JPH033215Y2 - - Google Patents

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JPH033215Y2
JPH033215Y2 JP4598786U JP4598786U JPH033215Y2 JP H033215 Y2 JPH033215 Y2 JP H033215Y2 JP 4598786 U JP4598786 U JP 4598786U JP 4598786 U JP4598786 U JP 4598786U JP H033215 Y2 JPH033215 Y2 JP H033215Y2
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rail
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slide rail
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は家具の抽斗等の如きの摺動媒体として
摺動対象物間に介装するスライドレールの取付装
置に関する。
従来技術 従来より家具本体と抽斗の関係の如き摺動対象
物間の摺動を円滑にするため、一方の対象物、例
えば抽斗両側面と他方の対象物、例えば家具本体
の抽斗収容物の両内側面間に複数のチヤンネル形
のレールを滑合して成るスライドレールを介装
し、該スライドレールを構成する一方レールに一
方の対象物を固定し、同他方のレールを他方の対
象物に固定して滑動を得るスライド機構が採られ
ている。
然るに従来上記レールの対象物への取付けは簡
便であることからビス止めが主となつているが、
ビス止めの如き剛的な取付けでは対象物の寸法誤
差を吸収できず、該寸法誤差による負荷がスライ
ドレールのレール滑合部にかかり、屡々スライド
に円滑性を欠く不具合を招いていた。
殊に木製家具においては抽斗の巾寸法のバラツ
キが顕著で、抽斗の出し入れ抵抗の増大、きしみ
等を生ずる原因となつている。
上記欠点を防止するため、例えば実公昭58−第
22594号の如く、レールに付属するL字形の抽斗
受金具を設け、該抽斗受金具に立設したピンを抽
斗側に穿けた孔に遊挿し、ピンと孔の遊びしろに
て上記寸法誤差、経年変化による変化等を吸収す
る構造のものが提供されている。
考案が解決しようとする問題点 然しながら上記従来例の実施にはピンを持つた
加工精度の高いしかも大型の部品を必要とし、ス
ライドレールに対する取付、精度出し等の煩雑さ
があり、加えて抽斗にピン挿入孔を設ける特別な
加工を要し、コスト高となる欠点がある。
本発明は上記の如き抽斗受金具及びそのピン遊
合等、複雑な機構を用いることなく、従つてそれ
らの有する上記問題点を生じさせることなく、ス
ライドレールの取付部に後記する極めて簡単な工
夫を施すのみで、誤差吸収目的が的確に達成でき
るようにしたスライドレール取付装置を提供する
ものである。
問題点を解決するための手段 而して本考案は上記目的を達成する手段とし
て、上記対象物に各レールを取付けるに際し、レ
ールを直接対象物へ釘止めすることなく、後に例
示する構造の如き固定駒を介し、該固定駒を対象
物へ釘止めすると共に、該固定駒から延出された
弾性押え片にてレールを対象物のレール添設面へ
向け弾持する構成とすることにより、レールを対
象物の添設面に確実に担持させつつ、押え片の弾
性変位により該添設面に対し接近離間方向に弾力
的に調動させ得るようにして、上記製作寸法誤
差、経年変化等に伴なう対象物の寸法変化を追随
的に吸収するようにしたものである。
考案の実施例 以下本考案の実施例を第1図乃至第7図に基き
詳述する。
スライドレール1はレール2及び3とボール4
aを保持するリテイナー4から成る。
レール2,3は断面略コ形の条材から成り、両
レール2,3をリテイナー4を介して滑合させ長
手方向へ伸縮動可とする。
上記スライドレール1を相対摺動を目的とする
一方の対象物5、例えば第5図に示す如き抽斗の
両側面と、他方の対象物6、例えば家具本体の抽
斗収容部の両内側面間に介装し、一方のレール2
を一方の対象物5に添設すると共に、他方のレー
ル3を他方の対象物6に添設し、よつてスライド
動作(抽斗の出し入れ)を可とする。
而して、上記レール2又は3を対象物へ添設す
る取付手段として、固定駒7を準備する。該固定
駒7は中央部に平座形の取付座片部7aを有し、
該取付座片部7aの左右側縁部から側方へ互いに
逆向きに延出した弾性押え片7bを有する。
上記取付座片部7aには取付孔7dを設ける。
又弾性押え片7bの基部は取付座片部7aの側縁
部から若干の立上げ7cを介し連設して腰高と
し、その先端を取付座片部7a側へ曲げ反曲す
る。
他方スライドレール1のレール2又は3にはそ
の添設部に長手方向に亘つて複数の取付穴8を開
設する。該取付穴8に上記固定駒7を嵌装し、該
取付穴8と対向する対象物6又は5の添設部に上
記固定駒7の取付座片部7aを定着してその取付
孔7dを介し釘止めする。10は該釘止めに用い
たビスを示す。
又固定駒7の上記弾性押え片7bを取付穴8周
縁部の対象物添設面と反対側の面に係止させ、該
弾性押え片7bと対象物6又は5との間で上記レ
ール2又は3の添設部を挟持する。
上記によつてレール2又は3を固定駒7を媒体
として対象物6又は5の添設部へ取付け、固定駒
7の弾性押え片7bにてレール2又は3を対象物
6又は5に確実に担持する。同時に第5図に仮想
線で示す如く弾性押え片7bの弾性変位を得なが
ら、対象物6又は5の添設面に対し接近離間方向
に調動する。
この結果、対象物の製作寸法誤差、経年変化に
伴なう寸法変化を吸収し、スライドレール1の滑
らかな移動を保証する。
好ましくは上記固定駒7の取付座片部7aは取
付穴8に着脱可に嵌着し、不用意に脱落しなよう
レールへ付属させることができるようにし、更に
取付座片部7aの底面を上記嵌着状態において、
レールの添設面と同一平面となるようにし、段差
を形成することなく対象物の添設面へ添設可能と
する。該嵌着を確実にするため取付座片部7aの
側縁に山形の係止爪7eを突設し、これを取付穴
8へ圧嵌し、該取付穴8の内壁面に設けた傾斜面
9へ係止させる。勿論取付座片部7aをレール添
設面に充がうように配設しても良い。
又上記固定駒7は取付座片部7aから延出した
反対向きの二つの弾性押え片7bを有する場合の
他、他例として該弾性押え片7bを取付座片部7
aの周囲に環状に張り出すことができる。
更に弾性押え片7bは一方向のみに延出する単
一片(図示の弾性押え片の一方を除去した状態)
でも実施可能である。
又取付座片7aは方形の他、円形にし、上記弾
性押え片を環状又は離間して設けることができ
る。
第7図A,B,Cは上記固定駒7の他例として
上記弾性押え片7bの連設基部を取付孔を包囲す
る如く弧形にし、曲げ支点の強度を強化した場合
を示す。尚、上記固定駒7による取付けはレール
の一方又は双方において対象物5,6の一方又は
双方に施すことができる。
考案の効果 本考案によれば以上説明したように、対象物へ
取付けした固定駒の弾性押え片にてレールを対象
物の添設部へ確実に担持しつつ、弾性押え片の弾
性変位を得ながら対象物の添設部に対し接近離間
方向に良好に調動させることができる。この結果
木製家具等の対象物の製作寸法誤差、取付後の寸
法変化を効果的に吸収し、スライドレールの適正
且つ滑らかな滑動を保証し、対象物のスライド動
作を健全なものとする。
又本考案はレール添設部に穿けた取付穴に扁平
な固定具を嵌装して実施するものであるから、大
きさや外形の異なる全ゆるスライドレールに適用
でき、又レール内面側へ過大な突出物を形成する
ことなくレール間の限られたスペースにおいて使
用できる。
上記の結果、従来の抽斗受金具の如き高重量、
大型の部品を要せず、又弾力結合であるから高い
寸法精度を要求されず、製作、組立ても容易であ
り、且つ安価なる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はスライ
ドレールの分解斜視図、第2図は対象物への取付
状態を示すスライドレール縦断面図、第3図は同
スライドレール背面図、第4図は同スライドレー
ル横断面図、第5図はスライドレールを家具の抽
斗の如きに用いた状態を線図を以つて概示せる正
面図、第6図は固定駒によるレール取付部を拡大
示する縦断面図、第7図Aは固定駒の他例を示す
平面図、同図Bはレールへの嵌着状態を以つて示
す同縦断面図、同図Cは同横断面図である。 1……スライドレール、2,3……レール、
5,6……対象物、7……固定駒、7a……取付
座片部、7b……弾性押え片、7d……取付孔、
8……取付穴、10……ビス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一方の対象物に添設するレールと他方の対象
    物に添設するレールとを伸縮可に滑合し、両レ
    ールを滑り媒体として上記両対象物の相対移動
    を得るようにしたスライドレールにおいて、上
    記レールを対象物に添設する取付手段として取
    付孔を有する取付座片部と、該取付座片部から
    側方へ延出された弾性押え片とから成る固定駒
    を構成し、他方上記レールの添設部に取付穴を
    開設し、該取付穴と対向する上記対象物の添設
    部に上記固定駒の取付座片部をその取付孔を以
    つて釘止めすると共に、固定駒の弾性押え片を
    取付穴の縁部に係止させ、該弾性押え片と上記
    対象物の添設部との間で上記レールの添設部を
    挟持する構成としたことを特徴とするスライド
    レールの取付装置。 (2) 上記固定駒の取付座片部を上記取付穴に嵌着
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のスライドレールの取付装置。 (3) 上記固定駒の弾性押え片を取付座片の一側方
    と他側方へ延出したことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のスライドレールの
    取付装置。
JP4598786U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH033215Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4598786U JPH033215Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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JP4598786U JPH033215Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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Publication Number Publication Date
JPS62157446U JPS62157446U (ja) 1987-10-06
JPH033215Y2 true JPH033215Y2 (ja) 1991-01-28

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JP4598786U Expired JPH033215Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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JPS62157446U (ja) 1987-10-06

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