JPH032594B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH032594B2
JPH032594B2 JP26241284A JP26241284A JPH032594B2 JP H032594 B2 JPH032594 B2 JP H032594B2 JP 26241284 A JP26241284 A JP 26241284A JP 26241284 A JP26241284 A JP 26241284A JP H032594 B2 JPH032594 B2 JP H032594B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat capacity
assembly
heat
core
shell
Prior art date
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Expired
Application number
JP26241284A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61140364A (ja
Inventor
Hiroshi Ito
Haruo Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP26241284A priority Critical patent/JPS61140364A/ja
Publication of JPS61140364A publication Critical patent/JPS61140364A/ja
Publication of JPH032594B2 publication Critical patent/JPH032594B2/ja
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  • Heat Treatment Of Articles (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、流体トルクコンバータ等に用いられ
る板金製翼車のブレードのろう付け方法及びその
実施に使用するヒートバランサに関する。
(従来の技術) 従来この種方法として、板金製翼車を構成する
外側のシエルと内側のコアとの間にブレードを装
着して成る組立体を連続炉に投入してブレードの
炉中ろう付けを行うようにしたものは知られる。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来方法では、組立体が連続炉内の加熱ゾ
ーンから冷却ゾーンに移送されたとき、第6図に
示すように組立体の炉内での進行方向前方の部分
の温度(a線)が後方の部分の温度(b線)より
早く低下し、炉の条件にもよるが組立体の平均温
度がろう材の凝固温度(銅ろうで1083℃)に低下
した時点で前方部分と後方部分の温度差が150〜
300℃にもなることがあり、前方部分から除々に
ろう付けが完了して歪が後方部分に集中し、後方
部分でのろう付け不良を生じたり、シエルやコア
が楕円状に歪み勝ちとなり、後処理として歪取り
等の作業が必要となる。
本発明の第1の目的は、組立体がその前後の温
度差を生ずることなく均一に冷却され得るように
して、上記の問題点を解決することにある。本発
明の第2の目的は、シエルの熱容量がコアとブレ
ードとの合計熱容量より大きいことに起因して生
ずるろう付け不良、即ち、コアとブレードとが早
期に冷却収縮し、ブレードとシエルとの間に比較
的大きな隙間ができた状態でろう材が凝固してし
まうことによるブレードとシエル間のろう付け不
良も防止し得るようにすることにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の第1発明は、上記第1の目的を達成す
べく、板金製翼車を構成する外側のシエルと内側
のコアとの間にブレードを装着して成る組立体を
連続炉に投入して該ブレードの炉中ろう付けを行
うものにおいて、該組立体にヒートバランサを伝
熱的に組付け、該ヒートバランサを含む該組立体
の炉内での進行方向前方の部分の熱容量が後方の
部分の熱容量よりも大きくなるようにしたことを
特徴とする。
本発明の第2発明は、上記第1発明で使用され
るヒートバランサに関し、上記第2の目的を達成
すべく、ヒートバランサをコアに載置自在の環状
体で構成し、その総熱容量がシエルの熱容量から
コアとブレードの合計熱容量を引いた値に等し
く、且つその周囲一側部の熱容量を他側部の熱容
量より大きくしたことを特徴とする。
(実施例) 本発明を図示の実施例に付説明する。
第4図及び第5図を参照して、1は板金製翼車
を構成する外側のシエル、2はその内側のコア、
3はブレードを示し、該シエル1に周方向に間隔
を存して該ブレード3の複数枚を夫々外端部にお
いて該シエル1に形成した凹溝1aに係合させる
と共に内端部において該シエル1に固定のリテー
ナ1bに係合させてセツトし、次いでこれらブレ
ード3の内周縁上に該コア2を載置すると共に、
該各ブレード3の内周縁に突設した突起3aを該
コア2に形成した各透孔に挿入して溶接し、かく
て該シエル1と該コア2との間にブレード3を装
着して成る組立体4を構成した。
そして、該組立体4に適宜ろう材をセツトした
後、これを第1図に示す如くコア2側を上にした
状態で連続炉5に投入して、該炉5内の予熱ゾー
ン5aから加熱ゾーン5bを経て冷却ゾーン5c
に移送させ、該加熱ゾーン5bにおいてろう材を
溶融させて各ブレード3の内外両周縁に行き渡ら
せ、該冷却ゾーン5cにおいてろう材を凝固させ
て、該各ブレード3の外周縁と内周縁とを夫々シ
エル1とコア2とにろう付けするようにした。
以上は上記した従来方法と特に異らないが、本
発明によれば、組立体4にヒートバランサ6を伝
熱的に組付け、該ヒートバランサ6を含む該組立
体4の炉5内での進行方向前方の部分の熱容量が
後方の部分の熱容量よりも大きくなるようにする
もので、更に図示の実施例では、該ヒートバラン
サ6を、第2発明の特徴とするところに従い、コ
ア2に載置自在の板体であつて、その総熱容量が
シエル1の熱容量からコア2とブレード3の合計
熱量を引いた値に略等しく、且つその周囲一側部
の熱容量を他側部の熱容量より大きくして成るも
のに構成し、該ヒートバランサ6を該一側部が組
立体4の進行方向前方に位置するように該コア2
に載置して、該組立体4を連続炉5に投入するも
のとした。
尚、該ヒートバランサ6は、第2図に矢示する
如く熱風が通り抜けるように環状にすることが好
ましく、この場合周囲一側部を比較的肉厚にし、
或いは第3図に示す如く周囲一側部を比較的巾広
にして、該一側部の熱容量を他側部に比し大きく
する。
(作用) 本発明の作用を上記実施例に基いて説明する
に、組立体4が連続炉5の加熱ゾーン5bから冷
却ゾーン5cに移行されたとき、ヒートバランサ
6が無いと、組立体4の進行方向前方の部分が早
期に冷却されて、第6図に示す如く前後の温度差
△tを生ずるが、本発明によればヒートバランサ
6によりこれを含む組立体4の前方部分の熱容量
が後方部分に比し大きくなるため、前方部分の冷
却が遅れてその温度(c線)と後方部分の温度
(b線)との差が小さくなり、(実験により温度差
を30℃以下に減少できることが確認された)組立
体4の前後で時間差を存することなくろう材が凝
固され、後方部分の凝固遅れにより歪が後方部分
に集中するといつた不具合を生じない。
又、ヒートバランサ6を、第2発明のように、
コア2に載置自在の総熱容量がシエル1の熱容量
からコア2とブレード3の合計熱容量を引いた値
に略等しいものにすれば、該ヒートバランサ6か
らの伝熱コア2とブレード3の冷却が遅れ、シエ
ル1の冷却収縮とコア2とブレード3の冷却収縮
との均等性が確保され、シエル1とブレード3間
のろう付け不良の発生も防止される。
尚、ブレード3の内外両周縁にフランジ部を曲
成し、ブレード3をこれらフランジ部においてシ
エル1やコア2にスポツト溶接して組立体4を構
成すれば、ヒートバランサ6の総熱容量を上記の
値より小さくしても、シエル1の冷却遅れによる
ろう付け不良は或る程度防止できるが、このもの
では組立体4の組付作業性が悪くなり、又ブレー
ド3の変形を生じ易くなるため、上記の如くヒー
トバランサ6で対処する方が有利である。
(発明の効果) この様に本発明によるときは、組立体の炉内で
の進行方向前分の部分と後方の部分との温度差を
減少させて、組立体の前後で時間差を存すること
なくろう材を凝固させることができ、後方部分に
歪が集中するようなことがなく、歪取り等の後処
理が不要となつて生産性が向上され、更に第2発
明のヒートバランサを用いるときは、シエルの冷
却遅れによるシエルとブレード間のろう付け不良
の発生も防止でき、ブレードをシエルやコアにフ
ランジ等で強固に仮付けする必要がなく有利であ
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法による連続炉内での組立体
の進行状態を説明する平面図、第2図は第1図の
−線截断側面図、第3図はヒートバランサの
変形例の平面図、第4図は組立体の詳細な平面
図、第5図は第4図の−線截断側面図、第6
図は組立体の前方部分と後方部分の温度変化特性
を示す線図である。 1……シエル、2……コア、3……ブレード、
4……組立体、5……連続炉、6……ヒートバラ
ンサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 板金製翼車を構成する外側のシエルと内側の
    コアとの間にブレードを装着して成る組立体を連
    続炉に投入して該ブレードの炉中ろう付けを行う
    ものにおいて、該組立体にヒートバランサを伝熱
    的に組付け、該ヒートバランサを含む該組立体の
    炉内での進行方向前方の部分の熱容量が後方の部
    分の熱容量よりも大きくなるようにしたことを特
    徴とする板金製翼車のブレードろう付け方法。 2 板金製翼車を構成する外側のシエルと内側の
    コアとの間にブレードを装着して成る組立体を連
    続炉に投入して該ブレードの炉中ろう付けを行う
    際に使用されるヒートバランサであつて、該コア
    に載置自在の板体から成り、その総熱容量が該シ
    エルの熱容量から該コアと該ブレードとの合計熱
    容量を引いた値に略等しく、且つその周囲一側部
    の熱容量を他側部の熱容量より大きくしたことを
    特徴とするヒートバランサ。
JP26241284A 1984-12-12 1984-12-12 板金製翼車のブレ−ドろう付け方法及びその実施に使用するヒ−トバランサ Granted JPS61140364A (ja)

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JP26241284A JPS61140364A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 板金製翼車のブレ−ドろう付け方法及びその実施に使用するヒ−トバランサ

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JP26241284A JPS61140364A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 板金製翼車のブレ−ドろう付け方法及びその実施に使用するヒ−トバランサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61140364A JPS61140364A (ja) 1986-06-27
JPH032594B2 true JPH032594B2 (ja) 1991-01-16

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26241284A Granted JPS61140364A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 板金製翼車のブレ−ドろう付け方法及びその実施に使用するヒ−トバランサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01180779A (ja) * 1987-12-28 1989-07-18 Maruchiyuu:Kk 加熱溶着方法
JP2005133795A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Exedy Corp トルクコンバータの回転体の製造方法、及びその製造方法により製造されたトルクコンバータの回転体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61140364A (ja) 1986-06-27

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