JPH03266213A - 磁気記録再生用磁気ヘッドの駆動装置 - Google Patents

磁気記録再生用磁気ヘッドの駆動装置

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Publication number
JPH03266213A
JPH03266213A JP6485790A JP6485790A JPH03266213A JP H03266213 A JPH03266213 A JP H03266213A JP 6485790 A JP6485790 A JP 6485790A JP 6485790 A JP6485790 A JP 6485790A JP H03266213 A JPH03266213 A JP H03266213A
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JP
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head
recording
heads
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magnetic
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Application number
JP6485790A
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English (en)
Inventor
Yasuo Mihashi
三橋 康夫
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、たとえばビデオテープレコーダ(以下、V
TRと称す)等の磁気記録再生装置に使用される磁気ヘ
ッドの駆動装置に関するものである。
[従来の技術] 第5図は従来のVTRに使用されている独立4ヘツドタ
イプの回転ドラムの平面図を示し、同ズにおいて、(1
)は回転ドラムで、一般に 1.80Orpmで矢印X
の方向に回転する。(2)は磁気テープで、一般に19
μmの厚さをもつ記録媒体で、上記回転ドラム(1)に
半周程巻きついた状態で、VH5方式の場合で、矢印y
の方向に 3.335cm/secのスピードで進行す
る。
(100a) 、 (100b)は回転ドラム(1)上
の正確に相対向する位置にとりつけられた標準モードを
担当するトラック幅58μmの回転ビデオヘッドで、そ
れぞれ±6°のアジマス角を有する。
(100C) 、 (lood)は3倍モードを担当す
るトラック幅19μmの回転ビデオヘッドで、それぞれ
±6°のアジマス角を有する。
第6図は上記回転ビデオヘッド(100a) 、 (1
00b)(100c) 、 (100d)の構成を示す
斜視図であり、同図ニオいて、(11)、(11)は単
結晶フェライトで代表されるヘッドチップ、(lla)
は磁気テープ(2)と接触する摺動面、(12)は2つ
のヘッドチップ(11) 、 (11) を接合するこ
とによって形成されるヘッドギャップで、その幅はヘッ
ド幅Tμmで限定される。(13a) 、 (13b)
はギャップ部の接合を補強するためのガラス材で、一種
の接着剤である。
(14)は巻線コイルで、線径数十μmの銅線を数ター
ンフェライトコアの一部に巻きつける。この巻線コイル
(14)は記録時に記録電流を流してフェライトコアを
駆動し、ギャップ部の漏洩磁束により磁気テープ(2)
を磁化させ、かつ再生時に磁気テープ(2)の磁化エネ
ルギをギャップ部でピックアップし、これを取り出す働
きをする。(15)は巻線コイル(14)を通す窓部、
(3)はヘッドチップ(11) 、 (11)の全体を
固定するヘッドベースで、般に非磁性体である黄銅で形
成されている。
このように構成されたヘッドのうち、ヘッド幅T=58
μmに構成したものを標準モード記録再生用ヘッド(1
00a) 、 (100b)  として回転ドラム(1
)の上に設定する。また、ヘッド幅T=58/3;19
μmに構成したものを3倍モード記録再生用ヘット(1
00C) 、 (100tj)  として回転ドラム(
1)の上に設定する。
このように構成されたドラム(1)上の各ヘッドは、標
準モード時にヘッド(100a) 、 (100b)が
動作状態にあり、ヘッド(100c) 、 (100d
)が非動作状態にあり、回転して磁気テープ(2)と摺
動している。
第7図は従来の複合4ヘツドタイプの回転ドラムの平面
図を、また第8図はこの複合4ヘツドの構成を示す斜視
図である。
この複合4ヘツドタイプの構成は、第8図に示すように
、ヘッドベース(3)にトラック幅58μmの標準モー
ド記録再生用ヘッド(1ooa)と、トラック幅19μ
mの3倍モード記録再生用ヘッド(100d)とをIH
の距離、すなわち、370μmの間隔をおいてとりつけ
た複合ヘッドを、第7図に示すように、回転ドラム(1
)上に同様に構成された複合ヘッド(100b) 、 
(100C)に相対向してとりつけたものである。
この複合4ヘツドタイプの場合も、標準モード記録再生
動作時にヘッド(100a) 、 (100b)が動作
し、ヘッド(100c) 、 (100d)が非動作状
態で、機械的に回転しているだけである。
また、3倍モード記録再生動作時にはヘッド(100c
) 、 (100d)が動作し、ヘッド(100a) 
、 (100b)が非動作状態となる。この複合4ヘツ
ドタイプの場合、ヘッド(looa) 、 (100c
)はアジマス角を同一の+6@に選び、ヘッド(100
b) 、 (1ood)のアジマス角を同一の一6′″
に選ぶことができるため、ステイル動作(テープを停止
した静止画再生)時に2つのヘッド(100a) 、 
(100c)を用いて再生することもできる。すなわち
、1つの記録済ビデオトラックを同一のアジマス角(+
6°)を有しヘッド幅の異なる(100a=58μm)
 、  (100c=19μm)2つのヘッドで再生す
るため、ブレのないステモル画を容易に再生することが
できる。このため、この複合4ヘツドタイプは民生用V
TRとして広く採用されている。
第9図は上記各ヘッド(100a) 、 (100b)
 、 (100C) 。
(100d)の具体的な駆動回路を示す概略構成図であ
る。同図において、(10a)は上記標準モード用ヘッ
ド(100a)および3倍モード用ヘッド(100C)
に対応する再生ヘッドアンプ、(lla) は記録アン
プであり、(10b)は上記標準モード用ヘッド(10
0b)および3倍モード用ヘッド(load)に対応す
る再生ヘッドアンプ、(llb)は記録アンプであり、
これら回転ドラム(IA)の内部に設けられている。
(13a) 、 (t3b)はそれぞれのフィールドを
担当する再生アンプで、ロータリートランス(12)を
介した固定ドラム(IB)の内部に設けられている。(
14)は固定ドラム(IB)の内部に設けられた記録ア
ンプである。
(15a) 、 (15b) 、 (15c) 、 (
15d)はそれぞれのヘッド(100a) 、 (10
0b) 、 (100c) 、 (100d)を標準モ
ードおよび3倍モードに分けて担当するヘッドを切替え
るためのスイッチで、回転ドラム(IA)の内部に設け
られている。(16a) 、 (16b) 、 (16
c) 、 (1ed) は記録・再生モードを切替える
スイッチで、回転ドラム(IA)の内部に設けられてい
る。
(17a) 、 (,17b) 、 (17c)は記録
・再生モードで切替わるスイッチで、固定ドラム(IB
)の内部に設けられている。(18)はそれぞれの再生
信号を1/60秒毎に切替えるフィールドスイッチであ
る。
つぎに、第9図をもとにして各動作モードにおけるスイ
ッチの切換え動作について説明する。
標準モード記録時には、スイッチ(15a) 、 (1
5b)(15c) 、 (15d)がヘッド(100a
) 、 (1oob) に接続するようにコンタクトし
、スイッチ(16a) 、 (16b)は第9図の矢印
と逆方向に接続され、スイッチ(16c)(15d) 
 はショートされる。さらに、スイッチ(17a) 、
 (17b)  はショートし、スイッチ(17C)は
オーブンとなる。この状態において、記録ビデオ信号は
記録アンプ(14)およびロータリートランス(12)
を経て回転ドラム(IA)の内部の記録アンプ(lla
) 、 (xlb)で増幅されたのち、標準モード用ヘ
ッド(100a) 、 (100b)に加えられて磁気
テープ(2)にビデオ信号が記録される。
標準モード再生時には、スイッチ(15a) 、 (1
5b) 。
(15c) 、 (15d)が上述のコンタクト状態の
ままで、スイッチ(16a) 、 (18b)が第9図
の矢印のように接続され、スイッチ(17a) 、 (
17b) 、 (17c)も第9図に示す接続状態とな
る。ここで、ビデオヘッド(100a) 、 (100
b)を介して磁気テープ(2)より検出された微弱再生
ビデオ信号は再生ヘッドアンプ(10a)  、(10
b)で増幅され、ロータリートランス(12)を経て固
定ドラム(IB)の内部のヘットアンプ(13a) 、
 (13b) に加えられて増幅されたのち、フィール
ド毎に信号を切替えるスイッチ(18)によりそれぞれ
のフィールドに対応したビデオ信号を検出し連続した所
定レベルの再生ビデオ信号を出力する。
また、3倍モード記録時には、スイッチ(15a)(1
5b) 、 (15c) 、 (15dlがヘッド(1
00c) 、 (100d)に接続するようにコンタク
トし、上記した標準モード記録時と同じ動作をおこなう
3倍モード再生時には、スイッチ(15a) 、 (1
5b) 。
(15c) 、 (15d)がヘット(100c) 、
 (100d)  に接続するようにコンタクトし、上
記した標準モード再生時と同じ動作をおこなう。
なお、回転ドラム(IA)の内部の各スイッチ(15a
) 、 (15b) 、 (15c) 、 (156)
、(16a) 、 (16b) 、 (16C)(16
d)、再生ヘッドアンプ(10a)  、 (10b)
、記録アンプ(lla) 、 (llb)の電源につい
ては、回転部のシャフト(図示せず)等に設けられた電
源供給スリップリングおよび電源供給ブラシにより供給
される。この消費電流は100mA近くなるので、ロー
タリートランス(12)の電磁結合による送受は不可能
である。
[発明が解決しようとする課題] 従来の磁気記録再生用磁気ヘッドの駆動装置は以上のよ
うに構成されているので、標準モード、3倍モードとい
うようにテープスピードを変え、しかも記録トラック幅
を変えるフォーマット方式であると、それぞれのトラッ
ク幅に適用したヘッドを追加していく必要があった。
このとき、第7図に示すように、回転ドラム(1)に磁
気テープ(2)が装架されている半周分をみたとき、ヘ
ッド(100b)が動作しているとき不動作で不要な3
倍モードのヘッド(100C)が磁気テープ(2)と接
触していることになる。一般に、ヘッドは回転ドラム(
1)の外周面より40μm突圧しているため、ヘッドが
磁気テープ(2)に接触すると、磁気テープ(2)を叩
く現象をおこし、このようなテープ叩きによって磁気テ
ープ(2)に振動を加えX、Y、Z3軸方向の振動を発
生させる。このうち、テープ進行方向(X軸)の振動は
、磁化された磁気テープ(2)上の信号を速度変調する
ため、ジッタ現象を強く発生させ、再生画像にジッタを
発生させる。
したがって、動作しているヘット(100b)自身がテ
ープを叩くのはやむえないこととしても、動作していな
い不要なヘッド(100c)が磁気テープ(2)の別の
位置を叩き、この振動がテープ(2)を介してヘッド(
100b)の部分に伝達することは避けられなかった。
また、複合4ヘツドタイプの場合は、2つのヘッドが1
ブロツクに構成されているため、隣接のヘッドの叩く影
響は少なくなるけれども、複合ヘッドのギャップ部ga
、gdに磁気テープ(2)を均一に安定するように接触
させるためには、ヘッドの摺動面の曲率およびヘッドの
ドラム取り付は精度が難しく、ヘッドと磁気テープの接
触面におけるトラブルが絶えず、ヘッドの目づまりや汚
れが単一ヘッド構成のものよりはるかに多い。
また、第9図に示すように、2組づつペアになった4つ
のヘッドをそれぞれ独立して標準モード、3倍モードの
モードに応じて切替え、さらに、記録・再生モードでも
切替えるため、駆動回路が複雑となり、特に回転ドラム
内部の電流消費量が多くなってしまう、また、複合ヘッ
ドの場合、第8図に示す370μmのギャップ間距離を
正確に保つことが製造コストの上昇につながるなどの問
題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、磁気テープとの接触面におけるトラブルが少
なく、かつジッタを軽減でき、しかも、ヘッドの製造コ
ストの低減化、さらにヘッド駆動回路の構成を簡単にす
ることができる磁気記録再生用磁気ヘッドの駆動装置を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る磁気記録再生用磁気ヘッドの駆動装置は
、ヘッド幅が異なる複数の磁気ヘッドをそれらの厚さ方
向にギャップ位置をそろえて重ね合わせ一体構成し、そ
れぞれのヘッドに設けられた駆動巻線をスイッチ回路で
切替えて標準モート動作時に複数の磁気ヘッドを、標準
モード動作用の単一磁気ヘッドと等価な動作をするよう
に構成したことを特徴とする。
[作用] この発明によれば、複数の磁気ヘッドからなる1つのヘ
ッドユニットで、ヘッドトラック幅を2段階に変えて、
標準モードと3倍モードの記録再生動作がおこなえる。
したがって、回転ドラムの外周面に突出するヘッド数が
少ないため、余分なテープ叩き現象がなくなり、ジッタ
を著しく軽減することがで籾る。
また、ヘッドの数が少なくなるので、回転ドラムへの取
付けも容易となり、ヘッドの目づまりや汚れも減少する
ことが可能である。
さらに、磁気テープとヘッドの摺動面が1ケ所になって
安定にコンタクトするため、摺動ノイズも軽減すること
ができる。
加えて、複合4ヘツドタイプの場合は、単独に標準スピ
ード用ヘッド、3倍スピード用ヘッドをスイッチ回路で
切替えるために回路部が複雑となるのに対して、この発
明では3倍スピード用ヘッドに磁束が加算されるように
付加するために、回路部が簡単となり、消費電流が少な
くなる。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて詳細に説
明する。
第1図はこの発明の一実施例による磁気記録再生用の複
合ヘッド(100e) 、 (IQOf)を回転ドラム
(1)に配設して磁気テープ(2)を装架した回転ドラ
ムの平面図を示し、この状態で標準モード記録再生およ
び3倍モードの記録再生をおこなう。
第2図は、この実施例の複合ヘッド(100e)。
(100f)の詳細な構成を示す斜視図であり、第3図
はその分解斜視図である。第2図および第3図において
、(101) 、 (111)は単結晶フェライトで代
表されるヘッドチップ、(IGla) 、  (lll
a)は磁気テープ(2) と接触する摺動面、(102
) 、 (112)は磁気f−フ(2)に記録再生作用
を直接おこなうヘッドギャップ部で、一方のへラドギャ
ップ部(102)の幅は39μm1他方のへラドギャッ
プ部(112)の幅は19μmである。 (103) 
、 (113)はギャップ部の接合を補強するためのガ
ラス材で、一種の接着剤である。
(104) 、 (114) は巻線コイル、(105
) 、 (115) は巻線コイル(104) 、 (
114)を通す窓部、(106) 、 (116)は貼
りあわせる他ヘツドの巻線部をにげる凹部、(3) は
へラドチップ(101) 、 (111)を固定するヘ
ッドベースで、一般に黄銅で形成されている。
上述のように構成された2個のへラドチップ(101)
 、 (01)を、第3図に示すように、それらのヘッ
ドギャップ部(102) 、 (112)の位置を厚さ
方向に正確にそろえて重ね合わせ一体に接着する。この
ときの摺動′面での接着層の厚さは1μm以下がのぞま
しく、また、巻線コイル(104) 、 (114)は
互いに凹部(10B) 、 (116)にかみ合わせて
強固に接着する。
この複合ヘッド(IQOe) 、 (loof)は、第
2図に示すように、一方のへラドチップ(101)で3
9μmのベツドギャップ幅を構成し、他方のへラドチッ
プ(111)で19μmのへラドギャップ幅を構成し、
全体として58μmのへラドギャップ幅を構成している
ことになる。
なお、上記の説明では、接着層の厚さ1μmを無視した
が、実際には、この接着層の厚さをみこんでギャップ部
(102)の幅を38μmとする。製作面で接着剤(1
03) 、 (113)として接着用ガラスをつかう場
合、この厚さが数μmとなりてしまうが、このときには
ギャップ部(102> 、 <112)の幅を58μm
−19μm−数μmとすればよい。
また、このとき、摺動面(101a) 、 (llla
)の曲率は等しいことが望ましいが、これは両者を接着
したのち、研磨テープをかけることによりそろえること
ができる。
以上のように構成された複合ヘット(100e) 。
(100f)を回転ドラム(1)上に突出量40μmで
正確に180°で相対向するようにとりつけ、第1図に
示すように、磁気テープ(2)を装架する。標準モード
で記録もしくは再生する場合には、ギャップ幅39μm
+19μmとして使用するため、ヘッドチップ(101
) 、 (111)の両方を動作させる。
また、3倍モードで記録もしくは再生する場合には、ヘ
ッドチップ(111)のみを動作させて、ギャップ幅1
9μmのヘッドとして動作させる。
第4図はこの発明の一実施例による記録再生用の磁気ヘ
ッドの駆動装置の具体的な駆動回路を示す概略構成図で
あり、第1図に示す一方の複合ヘッド(100e)は2
つの重ね合せたヘッド(101)。
(111)より構成され、それぞれ巻線(104) 、
 (114)を有している。また、第1図に示す他方の
複合ヘッド(100f)は同様に2つの重ね合せたヘッ
ド(101) 、 (111)より構成され、それぞれ
巻線(104) 。
(114)を有している。
(12) 、 (13a) 、 (13b) 、 (1
4) 、 (17a) 、 (17b) 、 (17c
)(la) 、 (1八) 、 (IB)は第9図に示
す従来例と同一であるため、同一の符号を付して、それ
らの詳しい説明を省略する。(15a) 、 (15b
) 、 (15c) 、 (15d)はそれぞれの巻線
を切換えて等価的にヘッド幅を可変する電子スイッチで
ある。
つぎに、上記第4図の構成の動作について説明する。
3倍スピード記録時にはスイッチ(15a) 、 (1
5b) 。
(15c) 、 (15d)が第4図の矢印で示す接点
と逆にコンタクトして一方の巻線(114) 、 (1
14)のみが接続され、他方の巻線(104) 、 (
104)はオーブンとなる。同時に、スイッチ(17a
) 、 (17b) 、 (17c)が第4図に示す接
点と逆にコンタクトする。ここで、記録アンプ(14)
で増幅された記録ビデオ信号がロータリートランス(1
2)を経てスイッチ(15c) 、 (15a)および
スイッチ(15d) 、 (15b)を通って巻線(1
14)。
(114) を駆動してヘッド(111) 、 (11
1)を動作させ、磁気テープ(2)にビデオ信号を記録
する。
すなわち、19μmのヘッド幅を有するヘッド(111
) 、 (111)のみで記録される。
3倍スピード再生時には、スイッチ(15a) 。
(15c) 、 (15b) 、 T15d)が上述と
同じコンタクト状態のままで、スイッチ(17a) 、
 (17b) 、 (17c)が第4図に示すような接
点コンタクト状態となる。ここで、ヘッド(111) 
、 (111)により磁気テープ(2)より検出された
微弱再生ビデオ信号はスイッチ(15a) 、 (15
c)   (15b) 、 (156) を通って、ロ
ータリートランス(12)を経て再生アンプ(13a)
 、 (13b)に加えられて増幅されたのち、フィー
ルド毎に信号を切替えるスイッチ(18)によりそれぞ
れのフィールドに対応したビデオ信号が検出され、連続
した所定レベルのフレームビデオ信号を出力する。この
と幹も、巻線(104) 、 (114)はオーブンで
あるので、ヘッド(101) 、(111)が検出した
再生ビデオ信号はロータリートランス(12)に加わら
ない。
また、標準スピード記録時には、スイッチ(15a) 
、 (15c) 、 (15b) 、 (15d)は第
4図に示す接点とコンタクトし、スイッチ(17a) 
、 (17b) 、 (17c)は第4図に示す接点と
逆にコンタクトする。ここで、3倍モード記録時と同様
の動作をおこなうが、このとき、巻線(114) 、 
(104)はそれぞれヘッドチップ(111) 、 (
101)の磁束(e) 、 (e)が加算されるように
、巻線方向を合わせであるため、19μm+39μmの
ヘッドとして動作する。
標準スピード再生時には、スイッチ(15a)(15c
) 、 (15b) 、 (15d)およびスイッチ(
17a) 、 (17b) 。
(17c)は′s4図に示す接点とコンタクトする。こ
こで、巻線(114) 、 (104)の巻線方向は磁
束(e)。
(e)が加算されるように構成されているので、19μ
m+39μmのヘッドどして動作する。
このように構成することにより、回転ドラム(1)上に
配置されるヘッドの数が半減し、!41図に示すように
ヘッド(100f)が磁気テープ(2) と摺動してい
るとき、他のヘッド(100e)はテープ(2)とコン
タクトしておらず、テープ叩きが発生しない。また、ギ
ャップ部が1ケ所であるので、ギャップ部とテープとの
コンタクトは均一かつ安定し、摺動ノイズが減少される
ので、ジッタを軽減することができる。
また、ヘッド数が1/2になるので、回転ドラム(1)
にヘッドをとりつける部分のドラム加工およびとりつけ
作業も半減することができる。
さらに、記録再生時ともヘッドの駆動回路が簡単となる
。特に、回転ドラム(1)上の電子回路を低消費電力の
MOSICで構成することができるので、ロータリート
ランス(12)の電磁結合による電源供給方式も可能と
なる。
なお、上記実施例では、ギャップ幅が39μmと19μ
mの2つのヘッドを重ね合わせたが、このギャップ幅の
ヘッドに限定されるものではない。
また、重ね合わすヘッド数を3つ以上に構成し、標準、
3倍記録再生モードおよび特殊再生モードになるように
ヘッドギャップ幅を3種類に設定してもよい。
さらに、巻線コイルの位置は、磁束がとじるように構成
するならば他位置に設定するように構成してもよく、2
枚のフェライトコア等で構成されるヘッドチップを、ギ
ャップ位置を基準にして貼りあわせる際に、接着剤をつ
かわず、スパッター手法等によって貼り合わせてもよい
また、接着剤によって数μmの間隙ができても、そのぶ
ん追加されるヘッドのヘッド幅(39μmに相当)を小
さく選べばよい。
第4図に示すヘッドの切換回路は種々考えられるものの
具体的な一例であって、これに限定するものでない。い
ずれの場合も追加されるヘッドチップの磁束が加算され
るように巻線の方向および駆動電流を設定することによ
り、上記実施例と同様な動作および効果を奏する。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、複数のギャップ幅の
異なるヘッドチップを、それらのギャップ部をそろえて
重ね合わせた複合ヘッドであるから、動作モードに応じ
て1または複数のヘッドを作動させることによって各動
作モードに適合するヘッド幅に切換えることができるた
め、隣接トラックのクロストーク成分を除去でき、S/
Nの良い状態で記録再生動作をおこなうことができる。
また、従来の複合ヘッド方式よりヘッド数を半分以下に
することができるので、動作ヘッド以外のヘッドによる
テープ叩きが発生せず、またギャップ部が1ケ所である
ので、ギャップ部とテープとのコンタクト状態を均一か
つ安定に維持することが容易となり、摺動ノイズを半減
して、ジッタの少ない高画質の記録再生をおこなうこと
ができる。
しかも、巻線を直列に接続するだけでヘッド幅を標準ス
ピード用に切替えることができるため、回路構成が簡単
となり、消費電流も節減することができ、また回転ドラ
ム内に収納することが容易となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による磁気記録再生用の複
合ヘッドを装着した回転ドラムの平面図、第2図はこの
複合ヘッドの詳細な構成を示す斜視図、第3図はその分
解斜視図、第4図はこの発明の一実施例による駆動装置
の具体的なヘッド駆動回路を示す概略構成図、第5図は
従来の独立4ヘツドタイプの回転ドラムの平面図、第6
図はこの独立4ヘツドの構成を示す斜視図、第7図は従
来の複合4ヘツドタイプの回転ドラムの平面図、第8図
はこの複合4ヘツドの構成を示す斜視図、第9図は従来
のヘッド駆動回路を示す概略構成図である。 (1)・・・回転ドラム、(2)・・・磁気テープ、(
15a)(15b) 、 (15c) 、 (15d)
 −ヘッドチップ切替スイッチ、(17a) 、 (1
7b) 、 (17c) −記録再生切替スイッチ、(
100e)、(100f)−複合ヘッド、(101) 
、 (111)・・・ヘッドチップ、(102) 、 
(112)・・・ヘッドギャップ部、(103) 、 
(113)・・・ガラス材、(104) 、 (114
)・・・巻線コイル。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヘッド駆動巻線を有しヘッド幅の異なる複数の磁
    気ヘッドをそれらの厚さ方向にギャップ位置をそろえて
    重ね合わせ一体に固着してなる複合ヘッドと、上記複数
    の磁気ヘッドの駆動巻線を切換えてヘッド幅を等価的に
    可変するスイッチ回路とを備えたことを特徴とする磁気
    記録再生用磁気ヘッドの駆動装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5948813A (ja) * 1982-09-10 1984-03-21 Alps Electric Co Ltd 磁気ヘツドの製造方法
JPS6157385B2 (ja) * 1983-12-08 1986-12-06 Sumitomo Light Metal Ind

Patent Citations (2)

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