JP3134296B2 - 柔軟性ポリエステルフイルム - Google Patents

柔軟性ポリエステルフイルム

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は柔軟性を有するポリエステルフイルムに関す
るものであり、更に詳しくは、透明性を有し、弾性回復
性を有する柔軟性ポリエステルフイルムに関するもので
ある。
[従来の技術] ポリエステル系熱可塑性エラストマーとしてはポリブ
チレンテレフタレート等のハードセグメントにポリテト
ラメチレングリコール等の長鎖ポリエーテルを共重合す
る(特公昭57−48577)あるいは、ドデカンジカルボン
酸あるいはダイマー酸等の長鎖脂肪酸ジカルボン酸等を
共重合する(特公昭42−8709)ことが提案されている。
また、ポリブチレンテレフタレートにダイマー酸を共
重合すること(特公昭54−15913)も提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、長鎖ポリエーテルを共重合する方法で
は耐熱性、耐加水分解性に劣るという問題点がある。ま
た、ポリエチレンテレフタレートに長鎖脂肪族ジカルボ
ン酸を共重合する方法では、押出しシート化した時点で
は柔軟であるが、経時で、あるいは熱水処理を施すと柔
軟性、透明性が失われるという問題点を有していた。
あるいはまた、ポリブチレンテレフタレートに長鎖脂
肪族ジカルボン酸またはダイマー酸を共重合する方法で
は、エラストマー的な性質が強くなり過ぎ実用上問題を
生じる場合がある。
本発明は、可塑剤を含有せず、経時あるいは熱水処理
で、柔軟性・透明性が失われることのない柔軟性ポリエ
ステルを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、アルコール成分としてHO−(CH22n−OH
(n:1〜10)から選ばれた少なくとも2種のジオール成
分残基を含有し、全酸成分に対して芳香族ジカルボン酸
残基を40〜99モル%、長鎖脂肪族ジカルボン酸残基を60
〜1モル%含有し、100μm換算のヘイズが0.6〜10%で
あることを特徴とする柔軟性ポリエステルフイルムに関
するものである。
本発明でいうアルコール成分HO−(CH22n−OH(n:1
〜10)とは、エチレングリコール、1,4ブタンジオー
ル、1,6ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、等
の脂肪族のジオール成分であり、好ましくは、nが1〜
4の範囲であることが機械特性、耐熱性を良好とする上
で好ましい。
本発明柔軟性ポリエステルフイルム(以下ポリエステ
ルフイルムと略称する)には、以上のアルコール成分か
ら少なくとも2つを含有することが必要である。ここ
で、本発明では、各アルコール成分が5モル%以上含有
するとき存在すると定義する。
アルコール成分を1成分系で構成しようとすると、自
己粘着性が強くなったり、透明性が悪化したりするとい
う問題点を生じる。特に本発明ではジオール成分の一つ
が1,4ブタンジオールであると機械特性、透明性が良好
となるので好ましい。
また、若干量のプロピレングリコール、ネオペンチル
グリコール等の分岐状グリコール残基を含有することは
許されるが、通常10モル%未満、好ましくは5モル%未
満にとどめておくことが好ましい。また同様に、ジエチ
レングリコール等のエーテル基を含有するアルコール成
分も副生成分として含有することが許される。通常0.01
〜4モル%程度の範囲である。
次いで、本発明ポリエステルフイルムは芳香族ジカル
ボン酸残基を40〜99モル%、長鎖脂肪族ジカルボン酸残
基を60〜1モル%含有することが必要である。芳香族ジ
カルボン酸残基が40モル%未満である場合、耐熱性、耐
候性に劣ったものになってしまう。一方、芳香族ジカル
ボン酸が99モル%を超える場合、柔軟性がなくなり本発
明の目的が失われてしまう。
ここで、本発明において芳香族ジカルボン酸とはテレ
フタル酸、イソフタル酸、2,6ナフタレンジカルボン
酸、5ソディウムスルホイソフタル酸、ジフェン酸等で
あって、この中でもテレフタル酸が耐候性、柔軟性とも
に良好となるので好ましい。また、長鎖脂肪族ジカルボ
ン酸とは、セバシン酸、エイコ酸、ドデカンジカルボン
酸、ダイマー酸等の炭素数が8〜60のアルキレン基を有
するジカルボン酸であり、特にアルキレン基は炭素数が
10〜50の範囲が柔軟性が良好となるので好ましい。ま
た、本発明においては長鎖脂肪族ジカルボン酸として、
ダイマー酸とよばれる二量化脂肪酸も含有する。本発明
でいうダイマー酸とはオレイン酸等を2量化反応によっ
て得られる周知のジカルボン酸であって、通常不飽和結
合を分子中に有するが、水添化し、臭素化を0.05〜10g/
100g、好ましくは、0.1〜5g/100gとしたものが、耐熱
性、柔軟性に優れるので好ましい。特に好ましい分子量
範囲としては、エステル形成性官能基(−COOH)を除く
分子鎖を形成する炭素数が20〜80の範囲であることが好
ましく、さらに好ましくは30〜60の範囲である。また、
二量化反応の過程で、直鎖分岐状構造、脂環構造、芳香
族構造が生成されるが、芳香族構造体が2〜20モル%含
有されていると、耐候性柔軟性、透明性が良好となるの
で好ましい。
特に本発明ポリエステルフイルムにおいて好ましい構
成としては、酸成分として芳香族ジカルボン酸残基
(A)及び分子量146以上の長鎖脂肪族ジカルボン酸か
らなる残基(B)、アルコール成分としてエチレングリ
コール残基(C)及び1,4ブタンジオール残基(D)か
らなり、各成分比が下式で表わされることが好ましい。
50≦A≦99, 1≦B≦50 35≦C≦60,40≦D≦65 (単位:モル%) 更に好ましくは 60≦A≦90,10≦B≦40 35≦C≦50,50≦D≦65 の範囲である。
特に本発明で好ましい長鎖脂肪族ジカルボン酸として
は、タイマー酸を用いることが耐熱性、透明性を良好と
する上で好ましい。
本発明ポリエステルフイルムの融点(Tm)は上述の酸
成分およびアルコール成分の構成によって決定されるも
のであるが、実用上130〜250℃であることが好ましく、
更に好ましくは、140〜230℃の範囲であると良い。ま
た、ガラス転移温度(Tg)と冷結晶化温度(Tcc)との
差(ΔTcg=Tcc−Tg)は80℃以下であることが好まし
く、さらに好ましくは、60℃以下であると製膜性が良好
となるので好ましい。
本発明では、ポリエステルフィルム100μm換算のヘ
イズが0.6〜10%であることが、経時での機械特性の変
化を低減し、また透明性を良好ならしめる上で必要であ
る。
同様な観点から内部ヘイズは0.1〜15%、好ましくは
0.5〜8%の範囲であることが好ましい。
また、本発明ポリエステルフイルムの引張りヤング率
が0.1〜50kg/mm2であることが柔軟性、形態保持性を良
好とする上で好ましく、さらに好ましくは、1〜30kg/m
m2の範囲であると良い。
本発明ポリエステルフイルムには帯電防止剤、有機、
無機のスリップ剤、熱安定剤、酸化防止剤、結晶核剤、
耐候剤、UV吸収剤、顔料等の添加剤を目的にあわせて用
いることができる。
本発明柔軟性ポリエステルフイルムの厚みは用途に応
じて設定されるべきものであるが、通常5〜2000μmの
範囲である。
また、本発明ポリエステルフイルムにはエンボス加
工、サンドマット加工、梨地加工等の表面凹凸化処理を
施しても良い。
次に、本発明柔軟性ポリエステルフイルムの製造方法
について説明するが、もちろんこれに限定されるもので
はない。
[ポリマの調整] I法:酸成分として芳香族ジカルボン酸ジメチルエステ
ル、脂肪族ジカルボン酸ジメチルエステルと所定のジオ
ール成分とを真空下でチタン、マグネシウム、カルシウ
ム化合物等の周知の触媒存在下でエステル交換反応をせ
しめ、必要に応じて触媒を失活後、チタン、ゲルマニウ
ム、アンチモン等の重縮合触媒のもとで真空下、240〜2
80℃で重縮合反応を所定粘度になるまで進行させる。通
常、固有粘度IVは0.5〜2.5dl/g、好ましくは0.6〜1.8dl
/gの範囲としておくと、柔軟性・透明性共に良好となる
ので好ましい。
II法:長鎖脂肪族ジカルボン酸ジメチルエステルと所定
のジオールとをI法と同様な手法であらかじめ重合し、
IVが0.1〜1.0dl/gのポリマAを得る。次いで、芳香族ジ
カルボン酸ジメチルエステル及び所定のジオールとをエ
ステル交換反応の終了後該ポリマAを添加して引き続き
重縮合反応を進めポリマを得る。
III法:II法とは逆に芳香族脂肪族ジカルボン酸と所定の
ジオールとを重合しIV0.2〜2.5dl/gのポリマBを得る。
次いで、長鎖脂肪族ジカルボン酸ジメチルエステルと所
定のジオールとをエステル交換した後該ポリマBを添加
し、引き続き重縮合反応を進めポリマを得る。
反応均一性からはI法が好ましいが、ジオール成分比
を安定して制御する上ではIIないしはIIIが好ましく、
特にIII法では、反応性が良好となるので好ましい。ま
た、上記説明ではいわゆるジメチルエステル法について
述べたが、酸成分を直接エステル交換反応せしめる直接
重合法によっても良い。
こうして得られたポリエステルを乾燥後、押出機より
溶融押出して、シート状または円筒状に口金より吐出さ
せ、冷却ロールまたは、水等の冷媒中に導いて固化させ
る。ここで、シート状に押出す際には、少なくとも一対
のロール間で加圧しながら冷却固化するカレンダーキャ
スト法を用いる方法が、得られるフイルムの機械特性、
ヘイズが良好となるので好ましい。また同様な観点から
溶融フイルムを引取る際のドラフト比を5〜200、さら
に好ましくは10〜100と大きめに設定しておくこと透明
性が良好な柔軟性ポリエステルフイルムが得られるので
好ましい。
通常キャスト温度は10〜90℃の範囲であり、好ましく
は20〜60℃の範囲であると好ましい。
こうして得られたポリエステルフイルムは非常に柔軟
性に富み、透明性が良好である。また、該ポリエステル
フイルムは引続き、目的に反しない範囲で少なくとも一
軸に延伸しても良い。
さらに本発明ポリエステルフイルムは、必要に応じて
オンラインあるいはオフラインで、コロナ放電処理、低
温プラズマ処理、コーティング等を施しても良い。
[効果] 本発明ポリエステルフイルムは、ソフトセグメントと
して長鎖脂肪族ジカルボン酸残基を含有するポリエステ
ル重合体のアルコール成分としてHO−(CH22n−OH
(n=1〜10)から選ばれた少なくとも2種のジオール
成分を含有させることにより、柔軟性、透明性に優れ、
しかも経時あるいは熱水浸漬による機械特性、光学特性
の変化を小さくできる。また、基本的にポリエーテル成
分を含有する必要が無いので、耐加水分解性の点におい
ても優れる。
[用途] 本発明フイルムは、柔軟性に優れ、弾性を有している
ので、マーキングフイルム、粘着テープ、マスキングフ
イルム、農業用ハウス、カバーフイルム等に用いること
ができる。
[特性の測定方法及び効果の評価方法] 次に本発明フイルムの特性の評価方法および効果の評
価方法について説明する。
(1)100μm換算のヘイズ(H100) JIS−K−6714に準じて測定し、次式で求める。
H100(%)=H×100/d ただし、Hはヘイズの実測値(%)、dは該ヘイズ測
定部のフイルム厚み(μm)。
また、内部ヘイズはテトラリンを入れた石英セル中に
浸漬して同様に測定する。
(2)機械特性 ヤング率、破断強度及び破断伸度については、ASTM
D−882−81(A法)に準じて測定する。
(3)弾性回復率 フイルムを幅10mmにサンプリングし、引っ張り試験機
に試長が50mmになるように装着し、引っ張り速度10mm/
分で、試長の50%の引張り変形を与えて、ただちに同速
度で収縮させて、引っ張り応力が0になったサンプル長
(L)を測定し次式で求める。
弾性回復率=(75−L)/25×100(%) (4)ボイルテスト フイルムを95℃の熱水中に20分間浸漬したのち、ヤン
グ率、ヘイズを測定した。
(5)臭素価 ASTM−D−1159に準じた。単位はg/100gで表わす。
(6)固有粘度(IV) o−クロロフェノールを溶媒として、25℃で測定す
る。単位はdl/g。
(7)ドラフト比 口金の断面積(Sd)と得られたフイルムの断面積(S
f)との比(Sd/Sf)で定義する。
(8)融点(Tm),ガラス転移温度(Tg)、冷結晶化温
度(Tcc) 示差走査型熱量計DSC2(パーキンエルマー社製)を用
いて求める。
測定は、サンプル10mgを窒素気流下にて、280℃×5
分間溶融保持し、次いで液体窒素を用いて冷却した。
こうして得られたサンプルを10℃/分の昇温速度で昇
温していった際に、ガラス状態→ゴム状態への転移にも
とずく比熱変化を読み取りこの温度をガラス転移温度
(Tg)とする。また、結晶化に伴う発熱ピーク温度を冷
結晶化温度(Tcc),結晶融解に基づく吸熱ピーク温度
を融点(Tm)とした。
(9)応力残存率 フイルムを幅10mmにサンプリングし、引っ張り試験機
に試長が50mmになるように装着し、引っ張り速度200mm/
分で、試長の25%の引張り変形を与えた時点の応力
(F0)を求める。次いで、その変形状態を10分間保持し
た後の応力(F10)を測定し、次式で求める。
応力残存率(%)=F10/F0×100 通常応力残存率が30〜60%の範囲であると粘着テープ
類等のシート状物として用いる上で好ましい。
[実施例] 次に実施例を用いて本発明の実施態様について詳細に
説明する。
実施例1〜3 酸成分としてダイマー酸ジメチル(ユニケマ社製、臭
素価1g/100g、芳香族型構造含有率10モル%)20モルと
ジメチルテレフタレート80モル%、アルコール成分とし
て1,4ブタンジオール、エチレングリコールとを表1の
組成にて重合した。
得られたポリマーチップを40mmφ押出機にて溶融押出
し、T型ダイよりシート状に押出し、40℃の一対の冷却
ドラム間で加圧しながら冷却固化して巻取った。
こうして得られたフイルムの特性は表1に示す通り、
透明性に優れ、ボイル処理を施しても白化する等の問題
点は生じないことがわかる。
比較例1、2 酸成分としてダイマー酸ジメチル20モルとジメチルテ
レフタレート80モル%、アルコール成分として1,4ブタ
ンジオール(比較例1)、エチレングリコール(比較例
2)とをそれぞれ単独で表1の組成にて重合した。
ついで実施例1〜3と同様に溶融押出し、シート化し
て評価した結果を表2に示すが、アルコール成分が単独
では初期ヘイズが高いかあるいはボイルによるヘイズ増
加が大きく実用上問題があることがわかる。
実施例4 酸成分としてダイマー酸ジメチル10モルとジメチルテ
レフタレート80モル%、アルコール成分として1,4ブタ
ンジオール70モル%と、1,6ヘキサンジオール30モル%
とを重合した。
こうして得られたポリマチップをT型ダイより溶融押
出し、ドラフト比10にて50℃の水槽中に導き冷却固化し
た。
このフイルム特性は表2に示すように柔軟性、透明性
に優れていた。
実施例5 酸成分としてダイマー酸ジメチル15モル%とジメチル
テレフタレート85モル%とアルコール成分として、エチ
レングリコール50モル%と1,6ヘキサンジオール50モル
%とを重合しIVが0.7dl/gのポリエステルを得た。
こうして得られたポリマチップを40mmφ押出機を用い
てTダイよりシート状に押出し、実施例1と同様にカレ
ンダーキャスト法を用いて250μmのフイルムを得た。
該フイルムの特性は表2に示すように初期特性、ボイル
後の特性ともに優れていた。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 5/18 C08G 63/181 C08L 67/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルコール成分としてHO−(CH2)2n−OH
    (n:1〜10)から選ばれた少なくとも2種のジオール成
    分残基を含有し、全酸成分に対して芳香族ジカルボン酸
    残基を40〜99モル%、長鎖脂肪族ジカルボン酸残基を60
    〜1モル%含有し、100μm換算のヘイズが0.6〜10%で
    あることを特徴とする柔軟性ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】アルコール成分のひとつが1,4ブタンジオ
    ールであることを特徴とする請求項(1)に記載の柔軟
    性ポリエステルフィルム。
  3. 【請求項3】酸成分として芳香族ジカルボン酸残基
    (A)及び分子量146以上の長鎖脂肪族ジカルボン酸か
    らなる残基(B)、アルコール成分としてエチレングリ
    コール残基(C)及び1,4ブタンジオール残基からな
    り、各成分比が下式で表されることを特徴とする請求項
    (1)または(2)に記載の柔軟性ポリエステルフィル
    ム。 50≦A≦99、1≦B≦50 35≦C≦60、40≦D65 (単位:モル)
  4. 【請求項4】長鎖脂肪族ジカルボン酸がダイマー酸であ
    ることを特徴とする請求項(1)〜(3)のいずれかに
    記載の柔軟性ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】ダイマー酸の臭素価が0.1〜10g/100gであ
    ることを特徴とする請求項(4)に記載の柔軟性ポリエ
    ステルフィルム。
  6. 【請求項6】引張りヤング率が0.1〜50kg/mm2であるこ
    とを特徴とする請求項(1)〜(5)のいずれかに記載
    の柔軟性ポリエステルフィルム。
  7. 【請求項7】100μm換算の内部ヘイズが0.1〜15%であ
    ることを特徴とする請求項(1)〜(6)のいずれかに
    記載の柔軟性ポリエステルフィルム。
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