作される2つの操作ボタン(4,75)と、
該操作ボタン(4,75)と連動して、それぞれ上記回動軸(3,6)と軸受部(12,71)との係合状態を解除する2つの係合解除手段(35,41、72,73)と、
一端部に上記開口部の周縁部に当接する当接部(51a,53a)が設けられていると共に、他端部に上記係合解除手段(35,41、72,73)又はこれと連動する部材(33)に係合して該係合解除手段(35,41、72,73)の動作を係止する係止部(51b,53b)が設けられ、上記蓋体(2)に揺動可能に取り付けられた少なくとも2つのロック片(5a,5b)とを具備してなり、
上記蓋体(2)の閉状態にあっては、全ロック片(5a,5b)の当接部(51a,53a)が上記開口部の周縁部に当接して、いずれのロック片(5a,5b)もその係止部(51b,53b)が非係合状態にあり、この状態から、一方の係合解除手段(35,41、72,73)によって蓋体(2)の一方の端部における回動軸(3,6)と軸受部(12,71)との係合状態を解除して蓋体(2)を開方向へと回動させた場合に、蓋体(2)の回動運動と共に上記ロック片(5a,5b)の当接部(51a,53a)と開口部周縁部との当接状態が解除されて上記ロック片(5a,5b)が揺動し、いずれかのロック片(5a,5b)の係止部(51b,53b)が他方の係合解除手段(35,41、72,73)又はこれと連動する部材(33)に係合して該係合解除手段(35,41、72,73)の動作を係止するように構成したことを特徴とする蓋体の2方向開閉機構。 - 上記回動軸(3)として、互いの中心線を一致させた状態で縦列に配置され中心線に沿って互いに反発する方向へと付勢された2本1組のシャフト(31,32)からなる回動軸(3)が、上記蓋体(2)の互いに対向する両端部にそれぞれ1組ずつスライド可能に配設されていると共に、上記軸受部として、上記シャフト(3)の先端部が回動自在に挿入される軸受穴(12)が、上記開口部に設けられており、かつ上記係合解除手段(35,41)が、上記シャフト(31,32)を付勢力に抗して内側へとスライドさせ両シャフト(31,32)の先端部を上記軸受穴(12)から退出させるように構成され、上記ロック片(5a)の係止部(51b)が上記シャフト(32)に設けられた係合部(33)に係合して、上記係合解除手段(35,41)の動作を係止するように構成された請求項1記載の蓋体の2方向開閉機構。
- 上記回動軸(6)が、上記開口部の互いに対向する両端部にそれぞれ配設されていると共に、上記軸受部が、上記蓋体(2)の互いに対向する両端部にそれぞれ設けられた略逆U字状の凹部(71)と、蓋体(2)に回動可能に取り付けられその回動動作によって該凹部(71)の開口部を開閉する鉤状の掛爪片(73)とで構成されており、かつ上記係合解除手段(72,73)が、上記掛爪片(73)を回動させて上記凹部(71)の開口部を開放するように構成され、上記ロック片(5b)の係止部(53b)が上記掛爪片(73)又はその回動軸(72)に設けられた係合部(74)に係合して、上記掛爪片(73)の回動動作を係止するように構成された請求項1記載の蓋体の2方向開閉機構。
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