JPH0335088A - 耐燃性要素 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、発泡グラファイト及び少なくとも１種の追加
の成分を含む発泡体を基材とする耐燃性要素並びにその
建築材料としての使用に関する。

発泡体を基材とする従来の耐燃性要素は、かなりの失点
を有している。これらのものは、火事の場合に塩素含有
ガスを発生し、加熱された場合にかなり収縮し、火陥侵
蝕に耐久性が不十分である膨張した発泡体を生じ、火陥
に曝された場合に溶融し、施用場所からしたたり落ちる
か、またはすべり落ち、モして／または低すぎる膨張圧
力を有する。これらのすべての特性は、望ましくないも
のである。火事の場合、殊に例えばドアの接続部を効果
的に封鎖することを確実にすべきである。

ヨーロッパ特許出願第８１　０，００９．１０９号には
、接続部、空孔などに対する発泡性のシール材料が開示
され、それは、織物または非織物に発泡グラファイト、
ポリクロロプレン、アルキルフェノール−ホルムアルデ
ヒド樹脂及び安定剤の混合物で被覆したものである。こ
の材料の欠点は、殊にこのものが火事の場合に塩素含有
ガスを放出することである。

ドイツ国特許出願公開第２．１６８．７０６号には、発
泡グラファイトを含む耐燃性ポリウレタンフォームが開
示されている。この材料は、耐燃性室内装飾に有用であ
り、そして適当な試験に合格したものとして記載されて
いる。単位体積当りの重量に関し、殊に防火試験におけ
る材料的特性及び挙動に関して耐燃性要素に対する要求
がかなり高いため、他の材料と組み合わせた発泡グラフ
ァイト配合発泡体が耐燃性要素として適し得るものは期
待できなかった。

発泡性グラファイト及び必要に応じて通常の添加剤を含
み、加えて含リンポリオール、ボレート及びアミン塩よ
りなる群からの１つまたはそれ以上の成分を含有するこ
とを特徴とする発泡体を基材とする耐燃性要素が見い出
された。更に、この型の耐燃性要素は、建築材料として
使用し得ることが見い出された。

適当な発泡体の例には、独立または連続気泡を有する有
機または無機発泡体ばかりでなく、有機または無機材料
製の不織布及びウール並びに成形した鉱物ウール製品が
ある。発泡体、不織布またはウールに対する基材の例に
は次のものがある二石膏、水ガラス、セルロース、ポリ
オレフィン、ポリアルキレンオキシド、ホルムアルデヒ
ド樹脂例えばフェノール−１尿素−メラミン−及び／ま
たはジシアンジアミド−ホルムアルデヒド樹脂、ポリハ
ロゲン化ビニル、ポリ芳香族ビニル、ポリアミド、ポリ
アクリレート、ジエン重合体、ポリホスファゼン、シリ
コーン及び殊にポリウタレン。

これらの材料は、それ自体公知の方法で発泡体、不織布
またはウールに製造し得る。例えば、発泡体は、初め液
体である多成分混合物を発泡体に転化させるか、または
発泡するまでラテックスをビーティングし、続いて硬化
または凝集させることにより得ることができる。また発
泡体は、通常の方法で耐燃性加工を与えられ、モして／
または通常の耐燃性添加剤、通常の他の充填剤及び／ま
ｔ；は通常の補助剤を含む。この型の添加剤及び充填剤
は、例えば繊維、球、中空球、粉末またはペレット状で
あり得る。例には、水酸化アルミニウム、バーミキュラ
イト、ポリリン酸アンモニウム、水酸化マグネシウム、
ガラス粉末、ガラス球、ミクロガラス中空球、カルシウ
ムシアナミド、炭酸カルシウム及び／またはアルミノケ
イ酸塩がある。

本発明による耐燃性要素に好ましいポリウレタンフォー
ムは、例えば通常のポリイソシアネート及び通常のポリ
オールから、必要に応じて通常の補助剤と一緒に用いて
製造し得る。適当なポリオールの例には、例えばＷ、シ
ー７ケン（Ｓ　１ｅｆｋｅｎ）、ジュスツス・リービッ
ヒス・アナーレン◆デル・ヘミ−（Ｊ　ｕｓｔｕｓ　　
Ｌ　ｉｅｂｉｇｓ　　Ａ　ｎｎａｌｅｎ　　ｄｅｒ　　
Ｃｈｅｍｉｅ）　、５６２．７５〜１３６真に記載され
る脂肪族、環式脂肪族、芳香脂肪族、芳香族及び／また
は複素環式ポリイソシアネート、例えば式Ｑ（ＮＧＯ）
ｎ 式中、ｎは、２〜４、好ましくは２であり、そして Ｑは、炭素原子２〜１８個、好ましくは６〜１０（ｉを
有する脂肪族炭化水素基、炭素原子４〜１５個、好まし
くは５〜１０個を有する環式脂肪族炭化水素基、炭素原
子６〜１５個、好ましくは６〜１３個を有する芳香族炭
化水素基、または炭素原子８〜１５個、好ましくは８〜
１３個を有する芳香脂肪族炭化水素基である、 のものがある。

好適なものは技術的に容易に入手し得るポリイソシアネ
ート、例えば２．４−及び２．６−トルイレンジイソシ
アネート並びにこれらの異性体（「ＴＤＩＪ）のいずれ
かの所望の混合物、殊にアニリン−ホルムアルデヒド縮
合に続いてのホスゲン化により製造される（「粗製ＭＤ
ＩＪ）ポリフェニル−ポリメチレンイソシアネート並び
にカルボジイミド基、ウレタン基、アロファネート基、
イソイアヌレート基、ウレア基及び／またはビウレット
基を含むポリイソシアネート（「改質化されたポリイン
シアネート」）、殊に２．４−及び／または２．６−ト
ルイレンジイソシアネート基或いは４．４′−及び／ま
たは２．４′−ジフェニルメタンジイソシアネートから
誘導される改質されたポリイソシアネートにより与えら
れる。

適当なポリオールの例には、分子量４００−１ｏ、ｏｏ
ｏを有するもの、殊にカルボキシル基２〜８個を有する
ポリエステル及びポリエーテルがある。適当なヒドロキ
シ含有ポリエステルの例には、多価、好ましくは二価及
び、必要に応じて更に三価のアルコールと多価、好まし
くは二価のカルボン酸との反応生成物がある。また遊離
のポリカルボン酸の代りに、対応するポリカルボン酸無
水物または対応する低級アルコールのポリカルボン酸エ
ステル或いはその混合物もポリエステルを製造する際に
使用し得る。

少なくとも２個、通常２〜８個、好ましくは２〜３個の
ヒドロキシル基を有する適当なポリエーテルは、例えば
エポキシド例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフラン、スチレン
オキシドまたはエピクロロヒドリンとそれ自身との重合
またはこれらのエポキシドと反応水素原子を有する出発
成分例えば水、アルコール、アンモニアまｔ；はアミン
との付加反応により製造し得る。

加えてまた適当なポリオールには、次に鎖長延長剤また
は交叉結合剤として機能する分子量３２〜４００を有す
るものがある。これらの化合物は例えばインシアネート
に対して反応性である水素原子２〜８個、好ましくは２
〜４１’ｉを有し得る。

このタイプの化合物の例には、エチレングリコール、フ
ロピレン１．２−グリコール、プロピレン１．３−グリ
コール、ブチレン１．４−グリコール、ブチレン２．３
−グリコール、ペンタン−１，５−ジオール、ヘキサン
−１，６−ジオール、オクタン−１，８−ジオール、ネ
オペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、トリメチロールプロパンとエチレンオキシドｌ
〜５モルとの付加生成物、ヘキサン−１，２，６−）ジ
オール、トリメチロールエタン、ペンタエリトリトール
、マンニトール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール及ヒ４００まで
の分子量を有する高級ポリエチレングリコールがある。

適当な発泡性グラファイトの例には、グラファイト中へ
のＳＯｘ％Ｎ　Ｏｘｓハロゲン及び／または強酸の内位
添加化合物がある。またこれらのものは、グラファイト
塩とも呼ばれている。例えば１２０〜３５０℃の温度で
発泡しなからＳＯ２、Ｓ＜）！、Ｎｏ及び／またはＮＯ
８を放出する発泡性グラファイトが好ましい。発泡性グ
ラファイトは、例えば０．１〜５開の範囲の最大直径を
有するペレットの状態であり得る。好ましくは、この直
径は０．５〜３ｍｍの範囲である。本発明に適する発泡
性グラファイトは商業的に得られる。

一般に、発泡性グラファイト粒子は、本発明による耐燃
性要素中に均一に分散される。しかしながらまた、発泡
性グラファイト粒子の濃度は変えることができ、そして
ポイント、パターン、シート及び／またはサンドイッチ
状で存在し得る。

でき上りの耐燃性要素を基準として、例えば１〜５０重
量％の発泡性グラファイトをこのものに含め得る。好ま
しくは、この発泡性グラファイト含有量は、２〜２０重
量％、殊に２〜ｌＯ重量％である。

本発明による耐燃性要素の体積当りの重量は、例えば１
００〜１０００ｋｇ／ｍ”の範囲であり得る。

好ましくは１５０〜６００　ｋｇ／　ｖａ”である。

含リンポリオール、ボレート及びアミン塩よりなる群か
らの１つまたはそれ以上の成分と組み合わせて発泡性グ
ラファイトを含むことが、本発明による耐燃性要素の本
質的特徴である。適当な含リンポリオールの例には、例
えばＯＨ含有またはＯＨを含まぬ第一級または第二級脂
肪族、環式脂肪族、芳香族、芳香脂肪族または複素環式
モノ−及び／またはポリアミン、カルボニル化合物及び
ジアルキルホスファイトの縮合に続いて、必要に応じて
アルコキシ化により得ることができる含すン縮合生皮物
がある。これらの型の縮合生成物は、例えばドイツ国特
許第１．１４３．０２２号、米国特許第３．０７６．０
１０号、ドイツ国特許出願公告第１．８０３．７４７号
及び同第１．９２８．２５６号から、それ自体公知であ
る。好適なものは、少なくとも２個のヒドロキシル基を
含み、そして式 ％式％） 式中、Ｒは、ｃｌ〜Ｃ１−アルキルまたはＣＩ〜Ｃ６−
ヒドロキシアルキル、好ましくは工チルまたはヒドロキ
シエチルを表わし、そして Ｘは、水素またはメチル、好ましくは水素を表わす、 を有する含すン縮合生酸物である。

適当なボレートの例には、塩の形のボレート、殊にホウ
酸カルシウム、マグネシウム及び亜鉛がある。好適なも
のは、カルシウム及びマグネシウム含有ホウ素鉱物、殊
にコレマナイトである。

適当なアミン塩は、アミンと酸との塩、殊にメラミン塩
例えばリン酸メラミン、ニリン酸メラミン、ホウ酸メラ
ミン、フタル酸メラミン、シュウ酸メラミン、シアヌー
ル酸メラミン及び硫酸メラミンである。化学量論量のア
ミンと酸とを用いて塩生皮を行うことが常に必要である
とは限らず、例えば１モルのメラミンと０．５〜１モル
の酸（例えばオルトリン酸）との反応生皮物またはメラ
ミンとメラミン塩との混合物を使用し得る。更に、例え
ばエチレンジアミン塩例えばリン酸エチレンを用いるこ
とができる。またエチレンジアミンリン酸塩は、例えば
塩、他の陽イオンとの混合塩及び／またはエチレンジア
ミンとリンの酸例えばオルトリン酸、メタリン酸、ピロ
リン酸またはポリリン酸、亜リン酸、ホスホン酸、ホス
フィン酸との部分塩、リン酸の酸性エステル、酸性部分
エステル及びアミドであり得る。殊に興味あるものには
、成分を水性媒質中で一緒にし、続いて蒸発することに
より容易に製造し得る、エチレンジアミンとオルトリン
酸との中和生成物がある。またリン酸エチレンジアミン
並びにメラミンリン酸メラミンとの組合せ、例えば１０
０〜２０、好ましくは７０〜３０重量％のリン酸エチレ
ンジアミンを含むものも使用し得る。好適なアミン塩は
リン酸メラミンである。

ボーレート及びアミン塩の粒径は、例えば０．１〜５０
０ｐＩｌの範囲で変え得る。

本発明による耐燃性要素を基準として、例えば２〜３０
重量％の含リンポリオール、０〜３０重量％のボレート
及び／または２〜３０重量％のアミン塩をこのものに含
有させることができ、ここにこれら３成分の合計は例え
ば５０重量％以下である。

本発明による耐燃性要素は、例えば発泡性グラファイト
及び含リンポリオール及び／またはボレート及び／また
はアミン塩を特定の発泡体またはその成分の製造のため
の反応混合物に加えることにより製造し得る。また本発
明に本質的なものであるこれらの成分をラテックス分散
体に加えることができ、次にこのものを発泡するまでビ
ートし、そして硬化または凝集する。また本発明に本質
的である成分を例えば既に調製されｔ；発泡体の含浸ま
たは浸漬用の水性分散体中で用いることができる。本発
明による耐燃性要素の成形は、特定の応用目的に適用さ
せることができ、そして当業者には、発泡体の技術に原
理的に精通しているため、何ら困鯨はない。

本発明による耐燃性要素は、例えば接続部、空孔、ウオ
ール・ダクト、パイプ・ダクトのシーリングのみでなく
、任意所望の目的物の被覆に使用し得る。これらものは
、火事からの熱及びガスに対する遅延及び緩衝機能ばか
りでなく、殊に封止機能も有し、このものは火焔に曝さ
れた際にも長期間保持される。これらのものは、任意所
望の形状で、例えば薄片、粒子、球、異形材、管材、格
子、プラグ、パネル、四角いブロック、ピラミッド、ハ
ーフ・シェル、中空体、スリーブ、フオーム・シートま
たはいずれかの他の所望の成形製品として市販され、そ
して使用され得る。本発明による耐燃性要素は、必要に
応じて孔、分割用割れ目または折り目を有し得る。必要
に応じて、これらのものは、必要に応じて接着剤を用い
て、現場で任意所望の方法で集威し、例えばきっちり配
列したまたはゆるい集成体にすることができ；望ましい
場合、これらものは現場で製造することもできる。

また本発明による耐燃性要素は、他の耐燃性材料と組合
わせることができ、そして建築材料として単独で、また
は他の耐燃性材料と共に使用し得るか、または建築部品
の一部となり得る。適当な建築部品の例には次のものが
あるニジ−リング部品、成形ガスケット、壁、パネル、
スリーブ、ケーブル仕切り、パイプ仕切り、はり、柱及
び吊り天井。本発明による耐燃性要素は、硬質、可撓、
弾性または軟質であり得る。

本発明による耐燃性要素は、建造材料として、例えば自
動車、船、ワゴン、飛行機、装置の建造及び家具の製造
のみでなく、プラント建設、ビルディング建設並びに土
木及び室内装飾において使用し得る。

適当な使用例には次のものがある： シート用またはカバー用ケーブル線路、空調ダクト並び
に木造及び鋼鉄構造物の被覆用マット、壁及び天井部材
の被覆、仕切り用ロックウールマット、ジヨイント・シ
ール布及び電子機器のケーシング；ビルディング及び装
置建設の接続部シール用のコード及びプロフィル；ビル
ディング構造におけるエースケーブル、パイプまたは鋼
製筋違に対するハーフシェル；ドア枠及び窓のストリッ
プ、ビルディング、ワゴン及び自動車の構造の二重壁の
空間充填用粒子及びパネル、充填耐燃性ドア用の粒子及
びフオームパネル；ビルディングの建築及び造船におけ
るケーブル・ダクト（隔！り用ブロック、パネル、マッ
ト及びプラグ；パイプダクト（仕切り）用の包装及びス
リーブインサート、自動車及びワゴンの建造並びに家具
の構造におけるシートまたはアームレストの上張り；ケ
ーブル及びパイプダクト充填用の２戊分反応混合物；加
熱されたとき閉鎖するビル建築における排気格子；型付
はパネル及び被覆金属シートの形の防音材並びに耐熱目
的のパネル。

火事の場合に、本発明による耐燃性要素は、殊に固体炭
素発泡体構造の形成、低い低焔侵蝕、低い煙り濃度、早
い消火効果及び溶融し始めた材料がしたたり落ちないか
、または滑り落ちない驚くべき事実に特徴がある。更に
、本発明による耐燃性要素は、製造、加工及び組立中に
粉塵を生成させずに取り扱うことができる利点を有する
。

下記の実施例において、特記せぬ限り部及び％は重量に
よる。

実施例 実施例において頻繁に使用されるものの特徴：ポリイソ
シアネートＡ ２５℃での蒸留残留物が粘度１００ｃｐを有するものと
なるような量のジイソシアナトジフェニルメタンをアニ
リン／ホルムアルデヒド縮合生成物の粗製ホスゲン化生
酸物から留去することにより得られたポリメチレン−ポ
リフェニル−ポリインシアネート（三核成分の含有量：
５９．７％；三核成分の量：２１．３％；多核ポリイソ
シアネートの量：１９．０％）。

ポリイソシアネートＢ ジイソシアナトジフェニルメタンを２５℃での蒸留残分
が粘度４００ｃｐを有するまで留去する以外はポリイソ
シアネートＡに記載されるように得られたポリメチレン
−ポリフェニル−ポリイソシアネート（三核成分の量：
４５．１％；三核成分の量：２２．３％；多核ポリイソ
シアネートの量：３２．６％）。

ポリオールｌ プロピレンオキシド４５％及びエチレンオキシド５５％
とトリメチロールプロパンとの付加反応により得られ、
そしてＯＨ数５６を有するポリエーテル−ポリオール。

ポリオール２ プロピレンオキシド８３％及びエチレンオキ９１１７％
とトリメチロールプロパンとの付加反応により得られ、
ＯＨ数３６を有するポリエーテル−ポリオール。

ポリオール３ エチレンオキシドとトリメチロールプロパンとの付加反
応により得られ、そしてＯＨ数５５０を有するポリエー
テル−ポリオール。

ポリオール４ プロピレンオキシド５％及びエチレンオキシド９５％と
グリセリンとの付加反応により得られ、そしてＯＨ数２
５０を有するポリエーテル−ポリオール。

リンジオールＰ 下記の理想式を有する工業級の含リン縮合生成物： （ＣｚＨｓＯ）＊ＰＯＣＨ＊Ｎ（ＣＪｉＯＨ）ｘ赤色酸
化鉄顔料 Ｂ　ａｙｆｅｒｒｏｘ＠Ｍ　３１８、バイエルＡＧ活性
剤１ 過メチル化ジエチレントリアミン。

活性剤２ スズ（ＩＩ）ジオクトエート。

グリセリンエステルＧ 下記構造式のグリセリンと脂肪酸とのエステル：ｃｏ、
−ｃｏｏ−ｃ、ｔｔ、ｓ ＣＨＣＯＯＣ，Ｈｔｓ ＣＨＩ　　ＣＯＯＣｙＨ＋ｉ 発泡性グラファイト 加熱の際に硫黄酸化物を放出しながら発泡するグラファ
イト。その９０％が０．５ｍｍ以下の直径を有するペレ
ット状粒子からなる粉末。Ｓ　ｉｇｒａｆｌｅｘ’ＦＲ
９０−６０／８０なる名称でＳ　ｉｇｒｉから商業的に
得られる。

コレマナイト 下記の理想実験式のホウ酸カルシウム鉱物：ＣａＪａＯ
ｔ　ｌ　６　！５１（！。

実施例１ ポリオールｄ　　１００部、リンジオール２６０部、赤
色酸化鉄顔料２部、水酸化アルミニウム１５部、リン酸
メラミン５０部、水１部及び発泡性グラファイト２０部
をコニカルプラグを形成させる型中でポリイソシアネー
ト（Ｄｅｓｍｏｄｕｒ＠４４Ｖ２０、バイエルＡＧ）１
００部と共に撹拌した。固有水含有量により軟質−柔軟
性である２１０ｋｇ／ｍ３の単位体積当りの重量を有す
る発泡体が生じた。同様に製造した材料試験片において
、発泡性グラファイトをタルクに置き換えた。

両方の７オームプラグをその平らな側を５００℃に加熱
したやや傾斜した金属シート上に置いた。

タルクを含むプラグは発泡し、そして溶融しながら傾斜
した金属シートを滑り落ち始め、一方発泡性グラファイ
トを含むプラグは発泡しながらその場に留まり、滑り落
ちなかった。

この試験は、タルクの添加により耐燃性であるように設
計された発泡体は、火焔に曝された際に溶は落ち、一方
発泡性グラファイトは火焔に曝した際に溶は落ちを防止
することを示す。この効果は、シール材が滑らかな表面
、例えば金属表面上にある場合に殊に重要である。

実施例２ ポリオール１　７５部及びリンジオール２３０部、発泡
性グラファイト５部、コレマナイト粉末１０部、水０．
６部、活性剤１　０．７部及びグリセリンエステル００
０４部を相互に十分に混合した。ポリイソアネート８４
フ部をこの混合物に加え、次に均一になるまで撹拌した
。この反応混合物を１ＯＸ２０Ｘ５ｃ＋ｉの大きさを有
する型中に注ぎ、そして自由に発泡させた。発泡体の高
さは平均４．２ｃｍであり、これは１９０　ｋｇ／　ｒ
ａ”の単位体積当りの重量を有していた。得られた軟質
−弾性発泡体ブロックを凸面を切除することにより四角
いブロックに変えた。四角いブロックの形態のこのタイ
プの発泡体部品は、ビルディングの壁中のケーブルダク
トのシール用に高度に通していた。

このものを次の方法で小型オーブン（ＤＩＮ　　４１０
２と同様の方法）中で試験した： ５０Ｘ５０Ｘ２０ｃｍの大きさの多孔性コンクリートブ
ロックの中心に３０Ｘ３０ｃｍの孔を開けた。

固くしばった１０本の電らん（タイプＮＹＭ−Ｊ４×６
、ＰＶＣケーブルシース、ケーブル１本当りの直径１５
ｍｍ）の束を２５ｃｍのケーブル長が火焔に曝される側
に突き出るように孔の底部上にこの孔に通して置いた。

ケーブルの束の全長は７゜ｅｌｍであった。孔の全体残
留容積を、個々の四角いブロックが層状に配置され、そ
して−緒に圧縮されて孔の無接着シールを形成するよう
に発泡体の四角いブロックで満たした。かくて得られた
ケーブル隔離模型を小型火焔炉の側壁の適当な大きさの
開孔内に置き、そして９０分間火焔に曝し、その際に火
焔はＤＩＮ　　４１０２による単位温度／時間曲線に対
応した。９０分間火焔に曝した後、ケーブル隔壁はまだ
透過していなかった。この隔壁の外側の温度は、四角い
ブロック上で７０℃及びケーブルシース上で１５０’ｃ
であった。

実施例３〜１１ 更に実施例２の方法と同様に本発明による耐燃性要素を
製造した。

混合成分を下の第１表に示す。

実施例１２〜１６ 実施例２に記載の方法と同様に次の反応混合物を調製し
た： 第２表 ポリオール３ ポリオール４ 発泡性グラファイト コレマナイト リンジオールＰ 水酸化アルミニウム リン酸メラミン 赤色酸化鉄顔料 水 活性剤ｌ グリセリンエステルＧ ポリイソシアネートＡ ６ ６ ４１４ １２０　　１２０ ６ １３２　　１３２　　１３２ ２１　　２１　　　− ９７９ ０２０ ６６６ ３ １１．２ ０．５　０．５　０．５ 実施例１２〜１６に対応する反応混合物を、円錐形の断
面を有する開放した丸い型中に、各々の場合に自由に発
泡する混合物がその高さが末端で５ｃｍ及び中央で６０
ｆｆｌであり、そしてその底部直径が１６．５ｃ＋ｉ、
上端直径が１７．５ｃｍである軟質−弾性プラグを形成
する量で注いだ。

天井の開口をシールする耐燃性要素（天井隔壁）要素と
しての能力を試験するため、種々の成形発泡体製品を上
の直径を有するプラグの形態で製造しｔ；。プラグの底
部を第３表に示すように製造し、そしてプラグの上端は
各々の場合に自由に発泡する反応混合物の上端で生じる
発泡体フィルムであった。

天井隔壁模型を、５０Ｘ５０ＸｌＯｃ＋ａの大きさの多
孔性コンクリートスラブに４つの丸い開口を開けて製造
した。各開口は２個の同じプラグでシールした。開口を
シールするため、プラグの側面を強い接着力の耐燃性ペ
ーストで被覆し、水の蒸発後に厚さ１ｍｍのフィルムを
生皮させた。次にプラグを一緒にかるく圧縮し、そして
プラグの底部側が多孔性コンクリートスラブの中央に位
置し、プラグの上端側が外部に曝されるように開口部中
に押し込んだ。このように、多孔性コンクリートスラブ
中の開口部の全容積を満たした。

これらの天井隔模型の各々を小型火焔炉の天井中の適当
な大きさの開口中に設置した（ＤＩＮ４１０２と同様に
製造）。火焔に対する暴露は、ＤＩＮ　　４１０２の単
位温度／時間曲線により１２０分間行った。種々のプラ
グに対する火焔のブレークスルー（突破）を測定しｔ；
。結果を第３表に要約する。

実施例１６〜１８ 実施例２に記載の方法と同様に 金物を調製した。

第４表 して次の反応混 ポリオール２ ブタン−１，４−ジオール リンジオールＰ コレマナイト 発泡性グラファイト リン酸メラミン 水 活性剤ｌ 活性剤２ 赤色酸化鉄顔料 ポリイソシアネートＡ ２００　　２００　　２００ １２　　　１２　　　１２ １２　　　−　　　１２ １２０　　１２０　　　８０ １４　　　１４　　　１４ ０ １．６　　１．２　　１．４ ０．６　　２　　　０．４ ０．４　　−　　　　０．８ ２ ９２　　　７２　　　８８ 各々の反応混合物を発泡及び混合物の完全な反応後に２
５０　ｋｇ／　＋ｓ”の重量／単位体積を有する発泡体
スラブが得られるような量で、４０Ｘ４０Ｘ０．７ｃｍ
のキャビティーを有する閉鎖可能な型中に置いた。

シートのクツション上の上張りとして適するこれらの耐
燃性要素の耐燃効果を英国標準Ｂ５５８５２パート２に
よる装置中で試験した。実施例１８により得られた耐燃
性上張り材を厚さ６．８ｃｍのポリウレタンフォームマ
ットのシート枠上に被覆した。この被覆物の上面に、火
焔に暴露される木製フレーム・クリブ（ｆｒａｍ　　ｃ
ｒｉｂ）を所定の位置に置いた。火焔に対する曝露の結
果二火焔曝露開始７分後に、火焔は消した。火により生
じた重量損失は、２７ｇであり、そして耐燃性　　の燃
焼された部分の直径はｌｏｃｍであった。

実施例１９ ポリオール４　１００部、ジンジオール２６０部、水酸
化アルミニウム　１５部、リン酸メラミン５０部、赤色
酸化鉄顔料２部、水０．９部、グリセリンエステルＧＯ
，４１Ｓ及び発泡性グラファイト２０部の混合物をポリ
イソシアネートＢ１２０部と十分に混合した。得られた
反応混合物を１０Ｘ２０ｃｎ＋の底面積及び１５ｃｍの
高さを有する開放型中に注ぎ、そして自由に発泡させた
。このものは容易にパネルに切断し得る、２００　ｋｇ
／　ｍ’の重量／単位体積を有する硬質フオームを形成
した。これらの型のフオームパネルは、家及びワゴンの
建造における耐燃性壁または隔壁における耐燃性充填剤
及び強化材として適していた。

実施例２０ 木綿ウール２０部を第二級リン酸アンモニウム３部及び
発泡性グラファイト２部からなる混合物と十分に混合し
た。これにより添加剤がゆるく埋め込まれた木綿ウール
が得られた。この木綿ウールを成形してプラグを形成さ
せた。このプラグをレンガに設けた直径１．５ｃｍの穴
をシールするために用いた。かくてシールした穴を軸の
方向に−そってブンゼンバーナーからの火焔に曝露した
。これにより木綿ウールのあるものは燃焼したが、次に
炭化された木綿及び発泡したグラファイトの混合物から
なる固体シールが生じ、このものは穴を火焔ブレークス
ルーに対して６０分間以上シールした。発泡性グラファ
イトの代りにタルクを配合した木綿ウールを用いて試験
をくり返して行った。

この場合にシールは１５分以内に燃え抜けた。

本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。

１、発泡性グラファイト及び必要に応じて通常の添加剤
を含み、加えて含リンポリオール、ボレート及びアミン
塩よりなる群からの１つまたはそれ以上の成分を含有す
る発泡体を基材とする、耐燃性要素。

２、ポリウレタンを基材とする発泡体である、上記ｌの
記載の耐燃性要素。

３、加えて通常の方法で耐燃加工され、モして／または
通常の耐燃性添加剤、通常の他の充填剤及び／または通
常の補助剤を含有する、上記ｌ及び２に記載の耐燃性要
素。

４、含有される発泡性グラファイトがＳＯｘ。

ＮＯｘ、ハロゲン及び／または強酸のグラファイトへの
内位添加化合物からなる、上記１〜３のいずれかに記載
の耐゛燃性要素。

５、でき上りの耐燃性要素を基準として、１〜５０重量
％の発泡性グラファイトを含有する、上記１〜４のいず
れかに記載の耐燃性成分。

６、含リンポリオール２〜３０重量部、ボレート０〜３
０重量部及び／またはアミン塩２〜３０重量部を含有し
、その際にこれら３つの成分が５０重量％以下である、
上記１〜５のいずれかに記載の耐燃性要素。

７、発泡性グラファイト並びに含リンポリオール及び／
またはボレート及び／またはアミン塩を特殊な発泡体ま
たはその成分を製造するために反応混合物を加えること
を特徴とする、上記ｌに記載の耐燃性要素の製造方法。

８、構築材料としての上記１〜６のいずれかに記載の耐
燃性要素の使用。

９、建築材料がシーリング成分、プロフィルガスケット
、壁、パネル、スリーブ、ケーブル部品、パイプ部品、
ビーム、カラム及び／または補助天井である、上記８に
記載の使用。

１０、自動車、船、ワゴン、飛行機の製造及び／または
家具の製造及びプラント、ビルディング及び土木並びに
室内装飾における建築材料としての上記ｌ〜７のいずれ
かに記載の耐燃性要素の使用。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、発泡性グラファイト及び必要に応じて通常の添加剤
   を含み、加えて含リンポリオール、ボレート及びアミン
   塩よりなる群からの１つまたはそれ以上の成分を含有す
   ることを特徴とする発泡体を基材とする、耐熱性要素。 ２、発泡性グラファイト並びに含リンポリオール及び／
   またはボレート及び／またはアミン塩を特定の発泡体ま
   たはその成分を製造するために反応混合物に加えること
   を特徴とする、特許請求の範囲第１項記載の耐燃性要素
   の製造方法。