JPH0333791Y2 - - Google Patents

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JPH0333791Y2
JPH0333791Y2 JP5075485U JP5075485U JPH0333791Y2 JP H0333791 Y2 JPH0333791 Y2 JP H0333791Y2 JP 5075485 U JP5075485 U JP 5075485U JP 5075485 U JP5075485 U JP 5075485U JP H0333791 Y2 JPH0333791 Y2 JP H0333791Y2
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JP
Japan
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washer
hole
connecting plate
bolt
tightening
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JP5075485U
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JPS61169158U (ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、2つの部材を連結する連結装置に係
り、例えばマンホールのブロツクのように振動を
常時受ける環境下で長い期間使用される部材間の
連結を行うのに適した連結装置に関するものであ
る。
〔従来の技術) 従来、土中に埋設したマンホールのコンクリー
ト製ブロツクを連結する場合、第4図に示すよう
に、上下のブロツクA及びBの突き合わせ端の近
傍外壁の適宜箇所に、ブロツクの成形時にナツト
a及びbをそれぞれ埋め込み、該ナツトa及びb
にボルトc及びdを螺合することにより、連結板
eをブロツクA及びBの突き合わせ端を跨いで固
定している。
このために、連結板eには、ボルトc及びdを
通すための一対の孔e1及びe2をあけているが、ブ
ロツクA及びBに埋め込まれるナツトa及びbの
位置がバラ付いてもこれに対応できるように一方
の孔、例えばe1側が第5図に示すように長孔とな
つている。なお、Cはマンホールの蓋である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
土中に埋設されたブロツクA及びBは、地上を
車輌が通過することによつて矢印で示すように上
下方向の振動が加えられる。ブロツクA及びBが
一緒に上下動しているときには特に問題はない
が、ブロツクAが上方に動こうとしている時にブ
ロツクBが下方に動こうとすると、ボルトcが上
方、連結板eが下方にそれぞれ動くようになる。
これは連結板eがボルトcの締め付けによつてボ
ルト頭部とブロツクAの表面との間に挾持されて
はいるが、該挾持力よりもブロツクが上方に動こ
うとする力が大きく、しかも孔e1が長孔となつて
いるためである。
上述のようにブロツクA及びB間に相対移動が
生じると、これに伴つてブロツクA及びBの突き
合わせ端面が破損したり、或いはボルトcがゆる
んで最後には脱落してしまい、これらの両方が生
じると、上下のブロツクAおよびBの突き合わせ
がずれてしまい、マンホールとしての機能が損な
われるようになつてしまう。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述した従来のものの問題点を解消
し、振動などによる外力が加わつても連結した部
材間で相対的な移動が生じることのない連結装置
を提供するもので、該目的を達成するために本考
案によりなされた連結装置は、一方が長孔となさ
れた一対の孔を有する連結板を、各孔に挿入した
ボルトにナツトを螺合して締め付けることによ
り、連結すべき2部材間を跨いで固定し、該2部
材間の連結を行うようにした連結装置において、
偏心位置に孔を有する正多角形の座金を備え、か
つ、連結板の前記長孔と隣接する短辺側を折曲し
て段部を形成し、前記長孔内に挿入したボルトに
前記座金の孔を挿入し、このボルトにナツトを螺
合して締め付けることによつて、前記座金の一辺
を前記段部に倣わせたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案による連結装置によつて2部材が連結さ
れた状態においては、連結板の段部に座金の一辺
が倣つているため、連結板がその長孔とボルトと
の遊びによつて移動しようとしても、段部が座金
に当たつて移動することができず、2部材間の相
対的な移動を防止することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。第1図及び第2図は本考案による連結装置に
よつてブロツクA及びBを連結した状態をそれぞ
れ示す断面図及び一部破断正面図であり、図中、
第4図及び第5図のものと同等のものには同一の
符号を付してある。
図において、連結板eに穿たれている長孔e1
その長径が孔e1及びe2を結ぶ線の方向と一致して
いる。連結板eには、長孔e1に隣接してその一端
が適当な曲率で折曲されて起立され、断部として
働く起立部e3が一体に形成されている。なお、孔
e1の短径及び孔e2の径はボルトc,dの挿入を可
能にする程度にその外径より僅かに大きく、長孔
e1の長径はナツトa,b間の距離のバラ付きを許
容するに十分な大きさにされている。
fは偏心位置に孔f1が穿設された正六角形の座
金であり、その一方の面側の外縁がカツトされて
テーパ面f2が形成されている。
ブロツクBに埋設されているナツトbに螺合さ
れるボルトdは、従来と同じく連結板eのあなe2
に挿入されているだけであるが、ブロツクAに埋
設されているナツトaに螺合されるボルトcは、
座金fの孔f1に挿入後連結板eの長孔e1に挿入さ
れ、その締め付け状態で連結板eとボルトcの頭
部との間に座金fを挾み付けている。
座金fはそのテーパ面f2側が連結板e側に向け
られると共に、その一辺が連結板eの起立部e3
倣うように位置決めされている。
以上の状態で、ボルトcを強く締め付けると、
その頭部と接している座金fにその締め付け回転
方向の回転力を付与し、座金fを回転させる。座
金fが回転すると、その角部に対応するテーパ面
部が起立部e3の折曲面に突き当たるようになる。
この結果、連結板eが矢印X方向に、座金fはY
方向に動く。そして、連結板eの孔e2の内周がボ
ルトdの外周に当たり、かつ座金fのあなf1の内
周がボルトcの外周に当たつたところで、連結板
e及び座金fの動きが止まり、その後の更なるボ
ルトcの回転によつて座金fが回転されると、テ
ーパ面f2が起立部e3の折曲面に乗り上げるように
なる。
ボルトcを完全に締め付けた状態では、連結板
e、ボルトc,d及び座金f間において、図中点
1,2、及び3において互いに当接して保持さ
れ、しかも座金fのテーパ面f2が起立部e3の折曲
面に対して乗り上げかみ合つている。
このため、ブロツクAに矢印Xと同方向の力が
加えられたときには、その力がボルトc、点3、
座金f、点1、連結板e、点2、ボルトdを介し
てブロツクBに伝えられ、ブロツクAとBが一緒
に動こうとし、両者間の連結は保持され、座金f
がないときのように、連結板eの長孔e1に沿つて
ボルトcが移動し、ブロツクAだけが動くという
ようなことはなくなる。
なお、図示実施例では、座金fの一辺が倣う段
部は折曲面を有する起立部e3として形成されてい
るが、第3図に示すような直角に折曲された起立
部e3′として形成されていてもよく、要は、座金
fの回転によつてその角部が突き当たるようにな
つているものであればどのようなものでもよい。
ただし、このような場合には、座金fのテーパ面
は不要になる。
また、図示実施例では、ブロツク側にナツトを
埋設しているが、この代わりにボルトを埋設し、
ナツトの回転によつて締め付けを行うようにして
もよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、2つの部材間の相対的な
移動がなくなるため、部材間の突き合わせ面が破
損したり、ボルトとナツトとの間の締め付けがゆ
るんだりすることがなくなり、振動環境下におい
ても長期間に亘つて安定した連結を保持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例をそれぞ
れ示す断面図及び一部破断正面図、第3図は第1
図中の一部変形を示す部分断面図、第4図及び第
5図は従来例を示す断面図及び一部拡大断面図で
ある。 A,B……ブロツク、a,b……ナツト、c,
d……ボルト、e……連結板、e1……孔、e2……
長孔、e3,e′3……起立部、f……座金、f1……
孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方が長孔となされた一対の孔を有する連結板
    を、各孔に挿入したボルトにナツトを螺合して締
    め付けることにより、連結すべき2部材間を跨い
    で固定し、該2部材間の連結を行うようにした連
    結装置において、偏心位置に孔を有する正多角形
    の座金を備え、かつ、連結板の前記長孔と隣接す
    る短辺側を折曲して段部を形成し、前記長孔内に
    挿入したボルトに前記座金の孔を挿入し、このボ
    ルトにナツトを螺合して締め付けることによつ
    て、前記座金の一辺を前記段部に倣わせたことを
    特徴とする連結装置。
JP5075485U 1985-04-04 1985-04-04 Expired JPH0333791Y2 (ja)

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JP5075485U JPH0333791Y2 (ja) 1985-04-04 1985-04-04

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JP5075485U JPH0333791Y2 (ja) 1985-04-04 1985-04-04

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JPS61169158U JPS61169158U (ja) 1986-10-20
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JP2589113Y2 (ja) * 1993-01-14 1999-01-20 コクヨ株式会社 天板の連結機構
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JPS61169158U (ja) 1986-10-20

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