JPH03277255A - 練り製品の加熱ユニット及び加熱装置 - Google Patents
練り製品の加熱ユニット及び加熱装置Info
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- JPH03277255A JPH03277255A JP2191689A JP19168990A JPH03277255A JP H03277255 A JPH03277255 A JP H03277255A JP 2191689 A JP2191689 A JP 2191689A JP 19168990 A JP19168990 A JP 19168990A JP H03277255 A JPH03277255 A JP H03277255A
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- unit
- heating
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Landscapes
- Fish Paste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は蒲鉾等の練り製品をこれに通電することによっ
てジュール熱により加熱するようにした練り製品の加熱
ユニット及びそれを用いた加熱装置に関する。
てジュール熱により加熱するようにした練り製品の加熱
ユニット及びそれを用いた加熱装置に関する。
(従来の技術)
蒲鉾、竹輪或いは魚肉ソーセージ等の練り製品は、通常
魚肉を食塩と共にすり潰して形成したペーストを、それ
ぞれの製品に応じた形状に成形した後に、製品つまり食
品の保形と殺菌を行なうために加熱している。この加熱
には、多くの場合蒸煮法が用いられており、水蒸気によ
って製品を加熱するようにしている。この方式では、加
熱に時間を要することから、短時間で所望の加熱を行な
うべく、練り製品に通電してジュール熱によって加熱す
る方式が、例えば特公昭55−48789号公報に示さ
れるように採用されつつある。
魚肉を食塩と共にすり潰して形成したペーストを、それ
ぞれの製品に応じた形状に成形した後に、製品つまり食
品の保形と殺菌を行なうために加熱している。この加熱
には、多くの場合蒸煮法が用いられており、水蒸気によ
って製品を加熱するようにしている。この方式では、加
熱に時間を要することから、短時間で所望の加熱を行な
うべく、練り製品に通電してジュール熱によって加熱す
る方式が、例えば特公昭55−48789号公報に示さ
れるように採用されつつある。
(発明が解決しようとする課題)
この方式の加熱装置にあっては、電極間に練り製品を保
持した状態で電極を用いて、導電性を有する製品を通電
するようにしており、電極と製品との直接接触を避ける
べく、製品は透水性の袋等によって覆うようにしたり、
電極と製品との間に透水性の膜を介在させるようにして
いる。
持した状態で電極を用いて、導電性を有する製品を通電
するようにしており、電極と製品との直接接触を避ける
べく、製品は透水性の袋等によって覆うようにしたり、
電極と製品との間に透水性の膜を介在させるようにして
いる。
上述したジュール熱を用いた加熱方式によって、蒲鉾等
の練り製品を高能率で量産し得る技術を開発すべく、種
々の実験をした結果、練り製品と電極との直接接触を避
けるための膜における水分含有率が、高品質の加熱を行
なう上で重要であることが判明した。これまでは、通電
に際して電極を練り製品に押付けて、練り製品に含まれ
る水分が膜内に浸透することで、通電を可能とすること
を試みていたが、この方式では、量産効率を高めるべく
、多数の練り製品に同時に通電すると、各々の練り製品
全体にわたり均一な電流密度での通電がなされないこと
があった。
の練り製品を高能率で量産し得る技術を開発すべく、種
々の実験をした結果、練り製品と電極との直接接触を避
けるための膜における水分含有率が、高品質の加熱を行
なう上で重要であることが判明した。これまでは、通電
に際して電極を練り製品に押付けて、練り製品に含まれ
る水分が膜内に浸透することで、通電を可能とすること
を試みていたが、この方式では、量産効率を高めるべく
、多数の練り製品に同時に通電すると、各々の練り製品
全体にわたり均一な電流密度での通電がなされないこと
があった。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので
あり、多数の練り製品を同時に所望の温度までジュール
熱を利用して加熱し得るようにすることを目的とする。
あり、多数の練り製品を同時に所望の温度までジュール
熱を利用して加熱し得るようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するための本発明は、相互に所定の間隔
を隔てて位置するユニット支持部材によりユニット本体
を形成し、所定の間隔置きに複数の練り製品が載置され
たトレイをほぼ水平方向に搬送自在にそれぞれ支持する
複数のガイドを、前記ユニット本体内に上下方向に所定
の間隔を隔てて装着し、相互に接近離反移動自在となっ
て対をなし前記練り製品の両端面に接触して前記練り製
品を通電する電極板を前記ユニット本体内に備え、前記
練り製品の端面と前記電極板との間を上方に向けて移動
する透水性フィルムを前記ガイドの両側に位置させて前
記ユニット本体内に取付け、前記透水性フィルムに水分
を補給する給水部を、前記複数のガイドのうち最下段の
ガイドの両側に設けてなる練り製品の加熱ユニットであ
る。
を隔てて位置するユニット支持部材によりユニット本体
を形成し、所定の間隔置きに複数の練り製品が載置され
たトレイをほぼ水平方向に搬送自在にそれぞれ支持する
複数のガイドを、前記ユニット本体内に上下方向に所定
の間隔を隔てて装着し、相互に接近離反移動自在となっ
て対をなし前記練り製品の両端面に接触して前記練り製
品を通電する電極板を前記ユニット本体内に備え、前記
練り製品の端面と前記電極板との間を上方に向けて移動
する透水性フィルムを前記ガイドの両側に位置させて前
記ユニット本体内に取付け、前記透水性フィルムに水分
を補給する給水部を、前記複数のガイドのうち最下段の
ガイドの両側に設けてなる練り製品の加熱ユニットであ
る。
また、相互に所定の間隔を隔てて位置するユニット支持
部材によりユニット本体を形成し、それぞれ所定の間隔
置きに複数の練り製品が載置された下側トレイ部と、こ
れの上方に平行に伸びる少なくとも1つの上側トレイ部
とを有するトレイをほぼ水平方向に搬送自在に支持する
ガイドを、前記ユニット本体内に装着し、相互に接近離
反移動自在となって対をなし前記練り製品の両端面に接
触して前記練り製品を通電する電極板を前記ユニット本
体内に備え、前記練り製品の端面と前記電極板との間を
上方に向けて移動する透水性フィルムを前記ガイドの両
側に位置させて前記ユニット本体内に取付け、前記透水
性フィルムに水分を補給する給水部を、前記複数のガイ
ドのうち最下段のガイドの両側に設けてなる練り製品の
加熱ユニットである。
部材によりユニット本体を形成し、それぞれ所定の間隔
置きに複数の練り製品が載置された下側トレイ部と、こ
れの上方に平行に伸びる少なくとも1つの上側トレイ部
とを有するトレイをほぼ水平方向に搬送自在に支持する
ガイドを、前記ユニット本体内に装着し、相互に接近離
反移動自在となって対をなし前記練り製品の両端面に接
触して前記練り製品を通電する電極板を前記ユニット本
体内に備え、前記練り製品の端面と前記電極板との間を
上方に向けて移動する透水性フィルムを前記ガイドの両
側に位置させて前記ユニット本体内に取付け、前記透水
性フィルムに水分を補給する給水部を、前記複数のガイ
ドのうち最下段のガイドの両側に設けてなる練り製品の
加熱ユニットである。
更に、上記加熱ユニットを、複数個、それぞれの加熱ユ
ニット内の前記ガイドが一直線となるように配置し、複
数の前記加熱ユニットのうち最上流側に位置する最上流
加熱ユニットに隣接させて、練り製品が載置された前記
トレイを前記最上流加熱ユニット内のガイドに搬入する
搬入ステージを設け、前記複数の加熱ユニットのうち最
下流側に位置する最下流加熱ユニットに隣接させて、加
熱処理後の練り製品を搬出する搬出ステージを設けてな
る練り製品の加熱装置である。
ニット内の前記ガイドが一直線となるように配置し、複
数の前記加熱ユニットのうち最上流側に位置する最上流
加熱ユニットに隣接させて、練り製品が載置された前記
トレイを前記最上流加熱ユニット内のガイドに搬入する
搬入ステージを設け、前記複数の加熱ユニットのうち最
下流側に位置する最下流加熱ユニットに隣接させて、加
熱処理後の練り製品を搬出する搬出ステージを設けてな
る練り製品の加熱装置である。
(作用)
所定間隔置きに複数の練り製品が載置されたトレイに向
けて電極を相互に接近させると、それぞれの電極板は練
り製品の端面に、透水性フィルムを介して接触すること
になる。透水性フィルムは、練り製品に接触する前に、
給水部で充分に水分が供給された後に、この給水部から
上方に引き上げられることになり、充分に水分を含んだ
部分が練り製品の端面と電極板との間に挾まれ、トレイ
に載置された全ての練り製品には、それぞれ同一の条件
で通電され、それぞれの練り製品が加熱されることにな
る。
けて電極を相互に接近させると、それぞれの電極板は練
り製品の端面に、透水性フィルムを介して接触すること
になる。透水性フィルムは、練り製品に接触する前に、
給水部で充分に水分が供給された後に、この給水部から
上方に引き上げられることになり、充分に水分を含んだ
部分が練り製品の端面と電極板との間に挾まれ、トレイ
に載置された全ての練り製品には、それぞれ同一の条件
で通電され、それぞれの練り製品が加熱されることにな
る。
また、練り製品は加熱ユニットに設けられたガイドに案
内され搬送自在に支持されるようになっている。したが
って、1つの加熱ユニット内では、複数段となったトレ
イ上の練り製品が同時に加熱処理され、加熱作業能率が
向上することになる。
内され搬送自在に支持されるようになっている。したが
って、1つの加熱ユニット内では、複数段となったトレ
イ上の練り製品が同時に加熱処理され、加熱作業能率が
向上することになる。
更に、加熱ユニットを複数、例えば10台程度寄せ集め
て1つの加熱装置を構成すれば、加熱能率はより向上す
ることになる。
て1つの加熱装置を構成すれば、加熱能率はより向上す
ることになる。
トレイの構成としては、それぞれ別々のトレイを複数段
設けられたガイドに載置するようにしても良く、或いは
、複数段が一体となったトレイを用いて1段のガイドに
より、複数段のトレイ部からなるトレイを支持するよう
にしても良い。
設けられたガイドに載置するようにしても良く、或いは
、複数段が一体となったトレイを用いて1段のガイドに
より、複数段のトレイ部からなるトレイを支持するよう
にしても良い。
(実施例)
次に、本発明の実施例に基いて本発明の詳細な説明する
。
。
第1図及び第2図は本発明の一実施例に係る練り製品の
加熱装置の全体を示す概略図であり、この装置は複数の
加熱ユニットを配置することによって形成されている。
加熱装置の全体を示す概略図であり、この装置は複数の
加熱ユニットを配置することによって形成されている。
加熱ユニットは、符号10a〜Ionで示されており、
1台の加熱ユニットで加熱装置を構成しても良く、複数
台で構成しても良い。符号10aで示された加熱ユニッ
トは、最上流側に位置した最上流加熱ユニットとなって
おり、符号10Jが付された加熱ユニットは、最下流側
に位置した最下流加熱ユニットとなっている。加熱装置
は、基部ハウジングllaと、例えば透明部材からなる
カバー11bとによって覆われている。
1台の加熱ユニットで加熱装置を構成しても良く、複数
台で構成しても良い。符号10aで示された加熱ユニッ
トは、最上流側に位置した最上流加熱ユニットとなって
おり、符号10Jが付された加熱ユニットは、最下流側
に位置した最下流加熱ユニットとなっている。加熱装置
は、基部ハウジングllaと、例えば透明部材からなる
カバー11bとによって覆われている。
何れか1台の加熱ユニット10を示すと、第4図〜第6
図の通りであり、まず1つの加熱ユニット10について
説明する。
図の通りであり、まず1つの加熱ユニット10について
説明する。
図示するように、所定の間隔を隔てて位置する支持板1
2.13によってユニット本体14が形成されており、
これらの支持板12.13は、ユニット支持部材を形成
する。これらの支持板12.13に代えてアングル材等
を組合わせて支持部材を形成するようにしても良い。ま
た、これらの支持板12.13は、アングル材等を寄せ
集めで形成された架台部15に固定され、相互に一体と
なっている。この架台部15の上に設けられた台座16
の上には、ガイド17が設けられ、更にこのガイド17
の上にはこれに対して所定の間隔を隔てて他のガイド1
8が設けられている。これらのガイド17.18によっ
て、第10図に示すように、複数の練り製品Tが所定の
間隔置きに載置されるようになったトレイ20が、これ
をほぼ水平方向に縦向きで搬送自在に支持される。
2.13によってユニット本体14が形成されており、
これらの支持板12.13は、ユニット支持部材を形成
する。これらの支持板12.13に代えてアングル材等
を組合わせて支持部材を形成するようにしても良い。ま
た、これらの支持板12.13は、アングル材等を寄せ
集めで形成された架台部15に固定され、相互に一体と
なっている。この架台部15の上に設けられた台座16
の上には、ガイド17が設けられ、更にこのガイド17
の上にはこれに対して所定の間隔を隔てて他のガイド1
8が設けられている。これらのガイド17.18によっ
て、第10図に示すように、複数の練り製品Tが所定の
間隔置きに載置されるようになったトレイ20が、これ
をほぼ水平方向に縦向きで搬送自在に支持される。
この練り製品Tは、図示実施例では、蒲鉾であり、魚肉
を食塩と共にすり潰して形成したすり身のペーストに、
−調味料や澱粉等の副原料を混和し、長方形の板Pの上
に所定の形状に成形されている。
を食塩と共にすり潰して形成したすり身のペーストに、
−調味料や澱粉等の副原料を混和し、長方形の板Pの上
に所定の形状に成形されている。
このようにして予め成形された蒲鉾Tは、この加熱装置
で加熱処理される。この蒲鉾Tは、板Pの両端部から僅
かに端部が突き出るような長さとなって板Pに一体とな
っている。
で加熱処理される。この蒲鉾Tは、板Pの両端部から僅
かに端部が突き出るような長さとなって板Pに一体とな
っている。
上下2段となって設けられたそれぞれの前記ガイド17
.18の長さは、これらのガイドに支持されるトレイ2
0の長さに対応している。第10図に示されたトレイ2
0は5個の蒲鉾Tを支持する構造となっているが、加熱
処理能率の観点よりこれ以上の数、例えば8個或いは1
0個等のように、任意の数に設定することが可能である
。そして、それぞれのトレイ20には、第10図に示さ
れるように、蒲鉾Tを所定の間隔置きに位置決めするた
めに、ストッパー21がトレイ20の幅方向に伸びて突
出形成されている。ガイドの段数は、図示する実施例で
は、2段となっているが、これ以上の任意の段数に設定
することは可能であることは言うまでもない。
.18の長さは、これらのガイドに支持されるトレイ2
0の長さに対応している。第10図に示されたトレイ2
0は5個の蒲鉾Tを支持する構造となっているが、加熱
処理能率の観点よりこれ以上の数、例えば8個或いは1
0個等のように、任意の数に設定することが可能である
。そして、それぞれのトレイ20には、第10図に示さ
れるように、蒲鉾Tを所定の間隔置きに位置決めするた
めに、ストッパー21がトレイ20の幅方向に伸びて突
出形成されている。ガイドの段数は、図示する実施例で
は、2段となっているが、これ以上の任意の段数に設定
することは可能であることは言うまでもない。
ユニット本体14内に固定されたブラケット22a、2
2bには、空圧シリンダー23a、23bが取付けられ
、これらのシリンダーにより作動するロッドの先端には
電極板24a、24bがそれぞれ装着されている。これ
らの電極板は対となっており、相互に接近離反移動して
蒲鉾Tの両端面に接触し、上下2段のガイド17.18
に載置されたトレイ20上の全ての蒲鉾Tを通電するよ
うになっている。したがって、それぞれの電極板長さを
有すると共に、2段の蒲鉾の上下方向の寸法に対応する
幅を有している。
2bには、空圧シリンダー23a、23bが取付けられ
、これらのシリンダーにより作動するロッドの先端には
電極板24a、24bがそれぞれ装着されている。これ
らの電極板は対となっており、相互に接近離反移動して
蒲鉾Tの両端面に接触し、上下2段のガイド17.18
に載置されたトレイ20上の全ての蒲鉾Tを通電するよ
うになっている。したがって、それぞれの電極板長さを
有すると共に、2段の蒲鉾の上下方向の寸法に対応する
幅を有している。
電極板24a、24bと、ガイド17.18の両側との
間には、帯状の透水性フィルム、つまり透水性膜25a
、25bが上方に向けて移動するようになっている。こ
の透水性フィルムは、例えば、セロファン、紙、布、不
織布等の水分を含む性質を有する薄膜であればどのよう
なものでも良く、通常、親水性フィルム、吸水性フィル
ム、或いは保水性フィルム等とも言われる種々のフィル
ム材や膜材を用いることができる。この明細書において
は、これらのフィルムを総称して、透水性フィルムと記
述している。透水性フィルム25a、25bの幅は、電
極板の長さに相当している。また、それぞれの透水性フ
ィルム25a、25bは、供給ロール26a、26bか
ら繰り出されて、巻き取りロール27a、27bに巻き
付けられる。
間には、帯状の透水性フィルム、つまり透水性膜25a
、25bが上方に向けて移動するようになっている。こ
の透水性フィルムは、例えば、セロファン、紙、布、不
織布等の水分を含む性質を有する薄膜であればどのよう
なものでも良く、通常、親水性フィルム、吸水性フィル
ム、或いは保水性フィルム等とも言われる種々のフィル
ム材や膜材を用いることができる。この明細書において
は、これらのフィルムを総称して、透水性フィルムと記
述している。透水性フィルム25a、25bの幅は、電
極板の長さに相当している。また、それぞれの透水性フ
ィルム25a、25bは、供給ロール26a、26bか
ら繰り出されて、巻き取りロール27a、27bに巻き
付けられる。
これらの4つのロールは、ユニット本体14に対して着
脱自在となっている。
脱自在となっている。
下段側のガイド17の両側に位置させて、給水部として
の給水槽30a、30bが台座16の上に固定されてい
る。それぞれの給水槽30a、30bの中には、給水管
31a、31bによって水が供給されるようになってい
る。供給ロール26a、26bから繰り出された透水性
フィルム25a、、25bをそれぞれ給水槽30a、3
0b内に案内するために、ガイドローラ32a、32b
、33a、33bが設けられると共に、透水性フィルム
のうち、給水槽を通過した部分を、蒲鉾Tの端面から僅
かに離した位置に設定するために位置決めローラ34a
、34b、35a、35bが設けられている。これらの
ローラは、図示実施例では回転するようになっているが
、回転しない棒材を用いても良い。また、第5図に示さ
れるように、電極板の表面を清掃するために、布等を有
する清掃部材36a、36bが電極板の長さ分のストロ
ークで往復動するようになっている。この往復動はシリ
ンダを用いても良く、無端チェーンを用いても良い。第
5図に示された部材のうち、ガイド17.18を中心に
左右両側に設けられた部材には、同一の番号に符号aと
bが付されている。
の給水槽30a、30bが台座16の上に固定されてい
る。それぞれの給水槽30a、30bの中には、給水管
31a、31bによって水が供給されるようになってい
る。供給ロール26a、26bから繰り出された透水性
フィルム25a、、25bをそれぞれ給水槽30a、3
0b内に案内するために、ガイドローラ32a、32b
、33a、33bが設けられると共に、透水性フィルム
のうち、給水槽を通過した部分を、蒲鉾Tの端面から僅
かに離した位置に設定するために位置決めローラ34a
、34b、35a、35bが設けられている。これらの
ローラは、図示実施例では回転するようになっているが
、回転しない棒材を用いても良い。また、第5図に示さ
れるように、電極板の表面を清掃するために、布等を有
する清掃部材36a、36bが電極板の長さ分のストロ
ークで往復動するようになっている。この往復動はシリ
ンダを用いても良く、無端チェーンを用いても良い。第
5図に示された部材のうち、ガイド17.18を中心に
左右両側に設けられた部材には、同一の番号に符号aと
bが付されている。
前記下段側のガイド17は、給水槽30a、30bを利
用してそれを支持部材として、これに搬送ローラ40を
取付けることによって形成されている。また、上段のガ
イド18は、第6図に示されるように、両端部41が折
れ曲ったガイド板42を前記端部41で支持板12.1
3に固定し、このガイド板42に搬送ローラ43を取付
けることによって形成されている。そして、前後の支持
板12.13には、第4図に明確に示されるように、ト
レイ20通過用の貫通孔44が形成されている。
用してそれを支持部材として、これに搬送ローラ40を
取付けることによって形成されている。また、上段のガ
イド18は、第6図に示されるように、両端部41が折
れ曲ったガイド板42を前記端部41で支持板12.1
3に固定し、このガイド板42に搬送ローラ43を取付
けることによって形成されている。そして、前後の支持
板12.13には、第4図に明確に示されるように、ト
レイ20通過用の貫通孔44が形成されている。
本発明の加熱装置は、上述した加熱ユニットを所望の台
数だけ配置することによって形成される。
数だけ配置することによって形成される。
配置すべき台数は、加熱処理の効率を考慮して任意に設
定することができる。第1図及び第2図には、このよう
にして配置された複数台の加熱ユニットのうち、最上流
側の加熱ユニット10aと、詳細は省略された2番目の
加熱ユニット10bと、最下流側の加熱ユニット10J
の一部とが示されており、最上流側の加熱ユニット10
aに隣接して、加熱処理されるべき蒲鉾を搬木するため
の搬入ステージ50が設けられている。また、加熱処理
終了後の蒲鉾を外部に排出するために、最下流側の加熱
ユニットIOJに隣接して、搬出ステージ51が設けら
れている。
定することができる。第1図及び第2図には、このよう
にして配置された複数台の加熱ユニットのうち、最上流
側の加熱ユニット10aと、詳細は省略された2番目の
加熱ユニット10bと、最下流側の加熱ユニット10J
の一部とが示されており、最上流側の加熱ユニット10
aに隣接して、加熱処理されるべき蒲鉾を搬木するため
の搬入ステージ50が設けられている。また、加熱処理
終了後の蒲鉾を外部に排出するために、最下流側の加熱
ユニットIOJに隣接して、搬出ステージ51が設けら
れている。
前記搬入ステージ50は、第3図に示されるよウニ、加
熱ユニット10aの下側のガイド17と同一レベルに設
定された搬入用ガイド52と、上側のガイド18と同一
レベルに設定された搬入用ガイド53とが備えられてい
る。これらの2つの搬入用ガイド52.53は、ガイド
板に搬送ローラを取付けることによって形成されている
。それぞれの搬入用ガイド52.53の上には、蒲鉾T
が載置されたトレイ20を人手或いは図示しない搬送装
置によって設置される。このようにして設置されたトレ
イ20を最上流側の加熱ユニット10a内に搬入するた
めに、それぞれのガイド52.53に沿って摺動自在と
なった往復動部材54には、ブツシュブロック55.5
6が取付けられている。ブツシュブロック55は下段側
のガイド52に載置されたトレイを押し込むためのもの
であり、ブツシュブロック56は、上段側のガイド53
に載置されたトレイを押し込むためのものである。往復
動部材54の駆動は、搬入ステージ50内に組込まれた
空圧シリンダー57によってなされる。この空圧シリン
ダー57は、1つのトレイに相当するストロークだけ往
復動し、このシリンダーによって上下二つのトレイを加
熱ユニット10a内に押し込んだ後に、次のトレイを押
し込み、これを順次加熱ユニットの数に対応する数だけ
繰り返すことによって、全ての加熱ユニット10内に2
つずつのトレイが装填される。
熱ユニット10aの下側のガイド17と同一レベルに設
定された搬入用ガイド52と、上側のガイド18と同一
レベルに設定された搬入用ガイド53とが備えられてい
る。これらの2つの搬入用ガイド52.53は、ガイド
板に搬送ローラを取付けることによって形成されている
。それぞれの搬入用ガイド52.53の上には、蒲鉾T
が載置されたトレイ20を人手或いは図示しない搬送装
置によって設置される。このようにして設置されたトレ
イ20を最上流側の加熱ユニット10a内に搬入するた
めに、それぞれのガイド52.53に沿って摺動自在と
なった往復動部材54には、ブツシュブロック55.5
6が取付けられている。ブツシュブロック55は下段側
のガイド52に載置されたトレイを押し込むためのもの
であり、ブツシュブロック56は、上段側のガイド53
に載置されたトレイを押し込むためのものである。往復
動部材54の駆動は、搬入ステージ50内に組込まれた
空圧シリンダー57によってなされる。この空圧シリン
ダー57は、1つのトレイに相当するストロークだけ往
復動し、このシリンダーによって上下二つのトレイを加
熱ユニット10a内に押し込んだ後に、次のトレイを押
し込み、これを順次加熱ユニットの数に対応する数だけ
繰り返すことによって、全ての加熱ユニット10内に2
つずつのトレイが装填される。
前記搬出ステージ51には、それぞれのガイド17.1
8に案内されて搬出されたトレイを支持するために搬出
用ガイド60.61が上下に2つ取付けられている。こ
れらのガイド60.61は図示する場合には板材によっ
て形成されているが、ローラコンベアのタイプとしても
良い。そして、それぞれの搬出用ガイド61.62に送
られたトレイを加熱装置の外部に搬出するために、空圧
シリンダー63.64によって、トレイの搬送方向に対
して直角の方向にブツシュ板65.66が移動するよう
になっている。このようにして、それぞれの搬出用ガイ
ド61.62から搬送されたトレイを受けるために、第
1図に示すように、受は台67が搬出ステージ51に設
けられ、トレイと共に加熱処理後の蒲鉾は、取出口68
から排出される。
8に案内されて搬出されたトレイを支持するために搬出
用ガイド60.61が上下に2つ取付けられている。こ
れらのガイド60.61は図示する場合には板材によっ
て形成されているが、ローラコンベアのタイプとしても
良い。そして、それぞれの搬出用ガイド61.62に送
られたトレイを加熱装置の外部に搬出するために、空圧
シリンダー63.64によって、トレイの搬送方向に対
して直角の方向にブツシュ板65.66が移動するよう
になっている。このようにして、それぞれの搬出用ガイ
ド61.62から搬送されたトレイを受けるために、第
1図に示すように、受は台67が搬出ステージ51に設
けられ、トレイと共に加熱処理後の蒲鉾は、取出口68
から排出される。
第7図は電極板24aを進退移動させる構造を詳細に示
す図であり、電極板24aはアクリル樹脂等の絶縁部材
70を介して往復動部材71に取付けられている。この
往復動部材71は空圧シリンダ23aのロッド72に接
続されている。電極板24aが平行度を保って進退移動
するように、往復動部材71に固定されたロッド73が
、ブラケット22aと一体の板74に固定されたガイド
スリーブ75に摺動自在に嵌合している。前記ロッド7
2には図示省略したばね部材が取付けられており、全て
の蒲鉾の端面に電極板24aが均一に接触するようにな
っている。この電極板24aと対をなす他の電極板24
bも同様の構造となっている。
す図であり、電極板24aはアクリル樹脂等の絶縁部材
70を介して往復動部材71に取付けられている。この
往復動部材71は空圧シリンダ23aのロッド72に接
続されている。電極板24aが平行度を保って進退移動
するように、往復動部材71に固定されたロッド73が
、ブラケット22aと一体の板74に固定されたガイド
スリーブ75に摺動自在に嵌合している。前記ロッド7
2には図示省略したばね部材が取付けられており、全て
の蒲鉾の端面に電極板24aが均一に接触するようにな
っている。この電極板24aと対をなす他の電極板24
bも同様の構造となっている。
図示実施例では、1枚の電極板24a、24bが上下2
段のトレイのそれぞれに載置された蒲鉾の端面に接触す
るようにしているが、上段のガイド18に支持されたト
レイ用と、下段のガイド17に支持されたトレイ用との
上下2対の電極板を設けるようにしても良い。
段のトレイのそれぞれに載置された蒲鉾の端面に接触す
るようにしているが、上段のガイド18に支持されたト
レイ用と、下段のガイド17に支持されたトレイ用との
上下2対の電極板を設けるようにしても良い。
上述した本発明の加熱装置によって、蒲鉾を多数同時に
加熱する手順について説明すると、まず第10図に示さ
れるトレイ20の上に、予め板Pの上に成形された蒲鉾
Tを所定数配列する。この配列方向は、トレイ20に対
しては横方向を向くことになり、蒲鉾T相互はそれぞれ
の両端部がトレイ20の側面から僅かに突出して位置決
めストッパー21により所定の位置に位置決めされた状
態となる。所定の数の蒲鉾Tが載置されたトレイ20を
、第3図に矢印で示すように搬入ステージ50に搬入し
、上下の搬入用ガイド52.53の上にセットする。こ
のときには、往復動部材54は、図示するように後退限
位置となっている。この状態のもとで、シリンダ57を
駆動すると、2つのトレイ20はブツシュブロック55
.56によって所定のストローク分だけ前進し、カバー
11に形成された開口部(第3図参照)11Cから加熱
装置内に搬入される。トレイ20はそれぞれガイド17
.18の搬送ローラ40.43によって案内されて移動
する。この操作を例えば上下10個ずつのトレイについ
て行ない、ガイド17.18の上に設定数の全てのトレ
イ20を支持させる。
加熱する手順について説明すると、まず第10図に示さ
れるトレイ20の上に、予め板Pの上に成形された蒲鉾
Tを所定数配列する。この配列方向は、トレイ20に対
しては横方向を向くことになり、蒲鉾T相互はそれぞれ
の両端部がトレイ20の側面から僅かに突出して位置決
めストッパー21により所定の位置に位置決めされた状
態となる。所定の数の蒲鉾Tが載置されたトレイ20を
、第3図に矢印で示すように搬入ステージ50に搬入し
、上下の搬入用ガイド52.53の上にセットする。こ
のときには、往復動部材54は、図示するように後退限
位置となっている。この状態のもとで、シリンダ57を
駆動すると、2つのトレイ20はブツシュブロック55
.56によって所定のストローク分だけ前進し、カバー
11に形成された開口部(第3図参照)11Cから加熱
装置内に搬入される。トレイ20はそれぞれガイド17
.18の搬送ローラ40.43によって案内されて移動
する。この操作を例えば上下10個ずつのトレイについ
て行ない、ガイド17.18の上に設定数の全てのトレ
イ20を支持させる。
この状態のもとでは、トレイ20が各々の加熱ユニット
内の所定の位置で位置決めされることになり、各々のト
レイ20には、所定の位置に蒲鉾Tが位置決めされてい
るので、高い精度で所定の位置に蒲鉾が位置決めされる
ことになる。尚、最下流位置の加熱ユニットIOJに位
置決めされることになるトレイをその位置で停止させる
ように、少なくともそのステージの端部に、ガイド13
の表面に出没自在となったストッパーを設けるようにし
ても良い。また、各々のトレイ20を上下のガイド17
.18に沿って搬送駆動するために、図示実施例では、
シリンダ57を用いているが、これに代えて、ボールス
クリュー等の種々の搬送装置を用いることが可能である
。
内の所定の位置で位置決めされることになり、各々のト
レイ20には、所定の位置に蒲鉾Tが位置決めされてい
るので、高い精度で所定の位置に蒲鉾が位置決めされる
ことになる。尚、最下流位置の加熱ユニットIOJに位
置決めされることになるトレイをその位置で停止させる
ように、少なくともそのステージの端部に、ガイド13
の表面に出没自在となったストッパーを設けるようにし
ても良い。また、各々のトレイ20を上下のガイド17
.18に沿って搬送駆動するために、図示実施例では、
シリンダ57を用いているが、これに代えて、ボールス
クリュー等の種々の搬送装置を用いることが可能である
。
所定の数のトレイ20がそれぞれの上に蒲鉾が載置され
た状態で位置決めされたならば、加熱が開始される。こ
のときには、各々のシリンダ23a、23bを作動して
、電極板24a、24bを相互に接近移動させる。する
と、第8図において仮想線で示すように、電極板24a
、24bが透水性フィルム25a−125bを介して蒲
鉾Tの端面に接触することになる。それぞれの前進限位
置は、板Pの端面に電極板24a、24bが接触するこ
とによって位置決めされる。つまり、蒲鉾Tと一体とな
った板Pは、電極板24a、24bの位置決め部材とし
ても機能することになる。このように、蒲鉾の板Pを位
置決め部材としても使用するようにしたのは、装置の製
造コストの観点より、電極板24a、24bを相互に接
近離反移動させる駆動源として、空圧シリンダ23a、
23bを使用しているために、高い精度での位置決めを
行ない難いからである。
た状態で位置決めされたならば、加熱が開始される。こ
のときには、各々のシリンダ23a、23bを作動して
、電極板24a、24bを相互に接近移動させる。する
と、第8図において仮想線で示すように、電極板24a
、24bが透水性フィルム25a−125bを介して蒲
鉾Tの端面に接触することになる。それぞれの前進限位
置は、板Pの端面に電極板24a、24bが接触するこ
とによって位置決めされる。つまり、蒲鉾Tと一体とな
った板Pは、電極板24a、24bの位置決め部材とし
ても機能することになる。このように、蒲鉾の板Pを位
置決め部材としても使用するようにしたのは、装置の製
造コストの観点より、電極板24a、24bを相互に接
近離反移動させる駆動源として、空圧シリンダ23a、
23bを使用しているために、高い精度での位置決めを
行ない難いからである。
したがって、電極板24a、24bを相互に高い精度で
位置決めし得るように、油圧シリンダやボールねじ式の
駆動装置を用いて電極板を駆動するようにすれば、製造
コストは高くなるが、蒲鉾の板Pを電極板の位置決めと
して使用しなくても良い。このように、板Pを位置決め
部材として使用しないタイプにあっては、蒲鉾以外の練
り製品に対する通電加熱を行なうことができる。図示実
施例のように、空圧シリンダ23a、23bを使用する
場合では、シリンダ23a、23bによる位置決め誤差
を吸収するように、電極板24a、24bをそれぞれの
シリンダ23a、23bのロッドに対しては、図示しな
いばね部材を介して取付けるようにすることが望ましい
。また、それぞれの電極板24a、24bは帯状の板と
なっているので、これらが全ての蒲鉾の端面に確実に接
触するように、図示しないガイド部材によって、相互に
平行度を保ちながら、接近離反移動する構造にすること
が望ましい。
位置決めし得るように、油圧シリンダやボールねじ式の
駆動装置を用いて電極板を駆動するようにすれば、製造
コストは高くなるが、蒲鉾の板Pを電極板の位置決めと
して使用しなくても良い。このように、板Pを位置決め
部材として使用しないタイプにあっては、蒲鉾以外の練
り製品に対する通電加熱を行なうことができる。図示実
施例のように、空圧シリンダ23a、23bを使用する
場合では、シリンダ23a、23bによる位置決め誤差
を吸収するように、電極板24a、24bをそれぞれの
シリンダ23a、23bのロッドに対しては、図示しな
いばね部材を介して取付けるようにすることが望ましい
。また、それぞれの電極板24a、24bは帯状の板と
なっているので、これらが全ての蒲鉾の端面に確実に接
触するように、図示しないガイド部材によって、相互に
平行度を保ちながら、接近離反移動する構造にすること
が望ましい。
上述のように、電極板24a、24bが蒲鉾Tの端面に
接触する前に、巻取りロール27a、27bを図示しな
いモータ等の駆動手段によって所定の長さだけ巻取るこ
とになる。これにより、透水性フィルム25a、25b
はそれぞれ供給ロール26a、26bか−ら繰り出され
て、上方に搬送移動することになる。このフィルム26
a、26bのうち、これの上方移動に伴なって、蒲鉾T
の端面に位置することになる部分は、その直前まで給水
槽30a、30b内の水に浸されており、充分に水分を
含んでいる。
接触する前に、巻取りロール27a、27bを図示しな
いモータ等の駆動手段によって所定の長さだけ巻取るこ
とになる。これにより、透水性フィルム25a、25b
はそれぞれ供給ロール26a、26bか−ら繰り出され
て、上方に搬送移動することになる。このフィルム26
a、26bのうち、これの上方移動に伴なって、蒲鉾T
の端面に位置することになる部分は、その直前まで給水
槽30a、30b内の水に浸されており、充分に水分を
含んでいる。
したがって、このように充分に水分を含んだ状態の透水
性フィルム25a、25bに対して電極板24a、24
bが接触することになるので、対をなす電極板24a、
24bに供給される電圧は、各々の蒲鉾に対して均一な
電流となって流れる。
性フィルム25a、25bに対して電極板24a、24
bが接触することになるので、対をなす電極板24a、
24bに供給される電圧は、各々の蒲鉾に対して均一な
電流となって流れる。
所定の時間通電することによって、全ての蒲鉾は所定の
温度で所定の時間加熱されることになる。
温度で所定の時間加熱されることになる。
その温度と電極板24a、24bが蒲鉾によって加熱さ
れて上昇する温度との間には一定の関係があるので、電
極板24a、24bの少なくとも一方に例えば熱電対式
等の温度センサーを設けて、その温度を検出することに
よって、蒲鉾Tの温度を推測検知することができる。こ
の検出温度に基づいて通電停止のタイミングを制御する
ことができる。電極板への電圧供給装置及び通電制御部
は図示省略している。
れて上昇する温度との間には一定の関係があるので、電
極板24a、24bの少なくとも一方に例えば熱電対式
等の温度センサーを設けて、その温度を検出することに
よって、蒲鉾Tの温度を推測検知することができる。こ
の検出温度に基づいて通電停止のタイミングを制御する
ことができる。電極板への電圧供給装置及び通電制御部
は図示省略している。
蒲鉾はそれに対する通電によって所望の温度まで上昇す
ることから、加熱装置内の空間雰囲気の温度は、それに
連れである程度上昇することになる。このため、例えば
上下それぞれ8個のトレイ20を順次ガイドに沿って各
々の加熱ユニットにまで搬送する際に、搬送に要する時
間、つまり加熱を始めるまでに装置内に滞留することに
なる時間は、ガイド13の上流側に位置することになる
トレイ20よりも下流側に位置することになるトレイ2
0の方が長くなる。したがって、実際に加熱を全てのト
レイ20の上の蒲鉾に同時に開始しても、それまでに下
流側の加熱ユニット10に位置している蒲鉾の方が温度
が上昇してしまう可能性があるが、その場合には、上述
した温度センサーからの検出信号によって通電終了タイ
ミングを、各々の加熱ユニットにおける電極板相互で差
を持たせるようにすれば良い。通電開始前の各々の電極
板24a、24bの温度を全体的に均一にすべく、電極
板が通電終了後に最も離反した位置において、電極板2
4a、24bを冷却するために第5図に示されるように
冷却用空気を管37a、37bから電極板に吹付けるよ
うにしても良い。
ることから、加熱装置内の空間雰囲気の温度は、それに
連れである程度上昇することになる。このため、例えば
上下それぞれ8個のトレイ20を順次ガイドに沿って各
々の加熱ユニットにまで搬送する際に、搬送に要する時
間、つまり加熱を始めるまでに装置内に滞留することに
なる時間は、ガイド13の上流側に位置することになる
トレイ20よりも下流側に位置することになるトレイ2
0の方が長くなる。したがって、実際に加熱を全てのト
レイ20の上の蒲鉾に同時に開始しても、それまでに下
流側の加熱ユニット10に位置している蒲鉾の方が温度
が上昇してしまう可能性があるが、その場合には、上述
した温度センサーからの検出信号によって通電終了タイ
ミングを、各々の加熱ユニットにおける電極板相互で差
を持たせるようにすれば良い。通電開始前の各々の電極
板24a、24bの温度を全体的に均一にすべく、電極
板が通電終了後に最も離反した位置において、電極板2
4a、24bを冷却するために第5図に示されるように
冷却用空気を管37a、37bから電極板に吹付けるよ
うにしても良い。
そして、1回の通電が完了した後には、次の新たな10
個のトレイ20が搬送されるまでに、電極相互を後退位
置に戻した状態で、清掃部材36a s 36 bを電
極板24a、24bの表面に沿って移動することによっ
て、それぞれの表面を清掃する。この清掃操作は、複数
回の通電終了後に行なうようにしても良い。また、清掃
部材36a。
個のトレイ20が搬送されるまでに、電極相互を後退位
置に戻した状態で、清掃部材36a s 36 bを電
極板24a、24bの表面に沿って移動することによっ
て、それぞれの表面を清掃する。この清掃操作は、複数
回の通電終了後に行なうようにしても良い。また、清掃
部材36a。
36bとしては、回転ブラシを用いるようにしても良い
。また、透水性フィルム25a、25bとして、不織布
を使用した場合には、通電加熱後に、電極板24a、2
4bに透水性フィルムを押し付けた状態で、次の加熱の
ために透水性フィルムを上方に向けて搬送すると、電極
の清掃も達成される。
。また、透水性フィルム25a、25bとして、不織布
を使用した場合には、通電加熱後に、電極板24a、2
4bに透水性フィルムを押し付けた状態で、次の加熱の
ために透水性フィルムを上方に向けて搬送すると、電極
の清掃も達成される。
加熱された蒲鉾を外部に排出する際には、新たなトレイ
20つまり未加熱の蒲鉾が載置されたトレイ20をシリ
ンダ57によって搬送することにより、加熱完了後のト
レイ20を1つずつ排出ステージ51に搬送し、そこか
らシリンダ63.64によって受は台67の上に搬送す
る。この上のトレイ20は図示しないコンベアや人手に
よって装置の外部に排出される。加熱後の蒲鉾が排除さ
れたトレイ20を装置の上流側に戻すために、装置の下
端部内にコンベアを組込むようにしても良い。
20つまり未加熱の蒲鉾が載置されたトレイ20をシリ
ンダ57によって搬送することにより、加熱完了後のト
レイ20を1つずつ排出ステージ51に搬送し、そこか
らシリンダ63.64によって受は台67の上に搬送す
る。この上のトレイ20は図示しないコンベアや人手に
よって装置の外部に排出される。加熱後の蒲鉾が排除さ
れたトレイ20を装置の上流側に戻すために、装置の下
端部内にコンベアを組込むようにしても良い。
第9図は本発明の他の実施例に係る加熱ユニットのうち
第8図と同様の部分を示す図であり、この場合には、ト
レイ20の下端面に凹溝20aが形成されており、上下
のカイト17.18には、凹溝20aが入り込む凸部1
9が形成されている。
第8図と同様の部分を示す図であり、この場合には、ト
レイ20の下端面に凹溝20aが形成されており、上下
のカイト17.18には、凹溝20aが入り込む凸部1
9が形成されている。
ただし、これらの凹凸関係を第9図において仮想線で示
すように、逆に設定しても良い。そして、この場合には
、ガイド17.18には搬送ローラ40.43が設けら
れておらず、平面同志の接触によりトレイ20が案内さ
れる。ただし、第10図に示すように、凸部19を有し
ないタイプのトレイ20であっても、搬送ローラを用い
ることなく、面同志の接触によりトレイを案内するよう
にしても良い。
すように、逆に設定しても良い。そして、この場合には
、ガイド17.18には搬送ローラ40.43が設けら
れておらず、平面同志の接触によりトレイ20が案内さ
れる。ただし、第10図に示すように、凸部19を有し
ないタイプのトレイ20であっても、搬送ローラを用い
ることなく、面同志の接触によりトレイを案内するよう
にしても良い。
本発明は蒲鉾と電極板との間に介在することになる透水
性フィルムに対して、通電開始前に充分に水分を含ませ
るために、給水槽で水分が充分に浸された後に、これを
給水槽から上方に引き上げることを基本とする発明であ
って、上述した種々の変形以外に、例えば、各々のトレ
イ20をシリンダ57ではなく、ベルトコンベアやチェ
ーンコンベア等の搬送手段によって搬送するようにした
変形例を挙げることも可能である。
性フィルムに対して、通電開始前に充分に水分を含ませ
るために、給水槽で水分が充分に浸された後に、これを
給水槽から上方に引き上げることを基本とする発明であ
って、上述した種々の変形以外に、例えば、各々のトレ
イ20をシリンダ57ではなく、ベルトコンベアやチェ
ーンコンベア等の搬送手段によって搬送するようにした
変形例を挙げることも可能である。
第11図及び第12図は本発明の更に他の実施例に係る
加熱ユニットの一部を示す図であり、これらの図におい
て前記それぞれの実施例における部材と共通する部材に
は、同一の符号を付しである。
加熱ユニットの一部を示す図であり、これらの図におい
て前記それぞれの実施例における部材と共通する部材に
は、同一の符号を付しである。
第11図はトレイ20の変形例を示す図であり、このト
レイ20は下側トレイ部81と上側トレイ部82とを有
しており、下側トレイ部81の両端部には、支持壁83
が固定されている。そして、それぞれの固定壁83の上
端部には凸部84が形成されており、上側トレイ部82
の両端部には、前記凸部84と係合する凹部85が形成
され、上側トレイ部82は下側トレイ部81の上方に着
脱自在となっている。第11図においては、このような
上下二段からなるトレイ20の下側トレイ部81に1つ
の蒲鉾Tが載置された状態を示し、蒲鉾相互は位置決め
部材80によって、所定の間隔毎に上下のトレイ部81
.82に位置決めされる。
レイ20は下側トレイ部81と上側トレイ部82とを有
しており、下側トレイ部81の両端部には、支持壁83
が固定されている。そして、それぞれの固定壁83の上
端部には凸部84が形成されており、上側トレイ部82
の両端部には、前記凸部84と係合する凹部85が形成
され、上側トレイ部82は下側トレイ部81の上方に着
脱自在となっている。第11図においては、このような
上下二段からなるトレイ20の下側トレイ部81に1つ
の蒲鉾Tが載置された状態を示し、蒲鉾相互は位置決め
部材80によって、所定の間隔毎に上下のトレイ部81
.82に位置決めされる。
この位置決め部材80は図示しないビス等によってトレ
イ部81.82に締結されている。また、図示する蒲鉾
Tは板Pと一体となっており、図示する場合には上下そ
れぞれ5つずつの蒲鉾Tが載置されるが、その数は任意
に設定することができる。
イ部81.82に締結されている。また、図示する蒲鉾
Tは板Pと一体となっており、図示する場合には上下そ
れぞれ5つずつの蒲鉾Tが載置されるが、その数は任意
に設定することができる。
このようなトレイ20を用いて練製品の加熱を行なって
いる状態を示すと、第12図の通りである。この第12
図は前記実施例における第8図及び第9図に相当する部
分を示す。第11図に示すトレイ20を用いた場合には
、上述した実施例のように、上下に二段のガイド17.
18を設ける必要がなく、−段のガイド17のみで、上
下二段となったトレイ20を搬送することができる。そ
して、この場合には、ガイド17は断面が箱形となった
型鋼材87によって形成されており、このガイド17に
沿って第2図に示されたシリンダ57によりトレイ20
が搬送される。また、この場合にも、複数の加熱ユニッ
トを連結することによって、加熱装置を形成することが
可能である。
いる状態を示すと、第12図の通りである。この第12
図は前記実施例における第8図及び第9図に相当する部
分を示す。第11図に示すトレイ20を用いた場合には
、上述した実施例のように、上下に二段のガイド17.
18を設ける必要がなく、−段のガイド17のみで、上
下二段となったトレイ20を搬送することができる。そ
して、この場合には、ガイド17は断面が箱形となった
型鋼材87によって形成されており、このガイド17に
沿って第2図に示されたシリンダ57によりトレイ20
が搬送される。また、この場合にも、複数の加熱ユニッ
トを連結することによって、加熱装置を形成することが
可能である。
尚、第11図に示すように、トレイ20の上側トレイ部
82の両端部内面には、これの長手方向の下側トレイ部
81に対するずれを防止するために、ストッパー86が
固定されており、前記凹凸部84.85による横方向の
ずれ防止と相俟って、上側トレイ部82のずれが防止さ
れる。この場合には、トレイ20は2つに分割されるの
で、分割した状態でそれぞれのトレイ部81.82に練
り製品Tを載置することができる。ただし、複数段のト
レイ部が相互に一体となった構造のトレイ20としても
良い。
82の両端部内面には、これの長手方向の下側トレイ部
81に対するずれを防止するために、ストッパー86が
固定されており、前記凹凸部84.85による横方向の
ずれ防止と相俟って、上側トレイ部82のずれが防止さ
れる。この場合には、トレイ20は2つに分割されるの
で、分割した状態でそれぞれのトレイ部81.82に練
り製品Tを載置することができる。ただし、複数段のト
レイ部が相互に一体となった構造のトレイ20としても
良い。
第13図は本発明の他の実施例に係る第12図に相当す
る部分を示す図であり、この場合には、練り製品Tには
板Pが一体となっておらず、所定の形状に形成した後の
練り製品Tを直接トレイ20に載置するようにしている
。したがって、このような練り製品を成形する場合には
、上下それぞれのトレイ部81.82には位置決め部材
80は使用しない。このように板Pを有しない練り製品
を成形するには、実願平2−45139号明細書に記載
された成形形を用いて成形し、成形後、そのままその成
形形を用いて通電加熱することができる。この場合には
、第13図に示されるように、成形型から枠体を外した
状態に相当し、練り製品Tの端面が成形型の側面から突
出しているので、成形型と電極板24a、24bと成形
型との干渉を避けるべく、各々の電極板24a、24b
は、2つずつに分割されている。ただし、板Pを用いな
いタイプの練り製品であっても、型91.92の側面が
練り製品Tの端面から突出しないものを用いれば、電極
板24a、24bを1つずつ用いるようにしても良い。
る部分を示す図であり、この場合には、練り製品Tには
板Pが一体となっておらず、所定の形状に形成した後の
練り製品Tを直接トレイ20に載置するようにしている
。したがって、このような練り製品を成形する場合には
、上下それぞれのトレイ部81.82には位置決め部材
80は使用しない。このように板Pを有しない練り製品
を成形するには、実願平2−45139号明細書に記載
された成形形を用いて成形し、成形後、そのままその成
形形を用いて通電加熱することができる。この場合には
、第13図に示されるように、成形型から枠体を外した
状態に相当し、練り製品Tの端面が成形型の側面から突
出しているので、成形型と電極板24a、24bと成形
型との干渉を避けるべく、各々の電極板24a、24b
は、2つずつに分割されている。ただし、板Pを用いな
いタイプの練り製品であっても、型91.92の側面が
練り製品Tの端面から突出しないものを用いれば、電極
板24a、24bを1つずつ用いるようにしても良い。
そして、この場合にも複数の加熱ユニットを連結するこ
とによって、加熱装置を形成することも可能であること
は言うまでもない。
とによって、加熱装置を形成することも可能であること
は言うまでもない。
第11図に示すトレイ20は、上側トレイ部82と下側
トレイ部81の二段となっているが、これを三段ないし
は、それ以上の段数に設定しても良い。
トレイ部81の二段となっているが、これを三段ないし
は、それ以上の段数に設定しても良い。
1度に加熱処理して製造すべき蒲鉾の数によっては、1
つの加熱ユニット10のみによって加熱装置を形成する
ことも可能である。その場合には、その加熱ユニット1
0の両側に搬入ステージ5゜と搬出ステージ51を設け
るよう、にしても良く、これを設けずに、人手によりト
レイ20を搬出入するようにしても良い。また、本発明
は蒲鉾T以外に種々の練り製品の加熱に適用することが
可能である。
つの加熱ユニット10のみによって加熱装置を形成する
ことも可能である。その場合には、その加熱ユニット1
0の両側に搬入ステージ5゜と搬出ステージ51を設け
るよう、にしても良く、これを設けずに、人手によりト
レイ20を搬出入するようにしても良い。また、本発明
は蒲鉾T以外に種々の練り製品の加熱に適用することが
可能である。
(発明の効果)
以上のように、本発明によれば、練り製品と電極板との
間に介在する透水性フィルムは、給水部において充分に
水分を含んだ状態となって練り製品と電極板との間に位
置することになるので、電極板相互間で通電されること
になる複数の練り製品は、透水性フィルムを介して通電
不良を発生させることなく、相互に均一の電流が通電さ
れ、所望の温度まで確実に加熱されることになる。した
がって、加熱歩留りが大幅に高まり、能率良く練り製品
を加熱することができる。
間に介在する透水性フィルムは、給水部において充分に
水分を含んだ状態となって練り製品と電極板との間に位
置することになるので、電極板相互間で通電されること
になる複数の練り製品は、透水性フィルムを介して通電
不良を発生させることなく、相互に均一の電流が通電さ
れ、所望の温度まで確実に加熱されることになる。した
がって、加熱歩留りが大幅に高まり、能率良く練り製品
を加熱することができる。
そして、上述した透水性フィルム等は1つの加熱ユニッ
トに組込まれてユニット化されており、1つ以上の加熱
ユニットを用いることにより、1度の通電加熱によって
処理し得る練り製品の数、つまり量産効率を使用者の要
求に応じて任意に設定することができる。
トに組込まれてユニット化されており、1つ以上の加熱
ユニットを用いることにより、1度の通電加熱によって
処理し得る練り製品の数、つまり量産効率を使用者の要
求に応じて任意に設定することができる。
第1図は本発明の一実施例に係る練り製品の加熱装置を
示し第2図におけるI−I線に沿う一部省略平面図、第
2図は第1図における■−■線に沿う断面図、第3図は
第1図及び第2図に示された加熱装置の右端部を示す斜
視図、第4図は1つの加熱ユニットの正面図、第5図は
第2図におけるv−v線に沿う断面図、第6図は一方の
支持板を除去した状態における第5図の斜視図、第7図
は電極板を示す斜視図、第8図は第5図の一部を示す拡
大断面図、第9図は本発明の他の実施例に係るガイドの
一部を示す第8図に相当する断面図、第10図は1つの
練り製品が載置された状態のトレイを示す斜視図、第1
1図は本発明の更に他の実施例に係る練り製品の加熱装
置に使用されるトレイを示す斜視図、第12図は第11
図に示されたトレイを用いて練り製品を加熱するための
加熱装置の要部を示す断面図、第13図は他の実施例に
係る練り製品の加熱装置の要部を示す断面図である。 10a〜IOJ・・・加熱ユニット、12.13・・・
支持板、14・・・ユニット本体、17.18・・・ガ
イド、20・・・トレイ、24a、24b・・・電極板
、25a、25b・・・透水性フィルム、30a、30
b・・・給水槽(給水部)、50・・・搬入ステージ、
51・・・搬出ステージ、T・・・練り製品(蒲鉾)、
P・・・板。
示し第2図におけるI−I線に沿う一部省略平面図、第
2図は第1図における■−■線に沿う断面図、第3図は
第1図及び第2図に示された加熱装置の右端部を示す斜
視図、第4図は1つの加熱ユニットの正面図、第5図は
第2図におけるv−v線に沿う断面図、第6図は一方の
支持板を除去した状態における第5図の斜視図、第7図
は電極板を示す斜視図、第8図は第5図の一部を示す拡
大断面図、第9図は本発明の他の実施例に係るガイドの
一部を示す第8図に相当する断面図、第10図は1つの
練り製品が載置された状態のトレイを示す斜視図、第1
1図は本発明の更に他の実施例に係る練り製品の加熱装
置に使用されるトレイを示す斜視図、第12図は第11
図に示されたトレイを用いて練り製品を加熱するための
加熱装置の要部を示す断面図、第13図は他の実施例に
係る練り製品の加熱装置の要部を示す断面図である。 10a〜IOJ・・・加熱ユニット、12.13・・・
支持板、14・・・ユニット本体、17.18・・・ガ
イド、20・・・トレイ、24a、24b・・・電極板
、25a、25b・・・透水性フィルム、30a、30
b・・・給水槽(給水部)、50・・・搬入ステージ、
51・・・搬出ステージ、T・・・練り製品(蒲鉾)、
P・・・板。
Claims (3)
- (1)相互に所定の間隔を隔てて位置するユニット支持
部材によりユニット本体を形成し、所定の間隔置きに複
数の練り製品が載置されたトレイをほぼ水平方向に搬送
自在にそれぞれ支持する複数のガイドを、前記ユニット
本体内に上下方向に所定の間隔を隔てて装着し、相互に
接近離反移動自在となって対をなし前記練り製品の両端
面に接触して前記練り製品を通電する電極板を前記ユニ
ット本体内に備え、前記練り製品の端面と前記電極板と
の間を上方に向けて移動する透水性フィルムを前記ガイ
ドの両側に位置させて前記ユニット本体内に取付け、前
記透水性フィルムに水分を補給する給水部を、前記複数
のガイドのうち最下段のガイドの両側に設けてなる練り
製品の加熱ユニット。 - (2)相互に所定の間隔を隔てて位置するユニット支持
部材によりユニット本体を形成し、それぞれ所定の間隔
置きに複数の練り製品が載置された下側トレイ部と、こ
れの上方に平行に伸びる少なくとも1つの上側トレイ部
とを有するトレイをほぼ水平方向に搬送自在に支持する
ガイドを、前記ユニット本体内に装着し、相互に接近離
反移動自在となって対をなし前記練り製品の両端面に接
触して前記練り製品を通電する電極板を前記ユニット本
体内に備え、前記練り製品の端面と前記電極板との間を
上方に向けて移動する透水性フィルムを前記ガイドの両
側に位置させて前記ユニット本体内に取付け、前記透水
性フィルムに水分を補給する給水部を、前記複数のガイ
ドのうち最下段のガイドの両側に設けてなる練り製品の
加熱ユニット。 - (3)前記請求項1または2項の何れかに記載の加熱ユ
ニットを複数個、それぞれの加熱ユニット内の前記ガイ
ドが一直線となるように配置し、複数の前記加熱ユニッ
トのうち最上流側に位置する最上流加熱ユニットに隣接
させて、練り製品が載置された前記トレイを前記最上流
加熱ユニット内のガイドに搬入する搬入ステージを設け
、前記複数の加熱ユニットのうち最下流側に位置する最
下流加熱ユニットに隣接させて、加熱処理後の練り製品
を搬出する搬出ステージを設けてなる練り製品の加熱ユ
ニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2191689A JPH03277255A (ja) | 1990-03-16 | 1990-07-19 | 練り製品の加熱ユニット及び加熱装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6629390 | 1990-03-16 | ||
JP2-66293 | 1990-03-16 | ||
JP2191689A JPH03277255A (ja) | 1990-03-16 | 1990-07-19 | 練り製品の加熱ユニット及び加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03277255A true JPH03277255A (ja) | 1991-12-09 |
JPH0567269B2 JPH0567269B2 (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=13311633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2191689A Granted JPH03277255A (ja) | 1990-03-16 | 1990-07-19 | 練り製品の加熱ユニット及び加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03277255A (ja) |
-
1990
- 1990-07-19 JP JP2191689A patent/JPH03277255A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0567269B2 (ja) | 1993-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |