JPH0547000Y2 - - Google Patents

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JPH0547000Y2
JPH0547000Y2 JP1988076022U JP7602288U JPH0547000Y2 JP H0547000 Y2 JPH0547000 Y2 JP H0547000Y2 JP 1988076022 U JP1988076022 U JP 1988076022U JP 7602288 U JP7602288 U JP 7602288U JP H0547000 Y2 JPH0547000 Y2 JP H0547000Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車などに用いられる装飾部材に関
し、詳しくは意匠部を光らせることができバツク
パネルなどに有用な装飾部材に関する。
[従来の技術] 従来より自動車には各種の装飾部材が設けら
れ、光源を用いて夜間などに意匠部を光らせる構
成のものも種々知られている。このような装飾部
材は例えば第5図に示すように、意匠部100の
みを透明または半透明にして他の部分に不透明な
マスク101を施し、光源102からの光が意匠
部100のみを透過するように構成されている。
ところで近年リヤコンビネーシヨンランプと意
匠を近似させたバツクパネルなどの装飾部材が提
案されている。このバツクパネルの場合、第6図
に示すようにリヤコンビネーシヨンランプと同色
の赤色に着色された透明着色樹脂よりなるパネル
200と、パネル200の裏板201に設けられ
たメツキ層202と、パネル200表面にメツキ
により形成された意匠部203とより構成されて
いる。そしてパネル200表面からはパネル20
0を通してメツキ層202が見え、パネル200
の表面には意匠部203が見える。このようなバ
ツクパネルにおいて、夜間などにも意匠部203
を目立たせようとすることが考えられている。し
かしながら意匠部を透明または半透明にしてパネ
ル裏面側より光を照射した場合、光源からの光は
意匠部を透過するとともにパネルも透過し、パネ
ルおよび意匠部が光ることとなる。従つてパネル
の赤色が表出するという不具合があり、また意匠
部のみを光らせることが困難である。また上記し
たようにパネル200から光が透過しないように
パネル200にマスキングを施すような構成とし
た場合やパネル200とメツキ層202の間に光
源、導光部材等を構成した場合は、リヤコンビネ
ーシヨンランプと全く異なる意匠となるため美観
が損われる。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上記した事情に鑑みてなされたもので
あり、パネルは透明着色樹脂から形成するととも
に、夜間などには意匠部のみを光らせることがで
きるようにすることを技術的課題とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案の装飾部材は、透明着色樹脂よりなるパ
ネルと、パネルの裏面側に配置された光源と、パ
ネルと光源との間に介在され光源の光からパネル
を透過不能な波長の意匠光を取り出すフイルタ
と、フイルタに対して光源と反対側で該パネルと
異なる色調でパネルに部分的に形成され少なくと
も意匠光を透過して発光する意匠部と、よりな
り、光源からの光はフイルタによつて意匠光とな
つてパネルと意匠部に照射され、意匠光はパネル
を透過せず意匠部を透過して意匠部のみが発光す
る構成としたことを特徴とする。
パネルは透明着色樹脂から構成される。その色
調は透明であれば特に制限されない。
意匠部はパネルに部分的に形成される。パネル
の表面に設けてもよいしパネル内部に埋設するこ
ともできる。この意匠部の色調はパネルの色調と
異なる色調とされる。これにより昼間などに意匠
部をパネルから目立たせることができる。この意
匠部は少なくともパネルの裏面側からの光を透過
するように構成される。例えばパネルに貫通穴を
開けただけでもよいし、パネルと異なる色調の透
明樹脂から形成することもできる。また意匠部表
面に蒸着を施してハーフミラーとし、パネルの裏
面側からの光のみを透過するように構成すること
もできる。
本考案の最大の特色は、パネルの裏面側にパネ
ルを透過不能な波長の意匠光を発するフイルタを
もつところにある。例えばパネルが赤色である場
合には、後述の実施例にも示すように緑色の光は
殆んど透過しない。従つて意匠光を緑色とするこ
とで、意匠光はパネルを透過不能とすることがで
きる。従つて意匠光はパネルを透過せず、意匠部
のみを透過して意匠部を光らせることとなる。発
光部をこのように構成するには、例えば発光部を
ランプとフイルター等から構成することで容易に
行なうことができる。この場合ランプからの光は
フイルターによりカツトされ、所定波長の意匠光
のみがフイルターを透過してパネルに照射され
る。これによりフイルターを透過した意匠光はパ
ネルを透過せず、意匠的のみを透過して意匠部を
光らせる。また表面側からはランプの存在が不明
瞭となり意匠部に優れている。ランプは複数個用
いてもよいし、導光部材等と組み合せて少数とす
ることも可能である。なお、発光部をパネルを透
過不能の波長の光を発するLED、ELなどから構
成することもできる。
[考案の作用および効果] 本考案の装飾部材では、発光部はパネルを透過
不能な波長の意匠光を発し、パネルには少なくと
もパネルの裏面側からの意匠光を透過する意匠部
が設けられている。従つて光源で発光しフイルタ
で所定波長とされた意匠光はパネルを透過せず、
意匠部を透過して意匠部を光らせる。また昼間な
どには、パネルを通してパネル内部を見ることが
でき、例えばリヤコンビネーシヨンランプに連続
するバツクパネルに利用した場合などには、リヤ
コンビネーシヨンランプと意匠を同一とすること
ができる。
従つて本考案の装飾部材によれば、透明着色樹
脂よりなるパネルを用いることができるため、バ
ツクパネルとして利用すれば、昼間の明るい時に
はリヤコンビネーシヨンランプなどと意匠を殆ん
ど同一とすることができるとともに、夜間には光
源を点灯することで意匠部のみを発光させること
ができる。そしてマスクを不要として意匠部のみ
を発光させることができるので、従来にない特異
な装飾部材とすることができる。
[実施例] 以下実施例により具体的に説明する。本実施例
は自動車のバツクパネルに本考案を適用したもの
である。
第1図に本考案の一実施例のバツクパネルの全
体斜視図を、第2図にその断面図を示す。このバ
ツクパネルは、赤色の透明着色樹脂よりなるパネ
ル1と、無色透明な樹脂よりなりパネル1に部分
的に形成された意匠部2と、パネル1の裏面側に
間隔を隔てて固定された無色透明な樹脂よりなる
裏板3と、裏板3の裏面側にリフレクタ5を介し
て保持された発光部4とより構成されている。
意匠部2はパネル1と2色成形により一体的に
形成され、外部に表出する表面に蒸着によりハー
フミラー20が形成されている。従つて意匠部2
はパネル1の裏面側からの光が透過可能であり、
昼間などはハーフミラー20の金属表面が意匠部
2を装飾している。
裏板3は無色透明な樹脂から形成され、パネル
1に向かう表面に意匠部1と同様に蒸着によりハ
ーフミラー30が形成されている。従つて外部か
らはパネル1の赤色を通してハーフミラー30の
金属表面を見ることができる。
発光部4はランプ40と、ランプ40表面に被
覆された緑色のフイルター41とよりなる。従つ
て、フイルター41を通つたランプ40の光は緑
色の意匠光となつて裏板3を透過しパネル1の裏
面側に照射される。
上記のように構成された本考案の一実施例のバ
ツクパネルでは、昼間など発光部4が発光してい
ないときには、意匠部2は赤色のパネル1表面の
金属面として見ることができる。そして意匠部2
以外の部分ではパネル1を通して裏板3のハーフ
ミラー30の金属面が見え、リヤコンビネーシヨ
ンランプと同一の意匠となる。
そして夜間などにランプ40が点灯されると、
ランプ40の光はフイルター41によりカツトさ
れて緑色に発光する。その光は裏板3およびハー
フミラ30を透過してパネル1裏面側に照射され
る。
ここでフイルター41を透過する光は、第3図
に示すように約500nmを中心とする波長の光であ
る。一方パネル1を透過する光は、第4図に示す
ように600nm以上の波長の光である。従つて発光
部4からの光は殆んどパネル1を透過しない。一
方意匠部2は透明樹脂から形成されているため、
発光部4からの光は意匠部2およびハーフミラー
20を透過して意匠部2を光らせる。従つて夜間
には意匠部2のみが緑色に発光する。
従つて本実施例のバツクパネルによれば、昼間
はリヤコンビネーシヨンランプと同一の意匠とす
ることができ、夜間には意匠部のみを緑色に光ら
せることができる。
なお、本実施例ではランプ40にフイルター4
1を設けたが、フイルター41を設けず裏板3を
透明緑色樹脂から形成しても同様の作用効果を奏
する。この場合はランプと裏板とが発光部とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例の装飾部材
であるバツクパネルに関し、第1図はその全体斜
視図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は
フイルターの透過率曲線、第4図はパネルの透過
率曲線である。第5図および第6図は従来の装飾
部材の断面図をそれぞれ示す。 1……パネル、2……意匠部、3……裏板、4
……発光部、5……リフレクタ、20,30……
ハーフミラー、40……ランプ、41……フイル
タ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 透明着色樹脂よりなるパネルと、 該パネルの裏面側に配置された光源と、 該パネルと該光源との間に介在され該光源の光
    から該パネルを透過不能な波長の意匠光を取り出
    すフイルタと、 該フイルタに対して該光源と反対側で該パネル
    と異なる色調で該パネルに部分的に形成され少な
    くとも該意匠光を透過して発光する意匠部と、よ
    りなり、 該光源からの光は該フイルタによつて該意匠光
    となつて該パネルと該意匠部に照射され、該意匠
    光は該パネルを透過せず該意匠部を透過して該意
    匠部のみが発光する構成としたことを特徴とする
    装飾部材。
JP1988076022U 1988-06-08 1988-06-08 Expired - Lifetime JPH0547000Y2 (ja)

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JPH01179051U JPH01179051U (ja) 1989-12-21
JPH0547000Y2 true JPH0547000Y2 (ja) 1993-12-09

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JP2551712Y2 (ja) * 1989-12-23 1997-10-27 株式会社東海理化電機製作所 発光表示構造

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JPS6337363B2 (ja) * 1980-02-15 1988-07-25 Fuji Photo Film Co Ltd
JPS6357150B2 (ja) * 1982-12-20 1988-11-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd

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JPS6337363U (ja) * 1986-08-28 1988-03-10
JPS6357150U (ja) * 1986-10-02 1988-04-16

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