JPH09212517A

JPH09212517A - 情報代行検索方法及び装置

Info

Publication number: JPH09212517A
Application number: JP8016605A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Takahashi; 克巳高橋; Yoshiyasu Nishibe; 喜康西部; Ichiro Morihara; 一郎森原
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1996-02-01
Filing date: 1996-02-01
Publication date: 1997-08-15

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は情報が分散している場合に、適当な
複数の情報提供サーバを探し出し、複数の情報提供サー
バの検索方法を理解習得し、複数の情報提供サーバから
検索した結果を統合するユーザ側の操作の要らない情報
代行検索方法及び装置の提供を目的とする。【解決手段】本発明の情報代行検索装置は、ユーザか
らユーザの要求する情報を表わす要求データを入力する
入力手段（４）と；複数の情報提供サーバの中からユー
ザの要求する情報を検索すべき候補情報提供サーバを選
択する選択手段（６）と；選択された各候補情報提供サ
ーバからユーザの要求する情報の候補情報を得る検索手
段（８）と；各候補情報サーバから得られた候補情報を
統合しユーザの要求する情報を得る統合手段（１０）と
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は情報提供サーバから
情報を検索する方法及び装置に係り、特に、ネットワー
クに分散している情報提供サーバから所望の情報を検索
する方法及び装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネットのようなネットワークに
おいてサービスを利用するユーザは、ネットワークに接
続された複数の情報提供サーバから各種情報の提供サー
ビスを受けることが可能である。情報の提供を望むユー
ザは、必要な情報を得るため複数の情報提供サーバから
情報を検索することが可能である。

【０００３】図９に示した従来技術による情報検索方法
のフローチャートを参照して、ネットワークに存在する
複数の情報提供サーバから情報を得る従来の情報検索方
法の一例を説明する。ユーザは、通常、自分が所望する
分野の情報を提供するサーバが何処にあるか分からない
ので、最初に、ネットワークに接続された複数の情報提
供サーバの中からユーザの要求する情報が存在する可能
性のある情報提供サーバを定めることが必要である。こ
のため、例えば、情報提供サーバにアクセスするための
情報（サーバの名前、アドレス等）と、当該情報提供サ
ーバが提供する情報内容に関する情報からなるサーバ情
報データベースが設けられている。ユーザは、例えば、
情報の分野を検索キーとして上記サーバ情報データべー
スを検索して、実際に検索を行なう情報提供サーバを特
定する（ステップ１０）。

【０００４】次に、特定された情報提供サーバから必要
な情報を得るため、各ユーザは各サーバに応じた所定の
検索方法に従って検索を行なう必要があるので、所定の
検索方法を理解・習得することが必要である。上記所定
の検索方法には、例えば、検索キーに利用できる属性の
一覧と、かかる検索キーを用いて検索条件を指定する形
式等が含まれている。そのため、上記特定された各情報
提供サーバに対し使用方法の説明を要求し、例えば、マ
ニュアルを取り寄せる（ステップ１２）。

【０００５】次いで、上記特定された全ての情報提供サ
ーバに対し上記使用方法に従って検索を行い、各情報提
供サーバから所望の情報を取得する（ステップ１４）。
最後に、上記各情報提供サーバから得られた個々の情報
には、重複している情報、或いは、補完的な関係にある
情報があるので、ユーザは上記重複或いは補完的な個々
の情報の中から所望の情報を取り出す（ステップ１
６）。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の情
報検索方法によれば、以下に説明するように幾つかの問
題点があることが分かる。第１に、ユーザは、通常、ネ
ットワークに存在している複数の情報提供サーバに関す
る情報を予め知っていることは殆ど期待できない。従っ
て、ユーザは、特定の事柄に関する情報を取得したいと
き、最初に、複数の情報提供サーバの中から検索を行な
う情報提供サーバを見つけ出すことが必要である。これ
は、実際に情報を検索する前に行なう前処理的な作業で
あるにも係わらずネットワーク上の情報提供サーバの数
が増加するに連れて煩雑になり、ユーザ側の操作性に悪
影響を与える。

【０００７】第２の問題点は、個々の情報提供サーバの
検索方法の理解・取得に関して生じる。上記の如く、各
情報提供サーバにおいて情報の検索を行なうためには各
情報サーバの固有の検索方法を理解・習得することが必
要であり、更に、固有の検索方法を知るためには、マニ
ュアル等の使用方法に関する情報を事前に取得する必要
がある。このような各情報サーバの固有の検索方法の理
解・習得は、ネットワークに接続された情報サーバの数
の増加と共に煩雑になり、ユーザ側の操作性に悪影響を
与える。

【０００８】第３の問題点は、個々の情報提供サーバに
対する個別の検索に係る問題点である。上記の如く、ユ
ーザは、実際の情報を得るため、各情報提供サーバに対
し上記固有の検索方法に従って、繰り返し検索条件を指
定して情報の検索を行なう必要がある。これにより、ユ
ーザの作業時間が長期化すると共に作業の煩雑さが増加
する。更に、情報の検索結果は各情報提供サーバから個
別に得られるので、ユーザは、個々の検索結果を比較し
て必要な情報を構築する必要がある。この比較及び構築
の作業は、情報提供サーバの数が増加すると共に煩雑化
するので、ユーザ側の操作性を著しく低下させる欠点が
ある。

【０００９】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、ネ
ットワークに情報が分散している場合に、適当な複数の
情報提供サーバを探し出す操作、複数の情報提供サーバ
の検索方法を理解習得する操作、複数の情報提供サーバ
から検索した結果を統合する操作等のユーザ側の作業が
要らない情報代行検索方法及び装置の提供を目的とす
る。

【００１０】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の情報検索
代行方法の原理説明図である。本発明の情報代行検索方
法は、上記第１の問題点を解決するため、ユーザからユ
ーザの要求する情報を表わす要求データを入力段階（ス
テップ２）と；複数の情報提供サーバから上記ユーザの
要求する情報を検索すべき候補情報提供サーバを選択す
る選択段階（ステップ４）と；上記選択された各候補情
報提供サーバから上記ユーザの要求する情報の候補情報
を得る検索段階（ステップ６）と；上記各候補情報サー
バから得られた上記候補情報を統合し上記ユーザの要求
する情報を得る統合段階（ステップ８）とからなり、上
記要求データは上記ユーザの要求する情報が関係する情
報分野を表わし、上記選択段階（ステップ４）は上記複
数の情報提供サーバから上記情報分野に関係のある情報
提供サーバを上記候補情報提供サーバとして選択する段
階からなる。

【００１１】従って、本発明の情報代行検索方法によれ
ば、ユーザが最初に入力した要求データに基づいて候補
情報提供サーバが選択されるので、ユーザは複数の情報
提供サーバを調べることなく、検索すべき候補情報提供
サーバが得られる。情報検索のためユーザに求められる
操作は、ステップ２において要求データを入力すること
と、ステップ８において検索結果の情報を得ることだけ
である。

【００１２】上記第２の問題点を解決するため、本発明
の情報代行検索方法において、上記入力段階（ステップ
２）は、上記情報分野を入力する段階と、上記入力され
た情報分野に対応し上記ユーザの要求する実際の情報を
表わす要求実体を入力する段階とを更に有し；上記検索
段階（ステップ６）は、上記各候補情報サーバの固有の
検索方法に従って上記要求実体に対応する検索条件を作
成し上記各候補情報サーバから上記候補情報を検索する
段階からなる。

【００１３】従って、上記本発明の情報代行検索方法に
よれば、候補情報提供サーバが複数個存在する場合であ
っても、ユーザは、各候補情報サーバに対し、夫々の検
索方法を理解・習得し、かつ、検索条件を作成し、各候
補情報サーバに対する検索を繰り返し行なう必要はな
い。

【００１４】上記第３の問題点を解決するため、本発明
の情報代行検索方法において、上記統合段階（ステップ
８）は、上記各候補情報の所定の項目の内容に応じて上
記各候補情報を組に分類する段階と、上記分類された組
に対し上記組の中の上記各候補情報に含まれる項目の内
容を統合する段階とを更に有する。

【００１５】従って、上記本発明の情報代行検索方法に
よれば、複数の情報提供サーバからの検索結果が情報の
中の項目の内容に応じて統合されるので、ユーザは各情
報提供サーバからの検索結果を取り出して、重複関係、
補完関係を調べる必要はない。

【００１６】上記本発明の情報代行検索方法を実施する
情報代行検索装置は、分散して接続された複数の情報提
供サーバからユーザが情報を得るネットワークにおい
て、上記ユーザからユーザの要求する情報を表わす要求
データを入力する入力手段と；上記複数の情報提供サー
バの中から上記ユーザの要求する情報を検索すべき候補
情報提供サーバを選択する選択手段と；上記選択された
各候補情報提供サーバから上記ユーザの要求する情報の
候補情報を得る検索手段と；上記各候補情報サーバから
得られた上記候補情報を統合し上記ユーザの要求する情
報を得る統合手段とからなる。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明の詳細を説
明する。図２は本発明の一実施例の情報代行検索装置の
構成図である。ネットワーク上（図示せず）に分散して
接続された複数の情報提供サーバ４０₁，４
０₂，．．．，４０_nからユーザが所望の情報を得る本
発明の情報代行検索装置２は、上記ユーザからユーザの
要求する情報を表わす要求データを入力する入力部４；
上記複数の情報提供サーバの中から上記ユーザの要求す
る情報を検索すべき候補情報提供サーバを選択する選択
部６；上記選択された各候補情報提供サーバから上記ユ
ーザの要求する情報の候補情報を得る検索部８；上記各
候補情報サーバから得られた上記候補情報を統合し上記
ユーザの要求する情報を得る統合部１０と、統合部１０
で得られた結果をユーザに対して出力する結果出力部１
２とからなる。

【００１８】図３は本発明の一実施例の情報代行検索装
置の動作を示すフローチャートである。以下、図３を参
照して情報代行検索装置の動作を説明する。最初に、ユ
ーザが情報の提供を要求している情報の分野に関する要
求データが情報分野入力部１４に入力される（ステップ
２０）。情報分野入力部１４は、分野・項目対応テンプ
レート１６から、ユーザによって入力された分野に対応
する項目を得る（ステップ２２）。ここで、ユーザが入
力した分野とは、「図書検索」、「職業別電話帳検索」
等を表わし、一方、項目とは、検索の際に検索キーとし
て使用されるような情報の属性を表わしている。上記分
野・項目対応テンプレートとは、各分野に対し、予め対
応する項目を定めたテンプレートである。例えば、分野
が「図書検索」の場合、「著者名」、「書名」、「発行
年月日」等が項目として定められる。或いは、分野が
「職業別電話帳検索」の場合、「地域」、「職種」等が
項目として定められる。次に、情報分野入力部１４は、
ユーザによって入力された分野情報と、分野・項目対応
テンプレート１６から得られた項目情報を項目入力部１
８に送出すると、項目入力部１８は、得られた項目に対
しユーザによって要求された内容、即ち、属性値を受
け、ユーザの要求する情報の分野と要求実体とが定まる
（ステップ２４）。

【００１９】次に、ユーザの要求する情報の分野と要求
実体は、候補情報サーバ取得部２０に送られ、候補情報
サーバ取得部２０は、情報の分野と、情報提供サーバの
アドレス及び検索方法が対応付けられたサーバ情報デー
タベース２２から、要求された分野に対応する情報を提
供する情報提供サーバの候補、即ち、候補情報サーバを
検索し、検索結果の候補情報サーバのネットワークアド
レス及び固有の検索方法を取得する（ステップ２６）。
次いで、要求された分野に対応する候補情報サーバが存
在するかどうかが判定され（ステップ２７）、要求され
た分野に対応する候補情報サーバが存在しない場合、結
果出力部１２を介して要求された情報が存在しない旨が
通知される（ステップ５６）。

【００２０】尚、候補情報サーバの検索の際、例えば、
シソーラスを利用して、分野名が完全には一致していな
くても意味的に類似している分野が含まれるような形で
検索してもよい。これにより、ユーザの要求入力に対す
る制約が緩和される利点がある。

【００２１】上記検索方法とは、各候補情報サーバに対
し検索を要求する場合に必要な検索条件の形式、検索の
プロトコルを表わしている。かかる検索方法は、候補情
報サーバ毎に異なっている場合があるので、予めサーバ
情報データベース２２に登録しておく。勿論、候補情報
サーバが選択されたとき、選択された候補情報サーバが
オンライン的に検索方法を通知し得る機能があれば、サ
ーバ情報データベース２２への検索方法の登録をオンラ
イン的に行なってもよい。

【００２２】図３に戻って、要求された分野に対応する
候補情報サーバが存在する場合について説明する。ユー
ザによって要求された分野情報及び項目内容（即ち、要
求実体）と、情報候補サーバ情報部２０で得られたサー
バアドレス及び検索方法の組は、検索条件作成部２４に
送られ、その中から候補情報サーバに関するデータが順
次取り出される（ステップ２８）。

【００２３】次に、検索条件作成部は、検索条件に指定
された項目と、要求実体に指定された項目が一致するか
どうかを判定する（ステップ３０）。両方の項目が一致
している場合、取り出された各候補情報サーバに応じた
検索条件が作成される（ステップ３２）。本発明の一実
施例によれば、上記検索条件は検索文という文の形式に
よって形成される。即ち、分野情報が「職業別電話帳」
であり、項目内容が「職種＝レストラン」、「地域＝渋
谷区」で表わされ、検索方法が「職種＝」、「地域
＝」、「検索」の形式で表わされている場合、検索方法
の「職種＝」、「地域＝」に項目内容を代入することに
より、検索条件を表わす検索文「職種＝レストランか
つ地域＝渋谷区を検索」が得られる。

【００２４】一方、検索方法で指定された項目名と、項
目内容で指定された項目名とが一致していない場合、上
記候補情報サーバの検索方法の中で上記項目内容の項目
名と意味的に一致又は類似する検索条件の項目が選ば
れ、選ばれた検索条件の項目に上記項目内容が代入さ
れ、検索文が作成される（ステップ３４）。

【００２５】次に、上記サーバアドレスと、上記検索文
を用いて、検索実行部２６は、上記取り出された候補情
報サーバ４０から候補情報を検索し、検索結果を検索結
果格納部２８に格納する（ステップ３６）。ここで得ら
れた検索結果は、一般に、各候補情報サーバ毎に定めら
れたフォーマットからなる。全ての候補情報サーバに対
し検索が行なわれたかどうかが判定され（ステップ３
８）、未だ検索を行なわれていない候補情報サーバが存
在する場合、ステップ２８に戻る。

【００２６】全ての候補情報サーバに対する検索が行な
われた場合、情報分解部３０は、上記検索結果格納部２
８に格納された各候補情報を順次単一の情報毎に分解す
る（ステップ４０）。各候補情報として得られた検索結
果には、二つ以上の情報が同時に含まれている可能性が
あるからである。

【００２７】次に、情報結合部３２は上記検索結果格納
部２８に格納された単一の情報毎の候補情報を順次取り
出す（ステップ４２）。情報結合部３２は、新しく取り
出された候補情報が所定の項目に関し既に取り出された
候補情報と一致しているかどうかを判定し（ステップ４
４）、一致している場合、既に取り出された候補情報と
同一の組に分類する（ステップ４６）。情報結合部３２
は、新たに組に追加した候補情報の属性の中に、既に格
納された候補情報に関して得られた属性とは異なる属性
があるかどうかを判定し（ステップ４８）、異なる属性
が存在する場合、候補情報の属性に新しく得られた属性
とその属性値を追加する（ステップ５０）。一方、異な
る属性が存在しない場合、ステップ５４に進む。

【００２８】情報結合部３２は、新しく取り出された候
補情報が所定の項目に関し既に取り出された候補情報と
一致していないと判定した場合、新しい組を作成して当
該候補情報をその属性と属性値と共にセットする（ステ
ップ５２）。情報結合部３２は、全ての候補情報を取り
出したかどうかを判定し（ステップ５４）、未だ取り出
していない候補情報が有る場合にはステップ４２に戻
る。全ての候補情報を取り出した場合、この時点までに
分類された候補情報の組を最終的な検索結果として結果
出力部１２に送り、結果出力部を介してユーザに検索結
果を通知する（ステップ５６）。このようにして、本発
明の一実施例の情報代行検索装置の一連の動作は終了す
る。

【００２９】

【実施例】以下、ユーザが「職業別電話帳から渋谷区に
あるレストランの情報が欲しい」と考えている場合を例
として上記本発明の一実施例の情報代行検索装置の動作
をより具体的に説明する。

【００３０】上記例の場合、ユーザは、最初、分野情報
として「職業別電話帳」を入力する。情報分野入力部１
４は、かかるユーザの入力を受けて、分野・項目対応テ
ンプレート１６を参照して、「職業別電話帳」に対応す
る項目を取得する。図４は本発明の一実施例の分野・項
目対応テンプレートの一例の説明図である。同図のテン
プレートを利用すると、分野＝「職業別電話帳」に対
し、項目として「職種＝」と「地域＝」を得ることがで
きる。

【００３１】次に、項目入力部１８は、ユーザに対し、
上記項目「職種＝」と「地域＝」に具体的な要求実体を
設定するよう要求する。これに対し、例えば、ユーザが
「職種＝レストラン」と「地域＝渋谷区」と入力した場
合を考えてみよう。次に、候補情報サーバ取得部２０
は、サーバ情報データベース２２から分野＝「職業別電
話帳」に該当する情報提供サーバに関する情報を検索す
る。図５は、サーバ情報データベースの一例の説明図で
ある。上記例の場合、アドレス＝ｘｘｘｘｘｘ、検索方
法＝「職種＝」と「地域＝」という形のサーバ情報１
と、アドレス＝ｙｙｙｙｙｙ、検索方法＝「カテゴリ
＝」と「場所＝」という形のサーバ情報２とを得ること
ができる。上記の説明ではサーバ情報データベース２２
は、図３に示したように上記本発明の一実施例の情報代
行検索装置に含まれるものとしているが、かかる例に限
定されることはなく、ネットワークを介して別の情報サ
ーバが提供するサーバ情報データベースにアクセスして
もよい。

【００３２】次に、検索条件作成部２４は、上記サーバ
情報１とサーバ情報２とに基づいて検索文を作成する。
サーバ情報１の場合、ユーザが要求実体を入力した要求
項目と、検索方法は、共に「職種＝」と「地域＝」の形
であり一致している。従って、ユーザの要求実体を検索
方法に代入することにより、検索文１：「職種＝レスト
ラン；地域＝渋谷区を検索」が得られる。

【００３３】一方、サーバ情報２の場合、ユーザが要求
実体を入力した要求項目は、「職種＝」と「地域＝」の
形であり、検索方法は、「カテゴリ＝」と「場所＝」の
形である。ここで、シソーラス（例えば、同義語のテー
ブル、類義語のテーブル、上位概念語と下位概念語の対
応テーブル等を組み合わせて構成することができる）を
用いて、ユーザが要求実体を入力した要求項目と、検索
方法の類似度を判定すると、「職種＝」と「カテゴリ
＝」は類義語であり、「地域＝」と「場所＝」は同義語
であることが分かる。ユーザが要求実体を入力した要求
項目と検索方法とが類義語又は同義語の関係にあると
き、ユーザの要求実体を検索方法に代入しても有効であ
ると考えられるので、検索文２：「カテゴリ＝レストラ
ン；場所＝渋谷区を選択」が得られる。

【００３４】かくして得られた検索文１及び検索文２を
用いて、検索実行部２６は、サーバ情報１に対応する情
報提供サーバ及びサーバ情報２に対応する情報提供サー
バから情報を検索する。図６の（ａ）及び（ｂ）は、夫
々、検索実行部２６が上記サーバ情報１及びサーバ情報
２に対し、上記検索文１及び検索文２を用いて検索し、
検索結果格納部２８に格納した結果の一例を示す図であ
る。

【００３５】図７は、上記検索結果格納部２８に格納さ
れた検索結果を情報分解部２８を用いて情報分解した検
索結果の一例を示す図である。同図に示す如く、情報分
解によって、上記例の場合、レストラン毎の単一の情報
に分解される。この分解は、例えば、候補情報の中に新
しいレストランの名前が現れることを契機として分解す
ることにより実現される。

【００３６】図８は、上記情報分解部２８によって分解
された情報を同一の情報の組に分類し、さらに、同一の
組の中の情報の重複と補完の処理を行なった情報結合部
３２の処理結果を示している。例えば、レストランの名
前、電話番号、或いは、住所等を用いて各候補情報の異
同を判定し、異なる候補情報を別の組に分けることによ
り分類が行なわれる。次に、分類された各組に属する情
報を比較し、重複する項目は削除し、補完的な項目とそ
の項目の内容（即ち、属性と属性値）を各組の情報に残
すことにより、同一の情報毎に情報が結合される。

【００３７】かくして得られた統合された検索結果は、
結果出力部１２を介してユーザに通知される。

【００３８】

【発明の効果】上記の如く、本発明によれば、ユーザが
複数の情報提供サーバを探し出すこと、複数の情報提供
サーバの検索方法を理解習得すること、複数の情報提供
サーバから検索した結果を統合することの何れかが困難
なとき、ユーザに代わって上記作業を行なう情報代行検
索方法及び装置が実現される。従って、情報検索の際の
ユーザの操作回数は低減するので、ユーザの作業負担が
軽減され、ユーザの操作ミス等による検索の誤りを除去
することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理説明図である。

【図２】本発明の一実施例の情報代行検索装置の構成図
である。

【図３】本発明の一実施例の情報代行検索装置の動作フ
ローチャートである。

【図４】本発明の一実施例の分野・項目対応テンプレー
トの一例の説明図である。

【図５】本発明の一実施例のサーバ情報データベースの
説明図である。

【図６】（ａ）及び（ｂ）は、夫々、検索実行部２６が
サーバ情報１及びサーバ情報２に対し検索文１及び検索
文２を用いて検索した結果の一例を示す図である。

【図７】情報分解された検索結果の一例を示す図であ
る。

【図８】情報結合された検索結果の一例を示す図であ
る。

【図９】従来技術の説明図である。

【符号の説明】

２情報代行検索装置４入力部６選択部８検索部１０統合部１２結果出力部１４情報分野入力部１６分野・項目対応テンプレート１８項目入力部２０候補情報サーバ取得部２２サーバ情報データベース２４検索条件作成部２６検索実行部２８検索結果格納部３０情報分解部３２情報結合部４０，４０₁，．．．，４０_n 情報提供サーバ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ユーザからユーザの要求する情報を表わ
す要求データを入力段階と；複数の情報提供サーバから
上記ユーザの要求する情報を検索すべき候補情報提供サ
ーバを選択する選択段階と；上記選択された各候補情報
提供サーバから上記ユーザの要求する情報の候補情報を
得る検索段階と；上記各候補情報サーバから得られた上
記候補情報を統合し上記ユーザの要求する情報を得る統
合段階とからなる情報検索方法であって：上記要求デー
タは上記ユーザの要求する情報が関係する情報分野を表
わし、上記選択段階は上記複数の情報提供サーバから上記情報
分野に関係のある情報提供サーバを上記候補情報提供サ
ーバとして選択する段階からなる、ユーザに代行して情
報を検索する情報代行検索方法。
【請求項２】上記入力段階は、上記情報分野を入力す
る段階と、上記入力された情報分野に対応し上記ユーザ
の要求する実際の情報を表わす要求実体を入力する段階
とを更に有し、上記検索段階は、上記各候補情報サーバの固有の検索方
法に従って上記要求実体に対応する検索条件を作成し上
記各候補情報サーバから上記候補情報を検索する段階か
らなる請求項１記載の情報代行検索方法。
【請求項３】上記統合段階は、上記各候補情報の所定
の項目の内容に応じて上記各候補情報を組に分類し、上
記組の中の上記各候補情報に含まれる項目の内容を統合
し、上記分類された組に対し上記ユーザの要求する情報
を生成する段階を更に有する請求項２記載の情報代行検
索方法。
【請求項４】上記選択段階は、上記複数の情報提供サ
ーバの各々に対するサーバ呼出し情報と、対応する情報
分野とからなるサーバ情報から、上記候補情報サーバの
上記サーバ情報を選択する段階と、上記選択されたサー
バ情報に含まれた上記サーバ呼出し情報を得る段階を更
に有する請求項１乃至３のうち何れか１項記載の情報代
行検索方法。
【請求項５】上記サーバ情報は、上記複数の情報提供
サーバの各々に対する固有の検索条件を更に含み、上記選択段階の上記サーバ呼出し情報を得る段階は、上
記候補情報サーバの上記固有の検索方法を得る段階を更
に有する請求項４記載の情報代行検索方法。
【請求項６】上記検索段階は：上記要求実体が上記候
補サーバの上記固有の検索方法の検索キーに対応するか
どうかを判定する段階と；上記要求実体が上記固有の検
索方法の検索キーと一致している場合、上記要求実体を
上記検索方法の上記検索キーとして検索条件を作成し、
上記要求実体が上記固有の検索方法の検索キーに一致し
ていない場合、上記固有の検索方法に定められた上記検
索キーの中で上記要求実体と意味的に関係のある検索キ
ーを判定し、上記類似する検索キーを用いて上記検索条
件を作成する段階とを更に有する請求項２乃至５のうち
いずれか１項記載の情報代行検索方法。
【請求項７】上記統合段階は：上記各候補情報の所定
の項目の内容を比較する段階と；上記所定の項目の内容
毎に所定の範囲で一致する内容を有する上記候補情報を
同一の組に分類する段階と；上記分類された組の中に含
まれた上記候補情報の項目を意味的に関係のある項目に
統合し、上記候補情報の項目の内容に対応する内容を上
記統合された項目に与える段階とを更に有する請求項３
乃至６のうちいずれか１項記載の情報代行検索方法。
【請求項８】分散して接続された複数の情報提供サー
バからユーザが情報を得るネットワークにおいて、上記ユーザからユーザの要求する情報を表わす要求デー
タを入力する入力手段と；上記複数の情報提供サーバの
中から上記ユーザの要求する情報を検索すべき候補情報
提供サーバを選択する選択手段と；上記選択された各候
補情報提供サーバから上記ユーザの要求する情報の候補
情報を得る検索手段と；上記各候補情報サーバから得ら
れた上記候補情報を統合し上記ユーザの要求する情報を
得る統合手段とからなる、ユーザに代行して情報を検索
する情報代行検索装置。
【請求項９】上記要求データは上記ユーザの要求する
情報が関係する情報分野を表わし、上記選択手段は上記複数の情報提供サーバと、上記情報
分野との関係を格納したサーバ情報データベースを有
し、上記サーバ情報データベースから上記候補情報提供
サーバを選択する請求項８記載の情報代行検索装置。
【請求項１０】上記入力手段は、上記情報分野を入力
する手段と、上記入力された情報分野に対応し上記ユー
ザの要求する実際の情報を表わす要求実体を入力する手
段とを更に有し、上記検索手段は、上記各候補情報サーバの固有の検索方
法に従って上記要求実体に対応する検索条件を作成し上
記各候補情報サーバから上記候補情報を検索する請求項
９記載の情報代行検索装置。
【請求項１１】上記統合手段は、上記各候補情報の所
定の項目の内容に応じて上記各候補情報を組に分類する
手段と、上記分類された組に対し上記組の中の上記各候
補情報に含まれる項目の内容を統合する手段とを更に有
する請求項１０記載の情報代行検索装置。