JPH0331707B2 - - Google Patents

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JPH0331707B2
JPH0331707B2 JP4694082A JP4694082A JPH0331707B2 JP H0331707 B2 JPH0331707 B2 JP H0331707B2 JP 4694082 A JP4694082 A JP 4694082A JP 4694082 A JP4694082 A JP 4694082A JP H0331707 B2 JPH0331707 B2 JP H0331707B2
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Shunichi Hashimoto
Akira Yoshida
Keiji Matsumoto
Katsuzo Kamoshita
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring
    • C07D209/44Iso-indoles; Hydrogenated iso-indoles
    • C07D209/48Iso-indoles; Hydrogenated iso-indoles with oxygen atoms in positions 1 and 3, e.g. phthalimide
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N39/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing aryloxy- or arylthio-aliphatic or cycloaliphatic compounds, containing the group or, e.g. phenoxyethylamine, phenylthio-acetonitrile, phenoxyacetone
    • A01N39/02Aryloxy-carboxylic acids; Derivatives thereof
    • A01N39/04Aryloxy-acetic acids; Derivatives thereof

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、一般式() 〔式中、R1およびR2は同一もしくは相異なつ
た低級アルキル基またはR1およびR2が環を形成
したシクロアルキル基を、Xは塩素原子または臭
素原子を表わす。〕 で示される2−フエニル−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−2H−イソインドール誘導体、その製
造法およびそれを有効成分として含有する除草剤
に関するものである。 本発明者らは、ダイズ、ワタ、コムギ、トウモ
ロコシ、イネなどの重要作物を雑草の害から守
り、多くの収穫を維持するため、選択性の高い、
優れた除草効力を有する除草剤の研究を続けてき
た。その結果、一般式()で示されるテトラヒ
ドロ−2H−イソインドール誘導体が、畑地雑草
の発芽後処理においてきわめて高い除草効力を示
し、かつダイズに対して高度な選択性を有するこ
とを見出すに至り、本発明を完成した。 フエノキシ酢酸誘導体が強い除草効力を有する
ことは、数多くの特許および文献で周知の事実で
ある。しかしながら、これら既知のフエノキシ酢
酸誘導体の中には、フエニル核に4,5,6,7
−テトラヒドロイソインドール基を有するものは
無く、それに関する記載もまつたくなされていな
い。一方、2−フエニル−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−2H−イソインドール誘導体が除草活
性を有することは、特公昭48−11940号公報に記
載されている。しかし、フエノキシ酢酸誘導体に
関してはなんら記載されていない。さらに後の実
施例からも明らかなように、本発明化合物は、従
来既知のフエノキシ酢酸誘導体(たとえば2,
4,5−T)および2−フエニルテトラヒドロ−
2H−イソインドール誘導体(実施例中の化合物
(A),(B))に比べ優れた性質を有している。本発明
化合物は、畑地雑草に発芽前および発芽後処理に
おいて高い除草効力を示し、ダイズ、コムギ、ト
ウモロコシに対しては害が少ない優れた性質を持
つている。特に本発明化合物を発芽後処理で用い
た場合、ダイズ畑の重要雑草であるアサガオ、イ
チビ、オナモミ、アメリカキンゴジカ、イヌホウ
ズキなどの広葉雑草に効力がきわめて高く、ダイ
ズに対しては実施例からも明らかなように害が少
なく、高度なダイズ選択性を示すことが特徴であ
り、ダイズ畑での使用が期待される。また本発明
化合物は、水田、各種穀類、そ菜類、果樹園、芝
生、牧草地、茶園、桑園、ゴム園、森林地、非農
耕地等の除草剤としても有用である。 次に本発明化合物の合成法について述べる。本
発明化合物は次の反応式によつて合成される。 〔式中、R1,R2およびXは前述のとおりであ
り、Zは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を
表わす。〕 一般式()で表わされるフエノール誘導体を
ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、メチル
エチルケトン、ジメチルスルホキシド、リン酸ヘ
キサメチレントリアミド等の溶媒中、脱ハロゲン
化水素剤、たとえば炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム等の塩、水素化ナトリウム、ナトリウムアルコ
キシド等の金属化剤、三級アミン等の有機塩基の
存在下、20〜100℃、好ましくは40〜80℃で一般
式()で表わされるα−ハロカルボン酸エステ
ルと反応させることにより合成することができ
る。 次に実施例を示し、本発明化合物のより詳細な
説明を行なう。 実施例 1 2−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−{N−
(α−メチルエチリデン)アミノオキシカルボ
ニルメトキシ}〕フエニル−4,5,6,7−
テトラヒドロ−2H−イソインドール−1,3
−ジオン(化合物(1)) 2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒド
ロキシフエニル−4,5,6,7−テトラヒド
ロ−2H−イソインドール−1,3−ジオン
2.95gをジメチルホルムアミド20mlに溶かし、
無水炭酸カリウム0.8gを加えた。さらにα−
ブロム酢酸アセトンオキシムエステル1.95gを
加え、50℃〜60℃で2.5時間撹拌した。水を加
え、トルエンで抽出、水洗、乾燥した。減圧で
濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フイーで精製し、2gの淡黄色油状物を得た。
n28.5 D1.5572 実施例1と同様の方法で表−1に示した化合物
を合成した。
【表】 表−1に示した化合物のNMRスペクトルを表
−2に示した。表−2中の化合物番号は表−1と
同一である。
【表】 本発明化合物を実際に使用する際には、農薬製
剤分野での常法に従い乳剤、水和剤、懸濁剤、粒
剤、粉剤等の使いやすい形態に製剤して用いるの
が一般的である。この場合、それぞれの製剤中の
本発明化合物の含有量は0.1〜90%、好ましくは
1〜80%である。これらの製剤品を調製するにあ
たつて固体担体としては、たとえば、カオリン、
ベントナイト、タルク、けいそう土、ジークライ
ト、合成含水酸化珪素などがあげられる。また液
体担体としては、たとえばキシレン、メチルナフ
タレンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサノ
ン、インホロンなどのケトン類、クロルベンゼ
ン、ジメチルホルムアミド、セロソルブ、エチレ
ングリコールおよび水などがあげられる。乳化、
分散、拡展などの目的に使用される界面活性剤と
しては、たとえばポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテル、ポリオキシエチレンスチリルアリールエ
ーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、オ
キシエチレンオキシプロピレンポリマーなどの非
イオン界面活性剤およびアルキル硫酸エステル
塩、アルキルスルホン酸塩、ジアルキルスルホこ
はく酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩などの
陰イオン界面活性剤があげられ、これらを単独あ
るいは混合して用いればよい。また必要に応じ
て、リグニンスルホン酸塩、ポリビニルアルコー
ルあるいはメチルセルロースなどのセルロース誘
導体を補助剤として用いることができる。もちろ
ん使用できる担体、界面活性剤などは、ここに示
したものに限定されるものではない。 次に配合例をあげて具体的に説明するが配合割
合および担体を変更することができるのは言うま
でもない。なお各例中の部は重量部を示す。 配合例 1 化合物(4)80部、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル5部および合成含水酸化ケイ素
(ハイドレーテツドシンセテイツクシリコーンダ
イオキサイド)15部をよく粉砕混合して水和剤を
得る。 配合例 2 化合物(2)10部、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル7部、アルキルアリールスルホン
酸塩3部およびシクロヘキサノン80部をよく混合
して乳剤を得る。 配合例 3 化合物(1)1部、合成含水酸化ケイ素1部、リグ
ニンスルホン酸塩5部およびクレー93部をよく粉
砕混合し、水を加えてよく練り合わせた後造粒乾
燥して粒剤を得る。 配合例 4 化合物(1)3部、リン酸イソプロピル0.5部、ク
レー66.5部およびタルク30部をよく粉砕混合して
粉剤を得る。 配合例 5 化合物(4)20部を、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノオレエートを3重量%含む水溶液60部と混
合し、有効成分の粒度が3μ以下になるまで湿式
粉砕した上に分散安定剤としてアルギン酸ナトリ
ウムを3重量%含む水溶液20部を混合することに
より、懸濁製剤100部を得る。 本発明化合物は発芽前または発芽後のいずれか
で用いる場合には、施用量は相当広範囲の間で変
えられるが、通常は1アール当り0.01〜100g、
好ましくは0.1〜30gである。 また本発明化合物は除草剤としての効力向上を
目指し、他の除草剤との混合も可能であり、場合
によつては相乗効果を期待することもできる。さ
らに本発明化合物は必要に応じて殺虫剤、殺線虫
剤、殺菌剤、植物生長調節剤および肥料との混合
も可能である。 次に除草効力に係る実施例をあげ、本発明化合
物をさらに詳細に説明する。 なお実施例中の対照化合物を表−3に記載し
た。 以下の各実施例における作物に対する薬害と雑
草に対する効力との評価はすべて以下に述べる基
準にしたがい、0から5まで整数による評価値で
表わした。 調査時点に枯れ残つた植物体の地上部の乾燥重
量をはかり、無処理区と比較したときの比率
(%)を計算する。作物と雑草とについて下表の
ような基準にもとづき薬害と除草効力を0から5
までの数字で評価した。
【表】 実施例2 畑状茎葉処理試験 面積33×23cm2のバツトに畑土壌を詰め、マルバ
アサガオ、イチビ、イヌホウズキ、オナモミおよ
びダイズの種子を播種し、18日間生育させた。 この後、各化合物を乳剤に製剤し、所定量を水
で希釈し、小型噴霧器で植物体の上方から茎葉部
全面に均一に処理した。なお、散布水量は10/
aの割合とした。処理時の各雑草の生育状況は草
種により若干異なるが、概ね2〜4葉期で草丈は
2〜12cmであつた。 処理後20日目に各化合物の除草効力および作物
薬害を調査した。その結果を表−4に示した。 なお、本試験は全期間を通じ温室内で行なつ
た。
【表】
【表】 実施例3 畑土壌処理試験 1/5000aワグネルポツトに畑地土壌を詰め、マ
ルバアサガオ、イチビ、アオビユ、ダイズ、トウ
モロコシの種子を播種し、1cmの厚さに覆土し
た。 このあと乳剤に製剤した化合物の所定量を水に
希釈し、小型噴霧器で土壌表面に散布した。なお
散布水量は10/aの割合とした。 このあと戸外で3週間経過させた後、各化合物
の除草効力および作物薬害を調査した。その結果
を表−5に示した。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R1およびR2は同一もしくは相異なつ
    た低級アルキル基またはR1およびR2が環を形成
    したシクロアルキル基を、Xは塩素原子または臭
    素原子を表わす。〕 で示される2−フエニル−4,5,6,7−テト
    ラヒドロ−2H−イソインドール誘導体。 2 一般式 〔式中、Zは塩素原子、臭素原子またはヨウ素
    原子を、R1およびR2は同一もしくは相異なつた
    低級アルキル基またはR1およびR2が環を形成し
    たシクロアルキル基を表わす。〕 で示されるα−ハロ酢酸オキシムエステルと一般
    〔式中、Xは塩素原子または臭素原子を表わ
    す。〕 で示されるテトラヒドロ−2H−イソインドール
    誘導体とを脱ハロゲン化水素剤の存在下で反応さ
    せることを特徴とする一般式 〔式中、R1およびR2は同一もしくは相異なつ
    た低級アルキル基またはR1およびR2が環を形成
    したシクロアルキル基を、Xは塩素原子または臭
    素原子を表わす。〕 で示される2−フエニル−4,5,6,7−テト
    ラヒドロ−2H−イソインドール誘導体の製造法。 3 一般式 〔式中、R1およびR2は同一もしくは相異なつ
    た低級アルキル基またはR1およびR2が環を形成
    したシクロアルキル基を、Xは塩素原子または臭
    素原子を表わす。〕 で示される2−フエニル−4,5,6,7−テト
    ラヒドロ−2H−イソインドール誘導体を有効成
    分として含有することを特徴とする除草剤。 4 除草剤がダイズ用除草剤である特許請求の範
    囲第3項に記載の除草剤。
JP4694082A 1981-12-25 1982-03-23 2−フエニル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2h−イソインド−ル誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする除草剤 Granted JPS58162574A (ja)

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