JPH0326073A - 電子式スチールカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、顔写真撮影用等に適する、インスタントタイ
ブの電子式スチールカメラに関する。

（従来の技術） 一般に、営業マン等のビジネスマンにとって、客先等、
相手の顔を覚えることが仕事上重要なファクターの一つ
であり、初対面の人の゛顔も確実に覚えられることが望
ましいが、初対面の人の顔はなかなか覚えにくいのが現
状である。このような記憶の手助けとして、一般的な３
５■カメラ等を用いて、相手の顔を撮影しておくことが
考えられるが、現像に時間がかかり、短時間の対応には
不向きである。また、ポラロイド等の、いわゆるインス
タントカメラでは、写真ｌ枚当りのコストが非常に高く
なってしまう。さらに、このような写真により顔を覚え
ようとする場合、名前と顔を一致させるために、後日、
写真に名前を記入しなければならず、取扱いが面倒であ
る。

また、岡種の装置として、特開昭６０−２０６８５号公
報に示されるように、ビデオカメラにより被写体を撮影
し、ビデオカメラから出力されるビデオ信号に基づいて
被写体像を用紙上にブリントするものが考えられている
。しかし、この装置は、黒板等に描かれたものを撮影し
、プリントアウトすることを目的としており、装置が大
型であり、通常のスチールカメラのように用いることは
困難である。さらに、撮像素子を用いた、一般に言う電
子写真は、撮像素子から出力される画像信号をそのまま
記憶（　Ａ／Ｄ変換データを含む）しているため、記録
用媒体として、フロッピーディスクを用いねばならず、
小型化が十分に行なわれず、操作性に問題がある。

（発明が解決しようとする課題） 上記のように、３５ｌＳｌｌカメラやインスタントカメ
ラ等は、操作性に優れてはいるが、現像に時間がかかっ
たり、コスト的に不利であったり、さらには名前を記入
しなければならない等の問題がある。

また、電子式のプリントによるものは、もともとスチー
ルカメラとして考慮されていず、スチールカメラのよう
に用いることが困難であり、さらに、電子写真も、記録
媒体にフロッピーディスクを用いなければならないので
、小型化が十分に行なわれない等の問題がある。

本発明の目的は、小型で操作性に侵れ、かつ、被写体像
を低コストでインスタントにプリントアウトすることが
できる電子式スチールカメラを提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明による電子式スチールカメラは、レンズを介して
入射される光学画像を電気的な画像信号に変換する撮像
素子を有する。また、この撮像素子から出力される画像
信号の濃さのレベルを、それぞれ互いに異なる閾値が設
定された複数の画素からなるデイザにより上記閾値に対
する２値化データとし、これを画像メモリに記憶させる
デイザパターン方式によるデータ処理部を設けている。

さらに、上記画像メモリの記憶内容をプリント用紙にプ
リントするプリンタを設けている。

（作用） 本発明では、撮像素子から出力される画像信号をディザ
パターン方式により２値化して画像メモリーに記憶させ
ることにより、この画像メモリーとして、フロッピーデ
ィスクを用いずに、少容量のメモチイップを用いること
が可能となり、全体構成を小型化でき、電子式スチール
カメラとしての操作性が大幅に向上する。そして、この
記憶内容に従ってプリンタを動作させ、被写体像をプリ
ント用紙上にインスタントにプリントアウトする。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、１ｌは本体ケースで、その一側面には
撮影用のレンズ１２が設けられている。このレンズ１２
近くの本体ケース１１内には、光学ファインダ１３を設
けて、上記レンズ１２により撮影される被写体像を目視
できるようにしている。

１５はＣＣＤ等による撮像素子で、上記レンズ１２と対
向する本体ケースｌｌ内に設けられ、レンズ１２を通し
て入射される図示しない被写体像を光電変換し、画像信
号として出力する。１６は電子回路のプリント配線板で
、本体ケース１１内に設けられており、上記撮像素子１
５のコントロール部、この撮像素子ｌ５から出力される
画像信号に対するデータ処理部、および後述するプリン
タ１８のコントロール部等が組み込まれている。

上記データ処理部は、撮像素子１５からの画像信号を、
面積階調の一方式であるディザパターン方式によって２
値化し、その１画面分を、メモリチップ等による図示し
ない画像メモリーに記憶させるものである。ディザパタ
ーン方式は、周知のように、複数の画素（例えば縦横２
Ｘ２の計４個）の集合であるディザを用いており、各画
素には、前記画像信号の濃さのレベルに対応した互いに
異なる閾値”０“１”　″２゜　“３”が設定されてい
る。そして、画像信号の濃さのレベルが、各画素の部分
でそれらの閾値と比較される。例えば、閾値“１″の部
分では、画像信号の濃さのレベルが′１”より高ければ
黒、′１＃より低ければ白に対応した２値信号を出力す
る。すなわち、画像信号の色の濃さを複数の画素の２値
信号の集合として出力する。このため、画像信号をその
まま記憶する場合に比べ、データ量を大幅に少なくする
ことができ、１画面分であれば、画像メモリーとして、
フロッピーディスクを用いることなく、少容量のメモリ
チップに記憶させることができる。

前記プリンタＩ８は、同じく本体ケース１１内に構成さ
れており、前記画像メモリーの内容を、プリント用のヘ
ッドｌ９により、プリント用紙２Ｇのプリント部２１上
にプリントアウトする。

上記プリント用紙２Ｇは、円筒状回転支持体２２の外周
にロール状に巻き付けられており、ガイドローラ２３に
よって、前記ヘッド１９によるプリント位置に案内され
る。そして、プリント後は、本体ケースｌ１上面に形成
されたスリット２４を通って外部に送り出され、ミシン
目２０ｇ部分で切り離される。また、プリント部２１は
、例えば名刺上に貼付できる程度の面積に形成され、そ
の裏面にはのりが塗布され、プリント用紙２０の台紙上
に、はぎ取り可能な状態で取り付けられている。なお、
前記円筒状回転支持体２２は、電源用バッテリ（例えば
Ｎｉ−Ｃｄバッテリ）２５の収納ケースを兼ねている。

前記プリント用のヘッド１９にはサーマルシリアルヘッ
ドを用いる。もちろん、ラインヘッドを用いても良いが
、ここではコスト面からシリアルヘッドを用いている。

２６は駆動モータで、上記へッド１９の左右方向への移
動と、プリント用紙２０に対する紙送り動作を行なうべ
く、前記電子回路のプリント配線板ｌ６に組み込まれた
プリンタコントロール部により制御される。

また、本体ケース１ｌの上面には、撮影スイッチ（シャ
ッター）２８と、コピースイッチ２９とがそれぞれ設け
られており、それらをオン操作することにより、対応す
る動作指令を前記電子回路のプリント配線板ｌ６に与え
る。

上記構成において、撮影を行なう場合は、光学ファイン
ダ１３によって被写体像を確認しながら撮影スイッチ２
８をオン操作すると、電子回路のプリント配線板ｌ６に
組み込まれた撮像素子１５のコントロール部が動作し、
撮像素子Ｘ５は、レンズ【２を通って入射された被写体
像を捕え、この被写体像に対応・した画像信号を出力す
る。この画像信号は、データ処理部によってディザパタ
ーン方式にょり２値化され、１画面分が画像メモリーに
記憶される。

次に、コピースイッチ２９をオン操作すると、電子回路
のプリント配線板１６に組み込まれたプリンタコントロ
ール部が動作し、モータ２６を動作させると共に、前記
画像メモリーの内容に従ってヘッド１９を動作させる。

このためプリント用紙２ｏのプリント部２１は、ヘッド
！９による印字動作部まで送られ、ここで画像メモリー
の内容、すなわち、被写体像がプリント部２ｌ上に印字
される。

このようにしてプリントが完了すると、プリント済みの
部分がスリット２２を通って本体ケースｌｌ外に送出さ
れるので、これをミシン目２ａ１の部分で切り離す。さ
らに、プリント部２１を台紙からはぎ取り、その裏面に
塗布されているのりを利用して、名刺上等に貼付する。

このようにすると、名前と顔とが一致するので、従来の
ように写真に名前を書き込んだりする手間が無くなり、
取扱いが容易になる。

ここで、前述のように画像信号を面積階調の一方式であ
るディザパターン方式により２値化しているので、濃度
階調方式に比べてデータ量は少なくなるが、顔写真用と
して十分な品質が得られる。

また、コピースイッチ２９を繰り返しオン操作すること
により、同じ顔を何枚もコピー出来るので、顔写真が数
多く必要な場合にも便利である。

なお、１枚のコピーにかかるコストは、１０円程度と安
くできる。

上記電子式スチールカメラは、３５■写真ネガフィルム
とほぼ同等のサイズの普通用紙に、顔写真の代用のコピ
ーをインスタントに作成できるものであり、ＤＰＩを経
て作威される拡大画像、或いはビデオ画像信号の後処理
により、ビデオプリンタに拡大画面をコピーさせること
は出来ないが、上述のように、カメラ単体のみで顔写真
に相当するものを作成できるというメリットは大きい。

なお、プリント用のデータをメモリカードに記憶させ、
ホストマシンと連結させるように構戊してもよい。この
場合、専用ソフトにより、アルバム等の作或も可能とな
る。さらにメモリカードを用いると何時でもコピーでき
るため、プリンタ部を別にして小型軽量化を計ってもよ
い。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、小型で取扱い性に優れ、
インスタントに被写体像をプリントアウトすることがで
きる電子式スチールカメラを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による電子式スチールカメラの一実施例
を示す透視図である。 ｌ２・・レンズ、１５●・撮像素子、１６・・データ処
理部が組み込まれた電子回路のプリント配線板、１８・
・プリンタ、２０・・プリント用紙。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）レンズを介して入射される光学画像を電気的な画
   像信号に変換する撮像素子と、 この撮像素子から出力される画像信号の濃さのレベルを
   、それぞれ互いに異なる閾値が設定された複数の画素か
   らなるディザにより上記閾値に対する２値化データとし
   、これを画像メモリに記憶させるディザパターン方式に
   よるデータ処理部と、 上記画像メモリの記憶内容をプリント用紙にプリントす
   るプリンタと、 を備えたことを特徴とする電子式スチールカメラ。