JP2617342B2 - ワイヤ放電加工機のガイドアーム支持機構 - Google Patents

ワイヤ放電加工機のガイドアーム支持機構

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JP2617342B2 JP22141788A JP22141788A JP2617342B2 JP 2617342 B2 JP2617342 B2 JP 2617342B2 JP 22141788 A JP22141788 A JP 22141788A JP 22141788 A JP22141788 A JP 22141788A JP 2617342 B2 JP2617342 B2 JP 2617342B2
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眞之 矢野
喜光 原田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ワイヤ放電加工機におけるガイドアーム
支持機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、ベースの両側に配置した一対のコラム、該両コ
ラムの上端に固定したブリッジ、前記ベース上に配設し
たクロススライド及び該クロススライド上に取付けたワ
ークテーブルから成る門型のワイヤ放電加工機におい
て、前記ワークテーブル下に配置した下アーム即ちガイ
ドアームは、該ガイドアームの両端を左右のコラムにボ
ルト等を締め付けることによって固定した構造のものが
ある。また、このガイドアームを固定する別の構造とし
ては、ガイドアームの両端を左右のコラム、或いはブリ
ッジに懸垂式に取付けたものがある。このガイドアーム
には、使用済みのワイヤの自動排出装置等の負荷が取付
けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ワイヤ放電加工機については、放電加
工による熱及び加工液温度、周囲室温の変化等により、
ベース、該ベースに固定した左右のコラム、及び該両コ
ラムに跨がって固定したブリッジと、下アーム部即ちガ
イドアームとの間には温度差が発生する。この温度変化
によって、ガイドアームがベースに対して膨張或いは収
縮、即ち伸び縮みする現象が生じる。特に、ガイドアー
ムが伸びた状態の場合には、該ガイドアームの両端を両
側のコラムに固定していると、ガイドアーム自体の伸び
によってガイドアームは座屈、変形等を起こし、ガイド
アームの幅方向、即ち、前方又は後方にせり出す現象が
発生し、ガイドアームの該変形によってワイヤ放電加工
機自体の加工精度が低下するという問題点がある。
また、門型のワイヤ放電加工機における下アーム固定
方法のもう1つである懸垂式の構造のものは、温度変化
でガイドアームが伸び縮みしたとしても、ガイドアーム
の該伸び縮みを懸垂式の構造上、吸収してガイドアーム
に座屈、変形等は発生することがなく、温度上は中立状
態であってその点では良好であるが、ガイドアームに掛
かる外力に対しては変位して極めて構造上弱い欠点があ
る。このため、使用済みのワイヤの自動排出装置等をガ
イドアームに取付けると、自動排出装置等の自動及びワ
イヤ搬送用のベルトのテンションによりガイドアームが
撓んで移動し、ワイヤ放電加工機の精度に大きな悪影響
を及ぼすことになる。そこで、門型ワイヤ放電加工機に
おいて、温度変化、外力等によって撓み、変形等が発生
しないように、コラムにガイドアームを如何に取付ける
かの課題があった。
この発明の目的は、上記の課題を解決することであ
り、ワイヤ放電加工機における下アーム即ちガイドアー
ムが温度変化、外力等による力を受けたとしても、該ガ
イドアームが該力を取付構造上即ちガイドアームの一端
を左右方向に摺動可能に構成することで吸収し、ガイド
アームの座屈、変形等による前後方向の変形を排除し、
また、ワイヤ自動排出装置の負荷をガイドアームの固定
側に取付けたとしても、温度変化と外力の両方に耐える
ことができるワイヤ放電加工機のガイドアーム支持機構
を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記の目的を解決するために、次のよう
に構成されている。即ち、この発明は、ベースの両側に
配置した一対のコラム、該両コラムの上端に固定したブ
リッジ、前記ベース上に配設したクロススライド、及び
該クロススライド上に取付けたワークテーブルから成る
ワイヤ放電加工機において、前記ワークテーブル下に配
置したガイドアームの一端を一方の前記コラムに固定し
且つ他端を他方の前記コラムに水平方向に摺動可能に取
付けたことを特徴とするガイドアーム支持機構に関す
る。
また、前記ガイドアームを前記コラムに固定した側の
前記ガイドアームの端部にワイヤ自動排出装置を取付け
たものである。
更に、前記ガイドアーム又は前記コラムの一方にあり
を且つ他方にあり溝を形成し、両者を摺動可能なあり継
ぎに構成すると共に、スプリングのばね力によって互い
に押圧したものである。
〔作用〕
この発明によるワイヤ放電加工機のガイドアーム支持
機構は、上記のように構成されており、次のような作用
を有する。即ち、このガイドアーム支持機構は、ワーク
テーブル下に配置したガイドアームの一端を一方の前記
コラムに固定し且つ他端を他方の前記コラムに水平方向
に摺動可能に取付けたので、左右のコラムに渡し架けた
ガイドアームで片側のみコラムボルト等で直接締付け固
定するが、片側は前後方向及び上下方向には動かず左右
水平方向にのみ動くスライド機構となり、ガイドアーム
の伸び縮みを該スライド機構で摺動させることによって
左右水平方向の変位を吸収し、ガイドアームは変形によ
り前後方向及び上下方向には変形が発生しないように構
成できる。
また、前記ガイドアームの一端は前記コラムに固定し
ているので、ワイヤ自動排出装置等の負荷を取付けても
荷重によって前記ガイドアームが変形するようなことが
ない。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この発明によるワイヤ放電加
工機のガイドアーム支持機構の実施例を説明する。第1
図はこの発明によるワイヤ放電加工機におけるガイドア
ーム支持機構を示す正面図、第2図は第1図のコラムと
ガイドアームとの取付構造を示す断面図、及び第3図は
第2図の正面図である。第1図に示すように、この発明
によるガイドアーム支持機構を組み込んだワイヤ放電加
工機は、ベース1の両端上に配置した一対のコラム2,
3、該両コラム2,3の上端に固定したブリッジ4、ベース
1上に配設したクロススライド5、及び該クロススライ
ド5上に取付けたワークテーブル8から構成されてい
る。クロススライド5は、左右水平方向Xに摺動するX
軸スライド6及び前後方向Y(図の紙面に垂直方向)に
摺動するY軸スライド7から構成されている。また、下
アームであるガイドアーム15は、ワークテーブル8下に
配置されている。このガイドアーム15の一端は図の右側
のコラム2にボルト26等によって固定されており、ガイ
ドアーム15の他端は後述するように図の左側のコラム3
に左右水平方向Xに摺動可能に取付けられている。更
に、右側のコラム2に固定したガイドアーム15の端部に
は、使用済みのワイヤ電極14を排出するためのワイヤ自
動排出装置13が取付けられている。また、ガイドアーム
15の中央部には、下ワイドヘッド12が配設されている。
ブリッジ4の中央部には、上ワイヤヘッド11を取付けた
ヘッド支持体9が配設されている。更に、コラム2及び
ブリッジ4には、ワイヤ電極14を上ワイヤヘッド11と下
ワイヤヘッド12との間に供給して工作物を放電加工する
ため、自動ワイヤ結線装置(図示せず)におけるワイヤ
電極14をガイドする多数のローラが取付けられている。
このワイヤ放電加工機におけるガイドアーム支持機構
については、第2図及び第3図に示すように、ガイドア
ーム15の一端をコラム3に対して摺動可能に取付けた構
成の点に特徴を有しているものである。このガイドアー
ム15の右側端部は、上記のように、ボルト26によって締
め付けることによって固定された固定部16を構成してい
るが、ガイドアーム15の左側端部は、あり18とあり溝1
9,22とによってコラム3に対して摺動可能なあり継ぎの
構造を有する摺動部17が構成している。コラム3には、
あり18を形成したあり部材20がボルト21によって固定さ
れている。また、ガイドアーム15については、上部に一
方のあり溝19が形成され、下部にコッタ24がボルト23に
よって取付けられている。この場合に、コッタ24の上面
が他方のあり溝22を構成している。更に、ボルト23のヘ
ッドとガイドアーム15の面との面には、スプリング25が
配設されている。これらの部品の組立ては、一例とし
て、次のように構成すればよい。例えば、まず、あり部
材20の下部のあり18にコッタ24を当接させ、次いでガイ
ドアーム15を嵌合する。この状態で、スプリング25を介
在させてボルト23をガイドアーム15に形成した取付孔27
を貫通してコッタ24に螺入する。これによって、コラム
3に固定したあり部材20のあり18と、ガイドアーム15の
あり溝19とコッタ24によって形成されるあり溝22とは、
互いに嵌合するように組み立てられたことになる。ボル
ト23をスプリング23のばね力に逆らってコッタ24に締め
付ければ、ガイドアーム15をコラム3にスプリング23の
ばね力によって互いに押圧した状態に取付けることがで
きる。従って、ガイドアーム15は、コラム3に対して上
下方向即ちZ方向、及び前後方向即ちY方向の相対的移
動は抑制されるが、左右方向即ちX方向の相対的な移動
が可能になる。それ故に、ベース1、ブリッジ4及び左
右のコラム2,3に対して温度変化によってガイドアーム1
5に相対的な伸び縮みが発生したとしても、ガイドアー
ム15自体に座屈、曲げ変形等が生じることがなく、ガイ
ドアーム15には上下方向及び前後方向の変形は発生しな
い。従って、ガイドアーム15の温度変形が、工作物への
放電加工の精度に悪影響となることがない。また、ガイ
ドアーム15をコラム2に固定した側に、ワイヤ自動排出
装置13等を取付けることによって、ガイドアーム15自体
は外力に対しても安定した状態になる。
〔発明の効果〕
この発明は、上記のように構成されており、次のよう
な効果を有する。即ち、このワイヤ放電加工機のガイド
アーム支持機構は、ワークテーブル下に配置したガイド
アームの一端を一方の前記コラムに固定し且つ他端を他
方の前記コラムに水平方向に摺動可能に取付けたので、
左右のコラムに渡し架けたガイドアームで片側のみコラ
ムにボルト等で直接締付け固定するが、片側は前後方向
及び上下方向には動きが抑制され、左右水平方向にのみ
摺動可能なスライド機構となり、前記ガイドアームの温
度変化による膨張或いは収縮即ち伸び縮みの変形をこの
スライド機構で移動可能にすることによって前記ガイド
アームの水平方向の変形を吸収し、前記ガイドアーム自
体には温度変形により前後方向及び上下方向の変形は抑
制できる。従って、前後ガイドアームの温度変化で発生
する変形が、ワイヤ放電加工機のワークテーブル、ワイ
ヤ電極、下ワイヤヘッド等に悪影響を及ぼすことがな
く、放電加工の精度を確保することができる。
また、前記ガイドアームを前記コラムに固定した側の
前記ガイドアームの端部にワイヤ自動排出装置等の負荷
を取付けたので、前記ガイドアーム自体は該荷重等の外
力に対しても変形を受けることがなく、安定した状態に
なり、加工精度に悪影響を及ぼすことがない。
更に、前記ガイドアーム又は前記コラムの一方にあり
を且つ他方にあり溝を形成し、両者を摺動可能なあり継
ぎに構成すると共に、スプリングのばね力によって互い
に押圧したので、構造が簡単で且つ取付け取外しが簡単
であるにもかかわらずに、前記ガイドアームの上下方向
及び前後方向の変形を確実に抑制することができ、放電
加工の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるワイヤ放電加工機におけるガイ
ドアーム支持機構を示す正面図、第2図は第1図のコラ
ムとガイドアームとの取付構造を示す断面図、及び第3
図は第2図の正面図である。 1……ベース、2,3……コラム、4……ブリッジ、5…
…クロススライド、8……ワークテーブル、12……下ワ
イヤヘッド、13……ワイヤ自動排出装置、14……ワイヤ
電極、15……ガイドアーム、16……固定部、17……摺動
部、18……あり、19,22……あり溝、20……あり部材、2
4……コッタ、25……スプリング。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース上両側に配置した一対のコラム、該
    両コラムの上端に固定したブリッジ、前記ベース上に配
    設したクロススライド、及び該クロススライド上に取付
    けたワークテーブルから成るワイヤ放電加工機におい
    て、前記ワークテーブル下に配置したガイドアームの一
    端を一方の前記コラムに固定し且つ他端を他方の前記コ
    ラムに水平方向に摺動可能に取付けたことを特徴とする
    ガイドアーム支持機構。
  2. 【請求項2】前記ガイドアームを前記コラムに固定した
    側の前記ガイドアームの端部にワイヤ自動排出装置を取
    付けたことを特徴とする請求項1に記載のガイドアーム
    支持機構。
  3. 【請求項3】前記ガイドアーム又は前記コラムの一方に
    ありを且つ他方にあり溝を形成し、両者を摺動可能なあ
    り継ぎに構成すると共に、スプリングのばね力によって
    互いに押圧したことを特徴とする請求項1に記載のガイ
    ドアーム支持機構。
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