JPH0333282Y2 - - Google Patents
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- JPH0333282Y2 JPH0333282Y2 JP1985123540U JP12354085U JPH0333282Y2 JP H0333282 Y2 JPH0333282 Y2 JP H0333282Y2 JP 1985123540 U JP1985123540 U JP 1985123540U JP 12354085 U JP12354085 U JP 12354085U JP H0333282 Y2 JPH0333282 Y2 JP H0333282Y2
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- piece
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- actuating
- plastic piece
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 13
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 1
- 239000002537 cosmetic Substances 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
本考案はコンパクト容器に関するもので、より
具体的には、容器本体と蓋体とをそれぞれの後方
部において開閉自在に蝶着し、該容器本体の前端
縁部に凹所を形成するとともに該凹所の奥面に第
1の係合突起を形成し、該蓋体の前端縁部から垂
下した爪片に第2の係合突起を形成し、該第1の
係合突起と該第2の係合突起の係合によつて蓋体
が閉止位置を占め、該凹所内に該第1と第2の係
合突起の係合を解除するためのプラスチツク片を
前後方向に回動可能に枢着してなるコンパクト容
器に関する。
具体的には、容器本体と蓋体とをそれぞれの後方
部において開閉自在に蝶着し、該容器本体の前端
縁部に凹所を形成するとともに該凹所の奥面に第
1の係合突起を形成し、該蓋体の前端縁部から垂
下した爪片に第2の係合突起を形成し、該第1の
係合突起と該第2の係合突起の係合によつて蓋体
が閉止位置を占め、該凹所内に該第1と第2の係
合突起の係合を解除するためのプラスチツク片を
前後方向に回動可能に枢着してなるコンパクト容
器に関する。
《従来の技術》
従来、この種のコンパクト容器としては実開昭
60−109505に係るものが公知となつている。この
公知のコンパクト容器ではプラスチツク片の蓋体
を押し上げる作動腕が押圧用前壁から水平に延設
されている。従つて押圧用前壁に指を当ててプラ
スチツク片を内方に回動させた時、作動腕は水平
状態からプラスチツク片の枢着点を中心として上
方に回動することになる。この時、作動腕によつ
て生み出される力の方向はほぼ垂直方向であつ
て、水平方向の分力は極く僅かである。また、こ
の公知のコンパクト容器ではプラスチツク片にそ
のガタ付きを防止するための板バネが作動腕とは
分離した位置に設けられている。
60−109505に係るものが公知となつている。この
公知のコンパクト容器ではプラスチツク片の蓋体
を押し上げる作動腕が押圧用前壁から水平に延設
されている。従つて押圧用前壁に指を当ててプラ
スチツク片を内方に回動させた時、作動腕は水平
状態からプラスチツク片の枢着点を中心として上
方に回動することになる。この時、作動腕によつ
て生み出される力の方向はほぼ垂直方向であつ
て、水平方向の分力は極く僅かである。また、こ
の公知のコンパクト容器ではプラスチツク片にそ
のガタ付きを防止するための板バネが作動腕とは
分離した位置に設けられている。
《考案が解決しようとする課題》
一般的にコンパクト容器の蓋体がその止錠位置
から解錠する時には、蓋体の爪片に設けた係合突
起が容器本体に設けた係合突起を乗り越えるわけ
であるが、この乗り越える時蓋体は前方へ移動し
ながら上方へ移動することになる。従つて、プラ
スチツク片の作動腕は蓋体を前方へ付勢する相当
量の水平分力と蓋体を上方へ押し上げる相当量の
垂直分力との両方を持ち合せることが理想的であ
るが、前記公知のコンパクト容器では水平分力が
小さくて従つて蓋体解錠のためプラスチツク片に
比較的大きな力を加える必要性があつた。
から解錠する時には、蓋体の爪片に設けた係合突
起が容器本体に設けた係合突起を乗り越えるわけ
であるが、この乗り越える時蓋体は前方へ移動し
ながら上方へ移動することになる。従つて、プラ
スチツク片の作動腕は蓋体を前方へ付勢する相当
量の水平分力と蓋体を上方へ押し上げる相当量の
垂直分力との両方を持ち合せることが理想的であ
るが、前記公知のコンパクト容器では水平分力が
小さくて従つて蓋体解錠のためプラスチツク片に
比較的大きな力を加える必要性があつた。
また、前記公知のコンパクト容器ではプラスチ
ツク片に板バネと蓋体を押し上げる作動腕とを相
互に分離した位置に形成する必要があり、また板
バネは比較的複雑な形に形成されるため複雑な成
形用金型を必要としコストアツプは避けられない
ものであつた。
ツク片に板バネと蓋体を押し上げる作動腕とを相
互に分離した位置に形成する必要があり、また板
バネは比較的複雑な形に形成されるため複雑な成
形用金型を必要としコストアツプは避けられない
ものであつた。
本願考案は上記のような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的は蓋体の止錠を解除するプラ
スチツク片に加えられた回転力が蓋体を前方へ付
勢する相当量の水平分力と蓋体を上方へ押し上げ
る相当量の垂直分力とに転換され、これによつて
プラスチツク片に比較的小さな力を加えることに
よつて蓋体を解錠することができ、またプラスチ
ツク片における蓋体を押し上げる作動腕とプラス
チツク片を弾性復帰させる弾性部片とを連続一体
的に形成するとともに両者を単純な形状にして成
形コストが低いコンパクト容器を提供するにあ
る。
たもので、その目的は蓋体の止錠を解除するプラ
スチツク片に加えられた回転力が蓋体を前方へ付
勢する相当量の水平分力と蓋体を上方へ押し上げ
る相当量の垂直分力とに転換され、これによつて
プラスチツク片に比較的小さな力を加えることに
よつて蓋体を解錠することができ、またプラスチ
ツク片における蓋体を押し上げる作動腕とプラス
チツク片を弾性復帰させる弾性部片とを連続一体
的に形成するとともに両者を単純な形状にして成
形コストが低いコンパクト容器を提供するにあ
る。
《課題を解決するための手段》
上記の目的を達成するため、本考案のコンパク
ト容器によれば、容器本体の凹所内に枢着される
プラスチツク片は押圧用前壁と該押し圧用前壁の
下端縁部に比較的肉薄な可撓部片を介して一体的
に連結形成された比較的肉厚な作動部片とからな
るとともに該可撓部片を弾性変形させて該作動部
片を斜め上方に傾斜させた状態で該凹所内に枢着
され、該蓋体の閉止位置において該作動部片の後
部が該凹所の奥面に当接するとともにその後方上
端が該蓋体の下面に近接してなり、該プラスチツ
ク片を後方へ押圧した時に該押圧用前壁が枢着部
を中心に回動すると同時に該作動部片が該奥面上
を摺動して上方に移動し、該作動部片の該後方上
端が該蓋体を前方へ付勢しながら上方へ押し上げ
て該蓋体を開放するようにしてなるのである。
ト容器によれば、容器本体の凹所内に枢着される
プラスチツク片は押圧用前壁と該押し圧用前壁の
下端縁部に比較的肉薄な可撓部片を介して一体的
に連結形成された比較的肉厚な作動部片とからな
るとともに該可撓部片を弾性変形させて該作動部
片を斜め上方に傾斜させた状態で該凹所内に枢着
され、該蓋体の閉止位置において該作動部片の後
部が該凹所の奥面に当接するとともにその後方上
端が該蓋体の下面に近接してなり、該プラスチツ
ク片を後方へ押圧した時に該押圧用前壁が枢着部
を中心に回動すると同時に該作動部片が該奥面上
を摺動して上方に移動し、該作動部片の該後方上
端が該蓋体を前方へ付勢しながら上方へ押し上げ
て該蓋体を開放するようにしてなるのである。
《作用》
蓋体の閉止位置からプラスチツク片の押圧用前
壁に指を当ててこれを後方に押し込むと、プラス
チツク片は枢着点を中心として後方に回動する。
この時、作動部片の後端は凹所の奥面を上方に摺
動して蓋体の下面に当接し、次いで作動部片はそ
の下端の可撓部片との連結部を中心として前方へ
傾動する力も受け、その結果蓋体を前方へ付勢し
ながら上昇させ蓋体の第2の係合突起と容器本体
の第1の係合突起との係合を解除する。そして、
プラスチツク片に加えていた押圧力を除くと、作
動部片の水平方向へ弾性復帰しようとする力によ
つてプラスチツク片は押圧前の位置に弾性復帰す
る。
壁に指を当ててこれを後方に押し込むと、プラス
チツク片は枢着点を中心として後方に回動する。
この時、作動部片の後端は凹所の奥面を上方に摺
動して蓋体の下面に当接し、次いで作動部片はそ
の下端の可撓部片との連結部を中心として前方へ
傾動する力も受け、その結果蓋体を前方へ付勢し
ながら上昇させ蓋体の第2の係合突起と容器本体
の第1の係合突起との係合を解除する。そして、
プラスチツク片に加えていた押圧力を除くと、作
動部片の水平方向へ弾性復帰しようとする力によ
つてプラスチツク片は押圧前の位置に弾性復帰す
る。
《実施例》
以下に本考案の好適な実施例について添附図面
を参照にして説明する。
を参照にして説明する。
第1図乃至第4図は、この考案に係るコンパク
ト容器の第1実施例を示している。これらの図に
示すように、1は内部に化粧料等を収納するよう
にした容器本体を示し、この容器本体1の前端中
央部には凹所2が形成されており、この凹所2の
奥面上方には第1の係合突起3が一体的に突出形
成されている。そして、容器本体1の後端縁部に
はピン4を介して蓋体5が開閉自在に蝶着されて
いる。蓋体5の内面には鏡6が接着され、また蓋
体5の前方下面部には爪片7が一体的に垂下形成
されており、この爪片7の下端面部には第2の係
合突起8が一体的に突出形成されている。そし
て、蓋体5を閉じると、爪片7が容器本体1の凹
所2内に入るとともに爪片7に形成した第2の係
合突起8が凹所2内の第1の係合突起3を乗り越
えて係合し、蓋体5は閉止位置を占めることにな
る。
ト容器の第1実施例を示している。これらの図に
示すように、1は内部に化粧料等を収納するよう
にした容器本体を示し、この容器本体1の前端中
央部には凹所2が形成されており、この凹所2の
奥面上方には第1の係合突起3が一体的に突出形
成されている。そして、容器本体1の後端縁部に
はピン4を介して蓋体5が開閉自在に蝶着されて
いる。蓋体5の内面には鏡6が接着され、また蓋
体5の前方下面部には爪片7が一体的に垂下形成
されており、この爪片7の下端面部には第2の係
合突起8が一体的に突出形成されている。そし
て、蓋体5を閉じると、爪片7が容器本体1の凹
所2内に入るとともに爪片7に形成した第2の係
合突起8が凹所2内の第1の係合突起3を乗り越
えて係合し、蓋体5は閉止位置を占めることにな
る。
本考案では、凹所2の両側面上方部に一対の突
起9−9が突出形成され、この突起9−9を中心
として回動するプラスチツク片10が凹所2内に
枢着されている。このプラスチツク片10は、略
垂直に形成された押圧用前壁11とこの押圧用前
壁11の両側端部から後方へ延長して形成された
側壁12−12と、押圧用前壁11の下端縁部か
ら後方水平方向に向けて比較的肉薄な可撓部片1
3を介して連結形成された比較的肉厚な作動部片
14とからなり、これらが第2図に示すように合
成樹脂の射出成形等によつて一体的に形成されて
いる。そして、押圧用前壁11の下端前面部11
aは前方へ隆起され、その下面部は曲線状とし、
蓋体5を閉じた場合に、その隆起部11aがコン
パクト容器の前面より突出するようにしてなる。
また、側壁12の上方外側面には円形凹部16が
形成され、この凹部16から後方へ向けて側壁1
2の後端縁まで案内溝17が形成され、この案内
溝17の開放端を容器本体1の凹所2に設けた突
起9と係合して、このプラスチツク片10を押し
込むと、プラスチツク片10の円形凹部16−1
6が突起9−9と嵌合して凹所2内に回動自在に
枢着されるのである。
起9−9が突出形成され、この突起9−9を中心
として回動するプラスチツク片10が凹所2内に
枢着されている。このプラスチツク片10は、略
垂直に形成された押圧用前壁11とこの押圧用前
壁11の両側端部から後方へ延長して形成された
側壁12−12と、押圧用前壁11の下端縁部か
ら後方水平方向に向けて比較的肉薄な可撓部片1
3を介して連結形成された比較的肉厚な作動部片
14とからなり、これらが第2図に示すように合
成樹脂の射出成形等によつて一体的に形成されて
いる。そして、押圧用前壁11の下端前面部11
aは前方へ隆起され、その下面部は曲線状とし、
蓋体5を閉じた場合に、その隆起部11aがコン
パクト容器の前面より突出するようにしてなる。
また、側壁12の上方外側面には円形凹部16が
形成され、この凹部16から後方へ向けて側壁1
2の後端縁まで案内溝17が形成され、この案内
溝17の開放端を容器本体1の凹所2に設けた突
起9と係合して、このプラスチツク片10を押し
込むと、プラスチツク片10の円形凹部16−1
6が突起9−9と嵌合して凹所2内に回動自在に
枢着されるのである。
一方、作動部片14は断面略台形に形成されて
おり、可撓部片13を中心として上前方へ弾性的
に折曲可能に形成されている。そして、プラスチ
ツク片10を凹所2内に取付ける場合には、作動
部片14を第2図に示す如き水平位置から斜めに
立ち上がらせて第3図に示すように取付ける。こ
の場合、作動部片14は第2図の水平位置へ復帰
しようとする弾性復帰力を有するため、プラスチ
ツク片10を常時前方へ付勢することになる。
尚、この第3図の取付状態では作動部片14と押
圧用前壁11とのなす角が鋭角となるとともに、
作動部片14の後方斜面部15は蓋体5の爪片7
の下面と近接し、その後方斜面部15の後端縁は
容器本体1の凹所2の奥面に当接している。
おり、可撓部片13を中心として上前方へ弾性的
に折曲可能に形成されている。そして、プラスチ
ツク片10を凹所2内に取付ける場合には、作動
部片14を第2図に示す如き水平位置から斜めに
立ち上がらせて第3図に示すように取付ける。こ
の場合、作動部片14は第2図の水平位置へ復帰
しようとする弾性復帰力を有するため、プラスチ
ツク片10を常時前方へ付勢することになる。
尚、この第3図の取付状態では作動部片14と押
圧用前壁11とのなす角が鋭角となるとともに、
作動部片14の後方斜面部15は蓋体5の爪片7
の下面と近接し、その後方斜面部15の後端縁は
容器本体1の凹所2の奥面に当接している。
今、第3図に示したように蓋体5が閉止した状
態から蓋体5を開放するには、プラスチツク片1
0の押圧用前壁11に(好ましくは隆起部11
a)に指を押し当ててこれを内部後方に押圧する
と、押圧用前壁11は枢着部である突起9−9を
中心に回動すると同時に作動部片14はその後端
縁が容器本体1の凹所2の奥面に当接しているた
め、その後方斜面部15は凹所2の奥面上を摺動
して上方に移動するとともに、可撓部片13を中
心に前方向へ傾動する。従つて、後方斜面部15
が蓋体15の爪片7の下面と当接し、これを上方
かつやや前方へ付勢しながら押圧するため容易に
結果第1,第2の係合突起3,8の係合を解き、
蓋体5を開放するのである。
態から蓋体5を開放するには、プラスチツク片1
0の押圧用前壁11に(好ましくは隆起部11
a)に指を押し当ててこれを内部後方に押圧する
と、押圧用前壁11は枢着部である突起9−9を
中心に回動すると同時に作動部片14はその後端
縁が容器本体1の凹所2の奥面に当接しているた
め、その後方斜面部15は凹所2の奥面上を摺動
して上方に移動するとともに、可撓部片13を中
心に前方向へ傾動する。従つて、後方斜面部15
が蓋体15の爪片7の下面と当接し、これを上方
かつやや前方へ付勢しながら押圧するため容易に
結果第1,第2の係合突起3,8の係合を解き、
蓋体5を開放するのである。
一方、蓋体の開放後、このプラスチツク片10
の押圧用前壁11に加えていた押圧力を取り除く
と、作動部片14の弾性復帰力により突起9−9
を中心として前方へ回動し、押圧前の状態に戻
る。この時においても、作動部片14の後端は容
器本体1の凹所2の奥面に弾性的に圧接して、プ
ラスチツク片10を常時前方へ付勢している。
の押圧用前壁11に加えていた押圧力を取り除く
と、作動部片14の弾性復帰力により突起9−9
を中心として前方へ回動し、押圧前の状態に戻
る。この時においても、作動部片14の後端は容
器本体1の凹所2の奥面に弾性的に圧接して、プ
ラスチツク片10を常時前方へ付勢している。
尚、上記実施例では蓋体開放時に作動部片14
が蓋体5の爪片7の下面に作用するようにした
が、本考案はこれに限られることなく、蓋体5の
その他の下面に作用するようにしても良い。
が蓋体5の爪片7の下面に作用するようにした
が、本考案はこれに限られることなく、蓋体5の
その他の下面に作用するようにしても良い。
第5図及び第6図は、この考案の第2実施例に
係るコンパクト容器を示している。この第2実施
例では、第1実施例の場合と相違して、作動部片
14の上端面後端を上方へ突出させて突出部15
aとし、第5図に示すような蓋体の位置におい
て、その突出部15aを蓋体5の爪片7の下端部
と容器本体1の凹所2の奥面との間に位置させる
ようにしている。尚、その他の構成は第1実施例
の場合と同様である。
係るコンパクト容器を示している。この第2実施
例では、第1実施例の場合と相違して、作動部片
14の上端面後端を上方へ突出させて突出部15
aとし、第5図に示すような蓋体の位置におい
て、その突出部15aを蓋体5の爪片7の下端部
と容器本体1の凹所2の奥面との間に位置させる
ようにしている。尚、その他の構成は第1実施例
の場合と同様である。
この第2実施例の場合においては、プラスチツ
ク片10を後方へ押圧すると、作動部片14の後
端突出部15aが蓋体5の爪片7と凹所2の奥面
との間に楔状に入つて上昇するため、蓋体5をよ
り小さな力で開放することが可能となる。また、
蓋体の開放後にプラスチツク片10が作動部片1
4の弾性復帰力により元の位置に復帰することは
第1実施例の場合と同様である。
ク片10を後方へ押圧すると、作動部片14の後
端突出部15aが蓋体5の爪片7と凹所2の奥面
との間に楔状に入つて上昇するため、蓋体5をよ
り小さな力で開放することが可能となる。また、
蓋体の開放後にプラスチツク片10が作動部片1
4の弾性復帰力により元の位置に復帰することは
第1実施例の場合と同様である。
《効果》
以上のように、本考案に係るコンパクト容器で
は、蓋体の止錠を解除するプラスチツク片の作動
部片を斜めに傾斜させた状態で凹所内に配置した
ので、このプラスチツク片に加えられた回転力は
作動部片を介して蓋体を前方へ付勢する相当量の
水平分力と蓋体を上方へ押し上げる相当量の垂直
分力とに変換され、これによつて僅かな力をプラ
スチツク片に加えることによつて蓋体の止錠を解
除することができる。
は、蓋体の止錠を解除するプラスチツク片の作動
部片を斜めに傾斜させた状態で凹所内に配置した
ので、このプラスチツク片に加えられた回転力は
作動部片を介して蓋体を前方へ付勢する相当量の
水平分力と蓋体を上方へ押し上げる相当量の垂直
分力とに変換され、これによつて僅かな力をプラ
スチツク片に加えることによつて蓋体の止錠を解
除することができる。
また、プラスチツク片における蓋体を押し上げ
る作動部片とプラスチツク片を弾性復帰させる可
撓部片とが連続一体的に成形されしかも押圧用前
壁と作動部片とは可撓部片を介して第2図に示す
ようにほぼ直角に成形することができるから成形
用金型の構造が極めて簡単で製造コストを低くす
ることができる。
る作動部片とプラスチツク片を弾性復帰させる可
撓部片とが連続一体的に成形されしかも押圧用前
壁と作動部片とは可撓部片を介して第2図に示す
ようにほぼ直角に成形することができるから成形
用金型の構造が極めて簡単で製造コストを低くす
ることができる。
また、プラスチツク片の組立て時には可撓部片
を弾性変形させて作動部片を斜上方に傾斜させた
状態で容器本体の凹所に枢着されるから、その組
立ては容易であるとともに作動部片が水平状態に
復帰しようとする弾性復帰力を有するため、プラ
スチツク片は常時前方へ向けて付勢された状態と
なり、蓋体の開放後においてもプラスチツク片が
ガタ付いたりすることもない。
を弾性変形させて作動部片を斜上方に傾斜させた
状態で容器本体の凹所に枢着されるから、その組
立ては容易であるとともに作動部片が水平状態に
復帰しようとする弾性復帰力を有するため、プラ
スチツク片は常時前方へ向けて付勢された状態と
なり、蓋体の開放後においてもプラスチツク片が
ガタ付いたりすることもない。
さらに、第2の実施例の如く作動部片の後端上
面に突出部を形成した場合には、上記効果に加え
その突出部が爪片と凹所の奥面との間に楔状に入
るため、第1実施例に比べ、蓋体に対する前方へ
の付勢力がより向上する結果、より容易に蓋体を
解除することができるという作用効果を奏するこ
とができる。
面に突出部を形成した場合には、上記効果に加え
その突出部が爪片と凹所の奥面との間に楔状に入
るため、第1実施例に比べ、蓋体に対する前方へ
の付勢力がより向上する結果、より容易に蓋体を
解除することができるという作用効果を奏するこ
とができる。
第1図は本考案に係るコンパクト容器の第1実
施例を示す断面図、第2図は第1図のコンパクト
容器において用いるプラスチツク片の成形後の状
態を示す斜視図、第3図は第1図のコンパクト容
器の止錠部を拡大して示す部分断面図、第4図は
第3図の状態からプラスチツク片を内部後方へ押
し込んで蓋体を解錠した状態を示す部分断面図、
第5図は本考案の第2の実施例の止錠部を拡大し
て示す部分断面図、第6図は第5図の状態からプ
ラスチツク片を内部後方へ押し込んで蓋体を解錠
した状態を示す部分断面図である。 1……容器本体、2……凹所、3……第1の係
合突起、5……蓋体、7……爪片、8……第2の
係合突起、10……プラスチツク片、11……押
圧用前壁、13……可撓部片、14……作動部
片。
施例を示す断面図、第2図は第1図のコンパクト
容器において用いるプラスチツク片の成形後の状
態を示す斜視図、第3図は第1図のコンパクト容
器の止錠部を拡大して示す部分断面図、第4図は
第3図の状態からプラスチツク片を内部後方へ押
し込んで蓋体を解錠した状態を示す部分断面図、
第5図は本考案の第2の実施例の止錠部を拡大し
て示す部分断面図、第6図は第5図の状態からプ
ラスチツク片を内部後方へ押し込んで蓋体を解錠
した状態を示す部分断面図である。 1……容器本体、2……凹所、3……第1の係
合突起、5……蓋体、7……爪片、8……第2の
係合突起、10……プラスチツク片、11……押
圧用前壁、13……可撓部片、14……作動部
片。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容器本体と蓋体とをそれぞれの後方部におい
て開閉自在に蝶着し、該容器本体の前端縁部に
凹所を形成するとともに該凹所の奥面に第1の
係合突起を形成し、該蓋体の前端縁部から垂下
した爪片に第2の係合突起を形成し、該第1の
係合突起と該第2の係合突起の係合によつて蓋
体が閉止位置を占め、該凹所内に該第1と第2
の係合突起の係合を解除するためのプラスチツ
ク片を前後方向に回動可能に枢着してなるコン
パクト容器において、該プラスチツク片は押圧
用前壁と該押圧用前壁の下端縁部に比較的肉薄
な可撓部片を介して一体的に連結形成された比
較的肉厚な作動部片とからなるとともに該可撓
部片を弾性変形させて該作動部片を斜め上方に
傾斜させた状態で該凹所内に枢着され、該蓋体
の閉止位置において該作動部片の後部が該凹所
の奥面に当接するとともにその後方上端が該蓋
体の下面に近接してなり、該プラスチツク片を
後方へ押圧した時に該押圧用前壁が枢着部を中
心に回動すると同時に該作動部片が該奥面上を
摺動して上方に移動し、該作動部片の該後方上
端が該蓋体を前方へ付勢しながら上方へ押し上
げて該蓋体を開放するようにしてなることを特
徴とするコンパクト容器。 (2) 前記プラスチツク片の前記作動部片の後端部
を上方に突出させて、前記蓋体の閉止位置にお
いて該作動部片の突出した後端部が前記爪片と
前記凹所の奥面との間に位置するようにしてな
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
1項記載のコンパクト容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985123540U JPH0333282Y2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985123540U JPH0333282Y2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6233705U JPS6233705U (ja) | 1987-02-27 |
JPH0333282Y2 true JPH0333282Y2 (ja) | 1991-07-15 |
Family
ID=31014735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985123540U Expired JPH0333282Y2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0333282Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0513290Y2 (ja) * | 1987-08-21 | 1993-04-08 | ||
JPH0513291Y2 (ja) * | 1987-09-09 | 1993-04-08 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6044707B2 (ja) * | 1980-07-17 | 1985-10-04 | 富士通株式会社 | バツフアメモリ制御回路の障害検出方式 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6044707U (ja) * | 1983-09-01 | 1985-03-29 | 株式会社吉野工業所 | コンパクト容器 |
JPS60109505U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-25 | 株式会社吉野工業所 | コンパクト容器 |
-
1985
- 1985-08-13 JP JP1985123540U patent/JPH0333282Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6044707B2 (ja) * | 1980-07-17 | 1985-10-04 | 富士通株式会社 | バツフアメモリ制御回路の障害検出方式 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6233705U (ja) | 1987-02-27 |
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