JPH0329217Y2 - - Google Patents

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JPH0329217Y2
JPH0329217Y2 JP2807385U JP2807385U JPH0329217Y2 JP H0329217 Y2 JPH0329217 Y2 JP H0329217Y2 JP 2807385 U JP2807385 U JP 2807385U JP 2807385 U JP2807385 U JP 2807385U JP H0329217 Y2 JPH0329217 Y2 JP H0329217Y2
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radiator
support
point
points
bracket
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JP2807385U
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JPS61145030U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両用ラジエータの車体への支持装
置に関する。
[従来の技術] ラジエータを車体へ支持するに際し、車体のね
じりがラジエータにかからないように、ラジエー
タを、下部の2点で重量を支持し、上部の1点で
前後方向の倒れを支持するようにした、3点支持
のラジエータ支持装置が提案されている(たとえ
ば実公昭48−25461号公報、実公昭48−6091号公
報)。そして、支持部には、通常、ラジエータと
車体との熱膨張差を吸収し、かつ車体の振動がラ
ジエータに伝わるのを軽減するために、防振ゴム
を介しての弾性支持機構が用いられる(たとえば
実開昭57−62122号公報、実開昭56−70324号公
報、米国特許第3929201号明細書、米国特許第
3123170号明細書、米国特許第3121467号明細書)。
これらのうち、ラジエータを上部の1点と下部
の2点との3点で支持するものは、米国特許第
3123170号明細書、米国特許第3121467号明細書に
示されているように、通常、下部の2つの支持点
は、ラジエータの重心を通る鉛直線に対して巾方
向に左右対称の位置にあつて、左右のモーメント
が生じないように配慮されており、上部の1つの
支持点は、ラジエータの重心を通る鉛直線上にあ
つて、ラジエータに捩りを発生させないように配
慮されている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、ラジエータ容量が少なくてよくした
がつてラジエータの巾寸法を縮小してもよいと
き、そしてしかもラジエータ取付の車体側条件が
不変で支持マウント取付けのボルト穴位置が不変
のときには、ラジエータの下側の2つの支持点の
うち一方は、ラジエータの全幅から巾方向外側に
とび出た位置にくることがある。また、ラジエー
タ寸法はそのままで、ボルト穴位置がラジエータ
全幅より広くなつた場合にも、一方の支持点はラ
ジエータの全幅から巾方向外側にとび出る。この
ような場合にはラジエータの下部にボルト穴位置
迄延びるブラケツトを設け、該ブラケツトを介し
てラジエータの荷重を支持しなければならない。
しかし、このようにラジエータ下端に片持梁の
ブラケツトを設けてラジエータを支持するときに
は、ブラケツトに大きな曲げ荷重が作用し、強度
上の問題が生じてしまう。
本考案は、下部の2点の支持点のうち一方がブ
ラケツト全幅より外側にとび出している3点支持
のラジエータ支持装置において、上部1点の支持
点位置を適切な位置に設定することにより、とび
出しのブラケツトにかかる曲げ荷重を軽減させ、
強度上有利にさせることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この目的に沿う本考案のラジエータの支持装置
は、ラジエータを上部の1点と下部の2点との3
点で支持し、下部側の2点のうち一方の支持点を
ブラケツトを介してラジエータ全幅より外側に位
置させ、上部側の支持点をラジエータ重心位置の
真直上方より前記ラジエータ全幅より外側の一方
の支持点と反対側に位置させたものから成る。
[作 用] このような支持点配置をもつラジエータの支持
装置では、上側支持点が重心の真上にあつた従来
に比べ、上側支持点を重心真直上方よりラジエー
タ全幅下方に位置する下部支持点側に移動させた
ので、ラジエータ荷重は上部支持点とラジエータ
全幅下方に位置する下部支持点とによつてより多
く受持たれ、ラジエータ全幅下方よりとび出した
下部支持点の受持つ荷重支持量が減り、したがつ
てラジエータ全幅下方より外側にとび出したブラ
ケツトにかかる曲げモーメントが減少する。この
ため、支持装置の強度上の信頼性が向上する。
[実施例] 以下に、本考案に係るラジエータの支持装置の
望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図および第2図は本考案実施例を示してい
る。図に示すように、ラジエータ1は冷却を行な
うコア部9と水の入口16、水の出口17を有す
るタンク8と、これを支持する下部側サポート
2、上部側サポート10により本体部分が形成さ
れている。
タンク8はラジエータ1の巾方向両側に位置
し、コア部9を形成する配管によつて連結されて
いる。ラジエータ1は上、下で車体に支持され
る。ラジエータ1の車体への支持は、上部で1
点、下部で2点の、3点支持によつて行なわれ
る。Gは3点支持を考慮に入れたときのラジエー
タ1に作用する荷重の作用点で、ラジエータ1の
重心位置である。
下部の2つの支持点のうち一方の支持点は、ラ
ジエータ1の下端に取付けられたブラケツト4に
よつて、ラジエータ全幅Bより外側に距離aだけ
とび出しており、そこで防振用インシユレータ6
を介して浮動支持されている。
下部の2つの支持点のうち他方の支持点は、ラ
ジエータ全幅Bの他方に位置し、重心Gより前記
一方の支持点6より反対側に位置している。この
他方の支持点において、ラジエータ1はその下部
に取付けられたブラケツト3を介して、防振用イ
ンシユレータ5により浮動支持されている。イン
シユレータ5,6の下端は、車体のクロスメンバ
に支持される。上記2つの下部支持点のインシユ
レータ5,6は下方への力を支持すると共に、ボ
ルト13,14によつて上方への浮き上り、ラジ
エータ1の揺動を防止する。
上部側支持点については、上部側サポート10
にブラケツト12が固定され、車体側からブラケ
ツト7が延びてきており、ブラケツト12と7と
は防振用インシユレータ11を介してボルト15
により締結されることにより、ラジエータ1は上
部で浮動支持される。インシユレータ11はラジ
エータ1の前後方向の倒れを支持するとともに、
ラジエータ1が自重で下方に垂れ下がつたり左右
方向に移動しようとするのを阻止する機能も果た
す。上部支持点のインシユレータ11位置は、重
心Gより、ラジエータ全幅下方よりとび出してい
る下部支持点6と反対側の下部支持点5側に水平
距離にしてbだけ隔たつている。
つぎに上記実施例装置の作用について説明す
る。
ラジエータ1はインシユレータ5,6,11を
介して弾性支持されるとともに、3点支持され
る。下部側のインシユレータ5,6は、主にラジ
エータ1の自重を支えるとともに浮き上りを防止
する。上部側のインシユレータ11は、ラジエー
タ1の前後方向の倒れを防止するとともに、上下
方向および左右方向の荷重も受持つ。
今、インシユレータ5を中心にして回転しよう
とするモーメントを考えると、重心Gに下方に作
用する自重はラジエータ1をインシユレータ5ま
わりに第1図中時計方向に回転させようとする。
これに対抗するインシユレータ5まわりのモーメ
ントは、上部側インシユレータ11に作用する上
方の力によるインシユレータ5まわりの反時計方
向のモーメントと、下部側インシユレータ6に作
用する上方の力によるインシユレータ5まわりの
反時計方向のモーメントとの和である。上部側イ
ンシユレータ11の位置を重心Gよりインシユレ
ータ5側にbだけもつてくると、bが大である程
インシユレータ11に作用する力は大きな力とな
り、効きが大きくなる。すなわち、インシユレー
タ11は大きな荷重でラジエータ1のモーメント
に耐え、ラジエータ1のインシユレータ5まわり
の小さな回動に対してもそれを阻止しようと有効
に働く。このため、bが大であればある程、とび
出したブラケツト4先端のインシユレータ6に作
用する力は小となり、片持梁のブラケツト4に作
用するモーメントは小となる。したがつて、ブラ
ケツト4は耐久性が向上する。
[考案の効果] したがつて、本考案のラジエータの支持装置に
よるときは、ラジエータの3点浮動支持において
上部支持点をラジエータ重心より、とび出し側下
部支持点と反対側の下部支持点側に移したので、
とび出しのブラケツトにかかるモーメントによる
荷重を小にでき、ブラケツトを含む下部支持機構
の耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る。ラジエータ
の支持装置の正面図、第2図は第1図の−線
に沿う断面図、である。 1……ラジエータ、2……下部側サポート、
3,4,7,12……ブラケツト、5,6,11
……インシユレータ、8……タンク、9……コア
部、10……上部側サポート、G……重心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラジエータを上部の1点と下部の2点との3点
    で支持し、下部側2点のうち一方の支持点をブラ
    ケツを介してラジエータ全幅より外側に位置さ
    せ、上部側の支持点をラジエータの重心位置の真
    直上方より前記ラジエータ全幅より外側の一方の
    支持点と反対側に位置させたことを特徴とするラ
    ジエータの支持装置。
JP2807385U 1985-03-01 1985-03-01 Expired JPH0329217Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2807385U JPH0329217Y2 (ja) 1985-03-01 1985-03-01

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JP2807385U JPH0329217Y2 (ja) 1985-03-01 1985-03-01

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Publication Number Publication Date
JPS61145030U JPS61145030U (ja) 1986-09-06
JPH0329217Y2 true JPH0329217Y2 (ja) 1991-06-21

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ID=30525612

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JP2807385U Expired JPH0329217Y2 (ja) 1985-03-01 1985-03-01

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JPS61145030U (ja) 1986-09-06

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