JP3394850B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3394850B2
JP3394850B2 JP16773995A JP16773995A JP3394850B2 JP 3394850 B2 JP3394850 B2 JP 3394850B2 JP 16773995 A JP16773995 A JP 16773995A JP 16773995 A JP16773995 A JP 16773995A JP 3394850 B2 JP3394850 B2 JP 3394850B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョッパ回路を用
いた電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、蛍光灯のような放電灯を高周
波で点灯させるためにインバータ点灯装置が用いられて
いる。インバータ点灯装置は、商用電源のような交流電
源を整流平滑した後、整流平滑によって得た直流を電源
としてインバータ回路を駆動することにより高周波電力
を出力し、この高周波電力を放電灯を含む負荷回路に供
給する。
【0003】ところで、インバータ回路の電源となる直
流を得るために、一般には交流電源を整流して得た脈流
電圧を平滑用コンデンサを用いて平滑しているが、この
ような整流平滑回路で直流を得ると、脈流電圧が比較的
高電圧である期間(山部)でのみ平滑用コンデンサに充
電電流が流れ、脈流電圧が比較的低電圧である期間(谷
部)では平滑コンデンサに充電電流が流れずに入力電流
に休止期間が生じることになる。すなわち、入力電流波
形に歪みが生じ入力電流に多くの高調波成分が含まれる
ことになる。
【0004】一方、このような高調波成分を低減する構
成として、チョッパ用インダクタとダイオードとスイッ
チ手段とを備えるチョッパ回路をDC−DCコンバータ
として設け、チョッパ回路の出力によりインバータ回路
を駆動することが考えられている。しかしながら、この
ような構成のインバータ点灯装置では、チョッパ回路と
インバータ回路との両方の構成要素が必要であるから、
構成要素の個数が増加し、結果的に回路基板が大型化す
るとともにコスト増につながるという問題がある。
【0005】また、構成の簡単なインバータ回路として
は、図14に示すような、電圧共振型の一石式インバー
タ回路が知られている。この回路では、バイポーラトラ
ンジスタよりなるスイッチ手段としてのスイッチング素
子Q1 を、制御回路CNによって高周波でオン、オフさ
せる。すなわち、スイッチング素子Q1 がオンになる
と、共振用インダクタL3 と、放電灯Laおよび安定器
用インダクタL2 の直列回路とを通してスイッチング素
子Q1 に電流が流れる。また、スイッチング素子Q1
オフになると、共振用インダクタL3 および安定器用イ
ンダクタL2 に蓄積された磁気エネルギの放出により、
共振用コンデンサC2 が充電される。その後、共振用コ
ンデンサC2 に蓄積された電荷が、安定器用インダクタ
2 と放電灯Laとの直列回路を通して放電され、放電
灯Laに高周波電流が流れるのである。
【0006】この構成ではスイッチング素子Q1 の両端
電圧(コレクタ・エミッタ間電圧)の監視によって、ス
イッチング素子Q1 の両端電圧がほぼ0Vのときにスイ
ッチング素子Q1 をオンにするように制御(いわゆるゼ
ロボルトスイッチング)することができ、スイッチング
ノイズの発生を容易に低減することができるという長所
を持つ。ところで、このインバータ回路の電源として昇
圧型のチョッパ回路を用いた場合には、チョッパ回路に
用いるスイッチ手段に耐圧の高いものが要求されコスト
高になる。また、降圧型や極性逆転型(昇降圧型ともい
う)のチョッパ回路を用いる場合には、チョッパ回路に
用いるスイッチ手段の制御回路とインバータ回路のスイ
ッチング素子Q1 の制御回路CNとの基準電圧が異なる
ことになり、レベルシフト回路のような複雑な回路構成
が必要になる。つまり、インバータ回路として構成の簡
単なものを採用しても、チョッパ回路とインバータ回路
とを個別に有するものでは、上述のような各種の問題が
生じる。
【0007】一方、特開平5−316733号公報に
は、インバータ回路で発生する高周波電圧をトランスと
平滑コンデンサとを介して整流回路の出力端間に印加す
ることによって高調波成分を取り除く回路が提案されて
いる。また、スイッチング電源として特開平7−159
67号公報には、図15に示す回路が記載されている。
この回路は、交流電源ACを全波整流する全波整流器D
Bの出力にチョッパ用インダクタL1 とトランスTR′
の制御巻線n3 とを介して平滑コンデンサC1 を接続
し、トランスTR′の1次巻線n1 とスイッチング素子
1 の直列回路を平滑コンデンサC1 に並列接続してあ
る。また、スイッチング素子Q1 には共振用コンデンサ
2 を並列接続してあり、トランスTR′の2次巻線n
2 には整流平滑回路RSを接続し、負荷回路Zに電力を
供給する構成を採用している。この構成では、1組のス
イッチング素子Q1 と制御回路CNとによって高調波成
分の少ないスイッチング電源を構成できる。
【0008】図15の回路構成で用いた技術を図14の
インバータ点灯装置に適用すれば、図16のような回路
が得られる(図ではローパスフィルタを省略してい
る)。すなわち、図15の回路におけるトランスTR′
の1次巻線n1 に並列的に、インダクタL2 と放電灯L
aとの直列回路を接続し、予熱用コンデンサC3 を放電
灯Laの両フィラメントの非電源側端間に接続した構成
としてある。図16に示す回路の動作を図17を用いて
説明する。ここで、図15に示した回路での負荷回路Z
への出力を取り出す2次巻線n2 は不要であるから、以
下の説明では図15に示した1次巻線n1 を1次巻線T
1 とし、制御巻線n3 を2次巻線T2 として備えるトラ
ンスTRを用いる。
【0009】いま、図16のX点の電位VxとY点の電
位Vyとは、平滑コンデンサC1 の両端電圧Vc1から
トランスTRの1次巻線T1 あるいは2次巻線T2 の両
端電圧を差し引いた電圧であるから、トランスTRの巻
数比を1:1とすると、Vx=Vyになる。したがっ
て、スイッチング素子Q1 がオンになり、Vy=0Vに
なると、Vx=0Vになる。すなわち、X点と全波整流
回路DBの負極との間に仮想的にスイッチング素子Q2
が存在すると考えることができる。
【0010】この回路は、スイッチング素子Q1 および
スイッチング素子Q2 と共振用コンデンサC2 との動作
により基本的には図17に示す4つの動作モードで動作
する。以下の説明は安定な動作状態について説明する。
また、図中の矢印は電流の向きを示す。図17(a)
は、スイッチ手段がオンである状態を示している。この
とき、共振用コンデンサC2 の両端は短絡されて機能せ
ず、平滑用コンデンサC1 からトランスTRの1次巻線
1 と、放電灯La(予熱用コンデンサC3 )および安
定器用インダクタL2 の直列回路とにそれぞれ電流が流
れ、トランスTRの1次巻線T1 と安定器用インダクタ
2 とに磁気エネルギが蓄積される。また、スイッチン
グ素子Q2 がオンになるから、全波整流器DBからチョ
ッパ用インダクタL 1 に電流が流れ、チョッパ用インダ
クタL1 にも磁気エネルギが蓄積される。全波整流器D
Bの出力電圧は交流電源ACの電圧の絶対値に等しいか
ら、チョッパ用インダクタL1 に流れる電流は交流電源
ACの電圧の絶対値に比例した値になる。
【0011】次に、図17(b)のようにスイッチング
素子Q1 がオフになった直後では、トランスの1次巻線
1 と安定器用インダクタL2 とに蓄積された磁気エネ
ルギが放出されるから、トランスの1次巻線T1 と安定
器用インダクタL2 には図17(a)と同じ向きに電流
が流れ続け、共振用コンデンサC2 が充電される。した
がって、共振用コンデンサC2 の両端電圧(スイッチン
グ素子Q1 のドレイン・ソース電圧)が上昇する。ま
た、仮想的なスイッチング素子Q2 がオフであるから、
チョッパ用インダクタL1 の磁気エネルギが放出され、
チョッパ用インダクタL1 およびトランスTRの2次巻
線T2 にも図17(a)と同じ向きに電流が流れ続け
る。チョッパ用インダクタL1 およびトランスTRの2
次巻線T2 に流れる電流の大きさはチョッパ用インダク
タL1 に蓄積された磁気エネルギ、すなわち交流電源A
Cの電圧の絶対値に比例する。その後、トランスTRの
1次巻線T1 と安定器用インダクタL2 との磁気エネル
ギが放出されてしまうと、図17(c)のように共振用
コンデンサC2 が放電を開始する。このときの放電電流
はトランスTRの1次巻線T1 と、安定器用インダクタ
2 および放電灯La(予熱用コンデンサC3 )の直列
回路とを通して平滑用コンデンサC1 への充電電流にな
る。また、この状態でもチョッパ用インダクタL1 は磁
気エネルギを放出し続けるから、チョッパ用インダクタ
1 を流れる電流は平滑用コンデンサC1への充電電流
になる。
【0012】共振用コンデンサC2 の放電が終了する
と、図17(d)のように、トランスTRの1次巻線T
1 と安定器用インダクタL2 との磁気エネルギによっ
て、スイッチング素子Q1 のドレイン電位がソース電位
よりも下がり、スイッチング素子Q1 の寄生ダイオード
Dpが導通する。その結果、トランスTRの1次巻線T
1および安定器用インダクタL2 は図17(c)と同じ
方向に平滑用コンデンサC 1 への充電電流を流し続け
る。また、スイッチング素子Q1 の寄生ダイオードDp
がオンになるから、仮想的なスイッチング素子Q2 がオ
ン状態になり、図17(a)と同様にチョッパ用インダ
クタL1 に電流が流れる。ここに、チョッパ用インダク
タL1 の値によってはチョッパ用インダクタL1 に流れ
る電流には休止期間が生じることもある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した動作より明ら
かなように、上記構成では、平滑用コンデンサC1 への
充電電流が負荷回路Zを流れる。しかるに、負荷回路Z
として放電灯Laのように、各種の動作状態(たとえ
ば、予熱、調光点灯、定常点灯)あるいは周囲温度の変
化などによってインピーダンスが変化するものを含む場
合には、上記回路構成では平滑用コンデンサC1 への充
電電流が変動し、結果的に平滑用コンデンサC1 の両端
電圧が変動することになる。つまりは、放電灯Laのラ
ンプ電流も変動することになり、ランプ電流を所定の値
に制御するためには複雑な回路構成を要することにな
る。
【0014】また、スイッチング素子Q1 はチョッパ回
路とインバータ回路とのスイッチ手段として兼用されて
いるから、チョッパ回路を流れる電流とインバータ回路
を流れる電流とが加算された形でスイッチング素子Q1
に流れる。つまり、スイッチング素子Q1 に流れる電流
が大きくなり、スイッチング素子Q1 のストレスが大き
くなる。
【0015】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、第1の目的は、簡単な構成ながら負荷回路への出
力を所定値に容易に制御することができる電源装置を提
供することにあり、第2の目的は、スイッチ手段に流れ
る電流を低減した電源装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、交
流電源を全波整流器により整流し、全波整流器の出力端
間にチョッパ用インダクタとトランスの2次巻線とを介
して平滑用コンデンサを接続し、平滑用コンデンサの両
端間にトランスの1次巻線とオン、オフ制御されるスイ
ッチ手段との直列回路を接続し、スイッチ手段とトラン
スの1次巻線との一方に共振用コンデンサを並列接続
し、安定器用インダクタと負荷回路と直流カット用のコ
ンデンサとの直列回路をスイッチ手段の両端間に接続し
てある。
【0017】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、トランスの1次巻線と2次巻線とは、1次巻線に
電流が流れる向きとその電流により2次巻線に誘起され
る電圧の極性とが一致する向きで直列接続されている。
【0018】請求項3の発明では、交流電源を全波整流
器により整流し、全波整流器の出力端間にチョッパ用イ
ンダクタとトランスの2次巻線とを介して平滑用コンデ
ンサを接続し、平滑用コンデンサの両端間にトランスの
1次巻線とオン、オフ制御されるスイッチ手段との直列
回路を接続し、スイッチ手段とトランスの1次巻線との
一方に共振用コンデンサを並列接続し、安定器用インダ
クタと負荷回路との直列回路をトランスの2次巻線の両
端間に接続してある
【0019】請求項4の発明では、トランスの2次巻線
と平滑用コンデンサとの直列回路の両端間に、共振用コ
ンデンサを接続すると共に、安定器用インダクタと負荷
回路と直流カット用のコンデンサとの直列回路を接続し
てある。請求項5の発明では、請求項1の発明におい
て、チョッパ用インダクタを全波整流器の負極側出力端
と平滑用コンデンサの負極側端との間に接続してある。
【0020】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、トランスの1次巻線とスイッチ手段との接続点に
全波整流器の正極側出力端を接続し、トランスの2次巻
線を全波整流器の負極側出力端に2次巻線から全波整流
器に向かう電流を阻止する極性のダイオードを介して接
続してある。請求項7の発明では、交流電源を全波整流
器により整流し、全波整流器の出力端間にチョッパ用イ
ンダクタとトランスの2次巻線とを介して平滑用コンデ
ンサを接続し、平滑用コンデンサの両端間に負荷回路と
安定器用インダクタとスイッチ手段との直列回路を接
し、負荷回路の両端間にトランスの1次巻線を接続して
ある。
【0021】請求項8の発明では、交流電源を全波整流
器により整流し、全波整流器の出力端間にチョッパ用イ
ンダクタとトランスの2次巻線とを介して平滑用コンデ
ンサを接続し、平滑用コンデンサの両端間にトランスの
1次巻線とオン、オフ制御されるスイッチ手段との直列
回路を接続し、スイッチ手段とトランスの1次巻線との
一方に共振用コンデンサを並列接続し、安定器用インダ
クタと負荷回路との直列回路をトランスの1次巻線の両
端間に接続し、トランスの1次巻線と2次巻線とを、1
次巻線に電流が流れる向きとその電流により2次巻線に
誘起される電圧の極性とが逆向きになるように直列接続
し、かつ2次巻線の巻数を1次巻線よりも多くしてあ
る。
【0022】請求項の発明では、請求項1ないし請求
の発明において、負荷回路は放電灯を含んでいる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (実施形態1) 基本的な回路構成を図1に示し、図2に具体回路を示
す。図1を図16と比較すれば明らかであるが、図16
に示した従来構成では平滑用コンデンサC1 とトランス
TRの1次巻線T1 との接続点に負荷回路Z(放電灯L
a、予熱用コンデンサC3 )の一端を接続していたのに
対して、本実施形態では負荷回路Z(放電灯La、予熱
用コンデンサC3 )に安定器用インダクタL 2 に加えて
直流カット用のコンデンサC4 を直列接続し、負荷回路
ZとコンデンサC4 との直列回路をスイッチ手段として
のバイポーラトランジスタよりなるスイッチング素子Q
1 に並列接続してある。すなわち、平滑用コンデンサC
1 はチョッパ用インダクタL1 とトランスTRの2次巻
線T2 とを介して全波整流器DBに接続され、負荷回路
ZはコンデンサC4 との直列回路をスイッチング素子Q
1 に並列接続したことになる。また、スイッチング素子
1 はチョッパ用インダクタL1 とトランスTRの1次
巻線T1 および2次巻線T2 とを介して全波整流器DB
に接続される。ここに、スイッチング素子Q1 には回生
電流を流すためのダイオードD1 がコレクタ・エミッタ
に逆並列に接続されている。
【0024】図2に示すように、具体回路では、フィル
タ用インダクタL0 とフィルタ用コンデンサC0 とから
なるローパスフィルタ回路を、交流電源ACと全波整流
器DBとの間に挿入することにより、入力電流の高調波
歪成分を低減してある。図1に示す基本回路の動作につ
いて説明する。この回路はスイッチング素子Q 1 と共振
用コンデンサC2 との動作により基本的には図3に示す
4つの動作モードで動作する。以下では安定な動作状態
での動作について説明する。また、図中の矢印は電流の
流れを示す。
【0025】図3(a)は、スイッチング素子Q1 がオ
ンである状態を示している。このとき、共振用コンデン
サC2 の両端間は短絡されて機能せず、平滑用コンデン
サC 1 からトランスTRの1次巻線T1 に電流が流れる
とともに、コンデンサC4 から安定器用インダクタL2
と放電灯La(予熱用コンデンサC3 )との直列回路に
電流が流れ、トランスTRの1次巻線T1 と安定器用イ
ンダクタL2 とに磁気エネルギが蓄積される。また、ス
イッチング素子Q2 がオンになり、全波整流器DBから
チョッパ用インダクタL1 に電流が流れ、チョッパ用イ
ンダクタL1 にも磁気エネルギが蓄積される。全波整流
器DBの出力電圧は交流電源ACの電圧の絶対値に略等
しいから、チョッパ用インダクタL1 に流れる電流は交
流電源ACの電圧の絶対値に比例した値になる。
【0026】次に、図3(b)のようにスイッチング素
子Q1 がオフになった直後では、トランスTRの1次巻
線T1 と安定器用インダクタL2 とに蓄積された磁気エ
ネルギが放出されるから、トランスTRの1次巻線T1
および安定器用インダクタL 2 には図3(a)と同じ向
きに電流が流れ続け、共振用コンデンサC2 が充電され
る。したがって、共振用コンデンサC2 の両端電圧(ス
イッチング素子Q1 のドレイン・ソース電圧)が上昇す
る。また、仮想的なスイッチング素子Q2 はオフである
から、チョッパ用インダクタL1 の磁気エネルギが放出
され、チョッパ用インダクタL1 とトランスTRの2次
巻線T2 にも図3(a)と同じ向きに電流が流れ続け
る。チョッパ用インダクタL1 およびトランスTRの2
次巻線T2に流れる電流の大きさはチョッパ用インダク
タL1 に蓄積された磁気エネルギ、すなわち交流電源A
Cの電圧の絶対値に比例する。
【0027】その後、トランスTRの1次巻線T1 と安
定器用インダクタL2 との磁気エネルギが放出されてし
まうと、図3(c)のように共振用コンデンサC2 が放
電を開始する。このときの放電電流はトランスTRの1
次巻線T1 を通して平滑用コンデンサC1 への充電電流
になる。このとき同時に、安定器用インダクタL2 と放
電灯La(予熱用コンデンサC3 )との直列回路を通し
てコンデンサC4 に充電電流が流れる。また、チョッパ
用インダクタL1 は磁気エネルギを放出し続けるから、
チョッパ用インダクタL1 を流れる電流は平滑用コンデ
ンサC1 への充電電流になる。
【0028】共振用コンデンサC2 の放電が終了する
と、図3(d)のように、トランスTRの1次巻線T1
と安定器用インダクタL2 との磁気エネルギによって、
スイッチング素子Q1 のドレイン電位がソース電位より
も下がり、スイッチング素子Q 1 の寄生ダイオードDp
が導通する。その結果、トランスTRの1次巻線T1
図3(c)と同じ方向に平滑用コンデンサC1 への充電
電流を流し続け、安定器用インダクタL2 はコンデンサ
4 への充電電流を流し続ける。また、また、スイッチ
ング素子Q1 の寄生ダイオードDpがオンになることに
より、仮想的なスイッチング素子Q2 がオン状態とな
り、図3(a)と同様にチョッパ用インダクタL1 に電
流が流れ、平滑用コンデンサC1 を充電し続ける。ここ
に、チョッパ用インダクタL1 のインダクタンスによっ
てはチョッパ用インダクタL1 に流れる電流には休止期
間が生じることもある。
【0029】図4に図1の回路の各部の動作を示す。図
4の(a)〜(f)は、それぞれ平滑用コンデンサC1
の充放電電流IC1、トランスTRの1次巻線T1 を流れ
る電流IT1、放電灯Laのランプ電流ILa、チョッパ用
インダクタL1 を流れる電流IL1、スイッチング素子Q
1 のドレイン電圧Vds、スイッチング素子Q1 のドレ
イン電流Idsを示している。また、全波整流器DBの
出力電圧VDBとチョッパ用インダクタL1 に流れる電流
L1との関係を図5に示す。ここに、図4は図5に対し
て時間軸を拡大して示している。全波整流器DBの出力
電圧VDBは交流電源ACの電圧値の絶対値に相当し、チ
ョッパ用インダクタL1 を流れる電流I L1のピーク値
は、全波整流器DBの出力電圧VDBに比例しているか
ら、フィルタ用インダクタL0 とフィルタ用コンデンサ
0 とを最適値に選べば入力電流の高周波成分をカット
することができ、交流電源ACからの入力電流は全期間
で入力電圧波形に相似となる。したがって、この電源装
置の力率が向上し、入力電流高調波が改善される。
【0030】また、図16に示した従来の電源装置とは
異なり、平滑用コンデンサC1 への充電電流が放電灯L
aを流れないから、放電灯Laのようにインピーダンス
の変動する負荷回路Zを接続している場合であっても、
平滑用コンデンサC1 の電圧が大きく変動することはな
い。すなわち、図16の回路構成では平滑用コンデンサ
1 の充電電流と放電電流とがともに変動するのに対し
て、本実施形態では平滑用コンデンサC1 の放電電流の
みが負荷回路Zの変動に伴って変動するから、従来構成
に比較すると、インバータ回路の電源電圧が安定し、イ
ンバータ回路の出力を所定の値に制御するのが容易にな
るのである。
【0031】ところで、制御回路CNは、図2に示すよ
うに、一対の抵抗R1 ,R2 の直列回路をスイッチング
素子Q1 に並列接続することにより、スイッチング素子
1の両端電圧(ドレイン・ソース間電圧)に比例する
電圧を検出し、抵抗R2 に並列接続したコンデンサC5
を用いてスイッチング素子Q1 の両端電圧に比例する電
圧を積分する。コンデンサC5 の両端電圧は、反転回路
IC1 により波形整形された後に、コンデンサC6 およ
び抵抗R7 よりなる微分回路を通り、反転回路IC2
波形整形される。この反転回路IC2 の出力信号は、汎
用のタイマ用集積回路(たとえば、NEC社製のμPC
1555)IC4 を主構成要素とする単安定マルチバイ
ブレータにトリガ信号として入力される。この単安定マ
ルチバイブレータは、抵抗R4 とコンデンサC8 とによ
り時定数が決定される。また、電源投入直後の誤動作防
止用にコンデンサC7 を備える。一方、電源投入直後に
スイッチング素子Q1 を起動するために、図示しない別
途の制御電源VDD(交流電源ACから得る)の両端に接
続された抵抗R6 とコンデンサC9 との直列回路と、抵
抗R6 とコンデンサC9 との接続点に接続された反転回
路IC3 とを備える。上述した単安定マルチバイブレー
タと反転回路IC3 との出力は、それぞれワイヤードオ
アを構成するダイオードD5 ,D6 および抵抗R3 を通
してスイッチング素子Q1 のゲートに接続される。ま
た、ダイオードD5 ,D6 のカソードにはプルダウン抵
抗R5 も接続される。
【0032】次に、制御回路CNの動作について図6を
参照して説明する。図6の(a)〜(l)はそれぞれ図
2のa〜lで示す各部の信号である。この制御回路CN
は、抵抗R1 ,R2 により分圧されたスイッチング素子
1 の両端電圧が略0Vであることを検出すると、スイ
ッチング素子Q1 を一定期間オンにするように駆動信号
を出力し、いわゆるゼロボルトスイッチングを行なう。
【0033】まず、電源を投入した時点では反転回路I
3 の入力kはLレベルであり(図6(k))、反転回
路IC3 の出力lはHレベルであるから(図6
(l))、ダイオードD6 と抵抗R3 とを介してスイッ
チング素子Q1 がオンになる(図6(i)(j))。そ
の後、制御電源VDDから抵抗R6 を介してコンデンサC
9 が充電され、一定時間後に反転回路IC3 の入力kが
閾値に達して反転回路IC3 の出力lがHレベルからL
レベルに変化し、スイッチング素子Q1 がオフになるの
である。
【0034】上述のような起動時の制御により動作を開
始する。すなわち、共振用インダクタL2 と共振用コン
デンサC2 とスイッチング素子Q1 とにより構成された
電圧共振スイッチにより、スイッチング素子Q1 のドレ
イン電圧aが上昇する(図6(a))。その後、共振用
インダクタL2 と共振用コンデンサC2 とによる直列共
振回路の共振動作によってスイッチング素子Q1 のドレ
イン電圧aが略0Vになると(図6(a))、抵抗
1 ,R2 により分圧された電圧bも0Vになる(図6
(b))。ここで、反転回路IC1 の入力端にはコンデ
ンサC5 を接続しているから、スイッチング素子Q1
ドレイン電圧の変化は遅延され、チャタリングによる誤
動作が防止される。反転回路IC1 の入力がLレベルに
なると、反転回路IC1 の出力cはHレベルになる(図
6(c))。反転回路IC1 の出力が立ち上がると、コ
ンデンサC6 および抵抗R7 による微分回路を通して反
転回路IC2 の入力d(図6(d))が短時間だけHレ
ベルになり、反転回路IC2 からは短時間だけLレベル
になる出力eが発生する(図6(e))。
【0035】このようにして得られた反転回路IC2
出力eにより単安定マルチバイブレータがトリガされ、
時定数を決める抵抗R4 とコンデンサC8 との接続点の
電位gが上昇する(図6(g))。タイマ用集積回路I
4 では、抵抗R4 とコンデンサC8 との接続点の電位
gが、制御電圧VDDの2/3に達するとコンデンサC 8
を急速に放電させる。ここで、コンデンサC8 の充電中
にはタイマ用集積回路IC4 の出力hはHレベルであっ
て(図6(h))、ダイオードD5 、抵抗R3を介して
スイッチング素子Q1 がオンに制御される。つまり、ス
イッチング素子Q1 の両端電圧が略0Vになると、スイ
ッチング素子Q1 は一定時間だけオンになる。
【0036】また、タイマ用集積回路IC4 のうちコン
デンサC7 が接続されている端子の電位fは、タイマ用
集積回路IC4 の内部の抵抗とコンデンサC7 とにより
決定される時定数で、電源投入後から徐々に上昇し(図
6(f))、この電位fが所定値以下の期間にはタイマ
用集積回路IC4 の出力hはLレベルに保たれる。した
がって、スイッチング素子Q1 のオン時間は抵抗R4
コンデンサC8 とによって設定され、オフ時間はスイッ
チング素子Q1 のドレイン電圧aが0Vに戻るまでの時
間で決まる。すなわち、スイッチング素子Q1 を含む回
路の状態によってオフ時間が調節されることになる。
【0037】(実施形態2)図7に示すように、図16
に示した従来構成において、安定器用インダクタL
2 を、放電灯Laとスイッチング素子Q1 との間に挿入
する代わりに、放電灯Laとチョッパ用インダクタL1
およびトランスTRの2次巻線T2 の接続点との間に接
続したものである。
【0038】このような構成としても仮想的なスイッチ
ング素子Q2 を考えることができる。そのスイッチング
素子Q2 のドレイン電圧はスイッチング素子Q1 のドレ
イン電圧と常に等しいから、インバータ回路としての動
作は図16の回路構成と同様である。ここで、図16
(c)における共振用コンデンサC2 から平滑用コンデ
ンサC1 への充電電流は、トランスTRの1次巻線T1
および安定器用インダクタL2 と放電灯La(予熱用コ
ンデンサC3 )の直列回路を流れているが、本実施形態
ではトランスTRの1次巻線T1 のみを流れることにな
る。したがって、実施形態1と同様に平滑用コンデンサ
1 への充電電流は放電灯Laを流れず、インバータ回
路出力を所定の値に容易に制御することができる。他の
構成および動作は図16に示した従来構成と同様である
から説明を省略する。
【0039】(実施形態3)本実施形態は、図8に示す
ように、図1に示した実施形態1の構成において、安定
器用インダクタL2 を放電灯Laとスイッチング素子Q
1 との間に挿入する代わりに、放電灯Laとチョッパ用
インダクタL1 およびトランスTRの2次巻線T2 の接
続点との間に接続したものである。また、共振用コンデ
ンサC2 を、スイッチング素子Q1 には並列接続せず、
安定器用インダクタL2 と放電灯La(予熱用コンデン
サC3 )とコンデンサC4 との直列回路にのみ並列接続
してある。
【0040】この回路も仮想的なスイッチング素子Q2
を考えることができる。そのスイッチング素子Q2 のド
レイン電圧はスイッチング素子Q1 のドレイン電圧と常
に等しいから、インバータ回路としての動作は図1の回
路構成と同様である。ここで、図2(c)ではトランス
TRの1次巻線T1 を介して共振用コンデンサC2 の充
放電を行なっているが、本実施形態ではトランスTRの
2次巻線T2 を介して共振用コンデンサC2 の充放電を
行なっている。したがって、平滑用コンデンサC1 への
充電電流はトランスTRの2次巻線T2 を通るが、平滑
用コンデンサC 1 の充電電流は負荷回路を流れないか
ら、インバータ回路出力を所定の値に容易に制御するこ
とができる。他の構成および動作は実施形態1と同様で
あるから説明を省略する。
【0041】(実施形態4)本実施形態は、図9に示す
ように、図1に示す実施形態1の構成において、チョッ
パ用インダクタL1 を全波整流器DBの負極側出力端と
スイッチング素子Q 1 のソースとの間に接続した点のみ
が相違する。この回路構成でも実施形態1と同様に動作
する。
【0042】(実施形態5)本実施形態は、図10に示
すように、図9に示す実施形態4の構成において、全波
整流器DBの正極側出力端を、トランスTRの2次巻線
2 とは切り離してトランスTRの1次巻線T1 とスイ
ッチング素子Q1 との接続点に接続し、トランスTRの
2次巻線T2 の一端をダイオードD2 を介して全波整流
器DBの負極側出力端に接続してある。つまり、実施形
態4の回路ではチョッパ回路としては昇圧型として動作
するように構成していたのに対して、本実施形態ではス
イッチング素子Q1 とチョッパ用インダクタL1 とダイ
オードD2 とにより、極性反転型(昇降圧型)のチョッ
パ回路として動作するようにしてある。この回路におい
ても平滑用コンデンサC1 の充電電流は放電灯Laを流
れることはない。
【0043】(実施形態6)本実施形態は、図11に示
すように、図16に示した従来構成において、トランス
TRの1次巻線T1 を2次巻線T2 とスイッチング素子
1 との間に挿入する代わりに、放電灯Laに並列接続
した構成を採用している。この回路構成では、スイッチ
ング素子Q1 がインバータ回路として動作するときにス
イッチング素子Q1 に安定器用インダクタL2 が直列的
に接続されるから、スイッチング素子Q1 に流れる電流
を低減することができる。他の構成および動作は図16
に示した従来構成と同様である。
【0044】(実施形態7)本実施形態は、図12に示
すように、図16に示した従来構成において、トランス
TRの1次巻線T1 を2次巻線T2 とスイッチング素子
1 との間に挿入する代わりに、予熱用コンデンサC3
に並列接続した構成を採用している。この回路構成でも
図11に示した実施形態6の構成と同様に、スイッチン
グ素子Q1 がインバータ回路として動作するときに、安
定器用インダクタL2 がスイッチング素子Q1 に直列的
に接続されるから、スイッチング素子Q1 に流れる電流
が低減される。また、トランスTRの1次巻線T1 が放
電灯Laのフィラメントの非電源側に接続されているか
ら、放電灯Laが外されたとき(つまり、無負荷時)に
スイッチング素子Q1 に電流を供給する経路が開放され
ることになり、特別な制御回路を用いることなく無負荷
時における不要な電力消費を防止することができる。
【0045】(実施形態8)本実施形態は、図13に示
すように、図16に示した従来構成においてトランスT
Rの2次巻線T2 の極性を逆にしたものである。他の構
成は図16に示した従来構成と同様である。この回路構
成では、スイッチング素子Q1 がオンの時に仮想的なス
イッチング素子Q2 がオフになり、スイッチング素子Q
1 がオフのとき仮想的なスイッチング素子Q2 がオンに
なる(同時にオフになる期間もある)点が従来構成と相
違する。つまり、スイッチング素子Q1 がオンのときに
は、チョッパ回路のスイッチ手段となるスイッチング素
子Q2 がオフになっているから、スイッチング素子Q 1
はインバータ回路として動作する電流のみが流れること
になる。つまり、スイッチング素子Q1 に流れる電流を
図16に示した従来構成の回路に対して約1/2に低減
することができる。
【0046】ここにおいて、スイッチング素子Q2 がオ
ンのときにチョッパ用インダクタL 1 に印加される電圧
は、全波整流器DBの出力電圧より大きくなるから、交
流電源からの入力電流は図16に示した従来構成の回路
における入力電流に直流成分を重畳した波形になる。つ
まり、トランスTRの1次巻線T1 と2次巻線T2 との
巻数比を1:1に設定すると、図16に示した従来構成
と比較して入力電流高調波は増加することになる。一
方、トランスTRの1次巻線T1 と2次巻線T2との巻
数比を、(T2 の巻数)÷(T1 の巻数)<1に設定す
ると、スイッチング素子Q2 のオン状態でのチョッパ用
インダクタL1 への印加電圧が全波整流器DBの出力電
圧に近づくことになり上記直流成分は少なくなる。この
とき、スイッチング素子Q2 がオンになっている期間が
短くなるから、スイッチング素子Q 1 に流れる電流が巻
数比が1:1のときと比較して増加する。つまり、入力
電流高調波の特性とスイッチング素子Q1 に流れる電流
とは相反する関係になるから、両特性を比較して目標値
に近くなるように巻数比を設計すればよい。
【0047】上述した各実施形態では、負荷回路Zが放
電灯Laを含んでいる例を示したが、高周波電流を通電
する負荷回路Zであればどのようなものでもよく、整流
平滑回路を備え交流から直流に変換する電源装置を備え
るような負荷回路Zであってもよい。また、負荷回路Z
が複数であってもよく、負荷回路Zを並列あるいは直列
に接続した構成でもローパスフィルタのみを共用した
り、全波整流回路DBとローパスフィルタとを共用した
りすることが可能である。さらにまた、共振用コンデン
サC2 はスイッチング素子Q1 に並列接続するのではな
く、トランスTRの1次巻線T1 に並列接続してもよ
い。なお、トランスTRは非飽和状態で使用するのが好
ましい。
【0048】
【発明の効果】請求項1ないし請求項の発明は、平滑
用コンデンサへの充電電流が負荷回路を流れないから、
負荷回路に放電灯のようなインピーダンスの変化する要
素が含まれている場合であっても、平滑用コンデンサの
両端電圧への影響が少ないのである。すなわち、電源と
なる平滑用コンデンサの両端電圧が安定することによっ
て、負荷回路の動作を安定させることができる。とく
に、請求項の発明のように負荷回路に放電灯を含む場
合にはランプ電流の変動を抑制することができ、ランプ
電流を所望値に容易に制御することができるという利点
がある。また、チョッパ回路とインバータ回路とを兼用
した動作を行なうから、交流電源と全波整流器との間に
簡単なフィルタを挿入する程度で、入力高調波歪を大幅
に改善することができる。
【0049】請求項7、8の発明は、スイッチ手段への
電流経路にインダクタが挿入され、スイッチ手段に流れ
る電流量を従来よりも低減することが可能になり、スイ
ッチ手段へのストレスが低減されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の基本構成を示す回路図である。
【図2】実施形態1の具体回路図である。
【図3】実施形態1の動作説明図である。
【図4】実施形態1の動作説明図である。
【図5】実施形態1の動作説明図である。
【図6】実施形態1に用いる制御回路の動作説明図であ
る。
【図7】実施形態2の回路図である。
【図8】実施形態3の回路図である。
【図9】実施形態4の回路図である。
【図10】実施形態5の回路図である。
【図11】実施形態6の回路図である。
【図12】実施形態7の回路図である。
【図13】実施形態8の回路図である。
【図14】従来構成の回路図である。
【図15】他の従来構成の回路図である。
【図16】さらに他の従来構成の回路図である。
【図17】図16に示した従来構成の動作説明図であ
る。
【符号の説明】
AC 交流電源 C1 平滑用コンデンサ C2 共振用コンデンサ C4 コンデンサ DB 全波整流器 L1 チョッパ用インダクタ L2 安定器用インダクタ La 放電灯 Q1 スイッチング素子 TR トランス T1 1次巻線 T2 2次巻線 Z 負荷回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/537 H02M 7/48 H05B 41/24

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を全波整流器により整流し、全
    波整流器の出力端間にチョッパ用インダクタとトランス
    の2次巻線とを介して平滑用コンデンサを接続し、平滑
    用コンデンサの両端間にトランスの1次巻線とオン、オ
    フ制御されるスイッチ手段との直列回路を接続し、スイ
    ッチ手段とトランスの1次巻線との一方に共振用コンデ
    ンサを並列接続し、安定器用インダクタと負荷回路と直
    流カット用のコンデンサとの直列回路をスイッチ手段
    両端間に接続して成ることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 トランスの1次巻線と2次巻線とは、1
    次巻線に電流が流れる向きとその電流により2次巻線に
    誘起される電圧の極性とが一致する向きで直列接続され
    ていることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 交流電源を全波整流器により整流し、全
    波整流器の出力端間にチョッパ用インダクタとトランス
    の2次巻線とを介して平滑用コンデンサを接続し、平滑
    用コンデンサの両端間にトランスの1次巻線とオン、オ
    フ制御されるスイッチ手段との直列回路を接続し、スイ
    ッチ手段とトランスの1次巻線との一方に共振用コンデ
    ンサを並列接続し、安定器用インダクタと負荷回路との
    直列回路をトランスの2次巻線の両端間に接続したこと
    を特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】 トランスの2次巻線と平滑用コンデンサ
    との直列回路の両端間に、共振用コンデンサを接続する
    と共に、安定器用インダクタと負荷回路と直流カット用
    のコンデンサとの直列回路を接続したことを特徴とする
    請求項1記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 チョッパ用インダクタを全波整流器の負
    極側出力端と平滑用コンデンサの負極側端との間に接続
    して成ることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 トランスの1次巻線とスイッチ手段との
    接続点に全波整流器の正極側出力端を接続し、トランス
    の2次巻線を全波整流器の負極側出力端に2次巻線から
    全波整流器に向かう電流を阻止する極性のダイオードを
    介して接続して成ることを特徴とする請求項1記載の電
    源装置。
  7. 【請求項7】 交流電源を全波整流器により整流し、全
    波整流器の出力端間にチョッパ用インダクタとトランス
    の2次巻線とを介して平滑用コンデンサを接続し、平滑
    用コンデンサの両端間に負荷回路と安定器用インダクタ
    とスイッチ手段との直列回路を接続し、負荷回路の両端
    間にトランスの1次巻線を接続して成ることを特徴とす
    る電源装置。
  8. 【請求項8】 交流電源を全波整流器により整流し、全
    波整流器の出力端間にチョッパ用インダクタとトランス
    の2次巻線とを介して平滑用コンデンサを接続し、平滑
    用コンデンサの両端間にトランスの1次巻線とオン、オ
    フ制御されるスイッチ手段との直列回路を接続し、スイ
    ッチ手段とトランスの1次巻線との一方に共振用コンデ
    ンサを並列接続し、安定器用インダクタと負荷回路との
    直列回路をトランスの1次巻線の両端間に接続し、トラ
    ンスの1次巻線と2次巻線とを、1次巻線に電流が流れ
    る向きとその電流により2次巻線に誘起される電圧の極
    性とが逆向きになるように直列接続し、かつ2次巻線の
    巻数を1次巻線よりも多くしたことを特徴とする電源装
    置。
  9. 【請求項9】 負荷回路は放電灯を含むことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の電源
    装置。
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