JPH0336236Y2 - - Google Patents

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JPH0336236Y2
JPH0336236Y2 JP1982020752U JP2075282U JPH0336236Y2 JP H0336236 Y2 JPH0336236 Y2 JP H0336236Y2 JP 1982020752 U JP1982020752 U JP 1982020752U JP 2075282 U JP2075282 U JP 2075282U JP H0336236 Y2 JPH0336236 Y2 JP H0336236Y2
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commutation
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は同期電動機の回転子位置を検出するた
めの機械的位置検出器を設けずに誘起電圧の検出
値を用いる方式に採用可能な無整流子電動機の電
圧検出回路の改良に関する。
従来静止形電力変換器より同期電動機に可変交
流電力を供給して電動機駆動する無整流子電動機
が数多く用いられている。その無整流子電動機の
電機子電流の通電モードを決定するために回転子
の位置信号を得るには、回転子に機械的な位置検
出器いわゆる分配器を具備するものとするのが一
般である。また、無整流子電動機駆動においては
通常前記分配器出力を得ることにより設定制御進
み角を一定にする方法が採用されるものとなる
が、この場合設定制御進み角が最大負荷電流で最
悪条件でも転流余裕角の最小値を保つよう余裕を
もつて決められるものとなつていた。
しかし、軽負荷時においては力率が悪くなり出
力限界が制約されるなどの欠点をもつものにな
る。これを改善するため転流余裕角を一定にする
制御方法が提案されている。
第1図は分配器を用いて転流余裕角の一定制御
を行う無整流子電動機制御装置の一例を示すもの
で、1は三相交流電源、2は順変換器、3はリア
クトル、4は逆変換器、5は分配器6を備える同
期電動機である。かくの如く示される無整流子電
動機の主回路系統は周知であつてその詳細説明を
省略する。また、7は転流余裕角検出器、8は比
較器、9はシフト回路、10はゲートパルス発生
器を示す。すなわち、第1図に示すものは、転流
余裕角検出器7によつて同期電動機5の電圧およ
び電流から転流余裕角γFを導出し、比較器8出力
したがつて設定余裕角γSと検出された転流余裕角
γFとの偏差に応じて分配器6出力を適当にシフト
させ、シフト回路9からシフト波形が与えられて
ゲートパルス発生器10により逆変換器4の主制
御素子のゲート信号を得るものである。
かかる従来装置は転流余裕角制御において分配
器6出力が基準信号として用いられるものである
が、その分配器信号に代わるものとして同期電動
機5の端子電圧の信号を利用しても可能である。
しかしながら、その端子電圧の波形は第2図aに
示す如きものとなる。
ここに、第2図は端子電圧と相電流の関係を表
わすものであり、aはU相とV相の間の端子電圧
VUVを、bはU相電流IUとV相電流IVを示してい
る。また図中併記せしめたcとdはそれぞれU相
電流IUとV相電流IVの論理信号を、eは転流重な
り角μの論理信号を示している。なおβは制御進
み角、γは転流余裕角である。
図示の如く、端子電圧VUVの波形は、電動機の
誘起電圧による逆バイアス時に転流重なり角μに
相当する期間だけ、元来正弦波状に誘起される電
圧が突出しもしくは陥没したりする歪波として検
出されるものとなつていた。しかるに、ここで端
子電圧VUVのゼロクロス点Pを検出することが前
述の転流余裕角制御などにおいてその規準信号に
採用する場合に重要な課題となるものであつて、
例示の如き歪波では前記ゼロクロス点Pを精度よ
く検出し得ないものとなる。このため、例えばコ
ンデンサと抵抗からなるフイルタ回路等を付加し
て図示の如き歪波を整形する方法がとられるが、
その際にフイルタによる遅れ時間が発生しさらに
は位相遅れが電動機速度により変化するなどの問
題を生じるものとなつて適確な検出を行うことが
できないものとなつていた。
本考案は上述したような問題点を除去するため
になされたもので、無整流子電動機の誘起電圧を
有効に検出し得る格別な装置を提供するものであ
る。以下本考案を実施例図面を参照して説明す
る。
第3図は本考案による一実施例の具体的な接続
系統を示すもので、11は電圧検出器、12は転
流重なり角検出器、13はアナログデイジタル
(AD)変換素子、14は否定素子、15,1
5′はオア(OR)素子、16はアンド(AND)
素子、17は遅延レジスタ、18は減算器、19
はデイジタルアナログ(DA)変換素子である。
図中第1図と同符号のものは同じ構成部分を示
す。ここに、転流重なり角検出器12は電機子電
流の信号入力より転流重なり期間をとり出すもの
であつて前述の第2図c,d,eに示した如き論
理演算の上その転流重なり期間のみ「1」のパル
ス出力をとり出し転流重なり角を検出し得るもの
であり、電圧検出器11とAD変換素子13とよ
り一定のクロツク状態をなすパルス信号CPを得
るAD変換素子13からクロツクごとに検出電圧
をデイジタル値にて与えるものとなる。なお、第
3図にてAD変換素子13に例えば4ビツト
(bit)のものを用いるものとした場合は、その4
本の出力線より4個のOR素子15が配されるよ
う構成される。
さらに、遅延レジスタ17はパルス信号CPの
クロツクごとに前のメモリ値を出力し現在の入力
値をメモリする如く作用し、減算器18は入力部
分P1の入力値から入力部分P2の入力値を減算し
出力部分P3より信号発生する。ここで減算器1
8の入力を、その入力部分P1の値が丁度AND素
子16の出力デイジタル値の2倍の値となるよう
にする。これは、入力部分P1への最小位bitをグ
ランド結線(入力零)せしめAND素子16出力
線を1桁ずらして配線することでよい。
つぎにかくの如きものの機能につき詳細説明す
るに、かかるものは、第2図eにおけるクロツク
時でない時期したがつて転流重なり角検出器12
の出力が「0」の場合、OR素子15出力はAD
変換素子13出力と各bitにおいて同値でありOR
素子15′出力は各bitすべて「1」となるもので
あるから、AND素子16出力がAD変換素子1
3出力と等しく、したがつてDA変換素子19を
介したアナログ出力が元の電圧波形をそのまま微
細化したものとして信号発生するものである。
また、転流重なり角検出器12が検出出力
「1」を得た場合、その場合にはAND素子16の
出力はAD変換素子13出力とならずに減算器1
8出力の値をもつものとなる。この減算器18の
出力値Doは、前述した如き減算機能から入力値
Pより各クロツク番号とともに表わすとつぎの如
くである。
Do=2Po−Po-1 …(1) いま、転流重なり角検出器12出力が「1」に
なる直前の状態においてAD変換素子13の出力
値をPoとするに、減算器18の入力部分P1の入
力値が(2Po)、入力部分P2の入力値が(Po-1)、
出力部分P3の出力値が(2Po−Po-1)であつたと
すると、そのときのAND素子16の出力はPo
ある。また転流重なり角検出器12出力が「1」
になつた直後ではAND素子16はDoという値を
与え、減算器18入力が(P1=2Do)、(P2=Po
となつてパルス信号CPのクロツクにより減算器
18が作用するものとなる。このとき減算器18
は、その出力値を(Do+1)とするに、 Do+1=2Do−Po=2(2Po−Po-1)−Po=3Po
2Po-1} …(2) を発生し、これがDA変換素子19の入力値にな
る。すなわち、転流重なり角が検出されている期
間は検出される直前の2個の値(Po-1、Po)よ
り、(2Po−Po-1)、(3Po−2Po-1)、(4Po−3Po-1
に補間された出力値を発生することができる。
かようにして本実施例のものは、転流重なり期
間の信号を得て、特に転流重なり期間中の場合補
間制御しまたは重なり時期中でない場合に前記補
間制御を行わない機能を有し、信号出力を第4図
に示す如き端子電圧VUV′の波形で与えることが可
能となるものである。したがつて正確な検出が困
難であつた無整流子電動機の誘起電圧の位相も電
動機速度や負荷電流にかかわらず精度よく検出で
きる。さらにかくの如きDA変換素子19入力し
たがつてデイジタル値の最上位bitなわちMSBの
レベル「0」、「1」は検出電圧の正もしくは負を
表わすことになり、この信号レベルの「1」また
は「0」の期間を一定周期のクロツクでカウント
することによつてその値の逆数を電動機速度に比
例した値で得られる。これより、かかる装置を電
動機速度の検出器として効用することができる。
なお前述の検出機能の時間遅れとDA変換素子に
よる遅れは電動機速度に依存せずパルス信号CP
の遅れにすぎないものとなる。さらには、かくの
如き機能を有する部分は無整流子電動機が直流式
に限定されることなく交流式のものであつても適
用可能なことは明らかである。
以上説明したように本考案によれば、(1)無整流
子電動機の端子電圧波形を時間遅れがパルス信号
のクロツク分に抑制されて整形し得る簡便な装置
を実現し、(2)分配器を備えることなく公知の転流
余裕角制御などを格別に行うことができる利点を
もつ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は分配器を採用した従来例
を示す回路図およびその端子電圧と相電流の関係
を示す波形図、第3図と第4図は本考案による一
実施例の具体的な回路図とその出力波形図であ
る。 4……逆変換器、5……同期電動機、11……
電圧検出器、12……転流重なり角検出器、13
……アナログデイジタル(DA)変換素子、17
……遅延レジスタ、18……減算器、19……デ
イジタルアナログ(DA)変換素子、VUV
VUV′……端子電圧、μ……転流重なり角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 静止形電力変換器による同期電動機駆動を行う
    無整流子電動機において、電動機端子電圧のデイ
    ジタル値を得る電圧検出器と、電動機電機子の電
    流信号を得て転流重なり期間を検出する重なり期
    間検出器とを少くとも具備し、前記転流重なり期
    間中のみ該転流重なり期間直前の端子電圧のデイ
    ジタル値の変動から決定される所定の傾斜を演算
    せとめ、かつ該演算値を補間出力する演算回路を
    設け、該演算回路出力を制御対象電動機の制御用
    端子電圧としたことを特徴とする無整流子電動機
    の電圧検出回路。
JP1982020752U 1982-02-18 1982-02-18 無整流子電動機の電圧検出回路 Granted JPS58124083U (ja)

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JP1982020752U JPS58124083U (ja) 1982-02-18 1982-02-18 無整流子電動機の電圧検出回路

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JP1982020752U JPS58124083U (ja) 1982-02-18 1982-02-18 無整流子電動機の電圧検出回路

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Publication Number Publication Date
JPS58124083U JPS58124083U (ja) 1983-08-23
JPH0336236Y2 true JPH0336236Y2 (ja) 1991-07-31

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JPS58124083U (ja) 1983-08-23

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