JPH03281207A - 着色合成樹脂粒およびこれを用いた合成樹脂シート - Google Patents

着色合成樹脂粒およびこれを用いた合成樹脂シート

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JPH03281207A
JPH03281207A JP8114590A JP8114590A JPH03281207A JP H03281207 A JPH03281207 A JP H03281207A JP 8114590 A JP8114590 A JP 8114590A JP 8114590 A JP8114590 A JP 8114590A JP H03281207 A JPH03281207 A JP H03281207A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱可塑性合成樹脂からなる着色合成樹脂粒お
よびこの着色合成樹脂粒を用いて製造される合成樹脂シ
ートに関する。
〔従来の技術〕
近年開発された貫通模様を有する合成樹脂シートは、金
太部飴弐に、摩耗しても常に同じ外観模様が得られるた
め、床材などに多く使用されている。
従来、この合成樹脂シートの素材として用いられる着色
合成樹脂粒として、例えば単に着色剤が添加された熱可
塑性合成樹脂を所定の粒状化手段によって粒状化させた
ものがある。
また、従来、この着色合成樹脂粒を用いた合成樹脂シー
トとしては、例えば基材層上に、互いに色相が異なる複
数種類の着色合成樹脂粒を散布し、そののち、加熱加圧
して軟化もしくは溶融し焼結してシート化させたものと
、基材層上に、互いに色相が異なる複数種類の合成樹脂
細片を単層状態で整列させたのち、これらの合成樹脂細
片の隙間に合成樹脂粉末を充填し、次いで加熱加圧して
溶融シート化させたものとがある。
(発明が解決しようとする課題〕 ところで、前者の方法により製造された合成樹脂シート
は、前述したように単に着色剤が添加された熱可塑性合
成樹脂を所定の粒状化手段によって粒状化させたもので
あるため、この着色合成樹脂粒が布設された基材層を加
熱加圧して熔融シート化させる際に、互いに隣接する着
色合成樹脂粒どうしが混じり合って、各着色合成樹脂粒
は粒状の輪郭を留めない流れ模様になり、従って現出さ
れた意匠には立体感がなく、かつ色の深みもないものと
なっていた。
また、後者の方法により製造された合成樹脂シートは、
前述したように単層状態で整列させた合成樹脂細片間の
隙間に合成樹脂粉末を充填させ、これを加熱加圧して溶
融シート化させると、この溶融シート化時に、合成樹脂
細片間の隙間に充填された合成樹脂粉末が溶けて透明な
目地となるため、前者の方法により製造された合成樹脂
シートの課題であった着色合成樹脂粒の粒状の輪郭を留
めることはできるものの、着色合成樹脂粒が単層の配列
であり、しかも着色合成樹脂粒が基材に密着したものと
なるため、現出された意匠の立体感および色の深みなど
は表現できなかった。
本発明は、このような従来技術を背景になされたもので
、シート化した際に、着色合成樹脂粒の粒状の輪郭を留
めることができ、また現出された意匠に立体感および色
の深みなどをも表現できる着色合成樹脂粒およびそれを
用いた合成樹脂シートを提イ共することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、熱可塑性合成樹脂からなる着色合成樹脂粒本
体の表面に、熱可塑性合成樹脂からなる透明表面層を形
成させたことを特徴とする着色合成樹脂粒を提供するも
のである。
また、本発明は、少なくとも、基材層と、該基材層上に
貫通模様を有する着色層とを備え、この貫通模様を有す
る着色層は、前記透明表面層を形成させた着色合成樹脂
粒であって、かつ互いに色相が異なる複数種類の該着色
合成樹脂粒を加熱加圧して軟化もしくは溶融し焼結して
シート化させたものであること特徴とする着色合成樹脂
粒を用いた合成樹脂シートを提供するものである。
以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。
なお、図面を参照するにあたって、床材に使用される着
色合成樹脂粒およびこれを用いた合成樹脂シートを例に
とる。
第1図に示す本発明の着色合成樹脂粒を用いた床材(合
成樹脂シー1−)Sは、順次積層される基材層10と、
貫通模様を有する着色層20とを備えている。
この基材層10としては、例えば合成樹脂の発泡または
未発泡シート、ガラス繊維、有機繊維、パルプなどの1
種または2種以上からなる織布、不織布または編布など
の布帛およびこの布帛に合成樹脂を塗布もしくは含浸処
理させたもののほか、布帛にカーボン粉末または金属粉
末を含有する合成樹脂組成物を塗布または含浸させたり
、カーボン粉末または金属粉末を含有する合成樹脂シー
トをラミネートした導電性基材や炭素繊維、金属繊維な
どの導電性繊維を使用した布帛などの導電性基材などが
採用できる。
また、この貫通模様を有する着色層20は、第2図に示
ず熱可塑性合成樹脂からなる着色合成樹脂粒本体30の
表面30aに、熱可塑性合成樹脂からなる透明表面層4
0が積層された着色合成樹脂粒子であって、かつ第3図
に示すように互いに色相が異なる複数種類の着色合成樹
脂粒子を複数個重ね合わせた状態で加熱加圧して溶融シ
ート化させたものである。
第2図に示すこの着色合成樹脂粒本体30に使用される
熱可塑性合成樹脂としては、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビ
ニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹
脂などの単独重合体または共重合体などといった、一般
に使用される熱可塑性合成樹脂であればどのようなもの
でもよい。
また、この着色合成樹脂粒本体30に使用される熱可塑
性合成樹脂は、単独または混合して使用することもでき
、しかも粉状のものであっても、微粒状のものであって
もかまわない。
さらに、着色合成樹脂粒本体30としては、単色のもの
ばかりではなく、複数色が混じり合った流れ模様を有す
るものであってもよい。
さらにまた、この着色合成樹脂粒本体30の熱可塑性合
成樹脂には、可塑剤および着色剤、また必要に応じて充
填剤、帯電防止剤、安定剤、滑剤、発泡剤、防黴剤など
の通常使用される添加剤が添加される。
このiiJ塑剤としては、ジオクチルフタレ−1・、ジ
ブチルフタレー1、プチルベンジルフタレ−1−、ジオ
クチルアジペ−1、トリクレジルフォスフェートなどの
一般使用されている可塑剤のほか、D A P、アクリ
ル系モノマー、アクリル系オリゴマーなどの反応性可塑
剤、トリフ薯・キシエチルフォスフェ−1・、プチルジ
グリτノールアジベ−1−、ザンソ’J−(ザ−C−1
100(新日本理化製)、HA−100(積木化学製)
1、AM−801(積木化学製)、AM−801人(積
木化学製)などの帯電防止性可塑剤、ドデシルベンゼン
誘導体などの二次可塑剤なども使用できる。
また、このiiJ塑剤の協力11量は、熱可塑性合成樹
脂100重V部に対しで10〜100重景部とすること
ができる。
また、この着色剤としては、−船便用されている着色剤
であればどのようなものでも使用できる。
なお、色相が異なる着色合成樹脂粒′■゛を製造さ−1
るには、この着色合成樹脂粒本体306;Z色相の異な
る着色剤を添加させればよい。
さらに、この充填剤としては、例えば経済的な炭酸カル
シウム、クレー、シリカ1、シラスバルン、ガラスバル
ーン、木粉、コルク粉などの軽量充填剤が使用でき、そ
のほかにも例えば導電性または帯電防止性を与える目的
でカーボン粉末、帯電防止性炭酸カルシウム(日東粉化
製T1302500、丸尾カルシウム製E C−1、E
C−5など)、炭素繊維、銀、銅、ニッケル、アルミニ
ウム、ステンレス、鉄などの金属よりなる粉末、金属箔
細片または短繊維などの導電性粉末充填剤、導電性短繊
維、有機繊維または無機繊維の表面を金属または金属酸
化物およびその他の導電性物質で被覆された導電性繊維
などが使用でき、また耐摩耗性や防滑性を与える目的で
珪砂粒、ケイ酸化合物粒子、ガラス粉末、陶磁器粉砕粒
、カーボランダムおよびアランダムなどの硬質粉粒体が
使用でき、さらに寸法安定性を与える目的でガラス短繊
維、チタン酸カルシウムの短繊維、MOS (カルシウ
ムメタシリケ−1・)短繊維などの無機物短繊維などが
使用できる。
この導電性粉末充填剤としては、粒径0.5〜i、oo
oμmの範囲のものが好ましく、また導電性短繊維は、
直径1〜600μm、長さ0. 5〜・20胴の範囲の
ものが好ましい。これらの導電性粉末充填剤または導電
性短繊維の添加量は、目的とする抵抗値により適宜設定
する必要があるが、導電性粉末充填剤の場合で約2重量
%以上、導電性短繊維の場合で約1重量%以上の添加が
好ましい。
また、硬質粉粒体は、粒径が10〜1,000μmが好
ましく、添加量は5重量%以−1−の添加が好ましい。
ごれら充填剤およびそのほかの添加剤などは使用目的に
応じて適当量添加使用される。
ごれらの添加剤は、単独で使用しても2種類以−[二を
混合して使用してもよい。
前記透明表面層40ば、色相が異なるそれぞれの着色合
成樹脂粒本体30の表面30aを被覆し、かつ透明性を
有する表面層で、その主な素材としては、着色合成樹脂
粒本体30に使用される熱可塑性合成樹脂と同一のもの
が使用できるが着色合成樹脂粒と接着するものであれば
いずれのものでもよい。
また、その添加剤としても、例えば可塑剤、安定剤など
といった着色合成樹脂粒本体30とほぼ同一のちのが使
用できる。しかし、少なくとも着色剤および充填剤など
のような透明表面層40に色付けさせる可能性のある添
加剤は、この透明表面層40の透明性を阻害しない範囲
で添加されるものとし、従ってこの透明表面層40ば、
無色透明であっても、着色透明であっても、半透明であ
ってもよい。
なお、これらの着色合成樹脂粒本体30および透明表面
層40のうち、少なくともこの透明表面層40に導電性
充填剤および/または帯電防止剤などを添加させた場合
には、導電性および/また0 は帯電防止性を有する床材が得られる。
また、着色合成樹脂粒本体30に導電性充填剤を添加し
た場合には、さらに導電性に優れた床材が得られる。
この透明表面層40に使用される着色剤の添加量として
は、着色剤の種類によって隠蔽力が異なるが、おおむね
熱可塑性合成樹脂100重量部に対して0〜20重量部
であり、20重量部を超えると、着色合成樹脂粒本体3
0の透明性がなくなり、着色合成樹脂粒子をシート化さ
せた際に、第1図に示す貫通模様を有する着色層20が
流れ模様となって、第2図に示す着色合成樹脂粒子の粒
状の輪郭が不明瞭となり、また現出された意匠の立体感
および色の深みなどの表現も曖昧になる。
これらの着色合成樹脂粒本体30と、透明表面層40と
の混合比率は、重量比で着色合成樹脂粒本体:透明表面
層−95:5〜30ニア0、特に9010〜50 : 
50が好ましく、95:5より着色合成樹脂粒本体30
の量が多くなると、透明表面層40が薄くなって、着色
合成樹脂粒子をシート化させた際に、互いに隣接する着
色合成樹脂粒本体30どうしの間に、透明表面層40か
らなる第3図に示す透明目地40’がほとんど成形され
ずに、貫通模様を有する着色層20が流れ模様となって
、第2図に示す着色合成樹脂粒子の粒状の輪郭が不明瞭
となり、また現出された意匠の立体感および色の深みな
どの表現も曖昧になる恐れがあり、一方30ニア0より
着色合成樹脂粒本体30の量が少なくなると、着色合成
樹脂粒本体30の表面30aに透明表面層40を積層で
きなくなったり、着色合成樹脂粒子をシート化させた際
に、シートのほとんどの部分が透明表面層40からなる
第3図に示す透明目地40′となって意匠表現が乏しく
なる恐れがある。
この第2図に示す着色合成樹脂粒本体30としては、例
えば高速攪拌翼形ミキサーにより造粒した着色合成樹脂
粒、着色剤を含む熱可塑性合成樹脂を棒状に押し出した
のち、これを切断もしくは粉砕した着色合成樹脂粒、同
じく着色剤を含む熱可塑性合成樹脂をシート状に成形し
たのち、これ2 を粉砕または打ち抜いた着色合成樹脂粒など通常の造粒
方法で製造されたものが使用でき、これらのうちで色相
の異なる複数種類のものが使用される。
また、この着色合成樹脂粒本体30の粒径は、0.5〜
b なお、この着色合成樹脂粒子の製造方法としては、例え
ば着色合成樹脂粒本体30を、図示しない高速回転翼型
ミキサーおよびリボンブレンダーなどといった、第2図
に示す着色合成樹脂粒本体30を加熱して冷却できるミ
キサー中に投入したのち、透明表面層40の原料となる
透明熱可塑性合成樹脂溶液、透明熱可塑性合成樹脂ペー
ストまたは透明熱可塑性合成樹脂粉末を投入し、次にま
たこれを加熱攪拌して製造する方法などが採用できるが
、必ずしもこれに限定させる必要はなく、そのほかの製
法により製造されたものも使用できる。
また、透明表面層40の原料として透明熱可塑性合成樹
脂粉末を使用する場合は、着色合成樹脂3 粉本体30より熱軟化溶融し易いものを使用するのが好
ましい。
さらに、この高速回転翼型ミキサーとしては、例えばヘ
ンシェルミキサー(三井三池化工機製)、スーパーミキ
サー(用田製作所製)、ニューグラマシン(大和田化工
機製)などが使用できる。
なお、この着色合成樹脂粒子は、単独で、かつそのまま
の状態で使用したり、この着色合成樹脂粒子を粉砕して
使用することもでき、また粉砕しない着色合成樹脂粒子
と粉砕した着色合成樹脂粒子とを混合使用させてもよく
、さらに図示しない通常の着色合成樹脂粒と本発明の着
色合成樹脂粒子とを混合して使用してもよい。
また、第3図に示す本革材層10上に、貫通模様を有す
る着色層20を積層させる方法としては、まず基材層1
0上に、互いに色相が異なる複数種類の着色合成樹脂粒
子を均一な状態に布設させる。
なお、この基材層10上への着色合成樹脂粒子の布設方
法として、本発明の実施例では、基材層10上に、図示
しないホッパーおよび振動板を有4 する着色合成樹脂粒供給機の前記ポツパーから第3図に
示す着色合成樹脂粒′1゛を振動板に供給させたυ買)
、同しく図示しない前記振動板からこの基(イ層101
に着色合成樹脂粒子を均一に散布させる方法が採用さね
ているが、必ずしもこれに限定させる必要はな(、例え
ば図示しないFフタ−プレートや供給口を設?〕た供給
器により均一に散布することもできろ。さらに、切欠部
を有するドクターブi/−ドまたは着色合成樹脂粒1゛
の同じく図示しない供給口を間欠的ζ、こ設けた供給器
により、第3図に示す着色合成樹脂粒子を基本1層10
上に筋状に供給し、次にまた図示しない振動板で基材層
10を振動させて基材層10−トに着色合成樹脂粒1゛
を均一に分散させる方法などのそのほかどのような布設
方法を採用させてもよい。
そののち、着色合成樹脂粒′rが単層もし7くは複層で
均一・に散布された状態で載置された基材層10を、加
熱加圧して着色合成樹脂粒′■゛を溶融シト化させるこ
とで、この基材層lO上にW通模様をイjする着色層2
0が積層され、これにより第1図に示す床材Sが製造さ
れる。
なお、第3図に示す着色合成樹脂粒1゛が分散状態で載
置された基材層10の加熱加圧装置としては、例えば辿
常使用されるエンボス装置(フラ・ントエンボスを含む
)、加熱押圧するプレス装置および高周波誘電加熱加圧
装置など、−・船便用されている装置が採用できる。
この貫通模様を有する着色層20の溶融シート化時に、
互いに隣接する着色合成樹脂粒1゛の透明表面層40ど
うじが溶融して、第1図に示す透明目地40′となり、
ごれにより第3図に示す互いに隣接する着色合成樹脂粒
子の着色合成樹脂粒本体30どうしが区画されて、外見
的に着色合成樹脂粒子の粒状の輪郭を留めることができ
、しかもこの着色合成樹脂粒子は、互いに色相が異なる
複数種類の着色合成樹脂粒子を単層または複層に重ねた
状態で加熱加圧して溶融シート化されるため、現出され
た意匠に立体感および色の深のなどをも表現できる。
以上、本発明を詳述し7たが、本発明はこれに限定され
るものではなく、要旨を逸脱しない範囲での設41変史
などがあっても本発明に含まれる。
例えば、本発明では、床材に使用される着色合成樹脂粒
およびこれを用いた合成樹脂シートを例にとったが、必
ずしもこれに限定させる必要はなく、例えば壁材などの
そのほかの用途にも採用できる。
また、本発明では、着色合成樹脂粒を用いた合成樹脂シ
ートとじて、基材層−ヒに貫通模様を有する着色層のみ
を積層したものを示したが、必ずしもこれに限定さゼる
必要はなく、例えばこれらの粘材層と貫通模様を有する
着色層との間に発泡または未発泡の熱可塑性合成樹脂か
らなる中間層を設けたり、またごの貫通模様を有する着
色層ににさらに透明熱可塑性合成樹脂からなる表面層を
積層させてもよい。
さらに、アクリル系、ウレタン系、ウレタンアクリレー
ト系などの汚れ防止のための塗料を塗布して、加熱、紫
外線照射、電子線照射などの硬化手段で硬化した塗膜層
を設けてもよい。
〔作用〕
本発明の着色合成樹脂粒ば、熱可塑性合成樹脂からなる
着色合成樹脂粒本体の表面に、熱可塑性合成樹脂からな
る透明表面層を積層して製造される。
また、少なくとも基材層−Lに、着色合成樹脂粒を用い
た合成樹脂シートは、互いに色相が異なる複数種類の着
色合成樹脂粒を基)A層Fに布設し、加熱加圧して溶融
シート化させた貫通模様をイ1する着色層を積層するこ
とで製造される。
この貫通模様を有する着色層の溶融シート化時に、互い
に隣接する着色合成樹脂粒の透明表面層どうしが溶融し
て透明目地化し、これにより互いに隣接する着色合成樹
脂粒の着色合成樹脂粒本体どうしが区画されて、外見的
に着色合成樹脂粒の粒状の輪郭を留めることができ、し
かもこの着色合成樹脂粒は、互いに色相が異なる複数種
類の着色合成樹脂粒を基材層上に布設した状態で加熱加
圧して軟化もしくは熔融し焼結してシート化されるため
、現出された意匠に立体感および色の深み8 などをも表現できる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例を挙げてさらに具体的に説明する
実施例1 人  ヒを西人几       (重量部)PVCホモ
ポリマー(Pm2O3);  100塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量5重量%);10 ジー2−エチルへキシルフタレート;40エポキシ化大
豆油;           2Ba−Zn系安定剤;
          3炭酸カルシウム;      
    100着色剤;              
適宜量前記配合組成物を、高速攪拌翼型ミキサー(ヘン
シェルミキサー)を用いて加熱攪拌し造粒したのち、直
ちに冷却して得た着色合成樹脂粒と、下記配合に調製し
た塩化ビニルペースト組成物を使用し、ヘンシェルミキ
サーに該着色合成樹脂粒の表面に透明樹脂層を形成させ
た。
なお、着色合成樹脂粒(粒径1 mm〜3mm):透明
性塩化ビニルペースト(重量比)−6010であった。
声 ビニルペースト配合処方    (重量部)PVC
ペースト樹脂;70 粗粒子PVC、30 ジー2−エチルへキシルフタレート;40エポキシ化大
豆油;           2Ba−Zn系安定剤;
          3粘度低下剤;        
      2得られた透明層を有する着色合成樹脂粒
を、10メツシユのスクリーンで整粒し、濾過できない
大粒径の粒子を粉砕機により粉砕し、これを整粒した粒
子と混合して散布用の透明層を有する着色合成樹脂粒を
得た。
一方、ガラス繊維と有機繊維とパルプよりなる混抄紙(
厚み0.3mm)の表面に着色塩化ビニルペーストを0
.5mmに塗布し170 ’Cで約1分間加熱ゲル化し
たシートを準備し、このシートの着色塩化ビニル層表面
に、前記に示す散布用の透明0 層を有する着色合成樹脂粒をドクターブレードにより布
設し、170°Cで約2分間加熱し、引き続き遠赤外線
ヒーターで30秒〜1分間加熱し、直後に冷却されたフ
ラットエンボスロールで加圧し、次にウレタンアクリレ
ート系の紫外線硬化型塗料を約30μmの厚みに塗布し
、紫外線を照射して硬化させ、床材を製造した。
このようにして得られた床材は、透明層を有する着色合
成樹脂粒の着色合成樹脂粒本体どうしが区画されて、外
見的に着色合成樹脂粒の粒状の輪郭を留めたものであり
、しかも立体感および色の深みも優れたものであった。
〔発明の効果〕
本発明の着色合成樹脂粒およびこれを用いた合成樹脂シ
ートでは、このように貫通模様を有する着色層の溶融シ
ート化時に、互いに隣接する着色合成樹脂粒の透明表面
層どうしが溶融して透明目地化されることで、互いに隣
接する着色合成樹脂粒の着色合成樹脂粒本体どうしが区
画されて、外見的に着色合成樹脂粒の粒状の輪郭を留め
ること1 ができるという効果が得られる。
また、この着色合成樹脂粒は、互いに色相が異なる複数
種類の着色合成樹脂粒を単層または複層に重ね合わせた
状態で加熱加圧して溶融シート化されるため、現出され
た意匠に立体感および色の深みなどをも表現できるとい
う効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の着色合成樹脂粒を用いた合成樹脂シー
トの斜視図、第2図は本発明の着色合成樹脂粒の拡大断
面図、第3図は第1図の■−■拡大断面図である。 S;床材(合成樹脂シート) T;着色合成樹脂粒 10;基材層 20;貫通模様を有する着色層 30;着色合成樹脂粒本体 30a;表面 40;透明表面層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性合成樹脂からなる着色合成樹脂粉本体の
    表面に、熱可塑性合成樹脂からなる透明表面層を形成さ
    せたことを特徴とする着色合成樹脂粒。
  2. (2)少なくとも、基材層と、該基材層上に貫通模様を
    有する着色層とを備え、この貫通模様を有する着色層は
    、請求項1記載の着色合成樹脂粒であって、かつ互いに
    色相が異なる複数種類の前記着色合成樹脂粒を加熱加圧
    して軟化もしくは溶融し焼結してシート化させたもので
    あること特徴とする着色合成樹脂粒を用いた合成樹脂シ
    ート。
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