JPH0334887Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0334887Y2
JPH0334887Y2 JP10064085U JP10064085U JPH0334887Y2 JP H0334887 Y2 JPH0334887 Y2 JP H0334887Y2 JP 10064085 U JP10064085 U JP 10064085U JP 10064085 U JP10064085 U JP 10064085U JP H0334887 Y2 JPH0334887 Y2 JP H0334887Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
terminal
electrode
surge absorber
varistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10064085U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS628604U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10064085U priority Critical patent/JPH0334887Y2/ja
Publication of JPS628604U publication Critical patent/JPS628604U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0334887Y2 publication Critical patent/JPH0334887Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Resistors (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はIC(集積回路)を始めとする半導体素
子を静電気放電、雷サージ電圧、開閉サージ電圧
などの異常高電圧から保護するためのサージ吸収
器に関するものである。
従来の技術 近年、電子機器の多機能化に伴い、家電機器、
情報通信機器、産業機器分野などにおいて電子化
が推進されつつある。この電子化に用いられる
IC、LSI(大規模集積回路)などは優れた機能を
もつ反面、静電気、雷サージ電圧などの異常電圧
に対して極めて敏感であり、そのため電子機器の
誤動作を招いたり、または破壊に至る場合も少な
くない。そのため、電子機器の信頼性を確保、向
上させる観点からも、これら半導体素子のサージ
電圧対策は極めて重要である。
従来、この種のサージ吸収器は第4図a、bに
示すような構成であつた。第4図において、1は
板状をなしたるバリスタ素子で、一般に酸化亜鉛
またはチタン酸ストロンチウムなどを主原料とす
るセラミツクスである。2および3はバリスタ素
子1の表裏に対向する位置に銀ペーストの焼付な
どによつて形成された電極である。4、5は電極
2,3上に半田付けなどで接続されたリード線で
ある。
以上のように構成された従来のサージ吸収器に
ついて以下その動作を説明する。
サージ吸収器のリード線4,5は半導体素子に
つながる電源線、あるいは信号線の線間に接続さ
れ、これらの線間に侵入する静電気放電、雷サー
ジ電圧などの異常電圧を吸収する。この時、異常
電圧に伴うサージ電流は、リード線4→電極2→
バリスタ素子1→電極3→リード線5と流れ、そ
してバリスタ素子1によつて制限された電極2〜
3間の電圧が半導体素子に印加されることにな
る。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の構成では十分
にバリスタ素子1の特性が発揮できず、半導体素
子が保護できないという問題点があつた。すなわ
ちリード線4,5は極めて短い長さではあるが、
僅かなインダクタンスを有しているため、高周波
を有した異常電圧に対しては、大きな電圧降下が
リード線4,5に生じる。このため半導体素子に
印加される電圧はバリスタ素子1の制限電圧に加
えてこの電圧が印加され、実際に半導体素子に印
加される電圧はバリスタ素子1の制限電圧の数倍
になることもある。
本考案はこのような問題点を解決しようとする
もので、半導体素子に印加される電圧がバリスタ
の制限電圧のみになるサージ吸収器を提供するこ
とを目的としている。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するため、表裏に対
向する電極を有したバリスタの少なくとも一方の
電極の端部に複数個の端子を設け、そこから外部
にコム状電気端子を引き出したものである。
作 用 本考案は上記した構成により、少なくとも一方
の電極面上に半導体素子保護側用と異常電圧侵入
の線路側の2本の端子が設けられたことになり、
線路側からみた制限電圧は、従来と同様バリスタ
の制限電圧にインダクタンス成分による電圧降下
が加わつたものとなるが、半導体素子側からみれ
ば、バリスタの制限電圧のみとなり、保護特性の
優れたサージ吸収器が得られることになる。
実施例 第1図は本考案の一実施例によるサージ吸収器
を示す図で、同図aは正面図、同図bは同図aの
裏面図である。第1図において、6は酸化亜鉛な
どを主原料とする板状のバリスタ素子、7,8は
それぞれバリスタ素子6の表裏に設けられ、互い
に対向する電極、9,10は電極7の端部より、
また、11,12は電極8の端部より引き出され
た端子部、13,14,15,16は端子部9,
10,11,12にそれぞれ半田付けなどによつ
て電気的、機械的に接続され、外部に引き出され
たコム状電気端子、17,18,19,20はコ
ム状電気端子13,14,15,16の接続にお
ける機械的強度を上げるために、端子部9,1
0,11,12の反対面に部分的に設けられた電
極部である。
電極7,8、端子部9,10,11,12は従
来と同様、銀ペーストのスクリーン印刷、500〜
900℃の焼付けによつて形成される。また、コム
状電気端子13,14,15,16には先端が2
分され、バリスタ素子6を挟み込む形状を有した
端子が用いられる。
次に、以上のように構成されたサージ吸収器の
動作を説明する。今、例として電気端子13,1
5を線路側に、また電気端子14,16を保護側
にそれぞれ接続した場合、線路側から侵入した異
常電圧は、コム状電気端子13→端子部9→電極
7→端子部10→コム状電気端子14を経て、半
導体素子保護側に伝わろうとする。その間にバリ
スタ素子6を介して電極8へサージ電流が流れ、
異常電圧は吸収される。この時、コム状電気端子
14,16間の電圧、すなわち半導体素子保護側
の電圧はバリスタ素子6の制限電圧のみとなり、
端子部9,12への接続線のインダクタンスなど
の影響は全く受けない。そのため、従来例に比
し、より低い制限電圧が得られ、半導体素子の保
護に適したサージ吸収器が得られることになる。
次いで、本考案の第2の実施例について第2図
と共に説明する。上記第1の実施例との違いは、
コム状電気端子の引き出しを交互にした点であ
る。すなわち、第1の実施例の場合は、端子部9
ー10,11ー12の引き出しを外側2本、内側
2本としたものであつたが、第2の実施例では、
交互に端子部を引き出している。21は電極、2
2,23は交互に引き出された端子部で、バリス
タ素子6の裏面も同様な形状をなしている。この
ように構成されたサージ吸収器の作用は第1図と
同様であるが、電極21の形状が表裏同一パター
ンを用いることができるため製造面における作業
性、経済性が優れるという効果をもつものであ
る。
さらに、本考案の第3の実施例について第3図
a,bと共に説明する。上記第1の実施例との違
いは、2個の端子部を設けた電極を片面のみに形
成した点である。24は2個の端子部をもつ電極
で第1図の電極7と同様である。25は1個の端
子部26を中央端部にもつた電極であり、サージ
吸収器として総計3本の電気端子を引き出したも
のである。このように構成されたサージ吸収器の
作用は第1図と同様であるが、これは適用回路
上、アース側の線路にサージ吸収器の2個の電気
端子が接続できない場合、例えばシヤーシーがア
ース側線路になつている場合などに適した構造を
もつものである。すなわち、中央の1個のコム状
電気端子をアースへ、また両端の2個のコム状電
気端子は線路へ接続することによつてサージ吸収
器の働きを発揮するものである。
考案の効果 以上のように本考案によれば、表裏に対向する
電極を有した板状のバリスタの少なくとも一方の
電極の端部に複数個の端子を設け、その部分から
外部へのコム状電気端子を設けることによつて、
異常電圧吸収時、半導体素子に印加される電圧が
接続線のインダクタンスに影響されず、バリスタ
の制限電圧のみになり、優れたサージ吸収効果が
得られることとなる。
なお、本考案の実施例では、一方向のみに電気
端子を取り出したが、反対方向、ならびに隣り合
う辺の方向に取り出しても同様な効果が得られる
ことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の一実施例によるサージ
吸収器を示す正面図、裏面図、第2図は本考案の
第2の実施例を示す正面図、第3図a,bは本考
案の第3の実施例を示す正面図、裏面図、第4図
a,bは従来例のサージ吸収器を示す正面図、側
面図である。 1,6……バリスタ素子、2,7,8,21,
24,25……電極、9,10,11,12,2
2,23,26……端子部、13,14,15,
16……コム状電気端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表裏に対向する電極を有した板状のバリスタ素
    子の前記電極のうち少なくとも一方の電極の端部
    に、複数個の端子を設け、前記端子より外部にコ
    ーム状電気端子を引き出したことを特徴とするサ
    ージ吸収器。
JP10064085U 1985-07-02 1985-07-02 Expired JPH0334887Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064085U JPH0334887Y2 (ja) 1985-07-02 1985-07-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064085U JPH0334887Y2 (ja) 1985-07-02 1985-07-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS628604U JPS628604U (ja) 1987-01-19
JPH0334887Y2 true JPH0334887Y2 (ja) 1991-07-24

Family

ID=30970648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10064085U Expired JPH0334887Y2 (ja) 1985-07-02 1985-07-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0334887Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS628604U (ja) 1987-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0334887Y2 (ja)
JP2636214B2 (ja) 静電気吸収器
JPS61117802A (ja) サ−ジ吸収器
JP2636213B2 (ja) 静電気吸収器
JPS61189604A (ja) サ−ジ吸収器
JPH0214288Y2 (ja)
JPH0531280B2 (ja)
JPH0139065Y2 (ja)
JPS61125103A (ja) サ−ジ・ノイズ吸収器
JPH0139066Y2 (ja)
JPS6289301A (ja) サ−ジ吸収器
JPS6242487Y2 (ja)
JPS61222205A (ja) サ−ジ吸収器
JPS593559Y2 (ja) サ−ジ吸収器
JPS61124104A (ja) チツプバリスタ
JPS61189603A (ja) サ−ジ・ノイズ吸収器
JPS61234005A (ja) バリスタ
JPS6338205A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS6338215A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS61202402A (ja) サ−ジ吸収器
JPS61202401A (ja) 静電気吸収器
JPS6338206A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS6338214A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS6338212A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS61234006A (ja) バリスタ