JPH0350166Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0350166Y2
JPH0350166Y2 JP15740585U JP15740585U JPH0350166Y2 JP H0350166 Y2 JPH0350166 Y2 JP H0350166Y2 JP 15740585 U JP15740585 U JP 15740585U JP 15740585 U JP15740585 U JP 15740585U JP H0350166 Y2 JPH0350166 Y2 JP H0350166Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
wall panel
fixing piece
main
bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15740585U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6267012U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15740585U priority Critical patent/JPH0350166Y2/ja
Publication of JPS6267012U publication Critical patent/JPS6267012U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0350166Y2 publication Critical patent/JPH0350166Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は外壁パネル等の上端を梁に取付ける
壁パネル取付装置に関するものである。
〔背景技術〕
従来、第11図に示すように外壁パネル20の
上端は、屋根梁21の溝形部分に嵌入して、くさ
び22で固定している。しかし、外壁パネル20
を持上げて屋根梁21へ差込作業を行なわなけれ
ばならず、外壁パネル20が大重量であることか
ら作業性が悪いという問題があつた。
また、従来、取付作業の簡易を図つた例として
は、外壁パネルの下端を土台に載せておき、外壁
パネルを傾斜状態から垂直に立てて行くことによ
り、外壁パネルの上端が屋根梁に取付くようにし
たラツチ式のものがある。これによれば、取付作
業が簡単となる。しかし、ばね部材のみで外壁パ
ネルの上端の固定を行なつているため、固定が不
確実で、またばね部材の経時劣化のために信頼性
が低いという問題があつた。
そこで、本出願人は、壁パネルの上端に設けた
取付具本体と仮固定ばねとで梁の垂下片を挟み込
み、この後に本固定片を回転させて前記取付具本
体と本固定片とで梁の立下り片を挟むものを提案
した(実願昭60−036886号)。本固定片はボルト
で締付ける。
これによれば、壁パネルを立てるだけで壁パネ
ルの仮固定が行なえ、この状態で本固定片を回せ
ばよいので、取付作業が簡単である。また、本固
定片をボルト締めするので、ある程度強固な固定
が行なえる。
しかし、本固定片が単に平坦な面で梁の立下り
片に接してボルト締めされるものであるため、ボ
ルトによる締付けが不十分であつた。
〔考案の目的〕
この考案は、取付作業が簡単で、かつ固定が強
固に行なえる壁パネル取付装置を提供することを
目的とする。
〔考案の開示〕
この考案の壁パネル取付装置は、壁パネルの上
端に取付けられてこの壁パネルの上方に沿う梁の
垂下片の側面と係合する立上り係合片を有する取
付具本体と、この取付具本体の下部に下端が取付
けられて前記立上り係合片に上端が近づく傾斜で
立上がり前記梁の垂下片を前記立上り係合片とで
挟む仮固定ばねと、前記取付具本体に壁パネルの
主面に対して略垂直に貫通したボルトと、このボ
ルトの回りで起伏回動可能に取付けられた前記ボ
ルトの締付けにより起立状態で前記梁の垂下片を
前記立上り係合片と上端部とで挟む本固定片と、
前記取付具本体と前記本固定片との間において前
記ボルトの外周に設けられて小径端が前記ボルト
に締り嵌めされ大径端が前記本固定片に回動方向
に係合した円錐状圧縮コイルばねとを備え、前記
本固定片の上端部を、先端側が前記取付具本体の
立上り係合片に近づく傾斜姿勢とし、かつ両側部
が前記取付具本体の立上り係合片に近づくわん曲
形状としたことを特徴とするものである。
この考案の構成によると、壁パネルの下端を土
台等の上に載せておいて、傾斜姿勢から垂直に立
てて行くことにより、仮固定ばねが梁の垂下片に
当つて撓み、垂下片が仮固定ばねを乗り超える。
これにより、梁の垂下片は仮固定ばねと取付具本
体の立上り係合片との間で挟持状態となり、壁パ
ネルの上端が梁に仮固定される。この状態で、本
固定片を起立状態に回動させ、ボルトにより締付
けることにより、上端部と立上り係合片とで梁の
立下り片を挟み、本固定が行なわれる。
このように、壁パネルを傾斜姿勢から立てるだ
けで仮固定が行なえ、この状態で本固定片を回動
させることにより本固定が行なえるので、取付作
業が簡単である。また、本固定片で本固定してお
り、本固定片は壁パネルの主面に対して略直角な
軸心回りで回動するものであつて、壁パネルの倒
れる方向には回動しないので、ばね部材で本固定
する場合に比べて確実な固定が行なえる。
しかも、取付具本体と本固定片との間において
ボルトの外周に設けられて小径端がボルトに締り
嵌めされ大径端が本固定片に回動方向に係合した
円錐状圧縮コイルばねとを備え、本固定片の上端
部を先端側が取付具本体の立上り係合片に近づく
傾斜姿勢とし、かつ両側部が取付具本体の立上り
係合片に近づくわん曲形状としたことで、本固定
片が起立状態におけるボルトの非締付状態で上端
部の両側部のみが梁の垂下片に接しかつ締付状態
で垂下片に面接触するように弾性変形するもので
あるから、単に平坦面で接する装置に比べ、より
強固に梁の立下り片を押えることができる。
実施例 この考案の一実施例を第1図ないし第10図に
示す。図において、1は外壁等となる壁パネル、
2はその上方に沿つて延びる屋根梁等の梁であ
る。梁2は下部に溝形部分を形成する垂下片2a
を有する。3は取付具であり、外壁パネル1の上
端面に小ねじ4で固定した取付具本体5と、この
取付具本体5に下端を重ねて前記小ねじ4で固定
した仮固定ばね6と、本固定片7とを有する。取
付具本体5は略W字状に折曲がつており、梁2の
垂下片2aの側面に係合する立上り係合片5aを
有する。取付具本体5には本固定片逃げ穴15
(第3図)が形成され、その一側にストツパ16
が形成されている。仮固定ばね6は板ばねからな
るものであつて、先端が立上り係合片5aに向つ
て傾斜して立上がつている。本固定片7は、仮固
定ばね6とパネル幅方向にずれた位置、ボルト8
により取付具本体5に起倒回動自在に取付けてあ
る。ボルト8の幅方向、すなわち本固定片7の回
動軸心の方向は、壁パネル1の主面と直角な方向
である。ボルト8は、六角穴付き頭部8aを有
し、ナツト9が螺着してある。ボルト8には取付
具本体5の両側で、円錐状圧縮コイルばね10
と、バネ座金11が外嵌されてある。円錐状コイ
ルばね10はボルト8に締り嵌めされ大径端が本
固定片7に回動方向に係合している。本体固定片
7は、円錐状圧縮コイルばね10に突設したスト
ツパ12(第4図)に当たり、起立状態から反対
側への倒れ回動が阻止される。なお、外壁パネル
1の下端面には第5図に示すように、土台13の
立上り片13aに係合する係合溝14が設けてあ
る。
本固定片7は、第8図Bに示すように、起立姿
勢における水平断面形状が梁2の立下り片2aに
対して凹の湾曲状態となつている。凹み深さd1
例えば0.5mmとしてある。また、第8図Cに示す
ように、上端部7aは起立姿勢において、上縁部
が梁2の垂下片2aに近づく方向に若干傾斜して
いる。上下縁の出入り寸法d2は例えば0.5mm程度
としてある。
この構成によると、次のようにして取付けが行
なえる。すなわち、壁パネル1の下端を土台13
の上に載せておいて、傾斜姿勢から垂直に立てて
行くことにより、仮固定ばね6が梁2の立下り片
2aに当つて撓み、垂下片2aが仮固定ばね6を
乗る超える。これにより、梁2の垂下片2aは仮
固定ばね6と取付具本体5の立上り係合片5aと
の間で挟持状態となり、壁パネル1の上端が梁2
に仮固定される。この状態で、本固定片7を起立
状態に回動させることにより、本固定片7と立上
り係合片5aとで梁2の垂下片2aを挟み、本固
定が行なわれる。本固定片7は、ボルト8の六角
孔付頭部8aに六角レンチを係合させてボルト8
を回すことにより、前述の起立回動を行なう。こ
の後、ボルト8を回し続けることにより、本固定
片7がストツパ16に当つて起立したままナツト
9が締め付けられ、強固な固定が行なわれる。
このように、壁パネル1を傾斜姿勢から立てる
だけで仮固定が行なえ、この状態で本固定片7を
回動させることにより本固定が行なえるので、取
付作業が簡単である。また、本固定片7で本固定
しており、本固定片7は壁パネル1の主面に対し
て略直角な軸心回りで回動するものであつて、壁
パネル1の倒れる方向には回動しないので、ばね
部材で本固定する場合に比べて確実な固定が行な
える。
また、第9図Aおよび第10図Aに示すよう
に、本固定片7は湾曲形状であり、かつ傾斜して
いるので、ボルト8の非締付状態では両側の縁部
7aの上端のみで梁2の立下り片2aに接し、ボ
ルト8aを締付けると弾性変形して第9図Bおよ
び第10図Bのように立下り片2aに面接触す
る。そのため、本固定片7を単に平坦面に形成し
た場合に比べ、より強固に、かつ均等な平面で立
下り片2aを押えることができる。
なお、前記実施例では本固定片7を湾曲形状と
し、かつ傾斜させたが、湾曲または傾斜のいずれ
か一方だけを与えてもよい。
〔考案の効果〕
この考案の壁パネル取付装置は、壁パネルの上
端に設けた取付具本体の立上り係合片と傾斜した
仮固定ばねとで梁の垂下片を挟み込み、かつ本固
定片を回動させて取付具本体の立上り係合片と本
体固定片の上端部とで梁の垂下片を挟み込み、か
つ本固定片を回動させて取付具本体と本固定片と
で梁の立下り片を挟む構造としたので、壁パネル
を傾斜姿勢から垂直に立てるだけで仮固定ばねに
よる仮固定が行なえ、この状態で本固定片の固定
操作が行なえる。そのため、壁パネルの取付作業
が簡単である。また、本固定片はボルトで締付け
るので、確実な固定が行なえる。
しかも、取付具本体と本固定片との間において
ボルトの外周に設けられて小径端がボルトに締り
嵌めされ大径端が本固定片に回動方向に係合した
円錐状圧縮コイルばねとを備え、本固定片の上端
部を先端側が取付具本体の立上り係合片に近づく
傾斜姿勢とし、かつ両側部が取付具本体の立上り
係合片に近づくわん曲形状としたことで、本固定
片が起立状態におけるボルトの非締付状態で上端
部の両側部のみが梁の垂下片に接しかつ締付状態
で垂下片に面接触するように弾性変形するもので
あるから、単に平坦面で接する場合に比べ、より
強固に梁の垂下片を押さえることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の右側面図、第2
図はその取付具の左側面図、第3図は同じくその
取付具の平面図、第4図は同じくその取付具の正
面図、第5図は同じくその取付動作の説明図、第
6図および第7図はそれぞれ同じくその取付具の
動作説明図、第8図A〜Cはそれぞれ同じくその
本固定片の正面図、平面図、および側面図、第9
図および第10図は同じくその動作説明図、第1
1図A,Bはそれぞれ従来例の断面図である。 1……壁パネル、2……梁、2a……垂下片、
3……取付具、5……取付具本体、5a……立上
り係合片、6……仮固定ばね、7……本固定片、
7a……上端部、8……ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 壁パネル1の上端に取付けられてこの壁パネ
    ル1の上方に沿う梁2の垂下片2aの側面と係
    合する立上り係合片5aを有する取付具本体5
    と、この取付具本体5の下部に下端が取付けら
    れて前記立上り係合片5aに上端が近づく傾斜
    で立上がり前記梁2の垂下片2aを前記立上り
    係合片5aとで挟む仮固定ばねと、前記取付具
    本体5に壁パネル1の主面に対して略直角に貫
    通したボルト8と、このボルト8の回りで起伏
    回動可能に取付けられ前記ボルト8の締付けに
    より起立状態で前記梁2の垂下片2aを前記立
    上り係合片5aと上端部7aとで挟む本固定片
    7と、前記取付具本体5と前記本固定片7との
    間において前記ボルト8の外周に設けられて小
    径端が前記ボルト8に締り嵌めされ大径端が前
    記本固定片7に回動方向に係合した円錐状圧縮
    コイルばね10とを備え、前記本固定片7の上
    端部7aを、先端側が前記取付具本体5の立上
    り係合片5aに近づく傾斜姿勢とし、かつ両側
    部が前記取付具本体5の立上り係合片5aに近
    づくわん曲形状とした壁パネル取付装置。 (2) 前記本固定片の起立状態における水平断面形
    状が前記梁の前記立下り片に対して凹の曲面で
    ある実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の壁パ
    ネル取付構造。 (3) 前記本固定片が起立状態において前記梁の前
    記立下り片に対して上縁部が近づく傾斜を有す
    るものである実用新案登録請求の範囲第(1)項ま
    たは第(2)項記載の壁パネル取付構造。
JP15740585U 1985-10-14 1985-10-14 Expired JPH0350166Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15740585U JPH0350166Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15740585U JPH0350166Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6267012U JPS6267012U (ja) 1987-04-25
JPH0350166Y2 true JPH0350166Y2 (ja) 1991-10-25

Family

ID=31079920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15740585U Expired JPH0350166Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0350166Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0814155B2 (ja) * 1989-08-23 1996-02-14 ナショナル住宅産業株式会社 土台金具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6267012U (ja) 1987-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0350166Y2 (ja)
JPH037444Y2 (ja)
JPH0627706Y2 (ja) パネルの固定具
JPH0746701Y2 (ja) 枠材用建込み治具
JPH0333791Y2 (ja)
JPH0334423Y2 (ja)
JPH0129845Y2 (ja)
JPS6347050Y2 (ja)
JP2508907Y2 (ja) 火災感知器の取付構造
JPH053838Y2 (ja)
JPS6029782Y2 (ja) 埋込式設置機器の取付具
JPS6024004Y2 (ja) アンテナの水平・垂直共用取付具
JPH02794Y2 (ja)
JP2515293Y2 (ja) 縦樋支持具
JPH0646091Y2 (ja) アンテナ用マスト取付機構
JPS645362Y2 (ja)
JPH0334975Y2 (ja)
JPH0331775Y2 (ja)
JPH0337258Y2 (ja)
JP2575951Y2 (ja) ボックスのフレーム固定装置
JPS5926749Y2 (ja) 埋込ボックスの仮固定装置
JP4018490B2 (ja) 手摺の支持具
JP2546163Y2 (ja) 折版屋根への軒樋取付け構造
JPH0694715B2 (ja) パネル組立体
AU2010249225A1 (en) An Adjustable Base Assembly for an Upstand