JP3405024B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3405024B2
JP3405024B2 JP27951595A JP27951595A JP3405024B2 JP 3405024 B2 JP3405024 B2 JP 3405024B2 JP 27951595 A JP27951595 A JP 27951595A JP 27951595 A JP27951595 A JP 27951595A JP 3405024 B2 JP3405024 B2 JP 3405024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る従来例の回路図を図9に示
す。
【0003】本回路は、インバータ回路INVで入力電
流高調波を低く抑えることができると共に、電源回路と
しての降圧チョッパ回路POWで電源投入時での突入電
流を低く抑えることができるものであり、且つ第1のス
イッチング素子(以下、スイッチング素子と呼ぶ。)Q
2を含んでなるインバータ回路INVと第3のスイッチ
ング素子(以下、スイッチング素子と呼ぶ。)Q2を含
んでなる降圧チョッパ回路POWとで、スイッチング素
子Q2を共用化していることにより、装置の小型化及び
低コスト化を実現可能としているものである。
【0004】本回路は、交流電源Vsを全波整流する整
流器DBと、整流器DBの出力端に接続されたスイッチ
ング素子Q1,Q2の直列接続と、スイッチング素子Q
1,Q2の直列接続の両端に接続された小容量(例えば
0.47μF程度)のコンデンサC15と、スイッチン
グ素子Q2の両端に接続されたダイオ−ドD5,D6の
直列接続と、ダイオ−ドD6を介してスイッチング素子
Q1の両端に接続されたインダクタンス素子L2,平滑
コンデンサC1の直列接続と、スイッチング素子Q2の
両端に接続されたコンデンサC3,トランスToの1次
巻線n1,コンデンサC4の直列接続と、トランスTo
の2次巻線n2の両端に接続された負荷Z1と、コンデ
ンサC4の両端に接続されたダイオードD3と、ダイオ
ードD3,トランスToの1次巻線n1の接点整流器
DBの負端子の間に接続されたダイオードD4と、スイ
ッチング素子Q1,Q2が交互にONOFFを繰り返
す制御部1aとから構成される。
【0005】ここで負荷Z1は、コンデンサC5を介し
てトランスToの2次巻線n2の両端に接続された放電
灯La1,La2の直列接続と、放電灯La1,La2
の直列接続の非電源側端子間に接続されたコンデンサC
2とから構成される。コンデンサC3,トランスToの
1次巻線n1,コンデンサC4で共振回路を構成する。
【0006】以下に、入力電流高調波を低く抑える動作
について説明する。 (1)先ずスイッチング素子Q1がオンすると、平滑コ
ンデンサC1→インダクタンス素子L2→スイッチング
素子Q1→コンデンサC3→トランスToの1次巻線n
1→コンデンサC4→ダイオードD5→平滑コンデンサ
C1の経路で共振回路に電流が流れ、この電流によりコ
ンデンサC4が充電され、コンデンサC4の両端電圧V
c4(以下、電圧Vc4と呼ぶ。)が上昇していく。そ
して、整流器DBの出力電圧VDBと電圧Vc4との和
が、平滑コンデンサC1からインバータ回路INVに供
給される電圧V1を越えた瞬間から、交流電源Vs→整
流器DB→スイッチング素子Q1→コンデンサC3→ト
ランスToの1次巻線n1→ダイオードD4→整流器D
B→交流電源Vsの経路でも共振回路に電流が流れ、こ
れが整流器DBからの入力電流となる。この入力電流が
流れる期間は電源電圧Vsの大きさに略比例して変化す
るので、入力電流は電源電圧Vsに比例した正弦波状の
ものとなり、入力電流高調波が低く抑えられる。
【0007】(2)次にスイッチング素子Q1がオフ、
スイッチング素子Q2がオンすると、最初はインバータ
回路INVの回生モードにより、トランスToの1次巻
線n1→コンデンサC4→スイッチング素子Q2の内蔵
ダイオードD2(図示せず)→コンデンサC3→トラン
スToの1次巻線n1の経路で電流が流れ、やがて反転
して、コンデンサC3を電源としてコンデンサC3→ス
イッチング素子Q2→コンデンサC4→トランスToの
1次巻線n1→コンデンサC3の経路で電流が流れ、こ
の電流により電圧Vc4は低下していく。
【0008】(3)次にスイッチング素子Q2がオフす
ると、暫くはインバータ回路INVの回生モードとな
り、トランスToの1次巻線n1→コンデンサC3→ス
イッチング素子Q1の内蔵ダイオードD1(図示せず)
→コンデンサC15→コンデンサC4→トランスToの
1次巻線n1の経路で電流が流れ、電圧Vc4は低下し
続ける。コンデンサC4の電荷が完全に放電すると、コ
ンデンサC4を介さず、ダイオードD3を介して電流が
流れる。やがて電流が反転して上記(1)で示した動作
に戻る。
【0009】この様な動作を繰り返し、インバータ回路
INVは入力電流高調波抑制動作を行うと共に、高周波
発振動作を行う。
【0010】また、降圧チョッパ回路POWは定常時の
電圧V1を低下する、出力の低周波(例えば商用周波)
のリップルを低減するなどの目的で用いられる。
【0011】制御部1aは進相モードを回避する為に
も動作をし、抵抗R1,R2,NOTゲ−トN1,N
2,ANDゲ−トAN1,レベルシフト回路2,発振器
3から構成される。その回避方法は、スイッチング素子
の内蔵ダイオードもしくは逆並列接続されたダイオード
に回生電流が流れないとスイッチング素子がオンしない
様にすることである。具体的には、スイッチング素子Q
2の両端に並列接続された抵抗R1,R2によりスイッ
チング素子Q2の両端電圧VQ2を検出し、その検出電
圧がローレベルであると回生モードにあると判断し、ス
イッチング素子Q2の制御端子へのオン信号を入力可能
とする。スイッチング素子Q1の制御端子へのオン信号
は、NOTゲ−トN1,レベルシフト回路2を介してス
イッチング素子Q2の制御端子への制御信号の反転を用
いる。
【0012】上記の様に構成したことにより、入力電流
高調波を低く抑えることが可能であると共に、電源投入
時の突入電流をも低く抑え、更に進相モード回避も可能
である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
於ては、以下に示す様な問題点が生じる。
【0014】電源投入直後は平滑コンデンサC1は充電
されておらず、電圧V1は略零であるので、抵抗R1,
R2により検出されるスイッチング素子Q2の両端電圧
VQ2はスイッチング素子Q2の状態によらずローレベ
ルとなってしまい、電源投入直後はスイッチング素子Q
2の両端電圧VQ2のハイレベルとローレベルとの判別
が困難になり、回生モードの判別ができない。従って進
相モード回避の制御が有効に働かず、常にスイッチング
素子Q2へオン信号入力可能と誤動作してしまい、電源
投入時から安定状態までの過渡的な不安定状態で進相モ
ードが発生し、スイッチング素子Q1,Q2に過大なス
トレスがかかってしまう。
【0015】上記従来例に示した構成に限らず、インバ
ータ回路INVの入力電源として降圧チョッパ回路、昇
降圧チョッパ回路を用いた構成では、電源投入直後には
平滑コンデンサC1は充電されておらず、従って電圧V
1は略零となる。その為に、上述の様な進相モード回避
の方法では、スイッチング素子のハイレベルとローレベ
ルとの判別が困難になり、進相モード回避の制御が有効
に働かず、電源投入時から安定状態までの過渡的な不安
定状態で進相モードが発生し、スイッチング素子に過大
なストレスがかかってしまうというという、問題点が生
じてしまう。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、降圧チョッパ回路の様
な電源投入から徐々に出力電圧が上昇していく電源回路
を備えると共に、電源投入時から安定状態までの過渡的
な不安定状態での進相モード回避を可能とし、スイッチ
ング素子にかかるストレスを低減可能な電源装置を提供
することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1記載の発明によれば、交流電源を全波整流
する整流器と、該整流器の出力端に接続されたコンデン
サと、該コンデンサに並列に接続された第1及び第2の
スイッチング素子の直列回路を有し、前記整流器からの
出力を交流の高周波電圧に変換して負荷に供給するイン
バータ回路と、インバータ回路の発振動作を制御する
と共に、前記第1のスイッチング素子の両端電圧が低レ
ベルであると前記第1のスイッチング素子のオン信号を
入力可能とする制御部と、前記第2のスイッチング素子
に並列に接続された、インダクタンス素子と平滑コンデ
ンサとの直列回路とを有する電源装置であって、前記制
御部は、前記交流電源投入後から前記平滑コンデンサの
両端電圧が所定値に達するまで前記インバータ回路の発
信動作を停止することを特徴とする。
【0018】請求項2記載の発明によれば、交流電源を
全波整流する整流器と、該整流器の出力端に接続された
コンデンサと、該コンデンサに並列に接続された第1及
び第2のスイッチング素子の直列回路を有し、前記整流
器からの出力を交流の高周波電圧に変換して負荷に供給
するインバータ回路と、インバータ回路の発振動作を
制御すると共に、前記第1のスイッチング素子の両端電
圧が低レベルであると前記第1のスイッチング素子のオ
ン信号を入力可能とする制御部と、前記第2のスイッチ
ング素子に並列に接続された、インダクタンス素子と平
滑コンデンサとの直列回路とを有する電源装置であっ
、前記制御部は、前記交流電源投入後から前記インバ
ータ回路に印加される電圧が所定値に達するまで前記イ
ンバータ回路の発信動作を停止することを特徴とする。
【0019】請求項3記載の発明によれば、前記交流電
源投入後から前記平滑コンデンサの両端電圧が所定値に
達するまで前記平滑コンデンサを充電する充電部を有す
ことを特徴とする。
【0020】請求項4記載の発明によれば、前記交流電
源投入後から前記インバータ回路に印加される電圧が所
定値に達するまで前記平滑コンデンサを充電する充電部
を有することを特徴とする。
【0021】請求項5記載の発明によれば、前記充電部
は、少なくとも前記第1のスイッチング素子を含み、前
記第2のスイッチング素子をオフすると共に、前記第1
のスイッチング素子を制御することにより前記平滑コン
デンサの両端電圧を制御することを特徴とする。
【0022】請求項6記載の発明によれば、交流電源投
入後から平滑コンデンサの両端電圧が一定値に達するま
で平滑コンデンサを充電する充電部を設けたことを特徴
とする。
【0023】請求項7記載の発明によれば、充電部は、
少なくとも第2のスイッチング素子を含んでなると共
に、第2のスイッチング素子を制御することにより平滑
コンデンサの両端電圧を制御するものであることを特徴
とする。
【0024】請求項8記載の発明によれば、充電部は、
制御部により制御されるものであることを特徴とする。
【0025】請求項9記載の発明によれば、第2のスイ
ッチング素子は、制御部により制御されるものであるこ
とを特徴とする。
【0026】請求項10記載の発明によれば、インバー
タ回路は、ハーフブリッジ式インバータ回路であること
を特徴とする。
【0027】
【実施の形態】
(実施の形態1)本発明に係る第1の実施の形態の回路
図を図1に示す。
【0028】図9に示した従来例と異なる点は、平滑コ
ンデンサC1に直列に且つダイオードD5の両端に抵抗
R3,スイッチング素子Q3からなる直列回路を並列接
続すると共に、スイッチング素子Q1,Q2を制御する
制御部1aの代わりに、スイッチング素子Q1〜Q3
を制御する制御部1bを設けたことであり、その他の従
来例と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省
略する。ここで制御部1bは、抵抗R1,R2,NOT
ゲ−トN1〜N4,ANDゲ−トAN1〜AN3,レベ
ルシフト回路2,発振器3,検出部4から構成される。
また、抵抗R3,第2のスイッチング素子(以下、スイ
ッチング素子と呼ぶ。)Q3などから平滑コンデンサC
1の充電部を構成する。
【0029】次に動作を簡単に説明する。電源投入時か
ら、インダクタンス素子L2,抵抗R3,スイッチング
素子Q3を介して平滑コンデンサC1が充電され、電圧
V1が所定値に達するまで検出部4によりスイッチング
素子Q3をオンする(この期間をTとする)と共に、N
OTゲ−トN4によるスイッチング素子Q3へのオン信
号の反転信号をANDゲ−トAN2,AN3に入力して
スイッチング素子Q1,Q2の発振動作を停止する。期
間Tの経過後は検出部4によりスイッチング素子Q3を
オフすると共に、スイッチング素子Q1,Q2の発振動
作を行う。この場合、スイッチング素子Q1,Q2には
充分な値を有する電圧V1が印加されるから、スイッチ
ング素子Q2の両端電圧VQ2のハイレベルとローレベ
ルとの判別を確実に行うことが可能となる。このときの
スイッチング素子Q1〜Q3の制御信号を図2に示す。
なお、期間Tは電源投入から平滑コンデンサC1の両端
電圧(以下、電圧と呼ぶ。)Vc1が所定値にまで充電
される時間であるが、電圧Vc1を検出する代わりに、
予め期間Tを測定で求めてタイマー回路により期間Tを
カウントする様な構成としてもよい。
【0030】この様に、電源投入直後はインバータ回路
INVの発振を停止して平滑コンデンサC1の充電を優
先させ、電圧V1が所定値以上になってスイッチング素
子Q2の両端電圧VQ2のハイレベルとローレベルとが
判別可能となった後に、インバータ回路INVの発振を
開始する。
【0031】(実施の形態2)本発明に係る第2の実施
の形態の動作波形図を図3に示す。
【0032】本実施の形態に係る回路構成は図9に示し
たものと同一であり、スイッチング素子Q1,Q2の動
作のみが異なるので、同一構成には同一符号を付すこと
により説明を省略する。
【0033】次に動作を簡単に説明する。電源投入から
一定の期間Tはスイッチング素子Q1をオフしてスイッ
チング素子Q2をオンオフさせる。そうすると、スイッ
チング素子Q2は降圧チョッパ回路POWのスイッチと
して働いて平滑コンデンサC1を充電し、スイッチング
素子Q1は停止しているのでインバータ回路INVは発
振停止する。この様に、一定の期間Tの間はインバータ
回路INVの発振を停止したまま平滑コンデンサC1が
充電されて電圧Vc1が上昇することにより、一定の期
間T後はスイッチング素子Q1,Q2には充分な値を有
する電圧V1が印加されるから、スイッチング素子Q2
の両端電圧VQ2のハイレベルとローレベルとの判別を
確実に行うことが可能となる。
【0034】(実施の形態3)本発明に係る第3の実施
の形態の回路図を図4に示す。
【0035】本回路は、他の回路構成に本案を適用した
ものであり、図1に示した第1の実施の形態と異なる点
は、コンデンサC3,C4,トランスTo,負荷Z1,
ダイオードD3,D4を省略すると共にスイッチング素
子Q1,Q2の直列回路と並列にコンデンサC11,C
12の直列回路を接続し、スイッチング素子Q1,Q2
の接点及びコンデンサC11,C12の接点間に負荷Z
2を接続し、インダクタンス素子L2を省略すると共に
平滑コンデンサC1,ダイオードD5の接点及びダイオ
ードD6のアノード端子間にインダクタンス素子L3を
接続したことであり、その他の第2の実施の形態と同一
構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。こ
こで負荷Z2は、インダクタンス素子L10,コンデン
サC10の直列回路と、コンデンサC10に並列接続し
負荷LOADとから構成される。また、内蔵ダイオー
ドを有するMOSFETの代わりにダイオードを逆並列
接続したトランジスタを設けている。
【0036】(実施の形態4)本発明に係る第4の実施
の形態の回路図を図5に示す。
【0037】本回路は、更に他の回路構成に本案を適用
したものであり、図4に示した第3の実施の形態と異な
る点は、整流器DBの正の出力端子及び抵抗R3間にダ
イオードD11を接続し、インダクタンス素子L3の代
わりにダイオードD11のカソード端子及び平滑コンデ
ンサC1の一端間にインダクタンス素子L4を接続し、
コンデンサC12を省略したことであり、その他の第3
の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより
説明を省略する。
【0038】(実施の形態5)本発明に係る第5の実施
の形態の回路図を図6に、その動作波形図を図7に示
す。
【0039】図1に示した第1の実施の形態と異なる点
は、抵抗R3,スイッチング素子Q3,検出部4,NO
Tゲ−トN4の代わりに、スイッチング素子Q1,Q2
の直列回路の両端に並列接続された抵抗R7,R4の直
列回路により分圧検出された電圧V1と、抵抗R5,R
6の直列回路により分圧された基準電圧Vccとを比較
出力してスイッチング素子Q1,Q2を制御する比較器
COMPを設けて、電圧V1が所定の一定電圧Vx以上
になるとインバータ回路INVを発振する様に構成した
ことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には
同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0040】次に、図7を参照して動作を簡単に説明す
る。電圧V1は、電圧Vc1または整流器DBの出力電
圧VDBの高い方の電圧が現れ、その電圧波形は図7
(a)に示す様になる。電圧V1が一定電圧Vx以下で
あれば比較器COMPはそれを検出して、図7(b)に
示す様にローレベルの信号を出力し、スイッチング素子
Q1,Q2の発振停止を行う。電圧V1が一定電圧Vx
以上であれば比較器COMPはそれを検出して、図7
(b)に示す様にハイレベルの信号を出力し、スイッチ
ング素子Q1,Q2の発振動作を行う。なお、電源投入
直後は平滑コンデンサC1は充電されておらず、電圧V
c1は略零であり、電源投入時から時間と共に電圧Vc
1は徐々に上昇していき、最終的には電圧V1は常に一
定電圧Vx以上となる。
【0041】この様に電圧V1が一定電圧Vx以上の場
合のみ、インバータ回路INVの発振動作を行うことが
できるので、スイッチング素子Q2の両端電圧VQ2の
ハイレベルとローレベルとの判別が確実になる。
【0042】(実施の形態6)本発明に係る第6の実施
の形態の回路図を図8に示す。
【0043】本回路は、他の回路構成に本案を適用した
ものであり、図6に示した第5の実施の形態と異なる点
は、コンデンサC3,C4,トランスTo,負荷Z1,
ダイオードD3,D4を省略すると共にスイッチング素
子Q1,Q2の直列回路と並列にコンデンサC11,C
12の直列回路を接続し、スイッチング素子Q1,Q2
の接点及びコンデンサC11,C12の接点間に負荷Z
2を接続し、インダクタンス素子L2を省略すると共に
平滑コンデンサC1,ダイオードD5の接点及びダイオ
ードD6のアノード端子間にインダクタンス素子L3を
接続したことであり、その他の第5の実施の形態と同一
構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。こ
こで負荷Z2は、インダクタンス素子L10,コンデン
サC10の直列回路と、コンデンサC10に並列接続し
た負荷LOADとから構成される。また、内蔵ダイオー
ドを有するMOSFETの代わりにダイオードを逆並列
接続したトランジスタを設けている。
【0044】上記全ての実施の形態に示した様に構成し
たことにより、スイッチング素子Q1、Q2の回生モー
ドの判別を確実に行うことが可能となり、進相モード回
避の制御を確実に行うことが可能となる。なお、上記全
ての実施の形態に於いては、負荷Z1,Z2は他のどの
様な構成でも構わない。
【0045】
【発明の効果】請求項1から請求項に記載の発明によ
れば、電源投入時での突入電流を抑制可能であると共
に、電源投入時から安定状態までの過渡的な不安定状態
での進相モード回避を可能とし、スイッチング素子にか
かるストレスを低減可能な電源装置を提供できる。
【0046】
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】上記実施の形態に係る動作波形図である。
【図3】本発明に係る第2実施の形態に係る動作波形図
である。
【図4】本発明に係る第3実施の形態を示す回路図であ
る。
【図5】本発明に係る第4実施の形態を示す回路図であ
る。
【図6】本発明に係る第5実施の形態を示す回路図であ
る。
【図7】上記実施の形態に係る動作波形図である。
【図8】本発明に係る第6実施の形態を示す回路図であ
る。
【図9】本発明に係る従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 制御部 C コンデンサ INV インバータ回路 POW 電源回路 Q スイッチング素子 Vs 交流電源 Z 負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 7/538 H02M 7/5387

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を全波整流する整流器と、該整
    流器の出力端に接続されたコンデンサと、該コンデンサ
    に並列に接続された第1及び第2のスイッチング素子の
    直列回路を有し、前記整流器からの出力を交流の高周波
    電圧に変換して負荷に供給するインバータ回路と、
    ンバータ回路の発振動作を制御すると共に、前記第1の
    スイッチング素子の両端電圧が低レベルであると前記第
    1のスイッチング素子のオン信号を入力可能とする制御
    部と、前記第2のスイッチング素子に並列に接続され
    た、インダクタンス素子と平滑コンデンサとの直列回路
    とを有する電源装置であって、前記制御部は、前記交流
    電源投入後から前記平滑コンデンサの両端電圧が所定値
    に達するまで前記インバータ回路の発信動作を停止す
    とを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源を全波整流する整流器と、該整
    流器の出力端に接続されたコンデンサと、該コンデンサ
    に並列に接続された第1及び第2のスイッチング素子の
    直列回路を有し、前記整流器からの出力を交流の高周波
    電圧に変換して負荷に供給するインバータ回路と、
    ンバータ回路の発振動作を制御すると共に、前記第1の
    スイッチング素子の両端電圧が低レベルであると前記第
    1のスイッチング素子のオン信号を入力可能とする制御
    部と、前記第2のスイッチング素子に並列に接続され
    た、インダクタンス素子と平滑コンデンサとの直列回路
    とを有する電源装置であって、前記制御部は、前記交流
    電源投入後から前記インバータ回路に印加される電圧が
    所定値に達するまで前記インバータ回路の発信動作を停
    止することを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 前記交流電源投入後から前記平滑コンデ
    ンサの両端電圧が所定値に達するまで前記平滑コンデン
    サを充電する充電部を有することを特徴とする請求項
    記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記交流電源投入後から前記インバータ
    回路に印加される電圧が所定値に達するまで前記平滑コ
    ンデンサを充電する充電部を有することを特徴とする請
    求項2に記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記充電部は、少なくとも前記第1のス
    イッチング素子を含み、前記第2のスイッチング素子を
    オフすると共に、前記第1のスイッチング素 子を制御す
    ることにより前記平滑コンデンサの両端電圧を制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の電源回路。
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