JPH03290820A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH03290820A
JPH03290820A JP2092035A JP9203590A JPH03290820A JP H03290820 A JPH03290820 A JP H03290820A JP 2092035 A JP2092035 A JP 2092035A JP 9203590 A JP9203590 A JP 9203590A JP H03290820 A JPH03290820 A JP H03290820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic layer
recording medium
magnetic recording
fatty acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2092035A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Ishida
石田 寿男
Yasuro Nishikawa
西川 康郎
Akira Ushimaru
晶 牛丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2092035A priority Critical patent/JPH03290820A/ja
Priority to US07/682,272 priority patent/US5164259A/en
Publication of JPH03290820A publication Critical patent/JPH03290820A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/68Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
    • G11B5/70Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
    • G11B5/71Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the lubricant
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/90Magnetic feature
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/25Web or sheet containing structurally defined element or component and including a second component containing structurally defined particles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/26Web or sheet containing structurally defined element or component, the element or component having a specified physical dimension
    • Y10T428/263Coating layer not in excess of 5 mils thick or equivalent
    • Y10T428/264Up to 3 mils
    • Y10T428/2651 mil or less

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は非磁性支持体上に磁性層を設けた磁気記録媒体
に関し、特に広範囲の温湿度条件において摩擦係数を低
減させ、且つ走行性および耐久性に優れた高密度記録用
の磁気記録媒体に関するものである。
〔従来技術及びその課題〕
磁気記録媒体においては、より高密度記録の要求が高ま
り、その一つの対応手段として例えば塗布型磁気記録媒
体の磁性層表面を平滑にすることが知られている。ここ
で、塗布型磁気記録媒体とは強磁性粉末と結合剤とを主
体として含有する磁性塗布液を非磁性支持体上に塗布し
たものである。
また、別の対応手段として、塗布型磁気記録媒体に比べ
磁性層表面がより平滑である、強磁性薄膜型磁気記録媒
体(以下「金属薄膜型磁気記録媒体」ともいう)も次世
代の媒体として開発されている。
しかしながら以上のような媒体において、電磁変換特性
向上のため磁性層の表面を平滑にすると、磁気記録媒体
の走行中に磁性層と装置系との接触の摩擦係数が増大す
る結果、短期間の使用で磁気記録媒体の磁性層が損傷を
受けるという問題が発生し、極端な場合には磁性層が剥
離するという問題が発生することもある。
このような問題に対処するために磁性塗布液中に潤滑剤
を添加する方法、あるいは磁性層表面に潤滑剤を塗布す
る方法等により磁性層表面の摩擦係数を低下させること
が知られている。
潤滑剤としては従来、鉱物油、シリコンオイル、高級ア
ルコール、高級脂肪酸、脂肪酸エステル、牛脂、鯨油、
鯨油の動物油あるいは植物油などが用いられてきた。
これらの潤滑剤は、磁性層表面の平滑性がより向上し、
より大きな潤滑効果が要求される場合にその使用量を増
大すると、磁性塗膜の機械的強度が弱くなるという問題
が発生し、磁性層が削れ、削れ粉が走行性経路を汚した
り、あるいは十分なスチル再生の耐久性が得られないと
いう問題が発生した。
特公昭28−28367号および特公昭51−3908
1号公報は、スチル再生の耐久性を向上させるため、ス
テアリン酸ブチルの如き脂肪酸エステルとミリスチン酸
の如き脂肪酸を混合して用いることを開示している。し
かしながらこれら公報に開示された具体例を用いると高
温状態で走行させたときの摩擦係数が大きくなり磁気テ
ープの走行テンションが大きくなるという欠点が生した
すなわち、脂肪酸は単独で使用した場合は、画質の向上
には有効であるが、より大きな潤滑効果を得るために多
量に用いると、磁性層が軟らかくなり、機械的強度が低
下し、スチル再生の耐久性が劣化する欠点があり、その
使用量に制限があった。また、前記公報に記載された脂
肪酸と脂肪酸エステル化合物の併用は、約50%RH(
相対湿度)程度の常温条件においては、スチル耐久性が
良好となり、かつ走行テンションも比較的小さくなるが
、しかし85%RHというような高温条件においては走
行テンションが大きくなる欠点を有していた。
一方、特開昭52−7704号公報は、ハイドロカービ
ルリン酸エステルを磁気記録層の可塑性の向上あるいは
磁性塗料の分散剤として用いることを開示している。確
かにリン酸エステルを磁性層に添加すると分散性の向上
とスチル耐久性がやや改善されるが、磁性層表面の摩擦
係数は低下しなかった。
更にまた、これらの欠点を解消するために特開昭56−
80828号公報では磁性層中に飽和または不飽和脂肪
酸と脂肪族ハイドロカービルリン酸エステルを併用する
ことを開示している。この公報によると常温時および高
温時の滑性に優れ、耐摩耗性およびスチル再生の耐久性
が良好であると記載されている。
しかしながら最近VTRやパーソナルコンピューターま
たはワードプロセンサ用といった民生用のフレキシブル
ディスクドライブ装置が普及、齢化するにいたり、磁気
記録媒体の使用条件も低温下での使用、あるいは高温高
湿下での使用等広きにわたるようになってきた。従って
、磁気記録媒体は予測される広い環境条件において使用
されてもその走行耐久性が変動することなく安定したも
のでなければならないが、前記特開昭56−80828
号公報に記載の潤滑剤では不充分であった。
潤滑剤としてはその他に高級脂肪酸の金属塩も知られて
いるが、いずれも広い使用環境条件における摩擦係数の
低減効果および走行耐久性等の点でまだ十分ではなかっ
た0例えば、特公昭50−4121号および特公昭52
−28686号公報には高級脂肪酸の金属塩を用いると
滑性に効果があると述べているが、これら金属塩を用い
るとテープ表面にその結晶が析出するという大きな問題
がある。また、西独特許出願公開3,347.532A
号、ヨーロッパ特許出願公開150.393Aおよび特
開昭60−160024号公報には、親水化ステアリン
酸亜鉛を用いると熔解性が向上し、テープ表面への析出
が抑制できると述べているが、この親水化ステアリン酸
亜鉛は高温高温条件下および保存使用等において潤滑効
果を持続するが、摩擦係数を低減させる効果および走行
耐久性の点でまだ十分ではなかった。
また走行耐久性を向上させるための別の対策としては、
磁性層に研磨材(硬質粒子)を添加する方法が知られて
いるが、磁性層の走行耐久性を向上させる目的で磁性層
に研磨材を添加する場合には、研磨材を相当多量に添加
しなければその添加効果が現れにくい、すなわち、電磁
変換特性・ヘッド摩耗性を犠牲にすることなく走行耐久
性を得ることは究極的には難かしい。
そこで本発明者らは、上記諸問題を解決するため検討を
鋭意行った結果、高級脂肪酸のヒドロキシルアルミニウ
ム塩を潤滑剤として用いることにより上記諸問題を解決
出来ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
〔発明の目的〕
すなわち本発明の目的は高温高湿のような過酷な条件下
で使用した場合でも摩擦係数が低く、常に優れた走行耐
久性が安定して得られ、しかもその特性が保存によって
劣化しない磁気記録媒体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本発明の上記目的は非磁性支持体上に磁性層を
設けた磁気記録媒体において、該磁性層が下記一般式(
1)で示される高級脂肪酸のヒドロキシルアルミニウム
塩を保持することを特徴とする磁気記録媒体によって達
成できた。
一般式(1) %式%) 但し、R+は炭素数10〜26の炭化水素基を表わし、
nは炭素数10〜26の整数を表わす。
本発明において磁気記録媒体は、強磁性粉末と結合剤(
バインダーともいう)とを主体として含有する磁性層を
非磁性支持体上に塗設した塗布型磁気記録媒体であって
も、また非磁性支持体上に強磁性金属薄膜を設けた金属
薄膜型磁気記録媒体であってもよい。
本発明の高級脂肪酸のヒドロキシルアルミニウム塩は化
合物自体安定であり、前記した高温高温あるいは低温低
湿のような過酷な条件下においても常に安定し、保存に
よって劣化しないものであり、しかもヒドロキシルアル
ミニウム基は磁性体またはバインダーに強い吸着性を示
す基、すなわちアンカー効果を示す基として働く。
したがって、塗布型媒体では、ヒドロキシルアルミニウ
ム基がバインダーと強く相互作用することによって、一
般式(1)の化合物の脂肪族鎖を安定に磁性層表面に存
在させるため経時による滑り性劣下が殆どないと考えら
れる。
また金属薄膜媒体では、磁性体上にヒドロキシルアルミ
ニウム塩が強固に吸着するため非常に過酷な条件に放置
しても変化せず、−C式(1)の化合物の脂肪族鎖を安
定に磁性層表面に存在させるため経時による滑り性劣下
が殆どないと考えられる。
それに対して他の脂肪酸の金属塩は、ヒドロキシルアル
ミニウム基はどの強い吸着基を持たないため脂肪族鎖を
磁性層表面に安定に存在させることが出来ず、摩擦係数
が高くなってしまうものと考えられる。
すなわち磁性層に高級脂肪酸のヒドロキシルアルミニウ
ム塩を含ませるかまたは磁性層表面に存在させることに
より、例えば高温高温、低温低湿のような過酷な条件下
で使用した場合でも常に安定した走行耐久性が得られ、
しかもその特性が保存によって劣化しないものである。
特に、塗布型磁気記録媒体においては、該結合2 R3、R4は、同じでも異なってもよく、各々独立に、
水素原子またはアルキル基を示し、Xθはアニオンを示
し、Ml、がは、同しでも異なってもよく、各々独立に
、水素原子、アルカリ金属又はアンモニウムを示す)か
ら選ばれる極性基を少なくとも1種以上有するポリマー
を少なくとも含有することにより、磁性体の分散性およ
び耐久性が向上し、且つ本発明の高級脂肪酸のヒドロキ
ソルアルミニウム塩の添加効果、特にアンカー効果が顕
著に現れるので好ましい。
以下、本発明の詳細な説明する。
一般式(+)で示される高級脂肪酸のヒドロキシルアル
ミニウム塩は、n=1のものとn=2のものとの混合物
であってもよい。
本発明の高級脂肪酸のヒドロキルアルミニウム塩として
は炭素数10以上26以下の高級脂肪酸のヒドロキシル
アル3ニウム塩であれば、分子量、分化合物8 化合物9 化合物10 化合物11 化合物12 化合物13 化合物14 化合物15 軽構造、不飽和結合、異性体構造によらず選択すること
ができる。
具体的には 化合物1 化合物2 化合物3 化合物4 化合物5 化合物6 化合物7 (CHs(CHz)qcOo)zAf (OH)CL 
(Ctld 9COOA/ (O)I) z(C1h(
CHz) r +C00) zM (OH)CHi(C
Hg) + +C00IV (OH) z(CHz(C
ut)IqCOO)zlV(OH)CHz (CL) 
r ycOOM (OB) 2(CI(3(CHt) 
l I CHCOO) ! AZ (OH)HzCHs (CHs (Cut) + 5cFIcOo) M (
Otl) IC旧CH。
CHs(Cut)+5COOAf (Of()zCHs
 (CHz) 1scOOA/ (OH) t(CHs
(CHt)IqCOO)tAl(OH)CHx(CHx
) +*C00Aj (OH)冨(CHI(CL)富+
COO)iM(OR)CC00)i、)□C00M (
Oll) z(CHs(CHz) ?CH=CI(CH
り tcOO) tAl (Oll)化合物16   
(CH3(CHz) tcH=cH(CHz) ?C0
0) AZ (OH) を化合物17   (CH3(
CI(z) gscOo) tAl (OH)化合物1
8   CHs(CHz)tscOOAl <0R)t
このなかでも炭化水素基が直鎖構造を持つものが好まし
い。
これらの化合物はたとえば脂肪酸クロライドと水酸化ア
ルミニウム又はアルミン酸ナトリウムを反応させたあと
、再結晶することにより得ることが出来る。
本発明において、磁性層が一般式(【)で示される高級
脂肪酸のヒドロキシルアルミニウム塩を保持するとは、
通常の塗布型磁気記録媒体においては、磁性層内部に均
一に分布させる場合と磁性層の表面にトップコートする
場合との2つの場合があり、また、金属薄膜型磁気記録
媒体においては、磁性層の表面にトップコートする場合
がある。
一般式(1)の化合物の使用量は、通常の塗布型磁気記
録媒体の磁性層内部に均一に分布させる場合、磁性体に
対して0.1〜8重量%が適当である。塗布型磁気記録
媒体の磁性層の表面にトップコートする場合は2〜50
mg/nfが適当である。更に、金属薄膜型磁気記録媒
体の表面にトップコートする際は2〜30mg/rrl
が適当量である。
使用量がこの範囲を超えると表面の、高級脂肪酸のヒド
ロキシルアルミニウム塩が過剰になり、貼りつき、吸湿
等の故障の原因になることがあるだけでなく、テープ表
面に結晶の析出を起こし却って耐久性が低下する等の問
題がある。
使用量がこの範囲を下まわると当然のことながら表面量
が不十分となり効果が得られない。
本発明においては、その他の潤滑剤を併用してもよい。
併用できる潤滑剤としては、飽和もしくは不飽和の脂肪
酸(ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等)もし
くはその金属石鹸、N置換もしくはN未置換の脂肪酸ア
ミド、脂肪酸エステル(各種モノエステルをはしめ、ソ
ルビタン、グリセリン等多価アルコールとの脂肪酸エス
テル、多塩基酸のエステル化物等)、エーテル結合を有
するエステル化合物、高級脂肪族アルコール、モノアル
キルフォスフェート、ジアルキルフォスフェート、トリ
アルキルフォスフェート、パラフィン類、シリコーンオ
イル、動植物油、鉱油、高級脂肪族アミン;グラファイ
ト、シリカ、二硫化モリブデン、二硫化タングステン等
の無機微粉末;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、エチレン塩化ビニル共重合体、ポリテトラフ
ルオロエチレン等の樹脂微粉末;α−オレフィン重合物
;常温で液体の不飽和脂肪族炭化水素、末端変性または
未変性のパーフルオロアルキルポリエーテル、フルオロ
カーボン類等が挙げられる。
これらの併用する潤滑剤の好ましい使用量は使用態様に
よって異なるが、おおむね、本発明の一般式(I)の化
合物の171O〜2倍(重量比)の使用量である。
前記したように、本発明において、高級脂肪酸のヒドロ
キシルアルミニウム塩を磁性層に保持すせる方法として
は、磁性塗布液中に添加して磁性層中に均一に含有させ
る方法、および磁性層表面にトップコート(材料を有機
溶剤に溶解して基板に塗布あるいは噴霧したのち乾燥す
る方法、材料を熔融して基板を塗着させる方法、有機溶
剤に材料を溶解した溶液に基板を浸漬して材料を基板表
面に吸着させる方法、ラング逅ニアーブロジェット法な
ど)する方法がある。
本発明に用いられる強磁性微粉末としては、強磁性酸化
鉄微粉末、Coドープの強磁性酸化鉄微粉末、強磁性二
酸化クロム微粉末、強磁性金属粉末、強磁性合金粉末、
バリウムフェライトなどが使用できる。
強磁性合金粉末の例としては、金属分が75−t%以上
であり、金属分の8ht%以上が少なくとも一種類の強
磁性金属あるいは合金(Fe、 Co、 Ni、Fe−
C05Fe−Ni、 Co−Ni、 Co−Fe−Ni
など)であり、該金属分の2ht%以下で他の職分(A
I、54、S、 SC% Ti、 V、 Cr、 Mn
、 Cu、 Zn、 Y、 Mo、 Rh。
PdSAg、 Sn、 Sb、 B5Ba、 Ta、 
W、 Re、^u、 Hg。
Pb、 PSLa、、Ce、 Pr、 Nd、 Te、
 Biなど)を含むものを挙げることができる。また、
上記強磁性金属分が少量の水、水酸化物、または酸化物
を含むものであってもよい。
これらの強磁性粉末の製法は既知であり、本発明で用い
られる強磁性粉末についても公知の方法にしたがって製
造することができる。
強磁性粉末の形状およびサイズには特に制限はなく、広
く用いることができる。形状としては針状、米粒状、球
状、立方体状、板状等いずれでもよいが、針状、板状が
電磁変換特性上好ましい。
結晶子サイズおよび比表面積もとくに制限はないが、結
晶子サイズで400A以下、S WETで30rd/g
以上が好ましい。
強磁性粉末のpHおよびその表面処理には特に制限はな
く、広く用いる事ができる0例えば、チタン、珪素、ア
ルミニウム等の元素を含む物質で表面処理されていても
よいし、カルボン酸、スルホン酸、硫酸エステル、ホス
ホン酸、燐酸エステル、ベンゾトリアゾール等の含チツ
素複素環をもつ吸着性化合物の様な有機化合物で処理さ
れていてもよい、好ましいpHの範囲は5〜10である
強磁性酸化鉄微粉末の場合、2価の鉄/3価の鉄の比に
特に制限されることなく用いることができる。
本発明に用いられる結合剤は、従来磁気記録媒体用の結
合剤として使用されている公知の熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂、放射線硬化性樹脂、反応型樹脂およびこれらの
混合物を使用することができる。
上記樹脂のガラス転移温度(Tg)は−40°C−15
0゛C1重量平均分子量は1万〜30万、好ましくは1
万〜10万である。
上記熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル、酢酸ビニルとビニルアルコール、
マレイン酸および/またはアクリル酸との共重合体、塩
化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル・アク
リロニトリル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体
などのビニル系共重合体、ニトロセルロース、セルロー
スアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブ
チレート樹脂−などのセルロース誘導体、アクリル樹脂
、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリエステルポリウレタン樹脂、ポリエーテルポリ
ウレタン樹脂、ポリカーボネートポリウレタン樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂、
アミノ樹脂、スチレンブタジェン樹脂、ブタジェンアク
リロニトリル樹脂等のゴム系樹脂、シリコーン系樹脂、
フッ素系樹脂を挙げることができる。
これらの中で、塩化ビニル系樹脂は強磁性微粉末の分散
性が高く好ましい。
前記熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、加熱によ
り分子量がきわめて大きくなる物で、例えば、フェノー
ル樹脂、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、硬化型ポリウ
レタン樹脂、尿素樹脂、メラ旦ン樹脂、アルキッド樹脂
、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、エポキシ−ポリ
アミド樹脂、ニトロセルロースメラ逅ン樹脂、高分子量
ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合
物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコール/
高分子量ジオール/ポリイソシアネートの混合物、ポリ
アミン樹脂、およびこれらの混合物が挙げられる。
前記放射線硬化型樹脂としては上記熱可塑性樹脂に放射
線硬化官能基として炭素−炭素不飽和結合を有する基を
結合させたものが用いられる。好まして官能基としては
アクリロイル基、メタクリロイル基などがある。
以上列挙の結合剤分子中に、極性基〔エポキシ2 R′ 0 1(jl 0酊        OM” 同じでも異なってもよく、各々独立に、水素原子または
アルキル基を示し、xeはアニオン(例えば、ハロゲン
イオンなど)を示し、が、M2は、同じでも異なっても
よく、各々独立に、水素原子、アルカリ金属又はアンモ
ニウムを示す〕を少なくとも1種以上導入したものが磁
性体の分散性、耐久性上好ましく、本発明の高級脂肪酸
のヒドロキシルアルミニウム塩の添加効果が顕著に現れ
る。これら極性基のポリマー中の含有量としてはポリマ
ー1グラム当り10−7〜10−3当量が好ましく、さ
らには1O−6〜10−’当量が好ましい範囲である。
また、これら極性基含有ポリマーが磁性層の全結合剤樹
脂に占める割合は、5wt%以上であることが好ましい
以上列挙の高分子結合剤は単独または数種混合で使用さ
れ、イソシアネート系の公知の架橋剤、および/あるい
は放射線硬化型ビニル系モノマーを添加して硬化処理す
ることができる。
イソシアネート系架橋剤としてはイソシアネート基を2
個以上有するポリイソシアネート化合物で、例えば、ト
リレンジイソシアネート、4.4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
キシリレンジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジ
イソシアネート、0〜トルイジンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、トリフェニルメタンジイソ
シアネート等のイソシアネート類、これらのイソシアネ
ート類とポリアルコールとの反応生成物、及びこれらの
イソシアネート類の縮合にまり生成したポリイソシアネ
ート等が挙げられる。これらのポリイソシアネートは日
本ポリウレタン工業■からコロネートL1コロネートH
L、コロネートH1コロネー)Elf、コロネート20
14、コロネート2030、コロネー) 2031、コ
ロネート2036、コロネート3015、コロネート3
040、コロネート3041、ミリオネートMR、ミリ
オネートMTL 、ダルトセック1350、ダルトセッ
ク2170、ダルトセック2280、蔵出薬品工業■か
らタケネー) 0102、タケネートDIION 。
タケネー) 0200、タケネート0202、住友バイ
エル■からスミジュールN75、西独バイエル社からデ
スモジュール上1デスモジユールIL、デスモジュール
N、デスモジュールHL、大日本インキ化学工業■から
バーノックD850、パーノックD802等の商品名で
市販されている。
放射線硬化ビニル系モノマーとしては、放射線照射によ
って重合可能な化合物であって、炭素−炭素不飽和結合
を分子中に1個以上有する化合物であり、(メタ)アク
リル酸エステル類、(メタ)アクリルアミド類、アリル
化合物、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、ビニル
異部環化合物、N−ビニル化合物、スチレン、(メタ)
アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、オレフィン類等
が挙げられる。これらのうち好ましいものとしては(メ
タ)アクリロイル基を2個以上有する、ジエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、等のポリエチレングリコー
ルの(メタ)アクリレート類、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペン
タ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サ(メタ)アクリレート、ポリイソシアネートとヒドロ
キシ(メタ)アクリレート化合物との反応物、等がある
これらの架m剤は、架橋剤を含む全結合剤の5〜45@
t%であることが好ましい。
本発明の磁性層における前記結合剤(架橋剤も含む)の
配合は強磁性微粉末にたいしlO〜4Qiit%、好ま
しくは15〜30wt%である。結合剤の配合割合が前
記範囲より多いと強磁性微粉末の充填度が低く電磁変換
特性が低下し、逆に少ないと走行耐久性が低下する。
非磁性支持体の材質としては、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン2.6ナフタレートなどのポリエス
テル類、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレ
フィン類、セルローストリアセレートなどのセルロース
誘導体、ポリカーボネート、ポリイミド、ボリア藁トイ
くド等の樹脂を用いることができ、必要に応じアルミニ
ウム等の金属でメタライズしてあってもよいし、あるい
はアルミ箔、ステンレス箔などの金属箔であってもよい
また支持体の形態はテープ、ディスク、フィルム、シー
ト、カード、ドラムなどいずれでもよく、形態に応じて
種々の材料が選択される。
支持体の厚みは3〜100−1磁気テープとしては好ま
しくは3〜20−1磁気デイスクとしては20〜100
−が通常使用される範囲である。
本発明の磁気記録媒体の磁性層には、さらにモース硬度
5以上の無機質粒子を含有することが好ましい。
使用される無機質粒子は、モース硬度が5以上であれば
特に制限はない、モース硬度が5以上の無機質粒子の例
としては、uzO*(モース硬度9)、Tie(同6 
) 、Ti(h (同6.5)1.5i(h (同7 
) 、5nOz(同6.5)、CrzO3(同9)、お
よびtz  Fe!0ff(同5.5)を挙げることが
でき、これらを単独あるいは混合して用いることができ
る。
とくに好ましいのはモース硬度が8以上の無機質粒子で
ある。モース硬度が5よりも低い無機質粒子を用いた場
合には、磁性層から無機質粒子が脱落しやすく、またヘ
ッドの研磨作用も殆どないため、ヘッドの目詰まりを発
生しやすく、また走行耐久性も乏しくなる。
無機質粒子の含有量は、通常、強磁性粉末100重量部
に対して0.1〜20重量部の範囲であり、好ましくは
1〜10重量部の範囲である。
また磁性層には上記の無Ia質粒子以外にも、カーボン
ブラック(特に、平均粒径が10〜300ns (ナノ
メートル;10−’m)のもの)などを含有させること
が望ましい。
つぎに本発明に係わる塗布型磁気記録媒体を製造する方
法の例を述べる。
まず、強磁性粉末と結合剤、所望に応して、他の充填材
、添加剤などを溶剤と混練、分散し、磁性塗料を調製す
る。混練の際に使用する溶剤としては、磁性塗料の調製
に通常使用されている溶剤を使用することができる。
混練の方法にも特に制限はなく、また各成分の添加順序
などは適宜設定することができる。
例えば、潤滑剤・添加剤や架橋剤を有機溶剤に溶解した
ものを用意しておき、溶剤・結合剤・磁性粉体等で調製
した磁性体分散液に塗布直前に添加することもできる。
磁性塗料を調製する際には、分散剤、帯電防止剤、潤滑
剤等の公知の添加剤を併せて使用することもできる。
分散剤の例としては、炭素12〜22の脂肪酸、その塩
またはエステル化物およびその化合物の水素の一部ある
いは全部をフッ素原子でiF換した化合物、上記の脂肪
酸のアミド、脂肪族アもン、高級アルコール、アルキル
ホウ酸エステル、サルコシネート類、アルキルエーテル
エステル類、トリアルキルポリオレフィンおよびレシチ
ン、低分子エポキシ化合物などの公知の分散剤を挙げる
ことができる。
分散剤を使用する場合は、通常は使用する強磁性粉末1
00重量部に対し、0.1−10重量部の範囲で使用さ
れる。
帯電防止剤の例としては、カーボンブラック、カーボン
ブラックグラフトポリマーなどの導電性微粉末;サポニ
ンなどの天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、グ
リセリン系およびグリシドール系などのノニオン系界面
活性剤;高級アルキルアミン類、ピリジンその他の複素
環化合物の塩類、ホスホニウムまたはスルホニウム類な
どのカチオン性界面活性剤;カルボン酸、燐酸、硫酸エ
ステル基、他の燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオ
ン性界面活性剤;アミノ酸類、アミノスルホン酸類、ア
ミノアルコールの硫酸または燐酸エステル類等の両性界
面活性剤等を挙げることができる。
帯電防止剤として上記の導電性微粉末を使用する場合に
は、例えば、強磁性粉末100重量部に対し0.1〜1
0重量部の範囲で使用され、界面活性剤を使用する場合
にも同様L:、0.12〜10重量部の範囲で使用され
る。
なお、上述した分散剤、帯電防止剤、潤滑剤などの添加
剤は、厳密に上述した作用効果のみを有するものである
との限定の下に記載したものではなく、例えば、分散剤
が潤滑剤あるいは帯電防止剤として作用することも有り
うる。従って、上記分類により例示した化合物などの効
果作用が、上記分類に記載された事項に限定されないこ
とは勿論であり1.また複数の作用効果を奏する物質を
使用する場合には、添加量は、その作用効果を考慮して
決定することが好ましい。
このようにして調製された磁性塗料は前述の非磁性支持
体上に塗布される。このとき複数の磁性塗料を逐次ある
いは同時に重層塗布してもよい。
塗布は、前記非磁性支持体上に直接行なうことも可能で
あるが、また、接着剤層などの中間層を介して非磁性支
持体上に塗布することもできる。
ここでいう中間層とは接着剤単独の層または結合剤中に
カーボン等の非磁性微粒子を分散してなる複合膜層等で
ある。
カーボンを含有する中間層における結合剤としては、磁
性層に用いられる種々の結合剤のなかから任意に選ぶこ
とができる。カーボンの粒径はlO〜50nmのものが
好ましく、バインダー:カーボンは重量比にして100
 : 10〜1.00 : 150が好ましい。
中間層の厚みは単なる接着剤層の場合0.1〜2M、非
磁性粉体を含む複合層の場合0.5〜4−が好ましいや 中間層にはこのほかに、磁性層に用いている潤滑剤と同
しまたは異なる潤滑剤を添加してもよい。
上記の強磁性粉末と結合剤の分散方法及び支持体への塗
布方法等の詳細は特開昭54−46011号及び同54
−21805号等の各公報に記載されている。
このようにして塗布される磁性層の厚さは、乾燥後の厚
さで一般には約0.5〜104の範囲、通常は0.7〜
6.Otmの範囲になるよう1.:塗布される。
非磁性支持体上に塗布された磁性層は磁気記録媒体がテ
ープ状で使用される場合は通常、磁性層中の強磁性粉末
を配向させる処理、即ち磁場配向処理を施したあと、乾
燥される。また逆にディスク状媒体の場合は磁気特性の
異方性をとりのぞくために、磁場による無配向処理が施
される。さらに所望により表面平滑化処理や熱硬化及び
/あるいは放射線照射による硬化処理が施された後、所
望の形状に裁断される。
非磁性支持体の磁性層が設けられてない側の面には、公
知のハ・7り層が設けられていてもよい。
つぎに本発明に係わる金属薄膜型磁気記録媒体について
説明する。
金属薄膜型磁気記録媒体は、基体表面上に強磁性金属材
料の薄膜を覆着により、好ましくは斜め蒸着により、設
けたものである。
本発明において斜め蒸着とは、基体表面の法線に対し強
磁性金属材料の蒸気流をある入射角θを持たせて入射さ
せ基体表面上に磁性薄膜を析出させる方法である。
本発明において入射角としては一般には45°〜901
が望ましく、特に入射角θ−axは60°〜90″人射
角θsinは45″〜75°が望ましい。
本発明に用いられる強磁性金属is材料としては、Fe
、 Co、、Ni等の金属、あるいはFe−Co、Pe
 −Ni、 Co−N15Fe−Co  Ni、 Fe
−Rh、 Fe−CuSCo −Cu、 Co−Au、
 co−Y、 Co−La、、、Co−Pr、、Co−
Gd。
Co−5s、 Co−Pt、  Nj −Cu、  M
n−B1、 Mn−5b、  MnA!、 Fe−Cr
、、Co−Cr、 Ni−Cr5re−Co−Cr、 
Ni −Co−Cr、 Fa−−Co−Ni−Cr等の
強磁性合金である。
特に好ましいのはCoあるいはCoを75重量%以上含
有するような合金であるゆ 積層してなる強磁性金属fjl[膜の総厚は、磁気記録
媒体として充分な出力を与え得る厚さおよび高密度記録
の充分行える薄さを必要とすることから、一般には約0
.02u 〜5.0−1好ましくは0.051!m〜2
、Onである。各磁性薄膜の厚さは等しく設計してもよ
いし、基体に最も近い強磁性金属薄膜の±50%の厚さ
で設けてもよい。
本発明において蒸着とは1.米国特許第3.342.6
32号公報等に述べられている通常の真空蒸着の他、電
界、磁界あるいは電子ビーム照射等により謂気流のイオ
ン化、加速化等を行って蒸発分子の平均自由行程の大き
い雰囲気にて支持基体上に強磁性金属薄膜を形成させる
方法を含むものであって、例えば、特開昭51−149
008号公報に示されているような電界蒸着法、特公昭
43−11525号、同46−20484号、同47−
26579号、同49−45439号、特開昭49−3
3890号、同49−34483号、同49−5423
5号公報に示されているようなイオン化蒸着法も本発明
に用いられる。
本発明の強磁性金属i11!l型磁気記録媒体に用いら
れる基体としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
イミド、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、三酢酸セルロー
ス、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレートのよ
うなプラスチンクベースが好ましい。特に本発明におい
ては表面粗さ(Ra)が0.0124以下であるような
上記可撓性プラスチックヘースが好ましい。ここで、表
面粗さ(Ra)とはJIS−BO601の5項に示され
ている中心線平均粗さで、カントオフは0゜25鋼−と
する。さらに上記プラスチンクベース上に下塗り層を設
け、その表面粗さ(Ra)を0.012−以下としたも
のを基体として用いてもよい。
さらに本発明においては、積層してなる強磁性金属薄膜
の間に非磁性層を介在させてもよい。非磁性中間層とし
て好ましいのは、Cr、、Si、^/、Mn、Bi、 
Ti、 Sn、 Pb、、In、 Zn、 Cuあるい
はこれらの酸化物、窒化物より構成される層である。
〔発明の効果〕
本発明による高級脂肪酸のヒドロキシルアルミニウム塩
を用いると、再生出力が高く、且つ広範囲の温湿度範囲
において摩擦係数が低く、走行耐久性に優れるという効
果が得られた。特に、経時でもWl擦係数に変化がなく
、優れた走行耐久性が維持でるという顕著な効果が得ら
れた。
一方、従来の脂肪酸では、摩擦係数を低下させる効果が
経時により著しく悪化する。また、脂肪酸の金属塩や脂
肪酸エステルではWl擦係数を低下させる効果そのもの
が不充分であり、また経時によりその効果は更に悪化す
る。
特に、従来の高級脂肪酸のアルミニウム金属塩では摩擦
係数低下効果およびその経時による維持効果が甚だ劣っ
ているのに比べ、本発明の高級脂肪酸のヒドロキシルア
ルミニウム塩ではそのいずれの効果もが顕著に優れると
いう驚くべき効果が得られた。
〔実施例〕
次に実施例をもって本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例中の1部」との表示は「重量部」を示すも
のとする。
〔実施例1〕 下記のm酸物をオープンニーグーとサンドミルを用いて
48時間混線分散したあと、これにポリイソシアネート
5部を加え、さらに1時間混線分散したあと、1−の平
均孔径を有するフィルタを用いてろ遇し、磁性塗料を調
製した。
目立里紅組底 強磁性合金粉末 (組tc: Fe94%、Zn4%、Ni2%;抗磁カ
ニ 15000e; 比表面積54mg/m”)          100
部下記(A)又は(B)の塩化ビニル系 バインダー              12部ポリエ
ステル系ポリウレタンバインダ ー(C) (重量平均分子量4万、 数平均分子量2.5万、 極性基の種類および極性基の数は 第1表に記載)           5部研磨材(α
−アルくす、平均粒径0.34)  5部潤滑剤   
          (第1表記itりオレイン酸  
              1部ブチルステアレート
           1部カーボンブラック(平均粒
径40nm )     2部メチルエチルケトン  
        3(10部上記塩化ビニル系バインダ
ーとしては、(A)塩化ビニル/酢酸ビニル/無水マレ
イン酸共重合体(日本ゼオン■製400 x ll0A
、重合度400) または (B)塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体(重合度400
) を第1表に記載のように用いた。
得られた磁性塗料を乾燥後の厚さが4.0−になるよう
に、厚さ10−のポリエチレンテレフタレート支持体の
表面にリバースロールを用いて塗布した。磁性塗料が未
乾燥の状態で3000ガウスの磁石で磁場配向を行ない
、乾燥後、スーパーカレンダー処理を行なった。8−一
幅にスリットして、8−ビデオテープサンプルを製造し
た。
得られたビデオテープの再生出力、高温高湿の環境条件
下(40℃、90%RH;a条件〉における摩擦係数μ
、および強制加速テスト(90°C,1週間;b条件)
に保存後の摩擦係数μを、下記評価法により測定した。
結果を第1表に示す。
互生生方: ビデオテープにVTR(富士写真フィルム■製PUJI
X−8>を用いて7 M)lzの信号を記録し、再生し
た。基準テープ(比較例16)に記録した7 MB2の
再生出力をOdBとしたときのビデオテープの相対的な
再生出力を測定した。
星豊止数L; ビデオテープの磁性層面とステンレスポールとを50g
の張力(it)、巻きつけ角180°で接触させて、こ
の条件下で、ビデオテープを3.3cm/secの速度
で走行させるのに必要な張力(T2)を測定した。この
測定値をもとに、下記計算式によりビデオテープの*擦
係数μをもとめた。
ti = 1 / z ・1n(Tz/Tr)尚、摩擦
係数のテストは、40°C290%RH(a条件)で行
なった。
さらに、ビデオテープを90″C,1週間保存した(強
制加速テスト、b条件)後に、上記と同様にして摩擦係
数μをもとめた。a条件とb条件における摩擦係数μの
変化より、保存安定性が判断できる (以下余白) 〔実施例2〕 134厚のポリエチレンテレフタレートフィルム上にニ
ッケルーコバルト磁性膜(膜厚150r+l11)を斜
め蒸着し、磁気記録媒体の原反を調製した。すなわち、
蒸着源としては電子ビーム蒸着源を使用し、これにコバ
ルト−ニッケル合金(Co : 80wt%、Ni:2
kt%)をチャージし、真空度5 Xl0−’Torr
中にて酸素気流中で入射角が50度となるよう斜め蒸着
を行った。
得られた磁気記録媒体の原反の磁性金属薄膜上に第2表
に記載の潤滑剤を、サンプルNα23〜No、30及び
隘34〜1llQ36ではメタノールに、サンプルNn
32と隘33ではメチルエチルケトンに溶解して、塗布
し、乾燥した後、BlI園幅にスリットして、8問ビデ
オテープサンプルを製造した。
得られたビデオテープの再生出力及びa条件とb条件に
おける摩擦係数μを、実施例1に記載の評価法により測
定した。
なお、再生出力は基準テープ(比較例32)に記録した
7 MHzの再生出力をOdBとしたときのビデオテー
プの相対的な再生出力を測定した。
結果を第2表に示す。
(以下余白) 第1表および第2表の結果より明らかな如く、本発明の
高級脂肪酸のヒドロキシルアルミニウム塩を用いたサン
プルはいずれも再生出力が高く、摩擦係数が低いことが
分かる。
また経時でも摩擦係数に変化がないことがわかると結論
される。
方、本発明の化合物を使用せず、単に脂肪酸を用いた場
合は、経時により摩擦係数の効果が低下が著しいこと、
脂肪酸の金属塩では摩擦係数が高いことがわかる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性支持体上に磁性層を設けた磁気記録媒体に
    おいて、該磁性層が下記一般式( I )で示される高級
    脂肪酸のヒドロキシルアルミニウム塩を保持することを
    特徴とする磁気記録媒体。 一般式( I ) (R^1COO)_nAl(OH)_3_−_n但し、
    R^1は炭素数10〜26の炭化水素基を表わし、nは
    1または2の整数を表わす。
  2. (2)該磁性層が強磁性粉末と結合剤とを主体として含
    有し、且つ該結合剤としてエポキシ基、▲数式、化学式
    、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります
    ▼、−SO_3M^1、−OSO_3M^1、▲数式、
    化学式、表等があります▼、及び▲数式、化学式、表等
    があります▼(R^2、R^3、R^4は、同じでも異
    なってもよく、各々独立に、水素原子またはアルキル基
    を示し、X^■はアニオンを示し、M^1、M^2は、
    同じでも異なってもよく、各々独立に、水素原子、アル
    カリ金属又はアンモニウムを示す)から選ばれる極性基
    を少なくとも1種以上有するポリマーを少なくとも含有
    することを特徴とする請求項(1)記載の磁気記録媒体
  3. (3)該磁性層が強磁性金属薄膜であり、前記一般式(
    I )で示される高級脂肪酸のヒドロキシルアルミニウ
    ム塩をトップコートすることを特徴とする請求項(1)
    記載の磁気記録媒体。
JP2092035A 1990-04-09 1990-04-09 磁気記録媒体 Pending JPH03290820A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2092035A JPH03290820A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 磁気記録媒体
US07/682,272 US5164259A (en) 1990-04-09 1991-04-09 Magnetic recording medium having a specified fatty acid hydroxylaluminum salt as a lubricant contained in or on the magnetic layer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2092035A JPH03290820A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03290820A true JPH03290820A (ja) 1991-12-20

Family

ID=14043274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2092035A Pending JPH03290820A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 磁気記録媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5164259A (ja)
JP (1) JPH03290820A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5965194A (en) * 1992-01-10 1999-10-12 Imation Corp. Magnetic recording media prepared from magnetic particles having an extremely thin, continuous, amorphous, aluminum hydrous oxide coating
WO1999004390A1 (fr) * 1997-07-17 1999-01-28 Sony Corporation Support d'enregistrement magnetique et dispositif d'enregistrement/de reproduction magnetique le comprenant
US7854819B2 (en) * 2005-05-17 2010-12-21 Panasonic Corporation Multilayer information recording medium and production method therefor
US8795856B2 (en) * 2007-09-26 2014-08-05 National University Corporation Nickel thin film, method for formation of the nickel thin film, ferromagnetic nano-junction element, method for producing the ferromagnetic nano-junction element, thin metallic wire, and method for formation of the thin metallic wire

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2932659A (en) * 1953-05-26 1960-04-12 Hoechst Ag Organic aluminum compounds and a process of preparing them
US2751359A (en) * 1954-09-22 1956-06-19 Standard Oil Co Basic aluminum alkanoate gelling agents
JPS5630609B2 (ja) * 1973-11-02 1981-07-16
NL8402136A (nl) * 1984-07-05 1986-02-03 Pd Magnetics Bv Magnetisch registratie element en methode voor de vervaardiging ervan.

Also Published As

Publication number Publication date
US5164259A (en) 1992-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0610866B2 (ja) 磁気記録媒体
US5480716A (en) Magnetic recording medium comprising ferromagnetic particles and a compound with a pyrimidine or tetrazaindene structure
JPH03290820A (ja) 磁気記録媒体
JP4335998B2 (ja) 磁気記録媒体および磁気記録再生方法
JPS63261526A (ja) 磁気記録媒体
JPH0760510B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2597227B2 (ja) 磁気記録媒体
JP3277289B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0380422A (ja) 磁気記録媒体
JP2601362B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2597226B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0457215A (ja) 磁気記録媒体
JP2601370B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0478017A (ja) 磁気記録媒体
JPH0330118A (ja) 磁気記録媒体
JP2856938B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH043326A (ja) 磁気記録媒体
JP3955681B2 (ja) コンピュータデータ記録用磁気テープ
JPH03295020A (ja) 磁気記録媒体
JP2667301B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH10134337A (ja) コンピュータデータ記録用磁気テープ
JP2601364B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS6093624A (ja) 磁気記録媒体
JPH04319522A (ja) 磁気記録媒体
JPS6139222A (ja) 磁気記録媒体