JP2007126371A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】(A)特定の高重合アミノ変性シリコーンおよび/または特定の高重合未変
性シリコーンと、(B)水添ヒマシ油から誘導される構成単位とセバシン酸から誘導される構成単位とを有してなる水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体とを、含有してなることを特徴とする毛髪化粧料である。
【効果】毛髪のきしみやからみなどを抑制し、毛髪の指どおりや櫛どおりを改善すると共に、まとまりのあるしっとりと落ち着いた感触を毛髪に充分に与えることができ、これらの効果は一時的なものではなく、長期間持続する。
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪化粧料に関する。より詳しくは、本発明は、高重合アミノ変性シリコーンおよび/または高重合未変性シリコーンと、水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体とを含
む毛髪化粧料組成物に関する。
従来、ヘアリンス剤、ヘアトリートメント剤、ヘアコンディショニング剤などの毛髪化粧料として、1種あるいは2種以上の高重合アミノ変性シリコーンおよび/または高重合未変性シリコーンを含有する毛髪化粧料が知られている(特許文献1、2、3参照)。
これらの毛髪化粧料では、特定の高重合アミノ変性シリコーンおよび/または高重合未変性シリコーンを配合することにより、毛髪表面に持続性のある皮膜を形成し、該皮膜で毛髪を覆うことで、毛髪のきしみやからみなどを抑制し、毛髪の指どおりや櫛どおりを改善している。
しかしながら、これらの毛髪化粧料では、毛髪にシリコーン特有の軽いさらさらとした感触を与えることはできても、まとまりのあるしっとりと落ち着いた感触を充分に与えることはできなかった。
したがって、まとまりのあるしっとりと落ち着いた感触を毛髪に充分に与えることのできる毛髪化粧料、とくに持続性のある効果を奏することのできる毛髪化粧料の開発が望まれていた。
特開2003−95880号公報 特開2004−323492号公報 特開2004−67652号公報
本発明は、まとまりのあるしっとりと落ち着いた感触を毛髪に充分に与えることのできる毛髪化粧料、とくに持続性のある効果を奏することのできる毛髪化粧料を提供することを目的としている。
本発明者らは、上記実情に鑑みて鋭意検討した結果、高重合アミノ変性シリコーンおよび/または高重合未変性シリコーンと、水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体とを含む組成
物によれば上記目的を達成することができることを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、たとえば以下の事項に関する。
本発明に係る毛髪化粧料は、(A)平均重合度3,000〜20,000の高重合アミノ変性シリコーンおよび/または平均重合度2,000〜20,000の高重合未変性シ
リコーンと、(B)水添ヒマシ油から誘導される構成単位とセバシン酸から誘導される構成単位とを有してなる水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体とを、含有してなることを特徴としている。
前記水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体は、水添ヒマシ油から誘導される構成単位を80〜88重量%の量で、かつ、セバシン酸から誘導される構成単位を12〜20重量%の量で有していることが好ましい。
さらに、前記水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体の数平均分子量は、4,000〜12,000の範囲内であることが好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、前記水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体を0.05〜7.0重量%の量で含んでいることが好ましい。
また、本発明では、前記高重合アミノ変性シリコーンは、高重合ジメチルシロキサン−メチル(アミノプロピル)シロキサン共重合体であることが好ましい。
また、前記高重合未変性シリコーンは、高重合ジメチルポリシロキサンであることが好ましい。
さらに、本発明の毛髪化粧料は、前記高重合アミノ変性シリコーンおよび/または高重
合未変性シリコーンを、0.03〜12.0重量%の量で含んでいることが好ましい。
本発明の毛髪化粧料によれば、毛髪のきしみやからみなどを抑制し、毛髪の指どおりや櫛どおりを改善すると共に、まとまりのあるしっとりと落ち着いた感触を毛髪に充分に与えることができる。さらに、本発明によるこれらの効果は一時的なものではなく、長期間持続する。
したがって、本発明の毛髪化粧料は、ヘアリンス剤、ヘアトリートメント剤、ヘアコンディショニング剤、パーマネント処理剤の基剤、カーリング剤の基剤などとして好適に用いることができる。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明に係る毛髪化粧料は、(A)平均重合度3,000〜20,000の高重合アミノ変性シリコーンおよび/または平均重合度2,000〜20,000の高重合未変性シ
リコーンと、(B)水添ヒマシ油から誘導される構成単位とセバシン酸から誘導される構成単位とを有してなる水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体とを、含有することを特徴としている。
<(A)高重合アミノ変性シリコーンおよび/または高重合未変性シリコーン>
本発明に用いることのできる高重合アミノ変性シリコーンとしては、その平均重合度が通常3,000〜20,000、好ましくは3,000〜4,000の高重合アミノ変性シリコーンが挙げられる。
なかでも前記高重合アミノ変性シリコーンとしては、(CH33SiO[(CH32SiO]m[CH3[(CH23NH2]SiO]nSi(CH33で表され(mおよびnはそれぞれ整数を意味する。)、平均重合度m+nが通常3,000〜20,000、好ましくは3,000〜4,000で、n/mが通常1/500〜1/10,000、好ましくは1/500〜1/2,000の高重合ジメチルシロキサン−メチル(アミノプロピル)シロキ
サン共重合体が好ましく挙げられる。該高重合アミノ変性シリコーンは、1種単独で用いてもよく、平均重合度の異なる2種以上を混合して用いてもよい。
また、本発明に用いることのできる高重合未変性シリコーンとしては、その平均重合度が通常2,000〜20,000、好ましくは2,000〜4,000の高重合未変性シリコーンが挙げられる。
なかでも前記高重合未変性シリコーンとしては、(CH33SiO[(CH32SiO
nSi(CH33で表され、平均重合度nが通常2,000〜20,000、好ましく
は2,000〜4,000の高重合ジメチルポリシロキサンが好ましく挙げられる。該高重合未変性シリコーンは、1種単独で用いてもよく、平均重合度の異なる2種以上を混合して用いてもよい。
高重合アミノ変性シリコーンおよび高重合未変性シリコーンにおいて、平均重合度がそれぞれ上記範囲内の値であると、油状とならず仕上がり時のトリートメント効果を充分に発揮することができ、他の原料との溶解性も良好である。また、高重合アミノ変性シリコーンにおいて、n/mが上記範囲内の値であると、製造時における架橋反応や原料臭の発
生の問題を回避でき、毛髪に対する親和性がよくトリートメント効果が持続する。
このような高重合アミノ変性シリコーン、高重合未変性シリコーンとしては公知のものを適宜使用することができる。たとえば、高重合アミノ変性シリコーンの市販品としては、信越化学工業株式会社製 高重合ジメチルシロキサン−メチル(アミノプロピル)シロキサン共重合体 KF8017、同KF8018、同KF8020などが挙げられる。また、高重合未変性シリコーンの市販品としては、GE東芝シリコーン株式会社製 高重合ジメチルポリシロキサン XF49−B7082などが挙げられる。
本発明では、これら高重合アミノ変性シリコーンおよび高重合未変性シリコーンは、それぞれ単独で用いてもよく、これらを併せて用いてもよい。
前記高重合アミノ変性シリコーンおよび/または高重合未変性シリコーンは、いずれか
を単独で用いる場合にはその量が、これらを併せて用いる場合にはこれらの合計量が、通常0.03〜12.0重量%、好ましくは0.1〜7.0重量%、より好ましくは1.0〜5.0重量%となるように本発明の毛髪化粧料に用いられる。
前記高重合アミノ変性シリコーンおよび/または高重合未変性シリコーンを上記範囲内
の量で含んでいると、毛髪のきしみやからみなどを抑制し、毛髪の指どおりや櫛どおりを改善できると共に、後述する水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体との相溶性がよく、毛髪化粧料の保存安定性が良好となる。
<(B)水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体>
本発明に用いることのできる水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体は、水添ヒマシ油から誘導される構成単位とセバシン酸から誘導される構成単位とを有してなる高分子である。
本発明では、前記水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体は、水添ヒマシ油から誘導される構成単位を通常80〜88重量%、好ましくは83〜85重量%の量で、かつ、セバシン酸から誘導される構成単位を通常12〜20重量%、好ましくは15〜17重量%の量で含んでいる。該構成単位量は、NMRやIRスペクトル測定などの公知の方法によって決定できる。
水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体を構成する各単量体から誘導される構成単位がそれぞれ上記範囲内の値の量であると、毛髪への高い吸着性により毛髪のすべり、まとまりのあるしっとりと落ち着いた感触の向上が期待できる。
前記水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体の数平均分子量は、通常4,000〜12,000、好ましくは5,000〜11,000の範囲内であることが望ましい。なお、数平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算で求められる。
前記水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体の数平均分子量が上記範囲内の値であると、毛
髪への高い吸着性により毛髪のすべり、まとまりのあるしっとりと落ち着いた感触の向上が得られ、さらに優れたシャンプー耐性により、その効果が持続する。
前記条件を満たす水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体としては、具体的には、たとえば、クローダジャパン株式会社製 クロダモルCWS−5、同CWS−10などが挙げられる。
前記水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体は、通常0.05〜7.0重量%、好ましくは0.1〜3.0重量%、より好ましくは0.3〜2.0重量%の量で本発明の毛髪化粧料に含まれていることが望ましい。該共重合体が上記範囲内の量で含まれていると、まとまりのあるしっとりと落ち着いた感触を毛髪に充分に与えることができ、その効果が長期間持続する。
<(C)その他>
また、本発明の毛髪化粧料には、本発明の効果を損ねない範囲内の量で、上述した成分以外のその他の成分をさらに配合することができる。
配合しうるその他の成分としては、上述した各成分の溶解あるいは分散や、組成物全体の粘度調整や濃度調整などが容易となる点から、水が含まれていることが好ましい。本発明に用いることのできる水としては、とくに限定されないが、イオン交換水、蒸留水などの精製水が好ましく挙げられる。水は後述するその他の成分との合計量で、本発明の毛髪化粧料100重量%から上述した(A)および(B)成分の合計量を差し引いた残りの量で含まれていることが望ましい。
水以外に配合しうるその他の成分としては、たとえば、
塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化トリ(ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウム(5E.O.)、塩化ジ(ポリオキシエチレン)オレイル
メチルアンモニウム(2E.O.)、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリ
メチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウムなどの4級アンモニウム塩;脂肪酸アミドアミン塩;アルキルトリアルキレングリコールアンモニウム塩;ベンザルコニウム塩;ベンゼトニウム塩;ピリジウム塩;イミダゾリニウム塩などのカチオン性界面活性剤:
ラウリル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸塩;ポリオキシエチレン(以下、POEと略す)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、POEノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウムなどのPOEアルキル/アルキルアリルエーテル硫酸塩;スルホコハク酸塩;N−アシルスルホン酸塩;アルキルベンゼンスルホン酸塩;α−オレフィンスルホン酸塩;アルカンスルホン酸塩;N−アシルアミノ酸塩;POEアルキルエーテルリン酸およびその塩などのアニオン性界面活性剤:
POEアルキルエーテル類;POEポリオキシプロピレンアルキルエーテル類;多価アルコール脂肪酸エステル類;グリセリン脂肪酸エステル類;ポリグリセリン脂肪酸エステル類;ソルビタン脂肪酸エステル類;POEグリセリン脂肪酸エステル類;POEソルビタン脂肪酸エステル類;POEソルビット脂肪酸エステル類;ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類;アルキルアルカノールアミド類;POE硬化ヒマシ油;ピログルタミン酸イソステアリン酸POE硬化ヒマシ油;POEエチレンラノリン;POEコレステロール;POEフィトステロール;POEコレスタノール;POEフィトスタノールなどのノニオン系界面活性剤:
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのベタイン型;2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウムなどのイミダゾ
リン型;アミノ酸型などの両性界面活性剤:
ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、パラフィン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、セレシン、プリスタンなどの炭化水素類;ミツロウ、ラノリン、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油などのロウ類;ヒマシ油、パーム油、ヤシ油、オリーブ油、ツバキ油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、牛脂、カカオ脂、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アルモンド油、アボガド油、カロット油、マカデミアナッツ油、アマニ油、ミンク油、卵黄油、これらを水添して得られる硬化油などの油脂類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸等の高級脂肪酸;ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ラノリン誘導体等のエステル類;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール;などの油剤:
蛋白質、ポリペプチド、アミノ酸、ピロリドンカルボン酸誘導体、擬似セラミドなどの毛髪保護剤:
臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化水素、過ホウ酸ナトリウムなどの酸化剤:
チオグリコール酸またはその塩、システインまたはその塩、亜硫酸塩、システアミンまたはその塩などの還元剤:
アンモニア、水酸化ナトリウム、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、炭酸水素アンモニウムなどのアルカリ成分:
ポリシロキサン、メチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリオキシエチレン/メチルポリシロキサン共重合体などの上述した(A)
成分以外のシリコーン類:
カチオン化セルロース、カチオン化グァガム、カチオン化ポリマー、カチオン化樹脂、天然水溶性高分子類などのコンディショニング剤:
カルボキシエチルセルロース、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、エチレン/アクリル酸共重合体などの増粘剤:
グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコールなどの湿潤剤:
アスコルビン酸、エリソルビン酸、エデト酸塩、エチドロン酸塩、フェナセチン、サリチル酸などの安定化剤:
メチルパラベン、安息香酸ナトリウムなどの防腐剤:
クエン酸、クエン酸ナトリウムなどのpH調整剤:
養毛剤、紫外線吸収剤、色素、パール剤、香料などが挙げられる。
<毛髪化粧料の調製方法、剤型、使用態様>
本発明の毛髪化粧料は、上述した各成分を、公知の方法で、撹拌、混合、加熱、溶解等することによって製造することができる。なお、製造された毛髪化粧料のpHは、毛髪を痛めずに膨潤させ、毛髪に対する毛髪化粧料の浸透を促進し、トリートメント効果を向上させる点からは、通常はpH2〜10の範囲であるとよい。
なお、毛髪化粧料の好ましいpH範囲は使用態様によって異なり、たとえば、ヘアトリートメント剤の場合にはpH2〜7の範囲が好ましく、パーマネント処理剤の基剤である場合には、2剤方式のパーマネント処理剤のいわゆる第1剤としてはpH6〜9.5の範囲、第2剤としてはpH2〜8の範囲が好ましい。
本発明の毛髪化粧料の剤型はとくに限定されず、クリーム、ジェル、フォーム、スプレー、ミストなどのいずれの形状でもよい。また、その使用態様はとくに限定されないが、ヘアリンス剤、ヘアトリートメント剤、ヘアコンディショニング剤、パーマネント処理剤の基剤、カーリング剤の基剤などとして好適に使用することができる。たとえば、上述した酸化剤を配合し、2剤方式のパーマネント処理剤あるいはカーリング剤などの第2剤として好適に用いることができる。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1〜32]
表1〜3に示した成分および割合で、各成分を撹拌、混合し、実施例1〜32の各毛髪化粧料を得た。
得られた毛髪化粧料を、20〜50代のテストパネラーの毛髪(未処理人毛)に塗布し、(1)施術直後の仕上がりの櫛どおりの良さ、(2)施術直後の仕上がりのしっとり感、(3)施術直後の仕上がりの毛先の落ち着き感、(4)施術1週間後の仕上がりの櫛どおりの良さ、(5)施術1週間後の仕上がりのしっとり感、(6)施術1週間後の仕上がりの毛先の落ち着き感、の各項目について以下の方法および評価基準により評価した。
<評価の方法および基準>
テストパネラーの毛髪を常法によりシャンプーを用いて水で洗髪した後、湿潤状態の毛髪に対して毛髪の長さに応じた量の毛髪化粧料(ショートヘアの場合;30〜40g、ミディアムヘアの場合;40〜50g、ロングヘアの場合;60g以上を目安とした)を、刷毛を用いて塗布し、櫛で毛髪の流れをまっすぐに整えた後、5〜10分間、室温で放置した。
その後、常法によりシャンプーを用いて水で洗髪し、ドライヤーで乾燥した後、10人の専門テスター(美容師)により、以下の評価基準1に基づき、評価項目(1)〜(3)について採点評価した。さらに各項目についての評価の平均点を以下の評価基準2に基づき判定し、最終的な評価とした。
また、1週間後、シャンプーによる洗髪とドライヤーによる乾燥を常法により行った後、上記と同様にして、評価項目(4)〜(6)についても評価した。
各毛髪化粧料についての結果を表1〜3にそれぞれ示す。
評価基準1
5点; 非常に良い
4点; 良い
3点; 普通
2点; 悪い
1点; 非常に悪い
評価基準2
平均点 判定結果
4.5以上 ; ◎
3.5以上4.5未満 ; 〇
2.5以上3.5未満 ; △
2.5未満 ; ×
Figure 2007126371
Figure 2007126371
Figure 2007126371
[比較例1〜14]
表4〜5に示した成分および割合に変更したほかは、上記実施例1〜32と同様にして毛髪化粧料を得て、同様に評価した。
各毛髪化粧料についての結果を表4〜5に示す。
Figure 2007126371
Figure 2007126371

Claims (7)

  1. (A)平均重合度3,000〜20,000の高重合アミノ変性シリコーンおよび/ま
    たは平均重合度2,000〜20,000の高重合未変性シリコーンと、
    (B)水添ヒマシ油から誘導される構成単位とセバシン酸から誘導される構成単位とを有してなる水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体とを、
    含有してなることを特徴とする毛髪化粧料。
  2. 前記水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体が、水添ヒマシ油から誘導される構成単位を80〜88重量%の量で、かつ、セバシン酸から誘導される構成単位を12〜20重量%の量で有していることを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. 前記水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体の数平均分子量が、4,000〜12,000の範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の毛髪化粧料。
  4. 前記水添ヒマシ油−セバシン酸共重合体を0.05〜7.0重量%の量で含んでいることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  5. 前記高重合アミノ変性シリコーンが、高重合ジメチルシロキサン−メチル(アミノプロピル)シロキサン共重合体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  6. 前記高重合未変性シリコーンが、高重合ジメチルポリシロキサンであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  7. 前記高重合アミノ変性シリコーンおよび/または高重合未変性シリコーンを、0.03
    〜12.0重量%の量で含んでいることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の毛髪化粧料。
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