JPH03263435A - ポリエステルフイルムおよび粘着フイルム - Google Patents

ポリエステルフイルムおよび粘着フイルム

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JPH03263435A
JPH03263435A JP24358390A JP24358390A JPH03263435A JP H03263435 A JPH03263435 A JP H03263435A JP 24358390 A JP24358390 A JP 24358390A JP 24358390 A JP24358390 A JP 24358390A JP H03263435 A JPH03263435 A JP H03263435A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は柔軟性を有する共重合ポリエステルフィルムお
よびこれをもちいてなる粘着フィルムに関するものであ
る。
[従来の技術] ポリエステル系柔軟性基材としてはポリエチレンテレフ
タレート等のハードセグメントにドデカンジオン酸ある
いはダイマー酸等の長鎖脂肪族ジカルボン酸または長鎖
分岐脂肪族ジカルボン酸等を共重合する(特公昭4l−
8709)こと、あるいは、ボリゾチl/・、/’ i
 シフタし−1・にダイマ酸を共重合すること(、特公
昭54− ’、1..59 、’1.−3 )も提案さ
れCいる。
また、渠軟Ti基月1.に粘盲剤を塗布[5、ラベル・
テープ類とj、、 ′C用いる場合、柔軟性基+、l、
!l、て(:4、軟質塩化ビニルが好ま(1,<用いら
れでいる1、[発明が解決し、ようさ−4る課題1 しかしながら、単に長鎖脂肪族ジカルボン酸または長鎖
分岐脂肪族ジカル・hi >・酸をポIJ−T−fI/
ンjiノックI)・−1・に共重合り−る方法では、得
られノ、、−シー 1−の耐溶剤性、而・1熱性に劣り
、例えば粘着剤を塗工し、た際に膨潤し1、たり、・j
法変化を生じ均一・に加工できないという問題点を有L
−cいた1、また、ロール状に巻取−)ノご後に経時C
徐々に巻締まりを生じて再度巻出すことが困ガ1になる
2・いう問題点もあ−)た。−:)j、ポリグヂーレシ
テレフタレ、−トに長鎖脂肪族ジカルボン酸またはダ・
rマー酸を共重合する方法では、上記同様経時変化が生
じるという問題があるばかりか11丁ラうトマ・−・的
な個性が強くなり過ぎ実用」−問題を生じる場合がある
さら(、゛、−・船釣に、粘首) ブあるいはラベル基
H,!:して軟質塩化ビニルは安価で8あり二jスト的
に優れ仁いるが、ij]塑剤のブリーFノ′ウドに21
、る粘着力の低1・、焼却時の公害の問題を有jでいた
。、[課題を解決A−るための手段] 本発明は、1−―記課題を解決するために次の構成を提
案するものCある1、すなわち、△i” e gが(5
0℃以下の共重合ポリJ、スジ゛・ルからなり、i’e
e以−1−融点以ドの準結晶融解ビ・−・り温度を有し
5、引張りヤング率が0. 1〜50ks/mm2であ
るこ表を特徴とりるポリエステルフィルム、および、該
ポリゴス芳ルフイルl\の少なくとも片面に粘着剤層を
有する粘首フイルノ、に関するものである。
本発明ポリエステルフィルムを構成する共重合ポリニス
デルは、冷結晶化温度(Tee)およびガラス転移温度
(Tg)との差(T c e−T g )で定義される
△Tegが60℃以1′であることが必要であり、好ま
し7くは50℃以下、さらに好まし、くは5〜40℃以
下である。△Tegが大き過ぎると引張りヤング率が経
時で上昇j、たり、粘着剤を塗布する際にフィルムが膨
潤あるいは白化jる等の問題を生じる 具体的な共重合ポリコステルの組成とt、 ”cは、次
のものが例示される。
A−な才〕も、ソフI・セグメントと1.7で、ポリエ
チーレングリコール、ポリテトラメチlノングリコ・−
ル等のポリオキシアルキレングリコール、あるいは、。
ポリl−カブI″7ラクトン、あるい(」アジピン酸、
セバシン酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸等のTTO
nC[cTI、] n−C(’)(lrの脂肪族ジカル
ボン酸と脂肪族および・′または脂環属ジ」 ルからな
る脂肪族ポリニスデル等が挙げられるが、特にソフトセ
グメント 脂肪族ジカルボン酸残基4−八ei j−ている、―と
が、面]熱情、耐候t!、透明性を良好と4′る−1で
゛好ま(2。
い3、こ1−で、該長鎖脂肪族ジカルボン酸残基の含有
量とし,では、」(重合ポリ−]−スーjルを構成1−
”る全酸成分にχ’IL l = 5 0 1ニル%、
好よ(2くは5・〜40モル%の範囲である入柔軟(1
、耐熱性共に■〕好Jなるのζ゛好ましい。、 本発明において長鎖脂肪族ジカルボン酸とは、セバシン
酸、エイコ酸、ドデカンジカルボン酸、ダイマ・−酸等
の炭素数が8〜60のアルキlノン基を有するジカルボ
ン酸であり、特に炭素数はIO〜50の範囲が柔軟性が
良好となるので好まし、い。
特に本発明では、長鎖脂肪族ジカルボン酸の中でも分岐
状構造を有している長鎖分岐脂肪族ジカルボン酸である
ことが好ましく、この中でt)ダイマー酸を用いるこき
が耐熱性、透明性を良好とする」−で好まし2い。
本発明Cいうダイマ−酸とはオレイン酸等を2量化反応
に,]、って得られる周知のジカルボン酸であ−っで、
通常不飽和結合を分子中に有するが、水添化し、9素化
を0,05へ−1 0 g/ 1 0 0 g=、好よ
[、<は、O.  l−〜5 g 、/ 1.、 0 
0 gとしまたものが、耐熱性、柔軟性に優れるので好
まし2い3、特に好まj、、い分子に範囲としては、エ
ステル形成性官能基(−Co(]T)を除く分子鎖を形
成4−゛る炭素数が20〜・80の範囲であることが好
まし、く、さらに好よし2くは30へ・60の範囲であ
る。また、三量化反応の過程で、直鎖分岐状構造、脂環
構造、芳香族構造が生成されるが、直鎖分岐状構造体が
20モル%以上、芳香族構造体が2〜20モル%含有さ
れていると、耐候性、柔軟性、透明性が良好となるので
好ましい。
次いで本発明フィルムを構成するハードセグメントとし
ては、単独でポリマーを構成した際の融点が200°C
以」二、ガラス転移温度が908C以下、△Tcgが8
0℃以下であることが耐熱性、耐溶剤性を良好とする上
で好ましく、具体的には、エチレンテレフタレート、ブ
チレンテレフタレート、シクロヘキサンジメチレンテレ
フタレート、シクロヘキザンジメチレンシクロヘキサン
ジカルボキシレ−1・、ブチレン2,6ナフタレンジカ
ルボキシレート等の芳香族及び/または脂環族エステル
ユニットから選ばれた少なくとも一つより構成されてい
ることが好ましく、より好ましくは、少なくとも二種よ
り構成されていることが好ましい。
この中でもテレフタル酸残基を有しているものが耐候性
が良好となるので好ましい。
さらに、アルコール成分として]−24ブタンジオール
残基を含有していることが耐溶剤性の点で好ましく、共
重合ポリエステルを構成する全アルコール成分にしめる
1、4ブタンジオール残基含有量が40モル%以上、6
5モル%以下であることが好ましい。さらに、該1,4
ブタンジオールを補間するアルコール成分としては、エ
チレングリコール、」−94シクロヘキサンジメタツー
ル、1.6ヘキサンジオールから選ばれた少なくとも一
種であることが好ましい。
ここで、好ましく用いられる該共重合ポリエステルの固
有粘度としては、0.5〜2.0dl/g、好ましくは
、0.7〜1.8dl/gであると製膜性、機械特性共
に良好になるので好ましい。
さらに、該共重合ポリエステルの融点(Tm)は、実用
上430〜250°Cであることが好ましく、更に好ま
しくは、1.40〜230℃の範囲であると良い。また
、ガラス転移温度(Tg)は、1−0°C以下、さらに
好ましくは、0℃以下であることが好ましい。
本発明ポリエステルフィルムは、Tcc以上、融点以下
の準結晶融解ピーク温度を有していることが必要であり
、好ましくは(Tcc+20°C)以」二、(融点−2
0°C)以下、さらに好ましくは(T c c +30
0C)と50℃のいずれか高い方の温度以上、(融点−
30°C)以下の温度範囲である。熱処理温度が上記温
度範囲でない場合、耐溶剤性に劣るばかりか巻取り時に
ブロッキングを生じ再度巻出そうとしてもフィルム同士
が強<イ」着し巻出しが困難となる。ここで、本発明で
いう準結晶融解ピーク温度とは、熱処理によって生成す
る準結晶の融解ピーク温度を意味する。すなわち、該融
解ピークは、熱処理を施さない限り生成せず、また、該
融解ピークはサンプルフィルムを一旦融解し急冷したサ
ンプルでは消失し観測されないので、明確に準結晶融解
ピークとして確認できる。
次いで、本発明ポリエステルフィルムは、引張りヤング
率が0.1〜50kB/mm’の範囲であることが必要
であり、好ましくは、1〜40ks/mm2の範囲であ
る。引張りヤング率が小さ過ぎても、大き過ぎても、加
工適性、ワインディング性等に問題を生じる。
また、本発明ポリエステルフィルムの100μm換算の
ヘイズがO,]−〜20%であることが経時での機械特
性の変化を低減し、また透明性が良好であるので好まし
く、さらに好ましくは0. 2〜10%としておくこと
が好ましい。
同様な観点から内部ヘイズは0.2〜15%、好ましく
は0.5〜8%の範囲であることが好ましい。
本発明ポリエステルフィルムは、実質的に無配向なフィ
ルムであることが長期での寸法安定性を良好とする上で
好ましい。ここで、実質的に無配向であるとは、分子鎖
の配向程度が充分小さく機械特性の異方性、光学特性の
異方性が充分無視できるレベルにあることを意味し、例
えば長手方向と幅方向の破断強度の比が0.6〜1.4
の範囲、あるいは長手方向、幅方向、厚み方向それぞれ
の屈折率(Nx、Ny、Nz)の差の絶対値lN1Nj
 l (i、 j=)(、y、 z、 i≠j)が0゜
1未満好まし7.<は、(’、)、05未l・h:: 
”−(l′あイい、にが好まj9.い32、実vI的に
配向性を含1−1.でいる場合(、:は、長期間放置シ
l、−場合に変形12.実用F問題を牛1.:、ること
かある6、 また、本発明ポリエステルフィルムの25%変形時の弾
性回復率は30−80%の範囲こ1、さらに25%変形
時の弾性回復率、!= 50%変形時の弾性回復率の比
が0.6〜2、好まし、くは0.7−・1.5の範囲で
あると得られる加工適性が良好となり、粘着’)’−ブ
まノ、:は粘着ラベル等とシ、5”C用いた場合の信頼
性が高まるので好まし2い。、さらに、本発明ポリ丁−
スjルノイル1、の応力残存率!′A60%以下である
こJが好ま(、<、さらに好まし1、くは10〜50%
の範囲であると粘着力が高く保持、\れるので好ましい
。、 本発明ポリエステルフィルムには、例えば、脂肪族グリ
セリド、ベタイン系、アルキルベンゼンスルホン酸金属
塩、アルギルスルホン酸金属塩等の帯電防市剤、脂肪酸
アミド等の【イ機のスリップ剤、無機粒子等のスリップ
剤、1.ンダードフエノル系、燐酸系着の熱安定剤・酸
化防市削・耐侯剤、安息香酸金属塩1.」、丁トす(メ
タ)j′グリル酸金属塩共共電体等θ)結晶核剤、(、
J V吸収剤、顔料等の周知の添加剤シ1−1佳1的に
あわ)↓−〈用いることができる1、 本発明柔軟性ポリ1スラルフイルノ−1θ月9みは用途
に応じで設定されるべきものであるが、通常!j〜20
0077 mの範囲で4・ある、。
まノテ、本発明ポリ、]スプルフィルム1..=は]’
シボス加玉、・サンドマット加]で、梨地+JI11玉
等の表面凹凸化処理を施1、Cも良い。
次いC1本発明粘着フィルムについ゛C説明4る。
本発明粘着フィルムを構成する共重合ポリ]スプルにお
いて、△’l−e、 gは60℃以1・であることが必
要であり、好まt、<は50℃以下、さらに好ま(7く
は5〜40°C以]ミ゛である。△TCgが大き過ぎる
と耐溶剤性が悪化し、溶剤に触れた際に膨潤したりひど
い場合には溶解し7たりする等の問題を生じる。
さら1こ該ポリエステルフ・fルムはTce以−4−1
1− 2 融点以下の融解ピーク温度を自−L ”Cいることが必
要であり、好まj2.<はTcc以1−7、融点−20
°C以ドの温度範囲である。こうした融解ピ・−り温度
を有し、ていない場合、ロール状に巻いておいた場合、
巻締まりを生ヒ:たり、フィル11の寸法変化により粘
着力が低下する等の問題を生じる。
また、該ポリコースΣ・ルフイルムの引張りA1ング率
は0゜1〜50 kB 、、/ mm・7であることが
必要であり、好まし、く(4,1〜40kg/mm2の
範囲である。
引張りヤング率が小さ過ぎると巻出し、性に劣り、大き
過ぎるきフィツト性が低−トー4る。、本発明の粘着フ
ィルj、は、上記ポリエステルフィルム\の少なく・(
も片面に粘着剤層をM’ L、、、例えは粘着テープ、
粘着−)ベルとしで用いられるものである3、使用され
る粘着剤とし、7は、周知のアクjル糸、ポリ上スゲ゛
ル系、酢酸ビニル系等の粘首剤苓用いるJJ:がで八る
。、ま/1−1粘着剤層の)νみ、卜jでは、5−10
07./ mの範囲が通常用い−、イする。、 また、粘也It、りとポリーlスーア+1−ノ・1′ル
ノ、2−の親、相性を向トするために、ポリエステルフ
ィルムにコロヅー放電処理、低温プラズマ処理等の表面
処理、サンドブラスト処理等の凹凸加工を施(、ておく
と良い。
本発明の粘着フィルムにおいて、該ポリ丁、スjルフイ
ルムの−・方の面に粘着剤層を形成する場合、他方の面
に離型性を有するコーデイング層あるいは表面処理層を
形成しておいCもよく、例えばコーティングによる場合
、公知のシj、l :、1− ン系、弗化炭素系等のコ
・−1・剤を用いることができる1、また表面処理によ
る場合、弗素等の雰囲気中でのコロリ放電処理、低温プ
ラズマ処理等が挙げられる3、咀に、本発明粘着f−ブ
または粘着ラベルは印刷層、:] −”;イング眉等の
他の層を積層されでいでも1〕い。
次(1[、本発明柔軟性ポリ、丁スfルノイルムの製造
方法についで説明4るが、もちろんこれに限定されるも
のではない9.。
八、jl、重音ポリ丁ステルの製造 1す1定の/\−ドセグメントを構成する芳香族お上び
/または脂環族ジカルボン酸またはこれらよりなるジメ
チルエステルとソフトセグメントおよびこれに見合うア
ルコール成分とを加え、周知のポリエステル重合法によ
って共重合ポリエステルを得る。
B、ポリエステルフィルムの製造 こうして得られた共重合ポリエステルを乾燥後、押出機
より溶融押出して、T型口金あるいは円形口金等を用い
てシート状または円筒状に口金より吐出させ、冷却ロー
ルまたは、水等の冷媒中に導いて固化させる(こうして
得られたシート状物あるいは円筒状物を以下キャストフ
ィルムと称する。
) 通常押出温度は融点+10〜融点+80℃の温度範囲で
あり、また、冷却温度は10〜90℃の範囲、好ましく
は20〜40℃の範囲であると好ましい。
次いで、該キャストフィルムを熱処理するが、熱処理温
度としては、Tcc〜該共重合ポリエステルの融点(T
m)の温度範囲、好ましくはTcC+10°C−Tm−
10℃の温度範囲である。処理時間としては特に限定さ
れないが、通常1秒〜30分であり、特に好ましい方法
としては、所定の温度にコントロールされた温水中もし
くは、水蒸気中で熱処理を施すと均一に処理され効果的
であるので好ましい。
ついで、該熱処理を施した後、必要に応じて乾燥ロール
あるいは乾燥オーブンにに導き、冷却ロールで室温に冷
却し、必要に応じて、上述した表面処理、コーティング
等を施し巻取る。
C1粘着フィルムの製造法 以下のような製法により得られる。
(I)上記B項で得られたポリエステルフィルムを周知
の方法で粘着樹脂をコーティングし、離型背面処理、あ
るいは離型紙または離型フィルムを併せ巻く方法。
(n)上記B項で、共重合ポリエステルをシート状に溶
融押しし、キャストフィルムを得た後に、必要に応じて
コロナ放電処理等の表面処理を施した後に粘着剤を塗布
する。次いで乾燥、熱処理を5 6 施し、離型背面処理を施すかあるいは離型紙または離型
フィルムを併せ巻いて巻取る。
ここで、粘着剤を溶剤コートする場合には乾燥工程が該
ポリエステルフィルムの熱処理工程を兼ねていても良い
[効果] 本発明ポリエステルフィルムは、△Tcgが60℃以下
の共重合ポリエステルからなり、Tcc以上融点以下の
融解ピーク温度を有し、引張りヤング率が0.1〜50
kB/mm2であることから、(1,)耐溶剤性に優れ
、粘着剤コートあるいは印刷等を施した際の耐膨潤性、
耐白化性に優れる。
(2)長期使用時の寸法安定性に優れ、巻き締まり、ブ
ロッキング等の問題が少ない。
(3)加工適性に優れる。
の効果を有する。
さらに該ポリエステルフィルムの少なくとも片面に粘着
剤層を有することを特徴とする本発明粘着フィルムは、 (4)耐溶剤性、寸法安定性が良好であるため、粘着力
が経時で低下することがほとんど無(長期信頼性に優れ
、また使用時の取り扱い性、フィツト性も良好である。
[用途] 本発明ポリエステルフィルムおよび粘着フィルムは、マ
ーキングフィルム、マスキングフィルム、農業用ハウス
、カバーフィルム、絶縁テープ等として用いることがで
きる。
[特性の測定方法及び効果の評価方法1次に本発明フィ
ルムの特性の評価方法および効果の評価方法について説
明する。
(1)100μm換算のヘイズ(H+oo)JIS−に
−6714に準じて測定し、次式で求める。
丁Loo   (%)=HXi00/dただし、tIは
ヘイズの実測値(%)、dは該ヘイズ測定部のフィルム
厚み(μm)。
また、内部ヘイズはテトラリンを入れた石英セル中に浸
漬して同様に測定する。
(2)機械特性 ヤング率、破断強度及び破世1伸度(,6−“−)いi
7(」、ASTM I)−882−81(A法)に準じ
°C測定A′る3、 (:3)弾性回復率(E) フィルムを幅1.Omn]にザンプリングし5、引〕張
り試験機に試技が50 n月γ11ごなるよう1ご装着
1、引っ張り速度1011m7分で、試技のS %の引
張り変形をtj、えて、ただぢに同速度で収縮さ刊て、
引、)張り応力が()になった−リンプル長(■、)を
測定12次式で求める1、 弾性回復率(IC) ((50−1−S、/2) −、、−1、))、’ (
S、/2) xi 00  (%)(4)応力残存率(
■ぐ) フィル7、を幅10mmに・リンシリング(7、引っ張
り試験機に試技が50 m mになるように装着191
1、引っ張り速度100 rn m 、、、/分で、試
技の25%の引張り変形をLjえた直後の応力F gを
測定I15、次いでこの変形h1を保ったまま10分間
保持]9.た後の応力F + 1、を測定し、次式で求
める。−1応力残存率(R) =1=”lll/’F1
1X 100 (%)(5)臭素価 ASTM−D−1−159に準じた6、単位はg、/1
、 OOgで表わ4゛。
(6)屈折率 アツベの屈vi率計を用いる。光源はツートリウム■)
線を用いる。
(7)固p]−粘度(rv) 0−クロロフェノールを溶媒と[1,で、25°Cで測
定する。+4を位はdl、/g、、 (8)準結晶融解ピーク温度 示差走査型熱M訂I) S C2(バ・キンLルマー=
−社製)を用いで求める3、 サンプルi、onngを窒素気流下で室温より昇温速度
10℃/分で’R[Jした際に観測される吸熱ピークの
内、結晶融点よりも低い準結晶状態に対応するピ・〜り
温度を準結晶融解ピータ温度と−11る3、通常融点ビ
・・りよりも小さく、(、かもブロードなピ・−りl−
[2て出現する。
(9)融点(Tm)、ガラス転移温度(Tg)、9 冷結晶化温度(Tce)、、△Tcg 示差走査型熱尾tt D S C2(ハーキ:、/ ]
:、 nv−z社製)を用いて求める3、 窒素気流[・にて、280 ℃X 5分間溶融保持し、
次い7G液体窒素を用いて冷却]、た1、二うi、て得
られた゛す゛′/プルを10°0/分の4湯速度で昇温
し、でいった際に、力X″77ス状態ノ\状態・・、の
転移にもとすく比熱変化を読め取りこの温度をガラス転
移温度(′1”g)と慣る3、また、結晶化に伴う発熱
ピーク温度を冷結晶化温度(Tce)、結晶融解に基づ
く吸熱ビ=−り温度を融点(1” In )と し、l
こ。
また、△T c、 gは以下の式により定義される。
△T  c  g = T  e  c−T  g(1
0)巻出(1,性 フィルム厚めを70〜]、 00 It mと[2,3
インチコアーに長さ約50171に渡って巻取り、40
°090%湿度の雰囲気に24時間放置後、再度巻出し
7た際の様子を以下のランクに分類(また。
ランク5.抵抗無く巻出ゼる7、 0 う/り4:やや抵抗はあるが巻出什る3、゛う/り3:
抵抗は強いが巻出」:3る3、ランク2:部分的にブl
−1ツヤング11.穴、破れを生じる。
°°フランク1:前 こ、:c、実用[゛ランク4へ・5であれば問題ない。
なお、特別な配慮を行なλばランク3でも使用できない
ことは無い。
[実施例11 次に実施例を用い°C本発明の実施態様に一ついて詳細
に説明する。
実施例1〜4 酸成分とし”C1ジメチルテ1ノフタレー トとダ,イ
マー酸ジメチル(ユニケマ社製、贋素価1 g 、/ 
100g)、アルコ・=−化成分とし7て、エチレング
リ二r−ル、1,4ゾタニ/ジオ−・ル並び(こ1,4
シクロヘキサンジメタツールとを表1−に示ず組成(、
7′で共重合(7か。、 こうし′ζ得られた樹脂を真空ド1... O O ’
C +こで12時間乾燥しまた後、40mmφ押出機を
用い゛r250℃で溶融し、シート状に押し出した。該
溶融シートは30℃の冷却ドラム上で固化し、次いで1
00℃の沸騰水中に導いて10秒間熱水処理し、乾燥空
気にて表面水を除去して巻取った。
こうして得られた、フィルムの特性を表2にまとめて示
すがいずれも、柔軟性、巻出し性に優れていることがわ
かる。
比較例1 実施例1において熱水処理を行なわない以外は同様に製
膜した。こうして得られたフィルムは巻出し性に問題を
生じた。
比較例2 酸成分としてダイマー酸ジメチル12モルとジメチルテ
レフタレート88モル%、アルコール成分としてエチレ
ングリコールからなる共重合ポリエステルを用いて実施
例1〜2と同様に製膜した。
かくして得られたフィルムは硬質感があり、また極めて
不透明感の高いフィルムとなった。
実施例5 実施例1−で得られたポリエステルフィルムにアクリル
系粘着剤にッセツKP−981、日本カーバイド工業(
株)製)を塗布して、乾燥後、シリコーン離型紙を併せ
巻取ったが、粘着剤の塗工性は良好であり、得られた粘
着テープの平面性、外観も優れていた。
比較例3 比較例1で得られたフィルムに直ちに実施例3と同様に
粘着加工を施したが、得られたフィルムの平面性は悪く
、部分的に白化した。
3 4

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)△Tcgが60℃以下の共重合ポリエステルから
    なり、Tcc以上融点以下の準結晶融解ピーク温度を有
    し、引張りヤング率が0.1〜50kg/mm^2であ
    ることを特徴とするポリエステルフィルム。
  2. (2)ソフトセグメントの構成成分として長鎖脂肪族ジ
    カルボン酸残基を含有することを特徴とする請求項(1
    )に記載のポリエステルフィルム。
  3. (3)アルコール成分として1,4ブタンジオール残基
    を含有することを特徴とする請求項(1)〜(2)のい
    ずれかに記載のポリエステルフィルム。
  4. (4)1,4ブタンジオール残基を40モル%以上65
    モル%以下、長鎖脂肪族ジカルボン酸残基を1モル%以
    上50モル%以下含有することを特徴とする請求項(1
    )〜(3)のいずれかに記載のポリエステルフィルム。
  5. (5)長鎖脂肪族ジカルボン酸がダイマー酸であること
    を特徴とする請求項(2)または(4)に記載のポリエ
    ステルフィルム。
  6. (6)応力残存率が60%以下であることを特徴とする
    請求項(1)〜(5)のいずれかに記載のポリエステル
    フィルム。
  7. (7)請求項(1)〜(6)のいずれかに記載のポリエ
    ステルフィルムの少なくとも片面に粘着剤層を有するこ
    とを特徴とする粘着フィルム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH073050A (ja) * 1993-04-02 1995-01-06 Imperial Chem Ind Plc <Ici> ポリエステルフィルム
JPH07278279A (ja) * 1994-04-05 1995-10-24 Toray Ind Inc 改質ポリエステル
JP2009220777A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Mitsubishi Motors Corp 車両ドア用のウォータプルーフフィルム
JP2012116128A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 C I Kasei Co Ltd 二次加工用化粧シートおよびそれを用いた化粧材の製造方法
JP2016222906A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 三菱化学株式会社 ポリエステル樹脂

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