JPH03266332A - 漏電遮断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、漏電の検出時に漏電表示釦をカバーの上面よ
り突出させるようにした漏電遮断器に関するものである
。

［従来ｆ］技術］ 第８図は漏電引き外しブロック１を示し、電磁石装置２
、漏電の旨を表示する漏電表示釦３゜テストスイッチ４
等から構成されている。電磁石装Ｗ２は、コイル５、固
定鉄心く図示せず）、この固定鉄心に吸引されるアマチ
ュア（図示せず）等がらなり、漏電を検出するセンサー
からの信号を受けて、電磁石装置２が駆動され、アマチ
ュアが固定鉄心に吸引される。このアマチュアの動作に
よりスプリング６の復帰力に抗して係合されている漏電
表示釦３との係合を解除して、該漏電表示釦３をカバー
７の穴８′から突出せしめて、漏電状態を表示するよう
にしている。尚、９はセンサー側と接続されるリード線
である。

［発明が解決しようとする課題］ 第９図（ａ）は通常の状態を示しており、通常時におい
て漏電表示釦３はカバー７の穴８′から突出せず、穴８
′内に位置している。そして、漏電時において第９図（
ｂ）に示すように、スプリング６の復帰力にて漏電表示
釦３が穴８′より突出し、漏電状態を表示するようにな
っている。

ところが、漏電表示釦３はカバー７の穴８′内に直に貫
通されているため、漏電引き外しブロック１のボディへ
の取付位置の精度によっては、漏電表示釦３の位置ズレ
が生じる。この場合には、第１０図に示すように、漏電
表示釦３の側面が穴８′の内周面に接触して押し付けら
れるため、漏電動作時に漏電表示釦３が突出しない、外
観上穴８′に対し漏電表示釦３がずれていて見苦しい、
穴８′と漏電表示釦３のズレによりカバー７がかぶせに
＜＜、組立性が悪いという問題があった。

本発明は、上述の点に鑑みて提供したものであって、漏
電表示釦とカバーの穴の内周面との接触をなくし、漏電
表示釦の突出をスムーズにすると共に、組立時の部品嵌
合を容易にした漏電遮断器を提供することを目的とした
ものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、穴の内周面に内部側に拡開する傾斜面を形成
し、この穴の傾斜面に対応した傾斜面を外周面に形成し
註穴内に配設される筒状部を上記漏電引き外しプロｙり
に一体に設け、この筒状部の内部に上記Ｓ電表示釦を配
置したものである。

［作　用］ 而して、カバーの穴の内周面の内部側に拡開した傾斜面
と、この傾斜面に対応した傾斜面を筒状部の外周面に形
成して、筒状部の穴への組立時の嵌合を容易にし、この
筒状部内に漏電表示釦を配置して、漏電検出時の漏電表
示釦の突出をスノ、−ズにしている。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第１
図〜第４図において、漏電表示釦３を突出させるカバー
７の六８の内周面には内部側に拡開する傾斜面１０を形
成している。一方、漏電引き外しブロック１のコイルボ
ビン１３より筒状部１１を一体に形成し、この筒状部１
１の外周面には上記穴８の傾斜面１０と対応する傾斜面
１２を形成し、穴８と筒状部１１との嵌合を容易にして
いる。そして、この筒状部１】内に漏電表示釦３を突出
自在に配置している。尚、漏電引き外しブロック１の他
の構成は従来と同様である。

漏電表示釦３の筒状部１１内への配置は５体的に組み立
てられるので各部品の位置決め精度は良く、漏電表示釦
３の外周面と筒状部１１の内周面とが接触することはな
い。従って、漏電時における漏電表示釦３の突出はスム
ーズに行われることになる。

次に、上記漏電引き外しブロック１を用いた漏電遮断器
の全体の構成について説明する。第５図〜第７図におい
て、ボディ１４の一端側には電源が接続される一対の入
力端子部１５が、他端側には負荷が接続される一対の出
力端子部１６が設けられている。端子板１７には固定接
点１８が固着され、この固定接点１８に相対した可動接
点１９を有する接点板２０がボディ１４内に配置しであ
る。そして、ハンドル２２の操作にて接点板２０を駆動
して接点１８．１９を開閉させるリンク機構２１が設け
である。また、外周に短絡コイル２３を巻装した鉄心２
４が配置されており、この鉄心２４の上面に吸引される
吸引板２５がバネ２６によりけ勢装置されている。吸引
板２５の吸引動作により駆動されるレバー２８が軸２７
により回動自在として設けである。ここで、短絡電流が
流れることにより、固定鉄心２４に吸引板２５が吸引さ
れると同時にレバー２８の一端２８ａをたたいてレバー
２８を回動させ、レバー２８グ）他端２８ｂによりトリ
ップ機構を駆動し、ラッチ係合を外してリンク機構２１
を介して両接点１８．１９を強制的に開離させる。

短絡コイル２３の一端は中継端子板２９に接続され、中
継端子板２９に螺着しである端子ねじ３０には漏電検出
ブロック３】がらのリード線３２が接続しである。漏電
検出ブロック３１は、漏電を検出するセンサーとしての
カレントトランス、カレントトランスの２次側出力を増
幅して、漏電引き外しブロック１に漏電検出信号を出力
する増幅器等から構成されている。

尚、漏電引き外しブロック１は第５図に示すように配置
されており、漏電表示釦３の外に、第７図に示すように
、テスト釦３３もカバー７より突出して設けである。

テスト釦３３の操作や、電路に漏電が生じた場合には、
上述したようにカレントトランスの２次側に信号が検出
され、これを漏電検出ブロック３１が信号を増幅し、そ
の出力が漏電引き外しブロック１の電磁石装置２のコイ
ル５を励磁する。

そして、固定鉄心にアマチュアが吸引され、この動作に
よりアマチュアがレバー２８を回動駆動して、上記と同
様にトリップ機構を駆動し、接点１８．１９を強制的に
開離させる。

［発明の効果］ 本発明は上述のように、穴の内周面に内部側に拡開する
傾斜面を形成し、この穴の傾斜面に対応した傾斜面を外
周面に形成し該穴内に配設される筒状部を上記漏電引き
外しブロックに一体に設け、この筒状部の内部に上記漏
電表示釦を配置したものであるから、カバーの穴の内周
面の内部側に拡開した傾斜面と、この傾斜面に対応した
傾斜面を筒状部の外周面に形成していることで、筒状部
の穴への組立時の部品嵌合を容易にすることができ、ま
た、筒状部内に＃電表示釦を配置している二とで、カバ
ーの穴の内周面と漏電表示釦の外周面との接触による摩
擦をなくし、漏電検出時の漏電表示釦の突出動作をスム
ーズすることができる効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の分解断面図、第２図は同上の
カバーと筒状部との嵌合状態を示す断面図、第３図は同
上の要部斜視図、第４図（ａ）〜（Ｃ）は同上の漏電引
き外しブロックの平面図、側面図及び断面図、第５図は
同上の漏電遮断器の破断平面図、第６図は同上の断面図
、第７図は同上の断面図、第８図（ａ）〜（ｃ）は従来
例の漏電引き外しブロックの平面図、側面図及び断面図
、第９図（ａ）は同上の通常の状態と示す断面図、第９
図＜ｂ＞は同上の漏電時の状態を示す断面図、第１０図
は同上の説明図である。 １は漏電引き外しブロック、３は漏電表示釦、７はカバ
ー、８は穴、１０は傾斜面、１１は筒状部、１２は傾斜
面、１８は固定接点、１９は可動接点である。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）電路の不平衡電流を検出するセンサーと、このセ
   ンサー出力にてトリップ機構を駆動して接点を強制的に
   開離させる漏電引き外しブロックと、この漏電検出ブロ
   ックに設けられ漏電検出時にカバーに穿孔した穴より突
   出する漏電表示釦とを有する漏電遮断器において、上記
   穴の内周面に内部側に拡開する傾斜面を形成し、この穴
   の傾斜面に対応した傾斜面を外周面に形成し該穴内に配
   設される筒状部を上記漏電引き外しブロックに一体に設
   け、この筒状部の内部に上記漏電表示釦を配置したこと
   を特徴とする漏電遮断器。