JPH0329246Y2 - - Google Patents

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JPH0329246Y2
JPH0329246Y2 JP1985081985U JP8198585U JPH0329246Y2 JP H0329246 Y2 JPH0329246 Y2 JP H0329246Y2 JP 1985081985 U JP1985081985 U JP 1985081985U JP 8198585 U JP8198585 U JP 8198585U JP H0329246 Y2 JPH0329246 Y2 JP H0329246Y2
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車両に取付けられる装飾用のフイニ
ツシヤー、特にストツプランプ等のコンビネーシ
ヨンランプ等と組合せて車体に取付けられる透明
(着色透明を含む)合成樹脂製のフイニツシヤー
に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は自動車に取付けられるフイニツシヤー
およびコンビネーシヨンランプを示す斜視図、第
4図は従来のフイニツシヤーを示すA−A断面
図、第5図はB−B断面図である。図面におい
て、1はフイニツシヤー、2はコンビネーシヨン
ランプで、いずれも車体の後部に取付けられてい
る。フイニツシヤー1は、外表面1aが平滑で、
裏面1bにダイヤカツトと称される多数の山部3
が交差するように形成された内部空間4を有する
透明合成樹脂成形品からなり、車体パネル等に取
付けられている。
コンビネーシヨンランプ2は、フイニツシヤー
1とほぼ同様の構造のレンズ5、ほぼ椀状に形成
されたハウジング6、バルブ7およびバルブ7の
中心部を遮蔽する皿状の遮蔽板8からなる。レン
ズ5はフイニツシヤー1と同様に透明合成樹脂成
形品からなり、内面のダイヤカツト状の山部3が
形成されている。ハウジング6は内面が放物線を
形成するように、通常の汎用プラスチツクにより
ほぼ椀状に形成され、その内面にはアルミニウム
板などの鏡面反射性の反射板9が形成され、また
外部には車体取付用のボス10が一体成形され、
先端部に埋込ボルト11が設けられている。
上記の構成において、フイニツシヤー1とコン
ビネーシヨンランプ2とを第3図のように隣接し
て車体に取付けると、コンビネーシヨンランプ2
のバルブ7が点灯していない場合、X方向から見
たとき、フイニツシヤー1およびコンビネーシヨ
ンランプ2の間に色調の差が認められる。この場
合、フイニツシヤー1では、Y方向に透過した光
は背後の車体パネルに反射し、再度フイニツシヤ
ー1を透過して視認されるため、車体パネルの色
調が認識されるのに対し、コンビネーシヨンラン
プ2では、Z方向にレンズ5を透過した光が、反
射板9により鏡面反射して再びレンズ5を透過し
て視認されるため、メタリツク調で奥行感のある
色調が認識される。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように、従来のフイニツシヤー1において
は、フイニツシヤー1およびレンズ5の背後の奥
行および反射体の種類により、異なつた色調が認
識され、著しく美感を害するという問題点があつ
た。これを解決するために、フイニツシヤー1の
内部をコンビネーシヨンランプ2と同一の構成に
すると、部品点数が増加し、そのためのスペース
も必要になるなどの問題点がある。
この考案は上記問題点を解消するためのもの
で、透明なフイニツシヤー本体の裏面に特定のコ
ーテイング層を形成することにより、コンビネー
シヨンランプと同様の奥行感のある色調を呈し、
コンビネーシヨンランプと隣接して配置した場合
でも美感を損うことのない車両用フイニツシヤー
を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、透明合成樹脂成形品からなるフイ
ニツシヤー本体と、このフイニツシヤー本体の裏
面に形成された透明または半透明の着色コーテイ
ング層と、こん着色コーテイング層の上に形成さ
れた光反射性物質を含む不透明コーテイング層と
を有する車両用フイニツシヤーである。
〔作用〕
フイニツシヤー本体を透過した光の一部は着色
コーテイング層で反射して、再びフイニツシヤー
本体内を屈折して透過し、外部から着色コーテイ
ング層が視認される。フイニツシヤー本体を透過
した光の他の一部は、さらに着色コーテイング層
を透過し、不透明コーテイング層において反射す
るとともに、光反射性物質によりランダム方向に
乱反射し、着色コーテイング層およびフイニツシ
ヤー本体を逆方向に透過して外部に出る。このと
き不透明コーテイング層で反射する反射光は、着
色コーテイング層の色調と相俟つて着色されると
ともに、フイニツシヤー本体で屈折してさらに複
雑に分散する。このようにフイニツシヤー本体か
ら出る反射光は、異なる種類の異なる方向の反射
光が混在するため、内部に反射板等を有するコン
ビネーシヨンランプと同様の深い奥行感のある色
調が得られる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例により説明す
る。第1図はこの考案の一実施例によるフイニツ
シヤーを示す一部の断面図、第2図はその部分拡
大図であり、第3図ないし第5図と同一符号は同
一または相当部分を示す。
フイニツシヤー1は第4図とほぼ同様の合成樹
脂成形品からなるフイニツシヤー本体12の裏面
全面に、透明または半透明の着色コーテイング層
13を形成し、その上に光反射性物質14aを含
む金属色を呈する不透明コーテイング層14を全
面にわたつて形成したものである。
フイニツシヤー本体12はメチルメタクリレー
ト樹脂等の無色透明樹脂により浅い椀状に形成さ
れ、コンビネーシヨンランプ2のレンズ5と類似
した構造となつており、外表面1aが平滑で、裏
面1bにはレンズカツトと称される球面状の多数
の山部3を有するとともに、内部空間4を有して
いる。
フイニツシヤー本体12の裏面に形成される透
明または半透明の着色コーテイング層13は、着
色剤として例えば赤色の染料または(および)顔
料を含む透明または半透明の塗料をコーテイング
して形成される。このような塗料としては、染料
または顔料を0.1〜10重量%(両者を含む場合は
0.2〜15重量%)含むクリヤー塗料が使用できる。
着色剤はコンビネーシヨンランプ2のレンズ5と
同様の色調を呈するものが好ましいが、それに限
らない。
着色コーテイング層13の上に形成される金属
色を呈する不透明コーテイング層14中には、光
反射性物質14aがランダムに分散しており、光
反射性物質14aが混入、分散したシルバー系等
金属色を呈する不透明塗料をコーテイングするこ
とにより形成される。光反射性物質14aとして
は、アルミニウム等の金属、マイカ(雲母)、貝
殻等の微小片(粉末)またはこれらの混合物が好
ましいが、光を反射する性質を有する他の物質で
あつてもよい。これらの光反射性物質14aは粒
系20〜30μm程度のものが好ましく、また塗料固
形分に対し0.1〜3重量%混入するのが好ましい。
以上のように構成されたフイニツシヤー1は、
従来のものと同様に、コンビネーシヨンランプ2
と隣接して車体に取付け、装飾部品として使用さ
れる。Y方向にフイニツシヤー本体12を透過し
た光の一部は着色コーテイング層13で反射し
て、再びフイニツシヤー本体12を屈折して透過
し、外部から着色コーテイング層13が視認され
る。フイニツシヤー本体12を透過した光の他の
一部は、さらに着色コーテイング層13を透過し
て金属色を呈する不透明コーテイング層14に達
する。ここで光は不透明コーテイングにより金属
色に着色されるとともに、その一部は光反射性物
質14aにより乱反射し、これらの反射光は、着
色コーテイング層13およびフイニツシヤー本体
12を逆方向に透過して外部に出る。このとき不
透明コーテイング層14で反射される反射光は、
着色コーテイング層13を透過する際層14と層
13との相俟つた色調に着色され、フイニツシヤ
ー本体12で屈折してさらに複雑に分散される。
このようにフイニツシヤー本体12から出る反
射光は、異なる種類の異なる方向の反射光が混在
し、フイニツシヤー本体12の裏面に存在する着
色コーテイング層13の反射光と、さらにその裏
面に存在する金属色を呈する不透明コーテイング
層14からの複数な反射光が同時に視認される。
このため、内部に反射板9その他の部品を有する
コンビネーシヨンランプ2と同様の奥行感のある
色調が得られる。この場合、フイニツシヤー本体
12の裏面で形成された複雑な反射着色光がフイ
ニツシヤー本体12によつて複雑に屈折して外に
出るため、フイニツシヤー本体12を着色合成樹
脂で形成してその裏面に直接光反射性物質14a
を含む不透明コーテイング層14を形成した場合
よりもはるかに深い奥行感の色調が得られる。
特にフイニツシヤー本体12の裏面に球面状の
山部3を形成すると、反射面が連続して変形する
とともに、山部3のレンズ作用があるため、Y方
向から見る視点の移動により目に入る反射光の反
射位置が移動し、裏面に凹状の反射板9がある場
合と同様の深い奥行感の色調を呈する。
なお上記実施例では、フイニツシヤー本体12
として無色透明のものを使用したが、着色透明の
ものでもよい。またフイニツシヤー本体12の裏
面に形成する山部3はなくてもよいが、実施例の
ようにレンズカツト状のものが好ましく、レンズ
カツト状に代えてダイヤカツト状その他の構造の
ものでもよい。さらにこの考案は、フイニツシヤ
ー1をコンビネーシヨンランプ2と隣接して配置
する場合に限らず、他の場合にも適用可能であ
る。
〔考案の効果〕
この考案によれば、フイニツシヤー本体の裏面
に着色コーテイング層および光反射性物質を含む
金属色を呈する不透明コーテイング層を形成した
ので、異なる種類の異なる方向の雑多な反射光が
混在して視認され、このためフイニツシヤー本体
を着色する場合よりも奥行感のある色調が得ら
れ、コンビネーシヨンランプと隣接して配置する
場合でも美感を損うことがないとともに、着色す
る色の選択の自由度が増し、多様なデザインにも
対応できるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるフイニツシ
ヤーを示す一部の断面図、第2図はその部分拡大
図、第3図は自動車に取付けられるフイニツシヤ
ーおよびコンビネーシヨンランプを示す斜視図、
第4図は従来のフイニツシヤーを示すA−A断面
図、第5図はB−B断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示
し、1はフイニツシヤー、2はコンビネーシヨン
ランプ、3は山部、12はフイニツシヤー本体、
13は着色コーテイング層、14は不透明コーテ
イング層、14aは光反射性物質である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 透明合成樹脂成形品からなるフイニツシヤー
    本体と、このフイニツシヤー本体の裏面に形成
    された透明または半透明の着色コーテイング層
    と、この着色コーテイング層の上に形成された
    光反射性物質を含む不透明コーテイング層とを
    含有する車両用フイニツシヤー。 2 フイニツシヤー本体が裏面に多数の山部を有
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の車両
    用フイニツシヤー。 3 着色コーテイング層が染料または(および)
    顔料を含む塗料のコーテイング層からなる実用
    新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の
    車両用フイニツシヤー。 4 光反射性物質が金属、マイカ、または貝殻の
    微小片である実用新案登録請求の範囲第1項な
    いし第3項のいずれかに記載の車両用フイニツ
    シヤー。
JP1985081985U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0329246Y2 (ja)

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JPS61196844U JPS61196844U (ja) 1986-12-08
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5996029A (ja) * 1983-10-21 1984-06-02 Hashimoto Forming Co Ltd 車輛用装飾部材

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5996029A (ja) * 1983-10-21 1984-06-02 Hashimoto Forming Co Ltd 車輛用装飾部材

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JPS61196844U (ja) 1986-12-08

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