JPH03261715A - 毛髪セット剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は毛髪セツト剤組成物に関し、更に詳細には優れ
たセット保持力と良好な感触を併せ持つ毛髪用セット剤
、スタイリング剤、整髪料などの毛髪セット剤組底物に
関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来広
く使用されている毛髪セット剤は、被膜形成性の高分子
化合物を水、低級アルコール、それらの混合溶媒等に溶
解したものである。ここに配合される高分子化合物は毛
髪同士を固着してセットを保持させる作用を有するが、
毛髪に塗布後、スタイリングする過程でべたつきがあり
、毛髪をくせづけし難い；またセット後、毛髪がゴワゴ
ワし、感触が悪いという欠点がある。

かかる欠点を解消するため、高分子化合物に化粧品用油
脂類、界面活性剤を添加配合する試みがなされてきた（
特開平１−１５３６０９号公報、同ｌ−１３２６８０号
公報）が、未だ十分満足すべきセット保持力と感触を有
する毛髪セット剤は得られていなかった。

従って、毛髪同士の固着力が十分であり、形成被膜が弾
力に富んでゴワゴワせず、優れたスタイル保持力を有し
、かつ塗布後乾燥仕上げまでの過程で、べたつかず、く
せづけし易い毛髪セット剤組威物の開発が望まれていた
。

〔課題を解決するための手段〕

そこで本発明者は鋭意研究した結果、カラギータンに特
定のエチレンオキサイド付加型非イオン界面活性剤を配
合することにより、優れたセット保持力と良好な感触を
併せ持つ毛髪セット剤組成物が得られることを見出し本
発明を完成した。

すなわち、本発明は次の成分（Ａ）及び（Ｂ）（＾）カ
ラギーナン　　　　　　０．０５〜１０．０重量％（Ｂ
）５０℃において透明液状又は透明ペースト状であり、
かつ２５℃において固体状であるエチレンオキサイド付
加型非イオン界面活性剤０．０１〜３０．０重量％ を含有することを＊ｍとする毛髪セツト剤組成物を提供
するものである。

本発明で用いられる（Ａ）　ＪｉｌＥ分のカラギーナン
としては、カッパ、イオタ、ラムダのいずれのカラギー
ナンでも良く、特にイオタ又はラムダのカラギーナンが
好ましい。これらは一種又は二種以上を組合わせて用い
ることができ、全組成中に０．０５〜１０．０重量％（
以下、単に％で示す）、好ましくは０．２〜５．０％配
合される。０．０５％未満ではセット剤としての効果が
得られず、１０％を超えると頭髪に多量に塗布されるこ
ととなり、洗髪上の問題があり、好ましくない。

（Ｂ）　ａ分のエチレンオキサイド付加型非イオン界面
活性剤は、５０℃において透明液状又は透明ペースト状
で、かつ２５℃において固体状のものであり、すなわち
２５℃を超え５０℃以下である融点をもち、かつ５０℃
の粘度が１０（１，０００センチポアズ以下のものであ
る。５０℃においても固体状のものは、毛髪同士の固着
力を弱めるため、仕上がり後のまとまりが悪く、また２
５℃においても透明液状又は透明ペースト状のものは、
乾燥時にべたつきがあり、くせづけしにくいので好まし
くない。

（Ｂ）成分の好ましい具体例としては、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル（１０〜２５　　Ｅ、Ｏｏ）、ポ
リオキシエチレンセチルエーテル（５〜１５Ｂ、０．）
　、ホリオ牛ジエチレンステアリルエーテル（５〜１０
Ｂ、０．）　、ポリオキシエチレンへキシルデシルエー
テル（５〜２５Ｂ、０．）　、ポリオキシエチレンオク
チルドデシルエーテル（８〜２５Ｂ、０．）　、ポリオ
キシエチレンイソステアリルエーテル（１０〜３０Ｅｌ
、０．）　、ポリオキシエチレンデシルテトラデシルエ
ーテル（１０〜２５Ｂ、０．）　、ポリオキシエチレン
デシルペンタデシルエーテル（１０〜２０Ｂ、Ｏ，）　
、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油（２５〜１（ｌｏｆ
ｔ、　０．　）、ポリエチレングリコールモノステアレ
ート（５〜２５Ｂ、０．）　、ポリオキシエチレングリ
セリルモノステアレート（５〜４０Ｂ、　Ｏ，）等が挙
げられ、特にポリオキシエチレンへキシルデシルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポ
リオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油が好ましい。これら非イオン界面
活性剤は、全組成中に０．０１〜３０．０％、好ましく
は０．１〜１０．０％配合される。

また、カラギーナンと非イオン界面活性剤の配合比（重
量比）は１：３０〜５：１であるのが好ましい。

更に、本発明の毛髪セット剤組底物には、前記必須成分
のほか、本発明の効果を妨げない範囲で他の任意成分を
配合することができる。かかる任意成分としては、例え
ば粘度やゲル強度を調整するための塩化ナトリウム、塩
化カリウムなどの無機塩類やローカストビーンガム、キ
サンタンガム、架橋ポリアクリル酸などの天然及び合成
高分子物質；アボガド油、ホホバ油、マカデミアンナッ
ツ油、オリーブ油等のグリセライド；ミツロウ、ラノリ
ンなどのロウ類；流動パラフィン、固形パラフィン、イ
ソパラフィン、スクワランなどの炭化水素類；セチルア
ルコール、ステアリルアルコール、２−オクチルドデカ
ノールなどの直鎮及び分岐高級アルコール類；プロピレ
ングリコール、グリセリン、ｌ、３−ブチレングリコー
ル、ポリグリセリン、ソルビトールなどの多価アルコー
ル類；ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチ
ルドデシルなどのエステル類；オレイン酸ジェタノール
アミド、ラウリン酸ジェタノールアミドなとのアミド類
；ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキ
サン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコ
ーンなどのシリコーン誘導体；塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニラム、ジステアリルジメチルアンモニウムな
どのカチオン活性剤；ポリオキシエチレンラウリルエー
テルサルフェート、ポリオキシエチレンラウリルスルホ
コハク酸塩などのアニオン活性剤；ラウリルヒドロキシ
スルホベタイン、ラウリルジメチルカルボベタインなど
の両性活性剤；ポリビニルビｏｊＪトン、ビニルピロリ
ドンと酢酸ビニルの共重合体などの非イオン性高分子；
アクリル酸及び／又はメタクリル酸と（メタ）アクリル
酸アルキルエステルの共重合体などのアニオン性高分子
；Ｎ−メタクリロイルエチル−Ｎ、、　Ｎ−ジメチルア
ンモニウム−α−Ｎ−メチルカルボキシベタインとメタ
クリル酸ブチル共重合体などの両性高分子；コラーゲン
やケラチンの加水分解物などの蛋白誘導体やアミノ酸類
；植物抽出物、生薬、ビタミン類、オキシベンゾンなど
の紫外線吸収剤、パラベンなどの防腐剤、ＢＵＴ＾−Ｎ
ａなどのキレート剤、色素、顔料、香料などが挙げられ
る。

本発明の毛髪セット剤組底物は、剤型に応じて、水及び
／又は低級アルコール等の溶媒を用い、通常の方法によ
り製造することができ、また、クロルフルオロアルカン
、液化石油ガス、ジメチＪレエーテル、炭酸ガス、窒素
ガス等の噴射剤を用いてエアゾール剤とすることもでき
る。そして、フオーム状セット剤、ジェル状セット剤、
ポンプスプレー式セット剤、エアゾールミスト状セット
剤、ローション状セット剤等の毛髪用セット剤、スタイ
リング剤、整髪料などとして適用することができる。

〔実施例〕

次に、実施例を挙げ、本発明を更に説明する。

実施例１ 第１表に示す組成の毛髪セツト剤組成物を製造し、セッ
ト保持力及び感触・ヘアスタイルについて評価を行った
。結果を第１表に示す。

く製法〉 （７）に（１）〜（４を溶解したのち、（５）及び（６
）を加えて均一に溶解する。

く評価方法〉 （１）　　セット保持力 長さ１８Ｃ１，重さ１．５ｇの毛束を水でぬらし、毛髪
セット剤組成物０．３ｇを塗布し、直径１５ｍｌ１１の
ロッドに巻いて、自然乾燥させた。乾燥後、カールのつ
いた毛束からロッドをはずし、恒温、恒湿箱（２５℃、
９８％ＲＨ）に３０分間つるし、カールの長さを測定し
た。セット保持力は、ロッドからはずした直後のカール
の長さをセット保持力１００％、カールのない元の毛髪
の長さ（１８Ｃ１）をセット保持力０％として計算し、
下記の表示により、第１表に示した。

（測定結果の表示） セット保持力（％）　　　　　表示 ０〜３３　　　　　　　　　　× ３４〜６６　　　　　　　　　　Δ ６７〜１００　　　　　　　　　０ ■）感触・ヘアスタイルの評価 根元と毛先の方向のそろった入毛ライラグを水でぬらし
、毛髪セツト剤組成物２．０ｇを塗布し、美容師１０人
によりヘアスタイルを仕上げ、ヘアスタイルのくせづけ
易さ等について官能評価した。

評価は、以下の評価点に従い、結果は評価点の平均値を
以下の評価結果表示により第１表に示した。

内容 非常に良い 良い やや良い ふつう やや悪い 悪い 非常に悪い （評価点） ＋３ ＋２ ＋１ １ ２ ３ （評価結果表示） 平均点 一３以上−２未満 一２以上−１未満 一１以上０未満 ０以上＋１未満 ＋１以上＋２未満 ＋２以上＋３以下 第１表の結果から明らかなように、本発明の毛髪セット
剤組底物は、セット保持力に優れ、良好な感触を有する
ものであった。

実施例２ 第２表に示す組成の毛髪セツト剤組成物を製造し、実施
何重と同様にして、セット保持力評価及び官能評価を行
なった。結果を第２表に示す。

く製法〉 ■に（１）及び（２）〜（２）のいずれかを加え、加温
混合したのち冷却して（支）を加える。

以下余白 第２表から明らかなように、５０℃で固体状、又は２５
℃で透明液状のエチレンオキサイド付加型非イオン活性
剤では、セット保持力及び官能評価で良好な結果が得ら
れないが、本発明品はセット保持力、べたつきの少なさ
、ゴワゴワ感の少なさのいずれの点でも非常に優れたも
のであった。

実施例３ スタイリングフオーム＝　　　　　　　　（％）■ラム
ダカラギーナン　　　　　　　　　　２．０く製法〉 ■に■を加えて加温して均一に溶解し、■〜■及び［相
］を加えた液をエアゾール缶に詰め、スタイリングフオ
ームを得た。水晶は、べたつかずにくせづけし易く、し
かもゴワつきがなくてセット保持力に優れたものであっ
た。

実施例４ スタイリングジェル：　　　　　　　　　（％）■イオ
タカラギーナン　　　　　　　　　１．０■プラスサイ
ズＬ３５Ｐ ■プロピレングリコール ■エタノール ■香　　　料 Ｏ水 ■ＬＰＧ　（３，５ｋｇ／ｃａｆ　６．２０℃）４．０ ０．５ ５．０ ０．２ バランス ８．０ ｉｏｏ、　。

■トリエタノールアミン ■グリセリン ■ケラチン加水分解物 ■香　　　料 ■オキシベンゾン ［相］色　　　素 ■エタノール 適量（ｐＨ７，５） ２．０ ０．５ ０．１ ０．１ 微量 ２５．０ ０水 バランス 〈製法〉 ■に■、■、■を加えて加温し均一に溶解したのち、■
及び■〜■を加えてスタイリングジェル組成物を得た。

水晶は、塗布後乾燥仕上げまでの過程でべたつきがなく
、仕上った髪がごわごわしないで、しかも非常にセット
保持力に優れていた。

実施例５ スタイリングジェル（ウェットタイプ）：（％〉 ■カッパカラギーナン　　　　　　　　　　０．３■イ
オタカラギーナン　　　　　　　　　０．３■ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油　　　１Ｏ１０（８０Ｂ、Ｏ，
） ■グリセリン　　　　　　　　　　　　　３０．０■カ
ーボボール９４０　　　　　　　　　　　０．４（Ｂ、
Ｆ、Ｇｏｏｄｒｉｃｈ　Ｃｈｅｒｎｉｃａ１社）■トリ
エタノールアミン　　　　　適量（ｐＨ７，５）■ジメ
チルポリシロキサン　　　　　　　　０．５（５，００
０ｃｓ） ■ポリエーテル変性シリコーン　　　　　　０．４〈日
本ユニカー社、　Ｌ−７２０） ■バーチエキストラクト　　　　　　　　　０．３（ツ
バローム社） ■香　　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　０．１０エタノール　　　　　　　　　　　　　　
１０．０■シルクプロティン加水分解物　　　　　０．
３〈製法〉 ０に■、■、■を加えて加温し均一に溶解したのち、■
、■、■〜■を加えてスタイリングジェル（ウェットタ
イプ）を得た。水晶は、べたつき感が少なく、かつスタ
イルをしっかりくせづけし易く、仕上った髪が、ゴワつ
かずにつやも有り、非常に優れたセット保持力を示した
。

〔発明の効果〕

本発明の毛髪セット剤組底物は、塗布後乾燥仕上げまで
の過程でべたつかず、くせづけし易く、また仕上がった
髪がゴワゴワしない等良好な感触を有し、しかもセット
保持力に優れたものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、次の成分（Ａ）及び（Ｂ） （Ａ）カラギーナン０．０５〜１０．０重量％（Ｂ）５
   ０℃において透明液状又は透明ペースト状であり、かつ
   ２５℃において固体状で あるエチレンオキサイド付加型非イオン界 面活性剤０．０１〜３０．０重量％ を含有することを特徴とする毛髪セット剤組成物。