JPH0335277Y2 - - Google Patents

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JPH0335277Y2
JPH0335277Y2 JP1986067991U JP6799186U JPH0335277Y2 JP H0335277 Y2 JPH0335277 Y2 JP H0335277Y2 JP 1986067991 U JP1986067991 U JP 1986067991U JP 6799186 U JP6799186 U JP 6799186U JP H0335277 Y2 JPH0335277 Y2 JP H0335277Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は本体内に小物衣類等被乾燥物を入れ
て、温風にて乾燥する乾燥機に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来の小物衣類乾燥機は第4図に示すように、
下側にヒーター25、送風機6を設け、加熱空気
が矢印に沿つて、吹出口を通り、防滴板26によ
り、拡散された後にハンガーに掛けられた被乾燥
物の間を通過し、フタ30の排気口32より本体
1の外へ温風が流出する構造となつており、被乾
燥物の間を温風が通り易くする為に各ハンガー間
を広くする必要があり、従つて本体1を大きくし
なければならず、よつて、その設置場所に制限を
受けることや、温風が被乾燥物の表面に沿つて通
過するのみであつて、被乾燥物を通過することな
く、機体外へ排気される為に乾燥効率が悪く、ま
た、送風機以後の風通方向を途中変更しているた
め、被乾燥物に対する通風能力が低下し、また雑
音発生の原因となつていたという欠点を有してい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の温風乾燥機は、被乾燥物の表面に温風を
当てることだけを考慮していたので被乾燥物の水
分を蒸発させるのに寄与する温風の比率及び風力
が低く、ほとんど大部分の温風は機体外へ排気さ
れてしまい、被乾燥物に対する乾燥効率及び通風
効率が大変悪く、よつて各ハンガーの間隔を狭く
することは被乾燥物が接した部分が乾きずらくす
るという問題点があつた。
この考案は、上記のような問題を解消するため
になされたもので、乾燥効率及び通風効率の良い
小形の小物衣類乾燥装置を得ることを目的とした
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る小物衣類乾燥機は、下側に設け
た吸気口から吸気された空気を上方へ送風する送
風機を内蔵した下ケースと、中央部に送風機によ
る送風を通過させる通気穴が設けられ、下ケース
の上部に取付けられた仕切板と、通気穴を通過し
た送風を通す通風穴を有し仕切板の上面に取付け
られた基板を備え、通気部を有し仕切板の中央部
に基板と隙間をあけて支持されたヒーターと、送
風機による送風を冷風のままヒーターと基板との
間から四方へ導く整風板とが設けられたヒーター
支持台と、椀状をなしヒーターの上に凹部を下側
にして配置され、ヒーターを通過した温風と整風
板で導かれた冷風とが混合された温風を四方へ拡
散させて上方へ導く拡散板と、椀状をなしその凹
部を下側にして拡散板の上に隙間をあけて仕切板
上に設けられ、かつ被乾燥物の載置台を兼ねたネ
ツトと、このネツトの上方に設けられ、天部に通
気性を有する開閉自在な蓋を有し、該蓋とネツト
との間に乾燥室が形成され、かつ下ケースと一体
化されて箱体を構成する上ケースとを備えたもの
である。
〔作用〕
この考案においては、通風穴を有し仕切板の上
面に取付けられた基板を備え、通気部を有し仕切
板の中央部に基板と隙間をあけて支持されたヒー
ターと、送風機による送風を冷風のままヒーター
と基板との間から四方へ導く整風板とが設けられ
たヒーター支持台を有し、椀状をなしヒーターの
上に凹部を下側にして配置された拡散板が、ヒー
ターを通過した温風と整風板で導かれた冷風とが
混合された温風を四方へ拡散させて上方へ導き、
椀状をなしその凹部を下側にして拡散板の上に隙
間をあけて設けられたネツトが、被乾燥物の載置
台を兼ねるから、被乾燥物の空気抵抗より大なる
圧縮空気を発生させる送風機により発生させた風
力の低下を最小にして、強制的に被乾燥物全体に
適度な温風を通過させることができ、乾燥効率を
最大にする。また、本体の外形寸法が小形化でき
る。
〔実施例〕
以下、この考案の小物衣類乾燥機の一実施例を
第1図から第3図を用いて説明する。
第1図は本考案の断面図で、本体1は下ケース
2と上ケース3の2つによつて構成され、箱体を
なしている。下ケース2内には、受台4の吸入口
5に合せて、送風機6が防振リング7を介して置
かれている。吸入口5の外周部分に吸音材A10
と、吸入口5の径より大で、吸気口8に取付けた
円弧状のフイルター9より小なる径の位置に吸音
材B11を設けている。底面側にはコードリール
12がビス止めされている。右側面には、タイム
スイツチ13、及びツマミ14を取付けた前板1
5が、上端部の凸部16を上ケース3の穴18に
入れ、下端片17をビスにて固定している。19
はゴム脚である。送風機6の上部には、凹状の水
受部20と、送風機6円押える固定部21を形成
し、外周部はL形22とし、ゴムシール23を介
して下ケース2に密着して嵌合される仕切板24
があり、この仕切板24の上面中央部には支持台
38の基板がビスにて取り付けられており、支持
台38には通気部を有するヒーター25が前記基
板と隙間をあけて、仕切板24の中央部に支持さ
れ、圧縮空気が加熱されて温風として、上ケース
3内に送られる。ヒーター25の直上には、凹部
を下側にした椀状の拡散板40によつて、サーモ
スタツト27が取付けられた同じ椀状で、通気口
28を全面に配したネツト29があり、これらを
上ケース3と一緒にビスにより下ケース2に固定
一体化されている。上ケース3の上部にはヒンヂ
31を設け、フタ30が開閉できる。又フタ30
には排気口32が開いている。33はハンドル軸
34を上ケース3の軸穴35に嵌合させている。
上ケース2のネツト29とフタ30のスペースが
小物衣類の被乾燥物を入れる乾燥室36を構成し
ている。なお、ネツト29は被乾燥物の載置台を
兼ねている。。37は円弧状の吸気口8の範囲よ
りも長い隔壁である。
ここで、この実施例の下ケースから上ケースま
での内部配置構成及び空気の流れをまとめて見て
みると、まずタイムスイツチ13をONにした
後、下ケース2の下側に形成された吸気口8から
入つた空気はフイルター9を通り、吸音材B11
に沿つて中央部の吸入口5からその上の送風機6
の下方から取り込まれ上方への送風力が加えられ
る。その空気流は、仕切板24の通気穴(図示せ
ず)を通り、さらに、支持台38の基板の中央部
に設けられた通風穴を通つて、送風機6の上中央
に設けられたヒーター25に導かれ、そこで暖め
られて温風となり、送風機6の上昇気流に暖めた
ことによる温度差による浮力が加わつて、さらに
加速された温風が上昇する。ヒーター25は支持
台38の基板上面に設けた整風板39の上に取付
けてあるので、一部はヒーター25を通り抜け温
風となり、一部はヒーター25と支持台38の基
板との隙間を通り抜け冷風のまま整風板39によ
り四方へ導かれる。この冷風を混合することによ
り温風は衣類乾燥に適した温度に調整される。温
度が高すぎた時には衣類のちぢみ、変色等の原因
になつてしまう。この時、整風板39により風の
吹き出し方向が調節され、温度むらのないように
混合される。次に乾燥室36内の被乾燥物全体に
温風をあてるため、防滴板の機能を有し、ヒータ
ー25を通過した温風と整風板39で導かれた冷
風とが混合された適度の温風を四方へ拡散させて
上方へ導く拡散板40によつて拡散され、ネツト
29を通して温風は被乾燥物の下面全体から上方
へ流れる。被乾燥物を通過した水分を含む温風は
そのまま上昇力によつて上ケース3の蓋30に設
けられた排気口より負荷を受けることなく、本体
1の外へ排出される。
〔考案の効果〕 以上のようにこの考案よれば、通風穴を有し仕
切板の上面に取付けられた基板を備え、通気部を
有し仕切板の中央部に基板と隙間をあけて支持さ
れたヒーターと、送風機による送風を冷風のまま
ヒーターと基板との間から四方へ導く整風板とが
設けられたヒーター支持台を有し、椀状をなしヒ
ーターの上に凹部を下側にして配置された拡散板
が、ヒーターを通過した温風と整風板で導かれた
冷風とが混合された温風を四方へ拡散させて上方
へ導き、椀状をなしその凹部を下側にして拡散板
の上に隙間をあけて設けられたネツトが、被乾燥
物の載置台を兼ねるから、被乾燥物の空気抵抗よ
り大なる圧縮空気を発生させる送風機により発生
させた風力の低下を最小にして、強制的に被乾燥
物全体に適度な温風を通過させることができ、短
時間で空気の流れに不要の負荷を加えることなく
効率的な乾燥ができる。また、被乾燥物を折りた
たんで入れることができるので本体を小さくする
ことができ、省スペース、手軽に使用できる等極
めて実用性が高いという効果がある。また衣類全
体に適度な温風をあてることができるので衣類の
ちぢみ、変色を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の小物衣類乾燥機の一実施例を
示す縦断面図、第2図は第1図と同じ一実施例の
吸入口下部部分を示す横断面図、第3図はヒータ
ーと支持台の斜視図、第4図は従来のハンガー式
乾燥機を示す縦断面図である。 図において、1は本体、2は下ケース、3は上
ケース、4は受台、5は吸入口、6は送風機、7
は防振リング、8は吸気口、9はフイルター、1
0は吸音材A、11は吸音材B、12はコードリ
ール、13はタイムスイツチ、14はツマミ、1
5は前板、16は凸部、17は下端片、18は
穴、19はゴム脚、20は水受部、21は固定
部、22はL形、23はゴムシール、24は仕切
板、25はヒーター、26は防滴板、27はサー
モスタツト、28は通気口、29はネツト、30
は蓋、31はヒンヂ、32は排気口、33はハン
ドル、34は軸、35は軸穴、36は乾燥室、3
7は隔壁、38は支持台、39は整風板、40は
拡散板である。なお、図中同一符号は同一又は相
当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下側に設けた吸気口から吸気された空気を上
    方へ送風する送風機を内蔵した下ケースと、 中央部に前記送風機による送風を通過させる
    通気穴が設けられ、前記下ケースの上部に取付
    けられた仕切板と、 前記通気穴を通過した送風を通す通風穴を有
    し前記仕切板の上面に取付けられた基板を備
    え、通気部を有し前記仕切板の中央部に前記基
    板と隙間をあけて支持されたヒーターと、前記
    送風機による送風を冷風のまま前記ヒーターと
    前記基板との間から四方へ導く整風板とが設け
    られたヒーター支持台と、 椀状をなし前記ヒーターの上に凹部を下側に
    して配置され、前記ヒーターを通過した温風と
    前記整風板で導かれた冷風とが混合された温風
    を四方へ拡散させて上方へ導く拡散板と、 椀状をなしその凹部を下側にして前記拡散板
    の上に隙間をあけて前記仕切板上に設けられ、
    かつ被乾燥物の載置台を兼ねたネツトと、 このネツトの上方に設けられ、天部に通気性
    を有する開閉自在な蓋を有し、該蓋とネツトと
    の間に乾燥室が形成され、かつ前記下ケースと
    一体化されて箱体を構成する上ケースとを備え
    た小物衣類乾燥機。 (2) ヒーターの上にはヒーターよりも径大なる拡
    散板を設けたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の小物衣類乾燥機。
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