JPH0326161Y2 - - Google Patents

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JPH0326161Y2
JPH0326161Y2 JP7087585U JP7087585U JPH0326161Y2 JP H0326161 Y2 JPH0326161 Y2 JP H0326161Y2 JP 7087585 U JP7087585 U JP 7087585U JP 7087585 U JP7087585 U JP 7087585U JP H0326161 Y2 JPH0326161 Y2 JP H0326161Y2
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JP
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roof
floor
opening
balcony
roof balcony
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JP7087585U
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JPS61185801U (ja
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【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、通気及び採光を図るべく屋根裏内に
設けられたルーフバルコニーに係り、更に詳しく
は床を屋根の軒裏まで延設してその先端に横樋を
設け、床上には点検蓋を有する縁材を配設すると
ともに、該点検蓋下部には塵止部材を設けること
により円滑な排水処理を可能としたルーフバルコ
ニーに関する。
(従来の技術とその問題点) 現在市街地に構築される建物は、一般に敷地面
積が狭い為、通気及び採光を十分に取り入れる様
に各種の工夫が為されている。例えば採光を図る
には屋根に天窓を設けたり、また通気を図る為に
は上記天窓をハツチ開口式にしたり、越屋根を設
けたりしている。
更に又、上記天窓や越屋根よりも多くの通気、
採光を採り入れる為、建物の屋根面を開口して、
所謂ルーフバルコニーが設けられる。このルーフ
バルコニーは屋根面が開口されている為雨仕舞や
排水が難しく、特に開口から入り込む枯葉等がル
ーフバルコニー下部の屋根先端に設けられた横樋
に集積し、雨水の排出を妨げる。しかも横樋は軒
先部分に設けられることが多いので容易に枯葉等
を取り除くことが出来ず、漏水等の事故を引き起
す原因ともなる。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案は上記した問題点を解決する為案
出されたもので、屋根面の一部を開口し、この開
口下方の屋根裏内に設けたルーフバルコニーにお
いて、該ルーフバルコニーの床を屋根の軒裏まで
延設し、その先端に横樋を設け、床上には縁材を
配設し、この縁材に開閉自在の点検蓋を設けるこ
とにより塵止部材に集積した枯葉等の塵を容易に
取り除くことが出来るので採光、通気を十分確保
出来ると共に、排水管理も適切に行うことがで
き、よつて漏水等の事故が生じない好都合な居住
空間を提供できる。
(実施例) 以下、図面に基づき本考案のルーフバルコニー
を詳細に説明する。
第1図は家屋1にルーフバルコニー3を設けた
状態を示す正面図である。
この家屋1の屋根は、例えば一対の屋根面2,
2により切妻状に形成されている。しかも一方の
屋根面2には屋根裏内に連通した状態で開口21
を設けている。この開口21の下方屋根裏内に
は、第2図(第1図におけるA−A線矢視断面
図)で示す様に床31が屋根の軒裏0まで延設さ
れ、その先端31aには横樋37が設けられてい
る。一方開口21の両側部には側壁32,33が
それぞれ該床31上に立設されている。又床31
の室内側には同様に開閉面35が設けられてお
り、更に室外側には開閉面35と平行に前壁34
が立設され、所謂上記床31、側壁32,33、
前壁34、開閉面35により区画された状態でル
ーフバルコニー3が形成されている。
第3図は、上述したルーフバルコニー3を更に
詳述する為の第2図におけるB部分拡大図であ
る。
すなわちルーフバルコニー3を構成する床31
は、例えば木質系パネルを敷設してなり、開口2
1から吹き込まれた雨等を適宜自然流出させる為
に全体として室外方向を低位に傾斜させている。
又床31の上面にルーフイング等を敷設し、その
上に鉄板葺きや瓦棒葺き等からなる床下屋根を形
成し、先端31aには横樋37が設けられてい
る。側壁32,33前壁34も同様に木質パネル
等からなり、ルーフバルコニー3側の面には耐侯
性の大きい外装材が張設される。一方開閉面35
は家屋1の居室内とルーフバルコニー3との連通
を開閉するものであり、例えばサツシ枠等に引違
い扉を設けた開閉扉の構造を有する。
上述したルーフバルコニー3の床31上には簀
の子等からなる縁材36が適宜設けられる。この
縁材36の前壁34側には第4図(第3図のC部
分拡大図)で示す如く、床31の排水状態を点検
する為の点検蓋36aが開閉自在に設けられてい
る。点検蓋36aは縁材36と同様な材質からな
り、所謂落し込み式に形成されるもので、開くと
きは上方向(第4図の矢印方向)に持ち上げれば
良い。しかもこの点検蓋36aの下部、所謂点検
蓋36aと床31の間には床下屋根の傾斜方向と
直交した状態に塵止部材36bが設けられてい
る。塵止部材36bとして、例えばメツシユ状の
筒体を用いれば前・後面で二重に塵止効果が発揮
される。一方開口21の上端には横樋22が、更
に軒先23には同様に横樋24が、更に又床31
の先端31aには横樋37がそれぞれ配設され、
これら横樋22,24,37によつて屋根面2及
び開口21から侵入した雨水等を適宜外部に排出
する構造となつている。尚、軒天井38を張設す
れば横樋37は所謂内樋となつて外部から露見さ
れず外観上好都合となる。
上述した床31、側壁32,33、前壁34及
び開閉面35相互の接合部及び屋根面2との各接
合部にはコーキング材等を介して十分な雨仕舞処
理が行なわれる。
上記の構造を有するルーフバルコニー3におい
て、屋根面2から流入する雨水は樋22や24に
より適宜排水され、又開口21を経て流入した雨
水は床下屋根上を流れ、横樋37に流入して排出
される。特に雨水とともに流れてきた枯葉等の塵
は塵止部材36bで横樋37に流入するのを防止
されるので排水棧能は常に維持される。又塵止部
材36bに塵が集積し、排水能力が低下すれば点
検蓋36aを開けて集積した塵を取り除くことに
より容易に排水能力を正常に回復させることがで
きる。
(考案の効果) 以上説明した様に本考案のルーフバルコニー
は、ルーフバルコニーの床面上に縁材を配設し、
該縁材の室外側には取外し自在に点検蓋を設け、
かつその下部に塵止部材を設けたので次の如き居
住性能を向上させる顕著な効果が上げられる。
点検蓋を適宜開口して、塵止部材樋に集積した
塵、枯葉等を取除けばルーフバルコニーの床面下
部は常に正常な流水機能を働かせることができる
ので縁材を上げたり、軒天井を取り外す必要がな
い。所謂メンテナンスが極めて簡易となる。
更に副次的効果として、ルーフバルコニー自体
が家屋の屋根裏を有効的に利用する構造なので、
家屋全体の外観イメージを壊すことがない。
更に又ルーフバルコニー自体が屋根裏内に床と
各壁とによつて区画形成されているので一つの居
室空間が形成され、適宜温室、サンルームに増改
築することも容易となる等多機能な空間が提供出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、家屋の正面図、第2図は、第1図に
於けるA−A線矢視断面図、第3図は、第2図の
B部分拡大図、第4図は、第3図のC部分拡大図
である。 1……家屋、2……屋根面、21……開口、3
……ルーフバルコニー、31……床、32,33
……側壁、34……前壁、35……開閉面、36
……縁材、36a……点検蓋、36b……塵止部
材、37……横樋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根面の一部を開口し、該開口の下方屋根裏内
    に前壁、側壁、床及び開閉面により形成したルー
    フバルコニーにおいて、該床を屋根の軒裏まで延
    設したその先端に横樋を設け、該床上には縁材を
    配設し、前壁側の縁材に点検蓋を開閉自在に設け
    るとともに、該点検蓋下部の床上には塵止部材を
    設けたことを特徴とするルーフバルコニー。
JP7087585U 1985-05-14 1985-05-14 Expired JPH0326161Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7087585U JPH0326161Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

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JP7087585U JPH0326161Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61185801U JPS61185801U (ja) 1986-11-19
JPH0326161Y2 true JPH0326161Y2 (ja) 1991-06-06

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ID=30607856

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