JP3011962U - 組立棚における隔壁仕切板の固定装置 - Google Patents
組立棚における隔壁仕切板の固定装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、組立棚における隔壁仕切板の固定
装置に関するもので、隔壁仕切板が、使用中に棚板から
不用意に移動することがなく、また、隔壁仕切板の取り
付け、取り脱し作業をきわめて簡単に行うことができ、
さらに、地震等の振動によって、隔壁仕切板間の収容物
が落下することがない隔壁仕切板の固定装置を得ること
を目的とするものである。 【構成】 棚板5上に、2個乃至数個の隔壁仕切板11
を乗せると共に、各隔壁仕切板11の前、後の各隅部に
形成した取付棒挿入孔12に取付棒18を挿入し、ま
た、この各取付棒18の下端部を、隔壁仕切板11を乗
せた棚板5の前、後に設けた取付棒挿入孔7に挿入し、
さらに、各取付棒18の上端部に形成した扁平状の係合
突片20、20を、上方に位置する他の棚板5または天
板2の前、後に設けた十字型溝7の短溝部10、10に
係止させ、さらに、各隔壁仕切板11の前面部および後
面部に突設した爪部13に、落下防止用のバー14を懸
架したものである。
装置に関するもので、隔壁仕切板が、使用中に棚板から
不用意に移動することがなく、また、隔壁仕切板の取り
付け、取り脱し作業をきわめて簡単に行うことができ、
さらに、地震等の振動によって、隔壁仕切板間の収容物
が落下することがない隔壁仕切板の固定装置を得ること
を目的とするものである。 【構成】 棚板5上に、2個乃至数個の隔壁仕切板11
を乗せると共に、各隔壁仕切板11の前、後の各隅部に
形成した取付棒挿入孔12に取付棒18を挿入し、ま
た、この各取付棒18の下端部を、隔壁仕切板11を乗
せた棚板5の前、後に設けた取付棒挿入孔7に挿入し、
さらに、各取付棒18の上端部に形成した扁平状の係合
突片20、20を、上方に位置する他の棚板5または天
板2の前、後に設けた十字型溝7の短溝部10、10に
係止させ、さらに、各隔壁仕切板11の前面部および後
面部に突設した爪部13に、落下防止用のバー14を懸
架したものである。
Description
【0001】
本考案は、組立棚における隔壁仕切板の固定装置に関するものである。
【0002】
従来から棚板上に隔壁仕切板を設置したものはあるが、隔壁仕切板を棚板上に 固定したものではない。このため、従来の隔壁仕切板は、使用中に不用意に移動 してしまうおそれがあった。また、従来のものは、隔壁仕切板の取り付け、取り 脱し作業を簡単に行うことができない欠点があった。
【0003】
本考案は、上記した従来の欠点を除去すべくしたもので、隔壁仕切板が使用中 に不用意に移動することがなく、また、隔壁仕切板の取り付け、取り脱し作業を きわめて簡単に行うことができ、さらに、地震等の振動によって、隔壁仕切板と 隔壁仕切板との間に収容された書類等が落下することがない隔壁仕切板の固定装 置を得ることを目的とするものである。
【0004】
これを達成する手段として、本考案は、棚板上に2個乃至数個の隔壁仕切板を 乗せると共に、各隔壁仕切板の前、後の各隅部に形成した取付棒挿入孔に取付棒 を挿入し、また、この各取付棒の下端部を、隔壁仕切板を乗せた棚板の前、後に 設けた取付棒挿入孔に挿入し、さらに、各取付棒の上端部に形成した扁平状の係 合突片を、上方に位置する他の棚板または天板の前、後に設けた十字型溝の短溝 部に係止させ、さらに、各隔壁仕切板の前面部および後面部に突設した爪部に、 落下防止用のバーを懸架したものである。
【0005】
本考案の組立棚における隔壁仕切板の固定装置の構成を、図面に示す実施例に よって詳細に説明する。組立棚Cは、従来からきわめて普通に用いられている組 立棚であって、図1および図2に示すように、前、後、左、右に立設した支柱1 にまたがって天板2を取り付け、また、各支柱の下方部を支枠3で連結し、また 、前、後の支柱にまたがって棚受4、4を取り付け、この棚受4、4に棚板5を 載置したものである。なお、この組立棚Cは、定置しておいてもよく、また、図 示のように、支柱1の下端部にキャスター6を取り付け、自由に移動できるよう にしてもよく、また、支柱1の下端部に車輪を取り付け、この車輪を、床面上に 取り付けたレールに沿って移動できるようにしてもよい。
【0006】 天板2および各棚板5は、図3に示すように、ほぼ同じ大きさに形成されてお り、そして、天板2および各棚板5は、図4に示すように、端部を断面コ字状に 折り曲げると共に、この天板2および各棚板5の前部および後部に、十宇型溝7 を等間隔に多数列設する。この各十字型溝7は、図6に示すように、円形部8と 、この円形部8に連通する長溝部9、9と、円形部8に連通する短溝部10、1 0とから構成され、また、長溝部9、9は、後述する取付棒18の係合突片20 、20が通過できる大きさに形成されており、また、短溝部10、10は、後述 する取付棒18の係合突片20、20を係止できる大きさに形成されている。な お、図1に示すように、組立棚Cを組立てた時、天板2の前部および後部に設け た各十字型溝7と、各棚板5の前部および後部に設けた各十字型溝7は、互いに 合致(重合)するようになっている。また、組立棚Cで、最下段の棚板5は、図 5に示すように、十字型溝7を設ける代りに、取付棒18の丸棒本体のみが挿入 できる大きさの丸穴にしてもよく、また、他の棚板5および天板2のように、コ 字状折り曲げ部の下片に、十字型溝7または丸穴などを設ける必要はない。
【0007】 隔壁仕切板11は、その前、後の各隅部に取付棒挿入孔12を設けると共に、 前面部および後面部に、適宜数の爪部13を突設し、落下防止用のバー14を引 掛けるための凹溝15を形成する。また、爪部13の正面部に、見出し片16を 貼着する。
【0008】 取付棒18は、図9および図10に示すように、丸棒本体19の上端部の一部 を押し潰し、丸棒本体19の上端部の左、右に、扁平状の係合突片20、20を 形成したものである。
【0009】 次に、隔壁仕切板11を棚板5に取り付ける作業を、図11によって説明する 。まず、一つの隔壁仕切板11を、所要の棚板5の所要の位置に乗せる。次に、 取付棒18の丸棒本体19を、天板2の前部に設けた十字型溝7の円形部8内に 嵌挿すると共に、丸棒本休19の上端部に形成した係合突片20、20を、十字 型溝7の長溝部9、9内に嵌挿し、取付棒18を、下方の棚板5に向けて移動さ せる。次に、取付棒18を、棚板5を経て、さらに、下方の棚板5に向けて移動 し、取付棒18の丸棒本体19の下方部を、隔壁仕切板11の前部の取付棒挿入 孔12内に嵌入すると共に、この丸棒本体19の下端部を、隔壁仕切板11を乗 せた棚板5の前部に設けた十字型溝もしくは丸穴7に嵌入させる。次に、取付棒 18の丸棒本体19を90度回転させ、さらに、該丸棒本体19を下方向に引き 下げると、取付棒18は、図12、図14に示す状態から図13、図15に示す 状態になり、取付棒18の丸棒本体19の上端部に形成した係合突片20、20 が、上方の棚板5の十字型溝7の短溝部10、10に係止し、取付棒18の上端 部は、棚板5に固定される。このため、前部を取付棒18によって支持された隔 壁仕切板11は、棚板5上に固定される。同様にして、隔壁仕切板11の後部を 、取付棒18によって棚板5上に固定する。また、同様にして、隔壁仕切板11 を、数個棚板5上に固定し、隔壁仕切板11の取り付け作業を完了する。また、 棚板5上に固定された各隔壁仕切板11の凹溝15に、落下防止用のバー14を 懸架し、各隔壁仕切板間の収容物が、地震等の振動によって落下するのを防止す る。また、各隔壁仕切板11の爪部13に、見出し片16を貼着しておけば、収 容物の区別、分類ができる。
【0010】 なお、実施例では、取付棒18に設けた係合突片20、20を、棚板5に設け 十字型溝7の短溝部10、10に係止したが、これに代り、やや少し長い取付棒 18を使用し、この取付棒18に設けた係合突片20、20を、天板2に設けた 十字型溝7の短溝部10、10に係止するようにしてもよい。また、隔壁仕切板 11の前、後の各隅部に指差し入れ窓17を設け、この窓17に指を差し入れて 取付棒18を回転するようにしてもよい。また、本考案の隔壁仕切板の固定装置 を備えた組立棚の裏側に、本考案と全く同一の装置を有する組立棚を連結し、表 、裏両面からの使用を可能にすれば、便利である。
【0011】
以上、実施例で説明したように、本考案は、棚板5上に乗せた隔壁仕切板11 の前、後部を取付棒18で支持し、且つこの取付棒18の上端部を棚板5または 天板2に固定したので、隔壁仕切板11は、棚板5上に、しっかりと固定される 。このため、棚板5上の隔壁仕切板11が、不用意に移動することがない。また 、隔壁仕切板11は、その前、後部の取付棒挿入孔12に取付棒18を挿入し、 且つこの取付棒18を、90度回転して引き下げ、取付棒18の上端部に設けた 係合突片20、20を、棚板5または天板2に設けた十字型溝7の短溝部10、 10に係止させるだけで取り付けられるので、隔壁仕切板11の取り付け作業が 、きわめて便利である。また、隔壁仕切板11を、棚板5上から取り脱すには、 取り付け作業と逆の作業を行えば、隔壁仕切板11を棚板5上から取り脱すこと ができ、きわめて簡単に行うことができ、便利である。また、本考案は、隔壁仕 切板11、11間に落下防止用のバー14を懸架したので、隔壁仕切板11、1 1間の収容物は、地震等の振動による落下を防止できる効果がある。
【図1】棚板に隔壁仕切板を固定した本考案組立棚の正
面図。
面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】天板および棚板の平面図。
【図4】図3のB−B線の切断面図。
【図5】隔壁仕切板を乗せた棚板の断面図。
【図6】十字型溝の拡大平面図。
【図7】隔壁仕切板の正面図。
【図8】隔壁仕切板の側面図。
【図9】取付棒の要部を示す拡大正面図。
【図10】図9の側面図。
【図11】取付棒の取付状態を示す要部断面図。
【図12】取付棒の作動状態を示す拡大断面図。
【図13】取付棒の作動状態を示す拡大断面図。
【図14】取付棒の作動状態を示す拡大断面図。
【図15】取付棒の作動状態を示す拡大断面図。
【図16】隔壁仕切板を固定した状態を示す要部断面
図。
図。
1 支柱 2 天板 3 支枠 4 棚受 5 棚板 6 キャスター 7 十字型溝 8 円形部 9 長溝部 10 短溝部 11 隔壁仕切板 12 取付棒挿入孔 13 爪部 14 落下防止用バー 15 凹溝 16 見出し片 17 指差し入れ窓 18 取付棒 19 丸棒本体 20 係合突片
Claims (2)
- 【請求項1】 棚板上に2個乃至数個の隔壁仕切板を乗
せると共に、各隔壁仕切板の前、後の各隅部に形成した
取付棒挿入孔に取付棒を挿入し、また、この各取付棒の
下端部を、隔壁仕切板を乗せた棚板の前、後に設けた取
付棒挿入孔に挿入し、さらに、各取付棒の上端部に形成
した扁平状の係合突片を、上方に位置する他の棚板また
は天板の前、後に設けた十字型溝の短溝部に係止させ、
さらに、各隔壁仕切板の前面部および後面部の突設した
爪部に、落下防止用のバーを懸架したことを特徴とする
組立棚における隔壁仕切板の固定装置。 - 【請求項2】 隔壁仕切板の前面部および後面部に突設
した爪部に、見出部を設けたことを特徴とする請求項1
に記載の組立棚における隔壁仕切板の固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016398U JP3011962U (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 組立棚における隔壁仕切板の固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016398U JP3011962U (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 組立棚における隔壁仕切板の固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3011962U true JP3011962U (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=43147680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994016398U Expired - Lifetime JP3011962U (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 組立棚における隔壁仕切板の固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011962U (ja) |
-
1994
- 1994-12-01 JP JP1994016398U patent/JP3011962U/ja not_active Expired - Lifetime
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