JP2922971B2 - 橋梁端部における電力ケーブルの布設方法 - Google Patents

橋梁端部における電力ケーブルの布設方法

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JP2922971B2 JP2088822A JP8882290A JP2922971B2 JP 2922971 B2 JP2922971 B2 JP 2922971B2 JP 2088822 A JP2088822 A JP 2088822A JP 8882290 A JP8882290 A JP 8882290A JP 2922971 B2 JP2922971 B2 JP 2922971B2
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孝志 松井
茂 井口
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Kansai Denryoku KK
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Kansai Denryoku KK
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は橋梁添架された電力ケーブルの橋梁端部にお
ける布設方法に関するものである。
(従来の技術) 最近、電力ケーブルを橋梁上に添架布設する場合が多
いが、橋梁の端部では第3図に示すように、橋桁(1)
の熱膨張、収縮による伸縮(M)、角折れと称する橋桁
(1)の鉛直方向及び水平方向の角度変化(θ)が発生
するが、これらは橋桁(1)と橋脚(11)の間に介在さ
せた支持摺動装置(12)で対応している。このため、そ
こに添架布設される電力ケーブル及びケーブル用添架枠
は上記橋梁端部では、橋梁の伸縮及び角折れに対応でき
るよう布設する必要がある。
第4図は従来の橋梁端部における電力ケーブルの布設
方法の一例の説明図である。
図面に示すように、橋桁(1)上に形成した伸縮吸収
用のケーブルオフセット部(C)と、橋桁(1)と地上
部側固定点(18)との間に形成した角折れ吸収部(D)
によって対応する。
上記オフセット部(C)は電力ケーブル(2)のたる
み形状の変化により伸縮を吸収する部分であり、通常は
電力ケーブル(2)のみでもよいが、伸縮量が1m程度以
上になると、パンダグラフと称するリンク機構(13)を
併設し、リンク機構(13)の変形により電力ケーブル
(1)の変形を規制する。角折れ吸収部(D)は上記オ
フセット部(C)のリンク機構(13)の枠から延長し、
一端を地上部側固定点(18)に固着した添架枠(14)の
中間部にピン(16a)(16b)を介して中間枠(15)を設
置し、上記ピン(16a)(16b)により枠の角折れが自由
に出来るようにしてある。この際電力ケーブル(2)に
は角折れに伴なう枠の角度変化により、僅かな長さ変化
が加わるため、図のように若干のたるみ(2a)をとって
いる。なお、図中(17)はリンク機構(13)及び電力ケ
ーブル(2)の固定点であり、(19)は橋桁(1)とケ
ーブル添架枠(14)との摺動部である。
(解決しようとする課題) 上述したように、従来の橋梁端部における電力ケーブ
ルの布設方法においては、伸縮吸収用のオフセット部と
角折れ吸収部を別個に形成しているため、橋梁上に大き
いスペースを必要とするという問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の問題点を解消した橋梁端部における電
力ケーブルの布設方法を提供するもので、その特徴は、
電力ケーブルを橋梁端で固定して地上部側固定点との間
に電力ケーブルを曲がり形状に布設し、上記電力ケーブ
ルの曲がり形状の中間部の1個所、又は複数個所を定張
力装置を介して吊り、吊り材の上端部を地上部に固定し
た架台の上面を水平方向に自由に滑動する車輪を取付け
た車輪固定枠に締着し、上記吊り材の上端部が水平面上
を自由に滑動できるようにしたことにある。
(実施例) 第1図は本発明の橋梁端部における電力ケーブルの布
設方法の具体例の説明図で、同図(イ)は側面図、同図
(ロ)は橋梁部の平面図である。
図面に示すように、電力ケーブル(2)を橋梁端部A
で、橋桁(1)又は橋桁(1)に固定された添架枠にク
リート(7)で固定し、地上部側におけるケーブル
(2)のクリート(7)による固定点Bとの間に、電力
ケーブル(2)を曲がり形状(2a)に布設する。そし
て、上記曲がりの中間部を吊る。
吊る方法は、曲がり部の電力ケーブル(2a)に固定ク
リート(7)を取り付け、該クリート(7)を吊り材
(4)で吊り、その上端は水平面を自由に滑動できる車
輪(6)に締着する。又上記吊り材(4)の途中には長
さを変化しても吊り下げ力の変化が少ないスプリング等
の定張力装置(5)を介在せしめる。
第2図は前記車輪(6)の構造例を示しており、車輪
固定枠(8)の四隅に車輪(6)が取付けられており、
地上部に固定した架台(3)の上面(3a)に載置されて
おり、上記上面(3a)を自由に滑動する。又架台の上面
(3a)には切欠き穴(3b)があり、吊り材(4)は上記
穴(3b)を通って車輪固定枠(8)に取付けられてい
る。
(作用) 第5図は曲がり線形の電力ケーブルが伸縮、角折れに
伴なう角度変化を吸収する作用の説明図である。
図中、Mは橋軸(X軸)方向の橋梁の伸縮、M(θ
v)は鉛直角折れにより発生する鉛直方向伸縮(Z軸方
向)、M(θh)は水平角折れにより発生する橋軸直角
方向の水平方向伸縮(Y軸方向)、θvは橋の鉛直角折
れ、θhは橋の水平角折れである。
まず、X軸方向の伸縮(M)が最も大きく、通常は1m
程度であるが、これを吸収することにより、電力ケーブ
ル(2)は破線(2′)のようになる。又角折れによる
伸縮は余り大きくなく、通常10mm程度である。図は水平
方向角折れによる伸縮M(θh)を吸収した電力ケーブ
ルの状態を破線(2″)で示しており、鉛直方向角折れ
についても同様に吸収可能である。
上述の変形図のように、電力ケーブルの曲がりの中間
部はX,Y,Z方向に変位するが、X,Y,Z方向の変位に対して
は吊り材上端の車輪の滑動によって追随できる。又Z方
向の変位については吊り材の途中に介在させた定張力装
置により追随できる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の橋梁端における電力ケ
ーブルの布設方法によれば、従来のようにオフセット部
及び角折れ吸収部を別個に設置することがないので、橋
梁上における添架スペースが小さくなり、添架重量も軽
減される。
又電力ケーブルの曲がり形成部を吊り材で吊るため、
電力ケーブルが自重により変形するおそれがなく、かつ
ケーブルの変形を阻害することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の橋梁端部における電力ケーブルの布設
方法の具体例の説明図で、同図(イ)は側面図、同図
(ロ)は橋梁部の平面図である。 第2図は車輪の一例の構造図である。 第3図は橋梁端部における伸縮、角折れの説明図であ
る。 第4図は従来の橋梁端における電力ケーブルの布設方法
の説明図である。 第5図は曲がり線形の電力ケーブルが伸縮、角折れに伴
なう角度変化を吸収する作用の説明図である。 1……橋桁、2……電力ケーブル、3……架台、4……
吊り材、5……定張力装置、6……車輪、7……クリー
ト、8……車輪固定枠。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−253812(JP,A) 特開 平1−117620(JP,A) 特開 昭56−71407(JP,A) 特開 昭50−160793(JP,A) 特開 昭58−218813(JP,A) 実開 昭61−27423(JP,U) 実公 昭61−22439(JP,Y2) 実公 昭42−16444(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 9/00 - 9/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力ケーブルを添架布設した橋梁端部で、
    橋の軸方向の伸縮、橋の角折れに伴い発生する鉛直方向
    伸縮及び橋軸に直角の水平方向伸縮を電力ケーブルの曲
    がり線形で吸収する電力ケーブルの布設方法において、
    電力ケーブルを橋梁端で固定して地上部側固定点との間
    に電力ケーブルを曲がり形状に布設し、上記電力ケーブ
    ルの曲がり形状の中間部を定張力装置を介して吊り、吊
    り材の上端部を地上部に固定した架台の上面を水平方向
    に自由に滑動する車輪を取付けた車輪固定枠に締着し、
    上記吊り材の上端部が水平面上を自由に滑動できるよう
    にしたことを特徴とする橋梁端部における電力ケーブル
    の布設方法。
JP2088822A 1990-04-02 1990-04-02 橋梁端部における電力ケーブルの布設方法 Expired - Lifetime JP2922971B2 (ja)

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CN104016243A (zh) * 2014-06-18 2014-09-03 山东电力建设第一工程公司 锅炉电缆竖井吊装装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104016243A (zh) * 2014-06-18 2014-09-03 山东电力建设第一工程公司 锅炉电缆竖井吊装装置
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