JP2575898B2 - 自動車用エキゾーストマウント取付構造 - Google Patents
自動車用エキゾーストマウント取付構造Info
- Publication number
- JP2575898B2 JP2575898B2 JP1275632A JP27563289A JP2575898B2 JP 2575898 B2 JP2575898 B2 JP 2575898B2 JP 1275632 A JP1275632 A JP 1275632A JP 27563289 A JP27563289 A JP 27563289A JP 2575898 B2 JP2575898 B2 JP 2575898B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- support rod
- vehicle body
- mounting structure
- bracket
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、自動車のエキゾーストをマウントブラケ
ットを介して車体に支持する自動車用エキゾーストマウ
ント取付構造に関するものである。
ットを介して車体に支持する自動車用エキゾーストマウ
ント取付構造に関するものである。
［従来技術］ 従来のこの種のものとしては、例えば第３図および第
４図に示すようなものがある。すなわち、第３図に示す
ように、フロアパネル１の下側には、エキゾースト２の
メインマフラ３がメンバ側マウントブラケット４および
フロア側マウントブラケット（図示省略）を介して支持
されている。
４図に示すようなものがある。すなわち、第３図に示す
ように、フロアパネル１の下側には、エキゾースト２の
メインマフラ３がメンバ側マウントブラケット４および
フロア側マウントブラケット（図示省略）を介して支持
されている。
このメンバ側マウントブラケット４は、フロアパネル
１の下面側に配設されたリヤサイドメンバ５の底面部5a
に固定されている。このメンバ側マウントブラケット４
は、板材からなるブラケット本体６が、一対のボルト７
等により、リヤサイドメンバ５の底面部5aに固定され、
このブラケット本体６から支持ロッド８が突設されてい
る。そして、支持ロッド８とメインマフラ３から突設さ
れた連結ロッド10とが、例えばゴム製のインシュレータ
11を介して連結されている。
１の下面側に配設されたリヤサイドメンバ５の底面部5a
に固定されている。このメンバ側マウントブラケット４
は、板材からなるブラケット本体６が、一対のボルト７
等により、リヤサイドメンバ５の底面部5aに固定され、
このブラケット本体６から支持ロッド８が突設されてい
る。そして、支持ロッド８とメインマフラ３から突設さ
れた連結ロッド10とが、例えばゴム製のインシュレータ
11を介して連結されている。
フロア側マウントブラケットにも前記と同様にメイン
マフラ３が連結されることにより、メインマフラ３は両
マウントブラケット４により支持されている。
マフラ３が連結されることにより、メインマフラ３は両
マウントブラケット４により支持されている。
車両走行時には、メインマフラ３の振動がインシュレ
ータ11にて吸収されるようになっている。
ータ11にて吸収されるようになっている。
なお、この種のものとしては、例えば実開昭55−4190
4号公報に記載されたようなものがある。
4号公報に記載されたようなものがある。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような従来のものにあっては、第
４図に示すように、メンバ側マウントブラケット４の支
持ロッド８に作用する作用点Ｃと、メンバ側マウントブ
ラケット４のリヤサイドメンバ５の取付け箇所A,Bとが
平面で見て略一直線状に並んでいないため、メンバ側マ
ウントブラケット４からの入力がリヤサイドメンバ５に
対してねじれ入力となるため、取付け剛性が低下し、音
振性能の悪化を招く。この対策として、レインフォース
や制振材を追加することも考えられるが、重量増加やコ
ストの増加を招く、という問題がある。
４図に示すように、メンバ側マウントブラケット４の支
持ロッド８に作用する作用点Ｃと、メンバ側マウントブ
ラケット４のリヤサイドメンバ５の取付け箇所A,Bとが
平面で見て略一直線状に並んでいないため、メンバ側マ
ウントブラケット４からの入力がリヤサイドメンバ５に
対してねじれ入力となるため、取付け剛性が低下し、音
振性能の悪化を招く。この対策として、レインフォース
や制振材を追加することも考えられるが、重量増加やコ
ストの増加を招く、という問題がある。
［課題を解決するための手段］ この発明は、かかる従来の課題に着目してなされたも
ので、エキゾーストを支持ロッドを介して支持するマウ
ントブラケットに少なくとも２個の取付け箇所を設けて
車体に固定することにより前記エキゾーストを前記車体
に支持する自動車用エキゾーストマウント取付構造にお
いて、前記マウントブラケットが、車体に固定される水
平面部と、該水平面部に対して垂直でかつ前記支持ロッ
ドの延びる方向に間隔を開けて対向して該支持ロッドが
掛け渡される少なくとも一対の側壁とを備え、前記支持
ロッドに加わるエキゾーストの荷重の作用点が車体の下
側から平面的に見て前記少なくとも２個の取付け箇所同
士を結ぶ直線の略延長線上に存在しかつ該直線が前記支
持ロッドの延びる方向に対して斜めとなるように前記少
なくとも２個の取付け箇所を配置したことを特徴として
いる。
ので、エキゾーストを支持ロッドを介して支持するマウ
ントブラケットに少なくとも２個の取付け箇所を設けて
車体に固定することにより前記エキゾーストを前記車体
に支持する自動車用エキゾーストマウント取付構造にお
いて、前記マウントブラケットが、車体に固定される水
平面部と、該水平面部に対して垂直でかつ前記支持ロッ
ドの延びる方向に間隔を開けて対向して該支持ロッドが
掛け渡される少なくとも一対の側壁とを備え、前記支持
ロッドに加わるエキゾーストの荷重の作用点が車体の下
側から平面的に見て前記少なくとも２個の取付け箇所同
士を結ぶ直線の略延長線上に存在しかつ該直線が前記支
持ロッドの延びる方向に対して斜めとなるように前記少
なくとも２個の取付け箇所を配置したことを特徴として
いる。
［作 用］ 本発明によれば、マウントブラケットが、車体に固定
される水平面部と、この水平面部に対して垂直でかつそ
の支持ロッドの延びる方向に間隔を開けて対向してこの
支持ロッドが掛け渡される少なくとも一対の側壁とを備
え、その支持ロッドに加わるエキゾーストの荷重の作用
点が車体の下側から平面的に見て少なくとも２個の取付
け箇所同士を結ぶ直線の略延長線上に存在しかつこの直
線が支持ロッドの延びる方向に対して斜めとなるように
少なくとも２個の取付け箇所を配置したので、車体に対
するマウントブラケットの捻りの発生を極力抑制でき、
従って、マウントブラケットの取り付け剛性、音振性能
が向上する。
される水平面部と、この水平面部に対して垂直でかつそ
の支持ロッドの延びる方向に間隔を開けて対向してこの
支持ロッドが掛け渡される少なくとも一対の側壁とを備
え、その支持ロッドに加わるエキゾーストの荷重の作用
点が車体の下側から平面的に見て少なくとも２個の取付
け箇所同士を結ぶ直線の略延長線上に存在しかつこの直
線が支持ロッドの延びる方向に対して斜めとなるように
少なくとも２個の取付け箇所を配置したので、車体に対
するマウントブラケットの捻りの発生を極力抑制でき、
従って、マウントブラケットの取り付け剛性、音振性能
が向上する。
［実施例］ 以下、この発明を実施例に基づいて説明する。
第１図および第２図は、この発明の一実施例を示す図
である。
である。
まず構成を説明すると、フロアパネル13には、所定位
置にスペアタイヤを収納するスペアタイヤパン13aが形
成されると共に、このフロアパネル13の下側には、断面
ハット型のリヤサイドメンバ14が車両前後方向に沿って
配設されている。そして、このフロアパネル13の下側に
エキゾースト15のメインマフラ16が支持されている。
置にスペアタイヤを収納するスペアタイヤパン13aが形
成されると共に、このフロアパネル13の下側には、断面
ハット型のリヤサイドメンバ14が車両前後方向に沿って
配設されている。そして、このフロアパネル13の下側に
エキゾースト15のメインマフラ16が支持されている。
具体的には、このスペアタイヤパン13aの近傍に形成
された凹所13bにフロア側マウンティングブラケット17
が固定されると共に、リヤサイドメンバ14の底面部14a
にメンバ側マウントブラケット18が固定されている。
された凹所13bにフロア側マウンティングブラケット17
が固定されると共に、リヤサイドメンバ14の底面部14a
にメンバ側マウントブラケット18が固定されている。
この両ブラケット17,18から支持ロッド19,20が延設さ
れる一方、メインマフラ16から連結ロッド21,22が延設
され、この支持ロッド19,20と連結ロッド21,22とがイン
シュレータ23,24を介して連結されることにより、メイ
ンマフラ16が支持されている。
れる一方、メインマフラ16から連結ロッド21,22が延設
され、この支持ロッド19,20と連結ロッド21,22とがイン
シュレータ23,24を介して連結されることにより、メイ
ンマフラ16が支持されている。
そのメンバ側マウントブラケット18は、板材からなる
マウントブラケット本体25の鉛直断面がコ字状を呈し、
両側壁25a,25a間に前記支持ロッド19が架設されてお
り、このマウントブラケット本体25の水平面部25bが一
対のボルト26・ナット27により、リヤサイドメンバ14の
底面部14aに固定されている。
マウントブラケット本体25の鉛直断面がコ字状を呈し、
両側壁25a,25a間に前記支持ロッド19が架設されてお
り、このマウントブラケット本体25の水平面部25bが一
対のボルト26・ナット27により、リヤサイドメンバ14の
底面部14aに固定されている。
支持ロッド19へのエキゾースト荷重の作用点Ｃが、第
２図に示すように車体の下側から平面的に見て、ボルト
・ナット27による２個の取付け箇所A,B同士を結ぶ直線
Ｐの略延長線上に存在し、かつ、支持ロッド19の延びる
方向に対して取付け箇所A,B同士を結ぶ直線Ｐが斜めと
なるように２個の取付け箇所が配置されている。
２図に示すように車体の下側から平面的に見て、ボルト
・ナット27による２個の取付け箇所A,B同士を結ぶ直線
Ｐの略延長線上に存在し、かつ、支持ロッド19の延びる
方向に対して取付け箇所A,B同士を結ぶ直線Ｐが斜めと
なるように２個の取付け箇所が配置されている。
次に、かかる構成よりなる自動車用エキゾーストマウ
ント取付構造の作用について説明する。
ント取付構造の作用について説明する。
車両走行路等に、メインマフラ16の荷重がインシュレ
ータ23等を介してメンバ側マウントブラケット18の支持
ロッド19の作用点Ｃに作用する。すると、この作用点Ｃ
と、ボルト26・ナット27による取付け箇所A,Bとは、略
一直線Ｐ上に並んでいるため、従来のように取付け箇所
A,Bのリヤサイドメンバ底面部14aに捻りモーメントが殆
ど作用することがなく、曲げモーメントのみが作用する
ことから、取付け剛性および音振性能が向上することと
なる。従って、その底面部14aの面剛性を向上させるべ
く、レインフォースや制振材等を配設する必要がなく、
コストおよび重量が低減されることとなる。
ータ23等を介してメンバ側マウントブラケット18の支持
ロッド19の作用点Ｃに作用する。すると、この作用点Ｃ
と、ボルト26・ナット27による取付け箇所A,Bとは、略
一直線Ｐ上に並んでいるため、従来のように取付け箇所
A,Bのリヤサイドメンバ底面部14aに捻りモーメントが殆
ど作用することがなく、曲げモーメントのみが作用する
ことから、取付け剛性および音振性能が向上することと
なる。従って、その底面部14aの面剛性を向上させるべ
く、レインフォースや制振材等を配設する必要がなく、
コストおよび重量が低減されることとなる。
なお、上記実施例では、リヤサイドメンバ側の取付構
造について説明したが、フロアパネル側の取付構造も同
様である。
造について説明したが、フロアパネル側の取付構造も同
様である。
［発明の効果］ 以上説明してきたように、この発明によれば、マウン
トブラケットが、車体に固定される水平面部と、この水
平面部に対して垂直でかつ支持ロッドの延びる方向に間
隔を開けて対向してこの支持ロッドが掛け渡される少な
くとも一対の側壁とを備え、その支持ロッドに加わるエ
キゾーストの荷重の作用点が車体の下側から平面的に見
て少なくとも２個の取付け箇所同士を結ぶ直線の略延長
線上に存在しかつこの直線が支持ロッドの延びる方向に
対して斜めとなるように少なくとも２個の取付け箇所を
配置したので、捻りの発生を極力抑制することができ、
従って、取付け剛性および音振性能を向上させることが
できる、という実用上有益な効果を発揮する。
トブラケットが、車体に固定される水平面部と、この水
平面部に対して垂直でかつ支持ロッドの延びる方向に間
隔を開けて対向してこの支持ロッドが掛け渡される少な
くとも一対の側壁とを備え、その支持ロッドに加わるエ
キゾーストの荷重の作用点が車体の下側から平面的に見
て少なくとも２個の取付け箇所同士を結ぶ直線の略延長
線上に存在しかつこの直線が支持ロッドの延びる方向に
対して斜めとなるように少なくとも２個の取付け箇所を
配置したので、捻りの発生を極力抑制することができ、
従って、取付け剛性および音振性能を向上させることが
できる、という実用上有益な効果を発揮する。
第１図および第２図はこの発明の自動車用エキゾースト
マウント取付構造の一実施例を示す図で、第１図は同構
造の斜視図、第２図は第１図の一部底面図、第３図およ
び第４図は従来例を示す図で、第３図は自動車用エキゾ
ーストマウント取付構造を斜め下方から見た斜視図、第
４図は第３図の底面図である。 13……フロアパネル（車体） 14……リヤサイドメンバ（車体） 15……エキゾースト 17……フロア側マウントブラケット 18……メンバ側マウントブラケット A,B……取付け箇所 Ｃ……作用点
マウント取付構造の一実施例を示す図で、第１図は同構
造の斜視図、第２図は第１図の一部底面図、第３図およ
び第４図は従来例を示す図で、第３図は自動車用エキゾ
ーストマウント取付構造を斜め下方から見た斜視図、第
４図は第３図の底面図である。 13……フロアパネル（車体） 14……リヤサイドメンバ（車体） 15……エキゾースト 17……フロア側マウントブラケット 18……メンバ側マウントブラケット A,B……取付け箇所 Ｃ……作用点
Claims (1)
- 【請求項１】エキゾーストを支持ロッドを介して支持す
るマウントブラケットに少なくとも２個の取付け箇所を
設けて車体に固定することにより前記エキゾーストを前
記車体に支持する自動車用エキゾーストマウント取付構
造において、 前記マウントブラケットが、 車体に固定される水平面部と該水平面部に対して垂直で
かつ前記支持ロッドの延びる方向に間隔を開けて対向し
て該支持ロッドが掛け渡される少なくとも一対の側壁と
を備え、 前記支持ロッドに加わるエキゾーストの荷重の作用点が
車体の下側から平面的に見て前記少なくとも２個の取付
け箇所同士を結ぶ直線の略延長線上に存在しかつ該直線
が前記支持ロッドの延びる方向に対して斜めとなるよう
に前記少なくとも２個の取付け箇所を配置したことを特
徴とする自動車用エキゾーストマウント取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1275632A JP2575898B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 自動車用エキゾーストマウント取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1275632A JP2575898B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 自動車用エキゾーストマウント取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03136924A JPH03136924A (ja) | 1991-06-11 |
| JP2575898B2 true JP2575898B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=17558166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1275632A Expired - Lifetime JP2575898B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 自動車用エキゾーストマウント取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2575898B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2541899Y2 (ja) * | 1990-08-28 | 1997-07-23 | 愛知機械工業株式会社 | 排気系の支持構造 |
| JP2564995Y2 (ja) * | 1991-06-25 | 1998-03-11 | マツダ株式会社 | エンジンの排気装置 |
| FR2751697B1 (fr) * | 1996-07-26 | 1998-10-23 | Ecia Equip Composants Ind Auto | Dispositif de fixation d'un pot d'echappement |
| US6298935B1 (en) * | 1999-12-01 | 2001-10-09 | Scambia Industrial Developments Ag | Exhaust system for a motor vehicle and a motor vehicle with the exhaust system |
| FR2933341B1 (fr) * | 2008-07-04 | 2011-02-11 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Systeme de liaison d'un composant d'echappement d'un vehicule automobile a un element de caisse dudit vehicule |
| JP5223510B2 (ja) * | 2008-07-09 | 2013-06-26 | スズキ株式会社 | 車両の排気装置 |
| JP6929609B2 (ja) * | 2018-12-26 | 2021-09-01 | ダイハツ工業株式会社 | 排気管保持構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH049211Y2 (ja) * | 1986-09-08 | 1992-03-09 |
-
1989
- 1989-10-23 JP JP1275632A patent/JP2575898B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03136924A (ja) | 1991-06-11 |
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