JPH0334060Y2 - - Google Patents

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JPH0334060Y2
JPH0334060Y2 JP1987089984U JP8998487U JPH0334060Y2 JP H0334060 Y2 JPH0334060 Y2 JP H0334060Y2 JP 1987089984 U JP1987089984 U JP 1987089984U JP 8998487 U JP8998487 U JP 8998487U JP H0334060 Y2 JPH0334060 Y2 JP H0334060Y2
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は被覆電線を接続するために用いる電線
接続端子であつて、接続電線を完全に密閉状に接
続し得る密閉型電線接続端子に関する考案であ
る。
<従来の技術> 従来この種の電線接続端子は、多種多様のもの
が既に製品化されている。しかし、これらの電線
接続端子は筒部が硬質で変形性に乏しく、熱収縮
度に乏しいポリ塩化ビニール製の被覆筒で絶縁被
覆されただけのものであつた。
<考案が解決しようとする問題点> 従つて、従来の電線接続端子は、熱収縮性チユ
ーブを備えたものにあつても、接続する電線端部
の裸先端部分が端子の接続筒外に露出したままで
あり、また、この裸電線部分に続く被覆部分が被
覆筒の大径部分との間に空隙があり、被覆を剥離
して裸電線とした接続部の水密性を保つことがで
きず、水滴等の多い多湿場所では漏電の危険性が
あつて使用できないという問題があつた また、このような従来品にあつては、前記のよ
うに被覆筒の大径部分と電線被覆外周面との間に
空隙があるため電線が放射方向に受ける外力や、
接続した機器から端子が受ける振動が裸電線部分
の端子筒部の外端部分、即ち端子筒部との接続基
部に集中的にかかり、該電線接続基部が脆弱化し
切断し易くなるという問題があつた。
本考案は、このような従来品の問題点を解決す
ることを目的とし、接続電線の裸先端部を密閉状
とし、この裸電線部分に続く被覆部を、電線挿入
後の圧着が容易な小径部と、電線挿入自体が容易
な大径部とで構成したものである。そして、電線
の端子への接続後においてはこの大径部が電線の
被覆部外周面に気密状に密着する構造に縮小変形
することができるようにし、先端部密閉状の端子
の筒部へ接続した裸電線部分を、端子の筒部とと
もに完全に気密状に密閉した状態に接続被覆が可
能であり、しかも端子への電線接続基部に対し外
力が集中しない構造とした密閉型電線接続端子を
提案するものである。
<問題点を解決するための手段> この目的を達成するための本考案の構成を、実
施例に対応する第1図乃至第4図を用いて説明す
ると、本考案は電線接続筒部1aを有する金属製
端子1と、この端子1の筒部1aを内嵌被覆する
小径部2aと電線Kの被覆部c上を外套するため
の大径部2bとを有する合成樹脂製チユーブ2
と、該合成樹脂製チユーブ2の全内周面に接着さ
れた熱熔融性樹脂層3とからなり、前記合成樹脂
製チユーブ2が熱収縮性樹脂材で形成され、樹脂
層3が前記合成樹脂製チユーブ2の加熱収縮温度
以下の温度によつて熔融する樹脂材で形成され、
前記小径部2aが合成樹脂製チユーブ2の加熱収
縮された小径部であり、かつ、該小径部2aより
も端子先端部1b側に位置する部分が更に加熱収
縮されて端子1の首部1dを密封する密着部2c
となり、端子1の前記筒部1aの先端側開口部を
閉止してあり、しかも裸電線kと被覆部cとに跨
がつて金属筒体5を外套し、その上から前記チユ
ーブ2で包んだ構造の密閉型端子とした。
<作用> 本考案はこのような構成としたものであるか
ら、端子1の筒部1aに電線Kを接続した後にお
いて合成樹脂製チユーブ2の大径部2bの外周面
をホツトガン等の加熱器具を用いて加熱収縮さ
せ、同時に該大径部2b内面に接着してある熱熔
融性樹脂層3を熔融させることによつて、この熱
熔融した樹脂層3を介して大径部2bを接続電線
の被覆部上に密着させることによつて、接続した
裸電線部を密閉状とすると共に、前記チユーブ2
の内部の金属筒体5により端子の筒部1aと電線
の被覆部cとの間の裸電線kへの外力集中を防止
する。
<実施例> 以下本考案の実施例について図面に基づいて説
明する。
第1図乃至第4図は本考案における参考例を示
す図である。該実施例は、機器への連結用先端側
1bを丸孔1cのある丸形に形成し一端に筒部1
aを形成した所謂丸形端子1に関する実施例であ
る。而して、該金属端子1は銅板製で、外部の熱
収縮チユーブ2は薄着色した透明なナイロン製品
で、その内面にポリアミド材の熱熔融層3が接続
された二重チユーブ状にしてある。該チユーブ2
は同芯円形の大小二段の筒形部分2b,2aと端
子1の首部1dに密着させた部分2cとからなつ
ていて、その中間部分内に銅端子1の筒部1aを
内装し、該筒部1aの外周面から首部1d側部分
を加熱収縮させて小径部2aと密着部2cとを形
成し、該小径部2aによつて第1,2図に示すよ
うに端子1の筒部1aを内嵌被覆させるととも
に、外側部分を端子1の首部即ち筒部1aと先端
側1bとの間の部分1dに密着させ、端子1の筒
部1aの先端側開口部を閉止させたものである。
このようにすることによつて、熱収縮チユーブ2
の他端部に未収縮の大径部2bを残存形成したも
のである。
而して、被覆電線Kの端部の被覆を剥離して裸
電線kとした電線Kを第1図において鎖線で示し
た合成樹脂製チユーブ2の大径部2bの開口側か
ら挿入し、第2図に示したように裸電線k部分を
端子1の筒部1a内に挿入位置させたのち、第3
図に示したように、該筒部1aの外周部上をチユ
ーブ2の外側から加圧工具によつて加圧圧縮変形
4させて裸電線部kを挟持させ、次いでチユーブ
2の大径部2b上をホツトガン等の加熱器具によ
つて第4図に示したように加熱収縮変形させる。
この加熱操作によつて熱収縮チユーブ2の内面
に接着されていた熱熔融層3は熔融してチユーブ
2の収縮圧により電線Kの被覆部cとチユーブ2
との間に一部が残り一部が内外面に流出し塊3a
を形成する。
このようにして、チユーブ2内に位置する電線
被覆部cの端部と端子1の筒部1aの端部との間
を熱熔融性樹脂層3を介して合成樹脂製の熱収縮
製チユーブ2で一連一体に、かつ、水密状に被覆
させたものである。
第5図乃至第7図に示した実施例は、前記参考
例に示した先端側1bを丸形に形成した端子1の
筒部1a上に、第6図に示したように、別途銅材
で形成した中間部に小径部5aを形成した金属筒
体5の一側を小径部5aまで挿入して嵌合連結
し、この金属筒体5の全周面上と更に該金属筒体
5の他端外方位置にまで延長させて熱収縮性チユ
ーブ2を外套し、端子1の首部1d上に位置する
部分を加熱収縮させて、同首部1dに密着させた
ものである。
而して、該熱収縮チユーブ2は押出し成形され
た高密度ポリエチレン(HDPE)チユーブの拡径
品で、その内面の全域にポリアミド製の熱熔融性
樹脂層3を接着形成してある。
このようにしたものに、第7図に示したよう
に、被覆を剥離した電線Kの裸電線部kを撚り合
せて大径部(外側延長筒部)2b側から端子1の
筒部1a内に挿入し、その外周面上を加圧工具で
加圧圧縮変形4して接続挟持させるとともに、電
線被覆部c上において金属筒体5を加圧変形6さ
せて、電線被覆部をも加圧保持させたのち、大径
部2bの外周部を加熱炎で加熱しこれを収縮させ
電線Kの被覆部c上に密着させるのである。
このとき大径部2b内の熱熔融性樹脂層3は熱
熔融して第7図のようにチユーブ2の収縮により
その一部が電線Kの被覆上に押出され水密性を保
つ状態になる。
第8図乃至第14図のうち第9,11及び12
図は実施例であり、他は参考例を示したもので、
第8図に示したものは、前記第1実施例に示した
金属端子1におけるように、一端に電線接続用の
筒部1aを有する銅製の端子1であつて、先端部
1bをU字形に形成したものに、内面全体に熱熔
融性樹脂層3を接着形成した熱収縮性チユーブ2
を固着した構造としたもの、第9図に示したもの
は、該第8図に示した端子1と同様型式の端子1
に、前記第2実施例に示したと同様の金属筒体5
を介して内面熱熔融性樹脂層3形成熱収縮性チユ
ーブ2を固着した構造としたものである。
第10図及び第11図に示したものは、何れも
端子1の先端部1bを棒状に形成したもので、そ
の他は第8図及び第9図に示したと同様とした構
造のもの、第12図及び第13図に示したものは
何れも端子1の先端部1bをフアストン形に形成
したもので、第12図のものは金属筒体5を有す
るもの、第13図のものは端子1自体の筒部を電
線Kの裸電線部分kを受け入れる小径部分1aと
その被覆部分cを受け入れる大径部分1eとを有
する構造としたものに、それぞれ前記内面熱熔融
性樹脂層3を有する熱収縮性チユーブ2を固着形
成したものである。更に、第14図に示したもの
は一般に高電圧大容量の電気的接続に用いられて
いる端子1で、先端側1bを羽子板状に形成し、
該部分に二つのボルト止め用穴1c,1cを形成
した端子1の筒部1aに、前記と同様のチユーブ
2を固着した構造としたものである。
本考案にいう熱収縮性チユーブ2と熱熔融性樹
脂層3とは上記の実施例において説明したものの
ほか、高温用ナイロンと低温熔融ナイロンとの二
重層のものとしてもよく、内層部に形成する熱熔
融材は熱熔融性接着剤であつてもよく、殊に電線
の被覆材として一般に用いられているポリ塩化ビ
ニール(PVC)との接着性のよい材料が適して
いる。
また、該熱収縮性チユーブ2は、内層の熱熔融
層3を含めて、透明体若しくは半透明体としてお
くと内部の端子筒部1aに対する電線の挿入状
態、圧着または圧縮状態などを透視することがで
きて便利に用いることができる。また、該チユー
ブを着色して内部金属スリーブの内径サイズによ
つて、色の異なるものとしておくとサイズを間違
えることなく便利に使用できる。
また、端子1は加圧によつて筒部1aを圧着す
る型式のものであつても、加圧によつて筒部1a
を圧縮する型式のものであつてもよいことは言う
までもない。
以上本考案の代表的と思われる実施例について
説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構
造のみに限定されるものではなく、本考案にいう
構成要件を備えかつ、本考案にいう目的を達成
し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜
改変して実施することができるものである。
<考案の効果> 本考案は以上の説明から既に明らかなように、
電線接続端子において、絶縁性を保つための金属
端子筒部の被覆チユーブを熱収縮性樹脂材料を用
いて形成し、かつ、その内面には熱熔融性の樹脂
層を形成したものとし、更に、該チユーブの一端
部を金属端子の首部上に加熱収縮させて密着させ
た構造としたので、端子への電線の加圧接続後に
おいてこれを加熱収縮させると同時に熱熔融性樹
脂層を熔融させて電線の被覆部上に密着させ、熔
融樹脂剤をもつて接着剤の役目と密封剤の役目と
を果させて、電線接続部(端子筒部と裸電線部と
の圧着接続部)を前後方向から完全に密閉するこ
とによつて、該電線接続部の水密性を完全に保た
せると同時に端子筒部と電線被覆端部との間にお
ける裸電線基端部への振動等の局部的集中性を避
けさせることができるので、多湿状部分において
も漏電の危険性の少ない接続スリーブとして使用
することができ、同時に裸電線基端部の機器から
の振動等による集中的劣化破損を防止し長年月の
使用に耐え得る密封状の電線接続状態を補償する
ことができるという大なる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の参考例を示すもの
であつて、第1図は全体斜視図、第2図乃至第4
図は使用工程を順次的に示した何れも中央縦断面
図、第5図乃至第7図は第1実施例を示したもの
で、第5図はその全体斜視図、第6図及び第7図
はその使用工程を順次的に示した何れも中央縦断
面図、第8〜14図のうち第8,10,13及び
14図は他の参考例を示し、第9,11及び12
図はそれぞれ他の実施例を示す全体斜視図であ
る。 図中1は金属端子、1aは筒部、1dは首部、
2は合成樹脂製チユーブ、2aは小径部、2bは
大径部、2cは該チユーブ先端の密着部、3は熱
熔融性樹脂層、5は金属筒体、Kは電線を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電線接続筒部1aを有する金属製端子1と、該
    電線接続筒部1aを被覆した熱収縮性の合成樹脂
    製チユーブ2と、このチユーブ2の収縮温度以下
    で熔融する樹脂からなり該チユーブ内周面全長に
    接着された熱熔融性樹脂層3とを備えた接続端子
    において、前記合成樹脂製チユーブ2が金属製端
    子1の筒部1aを内嵌被覆する小径部2aと、電
    線Kの被覆部c上に外套するための大径部2b
    と、金属製端子1の前記筒部1aと先端部1bと
    の間の首部1dに密着した密着部2cとからなる
    と共に、前記小径部2a及び密着部2cは前記チ
    ユーブ2を加熱して縮径させたものであり、該チ
    ユーブ2に内嵌された金属筒体5を前記端子1の
    筒部1aから前記電線Kの被覆部cにまで跨がつ
    て外套し、該被覆部c上で前記金属筒体5を加圧
    変形させて該被覆部を保持させたことを特徴とす
    る密閉型電線接続端子。
JP1987089984U 1987-06-11 1987-06-11 Expired JPH0334060Y2 (ja)

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