JP3926807B2 - 車両用収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、左右2方向開きのドアを有する車両用収納装置に関する。
特開平9−323745号公報は、ドア側面に設けられたボタンを備えたロック解除機構と、左右一側のロックを解除したときに左右他側のロックが外れることを防止するドア外れ防止機構とを有する、車両用収納装置を開示している。ロック解除機構とドア外れ防止機構は、ドアに設けられている。
しかし、上記公報に開示された車両用収納装置には、機構部品がドアに設けられているため、つぎの問題がある。
(a)ドアの重量が重くなってしまい、ドアの開操作が困難である。
(b)ドアの側面に設けられたボタンとドア先端との前後方向距離が長くなってしまう。そのため、ドア上面にひじをのせた状態でドア前端に指を引っ掛けながらボタンを押すことが困難である。
(c)ドア裏面に凹凸ができてしまう。
特開平9−323745号公報
本発明が解決しようとする問題点は、ドアの開操作が困難になったり、ドア裏面に凹凸ができることである。
本発明の目的は、操作性がよく、ドア裏面の凹凸を無くすことができる、車両用収納装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 収納ボックスと、回動開閉可能なドアと、2つの軸アッセンブリと、2つのロック解除機構と、ドア脱落防止機構と、を有し、
前記2つの軸アッセンブリの各軸アッセンブリは、前記収納ボックスに設けられる軸孔Aを挿通して前記ドアの一端部に設けられるドア軸孔Aに出入り可能なストライカと、前記ドアの他端部に設けられるドア軸孔Bから突出して前記収納ボックスに設けられる軸孔Bに出入り可能とされ前記ストライカが前記ドア軸孔Aに入り込んできたときに軸方向一端が前記ストライカに押され軸方向他端が前記収納ボックスの軸孔Bに入り込むシャフトと、前記収納ボックスの軸孔Bに入り込んでいる前記シャフトを前記軸孔Bから抜ける方向に付勢するシャフト付勢バネを、備えており、
前記2つのロック解除機構の各ロック解除機構は、前記収納ボックスに設けられており、前記ドア軸孔Aに入り込んでいる前記ストライカをドア軸孔Aから抜ける方向に移動させるボタンを備えており、
前記ドア脱落防止機構は、前記2つのロック解除機構のうちの一方のロック解除機構により前記2つの軸アッセンブリの一方のロックが解除されたとき、前記2つの軸アッセンブリの他方のロックが外れることを防止しており、
前記ドア脱落防止機構は、前記2つのロック解除機構の各ロック解除機構のボタン間にわたって配置され、傾斜部と該傾斜部に連なる水平部を有し前記各ロック解除機構のボタンの一部が入り込む溝部を備えた、リンクバーを有しており、前記2つのロック解除機構の一方のボタンを押したときに該一方のボタンの一部が前記溝部の傾斜部を移動することにより前記リンクバーを移動させ前記ボタンの他方を前記溝部の水平部に位置させ、前記ボタンの他方の押圧操作を防止する、
車両用収納装置。
(2) 前記2つのロック解除機構のうちの一方のロック解除機構により前記2つの軸アッセンブリの一方のロックが解除されたとき、前記ドアを所要量開方向に回動させるドア押上げ機構を、さらに有する、(1)記載の車両用収納装置。
) 前記ドア押上げ機構は、前記2つのロック解除機構の一方のボタンを押して前記リンクバーが移動したときに側面が前記リンクバーに当り該リンクバーが移動前の位置に戻ることを阻止する突起を有する、()記載の収納装置。
) 前記ドア押上げ機構は、前記収納ボックスに設けられている()記載の収納装置。
) 前記ドア脱落防止機構は、前記収納ボックスに設けられている、(1)記載の車両用収納装置。
上記(1)の車両用収納装置では、ロック解除機構が収納ボックスに設けられているので、ロック解除機構がドアに設けられる場合に比べて、ドア内部の部品を減らすことができる。そのため、ロック解除機構がドアに設けられる場合に比べて、ドアの重量が軽くなる。
また、ロック解除機構が収納ボックスに設けられているので、ロック解除機構のボタンがドア側面に設けられている場合に比べて、ドア開操作が容易になる。
また、ドアの裏面の凸凹をなくすことができる。ドアの裏面の凸凹をなくすことができるので、ドアに設けた機構部があるために凸となっていた部分を凹ます事ができ、収納ボックスの容積を増加させることができる。
また、ドア脱落防止機構を有するので、2つの軸アッセンブリのロックが同時に解除されることを防止でき、ドアが収納ボックスから外れてドアが脱落することを防止できる。
また、リンクバーを用いて他方のボタンを押すことを不能にしているので、2つの軸アッセンブリのロックが同時に解除されることを防止できる。
上記(2)の車両用収納装置では、ドアを所要量開方向に回動させるドア押上げ機構を有するので、ロックを解除したときにドアを手でつかみやすい位置まで回動させることができ、操作性が向上する。
上記()の車両用収納装置では、ドア押上げ機構が、側面がリンクバーに当りリンクバーが移動前の位置に戻ることを阻止する突起を有するので、ドアが開いた状態で解除されていない軸側のボタンを押してドアが外れることを防止できる。また、ドアが開いた状態で解除した側のボタンが戻ることを防止でき、解除した側の軸アッセンブリのストライカが収納ボックスの軸孔Aから突出してドアが閉じれなくなることを防止できる。
上記()の車両用収納装置では、ドア押上げ機構が収納ボックスに設けられているので、ドア押上げ機構によりドアの重量が増加したりドアの見栄えを悪化させることはない。
上記()の車両用収納装置では、ドア脱落防止機構が収納ボックスに設けられているので、ドア脱落防止機構がドアに設けられている場合に比べて、ドアの重量を軽減でき、ドアの裏面の凹凸を無くすことができる。また、ドア脱落防止機構がドアに設けられている場合に比べてドアの凹凸を無くすことができるので、その分収納ボックスの収納部の容積を増加させることができる。
本発明実施例の車両用収納装置を、図1〜図10を参照して説明する。
本発明実施例の車両用収納装置(以下、単に収納装置という)10は、たとえば、車両のコンソールボックス装置である。ただし、収納装置10は、コンソールボックス装置に限定されるものではなく、車両用小物入れ装置、車両用灰皿、車両用カップホルダ、車両用ごみ箱、車両用グラブボックス装置、などであってもよい。以下、本発明実施例では、収納装置10が車両のコンソールボックス装置である場合を例にとって説明する。
収納装置10は、収納装置10の車両左右方向中心を通り車両左右方向と直交する面に対して左右対称形状になっている。以下、本発明実施例では、左右片側の軸を中心にドアを開閉する場合のみを説明し、左右他側の軸を中心にドアを開閉する場合については、左右片側の軸を中心にドアを開閉する場合に準じるため、その説明を省略する。なお、図中では、左右他側の部材の符号には、左右一側の符号に´(ダッシュ)を付してある。
収納装置10は、図2に示すように、収納ボックス20と、回動開閉可能なドア30と、軸アッセンブリ40と、ロック解除機構50を、有する。収納装置10は、さらに、ドア押上げ機構60と、ドア脱落防止機構70を、有する。
収納ボックス20は、収納部21aを備える収納ボックス本体21と、収納ボックス本体21に固定して取り付けられるケース22とを、有する。ケース22は、収納ボックス本体21の車両前側の立ち壁の外面に固定して取り付けられる。
ドア30は、コンソールドアであり、ドアアウター31と、ドアインナー32とを、有する。ドア30は、左右2方向から開く、両開き構造をとっている。
軸アッセンブリ40は、ドア30の回動開閉軸である。軸アッセンブリ40の軸は、図3に示すように、車両前後方向に延びている。軸アッセンブリ40は、収納ボックス20に設けられる軸孔A23を挿通してドア30の前部に設けられるドア軸孔A33に出入り可能なストライカ41と、ドア30の後部に設けられるドア軸孔B34から突出して収納ボックス20に設けられる軸孔B24に出入り可能とされストライカ41がドア軸孔A33に入り込んできたときに軸方向前端がストライカ41に押され軸方向後端が収納ボックス20の軸孔B24に入り込むシャフト42と、収納ボックス20の軸孔B24に入り込んでいるシャフト42を軸孔B24から抜ける方向に付勢するシャフト付勢バネ43を、有する。
ストライカ41は、ケース22のストライカ支持部22aに車両前後方向に可動に支持される。ストライカ41は、収納ボックス20の軸孔A23にストライカ突起部41aを通した状態でセットされ、ストライカ付勢バネ41bによってストライカ突起部41aが収納ボックス20の収納部21a内に飛び出る方向に付勢されている。
ストライカ41は、ロック解除機構50のボタン51と傾斜部41cで接触しており、ボタン51が押し込まれると、ケース22内側へ(ストライカ突起部41aが収納部21aから引込む方向に)引き込まれる。
シャフト42は、ドア30に車両前後方向に可動に支持される。シャフト42は、ドア30に直接摺動可能に支持されていてもよく、ドア30の前端部と後端部に固定して取り付けられるブッシュ35、36にガタなく摺動可能に支持されていてもよい(図示例では、シャフト42がブッシュ35、36に支持される場合を示している)。以下、本発明実施例では、シャフト42がブッシュ35、36に支持される場合を例にとって説明する。ブッシュ35、36は、シャフト42に差し込んだ状態でドアアウター31に固定して取り付けられる。
シャフト42は、一部材からなる。シャフト42は、中間部で屈曲不能である。シャフト42は、ドア軸穴B34を挿通して収納ボックス20の軸穴B24に出入り可能である。シャフト42が収納ボックス20の軸穴A23に入り込むことはない。
シャフト42は、前端部と後端部にフランジ部42a、42bを有している。
前端部のフランジ部42aは、シャフト42の前端に差し込んだブッシュ35に当接し、それ以上ドア30に対してシャフト42が車両前方に移動することを防止するために設けられている。
後端部のフランジ部42bは、シャフト付勢バネ43のバネ座になっている。
シャフト付勢バネ43の付勢力は、ストライカ付勢バネ41bの付勢力より小である。
ロック解除機構50は、収納ボックス20に設けられる。ロック解除機構50は、ドア軸穴A33に入り込んでいるストライカ41をドア軸穴A33から抜ける方向に移動させるボタン51を有する。
ボタン51は、ケース22のボタン挿入穴22bに上下方向に可動に支持される。ボタン51は、図4に示すように、ボタン付勢バネ52によりケース22に対して上方に付勢されていることが望ましい。ただし、ボタン付勢バネ52は、必須の構成要件ではない。
ボタン51は、図3に示すように、ストライカ41の傾斜部41cと摺動可能に接触する傾斜部51aと、図4に示すように、ドア脱落防止機構70のリンクバー71の溝部72内に入り込むボタン突起51bとを、有する。
図3に示すように、2つの傾斜部41c、51aが摺動可能に接触するので、ボタン51を下方に押し込んだとき、ストライカ付勢バネ41bの付勢力に抗してストライカ41をケース22内に引き込ませる(押し込む)ことができる。
ドア押上げ機構60は、ボタン51を押してロック解除したときにドア30を所要量上方に押し上げる機構である。ドア押上げ機構60は、図4に示すように、ポップアップ材61と、ポップアップ材付勢バネ62と、ポップアップ材61に設けられる突起63を、有する。
ポップアップ材61は、図2に示すように、収納部21aの前後に設けられている。ただし、ポップアップ材61は、収納部21aの前方にのみ設けられていてもよく、収納部21aの後方にのみ設けられていてもよい。収納部21aの前方に設けられたポップアップ材61は、ケース22のポップアップ材支持部22cに上下方向に可動に支持される。収納部21aの後方に設けられたポップアップ材61は、収納ボックス20に固定して取り付けられる支持部材25に上下方向に可動に支持される。ポップアップ材61は、上面でドアインナー32に当接可能である。
ポップアップ材付勢バネ62は、図4に示すように、ポップアップ材61をケース22に対して上方に付勢する。
突起63は、ポップアップ材61と一体に動く。突起63は、図6に示すように、ポップアップ材61がドアインナー32によりポップアップ材付勢バネ62の付勢力に抗して押し下げられているとき、リンクバー71のリブ73の下方に位置する。突起63は、ポップアップ材61がドアインナー32により押し下げられておらずポップアップ材付勢バネ62の付勢力で上方に移動したとき、図8に示すように、リンクバー71のリブ73の移動軌跡内に入り込んでおり、側面でリンクバー71のリブ73に当接可能である。
ドア脱落防止機構70は、ロック解除機構50により一方の軸アッセンブリ40のロックが解除されたとき、他方の軸アッセンブリ40´のロックが外れることを防止する。
ドア脱落防止機構70は、図4に示すように、リンクバー71を有する。
リンクバー71は、ロック解除機構50の各ロック解除機構のボタン50、50´間にわたって配置される。リンクバー71は、ケース22に左右方向に可動に支持される。リンクバー71には、溝部72とリブ73が設けられている。
溝部72は、傾斜部72aと、傾斜部72aに連なる水平部72bを有している。溝部72には、ボタン51のボタン突起51bが常時入り込んでいる。ボタン51を押してボタン突起51bが下方に移動すると、ボタン突起51bが傾斜部72aを移動しリンクバー71が左右方向に(ボタン51´側に)移動する。リンクバー71が左右方向に移動したとき、押されていない側のボタン51´のボタン突起51b´が水平部72b´に位置する。下方に移動していたボタン51が上方に移動すると、ボタン突起51bが傾斜部72aを移動しリンクバー71が左右方向に元の位置に戻る。
リブ73は、リンクバー71に一体に形成されている。リブ73は、ボタン51が押されておらずリンクバー71が移動していないとき、ドア押上げ機構60の突起63の上方に位置し、ボタン51が押されリンクバー71が左右方向に移動したとき、側面でドア押上げ機構60の突起63の側面と当接可能である。
ここで、本発明実施例の作動を説明する。
(a) ドア30が閉位置にあるとき
図1に示すように、ドア30の上面は、収納ボックス20の意匠面と面一またはほぼ面一になっている。ボタン50は、押されておらず、収納ボックス20の意匠面と面一または収納ボックス20の意匠面から若干上方に突出した状態にある。ストライカ41は、図3に示すように、ストライカ付勢バネ41bの付勢力がシャフト付勢バネ43の付勢力よりも強いので、ストライカ付勢バネ41bにより押されており、ストライカ突起部41aが収納ボックス20の軸穴A23を挿通してドア軸穴A33に入り込んでいる。シャフト42の後端部はドア軸穴B34を挿通して収納ボックス20の軸穴B24に入り込んでいる。ストライカ突起部41aとシャフト42は、同軸上にある。
ポップアップ材61は、図6に示すように、上面がドア30の下面に当っており、ドア30によりポップアップ材付勢バネ62の付勢力に抗して押し下げられている。突起63の上方には、図4に示すように、リンクバー71のリブ73が位置している。
(b) 閉位置にあるドア30を開けるとき
図7に示すように、ボタン51を押すと、傾斜面51a、41cが摺動し合い、ストライカ41がストライカ付勢バネ41bの付勢力に抗してケース22内に押し込まれ、ストライカ突起部41aがドア軸穴A33から抜ける。ストライカ41が移動するので、シャフト42が、シャフト付勢バネ43の付勢力によりドア30内に、フランジ42aがブッシュ35に当るまで引っ張り込まれる。シャフト42がドア30内に引っ張り込まれたとき、シャフト42の後端部は収納ボックス20の軸穴B24から抜ける。ドア30は、図9に示すように、ロックが解除された状態になり、もう一方側のシャフト42´およびストライカ突起部41a´を中心に回動可能となる。
また、ボタン51を押すと、図8に示すように、ボタン突起51bがリンクバー71の傾斜部72aを下方に移動し、リンクバー71が左右方向に(ボタン51´側に)移動する。リンクバー71が移動すると、リブ73が突起63の上方位置から外れる。
ドア30のロックが解除されると、ドア30は、ポップアップ材61により押し上げられて所要量(手でつかみやすい位置にくるまで)回動する。所要量持ち上げられたドア30を手で開位置まで回動させることにより、ドア30を開けることができる。
(c) ドア30が開位置にあるとき
突起63がリンクバー71のリブ73の移動軌跡内に入り込んでおり、突起63の側面とリブ73の側面とが当接するので、リンクバー71は元の位置に戻ることができない。リンクバー71が戻れないので、傾斜部72a内に位置するボタン突起51bも上方に移動できず、ボタン51は押し込まれた状態を保つ。溝72´内に位置するボタン突起51b´は、水平部72b´内に位置する。
ボタン51が押し込まれた状態にあるので、図7に示すように、傾斜部51a、41cで接触しているストライカ41もケース22内側に押し込まれた状態を保つ。ストライカ41が押し込まれた状態にあるので、シャフト42はシャフト付勢バネ43の付勢力によりドア30内に入り込んだ状態を保つ。
従って、ロックが解除されたほうは解除されたままとなり、ロックがかかっている方はボタン51´を押せなくなりロック解除不可となる。
(d) 開位置にあるドア30を閉めるとき
手でドア30を閉位置側に回動させると、その途中位置でドア30の下面がポップアップ材61の上面に当る。さらにドア30を閉位置側に回動させると、ポップアップ材61がドア30により下方に押し込まれる。突起63が下がり、突起63がリブ73の移動軌跡から外れリンクバー71が戻れる状態になる。そのため、ボタン51が元の位置に戻ることができ、ストライカ41も元の位置に戻ることができる。その結果、ストライカ41がストライカ付勢バネ41bの付勢力でケース22から押出されストライカ突起部41aがドア軸穴A33内に入り込む。ストライカ突起部41aがドア軸穴A33に入り込むと、シャフト42がストライカ41により押され後端部が収納ボックス20の軸穴B24内に入り込む。また、ストライカ41が戻るので、ボタン51が傾斜面41c、51aで押され上方にもとの位置まで移動する(ただし、ボタン付勢バネ52が設けられている場合には、ボタン51は、ボタン付勢バネ52の付勢力で元の位置に戻る)。ボタン51が戻ると、ボタン突起51bが傾斜部72aを動くので、リンクバー71は、リブ73が63の上方位置に位置するまで戻る。
本発明実施例の作用、効果を説明する。
ロック解除機構50とドア押上げ機構60とドア脱落防止機構70が収納ボックス20に設けられているので、機構がドアに設けられる場合に比べて、ドア30内部の部品を減らすことができる。そのため、機構がドアに設けられる場合に比べて、ドア30の重量が軽くなり、ドアの裏面の凸凹をなくすことができる。
ロック解除機構50とドア押上げ機構60とドア脱落防止機構70が収納ボックス20に設けられているので、ドア30の裏面の凸凹をなくすことができる(ドア裏面をすっきりさせることができる)。そのため、従来ドアに設けた機構部があるために凸となっていた部分を凹ます事ができ、収納ボックス20の容積を増加させることができる。
ドア押上げ機構60を有するので、ロックを解除したときにドア30を手でつかみやすい位置まで回動させることができ、操作性が向上する。また、リンクバー71を用いて他方のボタン51´を押すことを不能にしているので、2つの軸アッセンブリ40、40´のロックが同時に解除されることを防止でき、その結果、ドア30が収納ボックス20から外れてドア30が脱落することを防止できる。
ドア押上げ機構60が、側面がリンクバー71のリブ73に当りリンクバー71が移動前の位置に戻ることを阻止する突起63を有するので、ドア30が開いた状態で解除されていない軸側のボタン51´を押してドア30が外れることを防止できる。また、ドア30が開いた状態で解除した側のボタン51が戻ることを防止でき、解除した側の軸アッセンブリ40のストライカ41が収納ボックス20の軸孔A23から突出してドア30が閉じれなくなることを防止できる。
本発明実施例では、ストライカ41とボタン51との接触が2つの傾斜面41c、51aによる接触である場合を説明したが、ストライカ41とボタン51との接触は、ストライカ41とボタン51の一方に傾斜溝を設け該傾斜溝にストライカ41とボタン51の他方の突起が嵌りこんだ接触であってもよい。
本発明実施例の車両用収納装置の斜視図である。 本発明実施例の車両用収納装置の分解斜視図である。 本発明実施例の車両用収納装置の、ボタンが押されていないときの、ドアが閉位置にあるときの、軸アッセンブリ部位での断面図である。 本発明実施例の車両用収納装置の、ボタンが押されていないときの、ドア押上げ機構とドア脱落防止機構とその近傍を示す透視図である。 本発明実施例の車両用収納装置の、ボタンが押されていないときの、シャフトとストライカとその近傍を示す断面図である。 本発明実施例の車両用収納装置の、ボタンが押されていないときの、ドア押上げ機構とドアとその近傍を示す断面図である。 本発明実施例の車両用収納装置の、ボタンが押されたときの、軸アッセンブリ部位での断面図である。 本発明実施例の車両用収納装置の、ボタンが押されたときの、ドア押上げ機構とドア脱落防止機構とその近傍を示す透視図である。 本発明実施例の車両用収納装置の、ボタンが押されたときの、シャフトとストライカとその近傍を示す断面図である。 本発明実施例の車両用収納装置の、ボタンが押されたときの、ドア押上げ機構とドアとその近傍を示す断面図である。
符号の説明
10 収納装置
20 収納ボックス
21 収納ボックス本体
21a 収納部
22 ケース
23 収納ボックスの軸孔A
24 収納ボックスの軸孔B
30 ドア
31 ドアアウター
32 ドアインナー
33 ドア軸孔A
34 ドア軸孔B
40 軸アッセンブリ
41 ストライカ
41a ストライカ突起部
41b ストライカ付勢バネ
41c ストライカの斜面
42 シャフト
43 シャフト付勢バネ
50 ロック解除機構
51 ボタン
51a ボタンの斜面
51b ボタン突起
60 ドア押上げ機構
61 ポップアップ材
62 ポップアップ付勢バネ
63 突起
70 ドア脱落防止機構
71 リンクバー
72 溝部
72a 溝部の傾斜部
72b 溝部の水平部

Claims (5)

  1. 収納ボックスと、回動開閉可能なドアと、2つの軸アッセンブリと、2つのロック解除機構と、ドア脱落防止機構と、を有し、
    前記2つの軸アッセンブリの各軸アッセンブリは、前記収納ボックスに設けられる軸孔Aを挿通して前記ドアの一端部に設けられるドア軸孔Aに出入り可能なストライカと、前記ドアの他端部に設けられるドア軸孔Bから突出して前記収納ボックスに設けられる軸孔Bに出入り可能とされ前記ストライカが前記ドア軸孔Aに入り込んできたときに軸方向一端が前記ストライカに押され軸方向他端が前記収納ボックスの軸孔Bに入り込むシャフトと、前記収納ボックスの軸孔Bに入り込んでいる前記シャフトを前記軸孔Bから抜ける方向に付勢するシャフト付勢バネを、備えており、
    前記2つのロック解除機構の各ロック解除機構は、前記収納ボックスに設けられており、前記ドア軸孔Aに入り込んでいる前記ストライカをドア軸孔Aから抜ける方向に移動させるボタンを備えており、
    前記ドア脱落防止機構は、前記2つのロック解除機構のうちの一方のロック解除機構により前記2つの軸アッセンブリの一方のロックが解除されたとき、前記2つの軸アッセンブリの他方のロックが外れることを防止しており、
    前記ドア脱落防止機構は、前記2つのロック解除機構の各ロック解除機構のボタン間にわたって配置され、傾斜部と該傾斜部に連なる水平部を有し前記各ロック解除機構のボタンの一部が入り込む溝部を備えた、リンクバーを有しており、前記2つのロック解除機構の一方のボタンを押したときに該一方のボタンの一部が前記溝部の傾斜部を移動することにより前記リンクバーを移動させ前記ボタンの他方を前記溝部の水平部に位置させ、前記ボタンの他方の押圧操作を防止する、
    車両用収納装置。
  2. 前記2つのロック解除機構のうちの一方のロック解除機構により前記2つの軸アッセンブリの一方のロックが解除されたとき、前記ドアを所要量開方向に回動させるドア押上げ機構を、さらに有する、請求項1記載の車両用収納装置。
  3. 前記ドア押上げ機構は、前記2つのロック解除機構の一方のボタンを押して前記リンクバーが移動したときに側面が前記リンクバーに当り該リンクバーが移動前の位置に戻ることを阻止する突起を有する、請求項記載の収納装置。
  4. 前記ドア押上げ機構は、前記収納ボックスに設けられている、請求項2記載の収納装置。
  5. 前記ドア脱落防止機構は、前記収納ボックスに設けられている、請求項1記載の車両用収納装置。
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