JPH02128246A - 分散型データベースシステムにおける制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はデータを分散して配置した分散型データベース
システムにおける制御方式に関する。

（従来の技術） 分散型データシステムでは利用者から問い合わせがあっ
たとき、１つのサイトでこれを処理できない場合、複数
のサイトにアクセスしてこの問い合わせに対する処理結
果を作成しこれを利用者に提示している。

そしてこの場合、処理量、通信量等を減らして最も効率
良く他サイトにアクセスできるようにして問い合わせに
対する処理を行なっている。

（発明が解決しようとする課題） ところでこのような従来の分散型データシステムにおい
ては、利用者から問い合わせがある毎に、この問い合わ
せに対して一方のサイトから他方のサイトに問い合わせ
を行なって処理結果を作成するようにしていたので、同
じ問い合わせが頻繁にあったときにもその都度一方のサ
イトから他方のサイトに同様の問い合わせを行なわなけ
ればならないという問題があった。

本発明は上記の事情に鑑み、同じ問い合わせに対しては
他サイトをアクセスすることなくこの問い合わせに対す
る処理結果を得ることができ、これによって処理速度を
向上させることができるとともに、処理手順を簡素化す
ることができる分散型データベースシステムにおける制
御方式を提供することを目的としている。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために本発明による分散型データ
ベースシステムでは、データが分散配置された複数のサ
イトと、これら複数のサイトを接続する通信路とを備え
た分散型データベースシステムにおいて、各サイトで行
われた問い合わせに関する処理内容を格納する履歴情報
格納部と、各サイトに問い合わせがあったときこの問い
合わせを処理するのに必要な情報が前記履歴情報格納部
に登録されているか否かをチェックする問い合わせ判定
部とを備え、同じ問い合わせがあったときには履歴情報
格納部に格納されている処理内容を利用して処理を行な
うことを特徴としている。

（作用） 上記の構成において、問い合わせがあったときは、問い
合わせ判定部によってこの問い合わせに関する処理に必
要な情報が履歴情報格納部に登録されているか否かがチ
ェックされ、既に登録されているときには履歴情報格納
部に格納されている前の処理内容を用いて前記問い合わ
せに対する処理が行われる。

（実施例） 第１図は本発明による分散型データベースシステムの一
実施例を示す構成図である。

この図に示す分散型データベースシステムは、複数のサ
イト１０ａ、１０ｂと、これらを接続する通信回線３と
を備えており、一方のサイト、例えばサイト１０ａに対
して利用者から問い合わせがあったときには必要に応じ
て他方のサイト１０ｂにアクセスして処理を行ないこの
処理結果を利用者に提示するとともに、処理過程おいて
得られた中間処理情報を記憶し、再度同じ問い合わせが
あったときにはこの中間処理情報を用いて処理を行なう
。

一方のサイｈｌＯａは、利用者からの問い合わせを処理
するサイト処理装置１と、このサイト処理装置１に付加
される分散データベース２と、前記サイト処理装置１が
問い合わせに対する処理を行なう過程で得られる中間処
理情報を記憶する履歴情報格納部４と、前記サイト装置
１における処理に必要な情報が前記履歴情報格納部４に
格納されているか否かを判定する問い合わせ判定部５と
を備えている。

また、他方のサイト１０ｂも前記サイト１０ａと同様に
構成されている。

次に第２図、第３図を参照しながらこの実施例の動作を
説明する。

まず、利用者がサイト１０ａに対して問い合わせを行な
い、この問い合わせが例えば「サイト１０ａのデータＡ
とサイト１０ｂのデータＢとを結合（ｊｏｉｎ）する」
という内容であれば、サイト１０ａのサイト処理装置１
がこの問い合わせを取り込んで問い合わせ判定部５に対
して履歴情報格納部４内にこの問い合わせに関する処理
で必要な中間処理情報が格納されているか否かをチェッ
クさせる。

そして、履歴情報格納部４内に必要な情報がない場合に
は、サイト１０ａのサイト処理装置１は前記問い合わせ
に対する処理を行ないこの処理結果を利用者に提示する
とともに、このときこの問い合わせに関する演算式と、
データＡ１Ｂとを共通項目で結合した中間結果を履歴情
報格納部４に登録する。

例えば、問い合わせに対する処理において、データＡと
、データＢとを結合（ｊｏｉｎ）する演算を含んでいる
ときには、第２図に示す如くこのときの演算式“Ａ＊Ｂ
”と、演算結果とを中間処理情報として履歴情報格納部
４に登録し、またデータＡと、データＢとを準結合（ｓ
ｅｍｉ−ｊ。

ｉｎ）する演算を含んでいるときには、第３図に示す如
くこのときの演算式“Ａ＊Ｂ”と、演算結果とを中間処
理情報として履歴情報格納部４に登録する。

この後、利用者から同じ問い合わせがあったときには、
サイト処理装置１０ａからの指示に対して問い合わせ判
定部５がこの問い合わせに対する中間処理情報が履歴情
報格納部４内にあると判定する。

これによって、サイト処理装置１０ａは履歴情報格納部
４内からこの問い合わせに対する演算式や、中間処理情
報を取り込んで前記問い合わせに対する処理結果を作成
しこれを利用者に提示する。

以下、新たな演算式や、中間処理情報が得られる毎にサ
イト処理装置１０ａはこれらを履歴情報格納部４に登録
し同じ問い合わせに対しては既に登録されている演算式
や中間処理情報を参照しながら処理結果を作成し、これ
を利用者に提示する。

また、他方のサイト１０ｂにおいても上述したサイト１
０ａと同様の処理が行われる。

このようにこの実施例においては、ある問い合わせに対
する処理において使用される情報が履歴情報格納部４内
に登録されているときには、この履歴情報格納部４内に
登録されている情報を使用して問い合わせに対する処理
を実行するようにしたので、頻繁に使用される情報に対
しては他のサイトをアクセスすることなくこの情報を確
保することができ、これによって処理速度を大幅に向上
させることができるとともに、処理手順を大幅に簡素化
することができる。

また上述した実施例においては、演算式と、中間処理情
報が得られる毎にこれを履歴情報格納部４に追記式で順
次登録するようにしているが、これに加えて問い合わせ
があった時の日時等の時間情報を付加して履歴情報格納
部４に登録するようにしても良い。そして、同じ問い合
わせに対して前に同じ問い合わせがあったことを知らせ
、その時の処理結果を使用するか否かを利用者側に判断
させるようにしても良い。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、同じ問い合わせに
対しては他サイトをアクセスすることなくこの問い合わ
せに対する処理結果を得ることができ、これによって処
理速度を向上させることができるとともに、処理手順を
簡素化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による分散型データベースシステムの一
実施例を示す構成図、第２図は同実施例の動作例を説明
するための模式図、第３図は同実施例の動作例を説明す
るための模式図である。 １・・・サイト処理装置 ２・・・分散データベース ３・・・通信路（通信回線） ４・・・履歴情報格納部 ５・・・問い合わせ判定部 １０ａ、１０ｂ−・・サイト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）データが分散配置された複数のサイトと、これら
   複数のサイトを接続する通信路とを備えた分散型データ
   ベースシステムにおいて、 各サイトで行われた問い合わせに関する処理内容を格納
   する履歴情報格納部と、 各サイトに問い合わせがあったときこの問い合わせを処
   理するのに必要な情報が前記履歴情報格納部に登録され
   ているか否かをチェックする問い合わせ判定部と、 を備え、同じ問い合わせがあったときには履歴情報格納
   部に格納されている処理内容を利用して処理を行なうこ
   とを特徴とする分散型データベースシステムにおける制
   御方式。