JPH0424591Y2 - - Google Patents

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JPH0424591Y2
JPH0424591Y2 JP1987078287U JP7828787U JPH0424591Y2 JP H0424591 Y2 JPH0424591 Y2 JP H0424591Y2 JP 1987078287 U JP1987078287 U JP 1987078287U JP 7828787 U JP7828787 U JP 7828787U JP H0424591 Y2 JPH0424591 Y2 JP H0424591Y2
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、管ヒユーズ、詳しくは通常ガラス管
ヒユーズと呼ばれ、透明なガラス管内にヒユーズ
線が組込まれ、その両外側に導電蓋が形成され、
導電蓋に導電線をハンダ付けして接続するなり、
この導電蓋をヒユーズターミナルのU字形コネク
ターに差込むなりして用いるようにした管ヒユー
ズに関するものであつて、殊に前者の導電蓋に導
電線を接続するようにして用いる管ヒユーズに関
するものである。
<従来の技術> 従来この種の管ヒユーズは、複数本のものを並
設使用する場合、別紙第8図に示したように、該
管ヒユーズAに接続する被覆電線K,Kの端部の
裸電線部分k,kを導電蓋3,3にハンダ付けh
して接続し、この接続部上を含めて管ヒユーズA
の全体を塩化ビニールチユーブfで覆い、超音波
ウエルダー等の接着機を用いて、その一側辺を絞
つて移動しないように溶着wしていた。
<考案が解決しようとする問題点> 従つて、従来のこの種の管ヒユーズは、唯単に
相互に接触した場合における絶縁作用のみを目的
としたものであつて、防水、防塵についての配慮
が全くなされていないものであつた。
そこで本考案者等は、この改良を目的として、
別紙第9図、第10図に示したように、前記従来
手段と同様にして管ヒユーズAへ被覆電線K,K
をハンダ付け接着した後、これら接着部を含む管
ヒユーズAの全長に亘つて覆つた樹脂チユーブf
の開口部分を第10図の如く電線K,Kの被覆部
上で、偏平化しウエルダー接着wすることを試み
た。
しかしながら、この場合偏平重合部と電線被覆
部との接当角部cを完全に気密状に形成すること
が困難であり、かつ、ヒユーズ線の容量によつて
異なる電線径の大小によつてウエルダーの型の変
更する必要があるという問題のあることがあつ
た。
そこで、本考案はかかる問題と、前記従来の問
題点を解決するために、ウエルダーを用いてチユ
ーブを接着するという手段を廃し、全く新しい着
想に基づき、電線径の大小に左右されることな
く、チユーブの外周部分を加熱する手段のみによ
つて、管ヒユーズと電線との接続部を完全な密封
状にすることができ、この密封操作に伴つて、管
ヒユーズへの電線の接続をも同時に行なうことが
でき、旧来必要不可欠の工程と思われていたハン
ダ付け工程を省略することによつて、接続、密封
操作の能率の向上を図ることを目的としたもので
ある。
<問題点を解決するための手段> 該目的を達成するための本考案の構成を、実施
例に対応する第1図乃至第3図を用いて説明する
と、本考案は、透明筒体たとえばガラス管1の内
部にヒユーズ線2が内装され、管1の両端部に導
電蓋3,3が形成されている管ヒユーズAと、内
面に熱熔融性樹脂層5を形成した熱収縮性樹脂チ
ユーブ4とからなる筒状の二重チユーブBと、ハ
ンダ6とからなり、二重チユーブBがその小径4
aにおいて管ヒユーズAにおける透明筒体たとえ
ばガラス管1に装着され、管ヒユーズAの長手方
向両外方に突出形成された大径部4b,4bを有
し、ハンダ6が低温熔融ハンダ材で形成され、前
記二重チユーブBにおける外方突出大径部4b,
4b内の内奥側において管ヒユーズの導電蓋3に
近接し環状をなして該大径部4b,4bに装着さ
れている構成としたものである。
<作用> 本考案は、このような構成としたものであるか
ら、接続する被覆電線K,Kの先端裸電線部k,
kを管ヒユーズAの導電蓋3,3に接当させ、二
重チユーブB上を加熱器具によつて加熱させれ
ば、ハンダ付けと接続部分の密閉とを同時に行な
うことができるのである。
<実施例> 以下本考案の実施例について図面に基づいて説
明する。
図中第1図乃至第3図は、本考案の第1実施例
を示す図で、第1図は本考案にいう絶縁体付管ヒ
ユーズの中央縦断面の構造を示し、第2,3図は
使用に当たつての手段を示した図である。而し
て、管ヒユーズAはガラス管1とその内部に張架
されたヒユーズ線2とガラス管1の両端部に嵌着
され、ヒユーズ線2が取付けられた導電蓋3,3
とからなる旧来周知のものである。二重チユーブ
Bは着色透明ナイロン製の熱収縮性チユーブ4と
その内面にコーテイングされたポリアミド材の熱
熔融層5とからなつていて、全長同芯円筒状に形
成され、その中間部分が加熱収縮されて小径部4
aにされガラス管1の中央部分上に接着連結して
ある。左右部分はそれぞれ未収縮の大径部4b,
4bとしてあり、前記管ヒユーズAの両端部を越
えて外方に延長位置するようにしてある。また、
管ヒユーズAの導電蓋3,3が位置する部分の該
大径部4b,4bの内面には、環状に形成した
Sn60%の低融点ハンダ6,6が、導電蓋3,3
との間に空隙をあけた状態で熱熔融層5の内面に
接着されてある構造としたものである。
而して、該構造とした絶縁体付管ヒユーズを使
用するには、管ヒユーズAに接続連結する被覆電
線K,Kの被覆を剥離した裸電線部分k,kとこ
れに続く電線被覆部e,eとを二重チユーブBの
大径4b,4b内に挿入し、第2図のように裸電
線部分k,kを前記環状ハンダ6,6と管ヒユー
ズAの導電蓋3,3との間に形成してある空隙部
間に挿入位置させた後、該大径部4b,4b上を
ホツトガン等の加熱器具によつて加熱し、第3図
に示したように熱収縮変形させる。
この加熱操作により、二重チユーブBの外層の
熱収縮チユーブ4は収縮し、内層の熱熔融層5は
熔融して熱収縮性チユーブ4の収縮圧により電線
K,Kの被覆部e,eとチユーブ4との間に一部
が残り、一部が外方に流出し、電線被覆上に凝結
部5a,5aを形成する。他方、低融点ハンダ
6,6はこの加熱によつて熔融し、裸電線部分
k,kと導電蓋3,3との接触部に凝固6a,6
aし、ハンダ付け作用を果たす。
以上のようにして、ハンダ付け作用とハンダ付
け部分即ち電線と管ヒユーズとの接続部上の密閉
とを加熱操作のみによつて一挙に行なうのであ
る。
第4図乃至第6図に示した実施例は、前記第1
実施例における一連の二重チユーブBに代えて、
これを短い二つのチユーブB,Bとし、第1実施
例におけるチユーブBの中間部分を除去した状態
に、即ち、管ヒユーズAにおけるガラス管1の中
央部分上のみを被覆しない状態とし、左右に偏つ
て、それぞれ小径部4a,4aでガラス管1に保
持させた構造としたものである。外方へ突出した
大径部4b,4b及び内装ハンダ6,6の形状、
配置は第1実施例の場合と同様に形成したもので
ある。第5図、第6図に示した電線接続手段につ
いても第1実施例の場合と同様に行なえばよい。
第7図は更に別の実施例を示したもので、該実
施例は二重チユーブBを略同径の一連の筒状に形
成したもので、低熔融ハンダ6をその外径が導電
蓋3の外径と略同径大の環状とし、導電蓋3,3
の外面に接当させた状態で二重チユーブBの最奥
部に挿入配置した構造としたものである。
この場合、被覆電線K,Kの裸電線部分k,k
をハンダ6,6の中間孔部に位置させ、その先端
部を導電蓋3,3に接当させた状態として接続す
ればよい。
また、該実施例における場合、ハンダ6は必ず
しも環状である必要はなく、円板状のものとして
も実施することができる。
本考案にいう二重チユーブBは上記第1実施例
に示したもののほか、外層を高密度ポリエチレン
(HDPE)、内層をポリアミドとしたものとしても
よく、高温用ナイロンと低温熔融ナイロンとの二
重層のものとしてもよく、内部の熱熔融材は熱熔
融性接着剤であつてもよく、殊に電線の被覆材と
して一般に用いられているポリ塩化ビニール
(PVC)との接着性のよい材料が適している。
また、該熱収縮性チユーブ4は、内層の熱熔融
層5を含めて、透明体若しくは半透明体としてお
くと内部の管ヒユーズAに対する電線の挿入状
態、接着状態などを透視することができ、またヒ
ユーズ線1の状態を透視確認することができて便
所に用いることができる。また、該チユーブを着
色して管ヒユーズAの容量(アンペア)によつ
て、色の異なるものとしておくと容量を間違える
ことなく便利に使用できる。
以上本考案の代表的と思われる実施例について
説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構
造のみに限定されるものではなく、本考案にいう
構成要件を備え、かつ本考案にいう目的を達成
し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜
改変して実施することができるものである。
<考案の効果> 以下の説明から既に明らかなように本考案は、
管ヒユーズに二重チユーブを連結し、この外層を
熱収縮性チユーブとし、内層を熱熔融層とすると
ともに、この熱収縮性チユーブの加熱収縮熱によ
つて熔融する低温熔融ハンダを内装した構造とし
たものであるから、二重チユーブの加熱収縮操作
のみによつて、管ヒユーズへ電線をハンダ付けす
ることができると同時に、このハンダ付け部分を
含む電線とヒユーズ管との接続部を水密状に密閉
封止することができるという実用上の顕著な効果
を期待することができるに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
図中第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を
示した図で、第1図は製品の中央縦断側面図、第
2図及び第3図はそれぞれ使用順序を示す中央縦
断面図、第4図乃至第6図はそれぞれ他の実施例
を示す図で、第4図は製品の中央縦断面図、第5
図及び第6図はそれぞれ使用順序を示す製品の中
央縦断面図、第7図は更に他の実施例を示す製品
の中央縦断面図、第8図は従来の絶縁方法の斜視
図、第9図及び第10図は本考案に到る前の従来
例改良案を示す中央縦断面図と−線断面図で
ある。 図中1は透明筒体たとえばガラス管、2はヒユ
ーズ線、3は導電蓋、4は熱収縮性樹脂チユー
ブ、4aは一部、4bは外方突出筒状部、5は熱
熔融性樹脂層、6はハンダ、Aは管ヒユーズ、B
は二重チユーブである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ヒユーズ線2が内装された透明筒体1の両端
    部に導電蓋3,3が形成されている管ヒユーズ
    Aと、熱収縮性樹脂チユーブ4の内面に熱溶融
    性樹脂層5を形成した二重チユーブBと、低温
    溶融ハンダ6、とからなるヒユーズにおいて、
    前記二重チユーブBの小径部4aが管ヒユーズ
    Aの透明筒体1へ密に装着されていると共に、
    管ヒユーズAの長手方向両外方に突出した大径
    部4b,4bの内奥側へ装着された低温溶融ハ
    ンダ6が、導電蓋3,3に近接して環状に形成
    されたものであることを特徴とする絶縁体付管
    ヒユーズ。 透明筒体1がガラス管であり、二重チユーブ
    Bが透明若しくは半透明である実用新案登録請
    求の範囲第項に記載の絶縁体付管ヒユーズ。 二重チユーブBの熱溶融性樹脂層5が外方に
    流出して電線被覆上に凝結部5aを形成する実
    用新案登録請求の範囲第項に記載の絶縁体付
    管ヒユーズ。
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