JPH0333560A - シフト機構の配置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はシフト機構の配置に係り、特に４輪駆動車の
シフトあるいはセレクト操作時に、変速操作レバーから
のシフトあるいはセレクト操作動作をシフトレバ−ある
いはセレクトレバーを介して変速機に伝達させるシフト
機構の配置に関する。

［従来の技術］ 車両用変速機のリモートコントロール方式には、シフト
アンドセレクトシャフト式やトーシロンシャフト式、あ
るいはカム式のものがある。

特にシフトアンドセレクトシャフト式のシフト機構にお
いては、シフトフォークに連結されたシフトフォークシ
ャフトの端部にシフトのみを行うシフトシャフトとセレ
クトのみを行うセレクトシャフトとが設けられ、これら
２本のシャフトを直角に配置して夫々シフト用及びセレ
クト用レバーを前記変速機外側に結合し、夫々のレバー
によって変速を果たしている。

前記シフト機構には、実公昭５８−３５８５４号公報に
開示されるものがある。この公報に開示される自動車用
トランスミッションコントロール装置は、コントロール
レバーのコントロールロッドにセレクト用アウターレバ
ーやシフト用アイドルレバーを各ロッドを介して連絡さ
せ、リモートコントロール方式からフロアシフト方法に
極めて簡単な作業によって変更でき、トランスミッショ
ンコントロール装置の製作を単一とし、工場設備や生産
管理等を簡略化している。

また、実公昭６２−２７９２６号公報に開示されるもの
がある。この公報に開示されるプッシュルケーブルを使
用した遠隔操作式変速操作機構のアウタケーブル支持構
造は、アウタケーブルの変速機側端部を十分に振動吸収
可能な比較的軟質の弾性体を介して支持するとともに、
アウタケーブルの変速操作レバー側端部を剛性支持又は
弾性変形の少ない比較的硬質の弾性体を介して支持し、
パワープラント系の振動を比較的軟質の弾性体により殆
ど吸収し、車室内への騒音発生を低減している。

更に、実公昭６４−７３８８号公報に開示されるものが
ある。この公報に開示されるシフト機構は、コントロー
ルレバーをレバー本体と先端に球部を有するセレクトア
ーム部材とを備える構成とし、リテーナにセレクト操作
レバーに連結される第１レバーを一体的に有して左右方
向に延びるシャフトを回動可能に組み付けるとともに、
シャフト上にセレクトアーム部材の先端球部に球連結さ
れる第２レバーを一体的に結合し、セレクト方向の異な
るトランスミッションに適用し得る２種類のシフト機構
を構成している。

［発明が解決しようとする問題点コ ところで、従来のリモートコントロール方式のシフト機
構の配置においては、第１１〜１３図に示す如く、車両
用手動変速機１０６のトランスミツシロンケース１０８
に直交すべく挿入されるシフトアンドセレクトシャフト
１１２を設け、このシフトアンドセレクトシャフト１１
２の一端にリンク取付部１５０をスライド移動可能に設
け、リンク取付部１５０の上部にはシフトレバ−１１４
とセレクトレバー１２０とを設けている。なお符号１４
６はクラッチケーブルである。

そして、前記シフトレバ−１１４にシフトケーブル１４
２の一端側を接続するとともに、セレクトレバー１２０
にセレクトケーブル１４４の一端側を接続し、各ケーブ
ル１４２．１４４の他端側を図示しない変速操作レバー
に夫々接続し、この変速操作レバーによって前記手動変
速機１０６のシフトおよび／またはセレクト操作を行っ
ている。

しかし、前記シフト機構の配置においては、ケーブルの
配索の際に、第９図に示す如く、シフトケーブル１４２
及びセレクトケーブル１４４の配索方向、つまり取り出
し位置が異なり、シフトケーブル１４２及びセレクトケ
ーブル１４４の接続側が種々方向に指向していることに
より、例えば車軸と平行な線分に対するシフトケーブル
１４２の角度α及びセレクトケーブル１４４の角度βを
小とし、車両のフロント側に各ケーブル１４２．１４４
の他端を配索すべく各ケーブル１４２．１４４の曲がり
状態を大としている。

このため、各ケーブル１４２．１４４の取り出し位置が
制限され、ケーブルの配索時の自由度が極端に損なわれ
、ケーブルの配索作業が困難となり、作業性が低下し、
実用上不利であるという不都合がある。

また、大なる各ケーブル１４２．１４４の曲がりにより
、シフトあるいはセレクト操作時に大なる抵抗が生ずる
ものであり、変速操作フィーリングが悪化するという不
都合もある。

［発明の目的コ そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するために
、４輪駆動車のリヤ側に搭載した横置きエンジンに横置
き状態に装着される変速機に使用するシフト機構におい
て、シフトケーブルを接続するシフトレバ−を回動させ
る第１リンク機構を設け、セレクトケーブルを接続する
セレクトレバーを回動させる第２リンク機構を設け、シ
フトケーブルとセレクトケーブルとの配索方向を略同一
とすべくシフトレバ−を略り字状に形成するとともに、
セレクトレバーを略直線状に形成したことにより、シフ
トケーブル及びセレクトケーブルの取り出し位置を同一
方向とすることができ、各ケーブルの配索時の自由度が
大となり、配索作業性を向上し得るとともに、各ケーブ
ルを夫々略直線状に配索することができ、シフトあるい
はセレクト操作時の抵抗を減少させ、変速操作フィーリ
ングをも向上し得るシフト機構の配置を実現するにある
。

［問題点を解決するための手段］ この目的を達成するためにこの発明は、４輪駆動車のリ
ヤ側に横置きエンジンを搭載するとともにこの横置きエ
ンジンに横置き状態に装着される変速機に使用するシフ
ト機構において、シフトケーブルを接続するシフトレバ
−を回動させる第１リンク機構を設け、セレクトケーブ
ルを接続するセレクトレバーを回動させる第２リンク機
構を設け、前記シフトケーブルとセレクトケーブルとの
配索方向を略同一とすべく前記シフトレバ−を略り字状
に形成するとともに前記セレクトレバーを略直線状に形
成したことを特徴とする。

［作用コ 上述の如く構成したことにより、シフト機構のシフトレ
バ−へのシフトケーブルの接続及びセレクトレバーへの
セレクトケーブルの接続、つまり配索作業の際に、シフ
トケーブル及びセレクトケーブルの取り出し位置を同一
方向としたことにより、各ケーブルの配索時の自由度が
大となり、配索作業性を向上させるとともに、各ケーブ
ルを夫々略直線状に配索し、シフトあるいはセレクト操
作時の抵抗を減少させ、変速操作フィーリングをも向上
させている。

［実施例］ 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する
。

第１〜１０図はこの発明の実施例を示すものである。第
６図において、２は４輪駆動車、４はこの４輪駆動車２
のリヤ側に搭載される横置きエンジン、６は横置きエン
ジン４に横置き状態に装着される手動変速機である。

前記手動変速機６は、図示しない内燃機関からの駆動力
を入力する図示しない人力軸と、この入力軸の回転力を
前記差動機（図示せず）に伝達させる図示しないカウン
タ軸とを有する。

また、前記手動変速機６のトランスミツシロンケース８
の斜め上面部位、例えば第５〜７図においてフロント側
上方部位にシフトチェンジ機構であるシフト機構１０を
装着する。

前記シフト機構１０は、シフトアンドセレクトシャフト
１２と、シフトレバ−１４と、第１リンク機構１６と、
シフトレバ−１４の回転運動をシフトアンドセレクトシ
ャフト１２の往復運動に第１リンク機構１８を介して変
換する第１係合部１８と、セレクトレバー２０と、第２
リンク機構２２と、セレクトレバー２０の回転運動をシ
フトアンドセレクトシャフト１２の往復運動に第２リン
ク機構２２を介して変換する第２保合部２４とにより形
成される。

詳述すれば、第１図に示す如く、前記シフトアンドセレ
クトシャフト１２の一端１２ａに係合部本体２６を設け
、この係合部本体２６下部に前記シフトレバ−１４を連
絡する第１係合部１８を形成するとともに、係合部本体
２６上部には前記セレクトレバー２０を連絡する第２係
合部２４を形成する。

つまり、前記シフトレバ−１４は、第１．２図に示す如
く、略中央部位から略り字状に折曲形成されるとともに
、前記セレクトレバー２０は、第１．３図に示す如く、
略直線状に形成される。

前記第１係合部１８は、第１．４図に示す如く、係合部
本体２６下部に下方向に開放し且つ前記シフトアンドセ
レクトシャフト１２の軸方向に延びる断面門型形状の保
持部２８と、この保持部２８にスライド移動可能に保持
される円柱状部材３０と、円柱状部材３０の下部に穿設
される第１係合穴部３２と、この第１係合穴部３２に遊
挿され且つ前記シフトレバ−１４の一端側上面に装着さ
れる第１係合ピン３４とからなる。

また、前記第２係合部１８は、第１．５図に示す如く、
係合部本体２６に固定される固定部材３６と、この固定
部材３６上面に穿設される第２係合穴部３８と、第２係
合穴部３８に遊挿され且つ前記セレクトレバー２０の一
端側下面に装着される第２係合ピン４０とからなる。

更に、前記シフトレバ−１４の他端にシフトケーブル４
２の一端を装着するとともに、このシフ０ トケーブル４２の他端を図示しない変速操作レバーに接
続して設ける。

前記セレクトレバー２０の他端にはセレクトケーブル４
４の一端を装着するとともに、このセレクトケーブル４
４の他端を図示しない変速操作レバーに接続して設ける
。

そして、前記シフト機構１０において、図示しない車軸
と平行な線分に対するシフトケーブル４２の角度α及び
セレクトケーブル４４の角度βを大とし、前記４輪駆動
車２のフロント側に各ケーブル４２．４４の他端を配索
した際に各ケーブル４２．４４の配索方向を略同一とす
べく構成されている。

なお符号４６はクラッチケーブル、４８はスピードメー
タケーブルである。

次に作用について説明する。

先ず、前記シフト機構８を形成する際に、シフトアンド
セレクトシャフト１２の一端１２ａに第１保合部１８を
介してシフトレバ−１２を回動可能に装着するとともに
、第２係合部２４を介して１１ セレクトレバー２０を回動可能に装着する。

そして、前記手動変速機６のトランスミッションケース
８にシフトアンドセレクトシャフト１２の図示しない他
端を挿入させ、手動変速機６内の図示しない第１、第２
、第３フオークシヤフトに対し直交させるとともに、シ
フトアンドセレクトシャフト１２の一端１２ａ側のシフ
トレバ−１４とセレクトレバー２０とを前記トランスミ
ツシロンケース８外部に露出させて装着する（第５〜８
図参照）。

前記手動変速機６の図示しない変速操作レバーを所望の
変速状態に移動させると、セレクトケーブル４４を介し
てセレクトレバー２０が回動されるとともに、シフトケ
ーブル４２を介してシフトレバ−１４が回動され、所望
のスピードフォークを移動させ、前記手動変速機６の変
速操作を行っている。

これにより、前記シフトレバ−１４を略中央部位から略
り字状に折曲形成するとともに、前記セレクトレバー２
０を略直線状に形成したことによ２ って前記シフトケーブル４２及びセレクトケーブル４４
の取り出し位置を略同一方向とすることができ、各ケー
ブル４２．４４の曲がり状態を小とし得て、各ケーブル
４２．４４の配索時の自由度が大となり、配索作業性を
向上することができ、実用上有利である。

また、各ケーブル４２．４４の配索方向、つまり取り出
し位置を略同一とすることができることにより、前記シ
フト機構１０において、図示しない車軸と平行な線分に
対するシフトケーブル４２の角度α及びセレクトケーブ
ル４４の角度βを夫々大とすることができ、前記４輪駆
動車２のフロント側に各ケーブル４２．４４の他端を配
索した際に各ケーブル４２．４４の曲がり状態を小とし
得て、前記シフトケーブル４２とセレクトケーブル４４
とを略直線状に配索することができ、各ケーブル４２．
４４のシフトあるいはセレクト操作時の抵抗を減少させ
ることができ、変速操作フィーリングをも向上させ得る
ものである。

［発明の効果コ ３ 以上詳細に説明した如くこの発明によれば、４輪駆動車
のリヤ側に搭載した横置きエンジンに横置き状態に装着
される変速機に使用するシフト機構において、シフトケ
ーブルを接続するシフトレバ−を回動させる第１リンク
機構を設け、セレクトケーブルを接続するセレクトレバ
ーを回動させる第２リンク機構を設け、シフトケーブル
とセレクトケーブルとの配索方向を略同一とすべくシフ
トレバ−を略り字状に形成するとともに、セレクトレバ
ーを略直線状に形成したので、前記シフトケーブル及び
セレクトケーブルの配索方向を略同一とすることができ
、各ケーブルの曲がり状態を小とし得て、各ケーブルの
配索時の自由度を大とすることができ、配索作業性を向
上し得て、実用上有利である。また、各ケーブルの配索
方向を略同一とすることができることにより、前記シフ
ト機構において、車軸と平行な線分に対するシフトケー
ブルの角度及びセレクトケーブルの角度を夫々大とする
ことができ、前記４輪駆動車のフロント側に各ケーブル
の他端を配索した際に各ケープ４ ルの曲がり状態を小とし得て、前記シフトケーブルとセ
レクトケーブルとを略直線状に配索することができ、各
ケーブルのシフトあるいはセレクト操作時の抵抗を減少
させることができ、変速操作フィーリングをも向上させ
得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１〜１０図はこの発明の実施例を示し、第１図はシフ
ト機構の概略斜視図、第２図はシフトレバ−の拡大斜視
図、第３図はセレクトレバーの拡大斜視図、第４図は第
１係合部の拡大斜視図、第５図は第２係合部の拡大斜視
図、第６図は４輪駆動車の概略平面図、第７図はシフト
機構の取付状態を示す手動変速機の概略正面図、第８図
はシフトケーブル及びセレクトケーブルの配索状態を示
す手動変速機の概略正面図、第９図はシフトケーブル及
びセレクトケーブルの配索状態を示す手動変速機の概略
平面図、第１０図はシフトケーブル及びセレクトケーブ
ルの配索状態を示す手動変速機の概略背面図である。 第１１〜１３図はこの発明の従来技術を示し、１５− 第１１図はシフトケーブル及びセレクトケーブルの配索
状態を示す手動変速機の概略正面図、第１２図はシフト
ケーブル及びセレクトケーブルの配索状態を示す手動変
速機の概略平面図、第１３図はシフト機構の概略斜視図
である。 図において、２は４輪駆動車、４は横置きエンジン、６
は手動変速機、８はトランスミッシロンケース、１０は
シフト機構、１２はシフトアンドセレクトシャフト、１
２ａは−ｆｉ、１４はシフトレバ−１６は第１リンク機
構、１８は第１保合部、２０はセレクトレバー　２２は
第２リンク機構、２４は第２係合部、２６は係合部本体
、２８は保持部、３０は円柱状部材、３２は第１係合穴
部、３４は第１係合ピン、３６は固定部材、３８は第２
保合穴部、４０は第２係合ピン、４２はシフトケーブル
、４４はセレクトケーブル、４６はクラッチケーブルで
ある。 特　　　許　出願人　　鈴木自動車工業株式会社代　理
　人　弁理士　　西　　郷　　義　　美１８

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、４輪駆動車のリヤ側に横置きエンジンを搭載すると
   ともにこの横置きエンジンに横置き状態に装着される変
   速機に使用するシフト機構において、シフトケーブルを
   接続するシフトレバーを回動させる第１リンク機構を設
   け、セレクトケーブルを接続するセレクトレバーを回動
   させる第２リンク機構を設け、前記シフトケーブルとセ
   レクトケーブルとの配索方向を略同一とすべく前記シフ
   トレバーを略Ｌ字状に形成するとともに前記セレクトレ
   バーを略直線状に形成したことを特徴とするシフト機構
   の配置。