JPH0439812Y2 - - Google Patents

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JPH0439812Y2
JPH0439812Y2 JP11423586U JP11423586U JPH0439812Y2 JP H0439812 Y2 JPH0439812 Y2 JP H0439812Y2 JP 11423586 U JP11423586 U JP 11423586U JP 11423586 U JP11423586 U JP 11423586U JP H0439812 Y2 JPH0439812 Y2 JP H0439812Y2
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JP
Japan
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plate material
vehicle
suspension member
space
reinforcement
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JP11423586U
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JPS6321112U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車等の車体へ取り付けられてサス
ペンシヨンを支持するための車両用サスペンシヨ
ンメンバに関する。
[従来の技術] 自動車のサスペンシヨンメンバでは引張剛性、
曲げ剛性、捩り剛性等の剛性向上を目的とした
種々の提案がなされている。
第6図乃至第10図に示されるフロントサスペ
ンシヨンメンバ(実公昭60−30142号)では、第
9図に示されるように長手方向(車両幅方向)中
間部はクロスメンバアツパ10とクロスメンバロ
ア12とから閉じ断面に形成されている。また、
第10図に示されるように長手方向端部はエンジ
ンマウントブラケツト14が付設されて、平面方
向に二分された閉じ断面に形成されている。
このフロントサスペンシヨンメンバでは、平面
形状が第7図に示されるように湾曲形状とされて
いるのにも拘わらず、クロスメンバアツパ10の
一方の縦壁10Aが長手方向に長線的に延在する
ため、長手方向の引張剛性が高められて、こもり
音の発生が抑制されるようになつている。
ところが、このフロントサスペンシヨンメンバ
では、前後力による曲げに対しては、補強材であ
るエンジンマウントブラケツト14は面外でこれ
を受けもつため、補強効果が低いと云う弱点を有
している。
このような弱点は、さらに他の補強材を付設し
て解消することも可能であるが、サスペンシヨン
メンバに入力された荷重は、引張、曲げ、捩り
や、これらを複合した複雑な応力を発生させるの
で、これら全てに対処するためには補強材を効率
的に付設しないことには、著しい重量増加をもた
らしてしまう結果となる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮して、重量増加を極力
抑えた上で全体の剛性を向上されることができる
車両用サスペンシヨンメンバを得ることが目的で
ある。
[問題点を解決するための手段] 本考案にかかる車両用サスペンシヨンメンバで
は長手方向端部で上部板材と下部板材とによつて
形成される空間を上部空間と下部空間とに二分す
るように配置して前記両板材に補強板材を結合す
るとともに、この補強板材に前記下部板材に結合
されて前記下部空間の端部を閉じる立壁部と、サ
スペンシヨンのロアアーム取付部とを形成した構
成としている。
[作用] 上記構成の本考案では、補強板材と上部板材及
び下部板材との結合構造により、さらに補強板材
にロアアーム取付部が形成されていることによ
り、ロアアームを介して入力される前後力、左右
力、上下力に対して高い剛性を示す。
[考案の実施例] 第1図乃至第5図には本考案に係る車両用サス
ペンシヨンメンバを自動車のフロントサスペンシ
ヨンメンバに適用した実施例が示されている。図
中矢印は車体へ取り付けられた際の方向を示し、
FR方向は車両前方を示し、UP方向は車両上方を
示し、RH方向は車両右方向を示している。
この実施例の車両用サスペンシヨンメンバは、
上部板材であるアツパメンバ16と、下部板材で
あるロアメンバ18と、補強板材であるリインフ
オース20とから構成されている。
アツパメンバ16及びロアメンバ18は、平面
形状が略同一形状とされ、車両幅方向に沿う方向
を長手方向として、長手方向端部は車両前後方向
両方向へ向けて二叉に分岐した如きの形状とされ
ている。アツパメンバ16とロアメンバ18と
は、アツパメンバ16を上側とし、ロアメンバ1
8を下側として、長手方向端部車両前方側部分を
除いては、端縁フランジ部16A,18A同士が
溶接結合されている。長手方向端部では、端縁フ
ランジ部16Aと同18Aとの間にリインフオー
ス20が挟設され、端縁フランジ部16A,18
Aはいずれもリインフオース20の端縁フランジ
部20Aと溶接結合されている。
リインフオース20は、第3図に示されるよう
に、端縁フランジ部20Aに囲まれて略水平方向
へ広がる本体部分22が、アツパメンバ16とロ
アメンバ18とで形成される閉じ断面の空間を上
部空間21Aと下部空間21Bとに二分してい
る。
リインフオース20には本体部分22から車両
下方に向けて屈曲されて立壁部であるバルクヘツ
ド部分24が一体に形成されている。バルクヘツ
ド部分24の端部は本体部分22から離間する方
向へ向けて屈曲されて端縁フランジ部24Aとさ
れている。この端縁フランジ部24Aは端縁フラ
ンジ部20Aと連続されている。バルクヘツド部
分24は、第4図に示されるように、端縁フラン
ジ部24Aがロアメンバ18に溶接結合されて、
前記下部空間21Bの端部を閉じる隔壁とされて
いる。
また、リインフオース20には、端縁フランジ
部20Aの車両前方側への延長部分20Bから車
両下方へ向けて屈曲されてロアアーム取付部分2
6が一体に形成されている。ロアアーム取付部分
26にはロアアーム取付ボルトが挿入されるボル
ト通し孔28が穿設されている。前記ロアメンバ
18には、第3図に示されるように、ボルト通し
孔28と対応してボルト通し孔30が穿設されて
いる。
アツパメンバ16及びロアメンバ18には、長
手方向端部車両前方側部分及び後方側部分の夫々
に、メンバ取付ボルトが挿入されるボルト通し孔
32,34が上下方向に互いに対向して穿設され
ている。また、前記車両前方側部分では、リイン
フオース20にもボルト通し孔32,34と対向
するボルト通し孔36が穿設されている。
上記のように構成された本実施例のフロントサ
スペンシヨンメンバは、ボルト通し孔32,3
4,36に挿通されるメンバ取付ボルトを介して
車体へ取り付けられる。また、フロントサスペン
シヨンメンバにはボルト通し孔28,30に挿通
されるロアアーム取付ボルトを介してフロントサ
スペンシヨンのロアアームが揺動自在に取り付け
られる。
次に本実施例の作用を説明する。
図示しないロアアームに前後力が作用すると、
この前後力は図示しないロアアーム取付ボルトを
介してフロントサスペンシヨンメンバに前後力及
び左右力として入力される。また、フロントサス
ペンシヨンメンバの車体への取付部と、フロント
サスペンシヨンメンバへのロアアーム取付部と
が、車両上下方向に離間しているため、前記ロア
アームへの前後力はフロントサスペンシヨンメン
バに上下方向力としても入力される。
従つて、フロントサスペンシヨンメンバは、面
内曲げ及び面外曲げに捩りが加わつた複雑な荷重
を受ける。
フロントサスペンシヨンメンバは、第1図にお
いて、ー線及びー線が縦断する部分が前
記前後力及び左右力で断面変形を生じ易い部分と
なるが、この部分にはリインフオース20が配設
されていて、このリインフオース20が面内で荷
重を受け持つので断面変形が抑えられる。また、
このリインフオース20によつて、荷重がフロン
トサスペンシヨンメンバの後部にまで伝えられる
ので、荷重が局部的に集中することなく広い範囲
に分散されて変形強度も向上される。
また、フロントサスペンシヨンメンバは、第1
図におけるA部が前記上下力によつて面外曲げ、
捩りを受け、さらに前記面内曲げの影響も受ける
ので最弱部となるが、この部分近傍にはバルクヘ
ツド部分24が位置していて、荷重を面内で受け
もつので変形強度が向上されている。
[考案の効果〕 以上説明したように本考案に係る車両用サスペ
ンシヨンメンバでは、重量増加を極力抑えた上で
全体の剛性を向上させることができると云う効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用サスペンシヨンメ
ンバの実施例を示す平面図、第2図は第1図の
ー線矢視図、第3図は第1図のー線矢視
図、第4図は第1図のー線矢視図、第5図は
リインフオースの斜視図、第6図は従来の車両用
サスペンシヨンメンバを示す斜視図、第7図は第
6図の平面図、第8図は第7図のー線矢視
図、第9図は第7図のー線矢視図、第10は
第7図のー線矢視図である。 16……アツパメンバ、18……ロアメンバ、
20……リインフオース、24……バルクヘツド
部分、26……ロアアーム取付部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向が車両幅方向に沿つて配置される車両
    用サスペンシヨンメンバにおいて、長手方向端部
    で上部板材と下部板材とによつて形成される空間
    を上部空間と下部空間とに二分するように配置し
    て前記両板材に補強板材を結合するとともに、こ
    の補強板材に前記下部板材に結合されて前記下部
    空間の端部を閉じる立壁部と、サスペンシヨンの
    ロアアーム取付部とを形成したことを特徴とする
    車両用サスペンシヨンメンバ。
JP11423586U 1986-07-25 1986-07-25 Expired JPH0439812Y2 (ja)

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JP11423586U JPH0439812Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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JP11423586U JPH0439812Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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Publication Number Publication Date
JPS6321112U JPS6321112U (ja) 1988-02-12
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