JPH03281506A - ポリビニルアルコール系重合体、その製造法およびその耐水化方法 - Google Patents

ポリビニルアルコール系重合体、その製造法およびその耐水化方法

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JPH03281506A
JPH03281506A JP8176690A JP8176690A JPH03281506A JP H03281506 A JPH03281506 A JP H03281506A JP 8176690 A JP8176690 A JP 8176690A JP 8176690 A JP8176690 A JP 8176690A JP H03281506 A JPH03281506 A JP H03281506A
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    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A  産    の 1 本発明は反応性のアセタール基を有する新規なポリビニ
ルアルコール系重合体、その製造法およびその重合体の
耐水化方法に関する。
B、従来の技術 従来、ポリビニルアルコールは優れた造膜性と優れた膜
物性により代表的水溶性高分子として、合成繊維、フィ
ルム、経糸糊剤、紙用コーティング剤、接着剤、バイン
ダー、乳化剤等の各種の分野で用いられてきた。このよ
うな各種の分野でしばしば耐水性を向上させる必要があ
り、ポリビニルアルコールの耐水化方法が従来より数多
く提案されている。例えば、ホルマリン、アセトアルデ
ヒド、グリオキザール、グルタルアルデヒド等のアルデ
ヒド類を添加する方法、ホウ酸化合物を用いる方法、N
−メチロール尿素、N−メチロールメラミン等を併用す
る方法等が用いられてきたが、どれも十分な耐水性を発
現するには至っていないのが現状である。
まfニポリヒニル・アルコール自身に架橋性基を導入し
、耐水性を発現させようという試みも行なわれでいる。
例えば、特公昭1−31765号では架橋性基としてN
−メチロール基やN〜アルコキノメチル基を有するポリ
ビニルアルコールを用いた耐水性の浸れた樹脂が開示さ
れている。この樹脂は、きねれて優れた耐水性を発現す
るが、耐水性の発現に要する酸性条件や乾燥温度条件に
、やや厳しい条件が必要であるという欠点を有していた
。まfコ特開昭56−125446号には、架橋性基と
してアセトアセチル基を有するポリビニルアルコールが
開示されているが、このものはこのポリビニルアルコー
ルを含む溶液の安定性があまり良くないという欠点を有
していた。
このように、数多くの試みがなされているにもかかわら
ず、かならずしも十分に満足のいくポリビニルアルコー
ルの耐水化方法が得られていないのが現状であった。
C1発明が解決しようとする課題 本発明は、かかる問題点のないポリビニルアルコール系
重合体、その製造法およびその耐水化方法を提供するも
のである。
D 課題を 決するた於の 本発明晋らは上記欠点を改良すへく鋭意検討した結果、
下記の一般式で表される構造単位を含有するポリビニル
アルコール系重合体。
□ (ただし、nはO〜8の整数、R1は水素またはメチル
基、R7は水素または炭素数1〜4のアルキル基、R3
およびR4は水素または炭素数1〜8のアルキル基をそ
れぞれ表す) を用いることにより、上記欠点が克服できることを見い
出し本発明を完成させるに至つT二。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明のポリビニルアルコール系重合体は上記の一般式
(1)で表される構造単位(以下、アセタール含有基と
略記することがある。)において、nはO〜8の整数の
うちから選ばれるが、通常はIまたは2か用いられる。
またR、は水素およびメチルかどちらら好適に用いられ
る。R2は、通常水素またはメチル基であるか、炭素数
2〜4のアルキ基であっても支障(よない。
R7、R3およびR4の炭素数が前記の値より大きし・
場合には、ポリビニルアルコール系重合体の皮膜物性か
低下することがある。
本発明のポリビニルアルコール系重合体の前記アセター
ル含有基の含有量としては0.1〜50モル%、好まし
くは02〜30モル%、より好ましくは0.5〜12モ
ル%か良い。アセタール含有基の量が極端に少ない場合
には、本発明の効果が十分に発揮しえず、また多すぎる
場合にはポリビニルアルコール系重合体か本来有するす
ぐれた皮膜物性が発現しえなくなる。
本発明のポリビニルアルコール系重合体のポリビニルア
ルコール部分のケン化度としては通常は50モル%以上
、多くの場合70モル%以上である。
本発明の新規なポリビニルアルコール系重合体の重合度
については通常50〜4000の範囲から適宜選ばれる
。ここで言う重合度は、完全にケン化したポリビニルア
ルコール系重合体の極限粘度(「η]、 di!/g単
位)を水中、30℃で測定し、次式を用いて算出し几も
のを言う。
ポリビニルアルコール系重合体のケン化度および重合度
が前記の範囲外の場合には、ポリビニルアルコール系重
合体の皮膜物性か充分発現しない場合がある。
本発明のポリビニルアルコール系重合体を製造する方法
としてはギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル
、ピバリン酸ビニル、バーサチック酸ビニルなどの脂肪
酸ビニル、とりわけ酢酸ヒニルと下記の一般式で示され
るアセタール基含有モノマーとをラジカル共重合する方
法が良い。
R。
(たたし、nは0′−8の整数、R1は水素またはメチ
ル基、R7は水素まfコは炭素数1〜4のアルキル基、
R3およびR4は水素まfこは炭素数1〜8のアルキル
基を表す。) 一般式(ff)で表されるモノマーの具体例としては、
N−2,2−ジメトキシエチル(メタ)アクリルアミド
、N −2,2−ノエトキノエチル(メタ)アクリルア
ミド、N −3,3−ジ−ミルプロポキシプロピル(メ
タ)アクリルアミド、N−33−ンt−ブトキシプロピ
ル(メタ)アクリルアミド、N−メチル−N、−2,2
−ジメトキシエチル(メタ)アクリルアミド、N−メチ
ル−N−2,2−シェドキンエチル(メタ)アクリルア
ミド、N−メチル−N −6,6−ジメトキシエチル(
メタ)アクリルアミド、N−メチル−N −6,6−ジ
ーi−プロポキシヘキンル(メタ)アクリルアミド、N
−エチル−N −3,3〜ノメトキシプロビル(メタ)
アクリルアミド等かあげられる。
ビニルエステルと一般式(IT)で表されるアセタール
基含有モノマーとの共重合は従来公知の方法、例えばバ
ルク重合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合等が適宜選ば
れるが、メタノール等のアルコール類を溶媒とする溶液
重合が簡便である。重合後得られf二共重合体をケン化
することにより、本発明のポリビニルアルコール系重合
体か得られるが、この際、ケン化触媒としては、アルカ
リ触媒か良い。酸触媒を用いてケン化を行なうと得られ
る重合体が水不溶性となる場合か多いたぬに好ましくな
い。アルカリ触媒としては水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ金属やアルカ
リ土類金属の水酸化物、アンモニア、アミン類等が用い
られる。またケン化は水中で行なっても良いが、アルコ
ール溶媒中でのエステル交換法で行なう方が簡便で良い
また、共重合に際し、本発明の主旨を阻害しない範囲内
で他のモノマーを共存させて、重合体中に導入すること
は何らさしつかえない。このようなモノマーの例として
は、エチレン、プロピレン等のα−オレフィン類、(メ
タ)アクリル酸およびその塩またはそのアルキルエステ
ル類、塩化ビニル、テトラフル・オロエチレン等のハロ
ゲン化ビニル類、(メタ)アクリルアミド、ジメチル(
メタ)アクリルアミド、2−アクリルアミド−2−メチ
ループロパンスルナン酸およびその塩、3−(メタ)ア
クリルアミトプロビルトリメチルアンモニウムクロリト
、N−メチロールアクリルアミド、N〜ブトキシエチル
アクリルアミト、N−ヒニルビロリドン等のアミド系単
量体、無水マレイン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、クロトン酸、およびそれらの塩まf二はそれらの
アルキルエステル類、酢酸アリル、アリルアルコール、
イソプロペニルアルコール、ヒニルトリメトキンノラン
等かあげられる。また、このようなモノマーの導入量と
しては、10モル%以下、好ましくは5モル%以下、よ
り好ましくは3モル%以下が良い。
本発明のポリビニルアルコール系共重合体は従来公知の
ポリビニルアルコールの各種用途に適用可能である。と
りわけ、塗布後の被膜に耐水性が要求される用途では本
発明の効果が顕著に発揮されるので好適に使用できる。
耐水性が要求される場合には、本発明のポリビニルアル
コール系共重合体を含む塗工液を塗布する前に、酸を添
加して塗工液のpHを酸性とし、塗布することて乾燥後
の被膜が耐水化されるという驚くべき性質かあることを
本発明者らは見いだした。また、こうして得られた被膜
は常温の水にも、また加熱水にも不溶であるという優れ
た耐水性を有している。さらには、一般のポリビニルア
ルコールのよう?こ耐水性を引き出すために被膜の熱処
理が必要というようなこともなく、例えば50℃程度の
比較的おたやかな乾燥条件でも、きわめてすぐれた耐水
性が発現される。
前記の耐水性を引き出すたぬには、前述したように塗工
前の塗工液に酸を添加して、塗工液のplfを酸性とす
るのが良い。添加する酸としては塩酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸等の鉱酸や、p−hルエンスルホン酸等の有機スル
ホン酸、酢酸、安息香酸、蓚酸、マレイン酸、クエン酸
、酒石酸等の宵機酸などが好適に用いられる。またそれ
自身は酸ではないが塩化アンモニウム、硫酸アルミニウ
ム、硫酸チタンアンモニ・ラム等の酸性塩類あるいは乾
燥時に酸性物質を生じる塩類なども好適に用いられる。
さらには水中で酸性を呈する顔料類等を用いてらよい。
このような酸性物性、または乾燥時に酸性物質を生しる
塩類の使用量としては特に制限よないか、通常は触媒量
で良く、本発明のポリビニルアルコール系重合体に対し
て0.01−1.0重量%が好んで用いられる。特に酸
性物質をあらかじめ本発明のポリビニルアルコール系重
合体を含む溶液に添加する場合には、溶液のpHを1〜
5、より好ましくは1.5〜4.5に調節するのが良い
。PI(が低過ぎると溶液の保存安定性が不良となり、
増粘やゲル化がおこりやすくなるので好ましくない。ま
た逆にpHか高過ぎると、塗布後の被膜の耐水性が十分
でなくなるおそれがあるため好ましくない。
本発明のポリビニルアルコール系重合体は、このように
塗工液として、主として水に溶かして用いられるが、こ
の際目的に応じてメタノール、エタノール、プロパツー
ル等のアルコール類やジメチルスルホキンド、N、N−
ジメチルホルムアミド等を溶剤として併用することは何
らさしつかえない。ま1こ目的に応して、従来公知のポ
リビニルアルコール、ポリアクリルアミド等の合成水溶
性高分子、でんぷん類、セルロース類、キトサン等の天
然水溶性高分子、酸化てんぶん、アミノ基変性てんぶん
等の変性でん、5テんを併用することらさしつかえない
。ま1:、メチロールメラミン樹脂、ポリアミドエビク
ロルヒトリン樹脂、ポリエチレンイミン、ポリアミドポ
リ尿素、メラミンまたは尿素とホルマリンとの初期縮合
物等の樹脂を添加することもてきる。さらには目的に応
じ、グリオキザール等のアルデヒド類、エチレンジアミ
ン等のジアミン類、ホウ酸、ホウ砂などやクレー タル
ク、炭カル等の顔料や各種の染料、可塑剤、界面活性剤
等の添加剤を併用しても良い。
E、  、ム 以下、実施例により本発明を具体的Iこ説明するが、本
発明はこれらに何ら限定されるものではない。なお、以
下で「部Jまたは「%」は特にことわりのない限り、「
重量部」または「重量%」を意味する。
1艶LL 還流冷却器を付した重合缶に酢酸ビニル2400部、メ
タノール550部とN−2,2−ジメトキシエチルメタ
クリルアミド13部を仕込み、60℃に加熱しなから系
を窒素置換した。次に、2.2゛−アゾビスイソブチロ
ニトリル7部とメタノール50部を加えて重合を開始し
た。重合開始後200分にわたってN−2,2−ノメト
キンエチルメタクリルアミトの濃度25%のメタノール
溶液275部を一定速度で添加しながら、窒素気流下6
0℃で重合を行なった。重合開始200分後にメタノー
ル1000部を加え、冷却して重合を停止した。この時
の酢酸ビニルの重合率は48%であった。このものにメ
タノール蒸気を加えながら残存する酢酸ビニルを留去し
、ジメチルアセクール基を有するポリ酢酸ビニルの37
%メタノール溶液を得た。該メタノール溶液51)0部
にメタノール99.5部と水酸化ナトリウムの濃度lO
%のメタノール溶液17.2部を加えて、40℃てケン
化反応を行なった。得られたゲル状物を粉砕後、メタノ
ールで良く洗浄後、乾燥してジメチルアセタール基含有
ポリビニルアルコール(重合体[A]とする。)を得た
。重合体[A]のり、0中、50℃で測定しj: ’ 
HN M Rスペクトル(日本電子(昧)製:型式G 
S X −270にて測定)を図=1に示す。図−1の
スペクトル中、δlJppmの吸収はN −2,2−ジ
メトキシエチルメタクリルアミド単位のα−メチル基を
、63.44ppmの吸収ピークは同単位のジメトキシ
基を、64.6ppmの吸収ピークは同単位中のジメト
キシ基の結合したメチンプロトンの存在を明瞭に示差し
ている。なお、図−■中のδ2.36ppmのピークは
乾燥が若干不十分のために残存したメタノールのメチル
基であり、また、水やビニルアルコールユニットの水酸
基は照射シて吸収が観察されないようにして測定してい
る。図−1より計算されるN −2,2−ジメトキシエ
チルメタクリルアミド単位の含有量は2,9モル%であ
り、また酢酸ビニル単位のケン化度は、97.0モル%
であった。また、重合体[A]の水中、3C1’ICで
測定した極限粘度は0,844dQ/gであり、これか
ら求めf二重今度は1730てあ・つた。
重合体[A、]の濃度10%の水溶液を100部作製し
、これに濃HCCを加えてpHを2に調節しfこ。この
溶液をPET枠上に流し、50°Cの熱風乾燥機中で4
時間乾燥し、厚みIO2umのフィルムを得た。このフ
ィルムから4 x 3 c+++のサイズのサンプルを
切り取り、重量を測定後、105℃の乾燥機中で3時間
乾燥した後、重量を測定し、乾燥固型分(S%とする。
)を求めた。また、別に同サイズのフィルムを切り取り
重11(Lとする。)を測定後、90℃の水中に2時間
浸漬したのち引き上げ、f紙で良く付着水をふきとって
、重量(Vtとする。)を測定した。さらに、これを1
05°Cで1晩乾燥した後重量(13とする。)を測定
した。次に以下に示す式を用いて重量膨潤度と溶出分を
算出した。(この試験を耐水性試験と呼ぶこととする。
)W。
重量膨潤度−(倍) 3 結果を表−2に示す。
寒J口11:二り 各仕込み成分およびその量を変え、また重合時間、ケン
化反応時の水酸化ナトリウムの使用量を変えた以外は実
施例1と同様にして重合体[B]〜[F]を合成した。
変更した条件と、結果を合わせて表=1に示す。
また、得られた重合体[B]〜[F]を用いて、使用す
る酸を変えた以外は実施例1と同様にして耐水性試験を
実施した。結果を合わせて表−2に示す。
比較°例1 重合度1750、ケン化度98.5モル%のポリビニル
アルコールを用いて、実施例Iの耐水性試験と同様に試
験した。結果を合わせて表−2に示す。
L(乱L N−メトキシメチルアクリルアミドと酢酸ビニルの共重
合体をケン化して得られたN−メトキシメチルアクリル
アミド単位の含育IJ8.8モル%、ケン化度96.9
モル%、重合度22GOの変性ポリビニルアルコールを
用いた以外は実施例1の耐水性試験と同様に試験した。
結果を合わけて表 2に示 す。
以下余白 F 発明の効果 本発明のポリビニルアルコールかきわめて侵れfコ耐水
性を有する理由は明らかではないか、本発明のポリビニ
ルアルコール系重合体中のアセタール基が酸触媒によっ
て加水分解されてアルデヒド基となり、さらに乾燥中に
このアルデヒド基とポリビニルアルコールの水酸基とか
、ケタール結合を作って架橋するものと推定される。
上記の実施例で明らかなごとく、本発明のポリビニルア
ルコール系重合体はきわめて優れた耐水性を有している
ので、耐水性の要求される各種用途分野で好適に使用で
きるものである。そのような用途分野の具体例としては
繊維、フィルム、ソート、バイブ、分離膜等の成型物、
繊維用糊剤、紙加工剤、接着剤、エマルジョン用添加剤
、エマルジョン重合用乳化安定剤、懸濁重合用分散剤、
顔料分散剤、バインダー、感光性樹脂、セメントやモル
タルの添加剤等があげられる。
【図面の簡単な説明】
図−1は実施例1の重合体[Aコの’H−NMRスペク
トルを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の一般式で表される構造単位を0.1〜50
    モル%含有し、ケン化度50モル%以上および重合度5
    0〜4000のポリビニルアルコール系重合体。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、nは0〜8の整数、R_1は水素またはメチ
    ル基、R_2は水素または炭素数1〜4のアルキル基、
    R_3およびR_4は水素または炭素数1〜8のアルキ
    ル基をそれぞれ表す)
  2. (2)脂肪酸ビニルと下記の一般式で表わされる単量体
    とをラジカル共重合した後、アルカリ触媒を用いてケン
    化することを特徴とする請求項1記載のポリビニルアル
    コール系重合体の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ただし、nは0〜8の整数、R_1は水素またはメチ
    ル基、R_2は水素または炭素数1〜4のアルキル基、
    R_3およびR_4は水素または炭素数1〜8のアルキ
    ル基をそれぞれ表す)
  3. (3)ポリビニルアルコール系重合体を水に溶解し、酸
    触媒を添加した後、乾燥することを特徴とする請求項1
    記載のポリビニルアルコール系重合体の耐水化方法。
  4. (4)ポリビニルアルコール系重合体を水に溶解し、塩
    化アンモニウムを添加した後、乾燥することを特徴とす
    る請求項1記載のポリビニルアルコール系重合体の耐水
    化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017014654A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社クラレ 紙用コーティング剤

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