JP3404881B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP3404881B2
JP3404881B2 JP08694694A JP8694694A JP3404881B2 JP 3404881 B2 JP3404881 B2 JP 3404881B2 JP 08694694 A JP08694694 A JP 08694694A JP 8694694 A JP8694694 A JP 8694694A JP 3404881 B2 JP3404881 B2 JP 3404881B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源を整流平滑し
て得られる直流電力を高周波電力に変換して、負荷にそ
の電力を供給するインバータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より商用交流電源からの入力電流の
高調波成分を低減する回路方式としてチョッパー回路が
広く用いられている。しかしながら、蛍光灯などを点灯
する場合、チョッパー回路で得た直流電圧を再度高周波
電力に変換する必要があり、回路が複雑になるという問
題があった。そこで、最近はチョッパー回路とインバー
タ回路のスイッチング素子を共用化させるようなインバ
ータ装置(例えば、特願昭63−235982号)が提
案されている。図12にその回路を示す。
【0003】以下、図12の回路構成について説明す
る。トランジスタQ1 ,Q2 はバイポーラ型のトランジ
スタよりなる。トランジスタQ1 のエミッタはトランジ
スタQ 2 のコレクタに接続されている。トランジスタQ
1 ,Q2 のコレクタ及びエミッタには、ダイオード
1 ,D2 のカソード及びアノードがそれぞれ接続され
ている。トランジスタQ1 のベース・エミッタ間には、
第1の矩形波信号が入力されており、トランジスタQ2
のベース・エミッタ間には、第1の矩形波信号が高レベ
ルのときに低レベルとなり、第1の矩形波信号が低レベ
ルのときに高レベルとなる第2の矩形波信号が入力され
ている。これにより、トランジスタQ1 ,Q2は交互に
オン・オフされる。トランジスタQ1 のコレクタにはダ
イオードD3 のカソードが接続され、ダイオードD3
アノードはダイオードD4 のカソードに接続され、ダイ
オードD4 のアノードはトランジスタQ2 のエミッタに
接続されている。トランジスタQ1 のコレクタには、コ
ンデンサC2 の一端が接続され、コンデンサC2 の他端
はコンデンサC3 の一端に接続され、コンデンサC3
他端はトランジスタQ2 のエミッタに接続されている。
【0004】トランジスタQ1 ,Q2 の接続点とコンデ
ンサC2 ,C3 の接続点の間には、負荷回路Rが接続さ
れている。ここでは、説明を簡単化するために負荷回路
Rとして抵抗素子を用いているが、誘導性リアクタンス
や容量性リアクタンスを含んでいても良い。トランジス
タQ1 ,Q2 の接続点は交流電源Vsの一端に接続され
ている。交流電源Vsの他端は、インダクタL1 ,L2
を介して、ダイオードD3 ,D4 の接続点に接続されて
いる。インダクタL1 ,L2 の接続点と交流電源Vsの
一端との間には、コンデンサC1 が接続されている。イ
ンダクタL1 とコンデンサC1 はACフィルタ3を構成
している。また、トランジスタQ1 ,Q 2 とダイオード
1 ,D2 及びコンデンサC2 ,C3 は、ダイオードD
3 ,D4及びインダクタL2 と共にチョッパー回路2を
構成し、且つ負荷回路Rと共にインバータ回路1を構成
している。
【0005】図13〜図16は上記回路の動作説明のた
めの回路図である。まず、交流電源Vsが正の半サイク
ルのときに、トランジスタQ1 がオンすると、図13に
示すように、インダクタL2 、ダイオードD3 、トラン
ジスタQ1 を通る経路で交流電源VsからインダクタL
2 に電流が流れ、その電流値は入力交流電圧Vinの瞬
時値に比例した傾きで増加していく。このとき、トラン
ジスタQ1 はインバータ用のスイッチング素子としても
機能し、コンデンサC2 からトランジスタQ1を介して
負荷回路Rに電流を流す。
【0006】次に、トランジスタQ1 がオフすると、図
14に示すように、インダクタL2、ダイオードD3
コンデンサC2 ,C3 、ダイオードD2 、交流電源Vs
を通る経路で、インダクタL2 のエネルギーが放出さ
れ、コンデンサC2 及びC3 を充電する。このとき、ト
ランジスタQ2 がオンしており、コンデンサC3 から負
荷回路R、トランジスタQ2 を通る経路で、図13に示
す方向とは逆方向に負荷回路Rに電流を流す。
【0007】このように、交流電源Vsが正の半サイク
ルでは、トランジスタQ1 がチョッパー用のスイッチン
グ素子とインバータ用のスイッチング素子を兼ね、トラ
ンジスタQ2 はインバータ用のスイッチング素子として
だけ機能する。次に、交流電源Vsが負の半サイクルの
ときに、トランジスタQ2 がオンすると、図15に示す
ように、交流電源Vs、トランジスタQ2 、ダイオード
4 、インダクタL2 を通る経路で、インダクタL2
電流が流れ、その電流値は入力交流電圧Vinの瞬時値
に比例した傾きで増加して行く。このとき、トランジス
タQ2 はインバータ用のスイッチング素子としても機能
し、コンデンサC3 から負荷回路R、トランジスタQ2
を通る経路で負荷回路Rに電流を流す。
【0008】次に、トランジスタQ2 がオフすると、図
16に示すように、交流電源Vs、ダイオード1、コン
デンサC2 ,C3 、ダイオードD4 、インダクタL2
通る経路で、インダクタL2 のエネルギーが放出され、
コンデンサC2 及びC3 を充電する。このとき、トラン
ジスタQ1 がオンしており、コンデンサC2 からトラン
ジスタQ1 を介して、図15に示す方向とは逆方向に負
荷回路Rに電流を流す。
【0009】このように、交流電源Vsが負の半サイク
ルでは、トランジスタQ2 がチョッパー用のスイッチン
グ素子とインバータ用のスイッチング素子の働きを兼ね
て、トランジスタQ1 はインバータ用のスイッチング素
子としてだけ機能する。なお、上記回路におけるダイオ
ードD1 ,D2 はコンデンサC2 ,C3 を充電して負荷
回路Rに安定した平滑出力を供給するものである。つま
り、図12におけるダイオードD1 ,D2 を除去した場
合、コンデンサC2 ,C3 を充電する経路は一応存在す
るが、負荷回路Rを介した経路となるので、安定した平
滑出力を供給するには、トランジスタQ1 ,Q2 の制御
に工夫を要したり、負荷回路Rのインピーダンス値に制
約が生じたりする恐れがある。
【0010】上記回路にあっては、インバータ用のスイ
ッチング素子がチョッパー用のスイッチング素子を兼
ね、且つ少ない素子数で構成されており、電力損失が少
なく、回路構成も簡単になるという利点がある。また、
交流電源Vsの半サイクル毎に各トランジスタQ1 ,Q
2 が交互にチョッパー用のスイッチング素子として働く
ので、スイッチング素子1個当たりのストレスが軽減さ
れるという利点があり、また、スイッチング素子(トラ
ンジスタQ1 ,Q2 )の電力損失のバランスが取れてい
るので、例えば、放熱構造は同じで良い。さらに、スイ
ッチング素子(トランジスタQ1 ,Q2 )はインバータ
用のスイッチング素子としても動作しているから、別個
にチョッパー駆動回路を設ける必要がなく、また、駆動
回路の構成も簡略化される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図12の回路におい
て、トランジスタQ1 ,Q2 のドライブ信号としては、
オン時間の等しい互いに反転した矩形波信号を与えるこ
とが一般的であるが、その場合、交流電源Vsからの入
力電圧Vinが高い期間と低い期間とでチョッパー電流
の導通期間(チョッパーのインダクタンス成分に蓄えら
れたエネルギーが放出される期間)が大きく異なる。つ
まり、入力電圧Vinのピーク付近では、チョッパー電
流に殆ど休止区間が無いのに対して、入力電圧Vinの
ゼロクロス付近では、チョッパーとして働くトランジス
タのオン期間後にすぐにエネルギーが放出され、チョッ
パー電流の休止期間が長くなり、結果的に入力電流Ii
nが図17のように歪んだ波形になるという問題があっ
た。
【0012】また、図12に示す負荷回路を蛍光灯負荷
とした場合、一般にLC共振回路により構成されるた
め、負荷回路には正弦波状の高周波電流が流れている。
そのために、トランジスタQ1 ,Q2 において、チョッ
パー動作と兼用している期間のみをPWM制御した場
合、トランジスタQ1 ,Q2 が同時にオフする時間が生
じ、インバータ回路の動作が不安定になる。そのため、
トランジスタQ1 ,Q2 は必ずいずれか一方がオンして
いるように制御することを必要とする。
【0013】本発明は上述のような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、チョッパー用の
スイッチング素子とインバータ用のスイッチング素子を
兼用しながら安定したパルス幅制御を行い、入力電流波
形を正弦波状に近づけると共にインバータ装置の出力に
悪影響を与えないことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、上記
の課題を解決するために、図1に示すように、交流電源
Vsをスイッチングして平滑コンデンサC2 に直流電圧
を得るためのチョッパー回路と、平滑コンデンサC2
直流電圧をスイッチングして高周波電力を負荷回路Zに
供給するインバータ回路とで少なくとも1つのスイッチ
ング素子を共用したインバータ装置において、交流電源
Vsからの入力電圧の瞬時値を検出する手段4を設ける
と共に、チョッパー回路とインバータ回路とで共用され
ているスイッチング素子のオン区間を略一定とし、オフ
区間を検出された交流電源Vsからの入力電圧の瞬時値
に応じてゼロとならない範囲で変化させる制御手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0015】なお、本発明は二石のスイッチング素子を
チョッパー回路とインバータ回路とで共用し、交流電源
の極性に応じて共用される側のスイッチング素子を交互
に切り替える図1に示す回路のみならず、図7に示すよ
うに、インバータ回路を構成する二石のスイッチング素
子のうち、一石のスイッチング素子のみをチョッパー回
路と共用する回路にも適用できる。また、インバータ装
置の駆動方式は自励方式でも他励方式でも構わない。
【0016】
【作用】本発明によれば、このように交流電源からの入
力電圧の瞬時値を検出する手段を設けると共に、チョッ
パー回路とインバータ回路とで共用されているスイッチ
ング素子のオン区間を一定とし、オフ区間を検出された
交流電源からの入力電圧の瞬時値に応じてゼロとならな
い範囲で変化させる制御手段を設けているので、例え
ば、交流電源の瞬時電圧値が高いときには共用側のスイ
ッチング素子のオフ区間を長くすることにより、チョッ
パー回路の出力電圧、すなわち、インバータ回路の入力
電圧が周期的に上昇することを防止でき、小容量の平滑
コンデンサでも安定した直流電圧を得ることができ、イ
ンバータ回路の出力を安定化することができる。また、
交流電源の瞬時電圧値が低いときには共用側のスイッチ
ング素子のオフ区間をゼロとならない範囲で短くするこ
とにより、インバータ回路の動作が不安定になることが
なく、また、チョッパー電流の休止区間を無くすことが
でき、これにより、入力電流を正弦波に近づけることが
でき、入力電流の高調波成分を低減して、入力電流歪み
を低減できると共に、入力力率を高くすることができ
る。
【0017】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の主回路の構成を
示している。以下、その回路構成について説明する。ト
ランジスタQ1 ,Q2 はパワーMOSFETよりなる。
トランジスタQ1 のソースはトランジスタQ2 のドレイ
ンに接続されている。トランジスタQ1 ,Q2 のドレイ
ン及びソースには、ダイオードD1 ,D2 のカソード及
びアノードがそれぞれ接続されている。トランジスタQ
1 のゲート・ソース間には、制御回路5の駆動回路6の
端子a,bから第1の駆動信号が入力されており、トラ
ンジスタQ2 のゲート・ソース間には、制御回路5の駆
動回路6の端子c,dから第2の駆動信号が入力されて
いる。これにより、トランジスタQ1,Q2 は交互にオ
ン・オフされる。トランジスタQ1 のドレインにはダイ
オードD3 のカソードが接続され、ダイオードD3 のア
ノードはダイオードD4 のカソードに接続され、ダイオ
ードD4 のアノードはトランジスタQ2 のソースに接続
されている。トランジスタQ1 のドレインには、コンデ
ンサC2 の一端が接続され、コンデンサC2 の他端はト
ランジスタQ2 のソースに接続されている。
【0018】トランジスタQ1 の両端には、負荷Rとコ
ンデンサC4 の並列回路にインダクタL3 を直列接続し
て成る負荷回路ZがコンデンサC3 を介して接続されて
いる。コンデンサC4 とインダクタL3 はLC直列共振
回路を構成している。また、コンデンサC3 は直流成分
カット用の結合コンデンサであり、共振用のコンデンサ
4 に比べると十分に容量が大きく、共振には寄与しな
い。トランジスタQ1,Q2 の接続点は交流電源Vsの
一端に接続されている。交流電源Vsの他端は、インダ
クタL1 ,L2 を介して、ダイオードD3 ,D4 の接続
点に接続されている。インダクタL1 ,L2 の接続点と
交流電源Vsの一端との間には、コンデンサC1 が接続
されている。インダクタL1 とコンデンサC1 はACフ
ィルタを構成している。また、トランジスタQ1 ,Q2
とダイオードD1 ,D2 及びコンデンサC2 は、ダイオ
ードD3 ,D4 及びインダクタL2 と共にチョッパー回
路を構成し、且つ負荷回路Zと共にインバータ回路を構
成している。
【0019】制御回路5と主回路は端子a〜gを介して
接続されている。インバータ回路の入力電圧となるコン
デンサC2 の電圧は、抵抗R1 ,R2 により分圧され
て、端子gを介して制御回路5に入力されている。ま
た、交流電源Vsの瞬時電圧は、ダイオードブリッジD
2 により全波整流され、抵抗R5 ,R6 により分圧さ
れて、その分圧点の電圧が端子eを介して制御回路5の
発振回路7に入力されている。ダイオードD4 の両端電
圧は、抵抗R7 ,R8 により分圧されて、端子fを介し
て制御回路5の発振回路7に入力されている。また、高
電位側のトランジスタQ1 の両端には、抵抗R3 を介し
てコンデンサC18が接続されている。コンデンサC18
電圧はツェナーダイオードZDにより定電圧化されて、
電源電圧E2として駆動回路6に供給されている。トラ
ンジスタQ1 ,Q2 のゲート及びソースは、端子a〜d
を介して制御回路5の駆動回路6に入力されている。
【0020】次に、制御回路5の構成を図2〜図5に示
した。以下、各部の回路構成について説明する。まず、
図2の回路について説明する。TMはタイマー回路であ
り、汎用のタイマーIC(例えば、NECのμPD55
55)よりなる。直流電源E 1 から抵抗r1 を介して流
れる電流と、オペアンプOP2 の出力から抵抗r33を介
して流れる電流が、抵抗r2 を介してコンデンサC5
流れる。これにより、コンデンサC5 が充電され、その
電位がタイマー回路TMのスレッショルド電位に達する
と、コンデンサC5 は抵抗r2 を介して放電を始める。
これにより、タイマー回路TMは無安定マルチバイブレ
ータとして動作する。タイマー回路TMの出力端子(3
番ピン)は、コンデンサC5 の充電中はHighレベル
となり、コンデンサC5 の放電中はLowレベルとな
る。無安定マルチバイブレータの出力電圧がLowレベ
ルである時間は、抵抗r2 とコンデンサC5 の時定数で
決定され、固定されている。また、出力電圧がHigh
レベルである時間は、抵抗r 1 を介して流れる電流と、
オペアンプOP2 から抵抗r33を介して流れる電流の和
で決定され、電源電圧の瞬時値に応じて変化する。すな
わち、交流電源VsをダイオードブリッジDB2 により
全波整流し、抵抗R5 ,R6 により分圧して得られた端
子eの電圧は、抵抗r29〜r32とオペアンプOP1 より
なる増幅回路により増幅され、オペアンプOP2 よりな
るバッファ回路を介して可変電圧源となり、抵抗r33
介してコンデンサC5 を充電する。これにより、共用化
されたスイッチング素子のオン区間は一定となり、非共
用側のスイッチング素子のオン区間は、交流電源Vsを
全波整流した脈流電圧に応じて変化する。つまり、脈流
が高い期間では、非共用側のスイッチング素子のオン区
間は長くなり、脈流電圧がゼロに近づくにつれて非共用
側のスイッチング素子のオン区間は短くなる。以上の回
路により矩形波発生回路8が構成されている。タイマー
回路TMよりなる無安定マルチバイブレータの出力電圧
は、反転回路N1 により反転されて、端子hに出力され
る。
【0021】次に、共用素子判別回路13について説明
する。図1の主回路では、共用されているスイッチング
素子が商用周波数の半周期毎に反転するため、共用して
いるスイッチング素子の信号も反転させる必要がある。
そこで、主回路のダイオードD4 の両端電圧を検出し、
共用素子を判別している。主回路のダイオードD4 の両
端電圧を抵抗R7 ,R8 により分圧して得た端子fの電
圧は、抵抗r25とコンデンサC12と抵抗r27よりなるC
R積分回路を介してコンパレータCP5 の正入力端子に
入力されている。コンパレータCP5 の負入力端子に
は、直流電源E1を抵抗r23,r24により分圧した基準
電圧が入力されている。コンパレータCP 5 の出力端子
は、抵抗r28により直流電源E1 のレベルにプルアップ
されている。主回路のトランジスタQ1 が共用されてい
るときには、コンパレータCP5 の出力はHighレベ
ルとなり、トランジスタQ2 が共用されているときに
は、コンパレータCP5 の出力はLowレベルとなる。
【0022】次に、図3の回路について説明する。矩形
波発振回路8の出力は、反転回路N 1 と端子hを介して
反転回路N2 ,N3 ,N7 に入力されている。反転回路
2の出力はコンデンサC7 を介して反転回路N4 に入
力されている。反転回路N3の出力はコンデンサC8
介して反転回路N5 に入力されている。反転回路N4
入力は抵抗r5 を介して直流電源E1 のレベルにプルア
ップされている。また、反転回路N5 の入力は抵抗r6
を介してグランドレベルにプルダウンされている。反転
回路N5 の出力はAND回路A1 の一方の入力に接続さ
れている。反転回路N4 の出力は反転回路N6 を介して
AND回路A1 の他方の入力に接続されている。AND
回路A1 の出力は端子jから出力され、反転回路N7
出力は端子iから出力されている。以上の回路により、
デッドオフタイム設定回路10が構成されている。デッ
ドオフタイムは、抵抗r5 、コンデンサC7 の時定数
と、抵抗r6 、コンデンサC8 の時定数により設定され
る。デッドオフタイムを設定された出力信号は、AND
回路A2 ,A3 ,A4 ,A5 とAN1 ,AN2 ,A
3 ,AN4 ,AN5 ,AN6 、OR回路OR1 ,OR
2 、反転回路N7 及びコンデンサC9 ,C10よりなる出
力分配回路11により端子m,nを介して各トランジス
タQ1 ,Q2 の駆動回路に入力されている。端子pに
は、共用素子判別回路13から出力される共用素子判別
信号が入力されており、これにより、端子m,nに出力
される信号は、商用周波数の半周期毎に入れ替わるもの
である。
【0023】次に、図4の回路について説明する。ま
ず、トランジスタQ1 の駆動回路について説明する。端
子mがHighレベルになると、抵抗r11を介してフォ
トカプラPC1 の発光素子に電流が流れて、フォトカプ
ラPC1 の受光素子が導通状態となる。これにより、抵
抗r12からトランジスタQ11に流れる電流がバイパスさ
れて、トランジスタQ11がオフとなり、抵抗r13を介し
てトランジスタQ12のベース・エミッタ間に電流が流れ
て、トランジスタQ12がオンとなり、抵抗r14,r15
16を介して電流が流れる。この電流により、抵抗r16
の両端に電圧が発生し、端子a,bを介してMOSトラ
ンジスタQ1 のゲート・ソース間にオン信号が入力され
る。次に、端子mがLowレベルになると、トランジス
タQ11がオンとなり、トランジスタQ12はオフ、トラン
ジスタQ13がオンとなる。これによって、MOSトラン
ジスタQ1 のゲート・ソース間に蓄積された電荷は、ダ
イオードD6 とトランジスタQ13を介して放電されて、
MOSトランジスタQ1 は速やかにオフされる。MOS
トランジスタQ2 の駆動回路についても、同様に構成さ
れており、端子nがHighレベルになると、端子c,
dを介してMOSトランジスタQ2 のゲート・ソース間
にオン信号が入力される。また、端子nがLowレベル
になると、MOSトランジスタQ2 は速やかにオフされ
る。
【0024】次に、図5の回路について説明する。本実
施例では、コンデンサC2 の電圧Vc2 を抵抗R1 ,R
2 により分圧して、端子gを介してコンパレータCP2
の正入力端子に入力されている。コンパレータCP2
負入力端子には、直流電源E 1 を抵抗r9 ,r10で分圧
した定電圧が入力されている。コンパレータCP2 の出
力は、フリップフロップFFのセット入力端子Sに入力
されている。フリップフロップFFは汎用のIC(例え
ば、NEC製のμPD4013)よりなり、そのリセッ
ト入力端子Rには、抵抗r7 ,r8 とコンデンサC11
りなるパワーオンリセット回路が接続されている。これ
により、フリップフロップFFは電源投入直後にはリセ
ットされる。以上の回路により、異常電圧保護回路12
が構成されている。無負荷時や放電灯が外れるといった
軽負荷時には、チョッパーの出力としてコンデンサC2
の電圧が異常昇圧するが、本実施例では、コンデンサC
2の電圧が基準電圧を越えると、コンパレータCP2
出力がHighレベルとなり、フリップフロップFFが
セットされ、その反転出力端子がHighレベルからL
owレベルに変化する。これにより、端子kを介してア
ンド回路AN5 ,AN6 にLowレベルの信号が入力さ
れて、トランジスタQ1 ,Q2 への駆動信号はいずれも
Lowレベルとなり、インバータ回路の発振を停止し
て、回路を保護することができる。
【0025】本実施例におけるトランジスタQ1 ,Q2
への駆動信号を図6に示す。図中、A,Cは共用される
スイッチング素子への駆動信号であり、B,Dは非共用
側のスイッチング素子への駆動信号である。駆動信号
A,Bは脈流電圧が高い期間での駆動信号であり、駆動
信号C,Dは脈流電圧が低い期間での駆動信号である。
本実施例では、共用されるスイッチング素子のオン区間
1 は常に一定である。非共用側のスイッチング素子の
オン区間は、脈流電圧の瞬時値により可変となってお
り、脈流電圧が高い期間では長く、低い期間では短くな
る。
【0026】このようなスイッチング素子の制御によ
り、交流電源Vsからの入力電圧がゼロクロス付近で
は、チョッパー電流の休止区間は減少し、入力電流の高
調波成分を低減することができる。また、入力電圧のピ
ーク付近ではチョッパー電流の持ち上がりを防ぐことが
可能となり、しかもインバータの発振周波数が一定であ
るため、インバータ出力である放電灯の出力には、殆ど
悪影響を与えず、安定した光出力を供給することができ
る。
【0027】また、上述の制御回路は、図7に示す第2
実施例のように、一石のスイッチング素子をインバータ
動作とチョッパー動作とで共用した電源装置にも応用す
ることができる。本実施例では、交流電源Vsはインダ
クタL1 とコンデンサC1 よりなるACフィルタを介し
てダイオードブリッジDB1 の交流入力端子に接続さ
れ、ダイオードブリッジDB1 の直流出力端子には、イ
ンダクタL2 とトランジスタQ2 の直列回路が接続され
ている。トランジスタQ2 の両端には、ダイオードD1
を介してコンデンサC2 が接続されている。トランジス
タQ2 を高周波でスイッチングすると、トランジスタQ
2 がオンのときに、インダクタL2 にエネルギーが蓄積
され、トランジスタQ2 がオフのときに、インダクタL
2 のエネルギーがダイオードブリッジDB1 の出力に重
畳されてダイオードD1 を介してコンデンサC2 に充電
される。これにより昇圧チョッパー回路を構成してい
る。また、コンデンサC2 の両端には、トランジスタQ
1 ,Q2 の直列回路が接続されており、トランジスタQ
1 の両端には、コンデンサC4 と負荷Rの並列回路にイ
ンダクタL3 を直列接続して成る負荷回路Zがコンデン
サC3 を介して接続されている。各トランジスタQ1
2 には、それぞれダイオードD1 ,D2 が逆並列接続
されている。トランジスタQ1 ,Q2 が交互にオン・オ
フされることにより、負荷回路Zには交互に逆方向に電
流が流れる。これにより、インバータ回路が構成されて
いる。この回路では、低電位側のトランジスタQ2 がチ
ョッパー回路とインバータ回路とで共用されており、高
電位側のトランジスタQ1 はインバータ回路でのみ使用
されている。このような一石スイッチング素子共用タイ
プの電源装置にも本発明を適用することができる。
【0028】ただし、図7に示す一石スイッチング素子
共用タイプの場合には、図1の実施例のように、商用周
波数の半周期毎に共用されるスイッチング素子が入れ替
わることはなく、常にトランジスタQ2 がチョッパー回
路とインバータ回路とで共用されるので、図2におい
て、共用素子判別回路13は不要となり、図2の回路に
代えて、図8に示すような回路を用いれば良い。また、
各トランジスタQ1 ,Q 2 に信号を分配するための信号
分配回路11に共用素子判別信号を入力する必要はなく
なるので、図3の回路に代えて、図9に示すような回路
を用いることになる。この場合、共用されるトランジス
タQ2 のオン区間は常に一定となり、非共用側のトラン
ジスタQ1 のオン区間は脈流電圧が高い期間では短く、
低い期間では長くなるように制御される。
【0029】次に、図9は本発明の第3実施例における
トランジスタQ1 ,Q2 の駆動信号波形である。図中、
A,Cは共用されるスイッチング素子への駆動信号であ
り、B,Dは非共用側のスイッチング素子への駆動信号
である。駆動信号A,Bは脈流電圧が高い期間での駆動
信号であり、駆動信号C,Dは脈流電圧が低い期間での
駆動信号である。この実施例では、例えば、図1の主回
路において、共用されているスイッチング素子のオン区
間を、脈流電圧が高い区間では短く、低い区間では長く
し、オン・デューティ(1周期におけるオン区間の比
率)を略50%にするように制御するとともに、スイッ
チング周波数が一定になるように、非共用側のスイッチ
ング素子のオン期間を制御するようにしたものである。
すなわち、脈流電圧の低い区間では、トランジスタ
1 ,Q2 のオン区間が等しくなるように制御する。こ
のように制御すれば、商用周期によるインバータ回路の
出力の変動を最も抑えることが可能となる。この図9に
示すような制御方式は、図8に示すように、一石スイッ
チング素子共用タイプの電源装置にも適用することが可
能である。また、図11に示すような電流帰還トランス
を用いた自励式のインバータ回路にも適用することが可
能である。
【0030】次に、図11は本発明の第4実施例の回路
図である。以下、その回路構成について説明する。交流
電源VsはダイオードブリッジDB1 により全波整流さ
れ、その整流出力はインダクタL2 とトランジスタQ2
の直列回路に印加される。トランジスタQ2 の両端に
は、ダイオードD1 を介して平滑用のコンデンサC2
接続されている。コンデンサC2 の両端には、トランジ
スタQ1 ,Q2 の直列回路が接続されている。各トラン
ジスタQ1 ,Q2 には、それぞれダイオードD1,D2
が逆並列接続されている。トランジスタQ1 の両端に
は、共振用及び電流帰還用のインダクタL3 の1次巻線
1 と、負荷Rとしての蛍光灯と、直流成分カット用の
コンデンサC3 の直列回路が接続されている。蛍光灯の
フィラメントの非電源側端子間には、共振用のコンデン
サC4 が並列接続されている。本実施例では、低電位側
のトランジスタQ2 と高電位側のダイオードD1 がチョ
ッパー回路とインバータ回路とで兼用されている。
【0031】本実施例におけるインバータ回路のトラン
ジスタQ1 ,Q2 は、いずれもインダクタL3 に誘起さ
れる電圧を2次巻線n2 ,n3 から帰還させることによ
り自励駆動させている。まず、トランジスタQ1 は2次
巻線n2 に誘起される電圧により抵抗R14を介してベー
ス電流を供給されており、フリーランの状態で自励駆動
されている。したがって、そのオン区間は、インダクタ
3 に蓄積されるエネルギーの大きさによって左右され
る。ダイオードブリッジDB1 の出力に得られる脈流電
圧が高い期間では、インダクタL3 に蓄積されるエネル
ギーが大きくなるので、トランジスタQ1 のオン区間は
長くなり、反対に、脈流電圧が低い期間では、インダク
タL3 に蓄積されるエネルギーが小さくなるので、トラ
ンジスタQ1 のオン区間は短くなる。トランジスタQ1
がオンである期間では、トランジスタQ2 はオフである
ので、結局、本実施例では、脈流電圧が高い期間では、
共用されているスイッチング素子のオフ区間が長く、脈
流電圧が低い期間では、共用されているスイッチング素
子のオフ区間が短いということになる。また、トランジ
スタQ2 のオン区間は、抵抗R12とコンデンサC15の時
定数で決まる一定期間となっている。
【0032】以下、トランジスタQ2 のオン区間を一定
に制御するための構成及び動作について説明する。トラ
ンジスタQ1 がオフされると、2次巻線n3 に誘起され
る電圧により抵抗R7 を介してトランジスタQ2 のベー
スにオン信号が供給される。トランジスタQ2 へのオン
信号は、同時にトランジスタQ6 へのオン信号にもなる
ため、直流電源E4 により駆動されるトランジスタQ5
はオフとなる。そのため、抵抗R12、コンデンサC15
より構成される時定数回路の充電が開始される。コンデ
ンサC15の電圧は、コンパレータCP3 の正入力端子に
入力されている。また、直流電源E4 を抵抗R10,R11
により分圧して得た基準電圧は、コンパレータCP3
負入力端子に入力されている。コンパレータCP3 は、
コンデンサC15の電圧が基準電圧を越えたときに、トラ
ンジスタQ4 をオンし、トランジスタQ3 をオンにす
る。このため、トランジスタQ2 へのオン信号はトラン
ジスタQ3 により引き抜かれ、トランジスタQ2 はオフ
となる。つまり、トランジスタQ2 のオン区間は抵抗R
12とコンデンサC15の時定数により決定され、脈流電圧
にかかわらず固定である。
【0033】このようなトランジスタQ1 ,Q2 の制御
により、交流電源Vsの電源電圧がゼロクロス付近で
は、チョッパー電流の休止区間は減少し、入力電流の高
調波成分を低減できる。また、交流電源Vsの電源電圧
がピーク付近であっても、チョッパー電流の持ち上がり
を防ぐことが可能になり、また、インバータ側の出力も
安定させることができる。さらに、本実施例は、他励式
の電源装置に比べると、比較的簡単な回路で構成できる
という利点もある。
【0034】以上の実施例において、負荷回路の構成に
ついては特に限定しないが、負荷をトランスを介してイ
ンバータ回路の出力に接続しても良い。また、実施例の
説明では、回路方式として、チョッパー動作とインバー
タ動作で二石のスイッチング素子が共用される方式と一
石のスイッチング素子が共用される方式を例示し、駆動
方式として各スイッチング素子が他励駆動される方式と
自励駆動される方式を例示し、制御方式として、図6や
図10に示す方式を例示したが、これらの回路方式、駆
動方式、制御方式は任意に組み合わせて使用できること
は言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】請求項1又は2に記載の発明によれば、
交流電源からの入力電圧の瞬時値を検出する手段を設け
ると共に、チョッパー動作とインバータ動作とで共用し
ているスイッチング素子のオン区間を略一定とし、オフ
区間を検出された電源電圧の瞬時値に応じてゼロとなら
ない範囲で変化させるようにしたから、インバータ回路
の動作が不安定になることがなく、また、電源電圧の大
小に関係なく、チョッパー電流の休止区間を無くすこと
ができ、高入力力率、低入力電流歪率を実現できるとい
う効果があり、また、インバータの出力が脈流電圧の周
期で変動することを防止できるという効果がある。特
に、請求項1記載の発明によれば、二石のスイッチング
素子をチョッパー動作とインバータ動作とで共用し、共
用される側のスイッチング素子を交流電源の極性に応じ
て交互に切り替えるようにしたから、個々のスイッチン
グ素子のストレスを分散できるという効果があり、請求
項2記載の発明によれば、一石のスイッチング素子のみ
をチョッパー動作とインバータ動作とで共用するように
したから、制御回路が簡単化できるという効果がある。
【0036】また、請求項3の発明によれば、インバー
タ動作を行うスイッチング素子を他励駆動していること
により、精度の高い制御が可能になるという効果があ
り、請求項4の発明によれば、インバータ動作を行うス
イッチング素子を自励駆動していることにより、回路構
成を簡略化できるという効果がある。また、いずれの発
明においても、チョッパー動作と兼用されるスイッチン
グ素子の駆動回路をインバータ動作のためのスイッチン
グ素子の駆動回路と兼用できるので、コストを低減でき
るという利点がある。
【0037】次に、請求項5又は6の発明によれば、
流電源からの入力電圧の瞬時値を検出する手段を設ける
と共に、チョッパー動作とインバータ動作を共用してい
るスイッチング素子のオン区間を略一定とし、オフ区間
検出された電源電圧の瞬時値が高い期間では長く、電
源電圧の瞬時値が低い期間ではゼロとならない範囲で
くするように制御しているので、インバータ回路の動作
が不安定になることがなく、また、電源電圧の瞬時値の
大小に関係なく、チョッパー電流の休止期間を無くすこ
とができ、入力電流を正弦波状の波形とすることがで
き、入力電流歪みを低減すると共に、入力力率を高くす
ることができるという効果がある。また、電源電圧の瞬
時値の変動に関係なく、安定した電圧をインバータ回路
に供給することができ、負荷回路への出力が安定すると
いう効果がある。
【0038】また、請求項7のように、負荷回路が放電
灯を含むLC共振回路である場合には、効率の高い点灯
装置を実現できるという利点があり、さらに、請求項8
のように、異常電圧保護回路を設ければ、無負荷、ラン
プ外れなどの軽負荷時において、発振を停止させるた
め、チョッパー回路の過昇圧から回路を保護することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図である。
【図2】本発明の第1実施例に用いる制御回路の発振回
路部の回路図である。
【図3】本発明の第1実施例に用いる制御回路の論理回
路部の回路図である。
【図4】本発明の第1実施例に用いる駆動回路の回路図
である。
【図5】本発明の第1実施例に用いる異常電圧保護回路
の回路図である。
【図6】本発明の第1実施例の動作波形図である。
【図7】本発明の第2実施例の回路図である。
【図8】本発明の第2実施例に用いる制御回路の発振回
路部の回路図である。
【図9】本発明の第2実施例に用いる制御回路の論理回
路部の回路図である。
【図10】本発明の第3実施例の動作波形図である。
【図11】本発明の第4実施例の回路図である。
【図12】従来例の回路図である。
【図13】従来例の動作説明のための第1の回路図であ
る。
【図14】従来例の動作説明のための第2の回路図であ
る。
【図15】従来例の動作説明のための第3の回路図であ
る。
【図16】従来例の動作説明のための第4の回路図であ
る。
【図17】従来例における入力電圧と入力電流の波形図
である。
【符号の説明】
Z 負荷回路 Q1 トランジスタ Q2 トランジスタ C2 コンデンサ L2 インダクタ 4 電圧検出回路 5 制御回路 6 駆動回路 7 発振回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 伸和 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−211065(JP,A) 特開 平4−8174(JP,A) 特開 平5−64460(JP,A) 特開 平3−198670(JP,A) 特開 平4−137499(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 7/538 H05B 41/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順方向に交互にオン・オフされ、逆方
    向電流は阻止しない第1のスイッチング要素及び第2の
    スイッチング要素を順方向が一致するように直列接続し
    た回路と、第1及び第2のダイオードを順方向が一致す
    るように直列接続された回路とを、各ダイオードの順方
    向が各スイッチング要素の逆方向と一致するように並列
    接続し、第1及び第2のスイッチング要素の接続点と第
    1及び第2のダイオードの接続点の間に、インダクタを
    介して交流電源を接続し、第1及び第2のスイッチング
    要素の直列回路の両端に第1のコンデンサを並列接続
    し、一方のスイッチング要素と並列に負荷回路と第2の
    コンデンサの直列回路を接続して成るインバータ装置に
    おいて、交流電源からの入力電圧の瞬時値を検出する手
    段を設けると共に、交流電源からの入力電流と負荷回路
    への出力電流が同時に流れるスイッチング要素のオン区
    間を略一定とし、他方のスイッチング要素のオン区間を
    検出された交流電源からの入力電圧の瞬時値に応じて
    ロとならない範囲で変化させる制御手段を設けたことを
    特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2のスイッチング素子の直
    列回路を第1のコンデンサに並列接続し、第1及び第2
    のスイッチング素子にそれぞれ第1及び第2のダイオー
    ドを逆並列接続し、一方のスイッチング素子と並列に負
    荷回路と第2のコンデンサの直列回路を接続し、交流電
    源を全波整流する整流器の直流出力端子に第2のスイッ
    チング素子とインダクタの直列回路を接続し、第1及び
    第2のスイッチング素子を交互にオン・オフ駆動する手
    段を備えるインバータ装置において、交流電源からの入
    力電圧の瞬時値を検出する手段を設けると共に、第2の
    スイッチング素子のオン区間を略一定とし、第1のスイ
    ッチング素子のオン区間を検出された交流電源からの入
    力電圧の瞬時値に応じてゼロとならない範囲で変化させ
    る制御手段を設けたことを特徴とするインバータ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は自励式の駆動回路を備
    えることを特徴とする請求項1又は2に記載のインバー
    タ装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は他励式の駆動回路を備
    えることを特徴とする請求項1又は2に記載のインバー
    タ装置。
  5. 【請求項5】 交流電源をスイッチングして平滑コン
    デンサに直流電圧を得るためのチョッパー回路と、平滑
    コンデンサの直流電圧をスイッチングして高周波電力を
    負荷回路に供給するインバータ回路とで少なくとも1つ
    のスイッチング素子を共用したインバータ装置におい
    て、交流電源からの入力電圧の瞬時値を検出する手段を
    設けると共に、チョッパー回路とインバータ回路とで共
    用されているスイッチング素子のオン区間を略一定に維
    持したままで、オフ区間を検出された交流電源からの入
    力電圧の瞬時が高いときには長く、低いときにはゼロ
    とならない範囲で短くなるように制御する手段を備える
    ことを特徴とするインバータ装置。
  6. 【請求項6】 チョッパー回路とインバータ回路とで
    共用されているスイッチング素子のオン区間は、交流電
    源の瞬時電圧値がゼロ付近ではスイッチング周期の約半
    分に相当する長さに設定されていることを特徴とする請
    求項5記載のインバータ装置。
  7. 【請求項7】 負荷回路は放電灯を含むLC共振回路
    より成ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載のインバータ装置。
  8. 【請求項8】 平滑コンデンサに得られる直流電圧が
    所定値以上であるときに、インバータ回路のスイッチン
    グ素子を強制的に停止させる異常電圧保護回路を備える
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のイ
    ンバータ装置。
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