JPH033074A - 分散型データベースシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、データベースを各サイトに分散して配置した
分散型データベースシステムに関する。

（従来の技術） 一般に、この種の分散型データベースシステムでは、利
用者から問い合わせに対して、一つのサイトで処理がで
きない場合、他のサイトにもアクセスして該問合わせに
対する処理結果を作成し、利用者に提示する。この場合
、処理量・通信量を減らして最も効率よく他のサイトに
アクセスができるようにして問合わせに対する処理を行
なう方法がとられる（例えば特開昭６１−７５４４２号
）。

このような分散型データベースシステムにおいては、利
用者から問合わせがある毎に、その問合わせを受けたサ
イトから他のサイトに問合わせを行なって処理結果を作
成している。従って、同じ問合わせが繰返しなされた場
合にも、その都度サイトから他のサイトに同様の問合わ
せを行なわなければならない。

（発明が解決しようとする課題） 上述したように、従来の分散型データベースシステムで
は、過去になされたのと同じ問合わせに対しても他のサ
イトをアクセスして問合わせに対する処理を行なうため
、処理の効率が悪いという問題があった。

本発明は、過去に行われた問合わせと同じ問い合わせに
対しては、他のサイトをアクセスすることなく、その問
合わせに対する処理結果を得ることができ、それによっ
て処理速度の向上と、処理手順の簡素化を図ることがで
きる分散型データベースシステムを提供することを目的
とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するため、本発明の分散型データベー
スシステムでは、通信路により相互に接続された、分散
データベースをそれぞれ有する各サイトに、次の■〜■
の構成要素を具備する。

■各すイトに対してなされた問合わせの内容と、その問
い合わせに対する処理内容を履歴情報として格納する履
歴情報格納部、 ■各すイトに問合わせがなされた時、該問合わせの内容
が履歴情報格納部に格納されているか否かを判定する問
合わせ判定部、 ■問い合わせ判定部により、各サイトになされた問い合
わせの内容が履歴情報格納部に格納されていると判定さ
れた時、その問い合わせに対する処理内容を履歴情報格
納部から取出して処理結果を作成する手段、 ■分散データベースの内容が変更・更新された時、それ
に伴い履歴情報格納部に格納されている履歴情報を変更
・更新する履歴情報制御部。

（作用） あるサイトに問い合わせがあった時は、同じ問い合わせ
についての履歴情報が履歴情報格納部に格納されている
か否かが問い合わせ判定部によって調べられ、格納され
ている時にはその履歴情報を用いて問い合わせに対する
処理結果が作成される。

また、履歴情報制御部によって分散データベースの内容
が変更・更新された場合は、履歴情報格納部に格納され
ている履歴情報の内容も変更・更新される。

これにより過去になされた同じ問い合わせに対しては、
それに対応する処理を最初から行なう必要がなくなり、
基本的に過去の処理内容をそのまま処理結果とすればよ
いので、効率が著しく向上し、また分散データベースの
内容変更に対しても対応できる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る分散型データベースシ
ステムのブロック図である。

この分散型データベースシステムは、複数のサイト１１
．１２を通信路（通信回線）３により接続したものであ
る。一方のサイト、例えば１１に対して利用者から問い
合わせがあった時には、サイト１１は必要に応じて他方
のサイト１２にアクセスして処理を行ない、その処理結
果を利用者に提示する。また、その処理により得られた
処理内容を対応する問い合わせの内容と共に履歴情報と
して蓄積し、以後同じ問い合わせがあった場合は、この
履歴情報を用いて処理を行なう。

このような処理を実現するために、各サイト１１．１２
には、サイト処理装置１とこれに付加される分散データ
ベース２に加えて、履歴情報格納部４と問い合わせ判定
部５および履歴情報制御部６がそれぞれ設けられている
。通信回線３はサイト１１．１２のそれぞれのサイト処
理装置１を相互に接続している。

履歴情報格納部４は、サイト処理装置１が問い合わせに
対する処理を行なった時の問い合わせの内容と、それに
対応する処理内容とを対にして履歴情報として記憶する
。

問い合わせ判定部５は、サイト処理装置１における処理
に有用な履歴情報が格納されているかの判定、すなわち
利用者からの問い合わせの内容が履歴情報格納部４に格
納されている、過去になされた問い合わせと同じか否か
の判定を行なう。

履歴情報制御部６は、分散データベース２の内容が変更
・更新された場合、それに伴って履歴情報格納部４に格
納されている履歴情報の内容を変更・更新する制御を行
なう。

次に、第２図〜第４図を参照して、この実施例の動作を
説明する。第２図および第３図は履歴情報格納部４に格
納される履歴情報の例を模式的に示したものであり、ま
た第４図は一つのサイト内での処理手順を示すフローチ
ャートである。

まず、利用者により例えばサイト１１内のサイト処理装
置１に、問い合わせが入力される（ステップ２１）。サ
イト処理装置１に入力された問い合わせは、問い合わせ
判定部５に転送され、その問い合わせの内容が、履歴情
報格納部４に履歴情報として格納されているか否かが判
定される（ステップ２４）。この判定結果は、サイト処
理装置１に戻される。

ここで、入力された問い合わせの内容が履歴情報として
格納されていない場合は、その問い合わせに対する処理
が行われ（ステップ２５）、その処理結果が利用者に提
示される。そして、この問い合わせの内容を表わす演算
式と、この問い合わせに対してなされた処理内容とが対
となって、新規登録の履歴情報として履歴情報格納部４
に格納され（ステップ２７）、以後ステップ２８で終了
処理がなされるまで、問い合わせ入力に対して同様の処
理が繰り返される。

今、人力された問い合わせが例えば「サイト１１におけ
る分散データベース２内のデータＡと、サイト１２にお
ける分散データベース２内のデータＢとを結合（ｊｏｉ
ｎ）する」という内容であるとする。この問い合わせを
表わす演算式は、第２図の左欄に示されるＡ※Ｂ”であ
り、またこれに対する処理内容は、例えば第２図の右欄
に示される。この場合、これらの演算式（問い合わせ内
容）と処理内容が履歴情報として、履歴情報格納部４に
格納される。

また、人力された問い合わせがデータＡとデータＢとを
準結合（５ｅｓｌ−ｊｏｉｎ）する演算を含んでいる時
は、第３１図に示されるような問い合わせを表わす演算
式“Ａ＊Ｂ″と、処理内容が同様に履歴情報として格納
される。

一方、ステップ２４において、入力された問い合わせの
内容が履歴情報として格納されていると判定された場合
は、その問い合わせに対する処理は新たに行なわれず、
対応する処理内容が履歴情報格納部４内の履歴情報から
取出され（ステップ２６）、以後ステップ２８で終了処
理がなされるまで、問い合わせの入力に対して同様の処
理が繰り返される。

すなわち、例えば第２図、第３図に示すような履歴情報
が格納された後、同じ内容の問い合わせが入力された場
合は、サイト処理装置１は履歴情報格納部４から該問い
合わせを表わす演算式と、対応する処理内容を取り込ん
で処理結果を作成し、それを利用者に提示する。

以下、新たな問い合わせ（演算式）や処理結果が得られ
る毎に、これらがサイト処理装置１により新たな履歴情
報として履歴情報格納部４に格納される。

ところで、ステップ２１において利用者からの問い合わ
せが人力されると、サイト処理装置１においては、ステ
ップ２４に移行する前に、入力された問い合わせに関係
する分散データベース２内のデータに、挿入・削除その
他の変更・更新が行なわれたか否かが調べられる（ステ
ップ２２）。この判定結果は、履歴情報制御部６に転送
される。ここで、問い合わせに関係するデータが変更・
更新されている場合は、履歴情報格納部４内に格納され
た、同じ問い合わせに対する履歴情報が履歴情報制御部
６によって変更・更新される（ステップ２３）。その後
、ステップ２４に移行して、以後は先と同様の処理が行
なわれる。

本発明は上記実施例に限定されず、種々変形して実施が
可能である。例えば実施例では問い合わせの内容を表わ
す演算式と、それに対する処理内容を履歴情報として履
歴情報格納部４に追記式で順次格納（登録）したが、こ
れらの演算式および処理内容の情報に、更に問い合わせ
があったときの日時などの時間情報を付加して履歴情報
とすることも有効である。そして、同じ問い合わせに対
して前に同じ問い合わせがあったことを利用者に知らせ
、そのときの処理結果を利用するか否かを利用者側に判
断させるようにしてもよい。

また、履歴情報制御部６によって、分散データベース２
内のデータの変更・更新に伴って履歴情報格納部４に格
納されている履歴情報を変更・更新する際、全ての履歴
情報を変更・更新すると、かえって計算機の処理能力を
低下させる場合がある。そこで、効率的な管理を行なう
ために、変更・更新処理を計算機の使用されていない時
間帯に行なったり、頻繁に用いられる問い合わせについ
ての履歴情報のみに変更・更新処理を施す等、利用者に
変更・更新の時期や範囲についての判断を任せるように
することも可能である。

［発明の効果］ 本発明によれば、分散型データベースシステムにおいて
、各サイト毎に過去になされたことのある問い合わせに
対しては、他のサイトをアクセスすることなく、過去に
得られた処理内容を参照して処理結果を得るようにし、
また分散データベース内のデータの変更・更新にも対応
できるようにしたことにより、処理速度の向上と処理手
順の簡素化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る分散型データベースシ
ステムの構成を示すブロック図、第２図および第３図は
同実施例における履歴情報格納部に格納される履歴情報
の具体例を示す図、第４図は同実施例における処理手順
を示すフローチャートである。 １・・・サイト処理装置 ２・・・分散データベース ３・・・通信回線（通信路） ４・・・履歴情報格納部 ５・・・問い合わせ判定部 ６・・・履歴情報制御部 １１．１２・・・サイト 第２図 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 分散データベースをそれぞれ有する複数のサイトを通信
   路によって相互に接続してなる分散型データベースシス
   テムにおいて、 各サイトに対してなされた問合わせの内容と、その問い
   合わせに対する処理内容を履歴情報として格納する履歴
   情報格納部と、 各サイトに問合わせがなされた時、該問合わせの内容が
   前記履歴情報格納部に格納されているか否かを判定する
   問合わせ判定部と、 前記問い合わせ判定部により、各サイトになされた問い
   合わせの内容が前記履歴情報格納部に格納されていると
   判定された時、その問い合わせに対する処理内容を前記
   履歴情報格納部から取出して処理結果を作成する手段と
   、 前記分散データベースの内容が変更・更新された時、そ
   れに伴い前記履歴情報格納部に格納されている履歴情報
   を変更・更新する履歴情報制御部とを前記各サイトに備
   えたことを特徴とする分散型データベースシステム。