JPS6338214A - サ−ジノイズ吸収器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電源線及び信号線から侵入するサージ（誘導
雷、誘導性負荷開閉によるサージ等）及び電圧レベルは
低いが機器の誤動作やテレビジョン受像機、ラジオ受信
機等の雑音の原因になるノ２ヘー／゛ イズを抑制するだめのサージノイズ吸収器に関するもの
である。

従来の技術 従来から、この種のサージノイズ吸収用として、第４図
に示すような円板状の電圧依存性非直線抵抗体または電
圧依存性非直線抵抗特性を有するセラミック誘電体が用
いられていた。これらはいずれも素体本体１にリード線
２及び３を接続したものを回路に挿入したりするもので
あるが、その場合、接続リード線２，３に起因する線間
インダクタンスのためにサージノイズの抑制効果が阻害
され、また有効周波数帯域が狭くなるという問題点があ
る。そこで最近では、第５図に示されているようなもの
が使用されるようになってきた。第５図セ４は円板状の
電圧依存性非直線抵抗特性を有するセラミック誘電体素
体で、一方の面の電極には２端子型のリード線５ａを接
続し、他方の面にはリード線５ｂを接続した３端子構造
を取っている。そして、リード線５ｂをグラウンド側に
、リード線５２Ｌの一方を入力側、他方を機器側に接続
すれば、リード線に起因する線間インダクタンスがなく
、特性向上が図れるとしている。

発明が解決しようとする問題点 上記のような従来例の場合、いずれも１つの信号線路ま
たは電源線路に１個の部品を装着しなければならず、装
着性及びコスト（組みっけコスト等）で問題があり、ま
た回路基板の高集積化を阻害するという問題があった。

さらに、素体が万一破壊した時の対策として第６図に示
すように、ヒユーズ等の保護機構を付加することも必要
であり、一層困難があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、小形でか
つ抑制効果に優れ、有効周波数帯域が広く、さらに万一
の故障時の安全機構をも備えた高性能なサージノイズ吸
収器を提供することを目的としたものである。

問題点を解決するだめの手段 このような問題点を解決するために本発明は、角板状の
電圧依存性非直線抵抗体及び／または非直線抵抗特性を
有するセラミック誘電体を２個用い、各々の一方の面に
は複数の分割電極、他方の面には全面電極を設け、これ
ら素体の全面電極側の面を１個の電極板に接続し、さら
に各々の素体の１個づつの分割電極を接続するような複
数の電極板を有し、この複数の電極板は一部の幅が他の
部分に比べて著しく狭くなっていると共にこの電極板か
らは２方向に外部端子が出ている構成としている。

作用 この構成により、サージノイズ抑制に効果を示す電圧依
存性非直線抵抗体及び／または電圧依存性非直線抵抗特
性を有するセラミック誘電体が２個並列に接続されるこ
とになり、また機器や回路での接続に当って接続リード
線に起因する線間インダクタンスのためにサージノイズ
の抑制効果が阻害されたり、有効周波数帯域が狭くなっ
たりする問題がなくなる。さらに、電極板の幅が著しく
狭くなっている部分が素体の異常時にヒユーズとして動
作する。そして、それらに加えて複数回路分を一体化し
ているので、装着性及びコスト（組みつけコスト等）の
面で優れ、高集積化の可能な高性能ナサージノイズ吸収
器を実現することに在る。

実施例 以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する
。

第１図ａ、ｂ、ｃ、ｄは本発明の一実施例によるサージ
ノイズ吸収器の正面図、背面図、上面図。

及び右側面図である。

第１図において、６及び７は電圧依存性非直線抵抗特性
を有する角板状のセラミック誘電体素体で、いずれも第
２図に示すような構造を有する。

第２図ａは素体６及び７の一方の面を示すもので、同図
すは他方の面を示すものである。第２図８は素体本体、
９，１０，１１．１２及び１３は分割電極、１４は全面
電極である。捷た、第１図において、１５は電極板で、
素体６及び７の全面電極１４側に電気的９機械的に接続
されている。１６はこの電極板１５より外部へ引き出し
た端子を示す。また、１７．１８，１９．２０及び２１
は素６１＼−ジ 体６及び７の分割電極９，１０，１１．１２及び１３ど
うしを接続し、かつ両方向に外部端子を引き出している
電極板で、第１図乙に示されているように、その一部が
他の部分に比べて幅が著しく狭くなる構造をしている。

なお、この幅の狭い部分２２，２３，２４．２５及び２
６の下には素体の電極がとないように第２図ａで示した
分割電極９〜１３を形成している。これらの電極板１７
〜２１と電極板１５は電気的に接触しないような構造を
とっている。

さらに、図示していないが、通常、耐候的性能を向上さ
せるため、外部端子以外の部分は、エポキシ等の樹脂で
外装されている。

なお、上記の実施例においては、電圧依存性非直線抵抗
特性を有するセラミック誘電体を２個用いる場合につい
て説明しだが、これは角板状の電圧依存性非直線抵抗体
を代りに用いて上記と同様に構成してもよく、この場合
、電圧依存性非直線抵抗体を２個用いるかまたは電圧依
存性非直線抵抗体と上記の電圧依存性非直線抵抗特性を
有するセラミック誘電体とを組み合せて構成するもので
ある。

発明の効果 上記のような構成を本発明のサージノイズ吸収器はとっ
ているので、共通電極部をアース側に接続し、複数電極
部の２つの端子部を複数回路の信号線捷たは電源線等に
挿入すると、各々の回路では第３図に示すような等何回
路となり、線・アース間に電圧依存性非直線抵抗特性を
有する素子が２個並列に挿入されることになシ、信号線
または電源線から侵入するサージ及び電圧は低いが機器
の誤動作やテレビジョン受像機、ラジオ受信機等の雑音
の原因になるノイズに対して抑制効果を示す。また、電
極板において他の部分に比べて幅が著しく狭くなってい
る部分はヒユーズに相当する部分となり、万一素体が故
障した場合に流れる電流によって溶断する構造となって
いる。さらに、本発明による構成は３端子構造となるこ
とによって、接続リード線に起因する線間インダクタン
スのためにサージノイズの抑制効果が阻害されたり、有
効周波数帯域が狭くなったりする問題がなく、しかも複
数回路用に対して１個ですむので、装着性及びコスト（
組みつけコスト等）の面で優れ、高集積化が可能である
という効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂ、ｃ、ｄは本発明の一実施例によるサージ
ノイズ吸収器を示す正面図、背面図、上面図及び右側面
図、第２図ａ、ｂは本発明の一実施例における素体の構
造を示す正面図と背面図、第３図は本発明のサージノイ
ズ吸収器の電気的等価回路を示す図、第４図、第５図は
それぞれ従来例のサージノイズ吸収器を示す正面図、第
６図は従来例のサージノイズ吸収器の使用状態を説明す
る結線図である。 ６．７・・・・・・セラミック誘電体素体、８・・・・
・・素体本体、９，１０，１１，１２．１３・・・・・
・分割電極、１４・・・・・・全面電極、１５・・・・
・・電極板、１７．１８゜１９．２０．２１・・・・・
・複数の電極板、２２，２３゜２４．２５．２６・旧・
・幅の狭い部分。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名８−
一寺Ｕ杯４本 第　　２　　図　　　　　　　　　　　　　　２．ノθ
ツノ、ノ２　ノ３−矛ト智Ｕ１瓢１の４／４−−−仝Ｉ
Ｙ１翫巧ら＆ （の 第４図 第５図 第３図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　角板状の電圧依存性非直線抵抗体および／または電圧
   依存性非直線抵抗特性を有するセラミック誘電体を２個
   用い、各々の一方の面には複数の分割電極、他方の面に
   は全面電極を設け、これらの素体の全面電極側の面を１
   個の電極板に接続し、さらに各々の素体の１個づつの分
   割電極を接続する複数の電極板を有し、この複数の電極
   板は一部の幅が他の部分に比べて著しく狭くなっている
   と共にこの電極板からは２方向に外部端子が出ている構
   造を有するサージノイズ吸収器。