JP2000308365A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2000308365A
JP2000308365A JP11108615A JP10861599A JP2000308365A JP 2000308365 A JP2000308365 A JP 2000308365A JP 11108615 A JP11108615 A JP 11108615A JP 10861599 A JP10861599 A JP 10861599A JP 2000308365 A JP2000308365 A JP 2000308365A
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switching elements
signal
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Toshiya Kamiya
敏也 神舎
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な構成で第1及び第2のスイッチング素子
に短絡電流が流れることを防止する。 【解決手段】インバータ回路2と降圧チョッパ回路3と
で第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2を兼用し
ている。検出用巻線16に誘起される起電力により第1
の検出回路12にて回生電流を検出する。第2の検出回
路13にて第1の検出回路12の出力と第1の発振回路
11の出力の論理和を求める。第2の発振回路14は第
2の検出回路13の出力をトリガ信号として方形波のパ
ルス信号を出力する。而して、回生電流が流れている間
は第1の検出回路12の出力がHレベルに固定され、第
2の発振回路14からはパルス信号が出力されない。よ
って、回生電流流れている間は第2のスイッチング素子
Q2にオン信号が与えられず、第1及び第2のスイッチ
ング素子Q1,Q2に短絡電流が流れることを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、降圧チョッパ回路
と直列型のインバータ回路とでスイッチング素子を兼用
した電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は降圧チョッパ回路と直列型のイ
ンバータ回路とでスイッチング素子を兼用した電源装置
の従来例を示しており、フィルタ回路5を介して交流電
源ACに接続され交流電源ACの電源電圧(入力電圧)
Vinを全波整流する整流回路1と、電解効果トランジス
タから成り整流回路1の出力端間に接続された第1及び
第2のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路と、第1
及び第2のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路の両
端に接続されたコンデンサC2と、第2のスイッチング
素子Q2の両端に直列接続された第1及び第2のダイオ
−ドD1,D2と、第1のダイオ−ドD1を介して第1
のスイッチング素子Q1の両端に直列接続されたチョー
クコイルL1及び平滑コンデンサC1と、第2のスイッ
チング素子Q2の両端にカップリングコンデンサC3及
びインダクタンスL2を介して接続された負荷である放
電灯La及びインダクタンスL2と共振回路を構成する
コンデンサC4から成る負荷回路4と、第1及び第2の
スイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフさせる駆
動信号を出力する発振回路6とを備え、放電灯Laに交
流の高周波電力を供給するものである。また、第1及び
第2のスイッチング素子Q1,Q2は、コンデンサC3
やインダクタンスL2等とともにハーフブリッジ式のイ
ンバータ回路2を構成し、且つチョークコイルL1、平
滑コンデンサC1、コンデンサC2並びに第1及び第2
のダイオ−ドD1,D2とともに降圧チョッパ回路3を
構成している。而して、降圧チョッパ回路3は、第2の
スイッチング素子Q2のオン時に、交流電源AC→フィ
ルタ回路5→整流回路1→平滑コンデンサC1→チョー
クコイルL1→第1のダイオ−ドD1→第2のスイッチ
ング素子Q2→整流回路1→フィルタ回路5→交流電源
ACの経路で電流を供給することにより、平滑コンデン
サC1に所定値の充電電圧(交流電源ACのピーク値よ
り低い直流電圧)を発生させ、整流回路1の出力電圧が
平滑コンデンサC1の充電電圧より低下すると、平滑コ
ンデンサC1の充電電圧が上記ハーフブリッジ式のイン
バータ回路2の電源となる。
【0003】しかし上記従来例においては、以下に示す
様な問題が生じる。
【0004】電源投入時に平滑コンデンサC1に電荷が
蓄積されていない状態では、第2のスイッチング素子Q
2がオンすると同時に、上述の様に、交流電源AC→フ
ィルタ回路5→整流回路1→平滑コンデンサC1→チョ
ークコイルL1→第1のダイオ−ドD1→第2のスイッ
チング素子Q2→整流回路1→フィルタ回路5→交流電
源ACの経路で平滑コンデンサC1に充電電流が流れ始
める。そして、第2のスイッチング素子Q2がオンした
時に流れる平滑コンデンサC1の充電電流によりチョー
クコイルL1にはエネルギが蓄積され、第2のスイッチ
ング素子Q2がオフするとチョークコイルL1に蓄積さ
れたエネルギは、チョークコイルL1→第1のダイオ−
ドD1→第1のスイッチング素子Q1の寄生ダイオード
(図示せず)→平滑コンデンサC1→チョークコイルL
1の経路で放出されて回生電流が流れる。ところが電源
投入初期においては、平滑コンデンサC1に電荷がほと
んど蓄積されていないので、第2のスイッチング素子Q
2のターンオフ時にチョークコイルL1を流れている電
流値が大きくなり、且つ平滑コンデンサC1の充電電圧
も低くなる。そのために、チョークコイルL1と平滑コ
ンデンサC1とによる振動周期が非常に長くなり、つま
り、チョークコイルL1→第1のダイオ−ドD1→第1
のスイッチング素子Q1の寄生ダイオード→平滑コンデ
ンサC1→チョークコイルL1の経路によるチョークコ
イルL1のエネルギーの放出時間が非常に長くなり、従
って、第2のスイッチング素子Q2が次にターンオンし
た際に、まだ第1のスイッチング素子Q1の寄生ダイオ
ードに回生電流が流れていることになる。よって、第1
のスイッチング素子Q1の寄生ダイオードの逆回復時間
の間、図16(f)及び(g)のAとBとの部分に示す
様に、第1のスイッチング素子Q1と第2のスイッチン
グ素子Q2とに瞬間的に過大な短絡電流が流れてしま
う。
【0005】上記問題を解決するものとして、本出願人
は図17に示すような回路構成の電源装置を提案してい
る。
【0006】図15に示した従来例(以下、「従来例
1」と呼ぶ)と異なる点は、第2のスイッチング素子Q
2に並列接続された抵抗Rs及びスイッチング素子Qs
の直列回路から成る平滑コンデンサC1の充電回路と、
コンデンサ2の両端電圧を検出する検出回路7と、検出
回路7の検出結果に応じてスイッチング素子Qsのオン
オフと発振回路6の動作制御を行う起動回路8とを備え
たことにあり、その他の従来例1と同一の構成には同一
の符号を付すことにより説明を省略する。
【0007】次に動作を簡単に説明する。電源投入時
は、検出回路7の検出値が所定値よりも低いことから起
動回路8はスイッチング素子Qsをオンするとともに発
振回路6を停止させて第1及び第2のスイッチング素子
Q1,Q2をオフさせる、つまりインバータ回路2の動
作を停止させる。そして、インバータ回路2の動作停止
期間中に抵抗Rs及びスイッチング素子Qsを介して平
滑コンデンサC1に充電電荷を蓄積させる。そして、平
滑コンデンサC1の充電電荷が所定レベルに達して検出
回路7の検出値が所定値を越えると、起動回路8がスイ
ッチング素子Qsをオフするとともに、発振回路6を動
作させてインバータ回路2の発振(第1及び第2のスイ
ッチング素子Q1,Q2のオンオフ)を開始させる。
【0008】この様に構成することにより、インバータ
回路2の発振開始時には平滑コンデンサC1に充分な電
荷が充電されているため、チョークコイルL1と平滑コ
ンデンサC1とによる振動周期が短くなり、従来例1で
述べた様な第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2
等への過大な電流ストレスの発生を防止することができ
る。また、インバータ回路2の発振開始後は起動回路8
によりスイッチング素子Qsをオフするので、抵抗Rs
での不要な電力消費も生じることはない。
【0009】ところで、電源投入後、第1及び第2のス
イッチング素子Q1,Q2が安定動作している際に、交
流電源ACの電源電圧Vinが瞬間的に低下して再び復帰
することが発生、つまり瞬時的な停電あるいは降電圧
(以下、「瞬時変動」という)が発生しても、起動回路
8及び発振回路6の動作用電源は充分に確保されている
ため、スイッチング素子Qsはオフ状態を継続し、且つ
第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2は発振動作
を継続していることから、瞬時的な停電あるいは降電圧
が発生している間、平滑コンデンサC1の電荷が放電さ
れることになる。仮に検出回路7を備えていなければ、
この状態で電源が復帰すると、平滑コンデンサC1の電
圧が低下しており、且つ電源電圧Vinの急峻な変化に対
しては充電回路の動作が追従できないので、上記従来例
1で述べたのと同様に、第1及び第2のスイッチング素
子Q1,Q2に瞬間的に過大な短絡電流が流れてしま
う。しかしながら、本従来例(以下、「従来例2」と呼
ぶ)では検出回路7により上記瞬時変動を検出した場
合、すなわち検出回路7の検出値が所定値を下回った場
合に起動回路8によってスイッチング素子Qsをオンし
て充電回路を動作させるとともに発振回路6を停止させ
ているので、上述のように第1及び第2のスイッチング
素子Q1,Q2に瞬間的に過大な短絡電流が流れるのを
防ぐことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例2には以下のような問題がある。
【0011】まず、電源投入後からインバータ回路2の
発振開始までに充電回路によって平滑コンデンサC1を
充電するため、放電灯Laが点灯するまでに比較的に長
い時間を要する、つまり電源投入から放電灯Laの点灯
までにタイムラグが生じるという問題があった。また、
定常時には起動回路8によりスイッチング素子Qsがオ
フされているものの、降圧チョッパ回路3から供給され
てインバータ回路2の電源電圧となる直流電圧がスイッ
チング素子Qsの両端にも印加されるため、スイッチン
グ素子Qsとして高耐圧素子を用いる必要があり、コス
トアップになるという問題があった。
【0012】さらに瞬時変動の度合いが比較的に小さい
ために検出回路7で電圧の変動が検出できない場合に
は、起動回路8が動作せずにインバータ回路2が発振を
継続することとなり、上述のような起動回路8を備えて
いない場合と同様に、平滑コンデンサC1の電荷が放電
された状態で電源が復帰すると、平滑コンデンサC1の
電圧が低下しており且つ電源電圧Vinの急峻な変化に対
しては充電回路の動作が追従できずに第1及び第2のス
イッチング素子Q1,Q2に瞬間的に過大な短絡電流が
流れてしまい、これら第1及び第2のスイッチング素子
Q1,Q2に過大なストレスを与えてしまうという問題
があった。
【0013】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、安価な構成で第1及び
第2のスイッチング素子に短絡電流が流れることが防止
できる電源装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、交流電源を整流する整流回路
と、整流回路の出力端間に並列接続される第1及び第2
のスイッチング素子の直列回路を有し、第1及び第2の
スイッチング素子が交互にオンオフされて高周波電圧を
出力するインバータ回路と、第1又は第2のスイッチン
グ素子と並列的に接続されてインバータ回路から高周波
電圧が供給される負荷回路と、交流電源から第1又は第
2のスイッチング素子並びにチョークコイルを介して充
電される平滑コンデンサを有し、整流回路の脈流出力電
圧を部分平滑してインバータ回路に供給する降圧チョッ
パ回路と、第1及び第2のスイッチング素子のオンオフ
制御を行う制御回路とを備え、制御回路は、降圧チョッ
パ回路に回生電流が流れているか否かを検出する回生電
流検出手段を具備し、平滑コンデンサの充電電流が流れ
る第1又は第2のスイッチング素子の何れか一方に対し
て、少なくとも回生電流検出手段により回生電流が流れ
ていることが検出されている期間にはオンさせるための
信号を供給しないことを特徴とし、瞬時的な停電あるい
は降電圧のような交流電源の瞬時変動に起因して平滑コ
ンデンサの電圧が低下したときに、少なくとも降圧チョ
ッパ回路に回生電流が流れている間は充電電流の流れる
第1又は第2のスイッチング素子がオンしないため、第
1及び第2のスイッチング素子に短絡電流が流れること
を防止できる。しかも、第1及び第2のスイッチング素
子に高耐圧のものを使用する必要がなく安価な構成で実
現できる。また、従来例のような充電回路が不要である
から、交流電源の電源投入後、即時にインバータ回路の
動作を開始させることができる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、インバータ回路が、第1及び第2のスイッチング素
子の接続点から直流カット用のコンデンサを介して共振
回路を有する負荷回路と、コンデンサ及びダイオードの
並列回路とが第1又は第2のスイッチング素子の両端間
に接続されて成ることを特徴とし、請求項1の発明と同
様の作用を奏する。
【0016】請求項3の発明は、上記目的を達成するた
めに、交流電源を整流する整流回路と、整流回路の出力
端間に並列接続される第1及び第2のスイッチング素子
の直列回路を有し、第1及び第2のスイッチング素子が
交互にオンオフされて高周波電圧を出力するインバータ
回路と、第1又は第2のスイッチング素子と並列的に接
続されてインバータ回路から高周波電圧が供給される負
荷回路と、交流電源から第1又は第2のスイッチング素
子並びにチョークコイルを介して充電される平滑コンデ
ンサを有し、整流回路の脈流出力電圧を部分平滑してイ
ンバータ回路に供給する降圧チョッパ回路と、第1及び
第2のスイッチング素子のオンオフ制御を行う制御回路
とを備え、制御回路は、降圧チョッパ回路の回生電流が
流れる第1又は第2のスイッチング素子の何れか一方に
流れる電流を検出する電流検出手段を具備し、平滑コン
デンサの充電電流が流れる第1又は第2のスイッチング
素子の何れか一方に対して、少なくとも電流検出手段に
より第1又は第2のスイッチング素子に回生電流が流れ
ていることが検出されている期間にはオンさせるための
信号を供給しないことを特徴とし、瞬時的な停電あるい
は降電圧のような交流電源の瞬時変動に起因して平滑コ
ンデンサの電圧が低下したときに、少なくとも第1又は
第2のスイッチング素子に回生電流が流れている間は充
電電流の流れる第1又は第2のスイッチング素子がオン
しないため、第1及び第2のスイッチング素子に短絡電
流が流れることを防止できる。しかも、第1及び第2の
スイッチング素子に高耐圧のものを使用する必要がなく
安価な構成で実現できる。また、従来例のような充電回
路が不要であるから、交流電源の電源投入後、即時にイ
ンバータ回路の動作を開始させることができる。
【0017】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、インバータ回路が、第1及び第2のスイッチング素
子の接続点から直流カット用のコンデンサを介して共振
回路を有する負荷回路と、コンデンサ及びダイオードの
並列回路とが第1又は第2のスイッチング素子の両端間
に接続されて成ることを特徴とし、請求項3の発明と同
様の作用を奏する。
【0018】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、制御回路が、第1及び第2のスイッチ
ング素子のオンオフ周波数を決定するための周期的な信
号を出力する第1の発振回路と、回生電流検出手段の検
出結果に応じた信号を出力する第1の検出回路と、第1
の発振回路の出力信号と第1の検出回路の出力信号に基
づいたトリガ信号を出力する第2の検出回路と、第2の
検出回路から出力されるトリガ信号に応じて平滑コンデ
ンサの充電電流が流れる第1又は第2のスイッチング素
子の何れか一方をオンするための信号を出力する第2の
発振回路と、第2の発振回路の出力信号に基づいて第1
及び第2のスイッチング素子をオンオフ駆動する駆動回
路とを具備することを特徴とし、請求項1〜4の発明と
同様の作用を奏する。
【0019】請求項6の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、制御回路が、第1及び第2のスイッチ
ング素子のオンオフ周波数を決定するための周期的な信
号を出力する第3の発振回路と、第3の発振回路から出
力される信号に応じて平滑コンデンサの充電電流が流れ
る第1又は第2のスイッチング素子の何れか一方をオン
するための信号を出力する第4の発振回路と、電流検出
手段により第1又は第2のスイッチング素子に回生電流
が流れていることが検出されている期間に第4の発振回
路の出力信号を強制的に無効とする第3の検出回路と、
第4の発振回路の出力信号に基づいて第1及び第2のス
イッチング素子をオンオフ駆動する駆動回路とを具備す
ることを特徴とし、請求項1〜4の発明と同様の作用を
奏する。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施形態
1の回路構成を図1に示す。但し、本実施形態は、図1
5に示した従来例1と基本的な構成及び動作が共通する
ので、共通する構成については同一の符号を付して説明
を省略する。
【0021】すなわち、本実施形態は、第1及び第2の
スイッチング素子Q1,Q2のオンオフ制御を行う制御
回路10が、降圧チョッパ回路3に回生電流が流れてい
るか否かを検出する回生電流検出手段を具備し、平滑コ
ンデンサC1の充電電流が流れる第2のスイッチング素
子Q2に対して、少なくとも回生電流検出手段により回
生電流が流れていることが検出されている期間にはオン
させるための信号を供給しないようにした点に特徴があ
る。
【0022】制御回路10は、第1及び第2のスイッチ
ング素子Q1,Q2のオンオフ周波数を決定するための
周期的な信号を出力する第1の発振回路11と、回生電
流検出手段の検出結果に応じた信号を出力する第1の検
出回路12と、第1の発振回路11の出力信号と第1の
検出回路12の出力信号に基づいたトリガ信号を出力す
る第2の検出回路13と、第2の検出回路13から出力
されるトリガ信号に応じて平滑コンデンサC1の充電電
流が流れる第2のスイッチング素子Q2をオンするため
の信号を出力する第2の発振回路14と、第2の発振回
路14の出力信号に基づいて第1及び第2のスイッチン
グ素子Q1,Q2をオンオフ駆動する駆動回路15とを
具備する。平滑コンデンサC1に直列接続されたチョー
クコイルL1の2次側に検出用巻線16が設けてあり、
この検出用巻線16で回生電流検出手段が構成される。
【0023】第1の発振回路11は図2(a)及び図3
(a)に示すような周期的な方形波の信号Vf1を出力す
るものである。また第1の検出回路12は、検出用巻線
16の一端とグランドとの間に挿入された分圧抵抗R
3,R4と、分圧抵抗R4に逆並列に接続されたダイオ
ードD3と、基準電圧Vrefを発生する基準電源12a
と、この基準電圧Vrefと分圧抵抗R4に生じる電圧降
下とを比較して、図2(d)及び図3(c)に示すよう
なHまたはLの2値信号Vs1を出力するコンパレータC
P1とを備えている。而して、図2(b)又は図3
(b)に示すように第2のスイッチング素子Q2がオン
し且つ平滑コンデンサC1に充電電流が流れている場合
には、チョークコイルL1に流れる電流Ichが増大傾向
となり、ダイオードD3が導通して分圧抵抗R4の両端
電圧(電圧降下)が小さくなるためにコンパレータCP
1の出力、つまり第1の検出回路12の出力Vs1はLレ
ベルとなる。一方、第2のスイッチング素子Q2がオフ
し且つチョークコイルL1の回生電流が流れている場合
には、回生電流Ichが減少傾向となり、ダイオードD3
が導通せずに分圧抵抗R4の両端電圧が大きくなるため
にコンパレータCP1の出力、つまり第1の検出回路1
2の出力Vs1はHレベルとなる。
【0024】第2の検出回路13は論理和回路(ORゲ
ート)から成り、第1の発振回路11の出力信号Vf1と
第1の検出回路12の出力信号Vs1との論理和を演算し
て、図2(e)及び図3(d)に示すような方形パルス
から成るトリガ信号Vs2を出力する。また第2の発振回
路14は、図2(f)及び図3(e)に示すように第2
の検出回路13から出力されるトリガ信号Vs2の立ち下
がりに同期して所定のオン幅を有する方形パルスVf2を
出力するものである。
【0025】駆動回路15は、図2(g)及び図3
(f)に示すように第2の発振回路14の出力パルス信
号Vf2の立ち下がりに同期して立ち下がるとともに上記
出力パルス信号Vf2の立ち上がりから所定のデッドタイ
ムTdだけ遅延して立ち上がる方形パルスの駆動信号V
Q2を第2のスイッチング素子Q2に出力し、上記出力パ
ルス信号Vf2の立ち上がりに同期して立ち下がるととも
に上記出力パルス信号Vf2の立ち上がりから所定のデッ
ドタイムTdだけ遅延して立ち上がる方形パルスの駆動
信号VQ1を第1のスイッチング素子Q1に出力するもの
である。而して、各駆動信号VQ1,VQ2がHレベルのと
きにそれぞれ第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q
2がオンすることなる。なお、デッドタイムTdを設け
ていることで第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q
2が同時にオンすることはない。
【0026】次に本実施形態の特徴部分の動作説明を行
う。
【0027】まず、電源投入時や電源電圧Vinの瞬時変
動が生じていない時(以下、「定常動作時」と呼ぶ)に
は、図2(a)及び(e)に示すように第2の検出回路
13から出力されるトリガ信号Vs2が第1の発振回路1
1の出力信号Vf1にほぼ同期した信号となり、第2の発
振回路14の出力信号Vf2は第1の発振回路11の出力
信号Vf1に同期した一定周期の信号となるから、結局の
ところ第1の検出回路11の検出結果に関係なく第1及
び第2のスイッチング素子Q1,Q2が交互にオンオフ
されて負荷回路4には図2(c)に示すような高周波電
流(共振電流)Ixが流れる。
【0028】一方、電源投入時や電源電圧Vinの瞬時変
動が生じている場合には、図3(b)に示すように回生
電流Ichの流れる期間が定常動作時よりもかなり長くな
り、この状態で第2のスイッチング素子Q2がオンする
と第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2に過大な
短絡電流が流れてしまうが、図3(c)に示すように回
生電流Ichが流れている間は第1の検出回路12の出力
信号Vs1がHレベルとなっているため、図3(d)に示
すように第2の検出回路13から出力されるトリガ信号
Vs2もHレベルとなる。その結果、回生電流Ichが流れ
ている間、図3(e)に示すように第2の発振回路14
の出力信号Vf2はLレベルに保持されたままとなるの
で、この間には駆動回路15から第2のスイッチング素
子Q2に与えられる駆動信号VQ2がHレベルとならず、
従来例1のように第1及び第2のスイッチング素子Q
1,Q2に過大な短絡電流が流れることを防ぐことがで
きる。しかも、第1及び第2のスイッチング素子Q1,
Q2に高耐圧のものを使用する必要がなく、安価な構成
で実現できる。また、従来例2のような充電回路が不要
であるから、交流電源ACの電源投入後、即時にインバ
ータ回路2の動作を開始させることができるという利点
がある。なお、負荷回路4の構成は本実施形態に限定す
る趣旨ではなく、また負荷が放電灯La以外のものであ
っても同様の効果を奏することはいうまでもない。
【0029】(実施形態2)本発明の実施形態2の回路
構成を図4に示す。但し、インバータ回路2’の構成及
び動作以外は実施形態1と共通するので、共通する構成
には同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特
徴となるインバータ回路2’についてのみ説明する。
【0030】本実施形態におけるインバータ回路2’
は、実施形態1におけるインバータ回路2に対して、コ
ンデンサC5とダイオードD4の並列回路を第2のスイ
ッチング素子Q2のソースと負荷回路4との間に挿入し
た点に特徴があり、降圧チョッパ回路3と兼用する第1
及び第2のスイッチング素子Q1,Q2には降圧チョッ
パ回路3のチョッパ電流Ichとインバータ回路2’の共
振電流Ixとの合成電流が流れる。
【0031】次にインバータ回路2’の動作説明を行
う。なお、降圧チョッパ回路3の動作は実施形態1と共
通である。
【0032】第1のスイッチング素子Q1のオン時、降
圧チョッパ回路3より第1のスイッチング素子Q1→カ
ップリングコンデンサC3→インダクタL2→放電灯L
a及びコンデンサC4→コンデンサC5の経路で電流が
流れ、その後、コンデンサC5の両端電圧と整流回路1
の出力電圧の和が降圧チョッパ回路3の出力電圧と釣り
合うと、交流電源ACから整流回路1→第1のスイッチ
ング素子Q1→カップリングコンデンサC3→インダク
タL2→放電灯La及びコンデンサC4→整流回路1の
経路で入力電流が流れる。
【0033】次に第1のスイッチング素子Q1がオフし
第2のスイッチング素子Q2がオンすると、インダクタ
L2に蓄積されたエネルギが放出されてインダクタL2
→放電灯La及びコンデンサC4→整流回路1→降圧チ
ョッパ回路3→第2のスイッチング素子Q2の寄生ダイ
オード→カップリングコンデンサC3の経路で回生電流
が流れ、その後電流が反転して、カップリングコンデン
サC3の充電電荷が放出されてカップリングコンデンサ
C3→第2のスイッチング素子Q2→コンデンサC5→
放電灯La及びコンデンサC4→インダクタL2の経路
で電流が流れる。さらにその後、コンデンサC5の充電
電荷が放出されると、カップリングコンデンサC3→第
2のスイッチング素子Q2→ダイオードD4→放電灯L
a及びコンデンサC4→インダクタL2の経路で電流が
流れる。
【0034】第2のスイッチング素子Q2がオフする
と、インダクタL2の蓄積エネルギが放出され、インダ
クタL2→カップリングコンデンサC3→第1のスイッ
チング素子Q1の寄生ダイオード→降圧チョッパ回路3
→ダイオードD4→放電灯La及びコンデンサC4→イ
ンダクタL2の経路で回生電流が流れる。そして、第1
及び第2のスイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオ
フすることで上記動作が繰り返されて放電灯Laに高周
波電流が供給される。而して、本実施形態におけるイン
バータ回路2’においては、交流電源ACの電源電圧V
inが低い期間においても入力電流を流すことが可能とな
り、つまりは入力電流歪みを改善することができる。
【0035】而して、上述のようなインバータ回路2’
を備える場合においても、実施形態1と同様に、電源投
入時や電源電圧Vinの瞬時変動が生じた場合でも第1及
び第2のスイッチング素子Q1,Q2に過大な短絡電流
が流れることを防ぐことができるとともに、第1及び第
2のスイッチング素子Q1,Q2に高耐圧のものを使用
する必要がなく、安価な構成で実現でき、且つ交流電源
ACの電源投入後、即時にインバータ回路2’の動作を
開始させることができる。なお、負荷回路4の構成は本
実施形態に限定する趣旨ではなく、また負荷が放電灯L
a以外のものであっても同様の効果を奏することはいう
までもない。
【0036】(実施形態3)本発明の実施形態3の回路
構成を図5に示す。但し、制御回路10’の一部の構成
以外は実施形態1と共通するので、共通する構成には同
一の符号を付して説明を省略する。
【0037】本実施形態における制御回路10’では、
第1の発振回路11の出力信号Vf1をトリガ信号として
第2の発振回路14に与えるとともに、第2の発振回路
14の出力端とグランドの間に挿入されて第1の検出回
路12の出力信号Vs1によりオンオフされるトランジス
タQ3を第2の検出回路13の代わりに具備している。
【0038】次に図6を参照して本実施形態の動作説明
を行う。
【0039】まず定常動作時には、回生電流Ichの流れ
る期間が短いために第1の検出回路12の出力信号Vs1
がHレベルとなってトランジスタQ3がオンとなる期間
が第2の発振回路14の出力Vf2がLレベルとなる期間
内に収まっており、このため第1の検出回路12の検出
結果に関係なく第1及び第2のスイッチング素子Q1,
Q2が交互にオンオフされて負荷回路4には高周波電流
(共振電流)Ixが流れる。
【0040】一方、電源投入時や電源電圧Vinの瞬時変
動が生じている場合には、図6(b)に示すように回生
電流Ichの流れる期間が定常動作時よりもかなり長くな
るが、図6(c)に示すように回生電流Ichが流れてい
る間は第1の検出回路12の出力信号Vs1がHレベルと
なってトランジスタQ3がオンするため、第2の発振回
路14の出力端がトランジスタQ3を介してグランドに
接続されることとなる。その結果、回生電流Ichが流れ
ている間、図6(d)に示すように第2の発振回路14
の出力信号Vf2はLレベルに保持されたままとなるの
で、この間には駆動回路15から第2のスイッチング素
子Q2に与えられる駆動信号VQ2がHレベルとならず、
従来例1のように第1及び第2のスイッチング素子Q
1,Q2に過大な短絡電流が流れることを防ぐことがで
きる。しかも、第1及び第2のスイッチング素子Q1,
Q2に高耐圧のものを使用する必要がなく、安価な構成
で実現できる。また、従来例2のような充電回路が不要
であるから、交流電源ACの電源投入後、即時にインバ
ータ回路2の動作を開始させることができる。
【0041】なお、図7に示すように実施形態2で説明
したインバータ回路2’を備えている場合であっても同
様の効果を奏することが可能である。また、負荷回路4
の構成は本実施形態に限定する趣旨ではなく、さらに負
荷が放電灯La以外のものであっても同様の効果を奏す
ることはいうまでもない。
【0042】(実施形態4)本発明の実施形態4の回路
構成を図8に示す。但し、基本的な構成は実施形態1と
共通するので、共通する構成には同一の符号を付して説
明を省略する。
【0043】本実施形態における降圧チョッパ回路3’
は、平滑コンデンサC1とチョークコイルL1の直列回
路が第2のスイッチング素子Q2側に接続されている点
が実施形態1と異なる。而して、この降圧チョッパ回路
3’では、第1のスイッチング素子Q1のオン時に、交
流電源AC→フィルタ回路5→整流回路1→第1のスイ
ッチング素子Q1→第1のダイオ−ドD1→平滑コンデ
ンサC1→チョークコイルL1→整流回路1→フィルタ
回路5→交流電源ACの経路で電流を供給することによ
り、平滑コンデンサC1に所定値の充電電圧(交流電源
ACのピーク値より低い直流電圧)を発生させ、整流回
路1の出力電圧が平滑コンデンサC1の充電電圧より低
下すると、平滑コンデンサC1の充電電圧がインバータ
回路2の電源となる。そして、電源投入時や瞬時停電等
の瞬時変動が生じた時、第2のスイッチング素子Q2に
回生電流が流れている間に第1のスイッチング素子Q1
がオンすると第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q
2に瞬間的に過大な短絡電流が流れてしまう点は従来例
1や実施形態1と共通している。
【0044】制御回路20は、第1及び第2のスイッチ
ング素子Q1,Q2のオンオフ周波数を決定するための
周期的な信号を出力する第1の発振回路21と、第1の
発振回路21の出力信号をトリガ信号として平滑コンデ
ンサC1の充電電流が流れる第1のスイッチング素子Q
1をオンするための信号を出力する第2の発振回路22
と、第2の発振回路22の出力信号を反転するインバー
タ23と、インバータ23で反転された第2の発振回路
22の出力信号に基づいて第1及び第2のスイッチング
素子Q1,Q2をオンオフ駆動する駆動回路24と、回
生電流検出手段の検出結果に応じた信号を出力する検出
回路25とを具備する。また、第2のスイッチング素子
Q2のソース−グランド間に、ダイオードD7が逆並列
に接続された回生電流検出手段たる検出抵抗R3が挿入
してある。
【0045】第1の発振回路21は実施形態1における
第1の発振回路11と同様に周期的な方形波の信号を出
力するものであり、第2の発振回路22は実施形態1に
おける第2の発振回路14と同様に入力信号(トリガ信
号)の立ち下がりに同期した所定幅の方形パルス信号を
出力するものである。また駆動回路24は、第2の発振
回路22の出力パルス信号をインバータ23で反転した
信号の立ち下がりに同期して立ち下がるとともに上記反
転信号の立ち上がりから所定のデッドタイムだけ遅延し
て立ち上がる方形パルスの駆動信号を第2のスイッチン
グ素子Q2に出力し、上記反転信号の立ち上がりに同期
して立ち下がるとともに上記出力パルス信号の立ち上が
りから所定のデッドタイムだけ遅延して立ち上がる方形
パルスの駆動信号を第1のスイッチング素子Q1に出力
するものである。而して、各駆動信号がHレベルのとき
にそれぞれ第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2
がオンすることになる。
【0046】検出回路25は、第2のスイッチング素子
Q2のソースと検出抵抗R3との接続点にアノードが接
続されたダイオードD5と、このダイオードD5のカソ
ードに一端が接続された抵抗R4と、抵抗R4の他端に
ベースが接続されるとともにエミッタがグランドに接続
されたトランジスタQ4と、このトランジスタQ4のベ
ース−エミッタ間に並列接続された抵抗R5及びコンデ
ンサC5と、ベースがトランジスタQ4のコレクタに接
続されるとともにエミッタがグランドに接続されたトラ
ンジスタQ5と、トランジスタQ4のコレクタ及びトラ
ンジスタQ5のベースを基準電圧Vrefにプルアップす
る抵抗R6とを具備し、トランジスタQ5のコレクタが
ダイオードD6を介して第2の発振回路22の出力端に
接続されている。ここで、第2のスイッチング素子Q2
に回生電流が流れている間は検出抵抗R3の両端電圧が
グランドレベルよりも低くなるから、トランジスタQ4
がオフとなり、これによりトランジスタQ5がオンとな
って、第2の発振回路22の出力端がダイオードD6及
びトランジスタQ5を介してグランドに接続されること
となる。その結果、第2のスイッチング素子Q2に回生
電流が流れている間は第2の発振回路22の出力信号が
常にLレベルとなり、駆動回路24にはインバータ23
で反転されたHレベルの信号が入力されることとなっ
て、上記期間に第1のスイッチング素子Q1をオンする
駆動信号がHレベルとなることがない。そして、回生電
流が流れなくなって第2のスイッチング素子Q2に流れ
る電流が反転すると、検出抵抗R3の両端電圧がグラン
ドレベルよりも高くなってトランジスタQ4がオンし、
トランジスタQ5がオフするから、第2の発振回路22
の出力信号がインバータ23で反転されて駆動回路24
に与えられることになり、駆動回路24からは通常に第
1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2を交互にオン
オフするH及びLレベルの駆動信号が出力される。
【0047】而して、回生電流が流れている間は検出回
路25によって第2の発振回路22の出力信号がLレベ
ルに固定されたままとなるので、この間には駆動回路2
4から第1のスイッチング素子Q1に与えられる駆動信
号がHレベルとならず、従来例1のように第1及び第2
のスイッチング素子Q1,Q2に過大な短絡電流が流れ
ることを防ぐことができる。しかも、第1及び第2のス
イッチング素子Q1,Q2に高耐圧のものを使用する必
要がなく、安価な構成で実現できる。また、従来例2の
ような充電回路が不要であるから、交流電源ACの電源
投入後、即時にインバータ回路2の動作を開始させるこ
とができるという利点がある。なお、負荷回路4の構成
は本実施形態に限定する趣旨ではなく、また負荷が放電
灯La以外のものであっても同様の効果を奏することは
いうまでもない。さらに図9に示すように実施形態2で
説明したインバータ回路2’を備えている場合であって
も同様の効果を奏することが可能である。
【0048】(実施形態5)本発明の実施形態5の回路
構成を図10に示す。但し、制御回路20’の一部の構
成以外は実施形態4と共通するので、共通する構成には
同一の符号を付して説明を省略する。
【0049】本実施形態における制御回路20’では、
実施形態4における検出回路25からトランジスタQ5
を取り除いた構成を有する第3の検出回路26と、OR
ゲートから成り、第1の発振回路11の出力信号と第3
の検出回路26の出力信号との論理和を演算する第4の
検出回路27と、第4の検出回路27の出力信号をトリ
ガ信号とする第2の発振回路22と、インバータ23並
びに駆動回路24とを具備している。
【0050】ここで、第2のスイッチング素子Q2に回
生電流が流れている間は検出抵抗R3の両端電圧がグラ
ンドレベルよりも低くなってトランジスタQ4がオフと
なり、一方の入力が常にHレベルとなって第4の検出回
路27の出力が常にHレベルとなる。その結果、第2の
スイッチング素子Q2に回生電流が流れている間は第2
の発振回路22の出力信号が常にLレベルとなり、駆動
回路24にはインバータ23で反転されたHレベルの信
号が入力されることとなって、上記期間に第1のスイッ
チング素子Q1をオンする駆動信号がHレベルとなるこ
とがない。そして、回生電流が流れなくなって第2のス
イッチング素子Q2に流れる電流が反転すると、検出抵
抗R3の両端電圧がグランドレベルよりも高くなってト
ランジスタQ4がオンするから、第4の検出回路27の
出力が第1の発振回路21の出力信号に応じてHまたは
Lレベルに変化することとなる。その結果、第2の発振
回路22の出力信号がインバータ23で反転されて駆動
回路24に与えられ、駆動回路24からは通常に第1及
び第2のスイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフ
するH及びLレベルの駆動信号が出力される。
【0051】而して、回生電流が流れている間は第4の
検出回路27の出力信号がHレベルに固定されることで
第2の発振回路22の出力信号がLレベルに固定された
ままとなるので、この間には駆動回路24から第1のス
イッチング素子Q1に与えられる駆動信号がHレベルと
ならず、従来例1のように第1及び第2のスイッチング
素子Q1,Q2に過大な短絡電流が流れることを防ぐこ
とができる。しかも、第1及び第2のスイッチング素子
Q1,Q2に高耐圧のものを使用する必要がなく、安価
な構成で実現できる。また、従来例2のような充電回路
が不要であるから、交流電源ACの電源投入後、即時に
インバータ回路2の動作を開始させることができるとい
う利点がある。なお、負荷回路4の構成は本実施形態に
限定する趣旨ではなく、また負荷が放電灯La以外のも
のであっても同様の効果を奏することはいうまでもな
い。さらに図11に示すように実施形態2で説明したイ
ンバータ回路2’を備えている場合であっても同様の効
果を奏することが可能である。
【0052】(実施形態6)本発明の実施形態6の回路
構成を図12に示す。但し、制御回路30の構成以外は
実施形態4と共通するので、共通する構成には同一の符
号を付して説明を省略する。
【0053】本実施形態における制御回路30は、第1
及び第2のスイッチング素子Q1,Q2のオンオフ周波
数を決定するための周期的な信号を出力する第1の発振
回路31と、回生電流検出手段の検出結果に応じた信号
を出力する第1の検出回路32と、第1の発振回路31
の出力信号と第1の検出回路32の出力信号に基づいた
トリガ信号を出力する第2の検出回路33と、第2の検
出回路33から出力されるトリガ信号に応じて平滑コン
デンサC1の充電電流が流れる第1のスイッチング素子
Q1をオンするための信号を出力する第2の発振回路3
4と、第2の発振回路34の出力を反転するインバータ
36と、インバータ36で反転された第2の発振回路3
4の出力信号に基づいて第1及び第2のスイッチング素
子Q1,Q2をオンオフ駆動する駆動回路35とを具備
する。但し、第1及び第2の発振回路31,34、第2
の検出回路33、駆動回路35の各構成及び動作はそれ
ぞれ実施形態1における第1及び第2の発振回路11,
14、第2の検出回路13、駆動回路15の各構成及び
動作と共通するので詳しい説明は省略する。
【0054】第1の検出回路32は、チョークコイルL
1の平滑コンデンサC1との接続点とグランドとの間に
挿入された回生電流検出手段たる分圧抵抗R3,R4
と、分圧抵抗R4に逆並列に接続されたダイオードD3
と、基準電圧Vrefを発生する基準電源32aと、この
基準電圧Vrefと分圧抵抗R4に生じる電圧降下とを比
較して、HまたはLの2値信号を出力するコンパレータ
CP1とを備えている。而して、第1のスイッチング素
子Q1がオンし且つ平滑コンデンサC1に充電電流が流
れている場合には、チョークコイルL1に流れる電流I
chが増大傾向となり、ダイオードD3が導通せずに分圧
抵抗R4の両端電圧が大きくなるためにコンパレータC
P1の出力、つまり第1の検出回路32の出力はLレベ
ルとなる。一方、第1のスイッチング素子Q1がオフし
且つチョークコイルL1の回生電流が流れている場合に
は、回生電流Ichが減少傾向となり、ダイオードD3が
導通して分圧抵抗R4の両端電圧(電圧降下)が小さく
なるためにコンパレータCP1の出力、つまり第1の検
出回路32の出力はHレベルとなる。
【0055】次に本実施形態の特徴部分の動作説明を行
う。
【0056】まず、定常動作時には、第2の検出回路3
3から出力されるトリガ信号が第1の発振回路31の出
力信号にほぼ同期した信号となり、第2の発振回路34
の出力信号は第1の発振回路31の出力信号に同期した
一定周期の信号となるから、結局のところ第1の検出回
路31の検出結果に関係なく第1及び第2のスイッチン
グ素子Q1,Q2が交互にオンオフされて負荷回路4に
は高周波電流Ixが流れる。
【0057】一方、電源投入時や電源電圧Vinの瞬時変
動が生じている場合には、回生電流Ichの流れる期間が
定常動作時よりもかなり長くなり、この状態で第1のス
イッチング素子Q1がオンすると第1及び第2のスイッ
チング素子Q1,Q2に過大な短絡電流が流れてしまう
が、回生電流Ichが流れている間は第1の検出回路32
の出力信号がHレベルとなっているため、第2の検出回
路33から出力されるトリガ信号もHレベルとなる。そ
の結果、回生電流Ichが流れている間、第2の発振回路
34の出力信号はLレベルに保持されたままとなるの
で、この間には駆動回路35から第1のスイッチング素
子Q1に与えられる駆動信号がHレベルとならず、従来
例1のように第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q
2に過大な短絡電流が流れることを防ぐことができる。
しかも、第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2に
高耐圧のものを使用する必要がなく、安価な構成で実現
できる。また、従来例2のような充電回路が不要である
から、交流電源ACの電源投入後、即時にインバータ回
路2の動作を開始させることができるという利点があ
る。なお、負荷回路4の構成は本実施形態に限定する趣
旨ではなく、また負荷が放電灯La以外のものであって
も同様の効果を奏することはいうまでもない。
【0058】(実施形態7)本発明の実施形態7の回路
構成を図13に示す。本実施形態は、図9に示した実施
形態4の変形例において、平滑コンデンサC1に直列接
続されていたチョークコイルL1を、負荷回路4’を構
成するリーケージトランスLTの1次側のインダクタン
スで代用した点に特徴があり、これ以外の基本的な構成
及び動作は上記実施形態4の変形例と共通するので詳し
い説明は省略する。
【0059】本実施形態における負荷回路4’は、リー
ケージトランスLTの2次側に放電灯Laと共振用のコ
ンデンサC4とを並列に接続して成り、このコンデンサ
C4とリーケージトランスLTの2次側のインダクタン
スとで共振回路が形成される。リーケージトランスLT
の1次側の一端が第1及び第2のスイッチング素子Q
1,Q2の接続点に接続され、他端がカップリングコン
デンサC3を介して整流回路1の低電位側に接続され且
つ降圧チョッパ回路3”を構成するダイオードD1のア
ノードに接続されている。よって、第1のスイッチング
素子Q1がオンしているときに交流電源AC→フィルタ
回路5→整流回路1→第1のスイッチング素子Q1→リ
ーケージトランスLT→ダイオードD1→平滑コンデン
サC1→ダイオードD4→整流回路1→フィルタ回路5
→交流電源ACの経路で電流が流れて平滑コンデンサC
1が充電される。また、第1のスイッチング素子Q1が
オフ、第2のスイッチング素子Q2がオンの時にリーケ
ージトランスLT→ダイオードD1→平滑コンデンサC
1→第2のスイッチング素子Q2の寄生ダイオード(図
示せず)→リーケージトランスLTの経路で回生電流が
流れる。なお、このように平滑コンデンサC1の充電電
流及び回生電流の流れる経路が異なる以外、インバータ
回路2”及び降圧チョッパ回路3”の動作は実施形態2
及び実施形態4と共通するので説明を省略する。
【0060】而して実施形態4と同様に、回生電流が流
れている間は検出回路25によって第2の発振回路22
の出力信号がLレベルに固定されたままとなるので、こ
の間には駆動回路24から第1のスイッチング素子Q1
に与えられる駆動信号がHレベルとならず、従来例1の
ように第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2に過
大な短絡電流が流れることを防ぐことができる。しか
も、第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2に高耐
圧のものを使用する必要がなく、安価な構成で実現でき
る。また、従来例2のような充電回路が不要であるか
ら、交流電源ACの電源投入後、即時にインバータ回路
2”の動作を開始させることができるという利点があ
る。なお、負荷回路4’の構成は本実施形態に限定する
趣旨ではなく、また負荷が放電灯La以外のものであっ
ても同様の効果を奏することはいうまでもない。なお、
図14に示すように実施形態5における制御回路20’
を用いても同様の効果を奏することが可能である。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源を整流する
整流回路と、整流回路の出力端間に並列接続される第1
及び第2のスイッチング素子の直列回路を有し、第1及
び第2のスイッチング素子が交互にオンオフされて高周
波電圧を出力するインバータ回路と、第1又は第2のス
イッチング素子と並列的に接続されてインバータ回路か
ら高周波電圧が供給される負荷回路と、交流電源から第
1又は第2のスイッチング素子並びにチョークコイルを
介して充電される平滑コンデンサを有し、整流回路の脈
流出力電圧を部分平滑してインバータ回路に供給する降
圧チョッパ回路と、第1及び第2のスイッチング素子の
オンオフ制御を行う制御回路とを備え、制御回路は、降
圧チョッパ回路に回生電流が流れているか否かを検出す
る回生電流検出手段を具備し、平滑コンデンサの充電電
流が流れる第1又は第2のスイッチング素子の何れか一
方に対して、少なくとも回生電流検出手段により回生電
流が流れていることが検出されている期間にはオンさせ
るための信号を供給しないので、瞬時的な停電あるいは
降電圧のような交流電源の瞬時変動に起因して平滑コン
デンサの電圧が低下したときに、少なくとも降圧チョッ
パ回路に回生電流が流れている間は充電電流の流れる第
1又は第2のスイッチング素子がオンしないため、第1
及び第2のスイッチング素子に短絡電流が流れることを
防止でき、しかも、第1及び第2のスイッチング素子に
高耐圧のものを使用する必要がなく安価な構成で実現で
きるという効果がある。また、従来例のような充電回路
が不要であるから、交流電源の電源投入後、即時にイン
バータ回路の動作を開始させることができるという効果
がある。
【0062】請求項2の発明は、インバータ回路が、第
1及び第2のスイッチング素子の接続点から直流カット
用のコンデンサを介して共振回路を有する負荷回路と、
コンデンサ及びダイオードの並列回路とが第1又は第2
のスイッチング素子の両端間に接続されて成るので、請
求項1の発明と同様の効果を奏する。
【0063】請求項3の発明は、交流電源を整流する整
流回路と、整流回路の出力端間に並列接続される第1及
び第2のスイッチング素子の直列回路を有し、第1及び
第2のスイッチング素子が交互にオンオフされて高周波
電圧を出力するインバータ回路と、第1又は第2のスイ
ッチング素子と並列的に接続されてインバータ回路から
高周波電圧が供給される負荷回路と、交流電源から第1
又は第2のスイッチング素子並びにチョークコイルを介
して充電される平滑コンデンサを有し、整流回路の脈流
出力電圧を部分平滑してインバータ回路に供給する降圧
チョッパ回路と、第1及び第2のスイッチング素子のオ
ンオフ制御を行う制御回路とを備え、制御回路は、降圧
チョッパ回路の回生電流が流れる第1又は第2のスイッ
チング素子の何れか一方に流れる電流を検出する電流検
出手段を具備し、平滑コンデンサの充電電流が流れる第
1又は第2のスイッチング素子の何れか一方に対して、
少なくとも電流検出手段により第1又は第2のスイッチ
ング素子に回生電流が流れていることが検出されている
期間にはオンさせるための信号を供給しないので、瞬時
的な停電あるいは降電圧のような交流電源の瞬時変動に
起因して平滑コンデンサの電圧が低下したときに、少な
くとも第1又は第2のスイッチング素子に回生電流が流
れている間は充電電流の流れる第1又は第2のスイッチ
ング素子がオンしないため、第1及び第2のスイッチン
グ素子に短絡電流が流れることを防止でき、しかも、第
1及び第2のスイッチング素子に高耐圧のものを使用す
る必要がなく安価な構成で実現できるという効果があ
る。また、従来例のような充電回路が不要であるから、
交流電源の電源投入後、即時にインバータ回路の動作を
開始させることができるという効果がある。
【0064】請求項4の発明は、インバータ回路が、第
1及び第2のスイッチング素子の接続点から直流カット
用のコンデンサを介して共振回路を有する負荷回路と、
コンデンサ及びダイオードの並列回路とが第1又は第2
のスイッチング素子の両端間に接続されて成るので、請
求項3の発明と同様の効果を奏する。
【0065】請求項5の発明は、制御回路が、第1及び
第2のスイッチング素子のオンオフ周波数を決定するた
めの周期的な信号を出力する第1の発振回路と、回生電
流検出手段の検出結果に応じた信号を出力する第1の検
出回路と、第1の発振回路の出力信号と第1の検出回路
の出力信号に基づいたトリガ信号を出力する第2の検出
回路と、第2の検出回路から出力されるトリガ信号に応
じて平滑コンデンサの充電電流が流れる第1又は第2の
スイッチング素子の何れか一方をオンするための信号を
出力する第2の発振回路と、第2の発振回路の出力信号
に基づいて第1及び第2のスイッチング素子をオンオフ
駆動する駆動回路とを具備するので、請求項1〜4の発
明と同様の効果を奏する。
【0066】請求項6の発明は、制御回路が、第1及び
第2のスイッチング素子のオンオフ周波数を決定するた
めの周期的な信号を出力する第3の発振回路と、第3の
発振回路から出力される信号に応じて平滑コンデンサの
充電電流が流れる第1又は第2のスイッチング素子の何
れか一方をオンするための信号を出力する第4の発振回
路と、電流検出手段により第1又は第2のスイッチング
素子に回生電流が流れていることが検出されている期間
に第4の発振回路の出力信号を強制的に無効とする第3
の検出回路と、第4の発振回路の出力信号に基づいて第
1及び第2のスイッチング素子をオンオフ駆動する駆動
回路とを具備するので、請求項1〜4の発明と同様の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の回路構成図である。
【図2】同上の動作説明用の波形図である。
【図3】同上の動作説明用の波形図である。
【図4】実施形態2の回路構成図である。
【図5】実施形態3の回路構成図である。
【図6】同上の動作説明用の波形図である。
【図7】同上の変形例の回路構成図である。
【図8】実施形態4の回路構成図である。
【図9】同上の変形例の回路構成図である。
【図10】実施形態5の回路構成図である。
【図11】同上の変形例の回路構成図である。
【図12】実施形態6の回路構成図である。
【図13】実施形態7の回路構成図である。
【図14】同上の変形例の回路構成図である。
【図15】従来例1の回路構成図である。
【図16】同上の動作説明用の波形図である。
【図17】従来例2の回路構成図である。
【符号の説明】
1 整流回路 2 インバータ回路 3 降圧チョッパ回路 4 負荷回路 10 制御回路 11 第1の発振回路 12 第1の検出回路 13 第2の発振回路 14 第2の検出回路 15 駆動回路 16 検出用巻線 Q1 第1のスイッチング素子 Q2 第2のスイッチング素子 C1 平滑コンデンサ L1 チョークコイル
フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA01 BA03 BA05 BB03 BC01 BC03 DD04 EB06 GA02 GB12 GC04 HB03 5H007 AA05 AA06 AA17 BB01 BB03 CA02 CB04 CB17 CB22 CC03 CC07 DA05 DB01 DC02 FA06 FA08 FA13 FA20 5H730 AS05 BB11 BB57 BB66 BB83 BB88 CC01 DD04 DD12 EE08 EE10 FD51 FG07 XX05 XX06 XX15 XX25 XX35

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流する整流回路と、整流回
    路の出力端間に並列接続される第1及び第2のスイッチ
    ング素子の直列回路を有し、第1及び第2のスイッチン
    グ素子が交互にオンオフされて高周波電圧を出力するイ
    ンバータ回路と、第1又は第2のスイッチング素子と並
    列的に接続されてインバータ回路から高周波電圧が供給
    される負荷回路と、交流電源から第1又は第2のスイッ
    チング素子並びにチョークコイルを介して充電される平
    滑コンデンサを有し、整流回路の脈流出力電圧を部分平
    滑してインバータ回路に供給する降圧チョッパ回路と、
    第1及び第2のスイッチング素子のオンオフ制御を行う
    制御回路とを備え、制御回路は、降圧チョッパ回路に回
    生電流が流れているか否かを検出する回生電流検出手段
    を具備し、平滑コンデンサの充電電流が流れる第1又は
    第2のスイッチング素子の何れか一方に対して、少なく
    とも回生電流検出手段により回生電流が流れていること
    が検出されている期間にはオンさせるための信号を供給
    しないことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 インバータ回路は、第1及び第2のスイ
    ッチング素子の接続点から直流カット用のコンデンサを
    介して共振回路を有する負荷回路と、コンデンサ及びダ
    イオードの並列回路とが第1又は第2のスイッチング素
    子の両端間に接続されて成ることを特徴とする請求項1
    記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 交流電源を整流する整流回路と、整流回
    路の出力端間に並列接続される第1及び第2のスイッチ
    ング素子の直列回路を有し、第1及び第2のスイッチン
    グ素子が交互にオンオフされて高周波電圧を出力するイ
    ンバータ回路と、第1又は第2のスイッチング素子と並
    列的に接続されてインバータ回路から高周波電圧が供給
    される負荷回路と、交流電源から第1又は第2のスイッ
    チング素子並びにチョークコイルを介して充電される平
    滑コンデンサを有し、整流回路の脈流出力電圧を部分平
    滑してインバータ回路に供給する降圧チョッパ回路と、
    第1及び第2のスイッチング素子のオンオフ制御を行う
    制御回路とを備え、制御回路は、降圧チョッパ回路の回
    生電流が流れる第1又は第2のスイッチング素子の何れ
    か一方に流れる電流を検出する電流検出手段を具備し、
    平滑コンデンサの充電電流が流れる第1又は第2のスイ
    ッチング素子の何れか一方に対して、少なくとも電流検
    出手段により第1又は第2のスイッチング素子に回生電
    流が流れていることが検出されている期間にはオンさせ
    るための信号を供給しないことを特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】 インバータ回路は、第1及び第2のスイ
    ッチング素子の接続点から直流カット用のコンデンサを
    介して共振回路を有する負荷回路と、コンデンサ及びダ
    イオードの並列回路とが第1又は第2のスイッチング素
    子の両端間に接続されて成ることを特徴とする請求項3
    記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 制御回路は、第1及び第2のスイッチン
    グ素子のオンオフ周波数を決定するための周期的な信号
    を出力する第1の発振回路と、回生電流検出手段の検出
    結果に応じた信号を出力する第1の検出回路と、第1の
    発振回路の出力信号と第1の検出回路の出力信号に基づ
    いたトリガ信号を出力する第2の検出回路と、第2の検
    出回路から出力されるトリガ信号に応じて平滑コンデン
    サの充電電流が流れる第1又は第2のスイッチング素子
    の何れか一方をオンするための信号を出力する第2の発
    振回路と、第2の発振回路の出力信号に基づいて第1及
    び第2のスイッチング素子をオンオフ駆動する駆動回路
    とを具備することを特徴とする請求項1〜4の何れかに
    記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 制御回路は、第1及び第2のスイッチン
    グ素子のオンオフ周波数を決定するための周期的な信号
    を出力する第3の発振回路と、第3の発振回路から出力
    される信号に応じて平滑コンデンサの充電電流が流れる
    第1又は第2のスイッチング素子の何れか一方をオンす
    るための信号を出力する第4の発振回路と、電流検出手
    段により第1又は第2のスイッチング素子に回生電流が
    流れていることが検出されている期間に第4の発振回路
    の出力信号を強制的に無効とする第3の検出回路と、第
    4の発振回路の出力信号に基づいて第1及び第2のスイ
    ッチング素子をオンオフ駆動する駆動回路とを具備する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電源装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007306719A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Fujitsu Ltd Dc−dcコンバータ及びdc−dcコンバータの制御回路
JP2016046838A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 コーセル株式会社 スイッチング電源装置

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