JPH0331291Y2 - - Google Patents

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JPH0331291Y2
JPH0331291Y2 JP1987010729U JP1072987U JPH0331291Y2 JP H0331291 Y2 JPH0331291 Y2 JP H0331291Y2 JP 1987010729 U JP1987010729 U JP 1987010729U JP 1072987 U JP1072987 U JP 1072987U JP H0331291 Y2 JPH0331291 Y2 JP H0331291Y2
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pillow
gear
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、頭部、或いは顔面の局部に対して繊
細なマイクロサージエリー手術を行う際に、脳外
科、眼科等において使用され、手術台上に寝てい
る患者の頭部を固定するための手術台用枕装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来から、眼科、脳外科等において、繊細なマ
イクロサージエリー手術を行う場合には、手術の
精密度が要求され、患者、或いは助手が患者の頭
を動かしてしまうと、拡大鏡の視野から患部がず
れてしまい、手術の精密度が失われてしまう。
このように、マイクロサージエリー手術におい
ては細かな神経が行き届いていなければならず、
又患者の頭部は動かないように固定し、且つ手術
のし易いように、患者の頭部は医師の希望通りに
動かなくてはならない。
このような要求に対応するために、患者の頭部
を軸心として左右に回動させる装置が、実公昭53
−34077号公報に、手術台用回転頭受けとして提
案されている。
この実公昭53−34077号公報記載のものは、枕
の一部に設けた円弧状部を、前後各2組のローラ
と歯車で挾み、この歯車と円弧状部の一面に設け
た歯車とを噛合させ、枕を円弧状の軌跡を画くよ
うに運動させたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような手術台用枕装置においては、ローラ
と歯車の間隔と、円弧状部のローラ接触面と歯車
部の厚さとが一致していないと、歯車の噛合がう
まくゆかず、枕の運動が円滑に行われない。
そのため、枕の歯車に対する厚さ精度が要求さ
れ高価なものとなつてしまう。
同時に、この装置は大がかりなものとなり、部
品点数も増える等の欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記の手術台用枕装置の前述の欠点
を除去し、簡単な機構で、部品点数も少く、円滑
に動作するにも拘らず、安価に提供できる手術台
用枕装置を提供するためのもので、その手段は、
手術台に支持される枕支持枠と、該枕支持枠に設
けられた対向する2つの円弧状ガイド溝と、該ガ
イド溝に対向するガイド溝を設けた枕体と、前記
両ガイド溝間に挿入されたボールと、枕体の前記
ガイド溝の下方に設けた円弧状の歯車と、該歯車
に噛合し、モータによつて駆動される歯車とを備
えた手術台用枕装置によつてなされる。
〔作用〕
本考案の手術台用枕装置は、モータにより歯車
が駆動されると、これに噛合している枕体の円弧
状の歯車が駆動され、枕体を円弧状のボールベア
リングによつて円弧状に運動させ、即ち枕体は患
者の頭の中心を軸とする回転運動をするので、患
者の頭の向きを変えることができるものである。
〔実施例〕
次に本考案の実施の一例を、図面について以下
に説明する。
Aは手術台で、その先端部分に保持ブラケツト
1によつて上下動装置Bが固定されている。
この上下動装置Bは、外枠2、該外枠2に固定
されたガイド棒3、前記外枠2に回動自在に取付
けられている螺杆5、前記ガイド棒3によつてガ
イドされ、螺杆5の回転によつて上下に移動する
上下動枠4、螺杆5を回転させるモータ7、及び
モータ7の回転を螺杆5に伝達する歯車8で構成
されている。
そして上下動枠4にはチルト装置Cが固定され
ている。
このチルト装置Cは、上下動枠4に固定された
回転自在に取付けられている螺杆10、該螺杆1
0に螺合し、その回転によつて上下動する可動枠
23、図示していないモータ、及び該モータの回
転を螺杆10に伝達する歯車11で構成されてい
る。
前記可動枠23には、一端を枕基板15に支点
Mで枢着されたリンク12の他端が支点Hで枢着
され、リンク12の中間点Jには枠体9に支点I
で枢着されたリンク13の中間点Jが枢着されて
いる。
そして、リンク13の他端には、支点Kでリン
ク14の一端が枢着され、該リンク14の他端は
枕基板15に支点Lで枢着され、これ等のリンク
12,13,14はリンクカバーDで覆われてい
る。
従つて、可動枠23の上下動に従い、支点Jが
円弧運動する軌跡を画きながら支点Mが上下に移
動し、この支点Jの移動によつて可動枠23の運
動が拡大して支点Kに伝達され、リンク14の支
点Lが支点Mの動きよりも大きく移動し、これに
より枕基板15は、第2図に示すように上下にチ
ルトするようになる。
枕基板15は、枕回動装置Eの一部をなし、枕
回動装置Eは、枕基板15とそれに取付けられた
モータ17、枕Fの下面に取付けられた円弧状の
スライド板19が円弧状の運動ができるように、
これをスライド可能に支持するベアリングを有す
るベアリング基板16、及び前記スライド板19
の下外周面に設けた歯車と噛合し、モータ17の
回転によつて駆動される歯車18で構成される。
又、枕回動装置Eには、抜挿し可能で、ネジ2
5の締めつけでその位置に固定されるシヤフト2
0が挿通されており、このシヤフト20を一体に
形成したブラケツト21には、手術時に医師が肘
を載せることができる肘受24の縦シヤフト22
が挿着されている。
前記スライド板19の上面には、患者の頭を載
せた時に、これを安定して支える形状の枕Fが取
付けられている。
従つて、モータ7が回転すると、その回転は歯
車8によつて螺杆5に伝達され、これに螺合して
いる上下動枠4がガイド棒3によつてガイドされ
ながら上下動する。
この上下動枠4の上下への移動は、チルト装置
C、リンク12,13,14、枕回動装置Eを介
して枕Fに伝達され、枕Fを上下に直線的に移動
させることができる。
又、図示していないモータによつて、歯車11
が回転すると螺杆10も回動し、これに螺合して
いる可動枠23を上下に移動させる。
この可動枠23の上下運動は、リンク12,1
3,14を動作させてリンク12,14の運動量
の差によつて枕基板15をチルトさせる。
このチルトは、ベアリング基板16を傾けるた
めベアリング基板16で支持されているスライド
板19を傾けるので、枕Fは第2図のように頭の
先端側を上下に動かしたチルト状態となる。
更に、モータ17が回転すると、その回転が歯
車18を駆動し、該歯車18に外周面の歯車が噛
合しているスライド板19を左右に移動させよう
とするが、ベアリング基板16によつてスライド
板19は円弧状の運動となり、枕Fを回動させる
ことになる。
このように、本考案においては、枕Fは上下、
チルト、回動の3つの動作をし、その各動作は各
別に行わせることができるものである。
〔考案の効果〕
本考案は前記したように、枕基板に取付けた円
弧状のベアリング基板に枕が取付けられたスライ
ド基板を摺動自在に支持し、このスライド基板の
下面に形成された歯部にモータの歯車を噛合させ
たことにより、スライド基板の移動は転動接触と
なり円滑な運動を行わせることができ、しかも、
枕は前記ベアリング基板を支点として回動するの
で、枕に支持された患者の頭は首を支点として左
右方向に振られることとなり、従つて、頭が左右
方向に移動することがないことから、手術に際し
て患者に苦痛を与えることがない等の効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は全体の斜面図、第2図は縦断側面図、第3図と
第4図は第2図の−線、及び−線断面
図、第5図は枕を除いた平面図である。 A……手術台、B……上下動装置、C……チル
ト装置、D……リンクカバー、E……枕回動装
置、F……枕、H,I,J,K,L……支点、1
……保持ブラケツト、2……外枠、3……ガイド
棒、4……上下動枠、5……螺杆、7……モー
タ、8……歯車、9……枠体、10……螺杆、1
1……歯車、12,13,14……リンク、15
……枕基板、16……ベアリング基板、17……
モータ、18……歯車、19……スライド板、2
0……シヤフト、21……ブラケツト、22……
シヤフト、23……可動枕、24……肘受け、2
5……ネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 手術台Aに支持された枕基板15と、該枕基板
    の横方向の下面に取付けられ下側に向かつて突出
    する円弧状に形成されたスライド板と、前記手術
    台に取付けられ前記スライド板の側面に形成され
    た溝にベアリングのボールが挿入されたベアリン
    グ基板16と、前記枕基板に取付けられたモータ
    17によつて回転し前記スライド板の下面に形成
    された歯部と噛合された歯車18と、前記スライ
    ド板の上面に取付けられた枕Fとを具備したこと
    を特徴とする手術台用枕装置。
JP1987010729U 1987-01-29 1987-01-29 Expired JPH0331291Y2 (ja)

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JP1987010729U JPH0331291Y2 (ja) 1987-01-29 1987-01-29

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Publication Number Publication Date
JPS63120626U JPS63120626U (ja) 1988-08-04
JPH0331291Y2 true JPH0331291Y2 (ja) 1991-07-03

Family

ID=30797296

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JP2009008112A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Piolax Medical Device:Kk スクリュー及びスクリュードライバー

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JP5920790B2 (ja) * 2013-11-01 2016-05-18 タカラベルモント株式会社 アイメイク施術台及びアイメイク施術方法
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JPS61226043A (ja) * 1985-03-29 1986-10-07 新明和工芸株式会社 眼科手術用ベツトの枕装置

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