JPH0327512A - アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 - Google Patents

アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法

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JPH0327512A
JPH0327512A JP1162210A JP16221089A JPH0327512A JP H0327512 A JPH0327512 A JP H0327512A JP 1162210 A JP1162210 A JP 1162210A JP 16221089 A JP16221089 A JP 16221089A JP H0327512 A JPH0327512 A JP H0327512A
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foil
electrolytic capacitor
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water solution
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JP1162210A
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Kazuyuki Adachi
安達 和幸
Masaru Endo
優 遠藤
Manabu Kazuhara
学 数原
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Elna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はアルミニウム電解コンデンサ用電極箔、特には
陽極箔の製造方法に関1−るものである。
[従来の技術コ アルミニウム電解コンデンサ用陽極箔としてはエッチン
グされたアルミニウム箔に化成皮膜を形成したものを使
用している。一般に、駆動用電解液には1〜20%程度
の水分が含まれているために、電解コンデンサが高温で
安定に動作するためには、陽極箔表面の化成皮膜が耐水
性を有し、電解液の水分に対して化学的に安定性を有し
ていることが必要である。そして、化成皮膜に耐水性を
持たせるため、化成の最終工程においてリン酸またはそ
の塩からなる水溶液に箔を浸漬し,箔表面にリン酸イオ
ンを付着させることが知られている。
[発明が解決しようとする課題] このようなリン酸イオンを付着した化成箔を使用し、他
方の陰極箔とセバレークを介して巻回してコンデンサ素
子を製作し、駆動用電解液を含浸させ、ケースに封入し
た電解コンデンサを製作したとしても、初期特性におい
て損失角の正接が大きく高温無負荷試験においては漏れ
電流が大きく、未だ改善できないちのであった。
[課題を解決するための手段] 本発明は先ずこのような漏れ電流の低減化を図るもので
、次亜リン酸またはその塩からなる水溶液中に箔を浸漬
することによって、次亜リン酸イオンを化学結合するよ
うにしたものである。
水溶液中の次亜リン酸またはその塩の濃度としては0.
05〜5wt%が好ましく、液温は20〜50℃が好ま
しい。また、箔の浸漬処理時間は0.5〜7分間が好ま
しい。
次に、本発明は損失角の正接の低減化を図るために、次
亜リン酸イオンが化学的に結合した箔を180〜500
℃の雰囲気中で焼成するようにしたものである。180
℃未満であると、損失角の正接の低減化を図ることがで
きない。焼成雰囲気としては大気中でよく、また焼成時
間は30秒〜10分間が好ましい。
[実施例] 以下に、本発明に係る電極箔の製造方法および同箔を使
用した電解コンデンサについて述べる。
〈実施例1〉 (A)純度99.99%で厚さloOμmのアルミニウ
ムエッチング箔を用いた。この場合、そのエッチング倍
率はエッチングしていない平坦箔に対して約20倍であ
った。
(B.)このアルミニウムエッチング箔を液温98゜C
以上の純水中で9分間熱処理した。
(C)硼酸80g/βと硼酸アンモニウム0. 05g
/12からなる水溶液、液温85℃中にアルミニウムエ
ッチング箔を浸漬し、電流密度1 0 mA/cm2の
電流を流し、化成電圧380Vまで上昇させ、同電圧を
40分間印加して化成を行なった。
(D)化成後のアルミニウムエッチング箔を液温70℃
、pH7〜9に調整したアンモニア水に3分間浸漬し、
減極処理を行なった。
(E)500℃の加熱雰囲気中で2分間熱処理した。
(F)上記(C)と同じ条件の水溶液中に再度浸漬し、
電流密度1 0 mA/cm2の電流を流し、化成電圧
380■まで上昇させ、同電圧を13分間印加して再化
成した。
(G)上記(E)と同じ熱処理をした。
(H)上記(F)の化成処理を繰返すのであるが、この
場合化成電圧の印加時間は3分間とした。
(I)次亜リン酸アンモニウム0. 3wt%の水溶液
、液温35℃中に、さらに4分間浸漬した。
(J)この箔を200℃の大気中で1分30秒間焼成し
、化成箔とした。
(K)この化成箔を陽極箔とし、他方の陰極箔とをセパ
レータを介して巻回し、コンデンサ素子を作成した。そ
して、このコンデサ素子にエチレングリコール系の電解
液を含浸させ、ケースに封入し、定格250v・30μ
Fの電解コンデンサを製作した。
く実施例2〉 実施例lのLT)工程における焼成温度200゜Cを3
00℃に変更した以外は実施例1と同様とし、同定格の
電解コンデンサを製作した。
〈実施例3〉 実施例lの(J)工程における焼成温度200゜Cを4
00℃に変更した以外は実施例lと同様とし、同定格の
電解コンデンザを製作した。
〈実施例4〉 実施例1のLl)工程における焼成温度200℃を50
0℃に変更した以外は実施例lと同様とし、同定格の電
解コンデンサを製作した。
〈実施例5〉 実施例1の(I)工程における次亜リン酸アンモニウム
に代えて次亜リン酸ナトリウムを使用した以外は実施例
lと同様とし、同定格の電解コンデンサを製作した。
く実施例6〉 実施例lの(I)工程における次亜リン酸アンモニウム
に代えて次亜リン酸カルシウムを使用した以外は実施例
lと同様とし、同定格の電解コンデンサを製作した。
く比較例l〉 実施例lの(I)工程における次亜リン酸アンモニウム
0. 3wt%の水溶液に代えて、85wt%リン酸ア
ンモニウム2 5m.e/βの水溶液を使用した以外は
実施例1と同様とし、同定格の電解コンデンサを製作し
た。
く比較例2〉 実施例lの(J)工程における焼成温度200℃を15
0℃に変更した以外は実施例1と同様とし、同定格の電
解コンデンサを製作した。
次に、このようにして製作した本発明の実施例1〜6お
よび比較例1〜2の各電解コンデンサを105℃の雰囲
気中に500時間放置したときの無負荷試験の特性結果
を初期特性と共に第1表に示す。
[効果] 本発明に係る化成箔によると、第1表から分かるように
初期特性の損失角の正接および高温無負荷試験後の漏れ
電流の低減を図ることのできる電解コンデンサを提供す
ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エッチングされたアルミニウム箔を化成した後に
    、次亜リン酸またはその塩からなる水溶液中に浸漬し、
    さらに180〜500℃の雰囲気中で焼成することを特
    徴としたアルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方
    法。
JP1162210A 1989-06-23 1989-06-23 アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 Expired - Lifetime JPH0638385B2 (ja)

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Cited By (4)

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