JPH03285568A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH03285568A
JPH03285568A JP2310223A JP31022390A JPH03285568A JP H03285568 A JPH03285568 A JP H03285568A JP 2310223 A JP2310223 A JP 2310223A JP 31022390 A JP31022390 A JP 31022390A JP H03285568 A JPH03285568 A JP H03285568A
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transistor
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inductor
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Koji Yamada
晃司 山田
Akinori Hiramatsu
明則 平松
Hiroshi Kido
大志 城戸
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、交流電源から直流電力を得るためのチョッパ
ー回路と、この直流電力を高周波電力に変換するインバ
ータ回路とを組み合わせたインバータ装置に関するもの
である。
[従来の技術] 【1鮭り 第11図は従来のインバータ装置(特願昭58−249
628号参照)の回路図である。この装置にあっては、
チョッパー回路4とインバータ回路5のスイッチング素
子を共用化している。
以下、その回路構成について説明する。まず、インバー
タ回路5は、スイッチング素子たる2個のトランジスタ
51.52と、トランジスタ51゜52に逆並列接続さ
れたダイオード53.54と、2個のコンデンサ50a
、50bと、トランジスタ51.52のベースにドライ
ブ電圧を印加する帰還巻線55b、55cを具備した出
カドランス55と、抵抗5a〜5dとで構成され、トラ
ンジスタ51.52の直列回路と、コンデンサ50a、
50bの直列回路とを入力端59に並列接続すると共に
両面列回路の中点間に出カドランス55の1次巻線55
aを接続して形成されている。
一方、チョッパー回路4は、インダクタ42と、インバ
ータ回路5のトランジスタ52と、ダイオード53およ
び平滑用コンデンサ41とで構成され、整流回路3の出
力VDCをインダクタ42を介して一方のトランジスタ
52に印加すると共に、平滑用コンデンサ41をインバ
ータ回路5の入力端59に接続してあり、チョッパー回
路4を構成するスイッチ手段をインバータ回路5のトラ
ンジスタ52、出カドランス55の帰還巻線55cを流
用して形成すると共に、平滑コンデンサ41を充電する
ための逆流阻止手段をもダイオード53を流用して形成
しである。なお、上記回路にあっては、出カドランス5
5にトランジスタ51.52を制御する帰還巻線55b
、55eを巻装して自動型としているが、無安定マルチ
バイブレータによってトランジスタ51.52を交互に
オンオフさせる他励型としても良いことは言うまでもな
い。
また、一方のコンデンサ50bは省略することができる
以下、上記回路の動作について説明する。
第12図は高周波的な動作分示す動作波形図であり、同
図(a)はトランジスタ52のコレクタエミッタ電圧v
cε、同図(b)はトランジスタ52のコレクタを流I
。1.同図(e)はダイオード54の順方向電流11)
+、同図(d)はトランジスタ51のコレクタ電流IC
4,同図(e)はダイオード53の順方向型11: I
 D2、同図(f)はインダクタ42に流れる電流すな
わち整流回路3の出力電流IDC5同図([1)は出カ
ドランス55の1次巻線電流Inである。
第13図は低周波的な動作を示す動作波形図であり、同
図(a)は商用電源1の電源電圧VAc、同図(b)は
整流回路3の出力電流IDC1同図(e)は商用電源1
からの入力電流IAC1同図(d)は平滑用コンデンサ
41の両端電圧■c、同図(e)はインバータ回路5か
ら出力される高周波電圧VRFを示すものである。
いま、商用電源1がフィルタ回路2を介して整流回路3
に入力されると、整流回路3からダイオードブリッジに
て全波整流された直流電圧(脈動電圧〉が出力され、こ
の直流電圧にて平滑用コンデンサ41かインダクタ42
及びダイオード53を介して充電される。平滑用コンデ
ンサ41が適当に充電され、平滑用コンデンサ41から
起動用抵抗5b、5dを通してトランジスタ51.52
にベース@、流が供給されると、トランジスタ51.5
2のいずれか一方がオンし、他方がオフする0次に、コ
ンデンサ50a、50b、出カドランス55の1次巻線
55m及び2次巻線55d、負荷10にて形成される振
動回路によって出カドランス55の帰還巻線55b、5
5cにトランジスタ51.52のオンオフを反転させる
電圧が誘起され、トランジスタ51.52は交互にオン
オフを繰り返す。
第12図における期間り、 、t、はトランジスタ51
がオンし、トランジスタ52がオフしている期間を示し
、期間L2はトランジスタ52がオンし、トランジスタ
51がオフしている期間を示している。
ここに、前記振動回路に振動電流が流れ、出カドランス
55の1次巻線55mに電流In+が流れると、この電
流Inlはトランジスタ51,52、ダイオード53.
54に分流して流れ、負荷10にはI n+ X (n
+/ n2)の電流が流れる。ただし、n+/n2は1
次巻線55aと2次巻線55clの巻線比である。なお
、図は振動回路の固有振動周波数よりもトランジスタ5
1.52のスイッチング周波数を高く設定した場合の動
作波形を示しており、電流In、は遅れ位相となってい
る。
ところで、トランジスタ52がオンする期間t2におい
ては、トランジスタ52に、電流In、の分流電流Ic
+’と、整流回路3からインダクタ42を通して流れる
電流IDCとの合成電流ICIが流れる。このとき、イ
ンダクタ42には電流よりcが流れることによる電磁エ
ネルギーが蓄積される0次に、期間り、において、トラ
ンジスタ52がオフすると、トランジスタ52のオン時
にインダクタ42に蓄積されていた電磁エネルギーがダ
イオード53及び整流回路3のダイオードブリッジを介
して平滑用コンデンサ41に放出され、平滑用コンデン
サ41は上記電磁エネルギーにて充電される。
この場合、ダイオード53に流れる電流ID2は電流I
n+の分流電流ID2′と整流回路3の出力電流■Dc
との合成電流となる。ただ11、第12図(b)。
(e)、(f)における想像線部分は、低周波半サイク
ル中の変動(低周波リップルによる変動)を図示したも
のである。
以上のように、この回路にあっては、インバータ回路5
のトランジスタ52とダイオード53、及び平滑用コン
デンサ41とインダクタ42によりチョッパー回路4が
構成されており、インバータ回路5のスイッチ素子及び
その制御回路、ダイオードを流用して入力力率を改善す
るためのチョッパー回路4を形成しているので、チョッ
パー回路4の回路構成が簡単になると共に安価な電源装
置を提供することができるようになっている。
ここで、第14図に一般的な昇圧形チョッパー回路の基
本構成を示し、その回路構成と動作原理について説明す
る。直流電源V0の両端には、スイッチング素子Q2を
介してインダクタしIが接続されている。スイッチング
素子Q2の両端には、逆流阻止用のダイオードD2を介
してコンデンサC1と負荷回路Zの並列回路が接続され
ている。
次に、この回路の動作について説明する。まず、スイッ
チング素子Q2がオンされると、直流電源Voからイン
ダクタし、に電流が流れて、インダクタL、に電磁エネ
ルギーが蓄積される0次に、スイッチング素子Q2がオ
フされると、インダクタL1の蓄積エネルギーによりイ
ンダクタL1の両端に電圧が誘起される。この電圧が直
流電源V0の電圧に加算されて、ダイオードD、を介し
てコンデンサCsを充電する。故に、コンデンサC2の
電圧Viは直流電源■。の電圧に比べて昇圧される。
このコンデンサC1に得られる直流電圧Viにより負荷
回路2が駆動される。スイッチング素子Q2がオフした
瞬間にインダクタL1に流れていた電流をIpとすると
、インダクタL、には<1/2)Ll p2のエネルギ
ーが蓄えられていることになる。
このエネルギーがスイッチング素子Q2のオフ期間t。
FF中に放出されると、第15図(a)に示すように、
インダクタし、に流れる電流に休止期間が生じる0図中
、tONはスイッチング素子Q2のオン期間であり、 
tFはスイッチング素子Q2がオフしているときにイン
ダクタL1に電流か流れている期間である。また、TH
はスイッチング素子Q2のスイッチング周期である。t
F−tOFFであれば、第15図(b)に示すような動
作波形となる。また、インダクタし、のエネルギーがス
イッチング素子Q2のオフ期間tOFF中に放出し尽く
されない場合には、第15図(e)に示すような動作波
形となり、インダクタL、に流れる電流は最大値IPと
最小値In(>0)の間を往復することになる。第15
図(b) 、 (c)では、LoN=TH(Vi  V
o)/Voという関係があり、第15図(a)では、t
oN< T H(V i  V o)/ V oという
関係がある。
ここで、チョッパー動作を第15図(a) 、 (b)
に示すモードAと、第15図(c)に示すモードBに分
けて、第11図のチョッパー動作とインバータ動作を共
用するトランジスタ52の動作について説明する。第1
6図(a)、 (b) 、 (c)はモードAの場合で
、(、)はインバータ動作だけを考えたときのトランジ
スタ52に流れる電流波形I el’であり、(b)は
チョッパー動作だけを考えたときのトランジスタ52に
流れる電流IDCの波形図である。(C)はチョッパー
動作とインバータ動作によってトランジスタ52に実際
に流れる電流Ielの波形図である。この場合、トラン
ジスタ52のオフ時に、インダクタ42のエネルギーは
完全に放出されているので、トランジスタ52がオンし
始める時点(第16図(c)のa点)で徐々に電流が立
ち上がるものであり、この部分でのトランジスタ52の
スイッチング損失はほとんど無い。
第16図(d) 、 (e) 、 (f )はモードB
の場合で、(d)はインバータ動作だけを考えたときの
トランジスタ52に流れる電流波形I c、’であり、
(e)はチョッパー動作だけを考えたときのトランジス
タ52に流れる電流波形IDCである。(f)はチョッ
パー動作とインバータ動作によってトランジスタ52に
実際に流れる電流波形Iclである。この場合、インダ
クタ42のエネルギーが完全に放出されていないので、
トランジスタ52がオンした時点で急速にインダクタ4
2から電流が流れ、トランジスタ52のスイッチング損
失が増加することになる。
ここで、モードAからモードBへの移行は、入力電圧V
ACの変動、トランジスタ51.52のh□のばらつき
2インダクタ42のインピーダンス値のばらつき、トラ
ンジスタ51.52の温度上昇などにより、発振周波数
が低下して、トランジスタ52のオン・デユーティが過
大に長くなることによって起こる。
従」U阻1− 次に、従来の他のインバータ装置(特願平013353
32号参照)を第7図に示す、この装置にあっては、チ
ョッパー回路とインバータ回路のスイッチング素子Q2
を共用化している。さらに、スイッチング素子Q、、Q
2の駆動方式は、特願昭63−297276号に開示さ
れており、方のスイッチング素子Q、はインダクタT2
の2次巻線より負荷回路の共振電流を帰還させて自励駆
動とし、他方のスイッチング素子Q2は、スイッチング
素子Q、のオフ期間に動作するタイマー回路により制御
される。また、タイマー回路の時定数を変化させて、ス
イッチング素子Q2のオン・デユーティを小さくし、ス
イッチング素子Q、、Q2のオン デユーティをアンバ
ランスとすることにより、出力制御を行うことができる
ものである(特願昭60〜113716号参照)、なお
、この従来例では、スイッチング素子Q2のオン・デユ
ーティを小さくすることにより、発振周波数も変化する
ので、出力制御も幅広くできる。
スイッチング素子Q2は、その両端電圧の立ち下がり信
号を分圧抵抗R,,,R,2により検出して、駆動回路
Cによりオン区間を制御している。この場合、負荷回路
のコンデンサC,,C,とインダクタT2による固有振
動周波数よりもスイッチング周波数を高く設定して、共
振回路の励振電圧よりも共振電流が遅れ位相となる遅相
モードで駆動する。なお、第7図に示すインバータ装置
の構成及び動作については、後述の実施例の説明におい
て、詳細に説明する。
第7図に示す回路の定常状態における動作について、第
8図の動作波形図を元に説明する6第8図(A)はスイ
ッチング素子Q1の両端電圧V。F:の波形、第8図(
B)はインバータ回路だけを考えたときのダイオードD
2とスイッチング素子Q、に流れる電流波形であり、第
8図(C)はチョッパー回路だけを考えたときのダイオ
ードD2に流れる電流ID2の波形である。実際は、第
8図(B)と(C)の電流を合成した電流が、第8図(
D)に示すように、ダイオードD、とスイッチング素子
Q、に流れている。スイッチング素子Q、のオン区間は
、コンデンサC,,C,と放電灯l及びインダクタT2
で決まる共振電流波形によって決定される。同様に、第
8図(E)はスイッチング素子Q2の両端電圧VOSの
波形、第8図(F)はインバータ回路だけを考えたとき
のスイッチング素子Q2に流れる電流の波形であり、第
8図(G)はチョッパー回路だけを考えたときのスイッ
チング素子Q2に流れる電流の波形である。実際は、第
8図(F)と(G)の電流を合成した電流が、第8図(
H)に示すように、スイッチング素子Q2に流れている
ここで、パワーMOSFETよりなるスイッチング素子
Q2のオン区間は、スイッチング素子Q2に寄生する逆
並列ダイオードに電流が流れて、その両端電圧VOSが
立ち下がったことを検出して、駆動回路Cにより決定さ
れる。
上記回路では、交流入力電圧の変動に対してタイマー回
路の時定数を変化させて、スイッチング素子Q2のオン
・デユーティも可変とし、インバータ装置の出力安定化
を行っている0例えば、交流入力電圧が低下したときに
は、スイッチング素子Q2のオン・デユーティを長くし
て、インダクタし、に蓄積される電磁エネルギーを大き
くし、スイッチング素子Q2のオフ時に充電される平滑
用のコンデンサCコの両端電圧を高くして、インバータ
装置の出カ一定化を行うものである。この場合、交流入
力電圧の士約10%の変動に対して出力が略一定になる
ように制御している。このとき、チョッパー回路は第1
5図(a) 、 (b)に示すモードAで動作しており
、インダクタL1に流れる電流は第8図(I)に示すよ
うになる。
しかしながら、交流入力電圧が瞬時に停電した場合や、
電圧が大幅に下降した場合には、インバータ装置の出力
を一定にしようとして、スイッチング素子Q2のオン・
デユーティが過大に長くなり、チョッパー回路は第15
図(e)に示すモードBで動作する。この場合、インダ
クタL1に流れる電流は、第8図(J)に示すようにな
る。このとき、スイッチング素子Q2に流れる電流はチ
ョッパー回路だけを考えた場合には、第8図(K)に示
すようになり、インバータ回路だけを考えた場合には、
第8図(F)に示すようになる。故に、実際にスイッチ
ング素子Q2に流れている電流は、第8図(K)と(F
)の電流を合成した電流となり、第8図(L)に示すよ
うな正方向のみの電流となる。
このような動作波形においては、スイッチング素子Q2
に逆方向の電流が流れないから、寄生の逆並列ダイオー
ドに電流は流れない、ということは、スイッチング素子
Q2の両端電圧VDsの立ち下がりは、スイッチング素
子Q、の正方向のオン駆動信号か無ければ検出できない
ということになる。
しかるに、上記の回路では、スイッチング素子Q2の両
端電圧VOSの立ち下がりを検出してから、スイッチン
グ素子Q2に正方向のオン駆動信号が与えられるように
構成されているため、スイッチング素子Q2がオンしな
いという問題が生じる。
[発明が解決しようとする課題] 上述の従来例1で説明したように、チョッパー回路とイ
ンバータ回路とで共用しているスイッチング素子のオン
・デユーティが過大に長くなると、チョッパー回路のイ
ンダクタに蓄積されるエネルギーが完全に放出されず、
共用しているスイッチング素子がオンしたときに過大な
電流が流れて、スイッチング損失が増加するという問題
がある。
また、上述の従来例2の場合には、スイッチング素子Q
2に流れるインバータ回路とチョッパー回路の合成電流
(第8図(F)、(L)参照)の逆方向電流IDがゼロ
以下になると、スイッチング素子Q2がオンしなくなり
、異常発振が生じて、回路素子にストレスが加わるとい
う問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、エネルギー蓄積用のインダクタ
を備えるチョッパー回路と、共振回路を含む負荷回路を
備えるインバータ回路とを組み合わせたインバータ装置
において、チョッパー回路の蓄積エネルギーとインバー
タ回路の共振エネルギーの関係を制御することにより、
スイッチング素子のストレスを無くし、異常発振を防止
することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明にあっては、上記の課題を解決するために、第1
図に示すように、逆方向を流を阻止しない第1のスイッ
チング素子(例えば、トランジスタQ1とダイオードD
2)と、第2のスイッチング素子(例えば、トランジス
タQ2とダイオードD3)の直列回路を平滑電源(コン
デンサC1)の両端に並列的に接続し、第1及び第2の
スイッチング素子を交互にオン・オフすることにより、
共振回路を含む負荷回路に高周波電力を供給するインバ
ータ回路と、インバータ回路における一方のスイッチン
グ素子(トランジスタQ2)のオン時に当該スイッチン
グ素子を介して交流電源Eからエネルギー蓄積用のイン
ダクタL1に電流を流してインダクタし、にエネルギー
を蓄積し、上記一方のスイッチング素子のオフ時に他方
のスイッチング素子の逆方向電流通電経路(ダイオード
D2)を介して上記平滑電源にインダクタし、の蓄積エ
ネルギーを放出するチョッパー回路とを備え、インバー
タ回路の発振周波数は共振回路の固有振動周波数よりも
高く設定されているインバータ装置において、上記他方
のスイッチング素子のオフ時に上記一方のスイッチング
素子に逆方向電流が流れるように、各スイッチング素子
のオン・オフ制御駆動を行う制御駆動回路Kを設けたこ
とを特徴とするものである。
[作用] 本発明にあっては、このように、エネルギー蓄積用のイ
ンダクタを備えるチョッパー回路と、共振回路を含む負
荷回路を備えるインバータ回路とて共用化されるスイッ
チング素子については、他方のスイッチング素子のオフ
時に逆方向電流が流れるように、制御駆動回路により各
スイッチング素子をオン・オフ制御しているので、チョ
ッパー回路の蓄積エネルギーによる電流とインバータ回
路の共振エネルギーによる電流の合成電流が上記共用化
されたスイッチング素子に流れても、スイッチング損失
が異常に増加することはない。
また、上記一方のスイッチング素子の両端電圧の立ち下
がり検出後の一定時間は上記一方のスイッチング素子を
オン駆動する駆動回路を備えるインバータ装置において
、上記他方のスイッチング素子のオフ時に上記一方のス
イッチング素子に逆方向電流が流れるようにすれば、上
記他方のスイッチング素子のオフ時には、必ず上記一方
のスイッチング素子の両端電圧が立ち下がることになる
したがって、この立ち下がりを検出して駆動回路により
上記一方のスイッチング素子を一定時間駆動することに
より、異常発振に陥ることなく、安定した発振動作を実
現することができる。
[実施例1] 第2図は本発明の第1実施例の回路図である。
このインバータ装置にあっては、交流電源1から平滑直
流電源を得るためのチョッパー回路4と、平滑直流電源
から高周波電力を得るためのインバータ回路5とで、一
部のスイッチング素子を共用化している。U下、その回
路構成について説明する。従来例(第11図)と同一の
機能を有する部分には、同一の符号を付して重複する説
明は省略する。本実施例では、主スイツチングトランジ
スタ52のエミッタ端子に抵抗6aを直列的に接続し、
電流Ic、を検出し2抵抗6&の両端に発生する電圧に
嘘り、補助トランジスタ6bをオン・オフし、主スイツ
チングトランジスタ52を強制的にオン・オフ制御する
ものである。
以下、その動作について説明する。トランジスタ52の
オン・デユーティが適切な場合、つまり、チョッパー回
路が第15図(a) 、 (b)に示すモードAで動作
する場合には、抵抗6aに発生する電圧は低く、補助ト
ランジスタ6bはオフ状態となっている。一方、交流入
力電圧の変動や、各部品の温度上昇などにより、発振周
波数が低下して、トランジスタ52のオン・デユーティ
か長くなると、電流Ic、も増加し、抵抗6Bの両端に
発生ずる電圧も上昇し、補助トランジスタ6bのV a
s(on)以上になると、補助トランジスタ6bがオン
して、トランジスタ52が強制的にオフされる。その結
果、トランジスタ52のオン デユーティが短くなり、
チョッパー回路の動作が第15図(c)に示すモードB
に移行しないように、インバータ装置が動作するもので
ある。これにより、トランジスタ52がオンしたときは
、インダクタ42の蓄積エネルギーは完全に放出されて
いるので、トランジスタ52に急峻な電流が流れず、ス
イッチング損失が増大することはない。
U実施例2] 第3図は本発明の第2実施例の回路図である。
インバータ回路5は主スイツチング素子としてトランジ
スタ51及びMOSFET52を備えている。トランジ
スタ51にはダイオード53が逆並列接続されており、
MOSFET52は逆方向の寄生ダイオード54を備え
ている。トランジスタ51の両端には、直流カット用の
コンデンサ57を介して、コンデンサ58とトランス5
5の1次巻線55aの直列回路が接続されている。さら
に、トランス55の2次巻線55bが帰還手段として使
用されており、一方のスイッチング素子であるトランジ
スタ51のベース端子のみに抵抗56を介してインバー
タ回路5の振動電流を帰還している。
次に、チョッパー回路4は、インダクタ42と、インバ
ータ回路5のMOSFET52及びダイオード53、並
びに平滑用のコンデンサ41で構成されている。つまり
、インバータ回路5のMOSFET52及びダイオード
53は、チョッパー回路4のスイッチング手段として兼
用されている。
整流回路3の出力は、インダクタ42を介してMOSF
ET52に印加されており、MOSFET52がオンさ
れると、インダクタ42に電磁エネルギーが蓄積され、
MOSFET52がオフされると、上記の電磁エネルギ
ーがダイオード53を介して平滑用のコンデンサ41に
充電される。このコンデンサ41に充電される直流電圧
は、インバータ回路5の入力電圧となる。
次に、インバータ起動回路6は、トランジスタ51のオ
フを検出するために、MOSFET52の両端に並列接
続された抵抗61.62と、波形整形用のバッファ63
(例えば日本電気(株)製のμPC4050)と、反転
回路64.65(例えば日本電気(株)製のμPC40
49)と、コンデンサ66及び抵抗67とで構成された
微分パルス発生回路よりなる。上記抵抗61.62の直
列回路には、インダクタ42を介して整流回路3の整流
出力が印加されており、起動時には、商用電源1の整流
信号が印加されることになる。この整流信号が波形整形
用のバッファ63にて整形され、微分パルス発生回路が
微分パルスを発生する。このインバータ起動回路6の出
力パルスを受けて、制御回路7は、MOSFET52を
オン・オフ制御するだめの信号を発生する。この制御回
路7は、汎用のタイマーIC(例えば、日本電気(株)
製μPC1,555>よりなる単安定マルチバイブレー
タ71と、その出力パルス幅を決定するための抵抗72
及びコンデンサ73と、周波数制御電圧端子(5番ピン
)の電圧を制御するための抵抗74及びツェナーダイオ
ード75より構成される。交流入力電圧変動検出回路9
は、ダイオード91、抵抗92.9B、コンデンサ94
で構成される入力電圧検出部と、この検出電圧を抵抗9
5とツェナーダイオード96mで作成される基準電圧と
比較するための比較回路97とで構成され、比較回路9
7の出力は、ダイオード98と抵抗99を介して、制御
回路7に入力される。比較回路97は、汎用のオペアン
プ(例えば日本電気(株)製のμPC451等)よりな
る、なお、商用電源1と整流回路3の交流入力端子の間
には、コンデンサ2123とトランス22を含むフィル
ター回路2か挿入されている。このフィルター回路2は
、商用電源1からの商用交流周波数に対しては低インピ
ーダンスとなり、チョッパー回路4のスイッチング周波
数に対しては高インピーダンスとなるように設計されて
おり、チョッパー回路4に流れるスイッチング電流を平
滑化して、入力電流を正弦波に近い波形としているもの
である。
以下、本実施例の動作を説明する。まず、商用電源1が
投入されると、MOSFET52の両端には、整流回路
3の出力電圧がインダクタ42を介して印加される。こ
の電圧を、抵抗61.62により分圧した電圧VRG2
の波形を第4図(イ)に示す、このとき、抵抗61.6
2により分圧された電圧V R62と、バッファ63の
入力端子のスレシホールド電圧vthとの関係、及びバ
ッファ63の出力電圧■67、微分パルス発生回路の反
転回路65の出力電圧■1.をも第4図に示す、VR,
□とvthは第4図(イ)に示す関係にあり、波形整形
用ノハッファ63の出力電圧V、3は第4図(ロ)に示
すようになる。さらに、微分パルス発生回路により単安
定マルチバイブレータ71のトリガ一端子(2番ビン)
に反転回路65の電圧■6.(第4図(ハ))が印加さ
れる。電圧V 65が“”Low”レベルとなる時間は
、コンデンサ66と抵抗67の時定数により決まる。を
圧V65が“High”レベルから“Low”レベルへ
と変化することにより、単安定マルチバイブレータ71
はトリガーされ、その出力端子(3番ピン)が第4図(
ニ)に示すように“High”“レベルとなる。この端
子(3番ピン)が“High″レベルである時間は、抵
抗72とコンデンサ73の時定数により決定される。こ
の出力電圧は、電流増幅用のIC(例えば日本電気(株
)製のμPC4050)で構成される駆動回路8を通し
て、MO3FET52を駆動するために電流増幅される
。MOSFET52がオンし、平滑用のコンデンサ41
から、コンデンサ57、コンデンサ58、トランス55
の1次巻線55mを通して電流が流れて、コンデンサ5
7が充電される。このとき、トランジスタ51はトラン
ス55の2次巻線55bにより逆バイアスされるので、
オフ状態となる。やがて、単安定マルチバイブレータ7
1の出力端子(3番ピン)が”Low”レベルとなり、
MOSFET’52はオフする。このとき、トランス5
5の1次巻線55aに流れる電流はゼロになるのて、2
次巻線55bには逆の電圧が誘起され、トランジスタ5
1がオンして、コンデンサ57の放電が開始され、やが
て電流がゼロになると、トランジスタ51はオフする。
トランジスタ51がオフすると、再び整流回路3の出力
電圧がインダクタ42を介して抵抗61.62の直列回
路に印加され、上述のように、インバータ回路5は起動
され、やがて発振モードへ移行する。
第5図は本実施例の高周波的な動作を示す動作波形図で
ある。(イ)は抵抗R0,とコンデンサCotとで作成
される制御電圧vco+である。(ロ)はMO3FET
52の両端電圧VD+であり、この電圧が抵抗61.6
2により分圧されて、波形整形用のバッファ63に入力
される。(ハ)は単安定マルチバイブレータ71の周波
数制御電圧端子(5番ビン)に入力される電圧V、と、
スレショルド端子(6番ビン)及び放電端子〈7番ビン
)に接続されたコンデンサ73の充放T4を圧V12の
波形である。
(ニ)はMO5FET52の順方向電流1c、と逆方向
電流IO+、(ホ)はトランジスタ51のJl!方向電
流1c2とダイオード53に流れる電流JD2を示して
いる。この第5図において、期間t、はMO5FET5
2がオフ、トランジスタ51がオンしている期間であり
、期間L2はトランジスタ51かオフ、MO3FET5
2がオンしている期間である。ここで、上述のように、
インバータ起動後に、インバータ回路5に振動電流が流
れ出すと、トランス55の2次巻線55bによりトラン
ジスタ51がバイアスされ、コンデンサ57の蓄積電荷
を電源としてトランジスタ51に電流Ic2が流れる。
このとき、トランス55のコアは飽和磁束に向がって直
・線的に磁化される。やがて、コアが飽和磁束に達する
と、インダクタンスは急激にゼロの方向に向かい、その
結果、トランジスタ51のコレクタ電流の時間変化分は
無限大となる。トランジスタ51のコレクタ電tclc
2かベース電流のhfe倍に達すると、トランジスタ5
1は不飽和状態となり、トランス55の各巻線55a、
55bの誘起電圧は低下するから、帰還されるベース電
流も減少し、トランジスタ51はオフする。トランジス
タ51がオフした後も、トランス55の1次巻線55a
に流れる振動電流が同一方向に流れようとするのて、M
O3FET52の寄生ダイオード54が導通し一電rf
LI D+が放電灯等よりなる負荷10、コンデンサ5
7、コンデンサ41を介して流れる。
寄生ダイオード54が導通すると、MOS F ET5
2のトレイン電圧■D1はゼロになるので、波形整形用
のバッファ63の入力電圧も’High”レベルから“
Low”レベルに変化する。同時に、微分パルス発生回
路の反転回路65の出力電圧■6.も“High″レベ
ルから“Low”レベルに変化し、単安定マルチバイブ
レータ71がトリガーされ、その出力端子(3番ピン)
は“High”レベルとなり、駆動回路8を通してMO
3FET52のゲート端子は順バイアスされる。MO3
FET52の寄生ダイオード54に流れる振動電流ID
+がゼロになった後は、コンデンサ41からインバータ
回路を介して流れる振動電流I e+’と整流回路3か
らインダクタ42を介して流れる電流IDCとの合成を
流Ic、が流れる。このとき、インダクタ42には、電
流IDCが流れることによる電磁エネルギーが蓄積され
る。やがて、抵抗72とコンデンサ73で決まる所定時
間の経過後に単安定マルチバイブレーク71の出力端子
(3番ピン)は“’Low″レベルとなり、MO3FE
T52はオフ状態となる。MO3FET52のオン時に
インダクタ42に蓄積されていた電磁エネルギーは、M
O8FET52のオフ時には、ダイオード53及び整流
回路3のダイオードブリッジを介して平滑用のコンデン
サ41に放出され、平滑用のコンデンサ41が充電され
る。この場合、ダイオード53に流れる電流ID2はイ
ンバータ回路5からの振動電流−I O,+と整流回路
3の出力電流IDCとの合成電流となる。
ここで、商用電源1の実効電圧が約110%に上昇した
とする。このとき、第5図(イ)のA点に示すように、
制御回路7の制御電圧V e o +も約10%上昇す
る。単安定マルチバイブレータ71の周波数制御電圧端
子(5番ビン)はツェナーダイオード75により略一定
の電圧V、になっているが、制御電圧V Co +が上
昇することにより、コンデンサ73が前記電圧■、まで
充電される時間が短くなる(第5図(ハ)参照)、コン
デンサ73の電圧V 73が前記電圧■、まで達すると
、放電端子(7番ビン)がオン状態となり、コンデンサ
73が放電し、単安定マルチバイブレータ71の出力端
子(3番ピン)が“Low”レベルに反転するので、M
O8FET52は制御電圧Veo+が上昇することによ
り、早目にオフする。この結果、MO3FET52のオ
ン期間が短くなり、インダクタ42に蓄積されるエネル
ギーも減少し、コンデンサ41の両端電圧は低下し、ま
た、トランジスタ51とMO3FET52のオン区間は
アンバランスになり、さらにインバータの発振周波数も
上昇するので、インバータ装置の出力は減少する。
次に、商用電源1の実効電圧が約90%に降下したとす
る。このとき、第5図(イ)のB点に示すように、制W
回銘7の制#電圧V c (、1も約10%降下する。
単安定マルチバイブレータ71の周波数制御電圧端子(
5番ビン)は、ツェナーダイオード75により略一定の
電圧V、に設定されているが、制御電圧■co、が降下
することにより、コンデンサ73の電圧V、3が電圧V
、まで充電される時間が長くなる(第5図(ハ)参照)
、この結果、MO3FET52のオン期間が長くなり、
インダクタ42に蓄積されるエネルギーも増加し、コン
デンサ41の両端電圧も上昇する。また、トランジスタ
51とMO3FET52のオン区間がより均等になり、
さらにインバータの発振周波数も低下するので、インバ
ータ装置の出力は増加する。
以上のように、本実施例では、商用電源1の入力電圧変
動に対して、インバータ装置の出力は略一定となってい
る。
ここで、商用入力電圧変動検出回路9の比較回路97の
出力端は、商用入力電圧の略±10%以内の変動では、
“” L o−”レベルになるように設計されている。
一方、商用電源1が瞬時停電したり、数十%も瞬時降下
した場合には、制gl電圧Vc。
も同様に低下するので、コンデンサ73の充電速度が非
常に遅くなり、MO3FET52のオン。
デユーティが過度に長くなり、インダクタ42に蓄積さ
れるエネルギーが大きくなり、第5図(c)に示すモー
ドBの動作になる。しかしながら、本実施例ては、この
とき、商用入力電圧変動検出回路9のコンデンサ94に
得られる検出電圧V94がツェナーダイオード96bに
得られる基準電圧よりも低くなり、比較回路97の出力
端が“’High”レベルになる。このとき、ダイオー
ド98と抵抗99を介してコンデンサ73が急速に充電
されるので、単安定マルチバイブレータ71の出力端(
3番ピン)が“High”レベルである時間は短くなり
、MO3FET52のオン・デユーティも短くなる。
このため、チョッパー回路4の動作モードは第15図(
i) 、 (b)に示すモードAになり、インバータ装
置では正常な発振が継続される。
[実施例3] 第6図は本発明の第3実施例の回路図である。
本実施例では、第3図の商用入力電圧変動検出回路9の
代わりに、MO3FET52の電流Ie、を検出する電
流検出回路9aを設けたものである。
その他の構成及び動作については、実施例2と同様であ
る。本実施例では一商用電源1の瞬時停電や瞬時電圧降
下により、MO3FET52のオン・デユーティが過大
に長くなり、MO3FET52の電流Ic1が異常に大
きくなったときに、抵抗90.93とコンデンサ94に
より得られる検出電圧が、抵抗95.96により得られ
る基準電圧よりも大きくなって、比較回路97の出力電
圧が”High”レベルになり、コンデンサ73の充電
を早くして、MO3FET52のオン・デユーティを短
くするように動作するものである。なお、4a〜4cは
ダイオードである。
[実施例4コ 第7図は本発明の第4実施例の回路図である。
このインバータ装置にあっては、交流電源がら平滑直流
電源を得るためのチョッパー回路と、平滑直流電源から
高周波電力を得るためのインバータ回路とで、一部のス
イッチング素子を共用化している。
以下、その回路構成について説明する。まず、インバー
タ回路は、スイッチング素子たる一対のトランジスタQ
、、Q、と、トランジスタQ、に逆並列接続されたダイ
オードD2と、直流カット用のコンデンサC4と、イン
ダクタT2と、コンデンサC5が並列接続された放電灯
rとて構成され、上側のトランジスタQ1の両端に、コ
ンデンサC4、放電灯p、インダクタT2の直列回路を
接続して、共振回路を含む負荷回路が構成されている。
一方、チョッパー回路は、インダクタL1と、ダイオー
ドD5、上記インバータ回路におけるトランジスタQ2
とダイオードD2、及び平滑用のコンデンサC1とで構
成されており、整流回路DBの出力電圧VDCをインダ
クタL1とダイオードD1を介してトランジスタQ2の
両端に印加し、平滑用コンデンサC1をインバータ回路
の入力端に接続して、その両端電圧をトランジスタQ、
、Q2の直列回路に印加しである。チョッパー回路を構
成するスイッチング手段は、インバータ回路のトランジ
スタQ2を兼用して形成されている。このトランジスタ
Q2はパワーMO5FETよりなり、寄生の逆方向ダイ
オードを内蔵している。トランジスタQ、の両端には、
抵抗R,,,R,□の直列回路が並列的に接続され、そ
の両端電圧の立ち下がりを検出すると、駆動回路Cから
トランジスタQ2に一定時間のオン駆動信号が与えられ
る。一方、トランジスタQのベースには、インダクタT
2の2次巻線が抵抗R13を介して接続されている。な
お、平滑用コンデンサC3を充電するための逆流阻止手
段はインバータ回路のダイオードD2を兼用して形成し
である。また、交流電源Eと整流回路DBとの間には、
コンデンサC,,C2及びトランスT1よりなるノイズ
フィルタが介挿されている。
請求項2記載の発明は上記回路において、トランジスタ
Q2が正常にオン・オフするための条件を定めたもので
あり、トランジスタQ1がオフしたときに、トランジス
タQ2の逆方向に電流が流れる(つまり寄生のダイオー
ドが導通ずる)ことを条件とするものである。定常状態
において、上記回路の動作波形図は第8図に示すように
なる。以下、第8図を参照しながら上記回路の動作につ
いて説明する。ただし、以下の動作説明に際して、イン
バータ回路の発振周波数は、コンデンサC1゜C9と放
電灯p及びインダクタT2よりなる負荷回路の固有振動
周波数よりも高いものとする。
まず、トランジスタQ2がオンのとき、チョッパー回路
としては、インダクタL、、ダイオードD1、トランジ
スタQ2の経路て電流が流れて、インダクタL1にエネ
ルギーが蓄積される。また、インバータ回路では、コン
デンサC3からコンデンサC2、放電灯!及びコンデン
サC5、インダクタT、の1次巻線、トランジスタQ2
の経路で共振を流が流れる(第8図(H)参照)。
次に、トランジスタQ2がオフしたときには、チョッパ
ー回路に流れている電流をIpとすると、インダクタし
、には(1/ 2 )L II p2のエネルギーが蓄
えられており、これがインダクタL1、ダイオードD 
1. D 2、コンデンサC1、整流回路DBの経路で
放出されて、コンデンサC3が充電される。
また、インバータ回路では、インダクタT2の1次巻線
の残留エネルギーが放出され、インダクタT2、ダイオ
ードD2、コンデンサC1、放電灯l及びコンデンサC
5の経路で電流が流れる。その後、インダクタT2の2
次巻線の誘起電圧によってトランジスタQ、がオンして
、今度はコンデンサC4からトランジスタQ1、インダ
クタT2の1次巻線、放電灯l及びコンデンサC7の経
路で電流が流れようとする。実際は、このトランジスタ
Q1の順方向電流とチョッパー回路からコンデンサC3
への充電電流の大きさにより、トランジスタQ、がオン
するかダイオードD2がオンするかが決定される(第8
図(B)参照)。
次に、トランジスタQ1がオフすると、チヨ・yパー回
路では、インダクタしIの残留エネルギーによりトラン
ジスタQ2の逆方向に電流が流れようとする。インバー
タ回路では、インダクタT2の1次巻線に残留している
エネルギーによりインダクタT2の1次巻線、放電灯l
及びコンデンサC5、コンデンサC4、コンデンサC1
、トランジスタQ2の寄生ダイオードの経路で電流が流
れようとする。
ここで、この瞬時状態を直流的な電圧で表すと、第9図
の等価回路のようになる。図中、DAはトランジスタQ
2の順方向のオンを表し、DBはトランジスタQ2の逆
方向の寄生ダイオードのオンを表している。また、EA
はチョッパー回路の蓄積エネルギーによる起電力と整流
回路DBの整流出力の合成電圧、EBはインバータ回路
の共振エネルギーによる起電力である。ここで、ダイオ
ードDA、DBのオン電圧を無視すると、E A> E
BであればダイオードDAがオンすることになる。しか
しながら、ダイオードDAはトランジスタQ2が順方向
にオンしないと導通しない、上記の回路では、トランジ
スタQ2の両端電圧VOSが立ち下がって始めてトラン
ジスタQ2がオンするような構成となっているので、実
際はダイオードDAはオンしないことになる。したがっ
て、トランジスタQ1゜Q2が交互にオンオフするイン
バータ動作をしなくなり、異常発振が起きる。故に、条
件としては、EB>EAであれば良い。このときの動作
波形は、第8図(A)〜(I)に示すようになる。
上記の条件を別な形式で表現すれば、第8図(F)に示
すインバータ回路の共振エネルギーによる帰還電流ID
と、第8図(J)に示すチヨ・ンノ(−回路の蓄積エネ
ルギーによる電流ILとの関係が、I o> 1.てあ
れば良く、この条件が満足される場合には、上記インバ
ータ回路は正常に動作することがてきる。
[実施例5] 第10図は本発明の第5実施例の回路図である。
以下、その回路構成について説明する。インバータ回路
は、ハーフブリッジ構成であり、パワーMO3FETよ
りなるトランジスタQ、、Q2の直列回路と、コンデン
サCs 、 C=の直列回路が並列的に接続されており
、トランジスタQ 3. Q 2の接続点とコンデンサ
C,,C,の接続点の間には、インダクタL2とコンデ
ンサC7及び放電灯βを含むLC直列共振回路が負荷回
路として接続されている。
ここて、コンデンサC1,C6の容量は、コンデンサC
7の容量に比べて十分に大きく、コンデンサCs 、 
Csは共振には寄与しない。
インバータ回路のトランジスタQ、、Q、の制御極には
、トランジスタQ、、Q2を交互にオンオフさせるよう
な駆動信号がそれぞれ駆動回路A、Bから供給されてい
る。交流電源Eには、コンデンサC,,C2とトランス
T1よりなるノイズフィルタを介して全波整流回路DB
の交流入力端が接続され、全波整流口iDBの直流出力
端には、トランジスタQ1とダイオードD1を介してイ
ンダクタLが接続されている。インダクタL1の両端に
は、ダイオードD、とトランジスタQ2の逆方向寄生ダ
イオードを介して平滑用コンデンサC1が接続されてい
る。前記インバータ回路におけるトランジスタQ、、Q
、の直列回路には、全波整流回路DBと平滑用コンデン
サC1の直列回路が接続されると共に、電流帰還用の高
周波バイパスコンデンサC1が並列接続されている。
本実施例におけるチョッパー回路は、トランジスタQ、
とダイオードD3、トランジスタQ2の逆方向寄生ダイ
オード、コンデンサC1及びインダクタし、で構成され
ている。トランジスタQ、がオンであるときには、全波
整流回路DBからトランジスタQ、、インダクタL1、
ダイオードD、を介して1を流が流れて、インダクタL
、にエネルギーが蓄積される。そして、トランジスタQ
1がオフすると、インダクタL1の蓄積エネルギーがダ
イオードD5、コンデンサC1、トランジスタQ2の逆
方向寄生ダイオードを介して放出され、コンデンサC3
が充電される。これにより、交流電源Eをスイッチング
して、コンデンサC1に平滑な直流電圧を得ることがで
きる。
次に、トランジスタQ、の駆動回路Aの構成について説
明する。駆動回路Aは低圧直流電源E。
を備えており、その電圧は単安定マルチバイブレータI
C+(例えば日本電気(株)製のμPD4538)の電
源端子vDD、vssに印加されている。また、単安定
マルチバイブレータI C+の時定数設定端子T + 
、 T 2には、コンデンサC1lが接続されている。
このコンデンサC,は、抵抗R3を介して充電される。
したがって、単安定マルチバイブレータICから出力さ
れるワンショットパルスのパルス幅は、抵抗Rコとコン
デンサC8の時定数により決定される。また、トランジ
スタQ、の両端電圧は、抵抗R9,R1により検出され
ており、その検出電圧は単安定マルチバイブレータIC
,の立ち下がりトリガ一端子Bに入力されている。また
、羊安定マルチバイブレータIC,から出力される出力
パルスは、否定回路IC,と抵抗R1を介してトランジ
スタQ1のゲートに供給されている。
本実施例では、インバータ回路の発振周波数が負荷回路
の固有振動周波数よりも高くなるように設定される。ま
た、チョッパー回路の蓄積エネルギーによる起電力は、
インバータ回路の共振エネルギーによる起電力を上回ら
ないように回路定数を設定される。この条件により、ト
ランジスタQ2がオフすると、まず、トランジスタQ、
の逆方向寄生ダイオードに電流が流れる。したがって、
トランジスタQ、の両端電圧が“”Loll″レベルに
立ち下がる。この立ち下がり信号をトリガーとして、単
安定マルチバイブレータIC,がワンショットパルスを
発生し、このフンショットパルスの長さによりトランジ
スタQ、のオン区間が設定される。
トランジスタQ2の駆動回路Bの構成及び動作について
は、トランジスタQ、の駆動回路Aと同様であるので、
重複する説明は省略する。
[発明の効果コ 請求項1記載の発明にあっては、エネルギー蓄積用のイ
ンダクタを備えるチョッパー回路と、共振回路を含む負
荷回路を備えるインバータ回路とでスイッチング素子を
一部共用化したインバータ装置において、非共用側のス
イッチング素子がオフされたときには、共用側のスイッ
チング素子に逆方向電流が流れるように、各スイッチン
グ素子のオン・オフを制御するようにしたものであるか
ら、共用側のスイッチング素子がオンされる瞬間にはチ
ョッパー回路のインダクタのエネルギーは放出し尽くさ
れており、したがって、この共用側のスイッチング素子
に過大な電流が流れることはなく、スイッチング損失に
よるストレスが加わることは防止できるという効果があ
る。
請求項2記載の発明にあっては、エネルギー蓄積用のイ
ンダクタを備えるチョッパー回路と、共振回路を含む負
荷回路を備えるインバータ回路とでスイッチング素子を
一部共用化し、この共用化されたスイッチング素子は非
共用側のスイッチング素子のオフ時に、自己の両端電圧
が立ち下がることを検出してから一定時間は自己にオン
駆動信号を与える駆動回路により制御されているような
インバータ装置において、非共用側のスイッチング素子
がオフされたときには共用側のスイッチング素子に逆方
向電流が流れるように回路定数を設定したものであるか
ら、異常発振に陥ることはなく、スイッチング素子等に
ストレスが加わることは防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示す回路図、第2図は本発
明の第1実施例の回路図、第3図は本発明の第2実施例
の回路図、第4図は同上の起動時の動作波形図、第5図
は同上の発振動作時の動作波形図、第6図は本発明の第
3実施例の回路図、第7図は本発明の第4実施例の回路
図、第8図は同上の動作波形図、第9図は同上の動作説
明のための等価回路図、第10図は本発明の第5実施例
の回路図、第11図は従来例の回路図、第12図は同上
の高周波的な動作波形図、第13図は同上の低周波的な
動作波形図、第14図は従来の一般的な昇圧形チョッパ
ー回路の基本回路図、第15図及び第16図は同上の動
作波形図である。 Q5.Q2はトランジスタ、D + 、 D 2はダイ
オード、L、、L2はインダクタ、Eは交流電源、DB
はダイオードブリッジ、C1は平滑用コンデンサ、lは
放電灯負荷、Kは制御駆動回路である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)逆方向電流を阻止しない第1及び第2のスイッチ
    ング素子の直列回路を平滑電源の両端に並列的に接続し
    、第1及び第2のスイッチング素子を交互にオンオフす
    ることにより共振回路を含む負荷回路に高周波電力を供
    給するインバータ回路と、インバータ回路における一方
    のスイッチング素子のオン時に当該スイッチング素子を
    介して交流電源からエネルギー蓄積用のインダクタに電
    流を流してインダクタにエネルギーを蓄積し、上記一方
    のスイッチング素子のオフ時に他方のスイッチング素子
    の逆方向電流通電経路を介して上記平滑電源にインダク
    タの蓄積エネルギーを放出するチョッパー回路とを備え
    、インバータ回路の発振周波数は共振回路の固有振動周
    波数よりも高く設定されているインバータ装置において
    、上記他方のスイッチング素子のオフ時に上記一方のス
    イッチング素子に逆方向電流が流れるように上記各スイ
    ッチング素子をオン・オフ制御する制御駆動回路を備え
    ることを特徴とするインバータ装置。
  2. (2)逆方向電流を阻止しない第1及び第2のスイッチ
    ング素子の直列回路を平滑電源の両端に並列的に接続し
    、第1及び第2のスイッチング素子を交互にオンオフす
    ることにより共振回路を含む負荷回路に高周波電力を供
    給するインバータ回路と、インバータ回路における一方
    のスイッチング素子のオン時に当該スイッチング素子を
    介して交流電源からエネルギー蓄積用のインダクタに電
    流を流してインダクタにエネルギーを蓄積し、上記一方
    のスイッチング素子のオフ時に他方のスイッチング素子
    の逆方向電流通電経路を介して上記平滑電源にインダク
    タの蓄積エネルギーを放出するチョッパー回路と、上記
    一方のスイッチング素子の両端電圧の立ち下がり検出後
    の一定時間は上記一方のスイッチング素子をオン駆動す
    る駆動回路とを備え、インバータ回路の発振周波数は共
    振回路の固有振動周波数よりも高く設定されているイン
    バータ装置において、上記他方のスイッチング素子のオ
    フ時に上記一方のスイッチング素子に逆方向電流が流れ
    るように回路定数を設定したことを特徴とするインバー
    タ装置。
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