JPH0326413A - エンドミル - Google Patents
エンドミルInfo
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- JPH0326413A JPH0326413A JP15749989A JP15749989A JPH0326413A JP H0326413 A JPH0326413 A JP H0326413A JP 15749989 A JP15749989 A JP 15749989A JP 15749989 A JP15749989 A JP 15749989A JP H0326413 A JPH0326413 A JP H0326413A
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- JP
- Japan
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- cutting
- polygon
- cutting edge
- end mill
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/04—Angles
- B23C2210/0407—Cutting angles
- B23C2210/0421—Cutting angles negative
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/20—Number of cutting edges
- B23C2210/203—Number of cutting edges four
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/20—Number of cutting edges
- B23C2210/205—Number of cutting edges six
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/20—Number of cutting edges
- B23C2210/207—Number of cutting edges eight
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利川分FFI
この発明は、外周にねじれを有する複数の切れ刃が形成
された高硬度材切削用のエンドミルに関するものである
. [従来の技術1 従来,フライス盤などの工作機械を用いて、鋼材をはじ
め一般材料を切削するこの種の転削工具としては、第2
図に示すエンドミルがある.これらは一般には仮想円筒
上に配置する、ねじれ角θ.と正のすくい角θ1をもつ
シャープな切れ刃と、それに続く大きな刃消15を有し
、そのため被削材への切り込みが容易で、かつ切り屑の
排出性がよく、きわめて作業性の優れるものである.こ
こで、切れ刃の刃形は被剛材の性質に合わせて角度をJ
宜設定してR週形状で使用する.二εができる.たと!
4ば硬きが高くて被切削性が劣る材料に対12ては、シ
ャープな切れ刃では損耗が激しいうえ、lJJ削中のチ
・ソピングが生j二やすい。そのため、ずくい角θ、や
逃1r角θ。夕・小さ<L.て切れ刃の強度合Eげ、ま
l、・刃消+洩<1,て工具剛怜を高めて切石刃の{負
粍を軽洩しチッピングを防止ずるなど、{,リハ刃諸元
を5Q ?V L..て用いてletた。
された高硬度材切削用のエンドミルに関するものである
. [従来の技術1 従来,フライス盤などの工作機械を用いて、鋼材をはじ
め一般材料を切削するこの種の転削工具としては、第2
図に示すエンドミルがある.これらは一般には仮想円筒
上に配置する、ねじれ角θ.と正のすくい角θ1をもつ
シャープな切れ刃と、それに続く大きな刃消15を有し
、そのため被削材への切り込みが容易で、かつ切り屑の
排出性がよく、きわめて作業性の優れるものである.こ
こで、切れ刃の刃形は被剛材の性質に合わせて角度をJ
宜設定してR週形状で使用する.二εができる.たと!
4ば硬きが高くて被切削性が劣る材料に対12ては、シ
ャープな切れ刃では損耗が激しいうえ、lJJ削中のチ
・ソピングが生j二やすい。そのため、ずくい角θ、や
逃1r角θ。夕・小さ<L.て切れ刃の強度合Eげ、ま
l、・刃消+洩<1,て工具剛怜を高めて切石刃の{負
粍を軽洩しチッピングを防止ずるなど、{,リハ刃諸元
を5Q ?V L..て用いてletた。
エンドミルにおいては、):<に高硬度材を切削する場
合は刃数の多いはど工p4.寿命が長くなるこクーが知
られ゛Cいろ.したがって刃数を増ずこヒも改伸策の−
クであー)た.さらに被削祠の硬さが高くなって切れ味
が低下すると、刃数や切れ刃諸元の改竹ε同時に切り込
み夏やその他の切削条件を−F Lf’る方法がとられ
ていた。
合は刃数の多いはど工p4.寿命が長くなるこクーが知
られ゛Cいろ.したがって刃数を増ずこヒも改伸策の−
クであー)た.さらに被削祠の硬さが高くなって切れ味
が低下すると、刃数や切れ刃諸元の改竹ε同時に切り込
み夏やその他の切削条件を−F Lf’る方法がとられ
ていた。
高硬度材の切削に際し,では工具材料たして披削材に対
し,て」分なv?タと強度をもつ材料が嬰求される。エ
ンドミル用正具材料ヒしてはハイス、超硬合金が一般的
であるが高砂度材用たしではTlト1などの硯!R物質
をコーティングしたB確合金がよく用いられろ91〜か
し、二の場貞でも従来刃形のy−ンドミルに適用ずるε
被削材礫さH Ft C 5 5が切削できる限度であ
った。
し,て」分なv?タと強度をもつ材料が嬰求される。エ
ンドミル用正具材料ヒしてはハイス、超硬合金が一般的
であるが高砂度材用たしではTlト1などの硯!R物質
をコーティングしたB確合金がよく用いられろ91〜か
し、二の場貞でも従来刃形のy−ンドミルに適用ずるε
被削材礫さH Ft C 5 5が切削できる限度であ
った。
「発明が解決しようとする問題点]
高硬度材の切削加工に対する期待は多岐の分野で高まり
つつある.1,かしながら、たεえば焼き入れし′/:
:工具鋼0ようにHRC60にら遠ずる高硬度材になる
と、すくい角、逃げ角あるいは刃数などの切れ刃n元を
工夫しようとし5ても、従来形状のエンドミルでは実用
にそぐわぬ値εなり、また切削条件を変化させてももは
や対応できない。
つつある.1,かしながら、たεえば焼き入れし′/:
:工具鋼0ようにHRC60にら遠ずる高硬度材になる
と、すくい角、逃げ角あるいは刃数などの切れ刃n元を
工夫しようとし5ても、従来形状のエンドミルでは実用
にそぐわぬ値εなり、また切削条件を変化させてももは
や対応できない。
そのl,−.め多くの場キは研削加エまたは放電加丁が
用いられたが、これらは加千速度が遅く加工能率に問題
があった。
用いられたが、これらは加千速度が遅く加工能率に問題
があった。
また切削加二nで用いる工具材料について言えば、超高
硬度材用としてセラミックス、CBN、ダイヤモンドな
どがあるが、これらはきわめて高い梗さをもつものの比
較的もろい性質を示し、断続切削となるエンドミル加工
では切削中にチッピングを生じやすいうえ、被加工性が
悪くて工具形状を臼由に得られないため、微小な切削な
ど限られた川違しか利川できないという問題があった.
L本発明の目的J 本発明は以上の欠点をなくし、製作が容易で焼き入れ材
などσ)高硬度材用の仕上げ切削に遮当なエンドミルを
提供し、J:うとするものである。
硬度材用としてセラミックス、CBN、ダイヤモンドな
どがあるが、これらはきわめて高い梗さをもつものの比
較的もろい性質を示し、断続切削となるエンドミル加工
では切削中にチッピングを生じやすいうえ、被加工性が
悪くて工具形状を臼由に得られないため、微小な切削な
ど限られた川違しか利川できないという問題があった.
L本発明の目的J 本発明は以上の欠点をなくし、製作が容易で焼き入れ材
などσ)高硬度材用の仕上げ切削に遮当なエンドミルを
提供し、J:うとするものである。
[問題を解決するための手段]
本発明は上記の目的を達或するために、切れ刃部の軸直
角断面形状が3角形以上の多角形をなし、各1i点が軸
線方向に作る稜がわじれた切れ刃を形成し,ており、そ
の切h.刃のねじれ方向をエンドこルの回転方向と等1
,<設定したものである.また断面多角形の各辺は凹状
に湾曲してもよく9各稜が作る切れ刃の刃物角を軸直角
断面内で90へ−130”に設定;−たものである。
角断面形状が3角形以上の多角形をなし、各1i点が軸
線方向に作る稜がわじれた切れ刃を形成し,ており、そ
の切h.刃のねじれ方向をエンドこルの回転方向と等1
,<設定したものである.また断面多角形の各辺は凹状
に湾曲してもよく9各稜が作る切れ刃の刃物角を軸直角
断面内で90へ−130”に設定;−たものである。
さらに工具本体の端面において、多角形の頂点から軸心
に向かって複数設0られた底刃の数が、多角形の角数を
除しl、:商が整数となる約数となるよう設定したもの
である。
に向かって複数設0られた底刃の数が、多角形の角数を
除しl、:商が整数となる約数となるよう設定したもの
である。
なお、さらに工具材f4に゛rINなどの硬質物質をコ
ーティング1,た超硬合金を用いて上記の刃形との相乗
効果にJ:り高硬度材の切削を可能にするという#′!
i術的手段を請じたものである.[ Itミ 用] 本発明と同−・]1的の力案と1−で同一出願人の出願
になる実願″Pm−9582があるが本発明はこれの要
部をさらに明確にしたものである.関えば第1図で説明
すると4、二こでは底刃の方向で自明のように右回転で
用いる場合を例示しているが、軸直角断面形状が6角形
であって、かつ右方向のt1じれ角を有L2ている.6
角形断面の場合は外周刃の刃数は6枚刃に相当し、第4
図に示す断面図のようG,:軸直角方向のすくい角θ,
、逃げ角θ。はそれぞれ−60’,3Q゜であり、した
がー)て刃物角θ,は120゛となる。すなわち}{F
tC60にも及ぶ高硬度材の切削に向く切れ刃強度と工
具剛性を得ることができる9さらに従来のエンドミルに
くらべると直径が小さい場合でも比較的刃数を多くでき
る効果がある.エンドミルに不可欠のチップボケッl・
は、仕上げ切削に限れば切り屑量が少ないため、切れ刃
を形成する稜に外接する円筒と、多角形の各辺がなす面
とで囲まれた部分のみで十分であることがわかっている
.ここで、切れ刃は右方向にねじれ角を有しているから
大きな刃物角であっても切り込み時の衝撃を緩和し、食
い込みをよくして硬質材に対して十分な切削性を示す. 高硬度材に対しては刃数を、すなわち多角形の角数を多
くするのが適当であるが、とくにエンドミルの直径が大
きくなると必然的に多くずへきである.しかし8角形を
超える多角形になると各辺が作る頂角が刃物角として作
用するには大きくなり過ぎる.この場合は第5図に例示
するように、各辺を凹状に湾■させることで所要の刃物
角90〜130゜を得ることができる. エンドミルとして不可欠の底刃については多角形の頂点
から軸心に向かって複数設けるとともに、多角形の角数
を除した商が整数となる約数を選ぶことにより切削時の
バランスのよい安定した底刃を形成する.例えば4角形
の場合は2、4枚刃、6角形の場合は2、3、6枚刃を
選択できる.第6図は6角形の場合に選べる底刃の配置
を示す.工具材料に関してはコーティングを施した超硬
合金を用いて刃形との相乗効果により高硬度材の切削を
可能にした.大きな負のすくい角をもつ刃形のため、切
削時に生じるコーティングにとって最も好ましくない現
象である剥離を防止する作用がある. [実施例] 第1図は本発明の一実施例である.ここでは右回転で用
いる場合を示しているが、工具本休11の外周部に番よ
、軸直角断面が正6角形の各頂点が軸線方向に作る稜1
2が右ねじ九角30゜で切れ刃を形成している.工具本
体の端面に配置した2枚の底刃13はラジアル方向に−
20゜、アキシャル方向には−5゜のずくい角を有して
いる.工具寸法は直径8−#、刃長20rs塵、全長6
0層塵、工具材料は超硬合金とTiNコーティングを施
した超硬合金である.この本発明品を同じ寸法の第2図
に示す超硬合金製およびコーティング超硬合金製ソリッ
ドエンドミルと、硬さHRC62に調質した冷間金型用
合金鋼の切削により比較した.ここで切り込みはラジア
ル方向に0.1+i鵬とし乾式切削を行なった.その結
果を第7図〜第8図に示すが、耐久性において従来のエ
ンドミルの3倍以上、切削仕上げ面粗さにおいても明ら
かに本発明のエンドミルが潰れた戒輯を示している.す
なわち、従来の超硬合金製ソリッドエンドミルでは、わ
ずか0. 2 5mの切削で切れ刃のチッピングが激し
くなり、1lで切削を中止せざるを得なかった.コーテ
ィング超硬の場合でも約2mの切削にしか耐えなかった
が、本発明品は従来エンドミルの3倍の送り速度でもチ
ッピングを生じることな(6mを切削してまだ使用可能
であった.また、切削加工面の粗さにおいても超硬合金
製ソリッドエンドミルはチッピングを生じたために約2
0μmRmaX、またコーティング超硬製ではコーティ
ングの剥離のため30μmnmax以上の粗い面になっ
たのに対し、本発明品ではコーティング超硬をもちいた
ものにおいて5 tt m R+saxvI後と良好で
あった.すなわち、この刃形がコーティングとよく適合
することを示している. ここで多角形の角数および底刃の刃数は被削材の硬さ、
工具材質、工具直径を勘案して適宜設計することができ
る.外周刃のねじれ角、底刃のすくい角についてもそれ
ぞれ定められた範囲内で選択できる. 本発明に類似の工具の例として、テーバ消加工用の多角
形断面型エンドミルがある.これは直径寸法が小さくか
つ刃長の長いエンドミルにおいて工具剛性を高める手段
として利用されているものであって、テーバ刃に限って
いる点と深溝切削のみに用いられるところが異なるもの
である.し発明の効果] 以上のように本発明によれば、軸直角断面形状が多角形
であるために切れ刃の数が多くなり、がつ切れ刃強度と
工具剛性が優れるため、切れ刃の損耗とチッピングが減
少する.さらに工具回転方向と同一のわじれ角を与える
ことにより切削時の衝撃を緩和し,その効果として高硬
度被剛材においてち従来エンド:ミルの数倍の送り速度
でも切削が可能となったばかりでなく,e.れた仕上げ
面を得ることができるようになった。このように、従来
からの−r− J1。材料であるコーティング超硬を用
いた切削加工により,高硬度被剛材の一般的加工方法で
ある萌削加王や放電加工ヒ比廁できるようになったので
ある. なおこの効果は、多角形の角数が多い場合でも名・辺を
湾11+させて刃物角を適切にすれば得ることができる
のである.
ーティング1,た超硬合金を用いて上記の刃形との相乗
効果にJ:り高硬度材の切削を可能にするという#′!
i術的手段を請じたものである.[ Itミ 用] 本発明と同−・]1的の力案と1−で同一出願人の出願
になる実願″Pm−9582があるが本発明はこれの要
部をさらに明確にしたものである.関えば第1図で説明
すると4、二こでは底刃の方向で自明のように右回転で
用いる場合を例示しているが、軸直角断面形状が6角形
であって、かつ右方向のt1じれ角を有L2ている.6
角形断面の場合は外周刃の刃数は6枚刃に相当し、第4
図に示す断面図のようG,:軸直角方向のすくい角θ,
、逃げ角θ。はそれぞれ−60’,3Q゜であり、した
がー)て刃物角θ,は120゛となる。すなわち}{F
tC60にも及ぶ高硬度材の切削に向く切れ刃強度と工
具剛性を得ることができる9さらに従来のエンドミルに
くらべると直径が小さい場合でも比較的刃数を多くでき
る効果がある.エンドミルに不可欠のチップボケッl・
は、仕上げ切削に限れば切り屑量が少ないため、切れ刃
を形成する稜に外接する円筒と、多角形の各辺がなす面
とで囲まれた部分のみで十分であることがわかっている
.ここで、切れ刃は右方向にねじれ角を有しているから
大きな刃物角であっても切り込み時の衝撃を緩和し、食
い込みをよくして硬質材に対して十分な切削性を示す. 高硬度材に対しては刃数を、すなわち多角形の角数を多
くするのが適当であるが、とくにエンドミルの直径が大
きくなると必然的に多くずへきである.しかし8角形を
超える多角形になると各辺が作る頂角が刃物角として作
用するには大きくなり過ぎる.この場合は第5図に例示
するように、各辺を凹状に湾■させることで所要の刃物
角90〜130゜を得ることができる. エンドミルとして不可欠の底刃については多角形の頂点
から軸心に向かって複数設けるとともに、多角形の角数
を除した商が整数となる約数を選ぶことにより切削時の
バランスのよい安定した底刃を形成する.例えば4角形
の場合は2、4枚刃、6角形の場合は2、3、6枚刃を
選択できる.第6図は6角形の場合に選べる底刃の配置
を示す.工具材料に関してはコーティングを施した超硬
合金を用いて刃形との相乗効果により高硬度材の切削を
可能にした.大きな負のすくい角をもつ刃形のため、切
削時に生じるコーティングにとって最も好ましくない現
象である剥離を防止する作用がある. [実施例] 第1図は本発明の一実施例である.ここでは右回転で用
いる場合を示しているが、工具本休11の外周部に番よ
、軸直角断面が正6角形の各頂点が軸線方向に作る稜1
2が右ねじ九角30゜で切れ刃を形成している.工具本
体の端面に配置した2枚の底刃13はラジアル方向に−
20゜、アキシャル方向には−5゜のずくい角を有して
いる.工具寸法は直径8−#、刃長20rs塵、全長6
0層塵、工具材料は超硬合金とTiNコーティングを施
した超硬合金である.この本発明品を同じ寸法の第2図
に示す超硬合金製およびコーティング超硬合金製ソリッ
ドエンドミルと、硬さHRC62に調質した冷間金型用
合金鋼の切削により比較した.ここで切り込みはラジア
ル方向に0.1+i鵬とし乾式切削を行なった.その結
果を第7図〜第8図に示すが、耐久性において従来のエ
ンドミルの3倍以上、切削仕上げ面粗さにおいても明ら
かに本発明のエンドミルが潰れた戒輯を示している.す
なわち、従来の超硬合金製ソリッドエンドミルでは、わ
ずか0. 2 5mの切削で切れ刃のチッピングが激し
くなり、1lで切削を中止せざるを得なかった.コーテ
ィング超硬の場合でも約2mの切削にしか耐えなかった
が、本発明品は従来エンドミルの3倍の送り速度でもチ
ッピングを生じることな(6mを切削してまだ使用可能
であった.また、切削加工面の粗さにおいても超硬合金
製ソリッドエンドミルはチッピングを生じたために約2
0μmRmaX、またコーティング超硬製ではコーティ
ングの剥離のため30μmnmax以上の粗い面になっ
たのに対し、本発明品ではコーティング超硬をもちいた
ものにおいて5 tt m R+saxvI後と良好で
あった.すなわち、この刃形がコーティングとよく適合
することを示している. ここで多角形の角数および底刃の刃数は被削材の硬さ、
工具材質、工具直径を勘案して適宜設計することができ
る.外周刃のねじれ角、底刃のすくい角についてもそれ
ぞれ定められた範囲内で選択できる. 本発明に類似の工具の例として、テーバ消加工用の多角
形断面型エンドミルがある.これは直径寸法が小さくか
つ刃長の長いエンドミルにおいて工具剛性を高める手段
として利用されているものであって、テーバ刃に限って
いる点と深溝切削のみに用いられるところが異なるもの
である.し発明の効果] 以上のように本発明によれば、軸直角断面形状が多角形
であるために切れ刃の数が多くなり、がつ切れ刃強度と
工具剛性が優れるため、切れ刃の損耗とチッピングが減
少する.さらに工具回転方向と同一のわじれ角を与える
ことにより切削時の衝撃を緩和し,その効果として高硬
度被剛材においてち従来エンド:ミルの数倍の送り速度
でも切削が可能となったばかりでなく,e.れた仕上げ
面を得ることができるようになった。このように、従来
からの−r− J1。材料であるコーティング超硬を用
いた切削加工により,高硬度被剛材の一般的加工方法で
ある萌削加王や放電加工ヒ比廁できるようになったので
ある. なおこの効果は、多角形の角数が多い場合でも名・辺を
湾11+させて刃物角を適切にすれば得ることができる
のである.
第1図A,}1,Cは本発明の一実施例を示し、A図は
その正面図、13図は側面図、C図は平面図である.第
2図A,Bは従東のエンドミルの一例を示す.A図はそ
の正面図、D図は側面図である.第3図A,Bl,J:
本発明の他の実施例を示す.A図はその正面図、n図は
側面図である。第4図は本発明になる軸直角断面形状が
正6角形の場合の外周刃のす・くい角と、逃げ角の説明
図、第5図は多角形の各辺を凹状に湾曲させた場合の説
明濶.第6図は正6角形断面の場合の底刃の配置を示す
図。 第7図および第8図は本発明のヱ、ンド元ルと従来王ン
ドミルとの比1!2結果をボt説明図である。 1l・・・・木体 12・・・・・切れ刃稜l3
・・・・・底刃 15・・・・・刃清a1・・・
・・l,1じれ角 θ1・・・・・すくい角θ0・・
・・・逃げ角 θ,・・・・・刃物角α1・・・
・底刃のアキシャル方向のすくい角α,・・・・・底刃
のラジアル方向のすくい角涛へ■ 第4図 (ム) へ (ろ) 丼二目 第5目 予′!−■ (A) ヌ68 (ろ) (C) (A) CB) 第7図 手続補正書(自発) 平成2年6月lS日 第δ図 l.事件の表示 平成 l年特許願157499号 2. 発明の名称 エンドミル 3. 補正をする者 事件との関係
その正面図、13図は側面図、C図は平面図である.第
2図A,Bは従東のエンドミルの一例を示す.A図はそ
の正面図、D図は側面図である.第3図A,Bl,J:
本発明の他の実施例を示す.A図はその正面図、n図は
側面図である。第4図は本発明になる軸直角断面形状が
正6角形の場合の外周刃のす・くい角と、逃げ角の説明
図、第5図は多角形の各辺を凹状に湾曲させた場合の説
明濶.第6図は正6角形断面の場合の底刃の配置を示す
図。 第7図および第8図は本発明のヱ、ンド元ルと従来王ン
ドミルとの比1!2結果をボt説明図である。 1l・・・・木体 12・・・・・切れ刃稜l3
・・・・・底刃 15・・・・・刃清a1・・・
・・l,1じれ角 θ1・・・・・すくい角θ0・・
・・・逃げ角 θ,・・・・・刃物角α1・・・
・底刃のアキシャル方向のすくい角α,・・・・・底刃
のラジアル方向のすくい角涛へ■ 第4図 (ム) へ (ろ) 丼二目 第5目 予′!−■ (A) ヌ68 (ろ) (C) (A) CB) 第7図 手続補正書(自発) 平成2年6月lS日 第δ図 l.事件の表示 平成 l年特許願157499号 2. 発明の名称 エンドミル 3. 補正をする者 事件との関係
Claims (5)
- (1)工具本体の外周にねじれを有する複数の切れ刃が
形成され、該切れ刃部の軸直角断面形状が3角形以上の
多角形をなし、各頂点が軸線方向に作る稜が仮想円筒に
内接する切れ刃を形成する高硬度材切削用のエンドミル
であって、かつ上記切れ刃のねじれ方向がエンドミルの
回転方向と等しいことを特徴とするエンドミル。 - (2)断面多角形の各辺を凹状に湾曲させたことを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載のエンドミル。 - (3)各稜が作る切れ刃の刃物角を軸直角断面内で90
°〜130°にした特許請求の範囲第1項または第2項
記載のエンドミル。 - (4)工具本体の端面において、多角形の頂点から軸心
に向かって複数設けられた底刃の数が、多角形の角数を
除した商が整数となる約数であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項ないし第3項記載のエンドミル。 - (5)工具材料にコーティングを施した超硬合金を用い
たことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項
記載のエンドミル。
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JP15749989A JPH0326413A (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | エンドミル |
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- 1990-03-29 DE DE1990604868 patent/DE69004868T2/de not_active Expired - Fee Related
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