JPH081956Y2 - 作業車両用の変速操作装置 - Google Patents

作業車両用の変速操作装置

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JPH081956Y2
JPH081956Y2 JP13371989U JP13371989U JPH081956Y2 JP H081956 Y2 JPH081956 Y2 JP H081956Y2 JP 13371989 U JP13371989 U JP 13371989U JP 13371989 U JP13371989 U JP 13371989U JP H081956 Y2 JPH081956 Y2 JP H081956Y2
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arm
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operating shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、トラクタ等の作業車両に設けられる変速
操作装置に関するものである。
〔従来の技術〕
乗用座席を高レベルに設置する作業車両において操作
頻度の高い変速レバーは、例えば実公昭58-53613号公報
とか実開昭59-88325号公報に開示されているように、操
縦者が肘を曲げた状態で簡単に操作しうるよう乗用座席
の側方に設置されることが多い。このような場合には上
記2公報にも示されているように、変速レバーが上下方
向で位置を距てている変速機構に対し、リンク機構によ
つて接続される。
他方、作業車両用の変速操作装置として、変速レバー
によつて選択的に回転変位及び摺動変位させる水平な操
作軸を設け、変速用のシフトフオークに対し選択的に係
合せしめられた上で該シフトフオークを摺動変位させる
シフトピンを上記操作軸に取付けて設ける構造のものが
周知である。本構造の変速操作装置は、シフトフオーク
の摺動変位方向が操作軸と平行する方向であるとすると
例えば実公昭58-28251号公報に開示されているように、
操作軸上のシフトピンを操作軸の回転変位によりシフト
フオークに係合させた上で操作軸の摺動変位によりシフ
トピンを介しシフトフオークを操作軸と平行する方向に
摺動変位させるものに構成され、逆にシフトフオークの
摺動変位方向が操作軸に対し直交する方向であるとする
と例えば実開昭54-95676号公報の第6図に示されている
ように、操作軸上のシフトピンを操作軸の摺動変位によ
りシフトフオークに係合させた上で操作軸の回動変位に
よりシフトピンを介しシフトフオークを操作軸と直交す
る方向に摺動変位させるものに構成される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
変速レバーを高レベルに配置し下方のレベルの変速機
構に対しリンク機構によつて接続する上記前者のタイプ
の変速操作装置は、変速レバーの動きをリンク機構によ
つて拡大して被操作部材に伝えうる長所を有する反面、
部品点数が多くてコストが高く、作業車両への組付けも
厄介である。
そこでこの考案は変速レバーによつて回転及び摺動変
位される水平な操作軸を設ける上記後者のタイプの変速
操作装置において、上記操作軸を部品点数が少なくて済
む構造により高レベルの変速レバーに対し所要のように
接続して、上述の問題点を解消しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
そのためにこの考案は添付図に例示するように、変速
レバー35によつて選択的に回転変位及び摺動変位させる
水平な操作軸36を設け、変速用のシフトフオークに対し
選択的に係合せしめられた上で該シフトフオークを摺動
変位させるシフトピン37、37A,37Bを上記操作軸36に取
付けて設けてある変速操作装置において、次のような技
術的手段を講じた。
すなわち第1図,第6図及び第9図にそれぞれ例示す
るように、上下方向に沿わせた他の操作軸38を、その下
端部分が前記操作軸36と間隔をおいて交差するように配
置し回転及び摺動変位可能に支持して設け、これらの両
操作軸36,38に対し直交する方向に沿わせた第1のアー
ム39及び第2のアーム40を、それぞれ何れか一方の操作
軸に取付けて設け、第1のアーム39をそれを取付けてな
い方の操作軸に対し上記他の操作軸38の回転変位により
前記操作軸36が摺動変位せしめられる方向においてのみ
係合させると共に、第2のアーム40をそれを取付けてな
い方の操作軸に対し上記他の操作軸38の摺動変位により
前記操作軸36が回転変位せしめられる方向においてのみ
係合させる。
また第1図,第6図及び第10図にそれぞれ例示するよ
うに、上記他の操作軸38の上端部分に固定支持させて該
他の操作軸38から張出した支持アーム41に前記変速レバ
ー35を水平ピン42まわりで回動自在に支持させ、この変
速レバー35を上記他の操作軸38に対し、上記水平ピン42
まわりでの変速レバー35の回動変位により他の操作軸38
が摺動変位せしめられるように係合させる。
〔作用〕
支持アーム41が他の操作軸38に固定支持されているこ
とからして変速レバー35を他の操作軸38の軸線まわりで
回動操作すると、他の操作軸38は支持アーム41ごと回転
変位せしめられる。そして変速レバー35を支持アーム41
上の水平ピン42まわりで回動操作すると、他の操作軸38
が上下に摺動変位せしめられる。
上下方向に沿う他の操作軸38と水平な操作軸36間にお
いて、他の操作軸38の回転変位によつては第1のアーム
39を介し操作軸36が摺動変位せしめられ、他の操作軸38
の摺動変位によつては操作軸36が回転変位せしめられる
から、変速シフトに必要な動きを操作軸36に与えうる。
変速レバー35を他の操作軸38の軸線まわりで回動操作
したときの該変速レバー35の動きを拡大して水平な操作
軸36に伝えるには、他の操作軸38と操作軸36間の間隔を
比較的大きくとり第1のアーム39の長さを大きく設定す
ればよい。他の操作軸38からの支持アーム41の張出し量
を大きく設定し他の操作軸38と水平ピン42間の間隔を拡
げると、変速レバー35を水平ピン42まわりで回動操作し
他の操作軸38を摺動させるときにその摺動量を大きくで
き、それによつて操作軸38の回動変位量を大きくしう
る。
〔実施例〕
第1−4図に図示の第1の実施例はこの考案を、第5
図に図示のような変速機構を備えるトラクタにおいて実
施した例に係る。
第5図に示すようにトラクタ機体の一部を構成してい
るミツシヨンケース1内には前後方向に沿わせて駆動軸
2とその下方の伝動軸3、及びこれらの駆動軸2及び伝
動軸3の延長線上にそれぞれ配置した中間軸4及びプロ
ペラ軸5が、設けられている。駆動軸2はミツシヨンケ
ース1前方のクラツチハウジング6内から入力伝導を受
け、プロペラ軸5はミツシヨンケース1後方のリヤハウ
ジング7内の差動装置入力傘歯車8に噛合う小傘歯車9
を後端に備える。駆動軸2と中間軸4は中空軸に形成さ
れ、その内容を図外のPTO軸に伝動する伝動軸10が貫通
している。
駆動軸2と伝動軸3間には主変速装置11が配設され、
中間軸4とプロペラ軸5間には副変速装置12が配設され
ている。伝動軸3と中間軸4とは、伝動軸3後端部上の
小歯車13と中間軸4の前端部上の大歯車14とから成る減
速ギヤ列によつて接続されている。
主変速装置11は前進1−3速、後進1速の変速を行な
うものに構成され、駆動軸2上に4個の歯車15F1,15F2,
15F3,15Rを遊嵌設置すると共に伝動軸3上に4個の歯車
16F1,16F2,16F3,16Rを固定設置し、歯車15F1,15F2,15F3
と歯車16F1,16F2,16F3とはそれぞれ互いに直接に噛合
せ、歯車15Rと歯車16Rとは図外のアイドラ歯車を介して
噛合せてある。駆動軸2上には歯車15R,15F2間と歯車15
F1,15F3間とで2個の複式同期クラツチ17,18が設けら
れ、これらの同期クラツチ17,18を2個のシフトフオー
ク19,20により操作して各歯車15F1,15F2,15F3,15Rを択
一的に駆動軸2に対し結合可能とされている。
副変速装置12は4段の変速を行なうものとされ、中間
軸4上には2個の変速用の歯車21,22が固定設置されて
いる。他方、プロペラ軸5上には、上記歯車21に対し噛
合せうるシフト歯車23を摺動のみ自在に設置してあると
共に上記歯車22に対し噛合された歯車24を遊嵌設置して
ある。シフト歯車23は中間軸4の歯車21により図外の減
速歯車機構を介し回転せしめられる図外の歯車に対し第
5図に鎖線図示の位置で噛合い可能とされ、その噛合い
によつてプロペラ軸5を、クリープ車速を与える回転数
で回転させるものとされ、歯車21に噛合されたときはプ
ロペラ軸5を1速の回転数で回転させる。プロペラ軸5
の前端部上には複式同期クラツチ25を設置してあり、こ
の同期クラツチ25は歯車24をプロペラ軸5に対し結合し
て該プロペラ軸5を2速の回転数で回転させるクラツチ
係合状態とプロペラ軸5を伝動軸3に直結してプロペラ
軸5を3速の回転数で回転させるクラツチ係合状態と
で、クラツチ係合させうるものとされている。シフト歯
車23と複式同期クラツチ25はそれぞれ、シフトフオーク
26,27によつて操作される。
同様に第5図に示すようにプロペラ軸5上にはシフト
歯車23の後方側で駐車ブレーキ28が設けられ、この駐車
ブレーキ28はプロペラ軸5に嵌着した輪体29を、該輪体
29外周面の構内に臨むブレーキシユー30aを取付けられ
たブレーキバンド30によつて制動し、もつてプロペラ軸
5を制動することにより駐車時の車両不測発進を防止す
るものとされている。
第5図において31はプロペラ軸5上に固定設置した前
輪駆動力取出し用の歯車、32は同様にプロペラ軸5上に
固定設置したグランドPTO歯車である。グランドPTO歯車
32はそれに噛合された鎖線図示の歯車33等を介し、図外
の前記PTO軸に対し伝動を行なう。
この考案に係る変速操作装置は第5図に図示の主変速
装置11を操作するものに構成され、第1−4図に図示の
第1の実施例では2個の前記シフトフオーク19,20が第
2図に示すように、前後方向に沿わせてミツシヨンケー
ス1内の上部に配置した2本のフオークシヤフト44A,44
Bに支承されている。前記操作軸36はミツシヨンケース
1上面の蓋部材45とその一側に装着した支持部材46とに
摺動及び回転変位可能に支持させ、左右方向に沿わせて
設けられている。操作軸36には、外操作軸36の摺動変位
により何れかのシフトフオーク19或は20に係合せしめら
れた上で操作軸36の回動変位により該シフトフオークを
摺動変位させる前記シフトピン37が、そのボス部でピン
47により取付けられている。
第1−3図に示すように支持部材46はその端にボツク
ス部46aを有し、このボツクス部46a内に上記操作軸36の
端部を臨ませると共に、ボツクス部46aの上面側及び下
面側に形成した支筒部46b,46cに前記他の操作軸38を回
転及び摺動変位可能に支持させその下端部分をボツクス
部46a内に臨ませてある。
前記第1のアーム39はフオーク上の上下1対のアーム
でもつて提供されており、そのボス部で他の操作軸38に
ピン49によつて取付けられている。また前記第2のアー
ム40は、そのボス部で割りピン50によつて操作軸36に取
付けられている。割りピン50は上下に突出させてあり、
第1のアーム39はその先端部に形成したフオーク部39a
に割りピン50端を挿入することによつて、他の操作軸38
の回動変位を操作軸36に対し摺動変位として伝えうるよ
うに該操作軸36に対し係合させてある。フオーク状の第
1のアーム39のボス部には操作軸36に平行する溝穴51を
形成してあり、第2のアーム40はその端部を該溝穴51内
に臨ませることにより他の操作軸38に対し、該他の操作
軸38の摺動変位により操作軸36が回動変位せしめられる
方向においてのみ係合させてある。
同様に第1−3図に示すように他の操作軸38の上端部
分は両側1対の平坦面38aを有し、前記支持アーム41は
そのボス部41aが操作軸38断面形状に対応する小判形の
中心穴を有するものとして、他の操作軸38に回転不能に
被嵌されている。この支持アーム41はボス部41aの上面
に沿わせた抜止め板52を前記支筒部46bに装着すること
によつて、抜止めされている。このようにして他の操作
軸38に固定支持させた支持アーム41は、上方向きに立上
らせた張出し端に一体の筒部41bを有する。
前記変速レバー35はその基端にコの字形の接続金物35
aを有し、この接続金物35a内に上記筒部41bを臨ませ、
該筒部41bを挿通させた前記水平ピン42によつて変速レ
バー35を支持アーム41に支持させてある。他の操作軸38
の上端部には水平ピン42に平行させたピン54を植設して
あり、接続金物35aの先端部に形成した長孔35bに該ピン
54の端部を挿入することによつて、水平ピン42まわりで
の変速レバー35の回動操作により他の操作軸38が上下に
摺動変位せしめられるように変速レバー35を他の操作軸
38に対し係合させてある。変速レバー35の操作端は第4
図に示すように、作業車両の乗用座席55の一側の後輪フ
エンダ56から前方向きに突出させてあり、後輪フエンダ
56にはH字形のレバーガイド溝57が形成されている。
なお第2図において58A,58Bは副変速装置12用の前記
シフトフオーク26,27を支承するフオークシヤフト、59
は副変速装置12用の操作軸、60はこの操作軸59に取付け
られたシフトピンで各シフトフオーク26,27を選択的に
摺動変位させるためのものである。第4図において61
は、前記変速レバー35よりも低いレベルで乗用座席55の
他側に配置されている副変速レバーで、副変速装置12を
変速操作するためのものである。
第1の実施例は上述のように構成されているから、変
速レバー35を第2図の矢印A方向に沿い他の操作軸38の
軸線まわりで回動操作し他の操作軸38を回転変位させ、
これにより第1のアーム39を介し操作軸36を摺動変位さ
せシフトピン37を何れかのシフトフオーク19或は20に対
し係合させた上で、変速レバー35を第3図の矢印B方向
に沿い水平ピン42まわりで回動操作し他の操作軸38を摺
動変位させ、これにより第2のアーム40を介し操作軸36
を回動変位させシフトピン37によりシフトフオーク19或
は20を摺動変位させるように、用いられる。第3図に鎖
線図示の変速レバー35の2位置は、実線図示の中立位置
から変速レバー35が移される作用位置である。
上下方向に沿う他の操作軸38によつて変速レバー35の
接続位置が操作軸36のレベルより大きく持上げられるか
ら、変速レバー35に与える斜め上方向きの彎曲とが相ま
つて、操作頻度の高い主変速装置11用の該変速レバー35
を第4図に例示するように高レベルに操作端を持つもの
とすることが可能となつている。
第6−8図は第2の実施例を示している。
本実施例では第7図に示すように前記のもの同様のシ
フトフオーク19,20が、ミツシヨンケース1内に前後方
向に沿わせ設置してある単一のフオークシヤフト44に支
承されている。操作軸36はフオークシヤフト44に平行さ
せてあり、該操作軸36に2個のシフトフオーク19,20用
の各別のシフトピン37A,37Bを取付けてある。これらの
シフトピン37A,37Bは第8図に示すように、互い位相を
ずらして配置されている。
第6図に示すように第2の実施例では第1のアーム39
が他の操作軸38に取付けられ、フオーク状の1対の第2
のアーム40が操作軸36に取付けられている。第2のアー
ム40の取付けボス部には他の操作軸38に平行させて上下
方向に沿わせた溝穴63を形成してあり、第1のアーム40
の先端部を該溝穴63内に臨ませて第1のアーム39を操作
軸36に対し、他の操作軸38の回転変位により操作軸36が
摺動変位せしめられる方向においてのみ係合させてあ
る。また第2のアーム40はその先端をフオーク部40aに
形成して、第1のアーム39の取付けボス部を他の操作軸
28に固定する割りピン64の突出端部を挾持させることに
より他の操作軸38に対し、他の操作軸38の摺動変位によ
り操作軸36が回転変位せしめられる方向においてのみ係
合させてある。
第2の実施例において他の操作軸38に対する変速レバ
ー35の接続構造は第1の実施例の場合と、接続金物35a
の前記長孔35bに代えて接続金物35a端を、ピン54を挾持
するフオーク部35cに形成してある点を除いては同一で
ある。
第2の実施例は上述のように構成されているから、変
速レバー35を水平ピン42まわりで回動操作し他の操作軸
38を摺動変位させ、これにより第2のアーム40を介し操
作軸36を回動変位させシフトピン37A或は37Bを対応する
シフトフオーク19或は20に対し係合させた上で、変速レ
バー35を他の操作軸38の軸線まわりで回動操作して該他
の操作軸38を回転変位させ、これにより第1のアーム39
を介し操作軸36を摺動変位させシフトピン37A或は37Bに
よりシフトフオーク19或は20を摺動変位させるように、
用いられる。
以上の2実施例では第1及び第2のアーム39,40のう
ち何れか一方のアームを他の操作軸38に、他方のアーム
を操作軸36に、それぞれ取付けたが、第1及び第2のア
ーム39,40の両者を他の操作軸38或は操作軸36に取付け
て設けることもできる。
第9図はそのような変形例を示しており、第1及び第
2のアーム39,40が共に他の操作軸38に取付けられてい
る。すなわち第1のアーム39は第1の実施例の場合と同
様にして他の操作軸38に取付けられ操作軸36に対し係合
させてあるが、第2のアーム40も第1のアーム39の取付
けボスに溶着して他の操作軸38に取付けられている。操
作軸36に前記同様の割りピン50で取付けてある筒体66が
設けられ、この筒体66に操作軸36長さ方向に沿う溝穴66
aを形成して、この溝穴66a内に第2のアーム40端を臨ま
せることにより操作軸36に対し第2のアーム40を、他の
操作軸38の摺動変位により操作軸36が回転変位せしめら
れる方向においてのみ係合させてある。操作軸36が回転
変位せしめられるとき割りピン50は、第1図に図示フオ
ーク部39aと同様に設けられているフオーク部39a内で傾
動する。
なお、他の操作軸38の上端部分から張出させる支持ア
ーム41は第10図に示す変形例のように、他の操作軸38の
上端部に取付けることもできる。第10図において68は、
支持アーム41の取付けピンを示す。
〔考案の効果〕
この考案は変速レバーによつて回転及び摺動変位され
る水平な操作軸36を設ける変速操作装置において、上下
方向に沿わせた他の操作軸38を回転及び摺動変位可能に
設け、この他の操作軸38の下端部分と上記操作軸36間
に、これらの両操作軸36,38に対し直交する方向に沿わ
せた第1及び第2のアーム39,40を備える変位方向転換
機構を設けて他の操作軸38の回転変位を摺動変位とし
て、また摺動変位を回転変位として、それぞれ操作軸36
に伝達可能とした上で、他の操作軸38の上端部分に変速
レバー35を、他の操作軸38に対し選択的に回転変位及び
摺動変位を与えうるように接続して設けたから、上下方
向に沿う他の操作軸38によつて変速レバー35の設置位置
が操作軸36のレベルより大きく持上げられることとし
て、変速レバーを、他の操作軸38の長さの選択により自
在にレベルを設定しつつ高レベルに設けうることとす
る。
そしてこの考案は水平な操作軸36と変速レバー35間の
接続を上下方向に沿わせる他の操作軸38、何れかの操作
軸に取付けて両操作軸36,38間に介在させる第1及び第
2のアーム39,40、及び他の操作軸38の上端部分から張
出させる支持アーム41を主要部品とする部品点数が少な
くて済む構造で得たから、変速レバーを自在に設定した
高レベルに設置可能としたにも拘らず、変速操作装置の
コストを低減しまた作業車両への組付けを容易とする。
変速レバーの動きを拡大して水平な操作軸36に伝えう
ることは、考案の作用の項で前述した通りであり、変速
操作に不都合を招くことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例を示す概略的な斜視図、第2図は
第1の実施例の縦断面図、第3図は第1の実施例の一部
分を示す断面図、第4図は第1の実施例を装備する作業
車両の一部分の模式的な斜視図、第5図は同作業車両の
要部を示す縦断側面図、第6図は第2の実施例を示す概
略的な斜視図、第7図は第2の実施例を装備する作業車
両の要部を示す縦断側面図、第8図は第2の実施例の一
部分を示す断面図、第9図は一部の変形例を示す断面
図、第10図は他部の変形例を示す斜視図である。 2……駆動軸、11……主変速装置、19,20……シフトフ
オーク、35……変速レバー、35a……接続金物、35b……
長孔、35c……フオーク部、36……操作軸、37,37A,37B
……シフトピン、38……他の操作軸、39……第1のアー
ム、39a……長孔、40……第2のアーム、40a……フオー
ク部、41……支持アーム、42……水平ピン、44,44A,44B
……フオークシヤフト、50……割りピン、51……溝穴、
54……ピン、63……溝穴、64……割りピン、66a……溝
穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速レバー35によつて選択的に回転変位及
    び摺動変位させる水平な操作軸36を設け、変速用のシフ
    トフオークに対し選択的に係合せしめられた上で該シフ
    トフオークを摺動変位させるシフトピン37、37A,37Bを
    上記操作軸36に取付けて設けてある変速操作装置におい
    て、 上下方向に沿わせた他の操作軸38を、その下端部分が前
    記操作軸36と間隔をおいて交差するように配置し回転及
    び摺動変位可能に支持して設け、これらの両操作軸36,3
    8に対し直交する方向に沿わせた第1のアーム39及び第
    2のアーム40を、それぞれ何れか一方の操作軸に取付け
    て設け、第1のアーム39をそれを取付けてない方の操作
    軸に対し上記他の操作軸38の回転変位により前記操作軸
    36が摺動変位せしめられる方向においてのみ係合させる
    と共に、第2のアーム40をそれを取付けてない方の操作
    軸に対し上記他の操作軸38の摺動変位により前記操作軸
    36が回転変位せしめられる方向においてのみ係合させる
    一方、 上記他の操作軸38の上端部分に固定支持させて該他の操
    作軸38から張出した支持アーム41に前記変速レバー35を
    水平ピン42まわりで回動自在に支持させ、この変速レバ
    ー35を上記他の操作軸38に対し、上記水平ピン42まわり
    での変速レバー35の回動変位により他の操作軸38が摺動
    変位せしめられるように係合させたことを特徴とする変
    速操作装置。
JP13371989U 1989-11-17 1989-11-17 作業車両用の変速操作装置 Expired - Lifetime JPH081956Y2 (ja)

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