JP2524846Y2 - 漏電遮断器 - Google Patents

漏電遮断器

Info

Publication number
JP2524846Y2
JP2524846Y2 JP2881691U JP2881691U JP2524846Y2 JP 2524846 Y2 JP2524846 Y2 JP 2524846Y2 JP 2881691 U JP2881691 U JP 2881691U JP 2881691 U JP2881691 U JP 2881691U JP 2524846 Y2 JP2524846 Y2 JP 2524846Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
spring
shaft
movable contact
latch lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2881691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04123056U (ja
Inventor
貞正 田中
俊博 川原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2881691U priority Critical patent/JP2524846Y2/ja
Publication of JPH04123056U publication Critical patent/JPH04123056U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2524846Y2 publication Critical patent/JP2524846Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は漏電を検出することで回
路を遮断する漏電遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】漏電遮断器では、そのトリップ機構とし
て、一般に複雑なリンク構造が採用されているが、部品
点数の削減からこのようなリンク構造を不要としたもの
が特開昭62−12619号公報に開示されている。こ
れはセットレバーが連結されるとともに軸方向と直交す
る方向に可動とされた軸でレバーのほぼ中央部を回動自
在に軸支するとともに、このレバーの一端にラッチレバ
ーとの係合部を、他端にばね性を有する可動接点板の押
し上げ部を形成し、更にレバーにおける上記軸支部と係
合部との間の部分に引っ張りコイルばねからなるばねを
連結したもので、セットレバーを押し込むことでレバー
とラッチレバーとを係合させた後、セットレバーの押し
込みを解除すれば、上記ばねによる付勢でレバーの押し
上げ部が可動接点板を押し上げて接点部を閉じさせ、漏
電が検出された時にはラッチレバーを回動させることで
レバーとラッチレバーとの係合を外して、上記ばねによ
る付勢及び可動接点板の反力でレバーを先ほどとは逆方
向に回動させることで回路を遮断するようにしたもので
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この場合、複雑なリン
ク構造が不要となっているが、上記ばねが引っ張りコイ
ルばねで形成されていたことから、レバー及びばねの固
定側に夫々ばねを止めるための取付部が夫々必要であ
り、また組み立てもばねの両端を夫々引っかけるように
して取り付けねばならず、組み立て性の点で問題が残っ
ている。
【0004】本考案はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは複雑なリンク構造が不
要であることはもちろん、組み立て性がきわめて良好で
ある漏電遮断器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本考案は、軸方
向と直交する方向に可動とされた軸と、この軸によって
ほぼ中央部が軸支されたレバーと、軸に一端が連結され
たセットレバーと、上記レバーの一端係合部と係合する
段部を備えたラッチレバーと、漏電検出時にラッチレバ
ーを駆動して上記段部と係合部との係合を外す引外し手
段と、上記レバーの他端で押圧されて固定接点に可動接
点を接触させるばね性を備えた可動接点板と、一端が固
定され且つ他端を上記軸に接触させた板ばねである押し
上げばねとからなることに特徴を有している。
【0006】本考案によれば、板ばねである押し上げば
ねの一端を固定するとともに他端を軸に接触させるだけ
でよいために、良好な組み立て性を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図中1はフレームであって、このフレーム1には
一対の軸10,14が挿通されている。軸10はフレー
ム1に対してある範囲内の上下動が自在となっているも
ので、レバー12のほぼ中央部を回動自在に支持してお
り、またセットレバー11の下端が連結され、更に板ば
ねでなるとともに片持ち支持された押し上げばね25の
自由端が下端に接したものとなっている。他方の軸14
はラッチレバー13の上端を回動自在に支持している。
またラッチレバー13の下端には、上記レバー12の一
端の係合部17と係合する段部15が設けられている。
【0008】漏電検出時に作動する電磁石2は、上記フ
レーム1に固着されたコイルブロック20と、コイルブ
ロック20に挿通された鉄芯21、そして可動鉄片22
とから構成されている。ここにおける可動鉄片22は、
上記ラッチレバー13と共に軸14によって回動自在と
されているとともに、ラッチレバー13の両側面に突出
する突起16との係合でラッチレバー13と一体に回動
するようにされたもので、鉄芯21の一端面と相対する
とともに、戻しばね24によって鉄芯21から離れる方
向に付勢されている。
【0009】接点部は固定接点板4に設けられた固定接
点40と、可動接点板3に設けられた可動接点30とか
らなる。片持ちとされるとともにばね性を有している可
動接点板3が、上記レバー12の他端の押し上げ部18
によってカード19を介して押し上げられる時、可動接
点30が固定接点40に接触して回路が閉じられる。図
3中の55は押さえ板、図4中の5は上記機構が取り付
けられるボディ、51は栓刃、52はテスト用端子板を
示しており、前記押し上げばね25の一端はこのボディ
5に固定されている。また図5中の53は中ボディ、5
4は漏電検出用の零相変流器、55は制御回路を実装し
たプリント基板、56はテスト用接触ばね、57は防水
パッキン、58はカバー、59は端子カバーであり、カ
バー58には前記セットレバー11の上端に位置するこ
とになるセット釦61と上記テスト用接触ばね56を押
圧することになるテスト釦62、そして銘板63が取り
付けられる。
【0010】図1(a) 及び図2(a) は接点部が開いてい
るセット前の状態を示しており、この状態からセットレ
バー11を押し下げれば、軸10の下降に伴ってレバー
12はラッチレバー13を図中右側に移動させつつ右回
りに回動して係合部17をラッチレバー13の段部15
の下方側に位置させる。そしてセットレバー11の押し
込みを解除すれば、係合部17が段部15に係合した状
態で押し上げばね25によって軸10及びレバー12中
央部は、押し上げばね25のばね力と可動接点板3のば
ね力とがバランスするところまで押し上げられることか
ら、図1(b) 及び図2(b) に示すように、レバー12は
その押し上げ部18によってカード19を介して可動接
点板3を押し上げて固定接点40に可動接点30を接触
させる。
【0011】このセット時において、漏電が零相変流器
54において検出されたならば、その出力で電磁石2が
駆動されて、可動鉄片22及びラッチレバー13が鉄芯
21側に吸引されて回動する。この結果、図1及び図2
の(c) に示すように、ラッチレバー13の段部15から
レバー12一端の係合部17が解放されるために、レバ
ー12は可動接点板3の反力によって図中左回りに回動
し、固定接点40から可動接点30が離れる。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案においては、セット
レバーとレバー及びラッチレバーの間に複雑なリンク構
造が不要であり、部品数が少なくてすむ上に、板ばねで
ある押し上げばねの一端を固定するとともに他端を軸に
接触させるだけでよいために、良好な組み立て性を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の動作説明図であって、(a) はセット
前、(b) はセット後、(c) はトリップ時を示している。
【図2】一実施例の接点部の動作説明図であって、(a)
はセット前、(b) はセット後、(c) はトリップ時を示し
ている。
【図3】一実施例の分解斜視図である。
【図4】一実施例の分解斜視図である。
【図5】一実施例の分解斜視図である。
【符号の説明】
3 可動接点板 10 軸 11 セットレバー 12 レバー 13 ラッチレバー 25 押し上げばね

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向と直交する方向に可動とされた軸
    と、この軸によってほぼ中央部が軸支されたレバーと、
    軸に一端が連結されたセットレバーと、上記レバーの一
    端係合部と係合する段部を備えたラッチレバーと、漏電
    検出時にラッチレバーを駆動して上記段部と係合部との
    係合を外す引外し手段と、上記レバーの他端で押圧され
    て固定接点に可動接点を接触させるばね性を備えた可動
    接点板と、一端が固定され且つ他端を上記軸に接触させ
    た板ばねである押し上げばねとから成ることを特徴とす
    る漏電遮断器。
  2. 【請求項2】 レバーの他端と複数個の可動接点板との
    間にカードが介在していることを特徴とする請求項1記
    載の漏電遮断器。
JP2881691U 1991-04-24 1991-04-24 漏電遮断器 Expired - Lifetime JP2524846Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2881691U JP2524846Y2 (ja) 1991-04-24 1991-04-24 漏電遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2881691U JP2524846Y2 (ja) 1991-04-24 1991-04-24 漏電遮断器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04123056U JPH04123056U (ja) 1992-11-06
JP2524846Y2 true JP2524846Y2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=31912838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2881691U Expired - Lifetime JP2524846Y2 (ja) 1991-04-24 1991-04-24 漏電遮断器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2524846Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04123056U (ja) 1992-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2105917C (en) Attachment actuator arrangement for 1 and 2-pole ground fault
JPS60193226A (ja) 接地事故遮断器
ATE191098T1 (de) Schaltermechanismus
GB2295275A (en) Circuit breaker
JP3374699B2 (ja) 回路遮断器
JP2524846Y2 (ja) 漏電遮断器
JP2527498Y2 (ja) 接続器
JP4206993B2 (ja) リモートコントロール式漏電遮断器
US7330091B2 (en) Electronic type protective relay
JP3366832B2 (ja) 多極型回路遮断器
JP3387377B2 (ja) 回路遮断器
JP2573440B2 (ja) 漏電ブレーカ
JP2590760Y2 (ja) 漏電遮断機構付き差込プラグ
JPS635161Y2 (ja)
JPH0448545Y2 (ja)
JPH09312126A (ja) 漏電遮断機
JPS5933141Y2 (ja) トリツプフリ−型バイメタルスイツチ
JP2592676Y2 (ja) 回路遮断器
JP2531919Y2 (ja) 回路しや断器
JP2000040458A (ja) 回路遮断器
JPS6215960Y2 (ja)
JPS62163236A (ja) 配線用遮断器
KR830000464Y1 (ko) 회로 차단기용의 부족전압 트립장치
CA1125856A (en) Test structure for ground fault circuit interrupters
JPS62226526A (ja) 回路遮断器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960910

EXPY Cancellation because of completion of term