JPH0329777A - コーヒー類の保存用袋、鮮度保持剤入袋および鮮度保持容器 - Google Patents

コーヒー類の保存用袋、鮮度保持剤入袋および鮮度保持容器

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JPH0329777A
JPH0329777A JP16483789A JP16483789A JPH0329777A JP H0329777 A JPH0329777 A JP H0329777A JP 16483789 A JP16483789 A JP 16483789A JP 16483789 A JP16483789 A JP 16483789A JP H0329777 A JPH0329777 A JP H0329777A
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film
coffee
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polyester
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Hiroshi Hirao
啓 平尾
Takeshi Kage
剛 鹿毛
Tomohisa Kato
友久 加藤
Masao Yamashita
正夫 山下
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Kirin Brewery Co Ltd
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Kirin Brewery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 く技術分野〉 本発明は、コーヒー類、具体的にはコーヒーをはじめ、
ココア、紅茶、日本茶などの香りが重要視される食品、
の保存用袋、鮮度保持剤入袋および鮮度保持容器に関す
るものである。
く従来技術〉 コーヒー類は香気成分を有しており、コーヒーの場合に
は、コ7ヒー豆の培煎により味と香りが生威され、その
際多量の炭酸ガスも生成される。
コーヒー類のこの香りの成分は空気中に徐々に散逸して
いき、更に空気中の酸素によって酸化されて変化し、品
質低下をおこす。また、発坐する炭酸ガスは、使用され
る保存用容器の西圧を高める原因となる。したがって、
このような香気をHするコーヒー類は、培煎、雑臭除去
後、できるだけ早く密封保存する必要があり、さらには
、この保存の際に、酸素全部と、必要量の炭酸ガスを除
くことがコーヒー類の最も良い保存方法である。このよ
うなコーヒー類を保存するために保存用容器が用いられ
、また、このような保存用容器中の香気成分等の酸素に
よる変化および炭酸ガスによる容器内圧の増加を防ぐた
めに、該容器中に同封される鮮度保持剤入袋がさらに使
用されている。
保存用容器としては、ガラスビン、金属缶、あるいはフ
レキシブル袋等の形態があり、この中で、フレキシブル
袋は、合或樹脂を主体とする積層フィルム、例えばポリ
エステルフィルム(外[j) /アルミニウム箔/ポリ
エチレンフィルム(内面)による3層フィルム、あるい
はポリアミドフィルム/ポリエチレンフィルムによる2
層フィルム、などで形或されたもので、いずれも積層フ
ィルムの最内層がポリエチレン樹脂で構成されたもので
ある。しかし、積層フィルムにおける最内層のポリエチ
レンは本来種々の香気戊分を吸着して透過させる性質を
もっているため、コーヒー類の香気或分がこのポリエチ
レン層に多量に吸着され、これによって香気成分が減少
してコーヒー類の品質が低下してしまうという欠点があ
る。
また、鮮度保持剤入袋は、鮮度保持剤(脱酸素剤および
(または)脱炭酸ガス剤)が、ポリエステルフィルム(
外層)/紙/ポリエチレンフィルム(内層)からなる通
気性を有する少なくとも3層フィルムで形成された袋体
に収納されたものである。
しかし、このような鮮度保持剤入袋の場合には、上記の
ように袋体の内層のポリエチレンが香気成分を吸着する
ために、コーヒー類の香りを長期間保存することができ
ないという問題がある。
〔発明の概要〕
く要 旨〉 本発明は、上記問題点を解決することを目的とし、袋体
を形成するフィルムの内面をポリカーボネートまたはポ
リエステルで構成することにより上記目的を達成しよう
とするものである。
すなわち、本発明によるコーヒー類の保存用袋は、ガス
バリア性の高い積層フィルムで形或してなるコーヒー類
の保存用袋において、上記積層フィルムの最内層を、ポ
リカーボネートまたはポリエステルで構成したことを特
徴とするものである。
また、本発明によるコーヒー類の鮮度保持剤入り袋は、
ガス透過性を有する袋体巾に脱酸素剤および(または)
脱炭酸ガス剤を収納してなるコーヒー類の鮮度保持剤入
り袋において、上記袋体を、ポリカーボネートフィルム
もしくは通気性を付与した易接着性ポリエステルフィル
ム単独で、または該フィルム層を最内層に設けた香気吸
着性の低い積層フィルムで、構成したことを特徴とする
ものである。
更に、本発明による食品鮮度保持容器は、上記の鮮度保
持剤入り袋、と該鮮度保持剤入り袋およびコーヒー類を
収納する密封保存容器、とから横成したことを特徴とす
るものである。
く作 用〉 積層フィルムの最内層を構成するポリカーボネートまた
はポリエステルはコーヒー類の香気成分を吸着したり透
過させることが非常に少ないので、香気成分は最内層に
接してもこれに吸着されず、減少することが少ない。
く効 果〉 本発明は、袋体の内面をコーヒー類の香気成分を吸着し
ないポリカーボネートまたはポリエステルで構成したた
め、この内面への香気成分の吸着による該香気成分の減
少を防ぐことができ、従って、コーヒー類をその香りを
維持したまま長期にわたって保存することができる。
〔発明の具体的説明〕
以下は、本発明を図面に基づいて詳細に説明するもので
ある。
く保存用袋〉 本発明によるコーヒー類の保存用袋a(第3図参照)は
、第1図または第2図の具体例に示されているように、
ガスバリア性の高い積層フィルム1または1′の最内層
2または2′を、ポリカーボネートまたは易接着性ポリ
エステルで構成したものである。
この最内層2または2′を構成しているポリカーボネー
トまたはポリエステルは、熱シール性を有すると共にコ
ーヒー類の香気成分に対する吸着性が低い。本発明でい
う熱シール性を有するとは、ヒートシール、高周波シー
ルなどによる融着が可能であることを意味する。
外層3または3′は、積層フィルム1または1′全体の
強度、より高いガスバリア性、最外層3′または3′の
印刷特性などの条件を考慮して、材料の種類、層数など
が適宜設定され、これによって積層フィルムは2層以上
任意の層数の形態をとりうる。外層3としては、アルミ
ニウム箔などの金属箔を内面としてこれにポリエステル
、ポリエチレン、あるいはボリプロビレンなどからなる
外層3′を重合した、積層フィルム1全体が3層となる
もの(第1図参照)、あるいは金属箔を用いずにボリア
ミド、ポリアクリロニトリル、あるいはポリエステルな
どからなるフィルム層Ill独で構成した、積層フィル
ム1′全体が2層となるもの(第2図参照)、が代表的
な物として例示することができる。
本発明における好ましいポリカーボネートは、一般式 で表されるポリ炭酸エステル類であり、一般的な方法に
よってフィルム状に製造されたものが使用される。ポリ
カーボネートフィルム層の厚さは、外層3または3′の
構成などによって適宜に設定されるが、たとえば10〜
100μm程度が用いられる。
本発明において積層フィルムの最内層に使用されるポリ
エステルは、多塩基酸と多価アルコールとの縮重合反応
によって得られる高分子化合物、および他の種類の高分
子化合物を混合したもの、の両方を含むものである。
他の種類の高分子化合物を混合したポリエステルとして
は、ボリアミドを混合したポリエステル(以下、群Aと
もいう)が好ましい例としてあげられ、これは熱シール
性がより良い。ボリアミドとしては、ナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン11、あるいはナイロン6−66の
共重合体などが代表例としてあげられる。ポリエステル
としては、多塩基酸と多価アルコールとの縮重合反応に
よって得られる高分子化合物であれば使用できるが、と
くにポリエチレンテレフタレート、テレフタル酸とイソ
フタル酸とエチレングリコールとを共重合させたコポリ
エステル、テレフタル酸とイソフタル酸と1.4−ジシ
クロヘキサンジメタノールとを共重合させたコポリエス
テル、テレフタル酸とイソフタル酸とプロピレングリコ
ールとをノ(重合させたコポリエステル、およびテレフ
タル酸とイソフタル酸とエチレングリコールとプロピレ
ングリコールとを共重合させたコポリエステル、から選
ばれたものが好ましい(好ましい例とじては、藤森工業
株式会社製βPETがあげられる)。
上記のようなポリエステルとボリアミドとの混合割合は
、ポリエステル100ffi!部に対してポリアミドを
5〜30重量部、特に10〜2Offi量部とすること
が好ましい。
ボリアミドを混合した上記ポリエステルからなるフィル
ムは無延伸のものが好ましく、その厚さは外層3または
3′の構成、保存用袋の大きさ、コーヒー類の収納量な
どの条件によって適宜に設定されるが、たとえば10〜
100μm1特に15〜50μmにすることが好ましい
ポリエステル単独のものとしては、例えばポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレートなどが好ましい例としてあげられる
。またポリエチレンテレフタレートを基本構造とし、グ
リコール成分の一部を1.4−シクロヘキサンメタノー
ルで置換してポリエステルの結晶化速度を制御したもの
(以下、群Bともいう)で、好ましい例として平均分子
量約26000を有するものがある。上記のようなポリ
エステルからなるフィルムは、押し出し加工した無延伸
の物がより好ましい。このようなポリエステルフィルム
の特に好ましい具体例として、非結晶性ポリエステルの
KODARoPETG6763 (イーストマン●ケミ
カル●プロダクツ社製造)を押し出し加工した無延伸の KODARoPETGシート(コダック社)があげられ
る。このようなポリエステルからなるフィルムは熱シー
ル性がより良い。
上記したようなポリエステルからなるフィルムは、無延
伸のものであっても二軸延伸などのような延伸のもので
あってもよく、また他のフィルム層との積層面側をコロ
ナ放電処理などの表面処理を施すことによって他のフィ
ルムとの接着性を高めることができる。
なお、外層側に用いるポリエステルは、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチ
レンナフタレートなど通常用いられているもので良い。
保存用袋を構成する積層フィルムの好ましい具体例とし
ては、ポリエステル(外面)/アルミニウム箔/ポリカ
ーボネート(内面)、ポリエステル(外面)/アルミニ
ウム箔/群A−Bのいずれかのポリエステル(内面)、
ボリアミド(外面)/iA−Bのいずれかのポリエステ
ル(内面)、ボリアミド(外面)/ポリカーボネート(
内IflI)があげられる。
積層フィルムおよびこれを構成する各フィルム層の厚さ
は、保存用袋の大きさ、コーヒー類の収納量、他の層と
の組み合わせなどの条件によって適宜に設定されるが、
積層フィルム1または1′全体については、例えば20
〜300μm,好ましくは30〜100μm1最内層2
または2′については、たとえば10〜50μm1好ま
しくは10〜30μmである。なお、上記アルミニウム
箔およびボリアミドの層の厚さは、通常それぞれ5〜2
0μm程度および10〜50μn程度が一般的である。
各フィルム層同士の接合は、適当な接着剤を介しての接
着、溶媒による接着、あるいは熱融着による接着などに
よって行うことができる。積層フィルムの形成方法とし
ては、公知のコーエクストルージョン法、ドライラミネ
ート法、あるいはエクストルージョンラミネーション法
などを単独で、または組み合わせて用いることができる
積層フィルムを用いて保存用袋を形成するには、最内層
同士が対向するようにして重ね合わせ、前述したように
熱融着、高周波シールなどを用いて袋状にシールすれば
良い。該最内層同士は同じ0質とすることが普通である
が、必要があれば互いに異なるものを使用してもよい。
このようにして作製された保存用袋aは、第3図に示さ
れているように、袋内にコーヒー類bを納入することに
よって使用される。なお、第3図中4はシール部である
く鮮度保持剤入り袋〉 本発明によるコーヒー類の鮮度保持剤入り袋C(第8図
参照)は、第4〜7図の具体例に示されているように、
ガス透過性を有する袋体5中に詳度保持剤として脱酸素
剤d及び脱炭酸ガス剤eを収納してなり、上記袋体5を
、ポリカーボネートフィルムもしくは通気性を付与した
易接着性ポリエステルフィルム単独で(第4図またはm
5図)、またはこのフィルム層を最内層6に設けた香気
吸着性の低い積層フィルムで(m6図〜第7図参照)、
構威したものである。この鮮度保持剤入り袋は、コーヒ
ー類の保存用容器内に収納することにより使用されるも
のである。
脱酸素剤としては、酸素の結合などによって酸素を除き
、香気成分等に影響を及ぼし難いものであればよく、一
般的に用いられる脱酸素剤、たとえば代表例として鉄系
のもの、たとえば鉄粉、酸化鉄あるいはこれを含むもの
、を用いることができる。必要かあれば塩(たとえば塩
化ナトリウムなど)などを加えてもよい。脱酸素剤の使
用瓜は、コーヒー類の保存用容器の大きさなどによって
適宜に設定することができる。
・脱炭酸ガス剤としては、炭酸ガスの吸収などによって
該炭酸ガスを除き、香気成分等に影響を及ぼし難いもの
であればよく、一般的に用いられるもの、たとえば代表
例として消石灰、あるいはこれを含むもの、などを用い
ることができる。
脱炭酸ガス剤の使用量は、コーヒー類の量と保存用容器
の容量との関係等によって適宜に設定することができる
袋体5を単層フィルムで構成する場合のポリカーボネー
トフィルムとしては、く保a用袋〉の項で前記したよう
なポリカーボネートフィルムをそのまま使用することが
できる(第4図参照)。このポリカーボネートフィルム
の厚さは、袋体5の大きさ、該袋体5に収納する鮮度保
持剤のM!類あるいはその量などによって適宜に設定さ
れるが、たとえば10〜100μm1好ましくは10〜
30μmとする。ポリカーボネートフィルムを用いる場
合、そのまま使用する他に、必要があれば第5図につい
て後述するように微細孔8を6゛するものを使用するこ
ともできる。
袋体5を単層フィルムで構成する場合のポリエステルフ
ィルムとしては、く保存用袋〉の項で前記したようなポ
リエステル、好ましくは群A−Bのポリエステル、から
なるフィルムに通気性を付与したものを用いることがで
きる(第5図参照)。
フィルムに通気性を付与する方法としては、電子ビーム
、あるいは剣山法などによってフィルムに微細孔8を設
ける方法があげられる。微細孔8は、酸素および炭酸ガ
スが通過し、鮮度保持剤の粒子が通過しにくい大きさの
ものであれば良い。このポリエステルフィルムの厚さは
、たとえば10〜100μm1好ましくは15〜50μ
nとする。
袋体5を積層フィルム(第6図および第7図参照)で構
成する場合の積層フィルムは、内層6を、上記したポリ
カーボネートまたはポリエステルで構或し、外層7を積
層フィルム全体の強度、コーヒー類の香気吸着性、印刷
特性などの条件を劣慮して適当な材料で形成し、フィル
ム全体として通気性を有するものである。
外層に用いる材料としては、ポリエチレンテレフタレー
トなどの一般的なポリエステル、ボリアミド、ポリカー
ボネート、あるいはポリアクリロニトリルなどを用いる
ことができる。内層にポリエステルを使用する場合は、
この内層フィルムに通気性を付与する必要がある。通気
性の付与は、ポリエステルフィルム層に前記のような微
細孔8を設けることにより可能となる(第5図および第
6図参照)。この際、第6図および第7図に示されてい
るように、内層6と外層7の間に紙(セルロース繊維)
や合或繊維でなる不織布などの紙体9を介在させること
により、袋体5のシール端部5′から微細孔8にわたる
通路が形威され、袋体5をガス透過性とすることができ
る。また、西層から外層の両層にわたって微細孔を設け
ることも可能であるが、紙体を介在させることによって
、微細孔から鮮度保持剤の粒子が外側に出るのを防ぐこ
とができる。上記のように、フィルムをそのまま用いる
ことができる場合は、鮮度保持剤の作用は遅効性となり
、微細孔を設けた場合は速効性となる。
本発明による袋体5を構成する積層フィルムおよび単層
フィルムの好ましい具体例としてはド記のものがあげら
れる。ただしPET:ボリエステル、PC:ポリカーボ
ネート、PA:ボリアミド、孔:微細孔を設けたもの、
を意味し、.積層フィルムの場合は、外層/中間層/内
層の順に記載されいる。また内層または単層フィルムの
PETは、前述した群A−Bのいずれかのポリステルを
意味する。
(a)  PET/紙体/PET(孔)  (■)(b
)  PET/紙体/PC(孔)   (■)(e) 
 PET/紙体/PC      (■′)(d)  
PC/紙体/PET (孔)   (■)(c)  P
C/紙体/PC(孔)    (■)m  PC/紙体
/PC       (■′)(g)  PA/紙体/
PC       (■)(h)   PC     
          (■〉(1)  PC(孔)  
        (■′)(j)  PET(孔)  
      (■)(注)鮮度保持剤の作用の仕方: (速m@ (!)>#>■■■′■′ (遅効性)土記
■〜■のフィルムのうち、より好ましいものは、■■■
■である。
積層フィルムの場合の最内層、最外層の厚さは、たとえ
ば10〜50μm1好ましくは10〜30μmとする。
積層フィルムを形成させるには、く保存用袋〉の項で前
記した方法を用いれば良く、この積層フィルムを、内層
而が対向するようにして折り曲げるか重ね合わせ、鮮度
保持剤として脱酸素剤および(または)脱炭酸ガス剤を
入れた状態で、好ましくは両剤を入れた状態で、前記し
た熱融着などのシール法によって袋状にシールすること
により、鮮度保持剤入り袋が形威される。
このようにして作成された鮮度保持剤入り袋は、適当な
密封容器にコーヒー類と共に収納して使用される。
く鮮度保持容器〉 本発明による鮮度保持容器は、昂9図の具体例に示すよ
うに、前記した本発明による鮮度保持剤入り袋Cと、該
鮮度保持剤入り袋Cおよびコーヒー類を収納できる密封
保存容Sgとから横成されたものである。
鮮度保持剤入袋(c)に収納される脱酸素剤の量は、前
記したように、コーヒー類の保7j用容器、すなわち上
記密閉保存容器(g)の大きさなどによって適宜に設定
され、また、脱炭酸ガス剤の量は、前記したように、コ
ーヒー類の量と密閉容器の容器との関係等によって適宜
に設定される。
密封保存容器9としては、一般的に用いられているガラ
スビン、金属缶、あるいは密封性を有するプラスチック
缶またはプラスチックフィルムから形成された袋などが
使用可能である。
プラスチックフィルム袋としては、外面側にアルミニウ
ム箔等の金属箔を積層するか、アルミニウム等の金属蒸
着したものが好ましい。また、本発明による保存用袋a
のように、コーヒー類の香気成分が吸着されにくいもの
を用いることがより好ましい。
この鮮度保持容器fは、密封保存容器g内に鮮度保持剤
入り袋Cを収納して構成され、第10図の具体例に示す
ように、この密封保存容器g内にコーヒー類bを収納し
て密封状態でこれを保7J:するものである。
く実験例〉 以下は、本発明による実験例を示すものであるが、本発
明はこれによって限定されるものではない。
(1)保存用袋のフィルム構成によるコーヒー香の保存
試験 種々のフィルムについて20c+nX20a++の大き
さに切断し、それを2枚あわせてシールして袋とした。
その袋中にコーヒー粉100gを入れ、ガラスビン中で
20℃、1ケ月保イjし、官能試験を行った。この実験
条件および結果は表1に示されている。
表1 PET:ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)
、AL:アルミニウム箔、PC:ポリカーボネート、P
E:ポリエチレン、PA:ポリアミ ド フィルムの厚さ:積層フィルム30〜100μm程度 単層フィルム10〜50μm 程度 内面フィルムへの吸着:内面フィルムの匂いの強さ O(弱)くΔ<X(強) コーヒー自体の香り O(強)〉Δ〉×(弱) コーヒー香透過性 O(大)〉Δ〉×(小) 表1の結果より、フィルムの内面側にポリカーボネート
または群Aのポリエステルからなる層を設けたものは、
ポリエチレンの場合に比べてコーヒー香の保存性が非常
に良いことがわかる。また、外層にアルミニウム層を設
けることにより、コーヒー香の透過を防止できることが
わかる。
(2)保存用袋によるコーヒーの保存性試験下表2に示
したような条件で保存用袋(約3×3cmの大きさ)を
作成し、これに煤煎したコーヒー豆を100gずつ入れ
て密封し、真空状態で一定期間保存して、内面フィルム
への香りの吸着の程度およびコーヒーの味に関する官能
試験を行った。比較として従来の保存用袋を用いた。
各試験例において、上段は本発明によるものであり、下
段は従来のものである。積層フィルムの厚さ:30〜1
00μm程度。この試験結果は表3に示されている。
内面フィルムへの香りの吸Ff:内面フィルムの匂いの
強さ コーヒーの試飲:従来のものと比べて本発明によるもの
のほうが味が良いと感じた人数表3の結果より、本発明
による保存袋は、従来のものに比べて優れていることが
わかる。
(3〉鮮度保持剤用袋材のコーヒー香吸着試験コーヒー
豆を、種々の鮮度保持剤入り袋(鮮度保持剤は後記エー
ジレスに用いられているもの)と共に金属缶に入れ、一
週間放置した後、袋材へのコーヒー香吸着についての官
能試験を行った。
その結果は次の通りであった。
(外面) PC<エージレス<PET (A)<LDPE(内面) PC<PET (A)<エージレス<LDPE(いずれ
も吸着性の順) エージレス: PET (外)/繊維(セルロース)/
LDPE (内)、フィルム全体に通気のための微細孔
あり。
PCSPET (A) 、LDPE :単層フィルム上
記エージレスは、三菱瓦斯化学株式会社製のもの(鮮度
保持寿h脱酸素剤として鉄系、脱炭酸ガス剤として消石
灰(水酸化カルシウム)、を含むもの)。
(4)鮮度保持剤へのコーヒー香吸着試験実験例(3)
で用いた鮮度保持剤へのコーヒー香吸着についての官能
試験を行った。その結巣は以下のとうりであった。
PET (A)<エージレス−PC<LDPE(吸着性
の順) (5)鮮度保持剤用袋材のガスバリア性試験実験例(3
)における缶の内江を測定した。その結果は以下の通り
であった。
( /IIIJ定はいずれも20℃) LDPE     0.80気圧 PC       0.84気圧 PET (A)    1.1 2気圧エージレス  
 0.80気圧 この結果より、PET (A)のガス透過性が極めて小
さいことが確認された。
(6)ポリエステルの種類によるコーヒー香吸着の違い 試験方法: PET (A) 、PET (B) 、PET (5c
mx5cm)をコーヒー粉を入れたガラス瓶中に入れ、
20℃雰囲気中で1週間放置した後、官能試験した。
この粘果は以下のようであった。
PET (A)<PET (B)<PET(吸着性の順
) PET (B):本発明における群Bのポリエステル PET:ポリエチレンテレフタレート
【図面の簡単な説明】
第1図は、保存用袋を構成する3層フィルムを示す断面
図である。 第2図は、保存用袋を溝戊する2層フィルムを示す断面
図である。 第3図は、保存用袋全体を示す断面図である。 第4図および第5図は、鮮度保持剤入り袋の袋体を構成
する111層フィルムを示す断面図である。 第6図および第7図は、鮮度保持剤入り袋の袋体を構成
する積層フィルムを示す断面図である。 第8図は、鮮度保持剤入り袋の全体を示す断面図である
。 第9図は、鮮度保持容器の全体を示す断面図である。 第10図は、鮮度保持容器中にコーヒー類を収納した状
態を示す断面図である。 a・・・保存用袋、b・・・コーヒー類、C・・・鮮度
保持剤入り袋、d,e・・・鮮度保持剤、f・・・鮮度
保持容器、g・・・密封保存容器、1.1′・・・積層
フィルム、2.2′・・・最内層、3’ ,3’・・・
最外層、5・・・袋体、6・・・内層、7・・・外層、
8・・・微細孔、9・・・紙体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ガスバリア性の高い積層フィルムで形成してなるコ
    ーヒー類の保存用袋において、上記積層フィルムの最内
    層を、ポリカーボネートまたはポリエステルで構成した
    ことを特徴とする、コーヒー類の保存用袋。 2、ガス透過性を有する袋体巾に脱酸素剤および(また
    は)脱炭酸ガス剤を収納してなるコーヒー類の鮮度保持
    剤入袋において、上記袋体を、ポリカーボネートフィル
    ムもしくは通気性を付与した易接着性ポリエステルフィ
    ルム単独で、または該フィルム層を最内層に設けた香気
    吸着性の低い積層フィルムで、構成したことを特徴とす
    る、コーヒー類の鮮度保持剤入袋。 3、請求項2に記載の鮮度保持剤入袋、と該鮮度保持剤
    入袋およびコーヒー類を収納する密封保存容器、とから
    構成してなる、食品鮮度保持容器。
JP16483789A 1989-06-27 1989-06-27 コーヒー類の保存用袋、鮮度保持剤入袋および鮮度保持容器 Pending JPH0329777A (ja)

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Cited By (6)

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